JP2007148226A - 画像形成装置 - Google Patents

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裕 宮坂
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暢康 田村
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Mineyuki Sako
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Abstract

【課題】印字率に差がある画像形成の際に生じる現像剤嵩密度の変動によるトナー濃度の制御不良を防止できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】現像容器本体及び複数のトナー濃度検知センサを備えた現像装置と、トナー消費量算出手段とを有し、画像形成枚数当たりの平均印字率が1〜10%である画像と、50%以上である画像との2種類の画像を画像形成するとき、1枚当たりのトナー消費量が、平均印字率が1〜10%の画像形成時に必要なトナー量と略同一の量である場合には2個のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が第1の所定値の範囲内となり、50%以上の画像形成時に必要なトナー量と略同一の量である場合には2個のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が第2の所定値を超える値となる、ような位置に2個のトナー濃度検知センサが配設されていることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に関し、特にトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる現像装置としては、トナーとキャリアを含有する2成分現像剤を用いて現像を行うものが広く用いられている。
一般に、電子写真の現像プロセスでは、像担持体である感光体ドラム表面に均一に帯電させた後に露光を行って潜像を形成し、現像剤担持体である現像ローラに現像バイアスを印加して現像剤を像担持体に接触させることで潜像を可視像化させていた。この現像プロセスにおいて、トナーとして粒径が7μm以下のトナー粒子を、また、これに対応するキャリアとして、粒径が60μm以下のキャリア粒子からなる2成分現像剤を用いることにより高現像性が得られる。
しかしながら、これらの小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いた場合に、高温・高湿時、低温・低湿時等の周囲の環境条件の変動や現像装置の動作時間による現像剤劣化により、現像剤の嵩、即ち現像剤の体積に対する質量の割合を示す嵩密度が変動するという問題があり、初期の現像剤の嵩密度の低下、それに伴うトナー濃度低下、現像剤の嵩密度の変動の影響による現像剤担持体上に搬送される現像剤量の変動又は現像性の低下、又は現像剤の嵩密度の変動によるトナー濃度の制御不良、といった問題が生じていた。
また、画像形成する画像の印字率(記録紙面積に対する画像の占有率)によっても現像剤の嵩密度が変化するという問題があった。一般に、文字が主体の画像では印字率が1〜10%の範囲に入るものが多く、絵を主体とした画像では印字率が10〜40%の範囲に入るものが多く、カタログ等のベタパッチ主体の画像では印字率が40%を超えるものが多い。
嵩密度の変動の問題に対する対策のため、現像装置内に現像剤の透磁率を検出するセンサを2つ配設し、1つをトナー濃度を検出するためのセンサとし、もう1つを現像剤の嵩密度を検出するためのセンサとして、現像剤の嵩密度に応じて像担持体と現像剤担持体との周速度を制御することにより、現像領域に供給する現像剤の量を一定にするという技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明の目的は、初期の現像剤嵩密度の低下による現像剤担持体への現像剤搬送量の低下を防止することである。
図5は、従来例である特許文献1における現像装置4の概略の構成を説明するための模式的断面図であり、図6は図5に示す現像装置から下部ケーシング40を除いたときの下面図であり、図6(a)は2つのトナー濃度検知センサを離間した位置に配設した構成を示す図であり、図6(b)は2つのトナー濃度検知センサを近接した位置に配設した構成を示す図である。
図5及び6において、現像装置4の筐体は下方の下部ケーシング40と、上方の上部ケーシング50とから成る二分割構成をなしており、現像装置4の下部ケーシング40内には、現像ローラ41、及び、現像剤搬送撹拌手段である、第1の現像剤搬送撹拌部材43及び第2の現像剤搬送撹拌部材44等が配置されている。
下部ケーシング40は、第1の現像剤搬送撹拌部材43を収容する現像剤搬送供給室401と、第2の現像剤搬送撹拌部材44を収容する現像剤撹拌室402とから成る。現像剤搬送供給室401と現像剤撹拌室402とは、下部ケーシング40の底部から直立した隔壁部403を挟んで両側に形成されている。上部ケーシング50は下部ケーシング40を覆うように配置される。
現像ローラ41は回転可能な図示しない現像スリーブと固定されたマグネットロール(磁界発生手段)とから構成され、図示しない像担持体としての感光体ドラムと対峙して配設される。
隔壁部403の一端には、矢印V1で示す現像剤搬送経路上を移動する現像剤を現像剤撹拌室402から現像剤搬送供給室401へと搬送する現像剤搬送経路V2の通路を確保するため、隔壁部403の現像剤搬送方向下流側に第1開口部404が形成されている。一方、隔壁部403の他端には、矢印V3に示す現像剤搬送経路上を移動する現像剤と現像領域で現像を終えて回収される現像剤とを第1の現像剤搬送撹拌部材43により混合して撹拌しながら下流方向へ搬送し、現像剤搬送供給室401から現像剤撹拌室402へと搬送する現像剤搬送経路V8の通路を確保するため、隔壁部403の現像剤搬送方向下流側に第2開口部405が形成されている。
現像装置4内の現像剤の嵩密度を測定するための第2のトナー濃度検知センサ(以下、第2のセンサともいう)409は、第1の現像剤搬送撹拌部材43の現像剤搬送方向上流部における下部ケーシング40の側壁部に配設されるが、現像剤のトナー濃度を制御するための第1のトナー濃度検知センサ(以下、第1のセンサともいう)408は、第1の現像剤搬送撹拌部材43の下部ケーシング40の底面部であって、第2のセンサ409から離間した第1の現像剤搬送撹拌部材43の現像剤搬送方向下流部、又は第2のセンサ409に近接した第1の現像剤搬送撹拌部材43の現像剤搬送方向上流部に配設される。
特許文献1に記載の技術により、初期の現像剤嵩密度の低下による現像剤担持体への現像剤搬送量の低下という問題は解決されるが、高印字率の画像を画像形成する際に発生する現像剤嵩密度の過度の上昇によりトナー濃度検知センサがトナー不足を過度に検出し、結果的に過度のトナー補給を行ってトナー濃度が過剰に高くなるという問題は解決されない。
特開2003−98772号公報
上記のように、画像形成される画像の印字率が変化すると現像装置内の現像剤の嵩密度が変動するという問題があり、透磁率を利用したトナー濃度センサを用いてトナー濃度制御を行う現像装置においては、印字率の高い画像を連続で画像形成したとき、現像剤の嵩密度が高くなって必要以上にトナー不足の信号が発せられ、現像装置内のトナー濃度値が上昇してトナー飛散、画像の濃度上昇、画像のかぶり等を引き起こすことがあり、特に、トナー、キャリアの小径化や、高画質化、高耐久化により、例えばシリカのような外添剤の量が多く添加された現像剤での発生に対して対応が必要である。
本発明は上記の問題点を解決し、印字率に差がある画像形成を行う場合であっても、現像剤嵩密度の変動により生じるトナー濃度の制御不良を防止し、安定して適正なトナー濃度制御を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
1.表面に静電潜像を形成する像担持体と、
該像担持体に対向して配設され、表面にトナーとキャリアからなる2成分の現像剤を担持する現像剤担持体、及び、現像剤のトナー濃度を検知する第1のトナー濃度検知センサと第2のトナー濃度検知センサを含む複数のトナー濃度検知センサ、を備えた現像装置と、
を有する画像形成装置において、
画像形成枚数当たりの平均印字率を1〜10%とする画像と画像形成枚数当たりの平均印字率を50%以上とする画像との2種類の画像を画像形成するとき、
前記第1のトナー濃度検知センサの配設位置と前記第2のトナー濃度検知センサの配設位置は、
平均印字率を1〜10%とする画像を画像形成する場合には、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域の範囲に入り、
平均印字率を50%以上とする画像を画像形成する場合には、平均印字率を50%以上とする画像を所定の画像形成枚数だけ画像形成した時点において、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が前記所定の変動領域を超える値となる、ような位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする画像形成装置。
2.前記画像形成装置は前記現像装置において消費されるトナーの量を算出するトナー消費量算出手段を有し、
該トナー消費量算出手段により算出される画像形成枚数1枚当たりの平均トナー消費量が、
平均印字率を1〜10%とする画像を画像形成するための印字率に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域の範囲に入り、
平均印字率を50%以上とする画像を画像形成するための印字率に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、平均印字率を50%以上とする画像を所定の画像形成枚数だけ画像形成した時点において、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が前記所定の変動領域を超える値となる、ような位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.前記所定の画像形成枚数が20〜500枚の範囲内であり、前記所定の変動領域が−0.3〜+0.3Vの範囲であることを特徴とする1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記現像装置は、
回転中心軸が前記現像剤担持体の回転中心軸に略平行になるように配設され、現像剤を撹拌しながら搬送して前記現像剤担持体の回転中心軸に供給するための第1の撹拌ローラと、
回転中心軸が前記第1の撹拌ローラの回転中心軸に略平行になるように配設され、トナーを供給された現像剤を撹拌しながら搬送して前記第1の撹拌ローラに受け渡すための第2の撹拌ローラと、
前記第1の撹拌ローラと前記第2の撹拌ローラとの間に、2つの撹拌ローラの回転中心軸に平行して配設され、両端部に現像剤を受け渡すための開口部を備えた隔壁部と、
を有し、
前記第1のトナー濃度検知センサは、前記第2の撹拌ローラの外周に近接し、該第2の撹拌ローラの現像剤搬送方向における下流側であって、現像剤を前記第2の撹拌ローラから前記第1の撹拌ローラに受け渡すための第1の開口部近傍の位置に配設され、
前記第2のトナー濃度検知センサは、前記第1の撹拌ローラの外周に近接し、該第1の撹拌ローラの現像剤搬送方向における下流側であって、現像剤を前記第1の撹拌ローラから前記第2の撹拌ローラに受け渡すための第2の開口部より上流側の位置に配設されていることを特徴とする1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.前記現像装置内の現像剤のトナー濃度制御は、
前記第1のトナー濃度検知センサにより行われ、
前記第1のトナー濃度検知センサによる検出値と前記第2のトナー濃度検知センサによる検出値との間に所定の差が生じたとき、前記第1のトナー濃度検知センサを制御するためのコントロール値を変化させて2つのセンサによる検出値が略同一の値になるように行われることを特徴とする4に記載の画像形成装置。
本発明に係る実施形態の現像装置、及びそれを備えた画像形成装置を用いることにより、高印字率の画像の画像形成とを行う場合において、現像剤嵩密度の変動により生じるトナー濃度の制御不良を防止し、安定して適正なトナー濃度制御を行うことができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像形成装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間転写体6と給紙装置20及び定着装置30とから構成されている。
画像形成装置Aの上部には、画像読取装置SCが設置されている。原稿台上に載置された原稿は画像読取装置SCの原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれる。ラインイメージセンサにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、光書込手段3Y、3M、3C、3Kに入力される。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成手段10Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、光書込手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段5Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成手段10Mは、像担持体としての感光体ドラム1M、帯電手段2M、光書込手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段5Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成手段10Cは、像担持体としての感光体ドラム1C、帯電手段2C、光書込手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段5Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成手段10Kは、像担持体としての感光体ドラム1K、帯電手段2K、光書込手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段5Kを有する。
帯電手段2Yと光書込手段3Y、帯電手段2Mと光書込手段3M、帯電手段2Cと光書込手段3C及び帯電手段2Kと光書込手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。
4Y、4M、4C、4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装置である。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成手段10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に一次転写手段7Y、7M、7C、7Kにより逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
給紙装置20の給紙カセット21内に収容された記録媒体(以下、記録紙と称す)Pは、給紙手段(第1給紙部)22により給紙され、給紙ローラ23、24、25、26、レジストローラ(第2給紙部)27等を経て、二次転写手段9に搬送され、記録紙P上にカラー画像が転写される。
なお、画像形成装置Aの下部に鉛直方向に縦列配置された3段の給紙カセット21は、ほぼ同一の構成をなす。また、3段の給紙手段22も、ほぼ同一の構成をなす。給紙カセット21、給紙手段22を含めて給紙装置20と称す。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置30において記録紙Pが挟持され、熱と圧力とを加えることにより記録紙P上のカラートナー像(或いはトナー像)が定着されて記録紙P上に固定され、排紙ローラ28に挟持されて機外の排紙トレイ29上に載置される。
一方、二次転写手段9により記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写体6は、クリーニング手段8により残留トナーが除去される。
制御手段60は画像形成装置Aの内部に配設され、装置各部の動作を制御する。記憶手段であるメモリ61は制御手段60に内蔵される。本発明に係るトナー補給制御手段(不図示)は制御手段60に含まれる。
なお、画像形成装置Aの説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
以下、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを像担持体(以下、感光体ドラムと記す)1と称し、帯電手段2Y、2M、2C、2Kを帯電手段2と称し、光書込手段3Y、3M、3C、3Kを光書込手段3と称し、現像装置4Y、4M、4C、4Kを現像装置4と称す。
図2は、本発明に係る現像装置の実施形態を示す断面図、図3は図2に示す現像装置から下部ケーシング40を除いたときの下面図である。
現像装置4の筐体は下方の下部ケーシング40と、上方の上部ケーシング50とから成る二分割構成をなし、開閉可能である。
現像装置4の下部ケーシング40内には、現像ローラ41、第1及び第2の現像剤搬送撹拌手段である、第1の現像剤搬送撹拌部材43及び第2の現像剤搬送撹拌部材44、現像剤供給手段である、現像剤供給ローラ45及び現像剤ガイド部材46、等が配置されている。
下部ケーシング40は、第1の現像剤搬送撹拌部材43を収容する現像剤搬送供給室401と、第2の現像剤搬送撹拌部材44を収容する現像剤撹拌室402とから成る。現像剤搬送供給室401と現像剤撹拌室402とは、下部ケーシング40の底部から直立した隔壁部403を挟んで両側に形成されている。
下部ケーシング40の上部を覆う上部ケーシング50内には、現像剤層厚規制手段である現像剤層厚規制部材42、現像剤層厚規制部材42を支持する層厚規制部材取付板51、空間を埋める上面ガイド部材52、等が配置されている。
現像ローラ41は回転可能な現像スリーブ41Aと固定されたマグネットロール(磁界発生手段)41Bとから構成されている。
現像スリーブ41Aと第1の現像剤搬送撹拌部材43との対向近接点において、現像スリーブ41Aは下方から上方に回動し、第1の現像剤搬送撹拌部材43は上方から下方に回動する。
図2及び図3において、隔壁部403の一端には、矢印V1で示す現像剤搬送経路上を移動する現像剤を現像剤撹拌室402から現像剤搬送供給室401へと搬送する現像剤搬送経路V2の通路を確保するため、隔壁部403の現像剤搬送方向下流側に第1開口部404が形成されている。一方、隔壁部403の他端には、矢印V3に示す現像剤搬送経路上を移動する現像剤と現像領域で現像を終えて回収される現像剤とを第1の現像剤搬送撹拌部材43により混合して撹拌しながら下流方向へ搬送し、現像剤搬送供給室401から現像剤撹拌室402へと搬送する現像剤搬送経路V8の通路を確保するため、隔壁部403の現像剤搬送方向下流側に第2開口部405が形成されている。
上部ケーシング50の内部の天井部には、現像剤層厚規制部材42を保持する層厚規制部材取付板51と搬送される現像剤をガイドする現像剤上面ガイド板52とが固定されている。現像剤供給ローラ45表面から現像スリーブ41A表面にかけて、現像剤ガイド部材46の上面と、上部ケーシング50の内部の天井部に固定された層厚規制部材取付板51及び現像剤上面ガイド板52との間には、広い空間部を有する現像剤供給室49が形成され、大量の現像剤を収容する事ができる。
現像剤供給ローラ45の設置により現像ローラ上に濃度むらやピッチむらのない現像剤の層を形成することができるようになり、現像剤上面ガイド板52及び現像剤ガイド部材46の設置により形成される現像剤供給室49内においては、現像剤を均一な嵩密度の状態で安定して搬送供給することが可能となった。
上部ケーシング50と層厚規制部材取付板51と現像剤上面ガイド板52との3部材は分割して設置した構成としているが、3部材の内のいずれかの2部材を一体化しても良いし、3部材の全てを一体化しても良い。
現像ローラ41は、静電潜像を担持する感光体ドラム1に対向して配置され、図示しない駆動源により駆動回転される。現像スリーブ41Aには、現像バイアスとして交流電源E1による交流電圧と、直流電源E2による直流電圧とが重畳される。
マグネットロール41Bは、現像スリーブ41Aの内方に配置され、7極の磁極N1、N2、N3、S1、S2、S3、S4を有する。磁極N1は主磁極、磁極S1は剥取磁極、磁極S2は汲上磁極である。現像剤層厚規制部材42はマグネットロール41Bの磁極N2の近傍に配置されている。
マグネットロール41Bの複数個の磁極のうち互いに隣接する2磁極S1、S2は、同極性に配置され反発磁界を形成している。現像剤剥ぎ取り用の剥取磁極S1は、現像スリーブ41A上の現像剤を剥ぎ取り飛散させる。現像スリーブ41Aから剥ぎ取られた現像剤は、第1の現像剤搬送撹拌部材43に受け渡されて現像ローラ41の回転軸に平行な方向に搬送されながら撹拌される。現像剤受け入れ用の汲上磁極S2は、現像剤供給ローラ45により供給された現像剤を汲み上げて現像スリーブ41A上に付着させる。
第1の現像剤搬送撹拌部材43は、第2の現像剤搬送撹拌部材44から搬送された現像剤を撹拌して搬送し、現像剤供給ローラ45に均一に供給する。第1の現像剤搬送撹拌部材43、第2の現像剤搬送撹拌部材44は何れも螺旋状のスクリュー部材からなる。
第2の現像剤搬送撹拌部材44は第1の現像剤搬送撹拌部材43に略平行に配置され、トナー補給手段47から補給される新規トナーと現像スリーブ41Aから還流された現像剤とを混合し、撹拌して第1の現像剤搬送撹拌部材43の上流部に搬送する。
第1の現像剤搬送撹拌部材43は回転軸方向に現像剤を搬送するとともに、現像剤を回転軸のほぼ直角方向に放出して現像剤供給ローラ45に供給する。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態に係る現像装置4におけるトナー濃度検知センサを配設する位置の適否について説明する。図3において、符号の408〜412は、本発明者らがトナー濃度検知センサを設置するために検討した設置候補の位置である。これらの設置候補の位置は、第1の現像剤搬送撹拌部材43又は第2の現像剤搬送撹拌部材44の下部に近接した位置である。また、図3におけるLZ1及びLZ2は光書込手段3Y、3M、3C、3Kによる光路の水平方向の範囲を示し、光路の垂直方向の位置は図2に示す。
トナー濃度検知センサの設置候補位置の1つである符号410に示す位置は、第2の現像剤搬送撹拌部材44の下部に近接し、現像剤搬送経路V1の現像剤搬送方向上流寄りであるが、この位置はトナー補給手段47から補給される新規トナーの投入口(不図示)に近くトナー補給時に補給トナーによるトナー濃度のばらつきが問題となる。また、センサ表面にトナーが付着する懸念もある。
トナー濃度検知センサの設置候補位置の他の1つである符号411に示す位置は、第2の現像剤搬送撹拌部材44の下部に近接し、現像剤搬送経路V1の現像剤搬送方向の中程に位置するが、この位置は本実施形態の画像形成装置においては光書込手段3Y、3M、3C、3Kによる光路LZ1及びLZ2の範囲に入っており、設置できない位置である。
トナー濃度検知センサの設置候補位置の他の1つである符号412に示す位置は、第1の現像剤搬送撹拌部材43の下部に近接し、現像剤搬送経路V3の現像剤搬送方向の上流に位置するが、この位置は現像剤搬送供給室401内の現像剤供給ローラ45の直下に当たり、第1の現像剤搬送撹拌部材43から現像剤供給ローラ45へ供給される現像剤の落下の影響が大きい位置であり、かつ、現像剤搬送経路V2上を搬送されてきた現像剤が現像剤搬送経路V3へと方向を変える位置に当たるため、現像剤の流動性が悪く、現像剤の嵩密度が変動し易い。特に、高印字率の画像の画像形成を行う場合には、トナーの消費量が多く現像剤中には絶えず新鮮なトナーが循環するため、現像剤の嵩密度が高くなりやすいという問題がある。
本発明の実施形態に係る第1のトナー濃度検知センサ408は、第2の現像剤搬送撹拌部材44の下部に近接した位置であって、現像剤搬送経路V1の現像剤搬送方向下流における、隔壁部403に形成された第1開口部404の近傍の位置に配設されている。第1のトナー濃度検知センサ408が配設された位置は、第1の現像剤搬送撹拌部材43から現像剤供給ローラ45へ供給される現像剤の落下の影響がない現像剤撹拌室402内に配設されているため、現像剤に対する急激な嵩密度の変化の少ない位置であり、低印字率の画像形成時に安定してトナー濃度を検出できる位置でもある。トナー濃度制御のための検出を行う第1のトナー濃度検知センサ408を現像剤の落下の影響がない安定したトナー濃度の検出が可能な位置に配設したことにより、安定したトナー濃度制御が行われる。
しかしながら、第1のトナー濃度検知センサ408の取付位置は、現像剤搬送経路V1上を搬送されてきた現像剤が現像剤搬送経路V2へと方向を変える位置に近接するため、現像剤の流動性が悪く、現像剤の嵩密度が変動し易く、特に、高印字率の画像の画像形成を行う場合に、符号412の位置と同様に、現像剤の嵩密度が高くなりやすいという問題がある。
一方、本発明の実施形態に係る第2のセンサ409は、第1の現像剤搬送撹拌部材43の下部に近接した位置であって、現像剤搬送経路V3の現像剤搬送方向下流寄りの、隔壁部403に形成された第2開口部405の上流側の位置に配設されている。第2のセンサ409の取付位置は、現像剤の搬送に対し周囲からの影響の少ない位置であり、流動性の良い安定した現像剤搬送が可能であり、高印字率の画像を形成する場合でも現像剤の嵩密度の変動が比較的に少ない位置である。一方、第2のセンサ409の取付位置は、第1の現像剤搬送撹拌部材43から現像剤供給ローラ45へ供給される現像剤の落下の影響を受ける現像剤搬送供給室401内に配設されているため、トナー濃度検出値が急激に変化する位置でもあり、現像装置内のトナー濃度を制御する目的で用いるには、画像形成時のトナー濃度検出値がばらつくという懸念がある。本発明の実施形態において、第2のセンサ409は、現像装置内における現像剤の嵩密度の変動を監視し、第1のトナー濃度検知センサ408によるトナー濃度の検出値から嵩密度の影響を取り除くための補正(後述)を行っている。
また、本発明における2つのトナー濃度検知センサ408、409の配設位置は、トナー消費量算出手段により算出される画像の印字率に関連づけされている。
即ち、第1及び第2のトナー濃度検知センサ408、409の配設位置は、画像形成枚数1枚当たりの平均トナー消費量が1〜10%程度の印字率の低い画像を画像形成するための画像形成枚数当たりの平均印字率(以下、単に印字率という)に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域(後述)内の値となり、印字率が10〜40%程度の写真や絵の画像、又は、カタログ等の40%を超える画像を画像形成するための印字率に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、第1及び第2のトナー濃度検知センサ408、409によるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域を超える値となるような位置にそれぞれ配設される。
上記したように、本発明においては、現像剤の嵩密度変動の発生度合の異なる位置に2つのトナー濃度検知センサ408、409を配設することにより、嵩密度の変動をいち早く検出することが可能となる。
トナー濃度制御を行うために用いるトナー濃度検知センサの配設位置は現像剤の嵩密度変動が少ないことが望ましいが、現像剤の嵩密度の変動は現像剤の搬送状態とも関連し、嵩密度変動を完全に取り除くことは極めて困難である。本発明者らは、低印字率の画像形成時に嵩密度の変動が少ない位置を特定して第1のトナー濃度検知センサ408を配設し、高印字率の画像形成時に発生する嵩密度変動の影響がより少ない位置に第2のセンサ409を配設し、後述するように、第1のトナー濃度検知センサ408のトナー濃度制御コントロール値を補正することにより、嵩密度の変動があっても正確なトナー濃度制御が行える現像装置、及びそれを備えた画像形成装置を開発することに成功した。
図2に示す現像装置4の現像ローラ41は、7極の固定磁石を有するマグネットロール41Bを備えている。現像剤層厚規制部材42は磁性体より成り、現像スリーブ41A上の現像剤の層厚を規制する。現像剤供給ローラ45は5極の固定磁石n1、n2、n3、s1、s2を有するマグネットロールを備え、第1の現像剤搬送撹拌部材43から搬送される現像剤を保持して現像スリーブ41Aに供給する。
現像スリーブ41Aと第1の現像剤搬送撹拌部材43との対向近接点の近傍に、現像スリーブ41Aから剥ぎ取られて図2に示す白抜き矢印方向に搬送される下方の現像剤と、現像スリーブ41Aに供給される上方の現像剤とを隔てるとともに、現像剤供給ローラ45により搬送される現像剤を堆積して現像ローラ41へとガイドする現像剤ガイド部材46を傾斜状に配置した。
図4は本発明に係る現像装置における現像剤が循環搬送される経路を示す模式図である。以下、現像剤が循環搬送される経路について図2及び図4を用いて説明する。
(1) 現像剤撹拌室402の現像剤搬送方向上流側において、現像剤搬送供給室401から還流される現像剤と、トナー補給手段47から補給される新規トナーとが搬入され、第2の現像剤搬送撹拌部材44により撹拌、混合され、矢印V1で示す現像剤搬送経路上を搬送される。
(2) 現像剤撹拌室402からの現像剤とトナーを混合された現像剤は、現像剤撹拌室402の下流側の第1開口部404を通過して、矢印V2で示す現像剤搬送経路上を搬送され、現像剤搬送供給室401の上流側に導入される。現像剤搬送供給室401内において、現像剤は第1の現像剤搬送撹拌部材43により矢印V3で示す現像剤搬送経路上を搬送されつつ撹拌される。
(3) 第1の現像剤搬送撹拌部材43は現像剤搬送経路V3上を現像剤を搬送しつつ、現像剤を現像剤供給ローラ45に向けて矢印V4に示す現像剤受け渡し経路に放出する。このとき、現像剤供給ローラ45に正常に受け渡されずに落下する現像剤がトナー濃度検知不良の原因となる。特に、透磁率を利用したトナー濃度検知センサでは、現像剤の急激な嵩密度の変化が検知量に影響するため、問題となる。
(4) 現像剤供給ローラ45上に担持された現像剤は、現像剤供給ローラ45の回転により放出されて現像剤ガイド部材46の傾斜面上に堆積される。
(5) 現像剤ガイド部材46上に堆積された現像剤は、回転する現像スリーブ41Aに引き込まれて担持され、現像剤層厚規制部材42によって現像剤層厚が規制されて均一な層厚となり、矢印V5で示す現像剤搬送経路上を搬送される。
(6) 現像スリーブ41A上に均一な層厚で担持された現像剤は、感光体ドラム1と対向する現像領域において現像処理される。現像処理後にトナー濃度が低下した現像剤は、剥取磁極S1により、現像ローラ41から剥ぎ取られる。
(7) 剥ぎ取られた現像剤は、矢印V6に示す現像剤搬送経路上を搬送されて現像剤搬送供給室401内に搬入される。
(8) 現像剤搬送供給室401内に搬送された現像剤は、第1の現像剤搬送撹拌部材43によって矢印V7に示す現像剤搬送経路上を搬送され、第2開口部405を通過して矢印V8に示す現像剤搬送経路に進み、現像剤撹拌室402の上流側に導入される。
(9) 現像剤撹拌室402において、第1のトナー濃度検知センサ408からのトナー濃度検知信号によりトナー補給手段47によるトナー補給が行われ、トナーを補給された現像剤は現像剤搬送経路V1に搬送される現像剤に合流する。
現像剤は上述のような循環系で搬送されるが、一部の現像剤は現像領域に搬送されずに現像剤搬送供給室401と現像剤撹拌室402間を現像剤搬送経路V1、V2、V3、V7、V8で示す順に循環する。
図7は、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置におけるトナー濃度制御を説明するためのブロック図である。
本発明に係る実施形態におけるトナー消費量算出手段70は画像の印字率を算出する手段であり、トナー補給手段47から補給されるトナー量を算出し、算出されたトナー量に対応する印字率を予めメモリ61に入力されたプログラムを介して算出するという構成の算出手段であるが、印字率を算出する方法としては、この他に、画像を形成する画素の総面積から求める方法や、実験値に基づくトナーの像担持体面への単位面積当たりの付着量から求める方法がある。
画像形成情報100は、画像形成装置Aの画像読取装置SCや、画像形成装置Aの外部から接続するパソコン等から入力される動作の指令及び電子化された画像データである。
制御手段60は、メモリ61内に格納されたトナー消費量算出手段70に現像装置4内を通過するトナー量を算出させ、画像の印字率を算出させる。
本発明に係る第1のセンサ408と第2のセンサ409とは、トナー濃度制御手段でもある制御手段60を介して、トナー消費量算出手段70により算出されたトナー量から画像の印字率を算出させ、画像の印字率が1〜10%の範囲であるときには第1及び第2のセンサ408、409の検出値がほぼ同一になり、画像形成される画像の印字率が50%以上100%以下であるときには第1及び第2のセンサ408、409の検出値に差が出るような位置に、それぞれ、配設されている。
本発明の実施形態に係る現像装置4において、第1のセンサ408により検出された検出値は、制御手段60を介して、予め設定されたトナー濃度制御の設定値と比較され、検出された検出値が設定値より大きくなるとトナー補給手段47を動作させてトナー補給が行われる。
第2のセンサ409による検出値は、第1のセンサ408による検出値との差が所定の値を超えたとき、その情報が制御手段60に伝達され、制御手段60は、第1のセンサ408の検出値が第2のセンサ409の検出値と略同一になるように第1のセンサ408の設定値であるコントロール電圧値を補正する。
上記したように、本発明の実施形態に係る画像形成装置において、制御手段60により、第1及び第2のセンサが異なるトナー濃度検知結果を示した場合に、第1のセンサ408の検出値が第2のセンサ409の検出値とほぼ同一のトナー濃度検知結果を示すように、第1のセンサ408のコントロール電圧値が制御されるため、現像剤の嵩密度の変動に影響されないトナー濃度制御が可能となる。
次に、本発明の画像形成装置に係る実施例について説明する。
[画像形成装置A]
画像形成装置:タンデム型フルカラー複写機(コニカミノルタ8050(登録商標)、図1参照)
画像形成条件:フルカラー、A4判用紙使用、毎分51枚出力
[現像装置4]
現像スリーブ41A:直径:φ16mm〜φ40mm、線速度:200〜800mm
現像剤供給ローラ45:直径:φ14mm〜φ20mm、回転数:150〜300rpm
第1の現像剤攪拌搬送部材43:直径:φ20mm〜φ30mm、回転数:300〜550rpm
第2の現像剤攪拌搬送部材44:直径:φ20mm〜φ30mm、回転数:300〜550rpm
磁界発生手段41Bの磁極配置:7極(図2参照)
現像ローラ41、現像剤ガイド部材46間の間隙:2mm以下
現像剤供給ローラ45、現像剤ガイド部材46間の間隙:1.5mm以下
第1のセンサ408:配設位置:第2の現像剤攪拌搬送部材44の下部に近接、第1開口部404の近傍(図2、図3参照)、トナー濃度制御用設定値:2.5V、下限コントロール値:2.2V、上限コントロール値:2.8V
第2のセンサ409:配設位置:第1の現像剤攪拌搬送部材43の下部に近接、第2開口部405の上流側(図2、図3参照)
現像バイアス印加手段:DCバイアス(E2):ー200〜−700V、ACバイアス(E1):0.5kvpp〜−2.0kvpp、2〜7kHz
[現像剤]
キャリアの平均粒径:20〜60μm
重合トナーの平均粒径:3〜7μm
現像剤量:1200g
現像剤嵩密度:1.4〜1.9g/cm3
現像剤のトナー濃度:8質量%
[感光体ドラム1]
VH電位:−250〜−900V
VL電位:−40〜−150V
線速度:100〜400mm
図8は、本発明の実施形態に係る2つのトナー濃度検知センサを配設した現像装置を用い、トナー濃度制御に対する補正を行う前の状態における、画像形成される画像の印字率に対応する2つのトナー濃度検知センサの検出値の変化、及び2つのトナー濃度検知センサにおけるトナー濃度値の差の変化を示すグラフである。
図8(a)は、2つのトナー濃度検知センサを図3に示す位置に配設した場合における、印字率に対応するトナー濃度検知センサの検出値の変化を示すグラフであり、縦軸はトナー濃度検知センサの検出値(V)、横軸は画像形成枚数を表す。画像形成される画像は、画像形成枚数の200枚までは通常の文字画像における平均的な値である印字率5%の画像とし、201枚目以降は印字率100%の画像として500枚を若干超える枚数まで画像形成を行った。実線は第1のセンサ408の検出値の変化を示し、破線は第2のセンサ409の検出値の変化を示す。
2つのトナー濃度検知センサ408、409を図3に示す位置に配設した場合、図8(a)に示すように、印字率5%の画像の画像形成時には2つのセンサ408、409による検出値に差はなく、2つのトナー濃度検知センサ408、409の出力はそれぞれ設定値である2.5V(トナー濃度制御の基準値8%に相当)を中心にほぼ一定の値で制御されていることが判る。然るに、印字率100%の画像の画像形成時には、第1のセンサ408による検出値は2.5V以上、3.0V未満の範囲で推移しているのに対し、第2のセンサ409による検出値は画像形成枚数が増えるに従い小さくなり、画像形成が500枚を超えた時点では1.5Vを下回る値となる。この現象は、印字率の値が低い間は2つのセンサ408、409の間に差が生じないが、印字率の値が高くなると、第1のセンサ408付近における現像剤の嵩密度が高くなって実際のトナー濃度が正常であるにも拘わらず第1のセンサ408がトナー濃度不足の信号を発してしまうため、トナー補給手段からのトナー補給が行われて現像装置内のトナー濃度が上昇し、第2のセンサ409がトナー濃度上昇を検出してしまうことにより発生するものである。この問題は後述のフローチャート(図12参照)において、第1のセンサの設定値であるコントロール電圧値を補正することにより解決できる。
図8(b)は、2つのトナー濃度検知センサを図3に示す位置に配設した場合における、印字率に対応する2つのトナー濃度検知センサにおける検出値の差の変化を示すグラフであり、縦軸は2つのトナー濃度検知センサの検出値(V)の差、横軸は画像形成枚数を表す。実線aは、第2のセンサ409と第1のセンサ408との検出値の差を表す。
破線で示す範囲Vaは、トナー濃度制御が正常に行われている場合において、第1のセンサと第2のセンサとの検出値の差が変動する領域を示し、ここではこのVaをトナー濃度検出値の差に対する所定の変動領域と称し、実施の形態では、所定の変動領域Vaを−0.3V≦Va≦+0.3Vの範囲とし、
下限である−0.3Vを所定の変動領域1、上限である+0.3Vを所定の変動領域2と称する。また、印字率を50%以上とする画像を画像形成するとき、第1及び第2のトナー濃度検知センサ408、409による検出値の差が前記所定の変動領域Vaを超える値となる枚数を所定の画像形成枚数と称する。本発明の実施形態に係る画像形成装置における所定の画像形成枚数は20〜500枚であり、好ましくは20〜200枚である。
本実施の形態において、印字率100%の画像の画像形成時には、画像形成枚数が201〜400枚(印字率100%の画像の画像形成枚数では1〜200枚)の間で2つのセンサ間における検出値の差が出始め、401〜500枚の間では検出値の差が急速に拡大して所定の変動領域Vaを超えて2質量%に近づく値となった。言い換えると、印字率100%における2つのセンサ間における検出値の差は、所定の画像形成枚数が200枚以内であるときには所定の変動領域Vaである−0.3V〜+0.3Vの範囲内にあり、所定の画像形成枚数を超えた後は急激に上昇して所定の変動領域Vaの範囲を超えていることが判る。
即ち、2つのトナー濃度検知センサ408、409を図3に示す位置に配設した場合には、現像剤の嵩密度の影響により、第1のセンサ408が過剰にトナー不足の信号を発することになり、第1のセンサ408からの信号のみによりによりトナー濃度制御を行うと、制御手段60の指令によりトナー補給手段47が作動されて現像剤の濃度が過剰に上昇し、画像濃度の過度の上昇、トナー飛散、又は画像かぶりといった問題を引き起こすことになる。この問題は、図8(a)で説明した問題と同様に、後述のフローチャート(図12参照)において、第1のセンサの設定値を補正することにより解決できる。
図8(c)は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における、現像装置4内のトナー濃度の変化を示す図であり、縦軸はトナー濃度値(質量%)、横軸は画像形成枚数を表す。実線bは印字率と画像形成枚数に対応して変化するトナー濃度値を示す。破線はトナー濃度基準値Dの範囲を示し、トナー濃度基準値Dは、
7.7質量%≦D≦8.3質量%
の範囲とする。また、本実施形態での印字率100%における所定の画像形成枚数は200枚とする。
図8(c)に示すように、印字率5%の画像の画像形成時には現像剤のトナー濃度はほぼ8質量%に保たれていることが判る。然るに、印字率100%の画像の画像形成時には、画像形成枚数が201〜400枚(絵画像の画像形成枚数では1〜200枚)の間でトナー濃度値が暫増し、401〜500枚の間ではトナー濃度値が急上昇して10質量%に近づく値となる。言い換えると、印字率100%におけるトナー濃度は、所定の画像形成枚数が200枚であるとき、トナー濃度基準値Dの7.7〜8.3質量%の範囲内にあり、所定の画像形成枚数を超えた後は急激に上昇してトナー濃度基準値Dの範囲を超えていることが判る。
即ち、印字率100%の画像を所定の画像形成枚数である200枚を超えて画像形成した場合には、画像濃度の過度の上昇、トナー飛散、又は画像かぶりといった問題を引き起こすことになる。この問題は、図8(a)及び図8(b)で説明した問題と同様に、後述のフローチャート(図12参照)において、第1のセンサのコントロール電圧値を補正することにより解決できる。
図9は、本発明に係る画像形成装置を用いて、トナー濃度制御に対する補正を行う前の状態における、画像の印字率を変化させたときのトナー濃度値の変化を示すグラフである。図9において、縦軸は現像剤のトナー濃度(質量%)、横軸は印字率(%)を示す。実線cは、A4サイズの記録紙に印字率5、20、40、60、80、及び100(%)の画像を、各印字率毎に連続2000枚の画像形成を行った場合のトナー濃度値の変化を示す。図9から、印字率が高くなる程、現像剤の嵩密度が上昇し、トナー濃度値も上昇することが判る。更に、近年増加している重合処方のトナーや小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いた場合には、外添剤送料が多くなることで、現像剤の嵩密度の変動がより大きく、現像剤担持体の現像剤搬送量低下による現像性低下という問題も生じていた。
図10は、本発明の実施形態に係る第1のトナー濃度センサ408の機能を説明するためのブロック図である。
図10において、Vinは第1のトナー濃度センサ408に入力される12Vの電源電圧、Vcはセンサ検出値を制御する入力コントロール電圧、VLはセンサ検出値、及び、GNDは接地を示す。入力コントロール電圧Vcは2V〜12Vの範囲であって、0〜255のステップに分割されている。
図11は、本発明の実施形態に係るトナー濃度センサにおけるセンサ検出値とトナー濃度との関係を説明するためのグラフである。
図11において、縦軸はセンサ検出値(V)で、横軸はトナー濃度値(質量%)を表す。破線で示すVc1は、入力コントロール電圧を8.5Vに設定したときのセンサ検出値とトナー濃度との関係を表し、実線で示すVc2は入力コントロール電圧を9.0V、一点鎖線で示すVc3は入力コントロール電圧を9.5Vに設定したときのセンサ検出値とトナー濃度との関係を表す。図11より、センサを制御する設定値を2.5Vとしたとき、入力コントロール電圧Vc1ではトナー濃度が約7.5質量%、入力コントロール電圧Vc2ではトナー濃度が約8.0質量%、入力コントロール電圧Vc3ではトナー濃度が約8.5質量%となる。
図12は、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置における、トナー濃度制御に対する補正を行った際のトナー濃度制御の手順を説明するためのフローチャートである。
始めに、画像読取装置SCや、パソコン等から画像形成情報100が入力され、制御手段60を介してトナー補給制御用のジョブが開始される(ステップS11)。次に、現像装置4が駆動されているかどうかが確認され(ステップS12)、駆動されていないとき(ステップS12否定)にはステップS12の動作を繰り返し、駆動されているとき(ステップS12肯定)にはステップS13へ進む。
ステップS13において、制御手段60は、第1のセンサ408によるトナー濃度の検出値が予め設定されたトナー濃度制御検出用の設定値に対して大きいかどうかの比較が行われ(ステップS13)、大きいとき(ステップS13肯定)にはステップS14に進み、小さいとき(ステップS13否定)にはステップS15に進む。ステップS14において、制御手段60はトナー補給手段47に指令を発し、トナーの補給を実施させる(ステップS14)。
ステップS15において、制御手段60は第2のセンサ409と第1のセンサ408とのトナー濃度検出値の差が予め設定された所定の変動領域1(実施の形態では−0.3V)に対して小さいかどうかの比較を行い(ステップS15)、小さいとき(ステップS15肯定)にはステップS16に進み、大きいとき(ステップS15否定)にはステップS18に進む。ステップS16において、制御手段60は第1のセンサ408の入力コントロール電圧Vcの値を1ステップダウンさせる(ステップS16)。
ステップS17において、制御手段60は、第1のセンサ408のトナー濃度検出値が第2のセンサ409のトナー濃度検出値以下の値となったかどうかの比較を行い(ステップS17)、第2のセンサ409のトナー濃度検出値以下の値となっていないとき(ステップS17否定)にはステップS16に戻り、第2のセンサ409のトナー濃度検出値以下の値となったとき(ステップS17肯定)にはステップS18に進む。
ステップS18において、制御手段60は、第2のセンサ409と第1のセンサ408とのトナー濃度検出値の差が予め設定された所定の変動領域2(実施の形態では+0.3V)に対して大きいかどうかの比較を行い(ステップS18)、大きいとき(ステップS18肯定)にはステップS19に進み、小さいとき(ステップS18否定)にはステップS21に進む。ステップS19において、制御手段60は第1のセンサ408の入力コントロール電圧Vcの値を1ステップアップさせる(ステップS19)。
ステップS20において、制御手段60は、第1のセンサ408のトナー濃度検出値が第2のセンサ409のトナー濃度検出値以上の値となったかどうかの比較を行い(ステップS20)、第2のセンサ409のトナー濃度検出値以上の値となっていないとき(ステップS20否定)にはステップS19に戻り、第2のセンサ409のトナー濃度検出値以上の値となったとき(ステップS20肯定)にはステップS21に進む。
ステップS21において、制御手段60は、コピー動作のジョブが終了しているかどうかを確認し(ステップS21)、ジョブが終了しているとき(ステップS21肯定)にはステップS22に進み、ジョブが終了していないとき(ステップS21否定)にはステップS13に戻り、トナー補給制御ジョブを繰り返す。
ステップS22において、制御手段60は、トナー補給制御ジョブの終了に伴い関連する各部の動作を停止させる(ステップS22)。
ステップS15、ステップS17、ステップ18、又はステップ20において、第2のセンサ409と第1のセンサ408との検出値の差が所定の変動領域を超えたときにコントロール値を1ステップ補正することにより、第1のセンサ408と第2のセンサ409との検出値を近づけることができ、この動作を繰り返すことにより2つの検出値を略同一にすることが可能となる。即ち、現像剤の嵩密度が変動しても、嵩密度変動に影響されないトナー濃度制御が可能となる。
上記したように、本発明に係る現像装置を用いてのトナー濃度制御は、安定したトナー濃度の検出が可能な位置(センサ出力ピーク値の変動がより小さい位置)に配設した第1のセンサ408により制御を行い、現像剤の嵩密度変動の影響がより少ない位置に配設した第2のセンサ409により第1のセンサ408の検出値を補正することにより、安定して正確な制御が可能となる。
図13は本発明に係る実施例の画像形成装置を用いて測定した、画像の印字率の変化に対応するトナー濃度値の変化を示すグラフである。図13において、縦軸は現像剤のトナー濃度(質量%)、横軸は画像形成枚数を表す。画像形成される画像は、画像形成枚数の1000枚までは通常の文字画像における平均的な値である印字率5%の画像とし、1001〜3500枚の間は印字率100%の画像、3501〜5000枚の間は再び印字率5%の画像とした。実線dは、トナー濃度検知センサの設定値Vaを2.5V、所定の変動領域Vaを−0.3V〜+0.3V、としたときの、500枚毎に測定した現像剤のトナー濃度値を示す。図13から判るように、トナー濃度値dは、印字率100%の絵画像を2000枚以上画像形成しても、トナー濃度基準値Dの7.7質量%〜8.3質量%の範囲内にあって安定したトナー濃度制御が行われていることを示しており、トナー飛散及び画像のかぶりの問題がなく、画像濃度が過剰に上昇するという問題も抑制することができた。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本発明に係る現像装置の実施形態を示す断面図である。 図2に示す現像装置から下部ケーシング40を除いたときの下面図である。 本発明に係る現像装置4における現像剤が循環搬送される経路を示す模式図である。 従来例である特許文献1における現像装置4の概略の構成を説明するための模式的断面図である。 図5に示す現像装置から下部ケーシング40を除いたときの下面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置におけるトナー濃度制御を説明するためのブロック図である。 本発明に係る2つのトナー濃度検知センサを配設した現像装置を用い、トナー濃度制御に対する補正を行う前の状態における、画像形成される画像の印字率に対応するセンサの検出値及びトナー濃度値の変化を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置におけるトナー濃度制御を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係るトナー濃度センサの機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施形態に係るトナー濃度センサにおけるセンサ検出値とトナー濃度との関係を説明するためのグラフである。 本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置におけるトナー濃度制御の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る実施例の現像装置を用いて測定した、画像の印字率の変化に対応するトナー濃度値の変化を示すグラフである。
符号の説明
1,1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム(像担持体)
4,4Y,4M,4C,4K 現像装置
41 現像ローラ
43 第1の現像剤搬送撹拌部材(第1の現像剤撹拌手段)
44 第2の現像剤搬送撹拌部材(第2の現像剤撹拌手段)
47 トナー補給手段
60 制御手段
70 トナー消費量算出手段
401 現像剤搬送供給室
402 現像剤撹拌室
403 隔壁部
404 第1開口部
405 第2開口部
408 第1のセンサ(第1のトナー濃度検知センサ)
409 第2のセンサ(第2のトナー濃度検知センサ)
A 画像形成装置
V1、V2、V3、V5、V6、V7、V8 現像剤搬送経路
V4 現像剤受け渡し経路

Claims (5)

  1. 表面に静電潜像を形成する像担持体と、
    該像担持体に対向して配設され、表面にトナーとキャリアからなる2成分の現像剤を担持する現像剤担持体、及び、現像剤のトナー濃度を検知する第1のトナー濃度検知センサと第2のトナー濃度検知センサを含む複数のトナー濃度検知センサ、を備えた現像装置と、
    を有する画像形成装置において、
    画像形成枚数当たりの平均印字率を1〜10%とする画像と画像形成枚数当たりの平均印字率を50%以上とする画像との2種類の画像を画像形成するとき、
    前記第1のトナー濃度検知センサの配設位置と前記第2のトナー濃度検知センサの配設位置は、
    平均印字率を1〜10%とする画像を画像形成する場合には、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域の範囲に入り、
    平均印字率を50%以上とする画像を画像形成する場合には、平均印字率を50%以上とする画像を所定の画像形成枚数だけ画像形成した時点において、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が前記所定の変動領域を超える値となる、ような位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は前記現像装置において消費されるトナーの量を算出するトナー消費量算出手段を有し、
    該トナー消費量算出手段により算出される画像形成枚数1枚当たりの平均トナー消費量が、
    平均印字率を1〜10%とする画像を画像形成するための印字率に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が所定の変動領域の範囲に入り、
    平均印字率を50%以上とする画像を画像形成するための印字率に基づいて算出されたトナー所要量と略同一の量である場合には、平均印字率を50%以上とする画像を所定の画像形成枚数だけ画像形成した時点において、前記第1及び第2のトナー濃度検知センサによるトナー濃度検出値の差が前記所定の変動領域を超える値となる、ような位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の画像形成枚数が20〜500枚の範囲内であり、前記所定の変動領域が−0.3V〜+0.3Vの範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、
    回転中心軸が前記現像剤担持体の回転中心軸に略平行になるように配設され、現像剤を撹拌しながら搬送して前記現像剤担持体の回転中心軸に供給するための第1の撹拌ローラと、
    回転中心軸が前記第1の撹拌ローラの回転中心軸に略平行になるように配設され、トナーを供給された現像剤を撹拌しながら搬送して前記第1の撹拌ローラに受け渡すための第2の撹拌ローラと、
    前記第1の撹拌ローラと前記第2の撹拌ローラとの間に、2つの撹拌ローラの回転中心軸に平行して配設され、両端部に現像剤を受け渡すための開口部を備えた隔壁部と、
    を有し、
    前記第1のトナー濃度検知センサは、前記第2の撹拌ローラの外周に近接し、該第2の撹拌ローラの現像剤搬送方向における下流側であって、現像剤を前記第2の撹拌ローラから前記第1の撹拌ローラに受け渡すための第1の開口部近傍の位置に配設され、
    前記第2のトナー濃度検知センサは、前記第1の撹拌ローラの外周に近接し、該第1の撹拌ローラの現像剤搬送方向における下流側であって、現像剤を前記第1の撹拌ローラから前記第2の撹拌ローラに受け渡すための第2の開口部より上流側の位置に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像装置内の現像剤のトナー濃度制御は、
    前記第1のトナー濃度検知センサにより行われ、
    前記第1のトナー濃度検知センサによる検出値と前記第2のトナー濃度検知センサによる検出値との間に所定の差が生じたとき、前記第1のトナー濃度検知センサを制御するためのコントロール値を変化させて2つのセンサによる検出値が略同一の値になるように行われることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092762A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Sharp Corp 現像装置およびそれを備える画像形成装置、ならびにトナーの補給方法

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