JP2007151753A - 人工心肺装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて製造コストの低減化が図られた人工心肺装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】熱交換部30と、ガス交換部31と、これらを収容するハウジング2とを備えた人工心肺装置の製造方法において、(a)複数本の管体1を、ハウジング2の内部に並列に配置する工程と、(b)複数本の中空糸(中空糸膜5)を、ハウジング2の内部に並列に配置する工程と、(c)複数本の管体1の表面と接触しながら熱交換部30内を流れる血液をシールする1のシール部材3と、中空糸膜5の表面と接触しながらガス交換部31内を流れる血液をシールするシール部材4とを形成する工程とを実施し、(c)の工程においては、シール部材3の一部3bとシール部材4の全部とを、ハウジング2の内部への樹脂材料の注入によって、同時に、且つ、一体的に形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、人工心肺装置及びその製造方法に関する。
心臓手術においては、患者の心臓を停止させ、その間の呼吸及び循環機能を代行するため、人工心肺装置が用いられている。また、手術中は患者の酸素消費量を減少させるため、患者の体温を低下させ、それを維持する必要がある。このため、人工心肺装置においては、患者から取り出した血液の温度調整を行うため、熱交換器が備えられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ここで、図9及び図10を用いて、従来からの人工心肺装置の構成を説明する。図9は、従来からの人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。図10は、図9に示す人工心肺装置を構成する熱交換部の内部構成を示す斜視図であり、部分的に断面図で示している。
図9に示すように、人工心肺装置は、血液の温度調整を行う熱交換部(熱交換器)130と、ガス交換部(人工肺)131とを備えている。熱交換部130とガス交換部131とは、ハウジング122に収容されている。ハウジング122には、熱交換用の冷温水を導入するための冷温水供給ポート123、冷温水を排出するための冷温水排出ポート124、酸素ガスを導入するためガス供給ポート125、血液中の二酸化炭素等を排出するためのガス排出ポート126が設けられている。
熱交換部130は、断面が矩形のハウジング102の内部に、複数本の管体101を互いに並列に配置して構成されている。各管体101は、冷温水供給ポート123と冷温水排出ポート124とに連通しており、その内部には冷温水が流される。また、ハウジング102の上面には、患者から脱血した血液を導入するための導入口106が設けられておいる。熱交換部130によって熱交換された血液は、更にガス交換部131へ流れる。
また、図10に示すように、熱交換部130の内部には、シール部材103が設けられている。シール部材103は、熱交換部130内部を管体101の表面と接触しながら流れる血液をシールすると共に、導入口106から導入された血液の血液流路108を形成している。シール部材103は冷温水の血液への侵入を防止している。
また、シール部材103は、複数本の管体101の両側の開口端が遮蔽されないようにして、管体間に樹脂材料を充填することによって形成されている。但し、図9に示すように、シール部材103の外側の部分103aは、エポキシ樹脂の充填によって形成されており、シール部材103の内側の部分(血液流路側の部分)103bは、ウレタン樹脂の充填によって形成されている。これは、エポキシ樹脂が、金属製の管体101との接着性に優れているが、樹脂製のハウジング102との接着性に劣っており、ウレタン樹脂が、エポキシ樹脂とは反対の特性を備えているためである。
ガス交換部131は、複数枚の中空糸膜105と、シール部材104とを備えている。各中空糸膜105は、複数本の中空糸を横糸によってシート状に束ねて形成されている。また、複数枚の中空糸膜105は、積層された状態で、中空糸が管体101に平行になるように配置されている。
シール部材104は、ガス交換部131の内部を中空糸膜105の表面と接触しながら流れる血液をシールすると共に、ガス交換部131の内部に血液流路113を形成している。図9において、シール部材104は形成された領域にハッチングを施すことによって図示している。シール部材104の形成は、中空糸膜105を構成する中空糸の両側の開口端が遮蔽されないようにして、中空糸間に樹脂材料を充填することによって行われている。図9の例では、シール部材104は、ウレタン樹脂で形成されている。ガス供給ポート125とガス排出ポート126とは、中空糸膜105を構成する中空糸によって連通している。
このような構成により、熱交換部130の血液流路108を通って熱交換された血液は、ガス交換部131の血液流路113へと流れ込み、そこで、中空糸膜105に接触する。このとき、血液には、中空糸膜105を流れる酸素ガスが取り込まれる。また、酸素ガスが取り込まれた血液は、ハウジング122に設けられた血液排出口107から、外部に排出され、患者に返血される。一方、血液中の二酸化炭素は、中空糸膜105に取り込まれ、その後、ガス排出ポート126から人工心肺装置の外部に排出される。このように、図9に示す人工心肺装置は、血液の温度調整とガス交換(酸素加)とを行うことできる。
特開平11−206880号公報(第1図、第2図) 特開2005−224301号公報(第9図)
ところで、図9に示した従来の人工心肺装置においては、構造上、熱交換部130とガス交換部131とは別々に作製される。よって、熱交換部130のシール部材103の血液流路側の部分103bと、ガス交換部131のシール部材104とは、どちらもウレタン樹脂で形成されているが、それぞれ別々の工程によって形成される。このため、従来の人工心肺装置においては、製造コストの削減が難しいという問題がある。
更に、熱交換部130のシール部材103とガス交換部131のシール部材104とが別々に形成されるため、熱交換部130血液流路108の内面と、ガス交換部131の血液流路113の内面とを一致させるのは困難である。このため、図9に示すように、血液流路108と血液流路113との間に、段差が形成され易い。このような段差は、血流の乱れや血液の滞留を引き起こし、血栓生成を誘引してしまう。
本発明の目的は、上記問題を解消し、従来に比べて、製造コストを低減し得、且つ、血栓生成を抑制し得る人工心肺装置及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における人工心肺装置は、患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備えた人工心肺装置であって、前記熱交換部は、並列に配置され、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体と、第1のシール部材とを備え、前記第1のシール部材は、前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる前記血液をシールして、前記熱交換部内に血液流路を形成し、前記ガス交換部は、並列に配置され、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸と、第2のシール部材とを備え、前記第2のシール部材は、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる前記血液をシールして、前記ガス交換部内に血液流路を形成し、前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とが、同一の樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため本発明における人工心肺装置の製造方法は、患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部と、前記熱交換部と前記ガス交換部とを収容するハウジングとを備えた人工心肺装置の製造方法であって、(a)前記熱交換部を構成し、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、(b)前記ガス交換部を構成し、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、(c)前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記熱交換部内に血液流路を形成する第1のシール部材と、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記ガス交換部内に血液流路を形成する第2のシール部材とを形成する工程とを備え、前記(c)の工程において、前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とを、前記ハウジングの内部への樹脂材料の注入によって、同時に、且つ、一体的に形成することを特徴とする。
以上のように本発明によれば、熱交換部において血液をシールするシール部材の全部又は一部と、ガス交換部において血液をシールするシール部材の全部又は一部とを、同一の樹脂材料によって一度に形成することができる。このため、従来に比べて、形成工程を簡略化でき、製造コストの削減を図ることができる。更に、熱交換部の血液流路とガス交換部の血液流路とを一体的に形成できるため、これらの間における段差の形成を抑制でき、この結果、血栓生成も抑制できる。
本発明における人工心肺装置は、 患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備えた人工心肺装置であって、前記熱交換部は、並列に配置され、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体と、第1のシール部材とを備え、前記第1のシール部材は、前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる前記血液をシールして、前記熱交換部内に血液流路を形成し、前記ガス交換部は、並列に配置され、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸と、第2のシール部材とを備え、前記第2のシール部材は、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる前記血液をシールして、前記ガス交換部内に血液流路を形成し、前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とが、同一の樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする。
上記本発明における人工心肺装置においては、前記ガス交換部は、前記熱交換部によって温度調整された前記血液が前記ガス交換部に導入されるように配置され、前記複数本の中空糸と前記複数本の管体とが、互いの長手方向が交差するように配置されているのが好ましい。この場合は、熱交換部30とガス交換部31との距離を縮めることができ、熱交換部とガス交換部との間の空間を小さくすることができる。この結果、血液のデッドボリュームを小さくすることができる。
また、上記本発明における人工心肺装置においては、前記第1のシール部材の血液流路側の部分と、前記第2のシール部材の全部とが、前記同一の樹脂材料によって一体的に形成されているのが好ましい。この場合は、血液流路内に段差が生じるのを抑制でき、この結果、段差による血栓の発生を抑制できる。
また、本発明における人工心肺装置の製造方法は、患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部と、前記熱交換部と前記ガス交換部とを収容するハウジングとを備えた人工心肺装置の製造方法であって、(a)前記熱交換部を構成し、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、(b)前記ガス交換部を構成し、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、(c)前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記熱交換部内に血液流路を形成する第1のシール部材と、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記ガス交換部内に血液流路を形成する第2のシール部材とを形成する工程とを備え、前記(c)の工程において、前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とを、前記ハウジングの内部への樹脂材料の注入によって、同時に、且つ、一体的に形成することを特徴とする。
上記本発明における人工心肺装置の製造方法では、前記(a)の工程において、前記複数本の管体を、その長手方向が前記複数本の中空糸の長手方向に対して交差した方向となるように配置する、または、前記(b)の工程において、前記複数本の中空糸を、その長手方向が前記複数本の管体の長手方向に対して交差した方向となるように配置するのが好ましい。この場合は、熱交換部とガス交換部との距離を縮めることができ、熱交換部とガス交換部との間の空間を小さくすることができる。この結果、血液のデッドボリュームを小さくすることができる。
また、上記本発明における人工心肺装置の製造方法では、前記(c)の工程において、前記第1のシール部材の血液流路側の部分と、前記第2のシール部材の全部とを、同時に、且つ、一体的に形成するのが好ましい。この場合は、血液流路内に段差が生じるのを抑制でき、この結果、段差による血栓の発生を抑制できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における人工心肺装置及びその製造方法について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における人工心肺装置の製造方法について図1〜図4を用いて説明し、その後、本実施の形態1における人工心肺装置について図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の熱交換部を構成する管体群を示す図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は正面図、図1(c)は斜視図である。図2は、図1に示した管体群によって構成した熱交換モジュールを示す図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は正面図、図2(c)は斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の製造工程の一つであって1回目の充填工程を示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の製造工程の一つであって2回目の充填工程を示す断面図である。図5は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。なお、図3〜図5においては、断面に現れた線のみを図示している。また、図3〜図5において、熱交換モジュールについては側面図で示している。
最初に、図1(a)〜(c)に示すように、固定部材9a及び9bによって、複数本の管体1を並列に配列された状態で一体化させて、管体群10を作製する。管体1は、後述する熱交換部を構成する。また、管体1の内部には、血液の温度調整用の冷温水が流される。本実施の形態1では、管体群10の作製はインサート成形によって行われている。つまり、固定部材9a及び9bの形状に適合するキャビティが形成された金型の内部に、複数本の管体1を並列に配置し、この状態で、この金型の内部に樹脂を射出することによって、管体群10が作製される。
また、本実施の形態1では、固定部材9a及び9bは、各管体1の端部側に一つずつ、合計二つ設けられている。管体群10は複数個作製される。更に、図1(b)及び(c)に示すように、固定部材9a及び9bには、後述の熱交換モジュールの形成のため、複数の凹部11が一列に形成されている。
次に、図2に示すように、複数個の管体群10を積層することによって熱交換モジュール12を形成する。このとき、各管体群10の管体1は、上下に隣り合う別の管体群10の固定部材9a及び9bの溝11に嵌め込まれる。よって、複数本の各管体1は規則正しく等ピッチで配列されるので、熱交換率の向上が図られる。また、このとき、各管体群10の固定部材9a及び9bは、上下に隣り合う別の管体群10の固定部材9a又は9bと密着及び接着させられる。このため、複数個の固定部材9a及び9bは一体化され、後述のシール部材103の一部となり、更にシール部材103のシール性の強化に貢献する。
次に、図3に示すように、人工心肺装置の骨格となるハウジング2の内部に、図2に示した熱交換モジュール12と、中空糸膜5の積層体とを配置する。なお、中空糸膜5は、複数本の中空糸を横糸によってシート状に束ねて形成されている。また、中空糸膜5を構成する中空糸には、ガス交換用のガスが流される。
本実施の形態1においては、管体1の長手方向と中空糸の長手方向とは一致しており、これらは互いに平行となっている。また、ハウジングの内部には、後述のシール部材103の外側の部分103bを形成する樹脂材料(図3参照)が中空糸膜5に流れ込まないようにするため、仕切り板2a及び2bが、ハウジング内部の中心に向かって突出するように設けられている。また、熱交換モジュールは、仕切り板2a及び2bとハウジングの天井面との間に配置され、中空糸膜5の積層体は、仕切り板2a及び2bとハウジングの底面との間に配置される。
また、ハウジング2は、上面の中央に、患者から脱血した血液をハウジング2の内部に導入するための導入口6を備え、下面の中央に、ハウジング2の内部を流れた血液を外部に排出するための排出口7を備えている。更に、ハウジング2の上面には、後述する樹脂材料をハウジング2の内部に注入するための貫通孔14及び15も設けられている。
次に、本実施の形態1においては、図3に示すように、ハウジング2の両側面の開口を遮蔽部材16によって塞ぎ、排出口7を遮蔽部材17によって塞いだ状態で、ハウジング2を回転テーブル20の上に固定する。このとき、回転テーブル20の回転中心は、導入口4の中心と排出口7の中心とを通る軸と一致させる。更に、ハウジング2の導入口6をキャップ34で塞ぎ、ハウジング2の上面に、シール部材形成用の樹脂材料をハウジング2内に注入するための注入ポット18を配置する。注入ポット18は、内部の空間がハウジング2の上面に設けられた貫通孔14及び15と連通するように形成されている。
次に、注入ポット18の内部に樹脂材料32を入れ、回転テーブル20を回転させると、樹脂材料32が、貫通孔14及び15を介して、ハウジング2の内部へ注入される。このとき、樹脂材料32は、回転テーブル20の回転による遠心力を受ける。よって、図4に示すように、注入された樹脂材料32は、熱交換モジュールの両端部側へと押され、管体1の両端側において、管体1と管体1との隙間、管体1とハウジング2の内面との隙間に充填される。
このとき、充填された樹脂材料32は、熱交換部のシール部材3(図5参照)の外側部分3aとなる。また、樹脂材料32の充填は、充填された樹脂材料33の内側の面が仕切り板2a及び2bの内側の端面と一致するまで行われ、一致した時点で終了する。この後、回転テーブル20による回転を継続しながら、樹脂材料32を硬化させる。なお、このとき、外側に位置する貫通孔14は樹脂材料32によって塞がれるが、内側に位置する貫通孔15が塞がれることはない。これは、樹脂材料32の注入時において、樹脂材料32が遠心力を受けるからである。
また、本実施の形態1においては、樹脂材料32としては、金属製の管体1との接着性に優れている点から、エポキシ樹脂が用いられている。但し、樹脂材料32の種類は特に限定されるものではなく、その他、樹脂材料32として、ポリウレタン樹脂等を用いることもできる。
次に、樹脂材料32が硬化すると、図4に示すように、注入ポット18に、新たな樹脂材料33を入れ、回転テーブル20を回転させながら、樹脂材料33をハウジング2の内部に注入する。このとき、外側に位置する貫通孔14は、樹脂材料32によって塞がれているため、樹脂材料33の注入は、内側に位置する貫通孔15のみによって行われる。また、このとき、樹脂材料33は、熱交換モジュール12の下に配置されている中空糸膜5へと流れる。
この結果、図5に示すように、外側部分3aの内側の管体1と管体1との隙間と、中空糸膜5の両側の開口端部側における中空糸と中空糸との隙間とに、樹脂材料33が充填される。樹脂材料33の硬化により、患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部30と、血液のガス交換を行うガス交換部31とが完成する。
また、本実施の形態1において、樹脂材料33としては、樹脂(例えばポリカーボネイト)製のハウジング2との接着性に優れている点から、ポリウレタン樹脂が用いられている。但し、樹脂材料33の種類も特に限定されるものではなく、樹脂との接着性を有するものであれば良い。
また、外側部分3aの内側の管体1と管体1との隙間に充填された樹脂材料33は、シール部材3の内側部分3bとなり、外側部分3aと共に、熱交換部31のシール部材(第1のシール部材)3を構成する。シール部材3は、複数本の管体1の表面と接触しながら熱交換部30内を流れる血液をシールし、冷温水の血液への侵入を防止している。また、シール部材3は、熱交換部31内に血液流路8を形成する。
また、中空糸膜5の両端側の中空糸と中空糸との隙間に充填された樹脂材料33は、ガス交換部31のシール部材(第2のシール部材)4となる。シール部材4は、複数本の中空糸(中空糸膜5)の表面と接触しながらガス交換部31内を流れる血液をシールする。また、シール部材4は、ガス交換部31内に血液流路13を形成する。
このようにして形成されたガス交換部30のシール部材3は、背景技術において図9及び図10に示したシール部材103と同様の機能及び形状を有している。但し、本実施の形態1においては、これと異なり、シール部材3の内側部分(血液流路側の部分)3bとガス交換部31のシール部材4とが同一の樹脂材料33によって一体的に形成されている。
また、図5に示すように、ハウジング2の管体1及び中空糸の一方側の開口が露出している部分には、冷温水排出ポート24とガス供給ポート25とが設けられたカバー21が取り付けられる。管体1及び中空糸の他方側の開口が露出している部分には、冷温水供給ポート23とガス排出ポート25とが設けられたカバー22が取り付けられる。
以上のように、本実施の形態1によれば、熱交換部30のシール部材3の内側部分3bと、ガス交換部31のシール部材4とは、同時に、且つ、一体的に形成される。このため、従来に比べて、形成工程を簡略化でき、製造コストの削減を図ることができる。
また、図5に示すように、本実施形態1によれば、シール部材3によって形成された血液流路8と、シール部材4によって形成された血液流路13とは、連続した一つの血液流路を構成する。このため、血液流路内に段差が生じにくく、段差による血栓の発生を抑制できる。
更に、本実施の形態1は、シール部材3の内側部分3bとシール部材4とが一体的に形成されるため、図9に示した従来例のように、熱交換部用に別途ハウジングを設ける必要がない。このため、熱交換部30とガス交換部31との間の空間Sを、図9に示した従来例に比べて小さくすることができる。このため、本実施の形態1によれば、血液のデッドボリュームを小さくすることができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2における人工心肺装置及びその製造方法について、図6〜図8を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態2における人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。図7は、図6中の切断線A−A´に沿って切断して得られた断面図である。
なお、図6及び図7においては、断面に現れた線のみを図示している。また、図6及び図7において、熱交換モジュールは側面図で示しており、更に、図1〜5に示された符号と同じ符号が付された部分は、図1〜図5において当該符号が付された部分と同一の部分を示している。
図6及び図7に示すように、本実施の形態2における人工心肺装置は、実施の形態1における人工心肺装置と同様に、患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部30と、血液のガス交換を行うガス交換部31とを備えている。また、熱交換部30とガス交換部31とは、熱交換部30で温度調整された血液がガス交換部21へ流れるように、ハウジング27内部に配置されている。更に、複数本の管体1の内部に冷温水が流され、中空糸膜5を構成する中空糸の内部にガスが流される。
また、本実施の形態2においても、熱交換部30はシール部材3を備え、ガス交換部31はシール部材4を備えている。シール部材3は、複数本の管体1の表面と接触しながら熱交換部30内を流れる血液をシールし、血液流路8を形成している。シール部材4は、複数本の中空糸(中空糸膜5)の表面と接触しながらガス交換部31内を流れる血液をシールし、ガス交換部31内に血液流路13を形成している。
また、本実施の形態2においても、熱交換部30のシール部材3の内側部分3bと、ガス交換部31のシール部材4とは、同一の樹脂材料によって、同時に、且つ、一体的に形成されている。具体的には、実施の形態1において図3及び図4に示した例と同様に、先ず、ハウジング27を回転テーブルに載せて回転させながら、ハウジング27内に樹脂材料(エポキシ樹脂)を注入する。これにより、図6に示すように、樹脂材料が、管体1の両端側において、管体1と管体1との隙間、管体1とハウジング2の内面との隙間に充填され、シール部材3の外側部分3aが形成される。
次に、回転テーブルを回転させながら、ハウジング27内に別の樹脂材料(ウレタン樹脂)を注入する。これにより、樹脂材料が、シール部材の外側部分3aの内側における管体1と管体1との隙間(図6参照)、中空糸膜5の両側の開口端部側における中空糸と中空糸との隙間(図7参照)に充填される。
このように、本実施の形態2における人工心肺装置の製造方法は、実施の形態1における人工心肺装置の製造方法と同様の工程を備えている。また、本実施の形態2における人工心肺装置は、実施の形態1における人工心肺装置と同様の構成を備えている。
但し、本実施の形態2においては、図6及び図7に示すように、複数本の管体1と中空糸膜5を構成する中空糸とは、互いの長手方向が交差するように配置される。図6及び図7の例では、管体1の長手方向と中空糸の長手方向とは直角に交差している。また、本実施の形態2で用いられるハウジング27は、管体1の長手方向と中空糸の長手方向とが直角に交差した状態で、熱交換部30とガス交換部31とを内部に配置できるように構成されている。
また、図6に示すように、ハウジング27において、管体1の一方の開口が露出している部分には、冷温水排出ポート24が設けられたカバー28が取り付けられる。更に、ハウジング27において、管体1の他方の開口が露出している部分には、冷温水供給ポート23が設けられたカバー28が取り付けられる。また、図7に示すように、ハウジング27において、中空糸膜5の一方の開口が露出している部分には、ガス供給ポート25が設けられたカバー29が取り付けられる。更に、ハウジング27において、中空糸膜5の他方の開口が露出している部分には、ガス排出ポート26が設けられたカバー29が取り付けられる。
このように、本実施の形態2においては、管体1と中空糸とが交差するため、熱交換モジュール12の端部と中空糸膜5の開口端部とが互いに重ならない位置に配置される。このため、本実施の形態2によれば、熱交換部30とガス交換部31との距離を実施の形態1に比べて縮めることができ、熱交換部30とガス交換部31との間の空間Sを更に小さくすることができる。本実施の形態2によれば、よりいっそう、血液のデッドボリュームを小さくすることができる。
また、本実施の形態2によれば、次の効果を得ることもできる。この点について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態2における人工心肺装置の外観を示す斜視図である。
一般に、ガス交換部に供給されるガスの温度(29℃程度)は、熱交換後の血液の温度(37℃程度)よりも低いため、中空糸膜のガス排出側の開口には結露が発生する。よって、発生した結露を重力によって下方に落下させて結露の血液への侵入を防止するため、人工心肺装置は、ガス供給ポートが上方に位置し、ガス排出ポートが下方に位置するように(両者が上下方向において対向するように)配置することが求められる。
一方、冷温水供給ポート及び冷温水排出ポートは、漏洩した冷温水が人工心肺装置にかかり、血液に侵入するのを防ぐ点から、上下方向ではなく、水平方向において対向するように配置することが求められる。
しかし、図5に示した実施の形態1における人工心肺装置では、ガス供給ポートを上方に、ガス排出ポートを下方に位置させると、冷温水供給ポートと冷温水排出ポートとは上下方向において対向してしまう。よって、実施の形態1における人工心肺装置では、例えば、冷温水の漏洩が発生したときに、漏洩した冷温水ができる限り人工心肺装置にかからないように、配管をレイアウトする等して対処する必要がある。また、このような配管レイアウトを採用すると、コストの上昇を招いてしまう。
これに対して、図8に示すように、本実施の形態2における人工心肺装置では、ガス供給ポート25を上方に、ガス排出ポート(図10において図示せず)を下方に配置すると、冷温水供給ポート23と冷温水排出ポート24とは水平方向において対向する。このため、本実施の形態2によれば、上記した結露の問題と上記した冷温水の漏洩の問題とを、同時に、且つ、低コストで解決することができる。なお、図8の例では、漏洩した冷温水が人工心肺装置にかかるのをより効率的に防ぐため、冷温水供給ポート23と冷温水排出ポート24とを下方に向けた態様としている。
本発明において、人工心肺装置の構成及び製造工程は、上述した実施の形態1及び2の例に限定されるものではない。本実施の形態1及び2では、図3及び図4に示したように、樹脂材料の注入は、ハウジングの上面から行っているが、この例に限定されるものではない。
例えば、図3の例においては、シール部材3の外側部分3aを形成するための樹脂材料32は、遮蔽部材16の熱交換モジュール12と対向する部分に注入用の貫通孔を設け、そこから注入することができる。また、図4の例においては、シール部材3の内側部分3b及びシール部材4を形成するための樹脂材料33は、遮蔽部材16の中空糸膜5の対向する部分に、注入用の貫通孔を設け、そこから注入することができる。
また、実施の形態1及び2においては、熱交換部のシール部材の一部とガス交換部のシール部材の全部とが同一の樹脂材料によって形成されているが、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、金属及び樹脂の両方に対する接着性に優れた樹脂材料を用いて、熱交換部のシール部材の全部とガス交換部のシール部材の全部とを同一の樹脂材料によって形成することもできる。この場合は、一種類の樹脂材料によって全てのシール部材が形成される。また、この場合の樹脂材料としては、例えば、ポリウレタン樹脂が挙げられる。なお、その他、本発明においては、3種類以上の樹脂材料を用いてシール部材を形成することもできる。
以上のように、本発明によれば、従来に比べて低い製造コストで人工心肺装置を得ることができる。本発明における人工心肺装置及びその製造方法は、産業上の利用可能性を有している。
図1は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の熱交換部を構成する管体群を示す図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は正面図、図1(c)は斜視図である。 図2は、図1に示した管体群によって構成した熱交換モジュールを示す図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は正面図、図2(c)は斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の製造工程の一つであって1回目の充填工程を示す断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の製造工程の一つであって2回目の充填工程を示す断面図である。 図5は、本発明の実施の形態1における人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態2における人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。 図7は、図6中の切断線A−A´に沿って切断して得られた断面図である。 図8は、本発明の実施の形態2における人工心肺装置の外観を示す斜視図である。 図9は、従来からの人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。 図10は、図9に示す人工心肺装置を構成する熱交換部の内部構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 管体
2、27 ハウジング
2a 仕切り板
3 熱交換部のシール部材(第1のシール部材)
3a 熱交換部のシール部材の外側部分
3b 熱交換部のシール部材の内側部分
4 ガス交換部のシール部材(第2のシール部材)
5 中空糸膜
6 導入口
7 排出口
8 熱交換部の血液流路
9a、9d 固定部材
10 管体群
11 固定部材に設けられた凹部
12 熱交換モジュール
13 ガス交換部の血液流路
14、15 樹脂注入口
16、17 遮蔽部材
18 注入ポット
18 蓋
20 回転テーブル
21、22、28、29 カバー
23 冷温水供給ポート
24 冷温水排出ポート
25 ガス供給ポート
26 ガス排出ポート
30 熱交換部
31 ガス交換部
32 樹脂材料(エポキシ樹脂)
33 樹脂材料(ウレタン樹脂)
34 キャップ

Claims (6)

  1. 患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備えた人工心肺装置であって、
    前記熱交換部は、並列に配置され、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体と、第1のシール部材とを備え、
    前記第1のシール部材は、前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる前記血液をシールして、前記熱交換部内に血液流路を形成し、
    前記ガス交換部は、並列に配置され、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸と、第2のシール部材とを備え、
    前記第2のシール部材は、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる前記血液をシールして、前記ガス交換部内に血液流路を形成し、
    前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とが、同一の樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする人工心肺装置。
  2. 前記ガス交換部は、前記熱交換部によって温度調整された前記血液が前記ガス交換部に導入されるように配置され、
    前記複数本の中空糸と前記複数本の管体とが、互いの長手方向が交差するように配置されている請求項1に記載の人工心肺装置。
  3. 前記第1のシール部材の血液流路側の部分と、前記第2のシール部材の全部とが、前記同一の樹脂材料によって一体的に形成されている請求項1または2に記載の人工心肺装置。
  4. 患者から脱血した血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部と、前記熱交換部と前記ガス交換部とを収容するハウジングとを備えた人工心肺装置の製造方法であって、
    (a)前記熱交換部を構成し、且つ、温度調整用の冷温水が内部に流される複数本の管体を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、
    (b)前記ガス交換部を構成し、且つ、交換用のガスが内部に流される複数本の中空糸を、前記ハウジングの内部に並列に配置する工程と、
    (c)前記複数本の管体の表面と接触しながら前記熱交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記熱交換部内に血液流路を形成する第1のシール部材と、前記複数本の中空糸の表面と接触しながら前記ガス交換部内を流れる血液をシールし、且つ、前記ガス交換部内に血液流路を形成する第2のシール部材とを形成する工程とを備え、
    前記(c)の工程において、前記第1のシール部材の全部又は一部と、前記第2のシール部材の全部又は一部とを、前記ハウジングの内部への樹脂材料の注入によって、同時に、且つ、一体的に形成することを特徴とする人工心肺装置の製造方法。
  5. 前記(a)の工程において、前記複数本の管体を、その長手方向が前記複数本の中空糸の長手方向に対して交差した方向となるように配置する、または、前記(b)の工程において、前記複数本の中空糸を、その長手方向が前記複数本の管体の長手方向に対して交差した方向となるように配置する請求項4に記載の人工心肺装置の製造方法。
  6. 前記(c)の工程において、前記第1のシール部材の血液流路側の部分と、前記第2のシール部材の全部とを、同時に、且つ、一体的に形成する請求項4または5に記載の人工心肺装置の製造方法。
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