JP2007149903A - 欠損基板の検出方法及びその検出装置 - Google Patents

欠損基板の検出方法及びその検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハのクランプ位置に無視し得ない大きさの欠損が存在する場合にのみ、不良基板として扱う欠損基板の検出方法及び検出装置を提供すること。
【解決手段】回転するウエハWの周辺部の欠損の有無を検出する光電式の検出器8と、この検出器により基板外周部の基準位置から周方向に欠損情報を取得する欠損情報取得手段18と、取得した欠損情報を、予めメモリ19に格納してある基板周方向の既知のクランプ予定位置情報26と対比する手段28と、上記対比手段による対比の結果、各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が在ると判断された場合に、その欠損の周方向長さがクランプ範囲より長いとき、又は、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良(欠損基板)と判定する手段29と、基板不良と判定された基板を抜き取る手段35とを有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば半導体ウエハ等の基板の周辺部にチッピング(割れ、欠け等)が存在する欠損基板の検出方法及び検出装置に関するものである。
半導体装置製造プロセスにおいて、複数枚の半導体ウエハをウエハカセットや石英ボート等に載置する際に、ウエハ周辺部に欠損(以下チッピングという)が生じることがある。このような周辺部にチッピングのあるウエハは、半導体製造装置へのセット時に、機械的なクランプ機構のホルダによるストレスを受けたり、装置の稼働時におけるウエハの移動や回転に伴うショックにより割れ易い。
例えば、半導体装置の製造工程の一つであるリソグラフィ工程すなわち表面処理,洗浄工程,レジスト塗布,露光,現像工程やエッチング工程においては、半導体ウエハの搬送や処理台への固定方法として、ウエハの周辺をクランプするメカニカル方式を採用している。このメカニカル方式のクランプ機構によってウエハ外周を3〜4箇所で把持して移送処理する場合、ウエハにピッチングがあると、機械的ストレスによって、チッピング発生個所からクラックが生じ、さらにはウエハの破損に至ってしまうといった問題があった。
このように製造装置の稼働時にウエハが割れた場合には、他のウエハや装置自体に損傷を与えるだけでなく、この装置のクリーニングや修理に多くの時間を費やすことになる。従って、予めチッピングのあるウエハを抜き取っておくことは、製造装置の被害を最小限に抑制してその稼働率を向上させる上で重要である。
これに関連して、従来、チッピングの有無を光照射による反射光の検出出力に基づいて検出する基板欠損検出方法が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、ウエハの周辺部に光を照射し、上記周辺部からの反射光を受光部で検出し、この受光部の検出出力を予め設定した信号強度と比較してウエハ周辺部のチッピングの有無を検出するものである。
特開平10−318933号公報
しかしながら、従来の基板欠損検出方法は、単にウエハの周辺部におけるチッピングの有無を検出するものであり、後の工程において実際にクランプ機構が把持する位置との関係までは考慮していない。従って、従来の基板欠損検出方法の場合、ウエハのクランプ位置にはクランプ範囲より小さい無視しうる欠損しか存在しない場合にも、不良の欠損基板として取り扱われるという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ウエハのクランプ位置に無視し得ない大きさの欠損が存在する場合にのみ、不良基板として扱う欠損基板の検出方法及び検出装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、この発明の欠損基板の検出方法は、回転する基板の周辺部の欠損の有無を検出する光電式の検出器により基板外周部の基準位置から周方向に欠損情報を取得する工程と、 取得した欠損情報を、基板外周部の既知の基板を把持するためのクランプ予定位置の情報と対比する工程と、 上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の周方向長さが上記クランプ範囲より長いときに基板不良と判定する工程と、 上記基板不良と判定された基板を抜き取る工程と、を有することを特徴とする(請求項1)。
この発明の欠損基板の検出方法において、上記の判定工程は、上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良と判定する工程を含む方が好ましい(請求項2)。
また、この発明の欠損基板の検出装置は、上記欠損基板の検出方法を具現化するもので、回転する基板の周辺部の欠損の有無を検出する光電式の検出器と、 上記検出器により基板外周部の基準位置から周方向に(約一周分の)欠損情報を取得する欠損情報取得手段と、 取得した(約一周分の)欠損情報を、予めメモリに格納してある基板周方向の既知の基板を把持するためのクランプ予定位置情報と対比する手段と、 上記対比手段による対比の結果、各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の周方向長さが上記クランプ範囲より長いとき、又は、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良(欠損基板)と判定する手段と、 上記基板不良と判定された基板を抜き取る手段と、を有することを特徴とする。
この発明の欠損基板の検出装置において、上記の判定手段は、上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良と判定する手段を含む方が好ましい(請求項4)。
請求項1又は3記載の発明によれば、後の工程でクランプ機構により把持されると予想される各クランプ予定位置との関係で、欠損の有無を判断し、しかも、その欠損の周方向長さがクランプ範囲より長いときに基板不良と判定するので、クラックの発生する基板を高い確率で予知することができる。また、そのような不良基板は抜き取られるが、欠損の周方向長さがクランプ範囲より小さい無視しうる欠損の場合は抜き取りを行わないので、クラックの発生する可能性が大きい不良基板だけを取り除くことができる。
請求項2又は4記載の発明によれば、欠損の周方向長さがクランプ範囲より小さい場合でも、欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときには基板不良と判定するので、より正確に、クラックの発生する可能性が大きい不良基板だけを取り除くことができる。
以下、この発明の最良の形態について、添付図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る欠損基板の検出装置を示したもので、円板状の載置台5に、被処理体基板としての半導体ウエハW(以下にウエハWという)が、真空吸引されて吸着保持されている。載置台5は、例えば回転角度がパルス制御可能なステッピングモータを備える回転機構6の回転軸に連結されて回転可能とされており、この載置台5の回転により、これに吸着保持されたウエハWが回転させられるようになっている。この場合、載置台5の回転中心位置とウエハWの中心位置とが一致する状態で、ウエハWは載置台5上に載置されるものである。また、回転機構6の回転軸にはエンコーダ7が連結されており、所定の分解能でウエハWの回転角度位置を検出する構成となっている。
載置台5の近傍には、回転するウエハWの周辺部の欠損の有無を検出するため、光電式検出器8(光電式検出手段)が設けられている。この光電式検出器8はウエハWの外周面を検知可能なように、光源9と光センサ11とがウエハWの外周端面を挟むように設けられる。この例では、光源9は光源駆動回路12により駆動される赤色LEDランプ13からなるが、レーザ光源であってもよい。また、一次元配列されたLEDでもよく、面光源でもよい。一方、光センサ11は、CCD(電荷結合ディバイス)の素子をウエハWの外周縁を半径方向に交差するようにライン状に並べられたCCDラインセンサ14からなるが、BBD(バケットブリゲートディバイス)などの他の個体撮像素子で構成してもよい。
光電式検出器8はセンサ駆動回路15を内蔵しており、このセンサ駆動回路15は、ウエハWを回転させている間、ウエハWの回転角度α(図2参照)ごとに、CCDラインセンサ14の構成素子を走査し、CCDラインセンサ14へ当たる光の位置(境目)を検出するサンプリングを行う。一方、光電式検出器8は二値化回路を備えており、一直線上に並んだCCDラインセンサ14の構成素子に光が当たる素子と当たらない素子が存在し、両者で出力レベルが異なることから、ウエハWの外周部の欠損状態を認識し、CCDラインセンサ14の境目についての変化量を取得する。従って、この変化量で、ソフトウエアにより、ウエハ外周の欠損やノッチやオリエンテーションフラットといった部分を判断することができる。
この実施形態の場合、ウエハ外周部16(図2参照)に欠損がなければ、ウエハ外周部16より内側に臨むCCDラインセンサ部分(図1中の斜線部)には光源9からの光が到達しないため、光センサ11の出力は例えばLレベルにある。しかし、ウエハ外周部16に図2に示すような欠損17がある場合には、この部分を透過して光がCCDの光センサ11に受光されるため、その区間だけ光センサ11の出力が例えばHレベルとなる。
本実施形態に係る欠損基板の検出装置は、主として、回転するウエハWの周辺部の欠損17の有無を検出する上記光電式検出器8と、この光電式検出器8によりウエハ外周部16の基準位置から周方向に約一周分の欠損情報Aを取得する欠損情報取得手段18と、取得した約一周分の欠損情報Aを、予めメモリ19に格納してある基板周方向の既知のウエハWを把持するためのクランプ予定位置Bの情報(クランプ予定位置情報26)と対比する対比手段28と、この対比手段28による対比の結果、各クランプ予定位置Bのクランプ範囲Cに、図2に示すように欠損17が有ると判断された場合に、予めメモリに記憶された既知の許容欠損長さ、許容欠損数のデータ26aと比較し、その欠損17の周方向長さが上記クランプ範囲Cより長いとき、又は、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるときに基板不良(欠損基板)と判定する判定手段29と、この基板不良と判定されたウエハWを抜き取る抜き取り手段35とを有して構成される。
これらの構成要素のうち、特に、上記欠損情報取得手段18、対比手段28、及び判定手段29は、具体的にはコンピュータの演算制御部やメモリ19を主体として構成される。
次に、上記欠損基板の検出装置の動作を、図3のフローにより説明する。
まずウエハWを載置台5に載せて吸着保持して固定し、回転機構6のモータを起動してウエハWを回転し(ステップS1〜S2)、ウエハ外周部16の基準位置が光電式の検出器により検出されるのを待つ(ステップS3)。このウエハ外周部16の基準位置は、例えばノッチ又はオリエンテーションフラットの位置である。
ウエハ外周部16の基準位置が検出されると、その時から、欠損情報取得手段18により、ウエハ外周部16のウエハ周方向についての欠損情報Aの取得が開始される(ステップS4)。基準位置からのウエハWの回転に伴い、光電式の検出器の出力信号、つまりウエハ外周部16に沿った欠損情報Aが欠損情報取得手段18に入力される。欠損情報取得手段18は、上記光電式検出器8からの検出信号を受け、上記エンコーダ7から所定の分解能で出力されるパルスからなる回転角度位置信号のタイミング下で、ウエハ外周部16の基準位置から周方向に約一周分の欠損情報Aを取得し(ステップS4)、結果をメモリ19の作業領域に保持する(ステップS5)。
このウエハ外周部16の約一周分の欠損情報Aは、対比手段28に入力される。対比手段28は、予めメモリ19に格納してある基板周方向の既知のクランプ予定位置Bのデータを読み出し(ステップS6)、クランプ予定位置Bでのクランプ範囲Cを確定する(ステップS7)。
このクランプ予定位置Bは、下流工程で機械式クランパがウエハ外周部16を把持する位置として予定されたクランプ位置(ここでは3箇所)であり、そのデータであるクランプ予定位置情報26はメモリ19に記憶されている。このクランプ予定位置Bのデータは、例えば図2に示すように、基板に刻まれたノッチ位置のセンターを基準とした中心角度から基板外周の位置座標(α、円周距離)のデータである。またクランプ範囲Cは、この各クランプ予定位置Bごとに、使用する機械式クランパの把持幅に応じて予め定めた周方向長さであり、ステップS7のタイミングでその都度算出するか、又は予め既知のデータとしてメモリに記憶しておき、これをステップS7のタイミングで読み出すことで確定する。
対比手段28は、上記エンコーダ7からの回転角度位置信号のタイミング下で、逐次、上記したウエハ外周部16の約一周分の欠損情報Aを、上記読み出したクランプ予定位置Bごとのクランプ範囲Cと対比し、各クランプ予定位置Bのクランプ範囲Cに欠損17が有るかどうか、照合して行く。最初は欠損情報Aを1番目(カウンタの初期設定値nはn=1)のクランプ範囲Cと対比する(ステップS8)。
上記対比手段28による対比の結果、1番目のクランプ予定位置Bにおけるクランプ範囲Cに欠損17が有ると判断された場合(ステップS9)、当該ウエハWがクランプにより割れを生じるような欠損17を持つ不良品かどうかの判定処理に移行する。この判定処理では、許容欠損長さ、許容欠損数のデータ26aが予め既知の値としてメモリ19に記憶されている。
まず判定手段29は、その欠損17の周方向長さが上記したクランプ範囲Cより長いかどうか、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるかどうかを順次チェックして行く(ステップS10、S11)。そして欠損17の周方向長さが上記したクランプ範囲Cより長いとき、又は欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるときは、基板不良(欠損基板)と判定し、適切な時期に、ウエハ抜き取り手段を作動させて自動にて当該ウエハWを抜き取らせるか、又はオペレータに知らせて手動にて当該ウエハWを抜き取らせる(ステップS12)。
一方、欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより短く、かつ、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に1個しか存在しない場合、この1番目のクランプ予定位置Bには、後の工程でのクランプ時に割れの生じる恐れはないものと判断して、次の2番目のクランプ予定位置Bでのクランプ範囲Cとの対比に移行する。すなわち、プログラムはまだ3箇所のクランプ予定位置Bをチェックし終わっていないことを確認し(ステップS13)、カウンタの数値nを+1した後(ステップS14)、ステップS8に戻る。
2番目のクランプ予定位置Bについて、上記ステップS8〜S12を繰り返し、欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより長いとき、又は欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるときは、基板不良(欠損基板)と判定し、ウエハ抜き取り手段によりウエハWを抜き取る(ステップS12)。また欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより短く、かつ、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に1個しか存在しない場合、この2番目のクランプ予定位置Bには、後の工程でのクランプ時に割れの生じる恐れはないものと判断して、次の3番目のクランプ予定位置Bでのクランプ範囲Cとの対比に移行する。その際、プログラムはまだ3箇所のクランプ予定位置Bをチェックし終わっていないことを確認し(ステップS13)、カウンタの数値nを+1した後(ステップS14)、ステップS8に戻る。
そして3番目のクランプ予定位置Bについて、上記ステップS8〜S12を繰り返し、基板不良(欠損基板)と判定した場合には、ウエハ抜き取り手段によりウエハWを抜き取る(ステップS12)。また、この3番目のクランプ予定位置Bについても、欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより短く、かつ、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に1個しか存在しない場合、つまり、第1番目から2番目のクランプ予定位置Bの全てについて、後の工程のクランプ時に割れの生じる恐れはないものと判断された場合には、ステップS13の判断がYesとなり、処理を終了する。
上述した実施形態によれば、後の工程で機械式クランプ機構により把持されると予想される各クランプ予定位置Bとの関係で、欠損17の有無を判断し、しかも、その欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより長いとき、又はその欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるときに、基板不良と判定するので、クラックの発生する基板を高い確率で予知することができる。また、そのような不良基板は抜き取られるが、欠損17の周方向長さがクランプ範囲Cより小さく1個のみという無視しうる欠損17の場合は抜き取りを行わないので、クラックの発生する可能性が大きい不良基板だけを取り除くことができる。
以下に、この発明に係る欠損基板の検出方法を、半導体ウエハのレジスト液塗布・現像処理システムに適用した場合について説明する。
図4は、上記レジスト液塗布・現像処理システムの一実施形態の概略平面図、図5は、図4の正面図、図6は、図4の背面図である。
上記レジスト液塗布・現像処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハカセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステーション10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる処理装置を具備する処理ステーション20と、この処理ステーション20と隣接して設けられる露光装置との間でウエハWを受け渡すためのインター・フェース部30とで主要部が構成されている。
上記カセットステーション10は、図4に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数個例えば4個までのウエハカセット1がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方向に沿って一列に載置され、カセット配列方向(X方向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送できるようになっている。
上記処理ステーション20は、図4に示すように、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構21が設けられ、この主ウエハ搬送機構21を収容する室22の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインター・フェース部30に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置されている。
この場合、図5に示すように、第1の組G1では、容器としてのカップ23内でウエハWと現像液供給手段(図示せず)とを対峙させてレジストパターンを現像する現像ユニット(DEV)と、ウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置して所定の処理を行う基板処理装置にて構成されるレジスト塗布ユニット(COT)とが垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第2の組G2も同様に、2台のレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置することも可能である。
図6に示すように、第3の組G3では、ウエハWをウエハ載置台24(図4参照)に載置して所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却するクーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、ウエハWをベークする4つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、急冷機能を有する2つのチリングホットプレートユニット(CHP)及び2つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。
上記のように処理温度の低いクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな多段配置とすることも可能である。
なお、図4に示すように、処理ステーション20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニット)の側壁の中には、それぞれダクト25,ダクト25が垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト25,26には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度調整された空気が流されるようになっている。このダクト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないようになっている。
また、この処理システムでは、主ウエハ搬送機構21の背部側にも図4に点線で示すように第5の組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール27に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
上記インター・フェース部30は、奥行き方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、幅方向では小さなサイズに作られている。このインター・フェース部30の正面部には可搬性のピックアップカセット31と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、背面部には、ウエハWの周辺部の露光及び識別マーク領域の露光を行う露光手段である周辺露光装置33が配設され、中央部には、搬送手段であるウエハの搬送アーム34が配設されている。この搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成されている。また、搬送アーム34は、θ方向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)にも搬送できるように構成されている。
上記のように構成される処理システムは、クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高めている。
上記周辺露光装置33は、図7及び図8に示すように、一端にウエハWの搬入・搬出口51を有する露光処理室52を形成する筐体50を具備しており、この筐体50の他端側の上部には露光手段60が装着されている。また、筐体50内には、ウエハWを表面が上方になるように保持する保持手段例えば真空吸着によりウエハWを保持するチャック80と、このチャック80を回転駆動する回転手段であるモータ81と、チャック80及びモータ81をウエハ搬送アーム34側すなわちウエハ搬入・搬出口51側又は露光手段60側に移動する移動手段90と、チャック80にて保持されたウエハWの中心からの偏心量を検出する検出手段、例えばCCD個体撮像素子を有する位置検出器100と、ウエハ搬入・搬出口51を介して筐体50内に挿入される上記搬送アーム34とチャック80との間で、ウエハWを受け渡す受け渡し手段であるバッファ85とを具備している。
このCCD個体撮像素子を有する位置検出器100は、この発明の欠損基板の検出装置における回転する基板の周辺部の欠損17の有無を検出する光電式の検出器として兼用されている。この位置検出器100は、図9に示すように、赤色LEDランプ13からなる光源9と、CCDラインセンサ14からなる光センサ11からなり、この両者は、ウエハWの周辺部を上下から挟む形で上下に配置されている。下方のCCDラインセンサ14は、上記の露光手段60が設けられている位置とはウエハWの周方向に異なる位置、ここではウエハWの直径方向に180°異なる位置において、ウエハWの外周縁を半径方向に交差するように配向して設けられている。そして、上方の赤色LEDランプ13からの光で、水平方向に回転するウエハWの外周部を照射する構成となっている。このLEDランプからの光のうち、ウエハWの外周部で遮光されなかった光がCCDラインセンサ14の対応部分で受光される。
従って、例えばウエハWのノッチ36がこのCCDラインセンサ14の位置を通過した場合、CCDラインセンサ14は、ウエハWの通常の外周縁より内側に位置するCCD受光部分が光を感知し、ノッチ36の周方向の大きさに応じた時間長さ、及びノッチ36の半径方向の深さに対応したCCD受光部の位置変化を伴った出力が現れる。このためウエハ外周部16のノッチ36が計測の基準位置として検出できる。また、ウエハWの外周部に欠損17がある場合には、その周方向長さ及び半径方向深さに対応した出力変化が、ウエハWが回転する時間軸上で得られる。
この実施形態の欠損基板の検出方法は、上記構成の位置検出器100を光電式の検出器8として利用すること以外は、既に図1及び図2で説明したところと同じである。すなわち、位置検出器100により、回転するウエハWの周辺部の欠損17の有無を検出し、これに基づいて欠損情報取得手段18によりウエハ外周部16の基準位置から周方向に約一周分の欠損情報Aを取得する。そして、取得した約一周分の欠損情報Aを、予めメモリ19に格納してある基板周方向の既知のクランプ予定位置Bの情報(クランプ予定位置情報26)と、対比手段28により対比する。この対比手段28による対比の結果、各クランプ予定位置Bのクランプ範囲Cに、欠損17が有ると判断された場合には、その欠損17が許容できる大きさであるかどうかを判定手段29により判断する。すなわち、その欠損17の周方向長さが上記クランプ範囲Cより長いとき、又は、その欠損17の数が同一クランプ範囲C内に2以上あるときは、基板不良(欠損基板)と判定する。従って、正確かつ自動的に欠損基板を検出することができる。この基板不良と判定されたウエハWは、適切な段階で自動的又は手動による抜き取り手段35により抜き取られる。例えば、インター・フェース部30内の搬送アーム34を抜き取り手段として使用して周辺露光されるウエハW中の不良基板と判定されたウエハWをバッファカセット(図示せず)に搬送する。このため、ウエハのクランプ位置に無視し得ない大きさの欠損17が存在する場合にのみ、不良基板として扱うことができる。
上記露光手段60は、図8及び図9に示すように、例えば超高圧水銀ランプにて形成される露光光源61と、露光光源61からの光を集光する集光ミラー62と、露光光源61と集光ミラー62を収納する光源ボックス63と、光源ボックス63の下部に設けられて、露光光源61からの光を下方のレンズ群からなる光学系64に誘導するロッド65と、ロッド65の下端開口部の近傍に配設されて、露光面積を調節する矩形状スリット66を有する第1のマスク67と、ロッド65と光学系64との間に選択的に組み込まれる、露光面積を調節する矩形状スリット66とは大きさの異なる例えばスリット66より小径の円形スリット68を有する第2のマスク69と、第2のマスク69の円形スリット68を露光光源61の直下位置又は露光光源61の直下位置から外れた待機位置への切換移動を司るマスク移動機構であるマスク切換用モータ70とを具備している。
この場合、第1のマスク67に設けられる矩形状スリット66の寸法は、例えば4mm×5mm、又は4mm×10mmに設定されている。また、第2のマスク69の円形スリット68の径は、ウエハWに施されたアライメントマークMの領域例えば50〜250μmをカバーできる寸法に設定されている。なお、第2のマスク69に設けられるスリット68は、必ずしも円形である必要はなく、アライメントマークMの領域に光を誘導できる寸法を有するものであれば、例えば、楕円形、三角形や矩形等であってもよい。
このように構成される露光手段60において、第2のマスク69を待機位置においた状態では、露光光源61からの光が、図9に示すように、第1のマスク67に設けられた矩形状スリット66によって誘導されて、ウエハW表面の周辺部の所定の領域に均一に照射される。この状態で、モータ81によってウエハWが回転することで、ウエハW表面の周辺部の余剰レジスト膜(部)に光を照射すなわち露光(周辺露光){第1の露光工程}することができる。
また、第2のマスク69の円形スリット68を露光光源61の直下位置においた状態では、第9図に示すように、露光光源61からの光が円形スリット68によって誘導され、ウエハW表面に形成されたアライメントマークMの領域のレジスト膜に照射して露光(アライメントマーク露光){第2の露光工程}することができる。
上記の移動手段90は、図7及び図8に示すように、チャック80とモータ81を載置するチャック載置台91と、このチャック載置台91をウエハ搬送アーム34側すなわちウエハ搬入・搬出口51側又は露光手段60側に移動するボールねじ機構92とで主に構成されている。この場合、ボールねじ機構92は、チャック載置台91を軸方向に移動可能に係合(螺合)するねじ軸93と、ねじ軸93を正逆回転する移動用モータ94とで構成されている。また、ねじ軸93と平行に配設されて、チャック載置台91を摺動可能に支持する一対のガイド軸95が設けられている。このように構成される移動手段90において、移動用モータ94を正逆方向に回転駆動することによって、チャック80及びモータ81が、ウエハ搬送アーム34側すなわちウエハ搬入・搬出口51側又は露光手段60側に移動される。
上記バッファ85は、図7に示すように、平面視においてチャック80の外方を包囲する円弧状の切欠き86aを有する支持板86と、この支持板86の円弧状の切欠き86a側近傍の3箇所に起立する支持ピン87と、支持板86をチャック80の上下方向に昇降する昇降機構例えば昇降用のエアーシリンダ88とを具備している。このように構成されるバッファ85は、エアーシリンダ88の駆動によりチャック80より上方に上昇した状態で、搬送アーム34にて保持されたウエハWを支持ピン87で受け取り、その後、チャック80より下方に下降することで、チャック80にウエハWを受け渡す。また、逆にチャック80の下方位置から上昇することで、チャック80に保持されたウエハWをチャック80から支持ピン87が受け取り、その後、周辺露光装置33の筐体50内に進入してウエハWの下方に位置する搬送アーム34にウエハWを受け渡すように構成されている。
上記モータ81、マスク切換用モータ70、移動用モータ94、昇降用のエアーシリンダ88及び位置検出器100は、それぞれ制御手段例えば中央演算処理装置200(以下にCPU200という)に電気的に接続されており、CPU200に予め記憶された情報、例えばウエハWの縁部から回路パターンのチップまでの距離、アライメント(図示せず)の位置や寸法等の情報に基づいて、あるいは、位置検出器100からの検出信号に基づいてモータ81、マスク切換用モータ70、移動用モータ94及び昇降用エアーシリンダ88等が作動するようになっている。
次に、上記レジスト液塗布・現像処理システムの動作について説明する。この発明の欠損基板の検出処理は、下記の任意の工程間において行うことができる。
まず、カセットステーション10において、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット内に配置されているアライメントユニット(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
処理ステーション20において、主ウエハ搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハWは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを塗布する。
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)から搬出し、次にホットプレートユニット(HP)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内でウエハWは載置台5上に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することができる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(EXTCOL)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(EXT)内の載置台5(図示せず)の上にウエハWを載置する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台5上にウエハWが載置されると、インター・フェース部30の搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、搬送アーム34はウエハWをインター・フェース部30内の周辺露光装置33へ搬入する。
すなわち、搬送アーム34にて保持されたウエハWは、周辺露光装置33の筐体50内に搬入され、上昇されたバッファ85の支持ピン87に受け渡される。次いで、バッファ85の支持板86が下降し、支持ピン87にて支持されたウエハWは、チャック80に保持される。すると、移動手段90の移動用モータ94が駆動して、チャック80と共にウエハWが露光手段60側に移動される。この際、モータ81を低速回転させて位置検出器100から照射されるレーザー光によってウエハWの縁部に設けられたノッチ36(図示せず)が検出されると共に、チャック80にて保持されたウエハWの中心からの偏心量が検出され、検出信号がCPU200に伝達される。これに基づいてCPU200からの制御信号が移動用モータ94に伝達されて、チャック80にて保持されたウエハWの周辺部を露光手段60側の位置が設定される。この際、この発明の欠損基板の検出装置により、ウエハWが不良基板か否か判定される。
ウエハWが露光手段60の下方すなわち露光手段60の露光光源61及びロッド65の直下位置に移動されると、露光手段60が作動して、図9に示すように、露光光源61からの光が第1のマスク67に設けられた矩形状スリット66によって誘導されてウエハW表面の周辺部の所定の領域に均一に照射される。この状態で、モータ81によってウエハWが回転して、ウエハW表面の周辺部の余剰レジスト膜(部)に光が照射されて露光(周辺露光){第1の露光工程}が行われる。
周辺露光が終了した後、CPU200からの制御信号に基づいて移動用モータ94が駆動し、ウエハWに施されたアライメントマークMの領域を露光手段60のロッド65の直下位置に移動する一方、切換用モータ70が駆動して第2のマスク69の円形スリット68をロッド65と光学系64との間に配設する。この状態で露光手段60が作動して、露光光源61からの光が第2のマスク69の円形スリット68によって誘導され、ウエハW表面に形成されたアライメントマークの領域のレジスト膜に照射されて露光(アライメントマーク露光){第2の露光工程}が行われる。
上記のようにして、周辺露光とアライメントマーク露光が行われた後、移動用モータ94が逆方向に回転駆動して、チャック80と共にウエハWを、周辺露光装置33の搬入・搬出口51側に移動する。次に、昇降用エアーシリンダ88が駆動して支持板86を上昇させ、支持ピン87にてチャック80上のウエハWを受け取り、ウエハWをチャック80の上方位置に移動する。次に、搬送アーム34が周辺露光装置33の筐体50内のウエハWの下方に進入し、この状態で、支持板86が下降することで、ウエハWが搬送アーム34に受け渡される。その後、搬送アーム34が周辺露光装置33から後退して、ウエハWを搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッファカセット32に一時的に収納されることもある。
露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インター・フェース部30の搬送アーム34はそのウエハ受取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される前にインター・フェース部30内のバッファカセット32に一時的に収納されることもある。
ウエハ受取り台上に載置されたウエハWは、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)における酸触媒反応を誘起するためポストエクスポージャーベーク処理が施される。
その後、ウエハWは、第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DEV)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内では、ウエハW表面のレジストに現像液が満遍なく供給されて現像処理が施される。この現像処理によって、ウエハW表面に形成されたレジスト膜が所定の回路パターンに現像されると共に、ウエハWの周辺部の余剰レジスト膜が除去され、更に、ウエハW表面に形成された(施された)アライメントマークMの領域に付着したレジスト膜が除去される。このようにして、現像が終了すると、ウエハW表面にリンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移送する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台5(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカセット載置台2上の処理済みウエハ収容用のカセット1の所定のウエハ収容溝に入れて処理が完了する。
なお、上記実施形態では、この発明の欠損基板の検出装置をレジスト液塗布・現像処理システムに適用した場合について説明したが、この発明の欠損基板の検出装置は、上記レジスト液塗布・現像処理システム以外に例えばエッチング処理装置にも適用できる。
この発明に係る欠損基板の検出装置の概略構成を示した図である。 ウエハの欠損部分を示した図である。 この発明の欠損基板の検出方法を示したフローチャートである。 この発明に係る欠損基板の検出装置を適用したレジスト液塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。 上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略正面図である。 上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略背面図である。 この発明における欠損基板の検出装置と兼用した露光手段を示す横断面図である。 上記露光手段の縦断面図である。 上記露光手段と位置検出器の部分を示す概略斜視図である。
符号の説明
5 載置台
6 回転機構
7 エンコーダ
8 光電式検出器
9 光源
11 光センサ
12 光源駆動回路
13 LEDランプ
14 CCDラインセンサ
15 センサ駆動回路
16 ウエハ外周部
17 欠損
18 欠損情報取得手段
19 メモリ
26 クランプ予定位置情報
28 対比手段
29 判定手段
35 抜き取り手段
100 位置検出器
200 中央演算処理装置(CPU)

Claims (4)

  1. 回転する基板の周辺部の欠損の有無を検出する光電式の検出器により基板外周部の基準位置から周方向に欠損情報を取得する工程と、
    取得した欠損情報を、基板外周部の既知の基板を把持するためのクランプ予定位置の情報と対比する工程と、
    上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の周方向長さが上記クランプ範囲より長いときに基板不良と判定する工程と、
    上記基板不良と判定された基板を抜き取る工程と、
    を有することを特徴とする欠損基板の検出方法。
  2. 請求項1記載の欠損基板の検出方法において、
    上記の判定工程が、上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良と判定する工程を含むことを特徴とする欠損基板の検出方法。
  3. 回転する基板の周辺部の欠損の有無を検出する光電式の検出器と、
    上記検出器により基板外周部の基準位置から周方向に欠損情報を取得する欠損情報取得手段と、
    取得した欠損情報を、予めメモリに格納してある基板周方向の既知の基板を把持するためのクランプ予定位置情報と対比する手段と、
    上記対比手段による対比の結果、各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の周方向長さが上記クランプ範囲より長いときに基板不良と判定する手段と、
    上記基板不良と判定された基板を抜き取る手段と、
    を有することを特徴とする欠損基板の検出装置。
  4. 請求項3記載の欠損基板の検出装置において、
    上記の判定手段が、上記対比により各クランプ予定位置のクランプ範囲に欠損が有ると判断された場合に、その欠損の数が同一クランプ範囲内に2以上あるときに基板不良と判定する手段を含むことを特徴とする欠損基板の検出装置。
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