JP2007150628A - 音声情報伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力路と情報路とを同時に確保でき、施工性に優れた音声情報伝達装置を提供する。
【解決手段】 屋内の天井面、壁面、床面に設置されたゲート装置3,基本機能モジュール8bを介して電力線L1に電気的に接続された拡張機能モジュール10bの電源用コネクタ11A’から電力供給を受ける電源用コネクタ11Aと、情報線L2に電気的に接続された拡張機能モジュール10bの情報用コネクタ11B’との間で情報信号を授受する情報用コネクタ11Bと、情報用コネクタ11Bを介して伝達された音声情報を出力するスピーカSPと、情報用コネクタ11Bを介して音声情報を伝達するマイクロホンM1,M2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報と電力とを同時に送ることができる配線システムに用いる音声情報伝達装置に関するものである。
従来、インターホンシステム等で屋内に設置されるハンズフリー通話装置があり、他の場所に設置された子機からの音声を出力するスピーカや、子機へ伝達する音声を入力するマイクロホン等を備えている。(例えば、特許文献1参照)
特開平7−183958号公報(段落番号[0026][0027]、図1)
上記通話装置のような従来の音声情報伝達装置は専用の情報線で他の音声情報伝達装置と接続され、装置の電源は各々の設置場所で商用電源から供給している。したがって、2線の情報線を各装置間で接続するだけでよいため、情報線について省配線化を図ることができるものの、装置に対する電力線の配線が従前のままであるため、音声情報伝達装置の設置場所が限定されていた。また、新たに電力線の配線が必要となれば工事等の手間がかかり、施工性に問題があった。
さらに、従来の音声情報伝達装置を、時計機能等を有する他の機能装置に対して追加する場合には別途電源線を配線する必要があり、また電力線と情報線とが別々に引き回されているため、既に設置されている機能装置と連動した制御を行なうことが困難であり、拡張性に乏しいものであった。
また、スピーカのみを備えてBGMを流したり警報を発する音声情報伝達装置や、マイクロホンのみを備えて屋内の放送機能を有する音声情報伝達装置についても、上記同様の問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力路と情報路とを同時に確保でき、施工性に優れた音声情報伝達装置を提供することにある。
請求項1の発明は、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、第2の接続部を介して伝達された音声情報を出力するスピーカと第2の接続部を介して音声情報を伝達するマイクロホンとのうち少なくともいずれか一方とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、音声情報伝達装置は、第2の接続部を第1の接続部に電気的に接続すれば電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、優れた施工性を得ることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の接続部を具備するとともに所定の機能を有する機能装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、機能装置から電力供給を受け、機能装置との間で情報信号を授受することを特徴とする。
この発明によれば、機能装置と同一の情報路を用いることで、音声情報伝達装置と機能装置との間の連動制御を容易に行なうことができ、優れた拡張性を得ることができる。
請求項3の発明は、請求項2において、前記第1の接続部から前記第2の接続部への電力供給を電気的に非接触な給電手段によって行うことを特徴とする。
この発明によれば、機械的な接触による給電ではないため、接触不良によるトラブルの心配がなく、信頼性が向上する。
請求項4の発明は、請求項2または3において、本装置の一側面に前記第2の接続部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、音声情報伝達装置の一側部を機能装置に連結させることで電力路と情報路とを容易に確保でき、配線システムの拡張性がさらに広がる。
請求項5の発明は、請求項4において、本装置の他側面に機械的に連結する他の機能装置に電力を供給し、前記他の機能装置との間で情報信号を授受するための第3の接続部を本装置の他側面に備えることを特徴とする。
この発明によれば、機能装置を音声情報伝達装置の他側部に連結させることで、配線システムの拡張性がさらに広がる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかにおいて、前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2,第3の接続部の形態を定形としていることを特徴とする。
この発明によれば、音声情報伝達装置と機能装置との汎用化を図ることができる。
請求項7の発明は、請求項1において、前記第1の接続部を具備するゲート装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、ゲート装置から電力供給を受け、ゲート装置との間で情報信号を授受することを特徴とする。
この発明によれば、ゲート装置と同一の情報路を用いることで、ゲート装置を介した連動制御を容易に行なうことができ、優れた拡張性を得ることができる。
請求項8の発明は、請求項7において、前記第1の接続部から前記第2の接続部への電力供給を電気的に非接触な給電手段によって行うことを特徴とする。
この発明によれば、機械的な接触による給電ではないため、接触不良によるトラブルの心配がなく、信頼性が向上する。
請求項9の発明は、請求項7または8において、所定の機能を有して本装置の側面に機械的に連結する機能装置に電力を供給し、前記機能装置との間で情報信号を授受するための第3の接続部を少なくとも一側面に備えることを特徴とする。
この発明によれば、機能装置を音声情報伝達装置の側部に連結させることで、配線システムの拡張性がさらに広がる。
請求項10の発明は、請求項7乃至9いずれかにおいて、前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする。
この発明によれば、音声情報伝達装置とゲート装置との汎用化を図ることができる。
以上説明したように、本発明では、電力路と情報路とを同時に確保でき、優れた施工性を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の音声情報伝達装置10aを用いるシステム構成は、図5に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2を設け、各スイッチボックス2間に壁面内に先行配線した電力線L1と、情報線L2とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス2に対しては、配線盤1内の主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線L1を導入し、また外部のインターネット網NTにゲートウェイGW(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線L2を導入してある。ここでスイッチボックス2には室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられるものと、壁スイッチ等で推奨される高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられるものと、足元付近(ローポジションLP)に設けられるものとに区分される。
これらのスイッチボックス2は、例えばJISで規格化された大角形の1個モジュール寸法の埋め込み型の配線器具が3個取り付けることができる1連の取付枠4(図6参照)に対応して規格化されたスイッチボックスからなり、図1に示すように上部から配線盤1または他のスイッチボックス2から送り配線されてくる電力線L1及び情報線L2を導入するとともに、下部からは他のスイッチボックス2へ送り配線するための電力線L1及び情報線L2を導出している。そして各スイッチボックス2には基本機能モジュール8を接続するゲート装置3のボディを夫々取付枠4により取り付けてある。
この取付枠4は図6に示すように中央に器具取り付け用の窓孔4aを設けてあって、この窓孔4aに取り付け対象の器具本体の前部を背方から嵌め、左右両側の枠片に設けた係止手段に器具本体の両側に設けた被係止部を係止させて器具本体を固定するようになっている。そして上下枠片に設けた取付孔4bに挿通する取り付けねじ(図示せず)をスイッチボックス2のねじ孔(図示せず)に締結することで、器具本体ごとスイッチボックス2に取り付けられる。またスイッチボックス2を用いず、埋め込み孔を開口した壁パネルに取り付ける場合には所謂挟み金具で壁パネルを挟持させて取り付けたり、木ねじを用いて取り付けることもできるようになっている。
ゲート装置3は図7に示すようにボディ背面部に速結端子構造の接続端子部5a,5b及び送り配線用の接続端子部5a’、5b’を設け、夫々に対応する電力線L1、情報線L2を接続するようになっている。またボディ前面部には、送られてきた電力線L1と電気的に接続されている接触部を備えた電力路接続口6Aと、送られてきた情報線L2と電気的に接続されている情報路接続口6Bとを有しモジュール化した接続口6を図6に示すように備えている。
これら接続口6A,6Bは両者間の間隔及び内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化されており、このゲート装置3のボディ前面部を覆うようにスイッチボックス2の前面開口側に取り付ける図8に示す基本機能モジュール8の背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、7Bが各接続口6A,6Bに着脱自在に結合されるようになっている。
基本機能モジュール8は、後述する拡張機能モジュール10とで機能装置を構成するもので、図8,図9(a)に示す合成樹脂製で扁平なモジュール本体8A内に図11に示す回路を内蔵しているもので、背面部のコネクタ7の被接続部7A,7Bをゲート装置3の接続口6A,6Bに結合させることで、スイッチボックス2の前面開口を覆うとともに、周部のフランジをスイッチボックス2の前面開口周辺の壁面に重ねた状態となり、その状態で上、下部の中央に穿孔している取付孔80に取り付けねじ(図示せず)を前面部側から挿通させて取付枠4の上下枠に設けたねじ孔4cに螺入締結することでスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付けられる。
またモジュール本体8Aの前面部には、上、下の取付孔80の開口位置より上または下側位置において、図9(a)に示すようにモジュール本体8Aの幅方向に幅広溝81aと幅狭溝81bとからなる連結用溝部81を中央の仕切壁82で左右に二分されるように形成している。
この仕切壁82の左側または右側の連結用溝部81には図9(b)に示す合成樹脂製の連結体100の片側半分を仕切壁82に当たる位置まで嵌め込み、この連結体100の残り半分を図10に示すように拡張機能モジュール10側に同様に設けてある連結用溝部81に嵌め込むことで、基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とを機械的に結合できるようになっている。連結体100は背面に幅広溝81a,幅狭溝81bを仕切る仕切壁81cが嵌る溝100aを設け、両溝81a、81bに跨るように挿入される。そして基本機能モジュール8では前面部側から化粧カバー8Bを着脱自在に被着することで、また拡張機能モジュール10では蓋部83を閉じることで、両者の連結用溝部81に跨るように嵌め込んである連結体100が脱落しないように保持して連結状態を維持するようになっている。而して連結体100と連結用溝部81とが基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10との連結手段を構成する。
本実施形態の配線システムでは、機能によって複数の種類の基本機能モジュール8が準備されており、基本機能モジュール8は、図11に示すように、被接続部7Aを介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ21と、被接続部7Bを介して接続される情報線L2を通じて双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部22と、被接続部7Aを介して商用電源ACに接続される電源用コネクタ9A,9A’と、通信伝送部22、被接続部7Bを介して情報線L2に接続される情報用コネクタ9B,9B’と、通信伝送部22で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該基本機能モジュール8から他の基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10宛、、あるいは情報線L2を介してデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部23と、I/Oインターフェース24を介して演算処理部23との間でデータの授受を行って動作する機能部25とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ21から供給されるのである。この機能部25の構成が基本機能モジュール8によって異なるのである。
基本機能モジュール8のモジュール本体8Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’を設けている。そして、これら電源用コネクタ9A,9A’の接触片に被接続部7Aの接触片を内部で接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても商用電源ACを供給することができるようにしている。さらに、情報用コネクタ9B,9B’ の接触片に通信伝送部22の入出力を接続することで、左右何れの方向に拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしている。なお、上記電源用コネクタ9A,9A’は、モジュール本体8Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ9B,9B’は、モジュール本体8Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。
これら電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’は、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、拡張機能モジュール10の後述する電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
次に、本実施形態の配線システムでは、電力供給を受けて動作する機能によって複数の種類の拡張機能モジュール10が準備されており、拡張機能モジュール10は図12に示すように、電源用コネクタ11A,11A’と、情報用コネクタ11B,11B’と、電源用コネクタ11A,11A’いずれか一方を介して供給される商用電源ACを、安定した直流電圧からなる内部回路の動作電源+Vに変換するAC/DCコンバータ31と、情報用コネクタ11B,11B’を介して双方向に伝送される情報信号を送受信する通信伝送部32と、通信伝送部32で受信される情報信号からデータを取り込んで処理を行うとともに、当該拡張機能モジュール10から基本機能モジュール8あるいは他の拡張機能モジュール10宛、あるいは情報線L2を介してデータを送る場合のデータ生成処理を行う演算処理部33と、I/Oインターフェース34を介して演算処理部33との間でデータの授受を行って動作する機能部35とから構成され、これら各部は動作電源+Vを前記のAC/DCコンバータ31から供給されるのである。この機能部35の構成が拡張機能モジュール10によって異なるのである。
そして、拡張機能モジュール10は、基本的には図13(a)に示すようにモジュール本体10Aの高さ寸法を基本機能モジュール8と同じ高さ寸法に規格化され、また横幅寸法も規格化された単位モジュール寸法の整数倍に規格化されている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの両側側面の一方側は雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bを、他方側には雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’を設けている。上記電源用コネクタ11A,11A’は、モジュール本体10Aの両側側面において一端側に偏倚して配置され、上記情報用コネクタ11B,11B’は、モジュール本体10Aの両側側面において他端側に偏倚して配置される。これら電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’は、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’と同様に、内部の接触部の配列、開口部の形状等がシステムとして規格化され、さらには同一面に配置された電源用コネクタと情報用コネクタとの間隔もシステムとして規格化されており、基本機能モジュール8の電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’が着脱自在に結合されるようになっている。
具体的には、雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bは、基本機能モジュール8の雌型の電源用コネクタ9A’、情報用コネクタ9B’、あるいは他の拡張機能モジュール10の雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続し、雌型の電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’は、基本機能モジュール8の雄型の電源用コネクタ9A、情報用コネクタ9B、あるいは他の拡張機能モジュール10の雄型の電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに接続する。
そして、モジュール本体10A内ではこれら電源用コネクタ11A,11A’の接触片を互いに接続しており、片側の電源用コネクタが隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10の電源用コネクタに嵌合して電力を受け取る側となると、他方の電源用コネクタが電力供給側となる。
さらに、情報用コネクタ11B,11B’の接触片に通信伝送部32の入出力を接続することで、左右何れの方向に基本機能モジュール8や、他の拡張機能モジュール10が連結されても情報信号の授受を行えるようにしており、両側に隣接する基本機能モジュール8または拡張機能モジュール10との間で情報信号を授受できるようになっている。
また、拡張機能モジュール10のモジュール本体10Aの形状は、背面を図13(b)、(c)に示すように平坦な面に形成して壁面に沿わせることができるようにしている。そして上下位置には上述の連結体100を基本機能モジュール8と同様に挿入するための幅広溝81a、幅狭溝81bからなる連結用溝部81を設けるとともに、この連結用溝部81を開閉する蓋部83を設け、連結体100を装着する際や外す場合にはこの蓋部83を開き、連結体100の装着状態を保持する際には上述したように閉じるようになっている(図13(c)参照)。
次に、拡張機能モジュール10の1つの形態である本実施形態の音声情報伝達装置10aについて、以下説明する。図2に示すように、音声情報伝達装置10aは、モジュール本体10A内にエレメント部40aを収納して構成され、エレメント部40a内には拡張機能モジュール10と同様に、AC/DCコンバータ31、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35が収納されている。
エレメント部40aは、図3に示すように函形に形成され、その前面にスピーカSP、マイクロホンM、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を配置し、さらに、両側側面の一方側は雄型の電源接続部45A、情報信号接続部45Bを、他方側には雌型の電源接続部45A’、情報接続部45B’を設けて、電源接続部45A、情報信号接続部45Bは、規格化された電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bに電気的に接続し、電源接続部45A’、情報信号接続部45B’は、規格化された電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’に接続される。
すなわち、エレメント部40a内から電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’に接続される配線は、電源接続部45A,45A’、情報信号接続部45B,45B’を各々介して接続されるのである。
そして、スピーカSP、マイクロホンMに対向するモジュール本体10Aの前面には複数の音孔10Bや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔10C,10Cが穿設されている(図2参照)。
エレメント部40a内には図4に示すように、機能部35として、上述のスピーカSP、マイクロホンM、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2以外に、増幅部35a,35bと、エコーキャンセル部35c,35dとを備える。他の部屋等から情報線L2を介して送信された音声情報信号は、増幅部35aで増幅された後、スピーカSPから出力される。また、通話スイッチSW1を操作することで通話可能状態となり、マイクロホンMから入力された音声情報信号は、増幅部35bで増幅された後、情報線L2を介して他の部屋等へ送信される。すなわち、部屋間で双方向の通話が可能なインターホンとして機能するものである。
また、当該音声情報伝達装置10aが配置された部屋内に設置されているセンサ機能を有する基本機能モジュール8あるいは拡張機能モジュール10、あるいは他の部屋から情報線L2を介して警報信号が送信された場合、スピーカSPから警報音を発するが、警報解除スイッチSW2を操作することで警報音出力を解除することができる。
また、本実施形態では、スピーカSPの近傍にマイクロホンMが配置されており、スピーカSPの音声出力をマイクロホンMが拾うことで発生するハウリングを防止するために、以下の処理を行う。まず、エコーキャンセル部35cは、エコーキャンセル部35dの出力を参照信号として取り込み、増幅部35bの出力に対して演算を施すことにより、スピーカSPからマイクロホンMに回り込んだ音声情報信号をキャンセリングするものである。さらにエコーキャンセル部35dは、エコーキャンセル部35cの出力を参照信号として取り込み、I/Oインターフェース34の出力に対して演算を施すことにより、通話先の相手側でのスピーカからマイクロホンへの音声情報信号の回り込みをもキャンセリングするものである。
具体的には、エコーキャンセル部35c,35dは、スピーカSP−マイクロホンM−増幅部35b−エコーキャンセル部35c−I/Oインターフェース34−エコーキャンセル部35d−増幅部35a−スピーカSPで構成されるループ回路内に設けた可変損失手段(図示無し)での損失量を調節することにより、ループゲインが1以下となるようにしてハウリングを防止するのである。
また、音声情報伝達装置10a以外の拡張機能モジュール10においても、図1に示すように上記エレメント部40aと同様の構成を有するエレメント部40をモジュール本体10A内に収納して、各拡張機能モジュール10を構成している。したがって、内部の接触部の配列、開口部の形状、間隔等がシステムとして規格化されている電源用コネクタ11A,11A’、情報用コネクタ11B,11B’を設けたモジュール本体10Aを、様々な機能を有する拡張機能モジュール10に共通して用いることができ、機能によって収納するエレメント部40を選択すればよく、部品の共通化を図ることができる。また、基本機能モジュール8においても同様の構成とし、基本機能モジュール8の機能によってモジュール本体8A内に収納するエレメント部を選択すれば、上記同様に部品の共通化を図ることができる。
そして、例えば図1に示すように、照明器具のオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bをゲート装置3に接続し、基本機能モジュール8bの右側部には時計機能を有する拡張機能モジュール10bを接続し、拡張機能モジュール10bの右側部には上記音声情報伝達装置10aを接続することで、壁スイッチ機能、時計機能等の様々な機能装置にインターホン機能を追加することができる。あるいは、予め設置している音声情報伝達装置10aに新たな拡張機能モジュール10bを接続することができる。
この場合、拡張機能モジュール10bの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、音声情報伝達装置10aの電源用コネクタ11A、情報用コネクタ11Bが、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに音声情報伝達装置10aの右側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、音声情報伝達装置10aの電源用コネクタ11A’、情報用コネクタ11B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
したがって、音声情報伝達装置10aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、音声情報伝達装置10aと基本機能モジュール8、他の拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bの機能部25は、図14に示すように操作スイッチSW3と、操作スイッチSW3の操作データを生成して演算処理部23にI/Oインターフェース24を介して送るデータ生成機能を有するCPU部25aとで構成され、化粧カバー8Bの前面には図1に示すように操作スイッチSW3の操作部を露出させている。
また、時計機能を有する拡張機能モジュール10bの機能部35は、図15に示すようにタイマー部35fと、タイマー部35fの時刻データを生成して演算処理部33にI/Oインターフェース34を介して送るデータ生成機能を有するCPU部35eと、時刻データに基づいて時刻を表示する時刻表示部35gとで構成され、モジュール本体10Aの前面には図1に示すように時刻表示部35gを露出させている。
基本機能モジュール8としては上記以外に、コンセント機能を有するものや、モニタ機能を有するものや、スピーカ機能のみを有するもの等がある。
拡張機能モジュール10としては上記以外に、空調機器の運転操作器や、空調機器の温度設定器や、電力供給を利用した電気カミソリ、電動歯ブラシ、携帯オーディオプレーヤ等の充電器、照明器具や空調機器等のリモコン赤外線を有するもの等がある。また音声情報だけでなく、監視カメラ等で撮像した映像の伝送機能や、映像のモニタ機能を有するインターホンの親機,子機もある。
なお、本発明の機能装置を用いる配線システムの情報信号の伝送方式としては、ベースバンド伝送またはブロードバンド伝送の何れを採用しても良く、またプロトコルも何れでも良いが、音声、映像などを用いるインターホンの親機、子機との間にはJT−H232パケットを基づいて音声・映像を相互に送るようし、また制御系においては操作側からの操作データにより1乃至複数を操作できるような1対1または1対Nの対応が可能なユニキャスト、ブロードキャストに対応する経路制御プロトコルを採用すれば良く、特に限定されるものではないので、説明は省略する。またゲート装置3間の使用プロトコルと、ゲート装置3に連なる機能モジュール8,10での使用プロトコルを異ならせ、例えばゲート装置3でプロトコル変換を行うようにしても良い。
而して機能装置を構成する基本機能モジュール8を使用するに当たっては、まず、ゲート装置3を予め建物の適所の壁面に埋設してあるスイッチボックス2に取付枠4を介して取り付け、先行配線されている電力線L1,情報線L2の接続を行う。その後、ゲート装置3の前面部に設けられた電線路接続口6A,6Bに対して基本機能モジュール8のコネクタ7の対応する被接続部7A,7Bを接続するとともに、基本機能モジュール8をゲート装置3の前面部を覆うように取付枠4に取り付ける。この基本機能モジュール8はこの取り付けた状態において壁面よりも前面部が突出し、両側面が室内側に露出することになる。
そして、拡張機能モジュール10は基本機能モジュール8の露出した両側側面の一方に片側の側面を面接させてコネクタ接続し、この状態で連結体100を用いて拡張機能モジュール10と基本機能モジュール8とを機械的に連結する。これによって基本機能モジュール8と拡張機能モジュール10とで機能装置が構成されることになる。このとき拡張機能モジュール10の背面はスイッチボックス2の側方の壁面に沿うことになり、例えば壁面にクロス貼り等が施されている場合、拡張機能モジュール10の背面の位置が多少のずれていてもそれを吸収して背面を壁部に密接させた状態に配設することができ、拡張機能モジュール10の前面部から操作力等が加わっても連結部位に加わる荷重を軽減することができる。
さらに先に連結した拡張機能モジュール10に別の拡張機能モジュール10を連結する場合には、対向側面を面接させてコネクタ接続した状態で連結体100により互いに機械的に連結する。このようにして図1に示すように順次拡張機能モジュール10(10a,10b...)を側方に連結することができる。
なお、基本機能モジュール8は両側に拡張機能モジュール10を連結することができるため、基本機能モジュール8の両側方向に拡張機能モジュール10を連結しても良い。このようにして拡張機能モジュール10を連結した後、両端に位置する拡張機能モジュール10または基本機能モジュール8の連結部位の側部に着脱自在にエンドカバー101を被着することで、拡張機能モジュール10の連結施工が完了することになる。なお、基本機能モジュール8に拡張機能モジュール9を連結しない状態、つまり未使用のまま置いておく場合にはエンドカバー101を基本機能モジュール8の両側部に被着する。
そして、基本機能モジュール8の化粧カバー8Bの上辺,下辺、拡張機能モジュール10(音声情報伝達装置10a含む)の上辺,下辺に設けた蓋部83、エンドカバー101で構成される枠体は、JISで規格化されたワイドハンドル形スイッチプレート(JIS8316)と略同様の形状を有するもので、既に設置されているワイドハンドル形スイッチ等との見た目の統一感が得られる。なお、この枠体の形状は上記ワイドハンドル形スイッチプレートの形状に限定されるものではなく、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと略同様の形状であれば、既設のコンセント等の埋込形配線器具との見た目の統一感を得ることができる。
また、基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の横幅方向、高さ方向の寸法は、両側部にエンドカバー101を被着した状態で、JISで規格化された大角形連用配線器具に用いるプレートと同一寸法となるように形成されており、さらに基本機能モジュール8,拡張機能モジュール10の厚さ寸法は同一寸法で各々形成されているので、施工後に別の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10に容易に交換できる。
また、基本機能モジュール8に連結できる拡張機能モジュール10の数は連結部位に加わる荷重の大きさにより制限があり、また基本機能モジュール8の電力供給能力によっても制限される。
ここで例えば図5に示すように建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス2の内、室内の天井面のようなハイポジションHPに設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には引掛栓刃接続部60を備えた基本機能モジュール8が接続され、この基本機能モジュール8には人感センサ61等が設けられた拡張機能モジュール9などが連結される。
壁スイッチ等で推奨される室内の壁面のような高さ位置(ミドルポジションMP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には照明器具をオン/オフする壁スイッチを構成する基本機能モジュール8bに、時計機能を有する拡張機能モジュール10bや、音声情報伝達装置10aが連結される。あるいはミドルポジションMPのスイッチボックス2のゲート装置3にはモニタ装置64を備えた基本機能モジュール8を接続している。
さらに床面を含む足元付近(ローポジションLP)に設けられたスイッチボックス2のゲート装置3には電源コンセント部62を備えた基本機能モジュール8が接続され、更に足元灯63を構成する拡張機能モジュール10が連結されている。
以上のようにして配設施工が終了し、システムが完成した後は、対応する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10間で情報信号の授受を行い、音声情報伝達装置10aであれば他の部屋の音声情報伝達装置10aとの間でインターホンシステムを構成し、両者間での通話を可能とするとともに、警報報知等を行う。
また、本実施形態では拡張機能モジュール10や基本機能モジュール8の追加や削除に特別な施工が不要となり、そのため一般ユーザーの好みに合わせて拡張機能モジュール10を基本機能モジュール8に連結するだけで、拡張性が確保される。
また、本実施形態では、モジュール本体10A内にエレメント部40aを収納して音声情報伝達装置10aを構成しているが、エレメント部40aを省略してモジュール本体10A内に、AC/DCコンバータ31、通信伝送部32、演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35等を収納して一体に構成してもよい。また、音声情報伝達装置10a以外の拡張機能モジュール10、基本機能モジュール8についても同様にエレメント部を省略して一体に構成できる。
なお、本実施形態に用いるゲート装置3は取付枠4でスイッチボックス2に取り付けているが、スイッチボックス2の奥壁に直接取り付け、基本機能モジュール8をスイッチボックス2に取り付ける構成としても勿論良い。
(実施形態2)
本実施形態では、図16に示すエレメント部40bを音声情報伝達装置10aのモジュール本体10A内に収納しており、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
エレメント部40bは、エレメント部40aからマイクロホンM、通話スイッチSW1を省略したもので、その前面にスピーカSP、警報解除スイッチSW2を配置している。すなわち、BGMを流したり、警報を発する音声情報伝達装置10aとして機能するものである。
また、エレメント部40aと同様に、当該音声情報伝達装置10aが配置された部屋内に設置されているセンサ機能を有する基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10、あるいは他の部屋から情報線L2を介して警報信号が送信された場合、スピーカSPから警報音を発するが、警報解除スイッチSW2を操作することで警報音出力を解除することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、図17に示すエレメント部40cを音声情報伝達装置10aのモジュール本体10A内に収納しており、他の構成は実施形態1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
エレメント部40cは、エレメント部40aからスピーカSP、警報解除スイッチSW2を省略したもので、その前面にマイクロホンM、通話スイッチSW1を配置している。すなわち、通話スイッチSW1を操作することで放送可能状態となり、マイクロホンMから入力された音声情報信号は、増幅部35bで増幅された後、情報線L2を介して他の部屋等へ送信される。すなわち、音声情報伝達装置10aは屋内の放送機能を有するものとなる。
(実施形態4)
本実施形態は、基本機能モジュール8の機能部25として、図18に示すように、スピーカSP、マイクロホンM、通話スイッチSW1、警報解除スイッチSW2、増幅部35a,35b、エコーキャンセル部35c,35dを備え、実施形態1の音声情報伝達装置10aと同様の機能を有する音声情報伝達装置8aを構成する。なお、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
音声情報伝達装置8aは、図19に示すように、モジュール本体8A内に図3に示すエレメント部40aを収納し、エレメント部40a内には基本機能モジュール8と同様に、AC/DCコンバータ21、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24、機能部25が収納されている。
そして、スピーカSP、マイクロホンM1,M2に対向するモジュール本体8Aの前面には複数の音孔8Cや、通話スイッチSW1,警報解除スイッチSW2を前面に露出させる挿通孔8Dが穿設され、化粧カバー8Bの前面に露出させている。
エレメント部40aの電源接続部45A、情報信号接続部45Bは、図11内に破線で示すように、モジュール本体8Aの規格化された電源用コネクタ(給電口)9A、情報用コネクタ(情報授受口)9Bに電気的に接続し、電源接続部45A’、情報信号接続部45B’は、規格化された電源用コネクタ(給電口)9A’、情報用コネクタ(情報授受口)9B’に電気的に接続して構成される。すなわち、エレメント部40a内から電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’に接続される配線は、電源接続部45A,45A’、情報信号接続部45B,45B’を各々介して接続されるのである。
また、図20に示すように、エレメント部40aの背面部には電源接続部45A,45A’に内部で接続した電源接続部46Aと、通信伝送部22に内部で接続した情報信号接続部46Bとを設け、電源接続部46A、情報信号接続部46Bをモジュール本体8Aの背面部に設けたコネクタ7の被接続部7A、被接続部7Bに電気的に接続させている。すなわち、エレメント部40a内から被接続部7A、被接続部7Bに接続される配線は、電源接続部46A、情報信号接続部46Bを各々介して接続されるのである。
このように、基本機能モジュールとして音声情報伝達装置8a単体で用いることができ、さらには必要に応じて拡張機能モジュール10を連結すればよい。この場合、ゲート装置3の電力路接続口6A、情報路接続口6Bからなる接続口6が、屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に相当し、音声情報伝達装置8aの被接続部7A、被接続部7Bからなるコネクタ7が、第1の接続部から電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部に相当する。さらに音声情報伝達装置8aの右側部あるいは左側部に所定機能を有する拡張機能モジュール(図示無し)を接続すれば、音声情報伝達装置8aの電源用コネクタ9A,9A’、情報用コネクタ9B,9B’が、拡張機能モジュールに電力を供給し、拡張機能モジュールとの間で情報信号を授受するための第3の接続部に相当する。
また、実施形態2,実施形態3のエレメント部40b,40cを用いて上記のように構成すれば、BGMを流したり、警報を発する音声情報伝達装置8a、あるいは屋内の放送機能を有する音声情報伝達装置8aを構成できる。
したがって、音声情報伝達装置8aは、予め同一に配線されている電力線L1、情報線L2にゲート装置3を介して接続することで、電力路と情報路とを同時に確保でき、新たに配線工事を行う必要がなく、施工性に優れている。また、他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10と同一の情報線L2を用いることで、音声情報伝達装置8aと他の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10との間の連動制御を容易に行なうことができ、拡張性に優れたものとなる。
一例として、図5に示すハイポジションHPやローポジションLPのスイッチボックス2のゲート装置3にエレメント部40bを収納したBGM用の機能等を有する音声情報伝達装置8aを接続して用いる。
また、本実施形態では、モジュール本体8A内にエレメント部40aを収納して音声情報伝達装置8aを構成しているが、エレメント部40aを省略してモジュール本体10A内に、AC/DCコンバータ21、通信伝送部22、演算処理部23、I/Oインターフェース24、機能部25等を収納して一体に構成してもよい。また、音声情報伝達装置8a以外の基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10についても同様にエレメント部を省略して一体に構成できる。
(実施形態5)
上記実施形態1乃至4では、ゲート装置3、基本機能モジュール8(音声情報伝達装置8aを含む)、拡張機能モジュール10(音声情報伝達装置10aを含む)の間では、コネクタ接続による電力路、情報路が構築されている。
しかし、本実施形態では、コネクタ接続の代わりに磁気結合による非接触で電力を供給して電力路を構成する。具体的には、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10がコネクタの代わりにコアにコイルを巻回した構成を各々備え、互いのコアが磁気結合することで相手側のコイルに低圧交流電源電圧を誘起させて電源供給を行う。ここで商用周波数よりも周波数が高い交流電源をコイルに印加することで、電磁結合部によるトランス構成の小型化を図ることができる。
さらに、ゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10において、情報信号をE/O変換を経て送り出し、情報信号をO/E変換を経て取り込むことで、光信号からなる情報信号を発光素子、受光素子を用いて非接触で双方向に伝送することができる情報路が構築されることになる。
(実施形態6)
上記実施形態1乃至5では電力(電源)の送りと、情報信号の受け渡しは別系統で行っているが、本実施形態では、システム全体の情報信号の伝送方式を電力線搬送に行うことで、電力路と情報路との共通化を図ったものである。
つまり各スイッチボックス2での先行配線は電力線L1のみとし、これに対応してゲート装置3の接続口は図6に示す接続口の電力路接続口6Aのみとなり、これに対応する基本機能モジュール8(音声情報伝達装置8aを含む)のコネクタ7も電力路接続口6Aに対応する被接続口7Aのみとなり、情報用コネクタ9B,9B’も省略される。さらに、拡張機能モジュール10(音声情報伝達装置10aを含む)も、情報用コネクタ11B,11B’が省略される。
そして、図21に示すように音声情報伝達装置10a内では、電力線搬送による情報信号を受信し、また情報信号を送信するためのPLCモデム部36と、このPLCモデム部36を介して受信された情報信号のデータ処理を行うとともにPLCモデム部36を介して電力線搬送によって送信する情報信号のデータ生成を行う演算処理部33と、機能部35と、機能部35と演算処理部33との間に設けられるI/Oインターフェース34とを設けている。この演算処理部33、I/Oインターフェース34、機能部35は実施形態1乃至5におけるものと同じ機能を持つものである。
さらに、上記PLCモデム部36と同様の構成をゲート装置3、基本機能モジュール8、拡張機能モジュール10にも設けておく。
なお、本実施形態で採用する電力線搬送の変調方式としては広帯域スペクトラム拡散方式、マルチキャリア方式、OFDM方式等各種方式の何れでも良いので、ここでは特に説明はしない。
而して本実施形態では、電力路と情報路とが共通であるため、ゲート装置3での接続口が電力路接続口6Aのみとなり、基本機能モジュール8のコネクタ7も一つの被接続部7Aのみとなり、拡張機能モジュール10のコネクタ11も一つの被接続部11Aのみとなるため接続周りの構成のスペースが小さくなる。また基本機能モジュール8や拡張機能モジュール10の内部回路に通信伝送部や、情報用コネクタの構成が不要となり、そのため薄型のモジュール本体8A,10A内の配置スペースにゆとりができる。
また照明器具や空調機器にPLCモデム部を内蔵することで、直接情報信号を照明器具、空調機器に送ることができるため、遠隔制御のための赤外線リモコン信号発信機能を備えた機能モジュールを設ける必要がなくなる。
実施形態1の音声情報伝達装置を用いた配線システムの配設状態を示す一部破断せる斜視図である。 同上の音声情報伝達装置を示す斜視図である。 同上のエレメント部を示す斜視図である。 同上の音声情報伝達装置の回路構成図である。 同上の音声情報伝達装置を用いた配線システムの構成図である。 同上のゲート装置を取付枠に取り付けた状態の正面図である。 同上のゲート装置への配線形態を示す斜視図である。 同上の基本機能モジュールをスイッチボックスから外した状態の斜視図である。 (a)は同上の基本機能モジュールの化粧カバーを外した状態の斜視図、(b)は連結体の斜視図である。 同上の基本機能モジュールと拡張モジュールとの連結構成の説明図である。 同上の基本機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールの回路構成図である。 同上の拡張機能モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は蓋部を開き、連結体を外した状態の側面図である。 同上の壁スイッチを構成する基本機能モジュールの機能部の回路構成図である。 同上の時計機能を有する拡張機能モジュールの機能部の回路構成図である。 実施形態2のエレメント部を示す斜視図である。 実施形態3のエレメント部を示す斜視図である。 実施形態4の音声情報伝達装置の機能部の回路構成図である。 同上の音声情報伝達装置を用いた配線システムの配設状態を示す斜視図である。 同上のエレメント部を示す背面図である。 実施形態6の音声情報伝達装置の回路構成図である。
符号の説明
L1 電力線
L2 情報線
3 ゲート装置
8b 基本機能モジュール
10a 音声情報伝達装置
11A 電源用コネクタ
11B 情報用コネクタ
SP スピーカ
M マイクロホン

Claims (10)

  1. 屋内の天井面、壁面、床面に設置されて電力及び情報信号を伝送する少なくとも1系統の配線に電気的に接続された第1の接続部に電気的に直接接続して電力供給を受け、第1の接続部との間で情報信号を授受するための第2の接続部と、第2の接続部を介して伝達された音声情報を出力するスピーカと第2の接続部を介して音声情報を伝達するマイクロホンとのうち少なくともいずれか一方とを備えることを特徴とする音声情報伝達装置。
  2. 前記第1の接続部を具備するとともに所定の機能を有する機能装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、機能装置から電力供給を受け、機能装置との間で情報信号を授受することを特徴とする請求項1記載の音声情報伝達装置。
  3. 前記第1の接続部から前記第2の接続部への電力供給を電気的に非接触な給電手段によって行うことを特徴とする請求項2記載の音声情報伝達装置。
  4. 本装置の一側面に前記第2の接続部を備えることを特徴とする請求項2または3記載の音声情報伝達装置。
  5. 本装置の他側面に機械的に連結する他の機能装置に電力を供給し、前記他の機能装置との間で情報信号を授受するための第3の接続部を本装置の他側面に備えることを特徴とする請求項4記載の音声情報伝達装置。
  6. 前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2,第3の接続部の形態を定形としていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の音声情報伝達装置。
  7. 前記第1の接続部を具備するゲート装置に機械的に連結され、前記第2の接続部は、ゲート装置から電力供給を受け、ゲート装置との間で情報信号を授受することを特徴とする請求項1記載の音声情報伝達装置。
  8. 前記第1の接続部から前記第2の接続部への電力供給を電気的に非接触な給電手段によって行うことを特徴とする請求項7記載の音声情報伝達装置。
  9. 所定の機能を有して本装置の側面に機械的に連結する機能装置に電力を供給し、前記機能装置との間で情報信号を授受するための第3の接続部を少なくとも一側面に備えることを特徴とする請求項7または8記載の音声情報伝達装置。
  10. 前記第1の接続部の配置及び形状の形態の定型化に対応して前記第2の接続部の形態を定形としていることを特徴とする請求項7乃至9いずれか記載の音声情報伝達装置。
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