JP2007150116A - フレキシブルプリント基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フレキシブルフィルム1上に導電性ペーストを用いて回路パターン2が設けられ、この回路パターン2上に第1,第2の保護層3a,3bが設けられている。フレキシブルフィルム1に近い第1の保護層3aの弾性率がその外側の第2の保護層3bの弾性率よりも小さい構成にすることで、屈曲特性を改善できる。
【選択図】図1
Description
(実施の形態1)
図1(e)は本発明の(実施の形態1)のフレキシブルプリント基板を示し、フレキシブルフィルム1の上に、導電性ペーストを用いて形成された回路パターン2が形成されている。フレキシブルフィルム1の上と回路パターン2を覆って保護するように第1の保護層3aが形成されている。第1の保護層3aの上にはカバーコート層としての第2の保護層3bが形成されている。
図1(a)では、フレキシブルフィルム1としてのPET(ポリエチレンテレフタラート)やPEN(ポリエチレンナフタレート)の上に、回路パターンの版が形成された第1のスクリーン4を載置する。
図1(c)では、第1のスクリーン4を除去してフレキシブルフィルム1の上に導電性ペーストの回路パターン2が形成される。この回路パターン2を硬化させる。
具体例を示すと、第2の保護層3bの弾性率を、第1の保護層3aの弾性率の3倍以上に設定した。さらに、第1の保護層3aの弾性率が500MPa以上に設定され、第2の保護層3bの弾性率がフレキシブルフィルム1よりも小さく設定されていることが好ましい。また、一方向に繰り返し屈曲させる場合、屈曲方向の内側にフレキシブルフィルム1が位置するように配置する。
本発明を比較例に基づいて説明する。
フレキシブルフィルム1(材料:PET、厚み:100μm、弾性率:3970MPa)、回路パターン2(材料:銀ペースト、厚み:20μm)、第1,第2の保護層3a,3b(材料:ウレタンアクリレート、厚み:それぞれ40μm)からなるフレキシブルプリント基板を用いて、屈曲半径1mm、曲げ角度90°の条件で、それぞれ第1,第2の保護層3a,3bが屈曲時に外側になるように1方向に繰り返し屈曲させた状態での、導電性ペースト製の回路パターン2にかかる歪み振幅量を、非線形構造解析(FEMを利用)による計算によって求めた。この結果を(表1)に示す。
第1の保護層3aの弾性率を500MPa、第2の保護層3bの弾性率を第1の保護層3aの弾性率の3倍以上とした場合には、ケース5のように、歪み振幅量が最も小さいが、樹脂自体の伸び率が非常に小さくなるため、屈曲させたときに第2の保護層3bが割れる。
この構成では、第1,第2の保護膜3a,3bを低弾性率を有する単一材料で作成するよりも、導電ペースト製の回路パターン2および第1の保護膜3aの変形を抑える力が強くなり、また、第1,第2の保護膜3a,3bを高弾性率を有する単一材料で作成するよりも、フレキシブルフィルム1および導電ペースト製の回路パターン2との密着力が向上するため、一方向に繰り返し屈曲して使う場合、抵抗値上昇および剥離の発生を抑制することができる。
図2(g)は本発明の(実施の形態2)のフレキシブルプリント基板を示す。
図1(e)に示した(実施の形態1)のフレキシブルプリント基板では、第2の保護層3bは第1の保護層3aを介してフレキシブルフィルム1に接していたが、この(実施の形態2)のフレキシブルプリント基板では、第2の保護層3bが第1の保護層3aを介さずにフレキシブルフィルム1に接する区間が存在している。
図2(a)では、フレキシブルフィルム1としてのPET(ポリエチレンテレフタラート)やPEN(ポリエチレンナフタレート)の上に、回路パターンの版が形成された第1のスクリーン4を載置する。図2(b)では、第1のスクリーン4の版の部分に、導電性ペーストとしての銀ペースト等を充填する。図2(c)では、第1のスクリーン4を除去してフレキシブルフィルム1の上に回路パターン2が形成される。この回路パターン2を硬化させる。この図2(a)〜図2(c)は、図1(a)〜図1(c)と同じである。
さらに、図2(g)では、第1の保護層3aのカバーコート層としての第2の保護層3bとしてのウレタンアクリレートやポリブタジエンアクリレート等が所定の厚さに塗布し、硬化させる。
図3(h)は本発明の(実施の形態3)のフレキシブルプリント基板を示す。
図2(g)に示した(実施の形態2)のフレキシブルプリント基板では、第1の保護層3aの幅は、厚み方向に第2のスクリーン5の開口Bの大きさであったが、この(実施の形態3)のフレキシブルプリント基板では、第1の保護層3aの断面形状がフレキシブルフィルム1に近づくに連れて幅広に形成されている点だけが異なっている。
一方向に繰り返し屈曲させたときの抵抗値上昇および剥離の発生を抑制できる。
2 導電性ペースト製の回路パターン
3a 第1の保護層
3b 第2の保護層
4 第1のスクリーン
5 第2のスクリーン
Claims (5)
- フレキシブルフィルムの上に導電性ペーストを用いて形成された回路パターンと、
前記回路パターンを覆って保護するように前記フレキシブルフィルムの上に形成された第1の保護層と、
前記第1の保護層の上に形成されたカバーコート層としての第2の保護層と
を有し、前記第2の保護層の弾性率が前記第1の保護層の弾性率よりも大きい
ことを特徴とする
フレキシブルプリント基板。 - フレキシブルフィルムの上に導電性ペーストを用いて形成された回路パターンと、
前記回路パターンと前記回路パターンの付近の前記フレキシブルフィルムの上を覆って保護するように形成された第1の保護層と、
前記フレキシブルフィルムの上と前記第1の保護層の上に形成されたカバーコート層としての第2の保護層と
を有し、前記第2の保護層の弾性率が前記第1の保護層の弾性率よりも大きいことを特徴とする
フレキシブルプリント基板。 - 前記第1の保護層の断面形状が前記フレキシブルフィルムに近づくに連れて幅広に形成された
請求項2記載のフレキシブルプリント基板。 - 前記第2の保護層の弾性率を、第1の保護層の弾性率の3倍以上に設定した
請求項1〜請求項3の何れかに記載のフレキシブルプリント基板。 - 第1の保護層の弾性率が500MPa以上に設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のフレキシブルプリント基板。
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2005
- 2005-11-30 JP JP2005344790A patent/JP2007150116A/ja active Pending
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