JP2006133364A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006133364A
JP2006133364A JP2004320316A JP2004320316A JP2006133364A JP 2006133364 A JP2006133364 A JP 2006133364A JP 2004320316 A JP2004320316 A JP 2004320316A JP 2004320316 A JP2004320316 A JP 2004320316A JP 2006133364 A JP2006133364 A JP 2006133364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
magnetic pole
carrier
rotation axis
axis center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004320316A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiko Itagaki
板垣  整子
Hiroshi Akita
宏 秋田
Isamu Miura
勇 三浦
Kunio Shigeta
邦男 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004320316A priority Critical patent/JP2006133364A/ja
Publication of JP2006133364A publication Critical patent/JP2006133364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 スクリューピッチむらと現像ゴーストとを防止する現像装置を提供する。
【解決手段】 現像剤量規制部材の先端部を汲上磁極の近傍に配置し、汲上磁極に対応する現像剤担持体の表面と現像剤供給部材との最近接距離をC、現像剤供給部材の螺旋羽根の高さをH、汲上磁極による現像剤担持体法線方向の磁束密度をBr、現像剤担持体の回転軸中心と汲上磁極に対応する現像剤担持体の表面とを結ぶ直線が回転軸中心を通る水平線となす仰角をθa、現像剤担持体の回転軸中心と現像剤供給部材の回転軸中心とを結ぶ直線が回転軸中心を通る水平線となす俯角をθb、とするとき、下記の条件を満足するとともに、汲上磁極の近傍に配置した現像剤量均し部材と、剥取磁極の近傍に配置した隔離部材とを有する現像装置。
H≦C、40≦Br≦60[mT]、40°≦(θa+θb)≦60°
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及び複合機能を有する画像形成装置等に用いられ、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来の現像装置においては、回転する像担持体に近接して、回転する現像剤担持体が配置されている。該現像剤担持体は中空円筒体状に形成されて、像担持体に対向する側に開口部を有する現像装置本体に収納されている。該現像剤担持体は、その内部に磁石を有し、現像剤担持体の外周表面にトナー粒子と磁性粒子(キャリア)とを混合した二成分現像剤を担持している。
この現像装置は、トナーとキャリアとから成る二成分現像剤を収容する現像装置本体、磁石から成る磁界発生手段を内部に有する現像剤担持体、該現像剤担持体に現像剤を搬送して供給する現像剤供給部材、現像剤担持体上の現像剤層厚を所定量に規制する現像剤層厚規制部材、現像剤を撹拌して現像剤搬送部材に搬送する現像剤撹拌部材から構成されている。
現像装置本体の上部に設けられた開口であるトナー補給口部を通して、トナーカートリッジから現像装置本体内に補給されたトナーは、回転する現像剤撹拌搬送部材により現像装置本体内に収容された現像剤と撹拌、混合されて均一なトナー濃度になり、回転する現像剤搬送部材により現像剤担持体の外周面上に供給され、現像剤担持体上の現像剤のうち、トナーのみが現像領域で像担持体上に付着する。
現像剤担持体と現像剤供給部材とが対峙する構成の現像装置においては、現像剤担持体と現像剤供給部材との対向近接点を挟んで反発磁界を形成する事により、現像後の現像剤を現像剤担持体から除去すると共に、現像に供される現像剤を現像剤担持体に供給している。
このような構成の現像装置において、現像剤担持体と現像剤供給部材との間隙が小さい場合、現像剤供給部材の螺旋状リブに起因する濃度むら、所謂スクリューピッチむらが発生する。即ち、現像剤担持体の近傍に配置したスクリュー等で形成された現像剤供給部材は、現像剤担持体に現像剤が吸い上げられるとき、スクリューの山と谷とにより粗密が生じ、現像剤担持体上の現像剤に密度差ができ、これが像担持体対向点での磁気ブラシの粗密となり、画像むらとなる。
特許文献1に開示された現像装置は、現像剤担持体と供給スクリューとの隙間に供給スクリューに覆いかぶせるように遮蔽板を配置し、現像剤担持体に現像剤が汲み上げられるとき、供給スクリューの山と谷による現像剤の密度差を解消するものである。
特許文献2に開示された現像装置は、現像剤担持体とスクリュー状の現像剤供給部材との間の所定位置に、現像剤が直接現像剤担持体に搬送される事を防ぐ邪魔部材を配置する事により、現像剤供給部材により形成される現像剤の粗密を解消するものである。
特許文献3に開示された現像装置は、現像剤担持体内に設けられた磁界発生手段のうち、隣り合う第1磁極と第2磁極間において形成される磁界強さの現像剤担持体表面に垂直な方向の成分が、第1磁極よりも第2磁極に近い位置で最小値となり、最小値を第1磁極と同極性とする事により、スクリューピッチ状の濃度ムラを解消するものである。
特許文献4に開示された現像装置は、現像剤担持体内に現像剤を担持させるための汲上磁極と、現像剤量を規制する規制部に磁界を発生させるカット極(現像剤量規制部材)とを設け、汲上磁極の最大磁束密度、カット極の最大磁束密度、現像剤担持体中心からの汲上磁極の俯角、カット極と汲上磁極間の角度を規定する事により、汲上磁極の磁力による現像剤の汲み上げを安定にして、現像剤担持体上に搬送される現像剤の付着量を均一にするものである。
特開平2−287470号公報 特開平5−107930号公報 特開2002−148941号公報 特開平10−39613号公報
スクリューピッチ状の濃度ムラについては、特許文献1、2に開示されている。特許文献1、2の方法では、現像剤担持体と現像剤供給部材との間に遮蔽板、邪魔部材等の遮蔽部材を設けているが、遮蔽部材により汲上磁極を隠されてしまう事になり、現像装置本体内の現像剤の量が減少した場合に、現像剤の汲み上げ不足の問題が顕著に発生してしまう。
現像剤の汲み上げ量不足の問題は、特許文献3、4に述べられている。現像剤の汲み上げ量不足に対して、汲上磁極と現像剤面とを近づける、又は汲上磁極の磁束密度を大きくする等の対策があるが、何れの場合でも、現像に供された後の現像剤を再び汲み上げてしまう事に起因する濃度むら、所謂、現像ゴーストが発生する。
この現像ゴースト発生の問題に対し、特許文献4では、現像剤担持体の各磁極の磁束密度と磁極間角度を適正化する事により解決できるとしている。即ち、現像剤供給部材からの現像剤剥ぎ取りを正しく行い、比較的離れた位置から現像剤を汲み上げる事により、上記の問題を解決するものである。
しかしながら、現像剤担持体と現像剤供給部材とが水平に近い配置の場合には、底板の傾斜を大きくとる事が出来ないため、現像剤担持体からの剥ぎ取りが正しく行われた場合でも、剥ぎ取られた現像後の現像剤は、現像剤供給部材付近に滞留してしまい、汲上磁極によって再び汲み上げられて現像ゴーストが発生する。
現像剤担持体と現像剤供給部材とが水平に近い配置の現像装置の場合について、上述した問題を整理すると、以下のようになる。
(ア) 現像剤担持体と現像剤供給部材とが近接配置された場合には、スクリューピッチむらが発生する。
(イ) 現像剤担持体と現像剤供給部材との両者間に遮蔽部材を設け、スクリューピッチむらを低減しようとする対策は、現像剤の供給不足(汲み上げ不足)になってしまう。
(ウ) 汲上磁極の磁束密度アップ等により現像剤汲み上げ性能を満足させようとすると、現像後の現像剤も汲み上げてしまうようになるため、現像ゴーストが発生する。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、スクリューピッチむらの防止と現像ゴーストの防止とを両立できるようにして、高画質の画像を形成可能にする現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の現像装置は、現像剤担持体と現像剤供給部材が水平に近い配置の現像装置において、以下により、スクリューピッチむらの防止と現像ゴーストを防止するものである。
(1) 汲上磁極と現像剤供給部材との間隙をある程度確保し、比較的遠い位置から現像剤を供給してスクリューピッチむらを低減する。このため汲上磁極と現像剤供給部材の距離、汲上磁極の磁束密度、汲上磁極と現像剤供給部材の位置関係を規定する。
(2) 現像剤担持体と現像剤供給部材との対向近接点の近傍に隔離部材を設け、現像剤担持体から剥離されて現像剤供給部材近傍に滞留している現像後の現像剤と、現像剤担持体に供給する現像剤とが混ざらないようにする。
なお、汲上磁極と現像剤量規制部材とが同一の場合と、汲上磁極と現像剤量規制部材とを別々に設けた場合との違いは、前者の場合は汲上磁極が現像剤量の規制も行うため、磁束密度をあまり大きく出来ないという制限がある。このため、前者では現像剤量規制部材の上流側に現像剤量均し部材を設ける必要がある。
上記により、スクリューピッチむらの防止と現像ゴーストの防止とを両立できるようにするものである。
請求項1に記載の発明は、静電潜像を担持する像担持体に対向して配置されトナーとキャリアから成る二成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置され剥取磁極と汲上磁極とを含む複数の磁極を有する磁界発生手段と、前記現像剤担持体に前記二成分現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の表面に対向して配置され前記現像剤担持体により担持、搬送される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、を有し、前記現像剤供給部材の回転軸中心は、前記現像剤担持体の回転軸中心に対して俯角となる位置に配置され、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点において、前記現像剤担持体は下方から上方に回動し、前記現像剤供給部材は上方から下方に回動する現像装置において、前記現像剤量規制部材の先端部を前記汲上磁極の近傍に配置し、前記現像剤担持体の表面と前記現像剤供給部材との最小間隙をG、前記汲上磁極による前記現像剤担持体法線方向の磁束密度をBr、前記現像剤担持体の回転軸中心と前記汲上磁極に対応する前記現像剤担持体の表面とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす仰角をθa、前記現像剤担持体の回転軸中心と前記現像剤供給部材の回転軸中心とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす俯角をθb、とするとき、下記の条件を満足し、
5≦G≦8[mm]
40≦Br≦60[mT]
40°≦(θa+θb)≦60°
且つ、前記現像剤量規制部材の前記現像剤担持体の回動方向上流側に隣接して、前記汲上磁極によって前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を前記現像剤担持体の回転軸方向に沿って均す現像剤量均し部材と、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点の近傍に、前記現像剤担持体から剥ぎ取られた現像剤と前記現像剤担持体に供給される現像剤とを隔てる隔離部材と、を設けたことを特徴とする現像装置である。
請求項2に記載の発明は、静電潜像を担持する像担持体に対向して配置されトナーとキャリアから成る二成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置され剥取磁極と汲上磁極とを含む複数の磁極を有する磁界発生手段と、前記現像剤担持体に前記二成分現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の表面に対向して配置され前記現像剤担持体により担持、搬送される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、を有し、前記現像剤供給部材の回転軸中心は、前記現像剤担持体の回転軸中心に対して俯角となる位置に配置され、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点において、前記現像剤担持体は下方から上方に回動し、前記現像剤供給部材は上方から下方に回動する現像装置において、前記現像剤量規制部材の先端部を前記汲上磁極とは異なる位置に配置し、前記現像剤担持体の表面と前記現像剤供給部材との最小間隙をG、前記汲上磁極による前記現像剤担持体法線方向の磁束密度をBr、前記現像剤担持体の回転軸中心と前記汲上磁極に対応する前記現像剤担持体の表面とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす仰角をθa、前記現像剤担持体の回転軸中心と前記現像剤供給部材の回転軸中心とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす俯角をθb、とするとき、下記の条件を満足し、
5≦G≦8[mm]
50≦Br≦70[mT]
40°≦(θa+θb)≦60°
且つ、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点の近傍に、前記現像剤担持体から剥ぎ取られた現像剤と前記現像剤担持体に供給される現像剤とを隔てる隔離部材を設けたことを特徴とする現像装置である。
請求項3に記載の発明は、異なる色の現像剤をそれぞれ収容した請求項1又は2に記載の現像装置を複数備え、複数の前記現像装置により複数色のトナー像を形成し、記録紙にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、汲上磁極と現像剤量規制部材とが同一位置である現像装置において、汲上磁極と現像剤供給部材との配置と、汲上磁極の磁束密度を規定し、現像剤量均し部材と隔離部材とを設ける事により、スクリューピッチむらと現像ゴーストとを防止する事が可能となった。
請求項2の発明によれば、汲上磁極と現像剤量規制部材とが別々の位置に配置された現像装置において、汲上磁極と現像剤供給部材との配置と、汲上磁極の磁束密度を規定し、現像剤量均し部材と隔離部材とを設ける事により、スクリューピッチむらと現像ゴーストとを防止する事が可能となった。
これにより、連続大量プリント時や高速プリント時に発生する画像濃度低下等の問題が解消され、高品質のプリント画像を出力する事が可能である。
請求項3の発明によれば、カラー画像形成装置における各色の画像濃度を均一に保持し、高画質のカラー画像を得る事ができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
[画像形成装置]
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成図である。
画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y,10M,10C,10Kと、ベルト状の中間転写体6と給紙装置20及び後述する定着装置30とからなる。
画像形成装置Aの上部には、画像読取装置SCが設置されている。原稿台上に載置された原稿は画像読取装置SCの原稿画像走査露光装置の光学系により画像が走査露光され、ラインイメージセンサに読み込まれる。ラインイメージセンサにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに入力される。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成手段10Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段5Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成手段10Mは、像担持体としての感光体ドラム1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段5Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成手段10Cは、像担持体としての感光体ドラム1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段5Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成手段10Kは、像担持体としての感光体ドラム1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段5Kを有する。
帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。
4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容する現像装置である。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成手段10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に一次転写手段7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(一次転写)、合成されたカラー画像が形成される。
給紙装置20の給紙カセット21内に収容された記録媒体(以下、記録紙と称す)Pは、給紙手段(第1給紙部)22により給紙され、給紙ローラ23,24,25,26、レジストローラ(第2給紙部)27等を経て、二次転写手段(転写ローラ)9に搬送され、記録紙P上にカラー画像が転写される(二次転写)。
なお、画像形成装置Aの下部に鉛直方向に縦列配置された3段の給紙カセット21は、ほぼ同一の構成をなすから、同符号を付した。また、3段の給紙手段22も、ほぼ同一の構成をなすから、同符号を付してある。給紙カセット21、給紙手段22を含めて給紙装置20と称す。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置30において記録紙Pが挟持され、熱と圧力とを加えることにより記録紙P上のカラートナー像(或いはトナー像)が定着されて記録紙P上に固定され、排紙ローラ28に挟持されて機外の排紙トレイ29上に載置される。
一方、二次転写手段9により記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写体6は、クリーニング手段8により残留トナーが除去される。
定着処理された記録紙Pを反転排紙する場合には記録紙Pは定着装置30と排紙ローラ28の中間に配置された分岐板28Aの図示右側の搬送路を通過し、下方の搬送路r1に搬送された後、逆転搬送されて分岐板28Aの図示左側の搬送路r2を通過し、排紙ローラ28により装置外に排出される。
記録紙Pの両面に複写する場合には、記録紙Pの第1面に形成した画像を定着処理した後、記録紙Pを搬送路r1、さらに搬送路r3に導入した後、逆転搬送し、搬送路r4に搬送した後、上方に迂回し給紙ローラ26により搬送する。記録紙Pは画像形成手段10Y,10M,10C,10Kにおいて第2面に各色の画像が両面に形成され、定着装置30により加熱定着処理され、排紙ローラ28によって装置外に排出される。
なお、画像形成装置Aの説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
以下、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kを感光体ドラム1(像担持体)と称し、帯電手段2Y,2M,2C,2Kを帯電手段2と称し、露光手段3Y,3M,3C,3Kを露光手段3と称し、現像装置4Y,4M,4C,4Kを現像装置4と称す。
帯電手段2のコロナワイヤには、直流電源による5〜10kVの高電圧が印加され、感光体ドラム1の表面に均一な一定電位が帯電される。
露光手段3の露光系にはレーザ光等が用いられ、パルス幅変調により露光量が制御される。
[現像装置の構成]
図2は、本発明に係る現像装置の第1の実施の形態を示す断面図、図3は現像装置の下部機構の平面図である。
現像装置4は、現像装置本体40、現像ローラ41、現像剤量規制部材42、現像剤供給部材(以下、供給スクリューと称す)43、現像剤攪拌部材(以下、攪拌スクリューと称す)44等から構成されている。現像ローラ41は現像剤担持体(以下、現像スリーブと称す)41Aと磁界発生手段(マグネットロール)41Bとから構成されている。
現像スリーブ41Aと供給スクリュー43との対向近接点において、現像スリーブ41Aは下方から上方に回動し、供給スクリュー43は上方から下方に回動し、現像剤量規制部材42は磁界発生手段41Bの汲上磁極S2の近傍に配置されている。
現像装置本体40は、供給スクリュー43を収容する現像剤供給室401と、攪拌スクリュー44を収容する現像剤攪拌室402とから成る。現像剤供給室401と現像剤攪拌室402とは、現像装置本体40の底部から直立した隔壁403を挟んで両側に形成されている。
現像スリーブ41Aと磁界発生手段41Bとから成る現像ローラ41は、静電潜像を担持する感光体ドラム1に対向して配置され、回転可能に支持されている。現像スリーブ41Aには、現像バイアスとして交流電源E1による交流電圧と、直流電源E2による直流電圧とが重畳される。
磁界発生手段41Bは、現像スリーブ41Aの内方に配置され、5極の磁極N1,N2,S1,S2,S3を有する。磁極N1は主磁極、磁極S1は剥取磁極、磁極S2は汲上磁極である。
磁界発生手段41Bの複数個の磁極のうち互いに隣接する2磁極S1,S2は、同極性に配置され反発磁界を形成している。現像剤剥ぎ取り用の剥取磁極S1は、現像スリーブ41A上の現像剤を剥ぎ取り飛散させる。現像剤受け入れ用の汲上磁極S2は、供給スクリュー43により供給された現像剤を汲み上げて現像スリーブ41A上に付着させる。
供給スクリュー43は、攪拌スクリュー44から搬送された現像剤を攪拌して搬送し、現像ローラ41に均一に供給する。供給スクリュー43、攪拌スクリュー44は何れも螺旋状のスクリュー部材である。
攪拌スクリュー44は供給スクリュー43に平行配置され、図示しないトナー補給手段から補給される新規トナーと現像スリーブ41Aから還流された現像剤とを混合、攪拌して供給スクリュー43の上流部に搬送する。
供給スクリュー43は回転軸方向に現像剤を搬送させるとともに、回転軸のほぼ直角方向に現像剤を放出させる。
図2に示す現像装置4は、5極の固定磁石を有する磁界発生手段41Bを備え、現像剤量規制部材42は磁性体より成り汲上磁極を兼ねる。
現像剤量規制部材42の先端部近傍で、現像スリーブ41Aの回動方向上流側に、現像剤均し部材45を固定配置した。現像剤均し部材45と汲上磁極S1によって現像スリーブ41Aに担持される現像剤の量が現像スリーブ41Aの回転軸方向に沿って均される。
また、現像スリーブ41Aと供給スクリュー43との対向近接点の近傍に、現像スリーブ41Aから剥ぎ取られて図2に示す白抜き矢印方向に搬送される下方の現像剤と、現像スリーブ41Aに供給される上方の現像剤とを隔てる隔離部材46を配置した。
現像剤量均し部材45及び隔離部材46は、非磁性材料、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂、非磁性ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金、セラミクス等により形成される。
図4は現像スリーブ41Aと供給スクリュー43との配置を説明する模式図である。
図4(a)において、現像スリーブ41Aの回転軸中心R1と供給スクリュー43の回転軸中心R2とは、水平距離X、垂直距離Yの位置とする。現像スリーブ41Aの回転軸中心R1と供給スクリュー43の回転軸中心R2とを結ぶ直線が回転軸中心を通る水平線となす俯角をθbとする。現像スリーブ41Aの外周面と供給スクリュー43の外周面とは最小間隙Gを形成している。
図4(b)において、現像スリーブ41Aの回転軸中心と、汲上磁極S2に対応する現像スリーブ41Aの外周面位置とを結ぶ直線が回転軸中心を通る水平線となす仰角をθaとする。
本発明の現像装置4は、図2に示すように、
現像剤量規制部材42の先端部を汲上磁極S2の近傍に配置し、且つ、現像剤量均し部材45と隔離部材46を配置し、更に、汲上磁極S2による現像スリーブ41Aの法線方向の磁束密度をBr[mT、ミリステラ]、最小間隙G[mm]、仰角θa[°]、俯角θb[°]とし、以下の条件を満足するように設定する。
5≦G≦8[mm]
40≦Br≦60[mT]
40°≦(θa+θb)≦60°
図5は本発明の第2の実施の形態を示す現像装置4の断面図である。
この発明の現像装置4は、磁界発生手段41Bが主磁極N1、剥取磁極S1、汲上磁極S2及び磁極N3,S4から成る7磁極であり、現像剤量規制部材42の先端部は汲上磁極S2とは異なる位置に配置されている。
現像スリーブ41Aと供給スクリュー43との対向近接点の近傍に、現像スリーブ41Aから剥ぎ取られた現像剤と現像スリーブ41Aに供給される現像剤とを隔てる隔離部材46を配置した。
また、汲上磁極S2による現像スリーブ41Aの法線方向の磁束密度をBr[mT]、最小間隙G[mm]、仰角θa[°]、俯角θb[°]とし、以下の条件を満足するように設定する。
5≦G≦8[mm]
50≦Br≦70[mT]
40°≦(θa+θb)≦60°
[現像剤]
現像剤は、磁性キャリアと非磁性重合トナーとから成る二成分現像剤である。磁性キャリアの1キロエルステッド中の磁化量は20〜70emu/gの範囲にあり、磁性キャリアの粒径は50μm以下の磁性キャリアである。非磁性重合トナーの粒径は7.5μm以下である。
[現像剤の循環搬送]
図6は現像装置4における現像剤の循環を示す模式図である。以下、現像剤の循環を説明する。
(1) 現像剤攪拌室402の上流側において、現像剤供給室401から還流される現像剤と、図示しないトナー補給手段から補給される新規トナーとが搬入され、攪拌スクリュー44により攪拌、混合され、矢印V1で示す現像剤移動方向に搬送される。
(2) 混合された現像剤は、現像剤攪拌室402の下流側の第1開口部404を通過して、矢印V2で示すように搬送され、現像剤供給室401の上流側に導入される。現像剤供給室401内において、現像剤は供給スクリュー43により現像剤移動方向に搬送されつつ、矢印V3で示すように搬送される。
(3) 供給スクリュー43は回転軸方向に現像剤を搬送しつつ、矢印V4に示すように現像剤を現像ローラ41に放出する。
(4) 現像ローラ41上の現像剤は、感光体ドラム1と対向する現像剤領域において現像処理される。現像処理後にトナー濃度が低下した現像剤は、剥取磁極S1により、現像ローラ41から剥ぎ取られる。
(5) 剥ぎ取られた現像剤は、矢印V5に示すように現像剤供給室401内に搬入される。
(6) 現像剤供給室401内に搬送された現像剤は、供給スクリュー43によって矢印V6に示すように搬送され、第2開口部405を通過して、矢印V7に示すように現像剤攪拌室402の上流側に導入される。
(7) 現像剤攪拌室402において、図示しないトナー濃度センサのトナー濃度検知信号によりトナー補給手段47によるトナー補給が行われ、現像剤は矢印V1に合流する。
現像剤は上述のような循環系で搬送されるが、一部の現像剤は現像剤供給室401と現像剤攪拌室402間を矢印V1,V2,V3,V6、V7で示すように循環する。
[スクリューピッチむらの解消]
第1の実施の形態及び第2の実施の形態に示したように、現像スリーブ41Aに現像剤が掬い上げられるとき、供給スクリュー43の螺旋状のスクリューの山と谷に合致した現像剤の粗密が生じるが、上記の条件により、現像スリーブ41A上の現像剤に密度差が解消され、均一化され、記録紙Pに濃度むらのない顕像が形成される。
[画像形成条件]
画像形成装置:A4判用紙、フルカラー、毎分51枚出力、タンデム型フルカラー複写機(コニカミノルタ8050(登録商標)、図1参照)
現像ローラ41の直径:φ30mm
供給スクリュー43の直径:φ30mm
供給スクリュー43の回転軸の直径:φ8mm
供給スクリュー43の螺旋羽根の高さH:11mm
磁極配置:5極(図2参照)、7極(図5参照)
(1) 現像ローラ41に対する供給スクリュー43の配置位置を変化できるように、現像装置4を試作し、現像ローラ41と供給スクリュー43との最小間隙Gを変化可能にした。
(2) 現像ローラ41内の磁極を回転させ、汲上磁極S2の配置位置も変化可能にした。
(3) 図4(c)に示すように、現像剤量規制部材42の配置位置も変化可能にした。
以上のような条件下で作製した現像装置4を前記フルカラー複写機に搭載して画像出力を行い、全面ベタ画像と全面ハーフトーン画像でスクリューピッチむらを評価した。また、図7(a)に示す現像ゴースト評価用画像パターンにより、現像ゴーストを評価した。
[現像ゴーストの定義]
図7(a)は、現像ゴースト評価用画像パターンを示す図である。図示の黒色で塗りつぶした部分は、記録紙Pの黒ベタ部分W1、その他の余白部分は白色部分W2である。
上記の現像ゴースト評価用画像パターンを、図1に示す画像形成装置を実験機として使用し、黒色現像剤によりプリントアウトし、記録紙P上に形成されたパターンの透過濃度を透過濃度計で測定した。
図示のa,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k部分は上記の黒ベタ部分W1の濃度測定位置を示す。b,d,f,h,j部分はそれ以前の白色部分W2で現像剤消耗がないから、現像処理時に充分な画像濃度が得られる。しかし、a,c,e,g,i,k部分はそれ以前の黒ベタ部分W1で現像剤消耗が多いから現像処理時に画像濃度が低下する。従って、a,c,e,g,i,k部分の各画像濃度は、b,d,f,h,j部分より低下して濃度差を生じ画像が薄くなる。これらの濃度差が発生した画像をゴーストと呼ぶ。
図7(b)は、現像ゴースト評価用画像パターンにより画像を形成した場合、記録紙搬送方向に直交するZ1−Z2領域の画像濃度を測定したもので、現像ゴーストが発生せず均一な画像濃度を示す。
図7(c)は、現像ゴーストが発生して濃度測定領域a,c,e,g,i,kの画像濃度が低下した状態を示す。
[現像ゴーストの評価]
現像スリーブ41Aと供給スクリュー43の相対位置(水平距離X、垂直距離Y、俯角θb最小間隙C)、磁界発生手段41Bの汲上磁極S2の位置(仰角θa)、最近接距離C、及び現像スリーブ41Aに印加するAC電圧、直流電圧等を変化させる事で透過濃度の異なる画像サンプルを出力する。これらの画像サンプルを上記の測定方法でa〜kの各部分の透過濃度を求める。
次に、透過濃度が適正なb,d,f,h,j,k部分の平均濃度と、現像ゴーストを発生しやすいa,c,e,g,i,k部分の平均濃度との差により、透過濃度差を求めて画像を評価する。
Figure 2006133364
表1は図4(b)において説明した現像スリーブ41Aの表面と供給スクリュー43との最小間隙Gと、磁界発生手段41Bの汲上磁極S2の位置、現像スリーブ41Aと供給スクリュー43の相対位置等から求め、下記の条件を満たしたものを選択して表示したものである。
条件1:5≦G≦8[mm]
条件2:40°≦(θa+θb)≦60°
現像スリーブ41Aの直径をφ30mm、供給スクリュー43の直径をφ30mmに設定し、水平距離Xを30〜37.5mm間の6段階、垂直距離Yを5〜10[mm]間の3段階に対応する最小間隙Gと俯角θbを算出した。供給スクリュー43は現像スリーブ41Aに対して俯角θbが5°〜25°の範囲内に設置される。
最適な現像条件はこれらの条件を満たすものの中から、更に、5極構成の磁界発生手段41Bでは、法線方向の磁束密度Brが下記の条件を満たすものを選定する。
40≦Br≦60[mT]
また、7極構成の磁界発生手段では、法線方向の磁束密度Brが下記の条件を満たすものを選定する。
50≦Br≦70[mT]
Figure 2006133364
表2(a)は、図2に示した現像装置4における5極構成の磁界発生手段41Bの仕様と実測値を示す。
主磁極N1から164°の位置にある汲上磁極S2の法線方向の磁束密度Brは、実測値で−50[mT]、接線方向の磁束密度Bθは−15[mT]、磁気吸引力Frは6[g]である。
図8(a)は磁気吸引力を測定する測定装置50の構成図である。
磁界発生手段41Bを駆動部51と支持腕52に水平に取り付ける。電子天秤53に磁界発生手段41Bの回転軸に平行であり、磁界発生手段41Bの回転軸を通る垂線が中心となるように吸引部材54aを保持した保持部材54を設定する。
図8(b)は保持部材54の斜視図、図8(c)は吸引部材54aの側面図、図8(d)は吸引部材54aの正面図である。
磁性体である鉄の棒からなる吸引部材54aは、図8(b)に示すように保持部材54に保持され、図8(c)に示すように高さ10±0.1mm、幅10±0.1mm、長さ35±0.5mmであり、底部の両側部に、2×2mmの面取りを付けた比透磁率5000の鉄材からなる棒である。磁界発生手段41Bと吸引部材54a間の間隔は、吸引ギャップ設定部55により設定される。
駆動部51で磁界発生手段41Bを回転させ、電子天秤53で、磁界発生手段41Bの各回転位置における磁気吸引力を測定する。測定結果は、コントローラ56で演算されてレコーダ57において記録される。
前記磁気吸引力は、吸引ギャップ設定部55により、現像剤担持体41Aの外周面から0.1mm上方の位置に相当する位置に、吸引部材54aの上面を設定した条件での測定値である。
磁気吸引力が0.3Nよりも小さいと、キャリア付着やパッキングが発生しやすくなる。0.5Nよりも大きな磁気吸引力は通常の磁石材料によって達成しにくい。
また、剥取磁極S2の磁束密度Brの90%幅、即ち、−50×0.9=−45[mT]における角度θは、表2(a)に示すように33°である。同様にして、剥取磁極S2の磁束密度Brの80%幅、即ち、−50×0.8=−40[mT]における角度θは41°である。取磁極S2の磁束密度Brの50%幅、即ち、−50×0.5=−25[mT]における角度θは56°である。
図9(a)は図2に示した現像装置4における5極の磁極構成の磁界発生手段41Bにより発生する法線方向の磁束密度Br[mT]を示す特性図である。
主磁極N1から164°の位置にある汲上磁極S2における法線方向の磁束密度Brは−50[mT]である。破線は剥取磁極S2の磁束密度Brの90%幅、80%幅、50%幅の磁束密度Brを示す。
図9(b)は図2に示した現像装置4における5極の磁極構成の磁界発生手段41Bにより発生する法線方向の磁気吸引力Fr[g]を示す特性図である。主磁極N1から164°の位置にある汲上磁極S2の磁気吸引力Frは6[g]である。
表2(b)は、図5に示した現像装置4における7極構成の磁界発生手段41Bの仕様と実測値を示す。
主磁極N1から142°の位置にある汲上磁極S2の法線方向の磁束密度Brは、実測値で−60[mT]、接線方向の磁束密度Bθは−35[mT]、磁気吸引力Frは10[g]である。
また、剥取磁極S2の磁束密度Brの90%幅、即ち、−60×0.9=−54[mT]における角度θは、表2(a)に示すように8°である。同様にして、剥取磁極S2の磁束密度Brの80%幅、即ち、−60×0.8=−42[mT]における角度θは12°である。取磁極S2の磁束密度Brの50%幅、即ち、−60×0.5=−30[mT]における角度θは21°である。
図10(a)は図5に示した現像装置4における7極の磁極構成の磁界発生手段41Bにより発生する法線方向の磁束密度Br[mT]を示す特性図である。
主磁極N1から142°の位置にある汲上磁極S2における法線方向の磁束密度Brは−60[mT]である。破線は剥取磁極S2の磁束密度Brの90%幅、80%幅、50%幅の磁束密度Brを示す。
図10(b)は図5に示した現像装置4における7極の磁極構成の磁界発生手段41Bにより発生する法線方向の磁気吸引力Fr[g]を示す特性図である。主磁極N1から142°の位置にある汲上磁極S2の磁気吸引力Frは10[g]である。
本実施例によれば、現像スリーブ41aと磁界発生手段41Bと供給スクリュー43の配置と、磁束密度Brを規定する事により、供給スクリュー43により形成される現像剤のスクリューピッチむらを有効に解消するとともに、現像剤の供給が円滑に行われ、現像ゴーストとを防止する事が可能となった。
本発明に係る画像形成装置の構成図。 本発明に係る現像装置の第1の実施の形態を示す断面図。 現像装置の下部機構の平面図。 現像スリーブと供給スクリューとの配置を説明する模式図。 本発明の第2の実施の形態を示す現像装置の断面図。 現像装置における現像剤の循環を示す模式図。 現像ゴースト評価用画像パターン及び画像濃度の特性図。 磁気吸引力を測定する測定装置の構成図、保持部材の斜視図、吸引部材の側面図及び正面図。 第1の実施の形態の現像装置の磁束密度及び磁気吸引力を示す特性図。 第2の実施の形態の現像装置の磁束密度及び磁気吸引力を示す特性図。
符号の説明
1 感光体ドラム
4 現像装置
41 現像ローラ
41A 現像剤担持体(現像スリーブ)
41B 磁界発生手段(マグネットロール)
42 現像剤量規制部材
43 現像剤供給部材(供給スクリュー)
44現像剤攪拌部材(攪拌スクリュー)
45 現像剤均し部材
46 隔離部材
51 駆動部
52 支持腕
53 電子天秤
54 保持部材
54a 吸引部材
55 吸引ギャップ設定部
56 コントローラ
57 レコーダ
A 画像形成装置
C 最近接距離
G 最小間隙
N1 主磁極
S2 汲上磁極
S1 剥取磁極
X 水平距離
Y 垂直距離
θa 仰角
θb 俯角

Claims (3)

  1. 静電潜像を担持する像担持体に対向して配置されトナーとキャリアから成る二成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置され剥取磁極と汲上磁極とを含む複数の磁極を有する磁界発生手段と、前記現像剤担持体に前記二成分現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の表面に対向して配置され前記現像剤担持体により担持、搬送される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、を有し、
    前記現像剤供給部材の回転軸中心は、前記現像剤担持体の回転軸中心に対して俯角となる位置に配置され、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点において、前記現像剤担持体は下方から上方に回動し、前記現像剤供給部材は上方から下方に回動する現像装置において、
    前記現像剤量規制部材の先端部を前記汲上磁極の近傍に配置し、
    前記現像剤担持体の表面と前記現像剤供給部材との最小間隙をG、
    前記汲上磁極による前記現像剤担持体法線方向の磁束密度をBr、
    前記現像剤担持体の回転軸中心と前記汲上磁極に対応する前記現像剤担持体の表面とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす仰角をθa、
    前記現像剤担持体の回転軸中心と前記現像剤供給部材の回転軸中心とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす俯角をθb、とするとき、下記の条件を満足し、
    5≦G≦8[mm]
    40≦Br≦60[mT]
    40°≦(θa+θb)≦60°
    且つ、前記現像剤量規制部材の前記現像剤担持体の回動方向上流側に隣接して、前記汲上磁極によって前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を前記現像剤担持体の回転軸方向に沿って均す現像剤量均し部材と、
    前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点の近傍に、前記現像剤担持体から剥ぎ取られた現像剤と前記現像剤担持体に供給される現像剤とを隔てる隔離部材と、
    を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 静電潜像を担持する像担持体に対向して配置されトナーとキャリアから成る二成分現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置され剥取磁極と汲上磁極とを含む複数の磁極を有する磁界発生手段と、前記現像剤担持体に前記二成分現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の表面に対向して配置され前記現像剤担持体により担持、搬送される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、を有し、
    前記現像剤供給部材の回転軸中心は、前記現像剤担持体の回転軸中心に対して俯角となる位置に配置され、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点において、前記現像剤担持体は下方から上方に回動し、前記現像剤供給部材は上方から下方に回動する現像装置において、
    前記現像剤量規制部材の先端部を前記汲上磁極とは異なる位置に配置し、
    前記現像剤担持体の表面と前記現像剤供給部材との最小間隙をG、
    前記汲上磁極による前記現像剤担持体法線方向の磁束密度をBr、
    前記現像剤担持体の回転軸中心と前記汲上磁極に対応する前記現像剤担持体の表面とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす仰角をθa、
    前記現像剤担持体の回転軸中心と前記現像剤供給部材の回転軸中心とを結ぶ直線が前記回転軸中心を通る水平線となす俯角をθb、とするとき、下記の条件を満足し、
    5≦G≦8[mm]
    50≦Br≦70[mT]
    40°≦(θa+θb)≦60°
    且つ、前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との対向近接点の近傍に、前記現像剤担持体から剥ぎ取られた現像剤と前記現像剤担持体に供給される現像剤とを隔てる隔離部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  3. 異なる色の現像剤をそれぞれ収容した請求項1又は2に記載の現像装置を複数備え、複数の前記現像装置により複数色のトナー像を形成し、記録紙にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2004320316A 2004-11-04 2004-11-04 現像装置及び画像形成装置 Pending JP2006133364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004320316A JP2006133364A (ja) 2004-11-04 2004-11-04 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004320316A JP2006133364A (ja) 2004-11-04 2004-11-04 現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006133364A true JP2006133364A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36726987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004320316A Pending JP2006133364A (ja) 2004-11-04 2004-11-04 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006133364A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250211A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像形成システム、画像処理プルグラム
JP2008292972A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび画像形成方法
JP2013130653A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2015169696A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 キヤノン株式会社 現像装置
CN110731534A (zh) * 2018-07-19 2020-01-31 秦皇岛烟草机械有限责任公司 一种烟草切丝机及其控制方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250211A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像形成システム、画像処理プルグラム
JP2008292972A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび画像形成方法
JP2013130653A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2015169696A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 キヤノン株式会社 現像装置
CN110731534A (zh) * 2018-07-19 2020-01-31 秦皇岛烟草机械有限责任公司 一种烟草切丝机及其控制方法
CN110731534B (zh) * 2018-07-19 2022-07-22 秦皇岛烟草机械有限责任公司 一种烟草切丝机及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003307924A (ja) 現像装置
JP2005345858A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5141768B2 (ja) 現像装置
JP2006133364A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2003263025A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006317507A (ja) 現像装置及びそれを装着した画像形成装置
JP5597611B2 (ja) 現像装置、およびそれを備えた画像形成装置
JP4569667B2 (ja) 現像装置、画像形成装置及び現像ローラ
JP2003263026A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006301167A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5641320B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5610920B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006154193A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006133363A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006243112A (ja) 画像形成装置
JP2007065123A (ja) 画像形成装置
JP4742656B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006072076A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008139649A (ja) カラー画像形成装置
JP2010072176A (ja) 現像装置
JP2009086134A (ja) 画像形成装置
JP2006243110A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5510734B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2006259297A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006047456A (ja) 現像装置及び画像形成装置