JP5023860B2 - 運賃計算検証用テストパターン生成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄道網における2駅間の運賃を計算する運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンを生成する運賃計算検証用テストパターン生成装置に関する。
従来、自動改札機、精算機、係員端末等の駅務機器では、利用者が利用した2駅間の運賃を計算する運賃計算プログラムがインストールされている。この運賃計算プログラムにバグがあると、利用者が支払う運賃に過不足が生じ、利用者に対するサービスの低下や、さらには鉄道会社の信頼を低下させてしまう。このため、運賃計算プログラムにバグがないかどうか、すなわち2駅間の運賃が適正に算出できるかどうか、を駅務機器にインストールする前に検証しておく必要がある。
一方、最近では、鉄道会社間での相互乗り入れや、新線路の開業や既線路の延長等が進められており、鉄道網が非常に複雑になっている。このため、運賃計算プログラムで運賃を計算する2駅間の組み合わせが膨大な数であり、これらの全ての組合せについて、運賃計算プログラムで運賃が適正に計算できるかどうかを検証することが実質的に不可能な状態であった。
そこで、運賃計算プログラムの検証は、いくつかのテストパターンを生成し、ここで生成したテストパターン毎に、運賃が適正に計算されるかどうかを確認することで行っている。運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンが多いほど、運賃計算プログラムの検証精度が確保される。一方、運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンが多くなるにつれて、この検証に要する時間が長くなり、作業性を低下させる。このため、運賃計算プログラムを精度よく検証でき、その検証に用いるテストパターンの総数を抑えることが要望されている。この要望に対して、例えば、特許文献1では、交差駅、乗換駅、および連絡駅をノードと定義し、同一線路におけるノード間に存在する駅を1つのブロックとみなし、さらにブロック毎に、そのブロック内を1つの駅とみなして入場駅および出場駅を設定し、ここで設定した各ブロックの入場駅および出場駅の組み合わせをテストパターンとして生成することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−268232号公報
しかしながら、上述したように、鉄道会社間での相互乗り入れ等が進んでいることから、特許文献1で提案されている構成では、ノードと定義される駅が増加している。すなわち、ブロック内に存在する駅数が減少し、ブロック数が増加している。例えば、同一線路において隣接している2つの駅がノードと定義される可能性や、同一線路においてノードと定義されない駅に隣接している両側の駅がともにノードと定義される可能性が高くなっている。このため、運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンの総数が増加しており、運賃計算プログラムの検証にかかる作業効率の向上が十分に図れない状況になってきている。
この発明の目的は、運賃計算プログラムの検証が精度よく行え、且つこの運賃計算プログラムの検証にかかる作業効率の向上が十分に図れる運賃計算検証用テストパターン生成装置を提供することにある。
この発明の運賃計算検証用テストパターン生成装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
駅情報記憶手段が、鉄道網の駅毎に、予め定めたカテゴリに対する、その駅の属性を対応づけて記憶する。例えば、その駅の線路上の位置(端、真中等)にかかるカテゴリに対する属性や、その駅の使用形態(交差駅、連絡駅、自線2ラッチ駅等)にかかるカテゴリに対する属性を記憶する。また、線路上で適用される割引にかかるカテゴリに対する属性(対称となる割引の名称や、その割引区間に対する駅の位置等)についても記憶するようにしてもよい。グループ分け手段が、鉄道網の駅を、前記駅情報記憶手段が前記カテゴリについて記憶している属性が同一である駅を1つの駅グループとみなすグループ分けを行う。また、組合せ抽出手段が、前記グループ分け手段がグループ分けした駅グループから、入場駅を選択する駅グループと、出場駅を選択する駅グループと、の組み合わせを抽出する。そして、テストパターン生成手段が、前記組合せ抽出手段が抽出した組合せ毎に、入場駅、および出場駅を、それぞれ該当する駅グループから選択したテストパターンを生成する。
このように、各カテゴリに対する属性が同一の駅を1つの駅グループとみなし、テストパターンを生成する。すなわち、駅の属性による組合せでテストパターンを生成するので、このテストパターンを用いることで、信頼性の高い運賃計算プログラムの検証が行える。また、駅の増加等にともなって鉄道網が複雑になっても、それにともなう駅グループの増加が抑えられるので、運賃計算プログラムの検証にかかる作業効率の向上が十分に図れる。
さらに、鉄道局数に対する経路パターンを記憶する経路情報記憶手段を設けるとともに、前記テストパターン生成手段が、1つの駅グループの組合せからテストパターンを生成するとき、対象となる鉄道網の鉄道局数に対して、前記経路情報記憶手段が記憶している経路パターン毎に、テストパターンを生成する、構成としてもよい。このようにすれば、経路による運賃計算プログラムの検証も行えるので、一層信頼性の高い運賃計算プログラムの検証が行える。
この発明によれば、運賃計算プログラムの検証が精度よく行え、且つこの運賃計算プログラムの検証にかかる作業効率の向上が十分に図れる。
以下、この発明の実施形態である運賃計算検証用テストパターン生成装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である運賃計算検証用テストパターン生成装置を用いた、シミュレーションシステムの構成を示す概略図である。このシミュレーションシステムは、運賃計算検証用テストパターン生成装置1(以下、単に、テストパターン生成装置1と言う。)、および運賃計算検証装置2を備えている。このシミュレーションシステムは、鉄道網における2駅間の運賃を計算する運賃計算プログラムのバグを検証する。テストパターン生成装置1は、運賃計算検証装置2における、運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンを生成する。このテストパターンは、鉄道網の利用区間を示す情報である。テストパターン生成装置1は、後述する処理で複数のテストパターンを生成し、これらを運賃計算検証装置2に入力する。運賃計算検証装置2は、運賃計算プログラムのシミュレーションを行い、この運賃計算プログラムにバグがあるかどうかを検証する。具体的には、運賃計算検証装置2は、運賃計算プログラムを実行し、テストパターン生成装置1が生成したテストパターンを運賃計算プログラムに入力として与える。そして、運賃計算検証装置2は、テストパターン毎に、この運賃計算プログラムで計算された運賃が適正であるかどうかを検証し、検証結果の表示出力や、印字出力を行う。運賃計算検証装置2は、運賃計算プログラムで運賃が適正に計算されたテストパターンと、運賃が適正に計算できなかったテストパターンと、を区別して出力する構成としてもよい。
図2は、テストパターン生成装置の主要部の構成を示すブロック図である。テストパターン生成装置1は、駅情報記憶部11と、経路情報記憶部12と、テストパターン生成部13と、テストパターン出力部14と、を備えている。鉄道網の利用にかかる運賃は、周知のように、入場駅と、出場駅とで示される利用区間、および、この利用区間の移動経路によって決まる。駅情報記憶部11は、駅毎に、予め定めたカテゴリに対する、その駅の属性情報を対応づけた駅情報を記憶している。図3は、駅を属性情報で分類するカテゴリを示す図である。駅情報は、駅毎に、図3に示す「精算範囲」、「割引の種類」、「割引範囲」、「線路上の位置」、「使用形態にかかる種類」の5つのカテゴリについて、それぞれの属性を対応づけた情報である。ここで、この5つのカテゴリについて説明する。
「精算範囲」は、検証する運賃計算プログラムにおいて、運賃の精算を行う駅(精算範囲内)であるか、運賃の精算を行わない駅(精算範囲外)であるかによって駅の属性を分類するカテゴリである。このカテゴリは、例えば精算範囲外の駅が入場駅であった場合に、運賃計算プログラムが運賃を計算して精算を行わないことを検証する、テストパターンを生成するために設けたカテゴリである。
「割引の種類」は、割引が適用されているかどうか、および割引が適用されている場合に、その割引の名称によって駅の属性を分類するカテゴリである。「割引範囲」は、割引区間の範囲内であるか、割引区間の範囲外で、隣接する駅が割引区間の範囲内の駅であるか(範囲外境界駅であるか)、その他の駅(範囲外駅)であるか、のいずれであるかによって、駅の属性を分類するカテゴリである。この「割引の種類」および「割引範囲」にかかるカテゴリは、割引毎に、運賃計算プログラムが、その割引を適用した運賃を適正に計算することができるかどうかを検証する、テストパターンを生成するために設けたカテゴリである。
「線路上の位置」は、線路の端の駅(端駅)であるかどうか(すなわち、端駅、または真中駅のいずれであるか)によって駅の属性を分類するカテゴリである。「使用形態にかかる種類」は、一般駅、交差駅、自線2ラッチ駅、共同使用駅(IC両方参入)、共同使用駅(IC一方非参入)、1ラッチ連絡駅、2ラッチ連絡駅等によって駅の属性を分類するカテゴリである。一般駅とは、このカテゴリで規定している他の属性に対応しない駅である。交差駅とは、自局の複数の線路が交差している駅である。自線2ラッチ駅は、自局の線路を乗り換えるときに、一旦改札口を通って出場し、再度改札口を通って入場する駅である。共同使用駅は、2つの鉄道局が共同で使用している駅であり、また、共同使用駅のIC両方参入は、2つの鉄道局が特定のICカードによる運賃の精算に参入している共同使用駅であり、IC一方非参入は、一方の鉄道局が特定のICカードによる運賃の精算に参入し、他方の鉄道局が特定のICカードによる運賃の精算に参入していない共同使用駅である。1ラッチ連絡駅は、他局の線路に乗り換えるときに、改札口を一度だけ通る駅であり、2ラッチ連絡駅は、他局の線路に乗り換えるときに、改札口を2度通る駅である。この「線路上の位置」、および「使用形態にかかる種類」にかかるカテゴリは、運賃計算プログラムが、線路上における駅の位置や、その駅の使用形態にかかる種類に応じた運賃を適正に計算することができるかどうかを検証する、テストパターンを生成するために設けたカテゴリである。
駅情報記憶部11には、駅毎に、上述した各カテゴリに対する属性情報を対応づけて記憶している。例えば、A駅には、「範囲内(精算範囲)」、「市内割引」、「範囲内(割引範囲)」、「真中駅」、「一般駅」という、属性情報が対応づけられている。
経路情報記憶部12は、鉄道局数毎に、その鉄道局数における経路パターンを分類した経路情報を記憶している。図4は、この経路情報を示す図である。この経路情報は、鉄道局数と、経路パターンと、を対応づけた情報である。利用区間が1つの鉄道局の場合、ノーラッチ経路(自線2ラッチ駅を利用していない経路)と、自線2ラッチ経路(自線2ラッチ駅を利用した経路)と、の2つの経路パターンを記憶している。利用区間が2つ以上の鉄道局の場合、全ての鉄道局がノーラッチ経路(全ての鉄道局で自線2ラッチ駅を利用していない経路)と、いずれか1つの鉄道局が自線2ラッチ経路(自線2ラッチ駅を利用した経路)で、他の鉄道局がノーラッチ経路である経路パターンを記憶している。利用区間が2つ以上の鉄道局の場合は、鉄道局数をnとすると、(n+1)個の経路パターンを経路情報記憶部12に記憶している。
なお、利用区間が2つ以上の鉄道局の場合、複数の鉄道局で自線2ラッチ経路であった運賃の計算については、その仕様で制限しているので、ここでは、利用区間が2つ以上の鉄道局の場合、複数の鉄道局で自線2ラッチ経路である経路パターンについては考慮していない。
テストパターン生成部13は、駅情報記憶部11が駅毎に記憶する上述したカテゴリの属性情報に基づいて、駅をグループ分けするとともに、1つのグループ(駅グループ)を1つの駅とみなして、テストパターンを生成する。このとき、経路情報記憶部12が記憶する経路パターン毎に、テストパターンを生成する。テストパターンの生成手法の詳細については、後述する。
テストパターン出力部14は、テストパターン生成部13で生成されたテストパターンを出力する。テストパターン出力部14から出力されたテストパターンは、運賃計算検証装置2に入力される。運賃計算検証装置2は、入力されたテストパターン毎に、運賃計算プログラムに入力として与え、この運賃計算プログラムで計算された運賃が適正であるかどうかを検証し、検証結果の表示出力や、印字出力を行う。
次に、テストパターン生成装置1の動作における、テストパターン生成処理について説明する。図5は、テストパターン生成処理を示すフローチャートである。テストパターン生成装置1は、テストパターン生成部13が駅情報記憶部11が駅毎に記憶する上述したカテゴリの属性情報に基づいて駅をグループ分けする、グループ分け処理を行う(s1)。具体的には、全てのカテゴリに対する属性情報が同一である駅を、1つのグループとみなすグループ分けを行う。テストパターン生成部13は、各駅のグループ分けが完了すると、これらの駅グループについて、入場駅を選択する駅グループと、出場駅を選択する駅グループと、の組み合わせを全て抽出する(s2)。s2では、入場駅を選択する駅グループと、出場駅を選択する駅グループと、が同じ駅グループである組み合わせも抽出する。テストパターン生成部13は、s2で抽出した駅グループの組み合わせ毎に、適用する経路パターンを決定する(s3)。s3では、各グループの組み合わせに対して、予め指定されている鉄道局数に対応する経路パターンを適用する構成であってもよいし、駅グループの組み合わせ毎に利用可能な経路パターンを全て抽出する構成であってもよい。
テストパターン生成部13は、s2で抽出した駅グループの組み合わせ毎に、その組み合わせに対してs3で決定した各経路パターンに対応する入場駅、出場駅を抽出し、ここで抽出した入場駅、および出場駅と、その経路パターンを示す情報を含むテストパターンを生成する(s4)。すなわち、s4で生成されるテストパターンには、入場駅、出場駅、および、その区間における経路パターンが含まれている。テストパターン生成装置1は、s4でテストパターン生成部13が生成したテストパターンを出力する(s5)。
このように、各カテゴリに対する属性が同一の駅を1つの駅グループとみなし、テストパターンを生成する。すなわち、駅の属性による組合せでテストパターンを生成するので、運賃計算検証装置2が、このテストパターンを用いることで、信頼性の高い運賃計算プログラムの検証が行える。また、駅の増加等にともなって鉄道網が複雑になっても、それにともなう駅グループの増加が抑えられるので、運賃計算プログラムの検証にかかる作業効率の向上が十分に図れる。また、経路による運賃計算プログラムの検証も行えるので、運賃計算プログラムの検証にかかる信頼性を十分に確保することができる。
次に、上述したテストパターン生成処理について、具体例を示して説明する。図6は、鉄道局数が1つである線路の例を示す図である。ここでは、5つの駅(A駅〜E駅)を示している。この線路では、全ての駅が精算範囲内の駅である。図6において、A駅と、E駅と、が端駅であり、残りのB駅、C駅、およびD駅が真中駅である。また、ここでは、この線路に対する割引区間はないものとする。また、A駅〜E駅は、全て一般駅である。
この図6に示す例では、上述したs1で、端駅であるA駅と、E駅とからなる第1の駅グループと、真中駅であるB駅、C駅、およびD駅からなる第2の駅グループと、に分けられる。また、s2では、
(1)入場駅、および出場駅を選択するグループが第1の駅グループ
(2)入場駅、および出場駅を選択するグループが第2の駅グループ
(3)入場駅を選択するグループが第1の駅グループ、出場駅を選択するグループが第2の駅グループ、
(4)入場駅を選択するグループが第2の駅グループ、出場駅を選択するグループが第1の駅グループ
の4つの組み合わせが抽出される。また、s3では、利用区間が1つの鉄道局であり、また、自線2ラッチ駅も存在しないことから、経路パターンは、ノーラッチ経路に決定される。したがって、この例では、s4で、4つのテストパターンが生成される。例えば、
(1)入場駅−E駅、出場駅−A駅
(2)入場駅−C駅、出場駅−D駅
(3)入場駅−A駅、出場駅−C駅
(4)入場駅−B駅、出場駅−A駅
の4つのテストパターンが生成される。
なお、この図6に示す線路の利用パターンの総数は25通りである。すなわち、25通りの利用パターンが存在する線路について、4つのテストパターンで運賃計算プログラムグラムの検証が行える。
また、図7は、鉄道局数が2つ(第1鉄道局、および第2鉄道局)である線路の例を示す図である。この線路では、全ての駅が精算範囲内の駅である。ここでは、5つの駅(A駅〜E駅)からなる第1の線路(第1鉄道局)と、5つの駅(F駅〜J駅)からなる第2の線路(第2鉄道局)と、からなる線路網を示している。図7において、A駅、E駅、F駅、およびJ駅が端駅であり、残りのB駅、C駅、D駅、G駅、H駅、およびI駅が真中駅である。また、E駅、F駅は、2ラッチ連絡駅である。また、ここでは、この線路に対する割引区間はないものとする。また、E駅、およびF駅以外は、全て一般駅であり、且つ精算範囲内の駅である。
この図7に示す例では、上述したs1で、端駅であり且つ一般駅であるA駅と、J駅とからなる第1の駅グループと、端駅であり且つ2ラッチ連絡駅であるE駅とF駅とからなる第2の駅グループと、真中駅である且つ一般駅であるB駅、C駅、D駅、G駅、H駅、およびI駅からなる第3の駅グループと、に分けられる。また、s2では、
(1)入場駅、および出場駅を選択するグループが第1の駅グループ
(2)入場駅、および出場駅を選択するグループが第2の駅グループ
(3)入場駅、および出場駅を選択するグループが第3の駅グループ
(4)入場駅を選択するグループが第1の駅グループ、出場駅を選択するグループが第2の駅グループ、
(5)入場駅を選択するグループが第1の駅グループ、出場駅を選択するグループが第3の駅グループ、
(6)入場駅を選択するグループが第2の駅グループ、出場駅を選択するグループが第1の駅グループ、
(7)入場駅を選択するグループが第2の駅グループ、出場駅を選択するグループが第3の駅グループ、
(8)入場駅を選択するグループが第3の駅グループ、出場駅を選択するグループが第1の駅グループ、
(9)入場駅を選択するグループが第3の駅グループ、出場駅を選択するグループが第2の駅グループ
の9つの組み合わせが抽出される。また、s3では、利用区間が2つの鉄道局で、2つの鉄道局がともにノーラッチ経路である経路パターンに決定される。したがって、s4では、上述した、(1)〜(9)の9つの組み合わせの9通りのテストパターンが生成される。
なお、この図7に示す線路の利用パターンの総数は100通りである。すなわち、100通りの利用パターンが存在する線路について、9つのテストパターンで運賃計算プログラムグラムの検証が行える。
また、図8では、割引が適用されている線路の例を示す図である。この線路では、全ての駅が精算範囲内の駅である。この図8は、鉄道局数が2つ(第1鉄道局、および第2鉄道局)である図7と同じ線路であり、A駅とB駅の間〜D駅とE駅との間の区間、およびF駅とG駅との間〜G駅とH駅の間における区間、に割引が適用されている点で相違している。この適用されている割引は単一の種類の割引である。図8において、A駅、E駅、F駅、およびJ駅が端駅であり、残りのB駅、C駅、D駅、G駅、H駅、およびI駅が真中駅である。また、E駅、F駅は、2ラッチ連絡駅である。また、A駅、E駅、F駅、およびH駅が、割引にかかる範囲外境界駅である。B駅、C駅、D駅、G駅が、割引の範囲内駅である。さらに、I駅、およびJ駅は割引の範囲外駅である。
この図8に示す例では、上述したs1で、端駅で、且つ範囲外境界駅であるA駅からなる第1の駅グループ、真中駅で、且つ割引の範囲内である、B駅、C駅、D駅、およびG駅からなる第2の駅グループ、端駅で、且つ範囲外境界駅であり、さらに連絡駅であるE駅、およびF駅からなる第3の駅グループ、真中駅で、且つ範囲外境界駅であるH駅からなる第4の駅グループ、真中駅で、且つ範囲外駅であるI駅からなる第5の駅グループ、および、端駅で、且つ範囲外駅であるJ駅からなる第6の駅グループに分けられる。また、ここでは例示を省略するが、s2では、36通りの組み合わせが抽出される。s3では、利用区間が2つの鉄道局で、2つの鉄道局がともにノーラッチ経路である経路パターンに決定される。したがって、この例では、s4で36通りのテストパターンが生成される。
なお、この図8に示す線路の利用パターンの総数は、図7に示した線路と同様に100通りである。すなわち、100通りの利用パターンが存在する線路について、36個のテストパターンで運賃計算プログラムグラムの検証が行える。
また、図9は、交差駅、および自線2ラッチ駅を含む線路を示す図である。この線路では、全ての駅が精算範囲内の駅である。A駅、B駅、C駅、D駅、E駅、およびF駅が、端駅で、且つ一般駅である。また、G駅、およびH駅が真中駅であり、且つ交差駅である。K駅、およびJ駅が端駅で、且つ自線2ラッチ駅である。さらに、I駅、およびL駅が、真中駅で、且つ自線2ラッチ駅である。すなわち、この図9に示す線路では、s1で4つの駅グループに分けられので、s2では、16通りの組み合わせが抽出される。また、s3では、自線2ラッチ駅を通らないノーラッチ経路である第1の経路パターンと、自線2ラッチ駅を通る第2の経路パターンと、が決定される。したがって、この例では、s4で32通りのテストパターンが生成される。
なお、この図9に示す例における、入場駅と、出場駅と、の組み合わせの総数は、144通りである。また、経路パターンとしては、
(1)自線2ラッチを通らない経路、
(2)K駅とI駅との自線2ラッチを通り、J駅とL駅との自線2ラッチを通らない経路、
(3)J駅とL駅との自線2ラッチを通り、K駅とI駅との自線2ラッチを通らない経路、
(4)K駅とI駅との自線2ラッチを通り、その後J駅とL駅との自線2ラッチを通る経路、
(5)J駅とL駅との自線2ラッチを通り、その後K駅とI駅との自線2ラッチを通る経路、
の5つがある。したがって、この図9に示す線路の利用パターンの総数は720通りである。
さらに、図10は、鉄道局数が2つ(第1鉄道局、および第2鉄道局)で、且つ各鉄道局の線路に自線2ラッチ駅を含む線路網を示す図である。この線路では、全ての駅が精算範囲内の駅である。ここでは、7つの駅(A駅〜G駅)からなる第1の線路(第1鉄道局)と、7つの駅(H駅〜N駅)からなる第2の線路(第2鉄道局)と、からなる線路網を示している。図10において、A駅、E駅、F駅、G駅、H駅、L駅、M駅、およびN駅が端駅であり、残りのB駅、C駅、D駅、I駅、J駅、およびK駅が真中駅である。また、A駅、C駅、J駅、およびL駅は、一般駅である。B駅、D駅、I駅、およびK駅は、交差駅である。E駅、およびH駅は2ラッチ連絡駅である。F駅、G駅、M駅、およびN駅は、自線2ラッチ駅である。ここでは、この線路に対する割引区間はないものとする。
この図10に示す例では、上述したs1で、端駅であり且つ一般駅であるA駅と、L駅とからなる第1の駅グループと、端駅であり且つ連絡駅であるE駅とH駅とからなる第2の駅グループと、端駅であり且つ自線2ラッチ駅であるF駅、G駅、M駅、およびN駅からなる第3の駅グループと、真中駅であり且つ交差駅であるB駅、D駅、I駅、およびK駅からなる第4の駅グループと、真中駅で且つ一般駅であるC駅、およびJ駅からなる第5の駅グループと、に分けられる。また、ここでは例示を省略するが、s2では、25通りの組み合わせが抽出される。s3では、利用区間が2つの鉄道局で、2つの鉄道局がともにノーラッチ経路である第1の経路パターン、第1の鉄道局で自線2ラッチを通り、第2の鉄道局で自線2ラッチを通らない第2の経路パターン、および第1の鉄道局で自線2ラッチを通らず、第2の鉄道局で自線2ラッチを通る第3の経路パターン、の合計3通りの経路パターンが決定される。したがって、この例では、s4で75通りのテストパターンが生成される。
なお、この図10に示す例における、入場駅と、出場駅と、の組み合わせの総数は、196通りである。また、経路パターンとしては、
(1)第1の線路、および第2の線路で自線2ラッチを通らない経路、
(2)第1の線路で自線2ラッチを通り、第2の線路で自線2ラッチを通らない経路、
(3)第1の線路で自線2ラッチを通らず、第2の線路で自線2ラッチを通る経路、
(4)第1の線路で自線2ラッチを通り、その後第2の線路で自線2ラッチを通る経路、
(5)第2の線路で自線2ラッチを通り、その後第1の線路で自線2ラッチを通る経路、
の5つがある。したがって、この図10に示す線路の利用パターンの総数は980通りである。
上述した図6〜図10に示した例からも明らかなように、運賃計算プログラムの検証に用いるテストパターンの総数が抑えられる。また、駅の属性情報、および経路パターンの2つの要素の組み合わせ毎に、テストパターンを生成するので、運賃計算プログラムの検証に対する信頼性も確保できる。
また、鉄道局間での相互乗り入れや、新線路の開業や既線路の延長等にともなって、増加した駅や、その属性が変化した駅については、駅情報記憶部11に記憶している駅情報を更新するだけでよいので、このような鉄道網の変化に対する対応にかかる手間も抑えられる。
この発明の実施形態である運賃計算検証用テストパターン生成装置を用いた、シミュレーションシステムの構成を示す概略図である。 テストパターン生成装置の主要部の構成を示すブロック図である。 駅を属性情報で分類するカテゴリを示す図である。 経路情報を示す図である。 テストパターン生成処理を示すフローチャートである。 鉄道局数が1つである線路の例を示す図である。 鉄道局数が2つである線路の例を示す図である。 割引が適用されている線路の例を示す図である。 交差駅、および自線2ラッチ駅を含む線路の例を示す図である。 鉄道局数が2つで、且つ各鉄道局の線路に自線2ラッチ駅を含む線路網を示す図である。
符号の説明
1−運賃計算検証用テストパターン生成装置(テストパターン生成装置)
2−運賃計算検証装置
11−駅情報記憶部
12−経路情報記憶部
13−テストパターン生成部
14−テストパターン出力部

Claims (4)

  1. 鉄道網における2つの駅間の運賃を計算する運賃計算プログラムの検証に用いる、入場駅および出場駅を示すテストパターンを生成する運賃計算検証用テストパターン生成装置であって、
    鉄道網の駅毎に、予め定めたカテゴリに対する、その駅の属性を対応づけて記憶する駅情報記憶手段と、
    鉄道網の駅を、前記駅情報記憶手段が前記カテゴリについて記憶している属性が同一である駅を1つの駅グループとみなすグループ分けを行うグループ分け手段と、
    前記グループ分け手段がグループ分けした駅グループから、入場駅を選択する駅グループと、出場駅を選択する駅グループと、の組み合わせを抽出する組合せ抽出手段と、
    前記組合せ抽出手段が抽出した組合せ毎に、入場駅、および出場駅を、それぞれ該当する駅グループから選択したテストパターンを生成するテストパターン生成手段と、を備えた運賃計算検証用テストパターン生成装置。
  2. 前記駅情報記憶手段は、その駅の線路上の位置にかかるカテゴリに対する属性、およびその駅の使用形態にかかるカテゴリに対する属性を記憶する手段である、請求項1に記載の運賃計算検証用テストパターン生成装置。
  3. 前記駅情報記憶手段は、線路上で適用される割引にかかるカテゴリに対する属性を記憶する手段である、請求項1または2に記載の運賃計算検証用テストパターン生成装置。
  4. 鉄道局数に対する経路パターンを記憶する経路情報記憶手段を備え、
    前記テストパターン生成手段は、1つの駅グループの組合せからテストパターンを生成するとき、対象となる鉄道網の鉄道局数に対して、前記経路情報記憶手段が記憶している経路パターン毎に、テストパターンを生成する手段である、請求項1〜3のいずれかに記載の運賃計算検証用テストパターン生成装置。
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