JP2007147701A - 撮像モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像素子とシャッタを一体化した撮像モジュールの薄型化、軽量化を図る。
【解決手段】 受光素子112を備える撮像素子11と、撮像素子11の表面上に配設されて受光素子112での受光を制御するシャッタ機構12とを備え、シャッタ機構12は撮像素子の表面上に薄膜状に形成され、当該表面上で移動可能な遮光性のあるベース板121と、ベース板121に設けられて受光素子での受光を可能にする透光用開口128と、透光用開口128を受光素子112に対向する位置とこれを外れた位置とで移動可能な駆動部とを備える。撮像素子11とシャッタ機構12をモノリシックに構成でき、撮像モジュールの薄型化と軽量化を実現する。
【選択図】 図4

Description

本発明は静止画像を撮像するために用いる撮像素子に関し、特にメカニカルシャッタを一体化した撮像モジュールに関するものである。
CCD撮像素子を用いたカメラでは撮像によって蓄積された電荷を転送する際に新たに電荷が蓄積され、この電荷が転送中の電荷に混入して、いわゆるスミア現象が生じるおそれがある。そのため、従来から電子シャッタ機能を備えているが、一眼レフカメラではこの電子シャッタ機能の有無にかかわらずスミア現象を防止することが難しいため、フォーカルプレンシャッタ等の機械式シャッタが必要になる。また、CMOS撮像素子を用いたカメラでは、CMOS撮像素子は電子シャッタ機能が存在しないので、シャッタ速度を制御するための機械式シャッタが必要になる。
このように、デジタルカメラでは撮像素子でのシャッタ速度を制御するための機械式シャッタが必要とされる場合があり、このような機械式シャッタを備える場合にはシャッタ機構を駆動するためのモータや駆動機構が必要になり、シャッタ機構と撮像素子を含めた撮像モジュールが大型化してしまう。このような問題に対し特許文献1では、撮像素子ユニットの表面側にシャッタユニットを一体化して撮像モジュールを構成しており、特にシャッタユニットの構成として、表面に複数の駆動用電極を有する固定部材と、当該駆動用電極の電荷により駆動力を受けて固定部材に対して移動可能な遮光性を有する移動部材とでフォーカルプレンシャッタと等価なシャッタユニットを構成したものが提案されている。特許文献1によれば、シャッタユニットと撮像素子ユニットとを一体化することで薄型化が可能になる。
特開2005−102162号公報
特許文献1の撮像モジュールは、固定部材と移動部材とでシャッタ機構を構成しているため、従来のフォーカルプレンシャッタやレンズシャッタに比較してシャッタユニットを薄型化することは可能であるが、それぞれ独立に構成されている撮像素子ユニットとシャッタユニットとを一体化して撮像モジュールを構成するという技術思想の点では従来の撮像モジュールと同じであり、そのため光軸方向に重畳する固定部材と移動部材とが必要でとなって光軸方向の寸法を小さくすること、すなわち撮像モジュールの薄型化には限界があり、かつ構成部品点数が多いため軽量化を実現することも難しい。また、特許文献1の技術は移動部材を固定部材に対して移動させて撮像素子ユニットの撮像面を走査しながら撮像を行っているフォーカルプレンシャッタの一種であるため、撮像素子を構成している多数の画素間における撮像タイミングに差が生じることは避けられず、特に移動体を撮像した場合に、撮像画像にシャッタ走査方向の歪が生じることを回避することは困難である。
本発明の目的は、薄型化、軽量化を可能にした撮像モジュールを提供するものである。また、本発明の他の目的は移動体を撮像した場合でも撮像画像における歪を防止することが可能な撮像モジュールを提供するものである。
本発明は、表面に受光素子を備える撮像素子と、撮像素子の表面上に配設されて受光素子での受光を制御するシャッタ機構とを備える撮像モジュールであって、シャッタ機構は撮像素子の表面上に一体的に薄膜状に形成され、当該表面上で移動可能な遮光性のあるベース板と、ベース板に設けられて受光素子での受光を可能にする透光用開口と、透光用開口を受光素子に対向する位置とこれを外れた位置とに移動可能な駆動部とを備えることを特徴とする。
本発明において、撮像素子は多数の受光素子が表面に配列され、透光用開口は受光素子に対応して多数個がベース板に配列される。またこの場合、透光用開口には受光素子の受光面に焦点を結ぶマイクロレンズが設けられることが好ましい。一方、ベース板は両側部に設けられた第1及び第2の平行バネ部により撮像素子の表面に沿って平行移動可能に構成される。すなわち、ベース板は撮像素子の表面に対して所要の空隙で対峙され、第1及び第2の平行バネ部において撮像素子に一体化されたブリッジ構造に構成される。また、駆動部はベース板の一端に設けられた可動電極と、撮像素子に固定的に設けられた固定電極とで構成され、両電極間に印加する電圧により可動電極を移動する静電リニアアクチュエータで構成される。この場合、例えば、可動電極及び固定電極はそれぞれ複数の突起状電極が交互に配列した櫛歯電極で構成される。また、可動電極及び固定電極はそれぞれベース板を形成するための膜部材をエッチングして形成されることが好ましい。特に、ベース板はポリシリコンで構成されることが好ましい。本発明において、撮像素子はCCD撮像素子又はCMOS撮像素子で構成される。
本発明によれば、撮像素子の表面に透光用開口を備えたベース板と駆動部を一体に設け、駆動部によりベース板を移動させて透光用開口の位置を制御し、受光素子での受光を制御するシャッタ機構を形成しているので、撮像素子とシャッタ機構をモノリシックに構成でき、撮像モジュールの薄型化を図るとともに、撮像モシュールの軽量化を実現することもできる。また、本発明によれば、ベース板に設けた多数の透光用開口を一体的に移動させて撮像素子を構成している多数の受光素子の受光タイミングを制御するので、多数の受光素子はそれぞれ同一タイミングで撮像を行うことができ、移動体を撮像した場合でもフォーカルプレンシャッタのような撮像画像の歪が生じることがない。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例1の撮像モジュールMの外観斜視図であり、パッケージ1の表面には透明なカバーガラス2が接着され、パッケージ1の裏面には多数本の外部接続端子3が突出されている。図2は前記カバーガラス2を除去した撮像モジュールMの斜視図であり、前記パッケージ1の凹部1a内には、撮像素子にシャッタ機構を一体化したチップ状の素子(ここでは撮像・シャッタ素子と称する)10を内装している。前記撮像・シャッタ素子10を構成している撮像素子は、後述するようにシリコン等の半導体基板に公知の半導体製造プロセスを用いて多数の受光素子(撮像画素)がマトリクス状に配列されており、この受光素子としてここではCMOS撮像素子で構成されている。また、シャッタ機構はバルクマイクロマシニング法等によって撮像素子の表面に一体的に形成されている。これにより、撮像・シャッタチップ10は撮像素子とシャッタ機構とがモノリシックに構成されたチップとして構成される。
図3は前記撮像・シャッタ素子10の平面図、図4はそのA−A線に沿う拡大断面図である。図4に示すように、撮像・シャッタ素子10は撮像素子11の表面にシャッタ機構12がモノリシックに構成されている。撮像素子11は、N型シリコン基板110にP型ウェル111が形成されており、当該N型シリコン基板110の表面にP型不純物層からなるフォトダイオード112が形成され、マトリクス配置された多数の受光素子として構成される。また、前記P型ウェル111の表面にはN型ソース・ドレイン領域115と、シリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を積層した下層絶縁膜116の一部で構成されるゲート絶縁膜116aと、その上に形成された配線層117の一部で構成されるゲート電極117aとを有するフォトダイオード選択用のスイッチとしてのMOSトランジスタ113が形成されている。また、前記N型シリコン基板110及びP型ウェル111には電荷が洩れ出すのを防止するためのいわゆるチャネルストッパ層114が設けられている。そして、前記下層絶縁膜116にはコンタクトホールが開口され、アルミニウム膜を所要のパターンに形成した配線層117によって前記フォトダイオード112及びMOSトランジスタ113が相互に電気接続されている。また、上層には層間絶縁膜としてのPSG膜(リン・シリケート・ガラス)118が形成され、このPSG膜118上にはアルミニウム膜からなる遮光膜119が形成されている。この遮光膜119は前記フォトダイオード112の受光面の直上領域に矩形の窓119aが開口されており、この窓119aを透過した光を前記フォトダイオード112の受光面に入射させて受光することが可能である。前記窓119a以外の領域では光は遮光され、特にMOSトランジスタ113に対して光が照射されることを防いでいる。遮光膜119の窓119aを通して入射された光がフォトダイオード112に照射すると、フォトダイオード112で電荷が蓄積され、この電荷は配線層117を介してMOSトランジスタ113のソース・ドレイン領域115の一方に伝達され、MOSトランジスタ113がオンしたときに他方に接続されている配線層117から外部に出力される。
前記シャッタ機構12は前記遮光膜119の上側には所要の空隙をおいて配設されている。このシャッタ機構12はポリシリコンからなるベース板121を有しており、このベース板121はポリシリコンに不純物を導入して導電性を持たせるとともに、表面にはアルミニウム等の遮光膜122を形成しており、その平面形状は図3に示したように、両側部に第1及び第2の平行バネ部123,124を有するほぼ矩形の平板として形成されている。第1の平行バネ部123は一対の真直かつ平行な細幅のバネ片123aを有しており、一端においてベース板121に連結され、他端は図3に斜線で示す支持部123bに連結され、この支持部123bにおいて前記撮像素子11に一体化されている。第2の平行バネ部124は一対の円弧状に湾曲した平行な細幅のバネ片124aを有しており、一端においてベース板121に連結され、他端は図3に斜線で示す支持部124bに連結され、この支持部124bにおいて前記撮像素子11に一体化されている。これにより、ベース板121は第1及び第2の平行バネ部123,124の各支持部123b,124bにおいて撮像素子11に一体化されるが中間部は撮像素子11の表面上に微少空隙をもって対峙されたブリッジ構造で前記撮像素子11に支持されることになり、しかも第1第2の平行バネ部123,124の各バネ片123a,124aをそれぞれ幅方向に変形することによりベース板121は撮像素子11の表面に沿って図3の矢印P方向に平行移動することが可能とされている。
前記ベース板121の一端部は複数の突起状電極を所要の間隔で配列して櫛歯状に形成した可動櫛歯電極126として構成される。また、この可動櫛歯電極126の各電極を挟み込む複数の突起状電極を支持部127aにおいて一体に連結した櫛歯状をした固定櫛歯電極127が撮像素子11の表面に一体的に設けられる。固定櫛歯電極127は図3の斜線領域において撮像素子11に一体化される。そして、これら可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127とで駆動部125が構成される。この駆動部125では、可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127の各複数の突起状電極はベース板121の板厚方向の面内において平面方向に微少間隔で相互に対峙された構成とされており、可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127との間に図には表れない駆動回路を通して制御された電圧が印加されと、可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127との間に生じる静電力によって可動櫛歯電極126が図3のP方向に直線移動され、これと一体のベース板121を同方向に直線移動させる静電リニアアクチュエータとして構成されている。
また、前記ベース板121は、図4に示すように、前記各フォトダイオード112の直上位置よりも平面方向に左側に外れた位置においてフォトダイオード112と同様にマトリクス配列され、少なくとも前記撮像素子11の遮光膜119の窓119aよりも大きな寸法をした多数の矩形の透光用開口128が開けられており、この透光用開口128には光透過性のある透明樹脂で形成され、かつ表面が球面に加工されたマイクロレンズ129が形成されている。このマイクロレンズ129は前記フォトダイオード112の受光面に結像するように焦点距離が設計されており、撮像モジュールがモノクロ画像を撮像するモジュールの場合には無色透明な樹脂で形成されるが、撮像モジュールがカラー画像を撮像するモジュールの場合には、赤、青、緑の各色の透明樹脂で形成されている。
以上の構成の撮像・シャッタ素子10の製造方法については、ここでは詳細な説明は省略するが、撮像素子11については公知の半導体プロセスを用いることによってシリコン基板110にフォトダイオード112、MOSトランジスタ113、各絶縁膜116,118及び遮光膜119を製造することができる。シャッタ機構12については、製造された撮像素子11の表面上に、いわゆるマイクロマシニング法によって製造することができる。簡単に説明すれば、撮像素子11の表面上に図には表れないレジスト層を表面が平坦になるように所要の厚さに形成する。このとき、ベース板121の第1及び第2の平行バネ部123,124の各支持部123b,124bと固定櫛歯電極127にそれぞれ対応する領域(図3に斜線で示す領域)にはレジスト層を形成しないようにする。ついで、その上に不純物を導入したポリシリコン膜及び遮光用のアルミニウム膜を順次所要の厚さに積層した上で、これらアルミニウム膜とポリシリコン膜を選択エッチングして図3に示したベース板121と駆動部125を含む平面パターン形状にエッチングする。これにより前記ベース板121、第1及び第2の平行バネ部123,124、透光用開口128、可動櫛歯電極126及び固定櫛歯電極127からなる駆動部125がパターン形成される。しかる上でベース板121上に透過性の樹脂を堆積し、かつこれを透光用開口128を覆う領域にのみ残るようにエッチングし、さらに一旦溶融して自身の表面張力で半球状に成形してマイクロレンズ129を形成する。しかる上でベース板121の下層にあるレジスト膜をウェットエッチング等によって除去すると、ベース板121の下面と撮像素子11の上面(遮光膜119の上面)との間のレジスト膜が除去されて両者の間に空隙が形成され、ベース板121は前記したように図3に斜線で示す領域でのみ撮像素子11に一体化され、中間部が撮像素子11に対して空隙をもって対峙されたブリッジ構造に形成される。なお、固定櫛歯電極127は撮像素子11の上面に固定された状態に形成されることは言うまでもない。
このように構成された撮像・シャッタ素子10は、図2に示したようにパッケージ1の表面の凹部1aにダイボンディングされた上で、撮像素子11のフォトダイオード112、MOSトランジスタ113につながる配線層117及びシャッタ機構12の駆動部125の可動櫛歯電極126及び固定櫛歯電極127がリード線4によって外部接続端子3に電気接続される。その上でカバーガラス2が被せられてパッケージ1に接着されることで撮像・シャッタ素子10はパッケージ1内に封止され、撮像モジュールMが形成される。
以上の構成の撮像モジュールMによれば、駆動部125に通電していないとき、すなわち可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127との間に所要の電圧を印加していないときには、シャッタ機構12のベース板121は図4の状態、すなわちマイクロレンズ129がフォトダイオード112の直上位置よりも左側に寸法Lだけ偏った位置にある。そのため、フォトダイオード112の直上の窓119aはベース板121の遮光膜122によって覆われ、またマイクロレンズ129を透過した光は遮光膜119によって遮光され、フォトダイオード112で受光されることはない。
駆動部125に通電して可動櫛歯電極126と固定櫛歯電極127との間に所要の電圧が印加されると、図5及び図6に平面図とそのA−A線断面図を示すように、両電極126,127間での静電力によってベース板121は図5においてP1方向、すなわち同図の右方向に移動される。このとき、第1及び第2の平行バネ部123,124での変形によるパンタグラフ作用によってベース板121はP1方向に平行移動する。このときの移動量は印加した電圧により制御され、図4におけるマイクロレンズ129とフォトダイオード112との偏った寸法Lに等しい量だけ移動される。そのため、図6に示すように、ベース板121の移動によって透光用開口128及びマイクロレンズ129はフォトダイオード112の直上位置に移動されることになり、これによりマイクロレンズ129を透過した光は窓119aを通してフォトダイオード112で受光されることになる。
ふたたび駆動部125への電圧の印加を停止すると、ベース板121は第1及び第2の平行バネ部123,124が常態に復帰するバネ力によって同図の左方向に移動され、図3に示したようにマイクロレンズ129がフォトダイオード112の直上位置から偏った位置となる。以上により、ベース板121が右側に移動している間だけフォトダイオード112に光が照射され、これが電荷蓄積時間となり、カメラのシャッタ開時間となる。したがって、ベース板121が右側に移動している時間を制御することでカメラのシャッタ速度を制御することが可能になる。
このように、実施例1の撮像モジュールMは、撮像素子11の表面にブリッジ構造をしたベース板121及び駆動部125を一体に設けてシャッタ機構12を形成し、撮像素子11とシャッタ機構12をモノリシックに形成した撮像・シャッタ素子10で構成しているので、シャッタ機構12を薄く形成して撮像・シャッタ素子10の薄型化を図り、ひいては撮像モジュールMの薄型化を図るとともに、構成部品点数を削減して軽量化を実現することもできる。
また、実施例1の撮像モジュールMは、ベース板121に設けた多数の透光用開口128及びマイクロレンズ129を一体的に移動させることによって撮像素子11の多数の受光素子112における受光タイミングを制御しているので、多数の受光素子112はそれぞれ同一タイミングで撮像を行うことができ、移動体を撮像した場合でもフォーカルプレンシャッタのような撮像画像での歪が生じることがない。
なお、実施例1ではベース板121に遮光性を持たせるためにポリシリコン膜の表面にアルミニウムからなる遮光膜122を形成しているが、ポリシリコン膜に遮光性のある不純物を含有させて遮光性を持たせるようにしてもよく、この場合には遮光膜を省略することができる。また、ベース板はポリシリコンに限られるものではなく、所要の剛性、弾性を有して撮像素子11上において薄膜技術によるマイクロマシニング加工が可能な材料であれば適用可能である。
実施例1では撮像素子をCMOS撮像素子で構成した例を示したが、CCD撮像素子で構成することもできる。この場合でも電荷蓄積部(フォトダイオード)の直上位置とこれを外れた位置との間でマイクロレンズを移動させるようにベース板と駆動電極部を構成すればよい。
実施例の撮像モジュールの外観斜視図である。 図1のガラスカバーを除去した斜視図である。 実施例の撮像・シャッタ素子の平面図である。 図3のA−A線拡大断面図である。 シャッタ時における撮像・シャッタ素子の平面図である。 図5のA−A線拡大断面図である。
符号の説明
M 撮像モジュール
1 パッケージ
2 カバーガラス
3 外部接続端子
4 リード線
10 撮像・シャッタ素子
11 撮像素子
12 シャッタ機構
111 シリコン基板
112 フォトダイオード(受光素子)
113 MOSトランジスタ
116,118 絶縁膜
117 配線層
119 遮光膜
121 ベース板
122 遮光膜
123,124 平行バネ部
125 駆動部
126 可動櫛歯電極
127 固定櫛歯電極
128 透光用開口
129 マイクロレンズ

Claims (10)

  1. 表面に受光素子を備える撮像素子と、前記撮像素子の表面上に配設されて前記受光素子での受光を制御するシャッタ機構とを備える撮像モジュールであって、前記シャッタ機構は前記撮像素子の表面上に一体的に薄膜状に形成され、当該表面上で移動可能な遮光性のあるベース板と、前記ベース板に設けられて前記受光素子での受光を可能にする透光用開口と、前記透光用開口を前記受光素子に対向する位置とこれを外れた位置とに移動可能な駆動部とを備えることを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記撮像素子は多数の受光素子が表面に配列され、前記透光用開口は前記受光素子に対応して多数個が前記ベース板に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記透光用開口には前記受光素子の受光面に焦点を結ぶマイクロレンズが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記ベース板は両側部に設けられた第1及び第2の平行バネ部により前記撮像素子の表面に沿って平行移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像モジュール。
  5. 前記ベース板は前記撮像素子の表面に対して所要の空隙で対峙され、前記第1及び第2の平行バネ部において前記撮像素子に一体化されたブリッジ構造であることを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
  6. 前記駆動部は前記ベース板の一端に設けられた可動電極と、前記撮像素子に固定的に設けられた固定電極とで構成され、両電極間に印加する電圧により可動電極を移動する静電リニアアクチュエータで構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像モジュール。
  7. 前記可動電極及び固定電極はそれぞれ複数の突起状電極が交互に配列した櫛歯電極で構成されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像モジュール。
  8. 前記可動電極及び固定電極はそれぞれ前記ベース板を形成するための膜部材をエッチングして形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像モジュール。
  9. 前記ベース板はポリシリコンで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の撮像モジュール。
  10. 前記撮像素子はCCD撮像素子又はCMOS撮像素子であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の撮像モジュール。

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