JP2007148928A - 運賃検証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要最小限に絞り込んだテストデータを用いても、運賃算出手段の動作を十分に確認できる運賃検証装置を提供する。
【解決手段】運賃検証装置1は、定期券の有効区間情報に基づいて路線網から選択した基準駅からの運賃が同一となる駅をそれぞれグループ化し、各グループから1つの代表駅を抽出する。また、各代表駅を乗車駅または降車駅の一方に設定し、予め設定された条件に基づいて、代表駅との区間に基準駅を含む駅か基準駅を乗車駅または降車駅の他方に設定し、この乗車駅及び降車駅から成る利用区間の情報を生成する。そして、利用区間情報に基づいて運賃算出手段が算出した第1の運賃データと、利用区間情報に基づいて検証用運賃算出手段が算出した第2運賃データと、が一致しているか否かを判定手段で判定する。これにより、テスト券データを大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない乗降車情報で確実に行うことができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、鉄道等の交通機関の駅に設置される自動改札機・精算機・係員端末等の駅務装置に搭載する運賃算出手段(運賃計算プログラム)が、駅から出場する利用者に対する運賃の精算処理を適正に行うか否かを検証する運賃検証装置に関する。
鉄道などの交通機関は、運賃の改定、新線の開通、他社との相互乗り入れ開始等により新運賃の設定が必要になると、駅に設置されている自動改札機・精算機・係員端末等の駅務装置の運賃計算プログラムや、券売機の運賃計算プログラムを変更する。
新運賃は、変更予定日の直前に認可されることがあり、その場合には運賃計算プログラムの変更や確認を行う時間が限られるので、券売機や駅務装置の運賃計算プログラムの変更作業を効率良く行う必要がある。
また、変更した運賃計算プログラムにバグがあり、駅務装置の精算処理時に誤った運賃を算出して利用者から正規の運賃以上の額を徴収してしまうと、利用者に多大な迷惑をかけるだけでなく、利用者の信頼を低下させてしまうので、変更した運賃計算プログラムの動作確認を入念に行う必要がある。
そこで、従来、運賃改定によるソフトウェア改修の際に、自動改札機での改修確認の作業を精度良く行うために、変更されたソフトウェアによる動作結果と、テストデータに予め付与された予想結果との比較結果を、ホストコンピュータに送信することで、運賃改定による自動改札機の確認作業を駅で行う必要がなくなり、短期間で各作業の精度を向上させることができる自動改札機と自動改札機の確認方法に関する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−194683号公報
しかしながら、最近では、鉄道会社間の相互乗り入れが進んでおり、また、鉄道網の整備により利用区間に対して複数の乗車経路を選択可能な場合があり、さらに、切符・定期券・プリペイドカード・定期券とプリペイド券との機能を併せ持つ複合券等、様々な乗車券が使用されている。このため、運賃計算プログラムは、乗車区間と乗車券の組み合わせに応じた精算を行わなければならず、運賃計算が複雑化しており、運賃計算プログラムの動作について十分検証するためには、多数のテストデータを用いる必要がある。
一方、作業者の負担や、運賃計算プログラムの動作確認を行うことができる作業時間等を考慮すると、動作確認に使用可能なテストデータは数万件程度が限界である。そのため、運賃計算プログラムの改修時には、運賃計算プログラムの動作確認を行っているにも関わらず、バグが残る可能性があった。
そこで、この発明は、必要最小限に絞り込んだテストデータを用いても、運賃算出手段の動作を十分に確認できる運賃検証装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
(1)路線網内の駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、前記路線網内の各駅をグループ分けする同一運賃グループ生成手段と、
前記同一運賃グループ生成手段が生成した各グループから、それぞれ1つの駅を代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
前記代表駅抽出手段が抽出した代表駅毎に、この代表駅と前記基準駅との区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の運賃を算出する運賃算出手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段及び前記検証用運賃算出手段が算出した運賃が一致しているか否かを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、路線網から選択した基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ化し、各グループから1つの代表駅を抽出する。また、基準駅と各代表駅とを利用区間とする利用区間情報を生成する。そして、この利用区間情報に基づいて、運賃算出手段が算出した運賃と、運賃算出手段とは異なるロジックで検証用運賃算出手段が算出した運賃と、が一致しているか否かを判定手段で判定する。基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けした場合、1つのグループに含まれる各駅と基準駅との間は当然同じ運賃なので、各駅について利用区間情報を作成しなくても、1つの駅を代表駅として抽出して、この駅を含む利用区間情報を作成することで運賃算出手段の動作を確認することができる。したがって、上記のように基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けし、各グループから1つの駅を代表駅として抽出することで、利用区間として乗車駅や降車駅に設定する駅数を少なくすることができるので、利用区間情報を大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない利用区間情報で確実に行うことができる。
(2)有効区間を含む定期券情報を受け付ける定期券情報受付手段と、
前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内のいずれかの駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けする同一運賃グループ生成手段と、
前記同一運賃グループ生成手段が生成した各グループから、それぞれ1つの駅を代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
前記代表駅抽出手段が抽出した代表駅毎に、この代表駅と前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内のいずれかの駅との組み合わせ区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報を用いて、その利用区間に対する精算運賃を算出する運賃算出手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の精算運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段、及び前記検証用運賃算出手段が算出した精算運賃が一致しているか否かを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一となる駅のグループを生成し、各グループから1つの代表駅を抽出する。また、各代表駅と、定期券の有効区間内のいずれかの駅と、の区間を利用区間とする利用区間情報を、各代表駅と定期券の有効区間内のいずれかの駅とを組み合わせて生成する。そして、この利用区間情報に基づいて、運賃算出手段が算出した運賃と、運賃算出手段と異なるロジックで検証用運賃算出手段が算出した運賃と、が一致しているか否かを判定手段で判定する。基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けした場合、1つのグループに含まれる各駅と基準駅との間は同じ運賃なので、各駅を含む利用区間情報を作成しなくても、1つの駅を代表駅として抽出して、この駅を含む利用区間情報を作成することで運賃算出手段の動作を確認することができる。また、定期券を利用して、有効区間内の駅と有効区間外の駅とで乗降した場合には、運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間情報を生成するので、利用区間の数を絞り込むことができ、精算運賃の算出結果を少ないデータでも精度良く、かつ従来よりも短時間で確認することができる。なお、定期券には、プリペイドカードと定期券の機能を有する複合券を含むものとする。
(3)前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の端の駅を基準駅として選択する手段であることを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間の端の駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一となる駅毎にグループを生成し、各グループから1つの代表駅を抽出する。また、各代表駅と、定期券の有効区間内のいずれかの駅と、を利用区間とする利用区間情報を生成する。定期券や複合券を利用して、有効区間内の駅と有効区間外の駅とで乗降した場合には、その有効区間の端の駅から有効区間外の駅までの区間について運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間を設定することで、運賃算出手段が算出する精算運賃の判定を、絞り込んだ利用区間情報で確実に行うことができる。
(4)前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の乗換駅を基準駅として選択する手段であることを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の乗換駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一となる駅毎にグループを生成し、各グループから1つの代表駅を抽出する。また、各代表駅と、定期券の有効区間内のいずれかの駅と、を利用区間とする利用区間情報を生成する。定期券や複合券を利用して、例えば有効区間内の駅で乗車して、乗換駅で他の路線に乗り換えて有効区間外の駅で降車した場合には、その有効区間内の乗換駅から有効区間外の駅までの区間について運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間を設定することで、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、絞り込んだ利用区間情報でも確実に行うことができる。なお、乗換駅とは、定期券の有効区間内の駅であって、定期券の有効区間外の別の路線に乗り換えることができる駅のことである。
(5)有効区間を含む定期券情報を受け付ける定期券情報受付手段と、
前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の2つの駅を基準駅として選択し、ここで選択した一方の基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けした第1のグループ群、及び他方の基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けした第2のグループ群を生成する同一運賃グループ生成手段と、
前記同一運賃グループ生成手段が生成した前記第1のグループ群の各グループから、それぞれ1つの駅を第1の代表駅として抽出するとともに、前記第2のグループ群の各グループから、それぞれ1つの駅を第2の代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
前記代表駅抽出手段が抽出した第1代表駅と、第2の代表駅との組合せ区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報を用いて、その利用区間に対する精算運賃を算出する運賃算出手段と、
前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の精算運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段、および前記検証用運賃算出手段が算出した精算運賃が一致しているかどうかを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の2つの駅を基準駅として選択し、一方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第1のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第1代表駅として抽出する。また、他方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第2のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第2代表駅として抽出する。そして、第1代表駅と第2代表駅との区間を利用区間とする利用区間情報を、各第1代表駅と各第2代表駅とを組み合わせて生成する。そして、この利用区間情報に基づいて、運賃算出手段が算出した運賃と、運賃算出手段と異なるロジックで検証用運賃算出手段が算出した運賃と、が一致しているか否かを判定手段で判定する。基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けした場合、1つのグループに含まれる各駅と基準駅との間は同じ運賃なので、各駅を含む利用区間情報を作成しなくても、1つの駅を代表駅として抽出して、この駅を含む利用区間情報を作成することで運賃算出手段の動作を確認することができる。また、定期券や複合券を利用して、有効区間を挟んで有効区間外の駅と別の有効区間外の駅とで乗降した場合には、運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間情報を生成するので、利用区間を絞り込むことができ、精算運賃の算出結果を少ないデータでも精度良く、かつ従来よりも短時間で確認することができる。
(6)前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の両端の駅を2つの基準駅として選択する手段であることを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の両端の駅を2つの駅を基準駅として選択し、一方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第1のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第1代表駅として抽出する。また、他方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第2のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第2代表駅として抽出する。そして、第1代表駅と第2代表駅との区間を利用区間とする利用区間情報を、各第1代表駅と各第2代表駅とを組み合わせて生成する。定期券や複合券を利用して、有効区間を挟んで有効区間外の駅と別の有効区間外の駅とで乗降した場合には、一方の有効区間外の駅から第1代表駅までの区間と、第2代表駅から他方の有効区間外の駅までの区間と、について運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間を設定することで、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、絞り込んだ利用区間情報を用いても確実に行うことができる。
(7)前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の端の駅と、この有効区間内の乗換駅と、を2つの基準駅として選択する手段であることを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の端の駅と乗換駅を基準駅として選択し、一方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第1のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第1代表駅として抽出する。また、他方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第2のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第2代表駅として抽出する。そして、第1代表駅と第2代表駅との区間を利用区間とする利用区間情報を、各第1代表駅と各第2代表駅とを組み合わせて生成する。定期券や複合券を利用して、例えば有効区間を挟んで有効区間外の駅から乗車して、乗換駅で他の路線に乗り換えて別の有効区間外の駅で降車した場合には、一方の有効区間外の駅から第1代表駅までの区間と、第2代表駅(乗換駅)から他方の有効区間外の駅までの区間と、について運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間を設定することで、利用区間情報を大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない利用区間情報で確実に行うことができる。
(8)前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の2つの乗換駅を2つの基準駅として選択する手段であることを特徴とする。
この構成においては、運賃検証装置は、定期券情報を受け付けると、この定期券の有効区間内の乗換駅と別の乗換駅を基準駅として選択し、一方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第1のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第1代表駅として抽出する。また、他方の基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けして第2のグループ群を生成し、各グループから1つの駅を第2代表駅として抽出する。そして、第1代表駅と第2代表駅との区間を利用区間とする利用区間情報を、各第1代表駅と各第2代表駅とを組み合わせて生成する。定期券や複合券を利用して、例えば有効区間を挟んで有効区間外の駅から乗車して、乗換駅で有効区間内の他の路線に乗り換えて、さらに別の乗換駅で別の路線に乗り換えて有効区間外の駅で降車した場合には、一方の有効区間外の駅から第1代表駅(乗換駅)までの区間と、第2代表駅(乗換駅)から他方の有効区間外の駅までの区間と、について運賃の精算が必要であるが、上記のように利用区間を設定することで、利用区間情報を大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない利用区間情報で確実に行うことができる。
この発明によれば、運賃算出手段の動作を検証するための利用区間情報を大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない利用区間情報でも精度良く、かつ従来よりも短時間で確認することができる。
以下、この発明の実施形態である運賃検証装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る運賃検証装置の構成を示すブロック図である。運賃検証装置1は、制御部11、HDD(ハードディスク)12、出力部13、及び操作部14を備えている。また、運賃検証装置1には、自動改札機・精算機・係員端末等の駅務装置に搭載する運賃計算プログラムの動作を検証するために、テスト券生成プログラム、運賃計算プログラム、シミュレーションプログラム(検証用運賃計算プログラム)、及び確認プログラムがインストールされている。運賃検証装置1としては、例えば、パソコン等のコンピュータ装置が好適である。
制御部11は、装置本体の動作を制御する。
HDD12は、テスト券生成プログラム、運賃計算プログラム、シミュレーションプログラム、及び確認プログラム等を記憶している。
出力部13は、接続された出力装置に応じた形式にデータ等の信号を変換し、出力装置に送信する。本実施形態では、出力装置としてディスプレイ装置13aを運賃検証装置1に接続している。ディスプレイ装置13aとしては、例えば液晶ディスプレイ装置が適用可能であり、出力部13から受信したデータ等の画像を表示する。なお、出力装置としては、プリンタ等の印刷装置を接続することも可能である。
操作部14は、図示しないキーボード・マウス等の公知の入力デバイスにより構成され、ユーザ(作業者)による入力操作を受け付ける。
テスト券生成プログラムは、運賃計算プログラムをテストするための情報(以下、テスト券データと称する。)として、切符、定期券、定期券とプリペイド券との両方の機能を併せ持つ複合券等において想定される種々の場合の有効区間情報や利用区間情報を生成する。ここで、種々の場合とは、例えば、定期券で有効区間内から乗車して有効区間外で降車する場合や、複合券で有効区間外から乗車して有効区間外で降車する場合や、1枚の複合券で異なる鉄道会社間の鉄道を乗り継ぎする場合などである。
運賃計算プログラムは、テスト券データが入力データとして与えられたときに、このテスト券データに対する第1の運賃データを生成するプログラムである。
シミュレーションプログラムは、運賃計算プログラムが生成する第1の運賃データを検証するために、テスト券データが入力データとして与えられると、このテスト券データに対する第2の運賃データを生成するプログラムである。第2の運賃データは、運賃計算プログラムがテスト券データから第1の運賃データとして生成すると想定される予想結果である。
シミュレーションプログラムは、運賃計算プログラムとは異なるスペックで作成されている。言い換えれば、シミュレーションプログラムは、運賃計算プログラムのスペックを下げたプログラムであり、本実施形態のシミュレーションプログラムでは、運賃計算プログラムが有する標準的な仕様のみを実装しており、運賃計算プログラムとは異なるロジックで運賃を算出する。
シミュレーションプログラムは、上記のように運賃計算プログラムのある程度標準的な仕様については満足するように作成されているが、運賃計算プログラムの細かい仕様については考慮することなく作成されている。したがって、シミュレーションプログラムの開発期間や開発コストは、運賃計算プログラムよりも抑えることができる。
ここで、運賃計算プログラムは自動改札機や精算機や係員端末等の駅務装置に実際に組み込まれるプログラムであり、シミュレーションプログラムは運賃計算プログラムの動作確認を行うのに利用されるプログラムである。運賃検証装置では、後述するように、確認プログラムが、運賃計算プログラムが生成した第1の運賃データと、シミュレーションプログラムが生成した第2の運賃データと、が一致しているか否かを判定するので、運賃計算プログラムの開発者とシミュレーションプログラムの開発者とを別人にするのが望ましい。これにより、両プログラムに同じ誤りが存在する可能性を低下させることができる。
第1の運賃データ及び第2の運賃データには、精算金額、判定金額、精算起点駅、可否判定結果等の項目のデータが含まれる。精算金額は利用区間における判定金額に対して不足している不足金額であり、判定金額は利用区間における乗車料金であり、可否判定結果は精算金額等から利用者が精算が必要かどうかを判定した結果である。
確認プログラムは、テスト券生成プログラムと運賃計算プログラムの実行によって得られた第1の運賃データと、テスト券生成プログラムとシミュレーションプログラムの実行によって得られた第2の運賃データと、を入力データとして与えたときに、第1の運賃データと第2の運賃データと、が一致しているか否かを判定する。そして、利用区間情報毎に判定結果をディスプレイ装置13aに表示させる。
次に、運賃検証装置1の動作手順の概略について説明する。図2は、運賃検証装置の動作手順を示すフローチャートである。
制御部11は、操作部14によって運賃計算プログラムの検証テストを開始する入力があったことを検出すると、HDD12からテスト券生成プログラムを読み出してテスト券データを生成し、HDD12にテスト券データを記憶させる(S1)。
続いて、制御部11は、HDD12から運賃計算プログラム及びテスト券データを読み出して、テスト券データを運賃計算プログラムに入力して、テスト券データ毎に第1の運賃データを生成する。そして、制御部11は、全ての第1の運賃データを集計した第1運賃データファイルをHDD12に記憶させる(S2)。なお、ステップS2は、運賃算出手段の動作に相当する。
また、制御部11は、HDD12からシミュレーションプログラム及びテスト券データを読み出して、テスト券データをシミュレーションプログラムに入力して、テスト券データ毎に第2の運賃データを生成する。その後、制御部11は、全ての第2の運賃データを集計した第2運賃データファイルをHDD12に記憶させる(S3)。なお、ステップS3は、検証用運賃算出手段の動作に相当する。
さらに、制御部11は、HDD12から確認プログラムを読み出して、第1の運賃データと第2の運賃データと、が一致しているか否かを判定する(S4)。具体的には、制御部11は、HDD12から第1運賃データファイルと第2運賃データファイルとを読み出して、テスト券データ毎に両運賃データの各項目のデータを読み出して、一致・不一致の確認を行い、不一致の箇所を抽出する。本実施形態では、例えば、精算料金、判定料金、券面料金、精算起点駅、可否判定結果の項目のデータについて不一致の箇所を抽出する。なお、上記項目のデータだけでなく他の項目のデータについても相違点や不一致の箇所を抽出しても良い。そして、制御部11は、不一致の箇所を集計して、ディスプレイ装置13aに詳細情報を表示する。なお、ステップS4は、判定手段の動作に相当する。
運賃検証装置1は、不一致の箇所のデータを集計するとすぐにディスプレイ装置13aにそのデータを表示するので、作業者は、相違点や不一致の箇所が発生した原因の解析作業に、すぐに取りかかることができる。
次に、テスト券生成プログラムの実行処理手順について、その詳細を説明する。図3は、鉄道会社の路線図及び運賃表の一例である。図4は、2駅間テーブル及び距離運賃テーブルを示す図である。
以下の説明では、鉄道会社Aの路線及び運賃を例に挙げて説明する。鉄道会社Aの路線は、図3(A)に示すように、a1駅〜a7駅を接続する本線L1と、a6駅・a8駅・a9駅を接続する支線L2から成る。また、a6駅は、本線L1と支線L2の乗り換えが可能な乗換駅である。各駅間の距離は、a1駅〜a2駅が2km、a2駅〜a3駅が2km、a3駅〜a4駅が1km、a4駅〜a5駅が2km、a5駅〜a6駅が2km、a6駅〜a7駅が7km、a6駅〜a8駅が2km、a8駅〜a9駅が1kmである。また、図3(B)に示すように、距離に応じた区数で運賃が設定されている。すなわち、1区(0.5〜3.0km)が200円、2区(3.0〜7.0km)が230円、3区(7.0〜13.0km)が260円、4区(13.0〜16.0km)が300円に設定されている。
運賃検証装置1は、図4に示す2駅間距離テーブルTa1、及び距離運賃テーブルTa2をHDD12で記憶している。また、運賃検証装置1は、この2駅間距離テーブルTa1、及び距離運賃テーブルTa2を鉄道会社毎に記憶している。図4には、1つの鉄道会社についての2駅間距離テーブルTa1及び距離運賃テーブルTa2を示している。2駅間距離テーブルTa1は、図4(A)に示すように、2つの駅と、この2つの駅間の距離と、を対応付けたテーブルである。すなわち、前記の図3(A)に示した駅間の距離に基づいてa1駅〜a9駅の2駅間の各距離について設定されたテーブルである。また、距離運賃テーブルTa2は、図4(B)に示すように、距離の範囲と、この範囲の距離に適用される運賃と、を対応付けたテーブルである。
運賃検証装置1では、運賃計算プログラム及び検証用運賃計算プログラムが、この2駅間距離テーブルTa1及び距離運賃テーブルTa2を用いて、利用区間の運賃を算出する。
ここで、路線網のある駅を基準駅に設定して、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件でグループ分けした同じ運賃のグループに含まれる駅は、どの駅を選択しても基準駅までの運賃が同じである。そのため、各駅と基準駅を含む区間を生成して個別に運賃を算出しなくても、各グループからひとつの駅を代表駅として抽出して、この代表駅と基準駅を含む利用区間情報を生成することで、運賃計算プログラムの検証が可能である。また、上記のように基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けし、各グループから1つの駅を代表駅として抽出することで、乗車駅または降車駅に設定する駅数を減らすことができるので、利用区間情報を大幅に削減でき、運賃算出手段が算出する運賃の判定を、少ない利用区間情報で確実に行うことができる。
そこで、本願発明では、テスト券生成プログラムが生成するテスト用の利用区間情報の数量を削減しても、精度良く運賃計算プログラムの動作を検証できるように、以下のような手順でテスト用の利用区間情報を生成する。図5は、テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。図6は、テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するための図である。
まず、運賃検証装置1において、運賃計算プログラムが2駅間の運賃を正しく算出するか否かを検証するための利用区間情報を生成する場合について説明する。図5に示すように、制御部11は、利用区間情報の生成を開始する入力を、操作部14において検出すると(S11)、予め設定された条件に基づいて路線網の全駅から基準駅を選択する(S12)。例えば、制御部11は、図6(A)に示す路線網のようにa4駅を基準駅に選択する。そして、制御部11は、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で各駅をグループ分けする(S13)。例えば、制御部11は、基準駅として選択したa4駅からの運賃が同一であるとする条件で各駅をグループ分けする。すなわち、図6(B)に示すように、a2駅、a3駅、a5駅がa4駅からの距離が0.5〜3.0kmで運賃が200円となる1区の駅となるので、これらの駅をグループG1とする。また、a1駅、a6駅、a8駅、a9駅がa4駅からの距離が3.0〜7.0kmで運賃が230円となる2区の駅となるので、これらの駅をグループG2とする。さらに、a7駅がa4駅からの距離が7.0〜13.0kmで運賃が260円となる3区の駅となるので、この駅をグループG3とする。なお、ステップS12,S13の処理が請求項1の同一運賃グループ生成手段に相当する。
また、制御部11は、各グループから1つの代表駅を抽出する(S14)。例えば、制御部11は、図6(B)に示すように、グループG1から代表駅としてa5駅を抽出し、グループG2から代表駅としてa6駅を抽出し、グループG3から代表駅としてa7駅を抽出する。なお、ステップS14の処理が請求項1の代表駅抽出手段に相当する。
さらに、制御部11は、代表駅毎に、この代表駅と前記基準駅との区間を利用区間とする利用区間情報を生成する(S15)。例えば、制御部11は、前記のように基準駅としてa4駅を選択し、各グループの代表駅としてa5駅、a6駅、a7駅を抽出した場合には、図6(C)に示すように、a4駅〜a5駅(グループG1)、a4駅〜a6駅(グループG2)、a4駅〜a7駅(グループG3)の3つの利用区間情報をテスト券データとして生成する。なお、ステップS15の処理が請求項1の利用区間情報生成手段に相当する。
そして、制御部11は、ステップS15で生成した利用区間情報をテスト券データとしてHDD12に記憶させる(S16)。
続いて、制御部11は、図2に示したフローチャートのステップS2以降の処理を行う。
このように、路線網内の駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、前記路線網内の各駅をグループ分けすると、1つのグループに含まれる各駅と基準駅との間は当然同じ運賃なので、各駅を含む利用区間情報を作成しなくても、1つの駅を代表駅として抽出して、この駅を含む利用区間情報を作成することで運賃計算プログラムの動作を検証することができる。したがって、上記のように基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ分けし、各グループから1つの駅を代表駅として抽出することで、乗車駅や降車駅に設定する駅数を少なくすることができるので、利用区間情報を大幅に削減でき、運賃計算プログラムが算出する2駅間の運賃の判定を、少ない利用区間情報でも確実に行うことができる。
次に、運賃検証装置1で、定期券や複合券を使用したときにおける運賃計算プログラムの精算処理を検証する場合には、制御部11は、定期券または複合券の有効区間情報を生成するか、またはHDD12が記憶する図示しないデータべースから定期券または複合券の有効区間情報を抽出する。そして、テスト券生成プログラムによってこの有効区間情報に基づいて路線網における利用区間を生成する。
(1)まず、複合券(定期券)の有効区間情報に基づいて、この有効区間内の駅から有効区間外の駅までを利用区間とする利用区間情報を生成する場合について説明する。図7は、テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。図8は、テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するための図である。
図7に示すように、制御部11は、複合券(定期券)の有効区間内の駅から、有効区間外の駅までを利用区間とする利用区間情報を生成して、この利用区間情報と複合券(定期券)の有効区間情報とにより、運賃計算プログラムの検証テストを開始する入力を、操作部14において検出すると(S21)、複合券または定期券Tiの有効区間情報を作成するか、またはHDD12が記憶する図示しないデータべースから複合券または定期券Tiの有効区間情報を抽出する(S22)。例えば、図8(A)に示すように、有効区間の両端の駅がa1駅とa3駅である定期券Tiのデータを抽出する。なお、ステップS22の処理が請求項2の定期券情報受付手段に相当する。
制御部11は、有効区間の一端の駅であるa3駅を基準駅にする(S23)。続いて、制御部11は、基準駅からの運賃が同一であるとする条件で各駅をグループ分けする(S24)。例えば、上記の有効区間の両端の駅がa1駅とa3駅である定期券Tiのデータを抽出した場合には、図8(B)に示すように、a3駅から同一運賃となる有効区間外のa4駅及びa5駅(1区の駅)をグループG11とし、a6駅及びa8駅(2区の駅)をグループG12とし、a7駅及びa9駅(3区の駅)をグループG13とする。なお、ステップS23〜S24の処理が請求項2の同一運賃グループ生成手段に相当する。
制御部11は、グループ分けが完了すると、各グループからひとつの駅を代表駅として抽出する。すなわち、制御部11は、前記のように、基準駅であるa3駅からの運賃が同一となるグループがG11〜G13の3つの場合には、図8(B)に示すように、例えばグループG11の代表駅としてa4駅を、グループG12の代表駅としてa6駅を、グループG13の代表駅としてa7駅を抽出する(S25)。なお、ステップS25の処理が請求項2の代表駅抽出手段に相当する。
また、制御部11は、ステップS24で抽出した代表駅を乗車駅または降車駅の一方に設定する(S26)。さらに、制御部11は、定期券の有効区間内の駅から1つの駅を選んで乗車駅または降車駅の他方に設定する(S27)。例えば、定期券の有効区間内の駅であるa2駅を乗車駅または降車駅の他方に設定する。ステップS27では、もちろん、基準駅であるa3駅や、定期券における有効区間の端の駅であるa1駅を乗車駅または降車駅の他方に設定することが可能である。
そして、制御部11は、ステップS26で設定した乗車駅または降車駅の一方と、ステップS27で設定した乗車駅または降車駅の他方と、を組み合わせて利用区間情報を生成する(S28)。すなわち、制御部11は、図8(C)に示すように、a2駅とa4駅・a6駅・a8駅との組み合わせであるa2駅〜a4駅(グループG11)、a2駅〜a6駅(グループG12)、a2駅〜a7駅(グループG13)の3つの利用区間情報をテスト券データとして生成する。なお、ステップS26〜S28の処理が請求項2の利用区間情報生成手段に相当する。
さらに、制御部11は、ステップS28で生成した利用区間の情報と、ステップS22で作成または抽出した定期券または複合券の情報をテスト券データとしてHDD12に記憶させる(S29)。
続いて、制御部11は、図2に示したフローチャートのステップS2以降の処理を行う。
図9は、従来のテスト券生成プログラムのテスト券データ生成手順を説明するための図である。ここで、従来のテスト券生成プログラムでは、テスト用のデータとして、定期券データを抽出した場合には、利用区間情報として、路線網における定期券の有効区間内の駅と、定期券有効区間外の駅との、全ての駅についての組み合わせを作成していた。例えば、図9(A)に示すように有効区間の両端の駅がa1駅とa3駅である定期券Tiのデータを抽出した場合には、図9(B)に示すように、テスト用の利用区間情報として、鉄道会社Aの路線における定期券の有効区間内の駅と、定期券有効区間外の駅との、全ての駅についての組み合わせを作成していた。そのため、従来の方法では、a1駅〜a3駅までの3駅とa4駅〜a9駅までの6駅との組み合わせとして18通りの利用区間情報を作成していた。
これに対して、本願発明では、上記のように、定期券Tiの有効区間がa1駅〜a3駅の場合には、3通りの利用区間情報を作成して、この定期券における運賃について運賃計算プログラムの算出結果を検証する。
このように、定期券の有効区間内の任意の駅から有効区間外の代表駅までの利用区間情報を作成すると、定期券における有効区間の端の駅から有効区間外の代表駅までの運賃を精算運賃として運賃計算プログラムに算出させることになるので、運賃計算プログラムの動作確認の精度をさらに向上させることができる。
ここで、上記の説明では、利用区間情報の一方の駅として、複合券(定期券)の有効区間の端の駅としたが、有効区間内から他の路線に乗り換える乗換駅を利用区間情報の一方の駅に設定することも可能である。この場合には、定期券の有効区間内の任意の駅から乗換駅で他の路線に乗り換えて有効区間外の駅までの運賃を精算運賃として運賃計算プログラムに算出させることになるので、このような利用区間についても利用区間情報を削減して少ない情報で運賃計算プログラムの検証を行うことができる。
(2)次に、複合券(定期券)の有効区間情報に基づいて、この有効区間を挟んで有効区間外の駅から別の有効区間外の駅までを利用区間とする利用区間情報を生成する場合について説明する。図10は、テスト券生成プログラムの図7とは別の利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。図11は、テスト券生成プログラムの図8とは別の利用区間情報の生成手順を説明するための図である。
ここで、路線網によっては、定期券や複合券の有効区間を挟んで有効区間外の駅から、有効区間内の乗換駅を経由して別の有効区間外の駅までの運賃精算が必要になる場合がある。例えば、図3(A)に示した路線図において、a7駅及びa8駅が有効区間の両端駅である複合券を使用して、a9駅から乗車して、a6駅で支線L2から本線L1に乗り換えて、a4駅で降車する場合などである。
そこで、複合券(定期券)の有効区間情報と、この有効区間を挟んで有効区間外の駅から有効区間内の乗換駅を経由して別の有効区間外の駅までの利用区間情報と、を含むテスト券データを作成する場合について説明する。
図10に示すように、制御部11は、複合券(定期券)の有効区間を挟んで有効区間外の駅から、乗換駅を経由して有効区間外の別の駅までの運賃について運賃計算プログラムに計算させる利用区間情報を作成して、運賃計算プログラムの検証テストを開始する入力を、操作部14において検出すると(S31)、複合券または定期券Tiの有効区間情報を作成するか、またはHDD12が記憶する図示しないデータべースから複合券または定期券Tiの有効区間情報を抽出する(S32)。例えば、図11(A)に示すように、有効区間の両端の駅がa7駅とa8駅である複合券Tjのデータを抽出する。なお、ステップS32の処理が請求項5の定期券情報受付手段に相当する。
制御部11は、有効区間の一端の駅であるa8駅を第1基準駅に、また有効区間内の乗換駅であるa6駅を第2基準駅にする(S33)。続いて、制御部11は、第1基準駅からの運賃が同一であるとする条件で各駅をグループ分けする(S34)。また、制御部11は、第2基準駅からの運賃が同一であるとする条件で各駅をグループ分けする(S35)。例えば、上記複合券Tjの有効区間の両端の駅がa7駅とa8駅の定期券データを抽出した場合には、図11(B)に示すように、a8駅から同一運賃となるa9駅(1区の駅)をグループG31とする。また、a6駅から同一運賃となるa5駅(1区の駅)をグループG32とし、a2駅・a3駅・a4駅(2区の駅)をグループG33とし、a1駅(3区の駅)をグループG34とする。なお、グループG31が請求項5に記載の第1のグループ群に相当し、グループG32〜G34が請求項5に記載の第2のグループ群に相当する。また、ステップS33〜S34の処理が請求項5の同一運賃グループ生成手段に相当する。
制御部11は、グループ分けが完了すると、各グループからひとつの駅を代表駅として抽出する。すなわち、制御部11は、前記のように、第1グループ群がG31の1つで、第2グループ群がG32,G33,G34の3つの場合には、図11(B)に示すように、例えばグループG31の代表駅としてa9駅を抽出する(S36)。また、制御部11は、グループG32の代表駅としてa5駅を、グループG33の代表駅としてa3駅を、グループG34の代表駅としてa1駅を抽出する(S37)。なお、ステップS36,S37の処理が請求項5の代表駅抽出手段に相当する。
さらに、制御部11は、定期券の有効区間を挟んで、代表駅から乗換駅を経由して別の代表駅までの利用区間情報を生成する(S38)。すなわち、制御部11は、図11(C)に示すように、a9駅とa5駅・a3駅・a1駅との組み合わせであるa9駅(グループG31)〜a5駅(グループG32)、a9駅(グループG31)〜a3駅(グループG33)、a9駅(グループG31)〜a1駅(グループG34)の3つの利用区間情報をテスト券データとして生成する。なお、ステップS38の処理が請求項5の利用区間情報生成手段に相当する。
さらに、制御部11は、ステップS38で生成した利用区間の情報と、ステップS32で作成または抽出した定期券または複合券の情報を、テスト券データとしてHDD12に記憶させる(S39)。
続いて、制御部11は、図2に示したフローチャートのステップS2以降の処理を行う。
このように、定期券の有効区間外の代表駅から、有効区間内の乗換駅を経由して有効区間外の代表駅までの運賃について、つまり2つの区間の運賃について運賃計算プログラムに計算させることができるので、テスト券データ(利用区間情報)を大幅に削減でき、運賃計算プログラムの動作確認に必要な期間を大幅に短縮することが可能となる。
ここで、上記の説明では、定期券の有効区間外の駅から、有効区間内の乗換駅を経由して有効区間外の駅まで利用区間とする利用区間情報を生成する場合について説明したが、これに限るものではなく他の駅を基準駅として選択して利用区間情報を生成することが可能である。
例えば、定期券の有効区間内の両端の駅を第1基準駅及び第2基準駅として選択することで、乗換駅を経由せずに有効区間を挟んで有効区間外の第1代表駅から有効区間外の第2代表駅までの利用区間情報を生成することができる。
また、定期券の有効区間内に、他の路線に乗り換える乗換駅が2つ以上ある場合には、1つの乗換駅を第1基準駅として選択し、別の乗換駅を第2基準駅として選択することで、有効区間内の2つの乗換駅を経由する有効区間外の第1代表駅から有効区間外の第2代表駅までの利用区間情報を生成することができる。
以上のように、従来のテスト券生成プログラムでは全駅から2つの駅を選んだ組み合わせについて利用区間情報を作成していたが、本発明では、基準駅からの運賃が同一となる駅をグループ化して、各グループから1つの駅を代表駅として抽出し、各代表駅を含む利用区間情報を生成するので、従来に比べて大幅に利用区間情報を削減できる。これにより、運賃計算プログラム及び検証用運賃計算プログラムに算出させる運賃や精算運賃の数量を大幅に削減することができ、テスト用の利用区間情報を必要最小限に絞り込んでいるが、運賃計算プログラムの動作を十分に確認できる。
なお、本実施形態では、確認プログラム等のプログラムをHDD12に記憶しているが特にこれに限定されるものではなく、本体に内蔵されるRAM等の記録媒体に記憶しても良い。
この発明の実施形態に係る運賃検証装置の構成を示すブロック図である。 運賃検証装置の動作手順を示すフローチャートである。 鉄道会社の路線図及び運賃表の一例である。 2駅間テーブル及び距離運賃テーブルを示す図である。 テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。 テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するための図である。 テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。 テスト券生成プログラムの利用区間情報の生成手順を説明するための図である。 従来のテスト券生成プログラムのテスト券データ生成手順を説明するための図である。 テスト券生成プログラムの図7とは別の利用区間情報の生成手順を説明するためのフローチャートである。 テスト券生成プログラムの図8とは別の利用区間情報の生成手順を説明するための図である。
符号の説明
1−運賃検証装置
11−制御部
12−HDD(ハードディスク)
13−出力部
13a−ディスプレイ装置
14−操作部

Claims (8)

  1. 路線網内の駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、前記路線網内の各駅をグループ分けする同一運賃グループ生成手段と、
    前記同一運賃グループ生成手段が生成した各グループから、それぞれ1つの駅を代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
    前記代表駅抽出手段が抽出した代表駅毎に、この代表駅と前記基準駅との区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の運賃を算出する運賃算出手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
    前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段及び前記検証用運賃算出手段が算出した運賃が一致しているか否かを判定する判定手段と、
    を備えた運賃検証装置。
  2. 有効区間を含む定期券情報を受け付ける定期券情報受付手段と、
    前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内のいずれかの駅を基準駅として選択し、この基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けする同一運賃グループ生成手段と、
    前記同一運賃グループ生成手段が生成した各グループから、それぞれ1つの駅を代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
    前記代表駅抽出手段が抽出した代表駅毎に、この代表駅と前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内のいずれかの駅との組み合わせ区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報を用いて、その利用区間に対する精算運賃を算出する運賃算出手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の精算運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
    前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段、及び前記検証用運賃算出手段が算出した精算運賃が一致しているか否かを判定する判定手段と、
    を備えた運賃検証装置。
  3. 前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の端の駅を基準駅として選択する手段である請求項2に記載の運賃検証装置。
  4. 前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の乗換駅を基準駅として選択する手段である請求項2に記載の運賃検証装置。
  5. 有効区間を含む定期券情報を受け付ける定期券情報受付手段と、
    前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の2つの駅を基準駅として選択し、ここで選択した一方の基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けした第1のグループ群、及び他方の基準駅からの運賃が同一であるとする条件で、路線網内の各駅をグループ分けした第2のグループ群を生成する同一運賃グループ生成手段と、
    前記同一運賃グループ生成手段が生成した前記第1のグループ群の各グループから、それぞれ1つの駅を第1の代表駅として抽出するとともに、前記第2のグループ群の各グループから、それぞれ1つの駅を第2の代表駅として抽出する代表駅抽出手段と、
    前記代表駅抽出手段が抽出した第1代表駅と、第2の代表駅との組合せ区間を利用区間とする利用区間情報を生成する利用区間情報生成手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報を用いて、その利用区間に対する精算運賃を算出する運賃算出手段と、
    前記利用区間情報生成手段が生成した利用区間情報毎に、その利用区間の精算運賃を前記運賃算出手段とは異なるロジックで算出する検証用運賃算出手段と、
    前記利用区間情報毎に、前記運賃算出手段、および前記検証用運賃算出手段が算出した精算運賃が一致しているかどうかを判定する判定手段と、
    を備えた運賃検証装置。
  6. 前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の両端の駅を2つの基準駅として選択する手段である請求項5に記載の運賃検証装置。
  7. 前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間内の端の駅と、この有効区間内の乗換駅と、を2つの基準駅として選択する手段である請求項5に記載の運賃検証装置。
  8. 前記同一運賃グループ生成手段は、前記定期券情報受付手段が受け付けた定期券情報における有効区間の2つの乗換駅を2つの基準駅として選択する手段である請求項5に記載の運賃検証装置。
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