JP2007147193A - 熱音響冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はループ管内に充填された気体に熱音響効果により発生させた圧力振動をを利用して冷却処理を行う熱音響冷凍機に関し、起動時における管路内の流体抵抗を小さくすることにより、安定した冷却動作を短時間で実現することを課題とする。
【解決手段】気体14を充填したループ管11と、第1の高温側熱交換器15と第1の低温側熱交換器16との間に第1の蓄熱器17が配設され気体14に振動を発生させる振動発生部12と、第2の高温側熱交換器20と第2の低温側熱交換器21との間に第2の蓄熱器22が配設され振動発生部12で振動付勢された気体14が印加されることにより冷却を行う冷凍部13とを有する熱音響冷凍機であって、ループ管11に冷凍部13をバイパスするバイパス通路30と、このバイパス通路30を開閉する弁装置31とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は熱音響冷凍機に係り、特にループ管内に充填された気体に熱音響効果により圧力振動を発生させ、この圧力振動を利用して冷却処理を行う熱音響冷凍機に関する。
近年、熱と音のエネルギー変換現象である熱音響効果を利用して冷却を行うことが注目されている。この熱音響効果を利用した冷却処理は、フロンガス等の環境に有害が物質を用いることなく、また比較的簡単な構成で冷凍機を構成できるため早期の実用化が期待されている。
この種の熱音響効果を利用した冷凍機としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。図1は、特許文献1に開示されたものと同等の熱音響冷凍機を示している。同図に示すように、熱音響冷凍機50は大略するとループ管51、振動発生部52、及び冷凍部53等により構成されている。ループ管51の内部には、予め所定の気体54(例えば、不活性ガス等)が充填されている。振動発生部52はこのループ管51の図中右下部に配設されており、また冷凍部53はループ管51の図中左上部に配設されている。
振動発生部52は、第1の高温側熱交換器55と第1の低温側熱交換器56との間に第1の蓄熱器57を配設した構成とされている。また、冷凍部53は、第2の高温側熱交換器60と第2の低温側熱交換器61との間に第2の蓄熱器62を配設した構成とされている。尚、第1の低温側熱交換器56と第2の低温側熱交換器61とは冷却水が流れる冷却水路64により接続されており、よって一定の温度に冷却されている。
上記構成とされた熱音響冷凍機50において、振動発生部52を構成する第1の高温側熱交換器55を図示しない加熱手段により加熱すると、水冷されている第1の低温側熱交換器56との間に熱勾配が発生し、振動発生部52はこの温度勾配と逆方向に自励による音波を発生させる。
そして、この熱音響効果により発生した音エネルギーは、ループ管51を介して冷凍部53に移送される。これにより、冷凍部53では移送された音エネルギーが熱エネルギーに変換され、これにより第2の蓄熱器62の第2の高温側熱交換器60側が冷却される。
特開2000−088378号公報
上記のように熱音響冷凍機50では、振動発生部52において第1の高温側熱交換器55を加熱することにより第1の高温側熱交換器55と第1の低温側熱交換器56との間に熱勾配を発生させ、これにより第1の蓄熱器57に自励振動を発生させる必要がある。
しかしながら、起動直後における熱音響冷凍機50は不安定な状態であり、上記温度勾配によりループ管51内の不活性ガスが直ちに自励振動が発生するようなことはなく、極めて微小なガスの流れが振動発生部52において発生するのみである。
更に、第1及び第2の蓄熱器57,62は、例えば多数の微細通路が形成されたハニカム構造や多数のメッシュ板を積層した構造を有しており、不活性ガスが通過する際の流体抵抗が大きいものである。よって、熱音響冷凍機50の必須の構成要素である第1及び第2の蓄熱器57,62も、起動時における自励振動の立ち上がりを遅らせる原因となっていた。
このため、従来の熱音響冷凍機50では、安定して冷凍動作を行うまでに長い時間を要するという問題点があった。必要とするという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、起動時における気体が通過する管路内の流体抵抗を小さくすることにより、安定した冷却動作を短時間で実現しうる熱音響冷凍機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
気体を充填したループ管と、
第1の高温側熱交換器と第1の低温側熱交換器との間に第1の蓄熱器が配設された構成とされており、前記ループ管内の前記気体に振動を発生させる振動発生部と、
第2の高温側熱交換器と第2の低温側熱交換器との間に第2の蓄熱器が配設された構成とされており、前記振動発生部で振動付勢された前記気体が印加されることにより、冷却が行われる冷凍部とを有する熱音響冷凍機であって、
前記ループ管に、前記冷凍部をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開閉する弁装置とを設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、冷凍部をバイパスするバイパス通路をループ管に設けると共にこのバイパス通路を開閉する弁装置とを設けたことにより、ループ管を流れる気体が冷凍部ではなく、バイパス通路を通過する構成する構成とすることができる。バイパス通路の流体抵抗はバイパス通路の流体抵抗に対して小さいため、起動時等のループ管内の気体の振動が不安定な状態において弁装置を開弁してバイパス通路をループ管11と連通させることにより、この気体振動が冷凍部で減衰されることを防止できる。よって、安定した自励振動を短時間で実現することが可能となり、冷凍部に短時間で寒冷を発生させることができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の熱音響冷凍機において、
前記ループ管内における前記気体の自励振動が安定するまで開弁するよう前記弁装置を制御するコントローラを設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、コントローラによりループ管内における気体の自励振動が安定したことが確認された際、弁装置によりパイパス通路を閉塞することが可能となり、これにより短時間で寒冷の発生を実現することが可能となる。
本発明によれば、ループ管内の気体が加振手段により強制的に加振されるため、安定した自励振動を短時間で実現することが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図2は、本発明の一実施例である熱音響冷凍機10を示している。同図に示すように、熱音響冷凍機10は、大略するとループ管11,振動発生部12,冷凍部13,及び加振装置25等より構成されている。
ループ管11は例えばステンレス製の配管であり、ループ状に形成されることにより全体として矩形状とされた構成となっている。このループ管11の内部には、所定の作業ガスとして例えば窒素等の不活性ガス(気体14)が封入されている。この気体14は、窒素,ヘリウム,アルゴン,或いはこれらの混合物等を使用することができる。尚、ヘリウムとアルゴンとを約1:1〜約4:1の容積比率で混合したものが冷凍効率を高めることが知られている。
上記構成とされたループ管11には、振動発生部12及び冷凍部13が配設されている。振動発生部12はこのループ管11の図中右下部に配設されており、また冷凍部13はループ管11の図中左上部に配設されている。
振動発生部12は作業ガスに圧力変動を生じさせ、熱音響効果による自励振動を生成させる機能を奏するものである。この振動発生部12は、第1の高温側熱交換器15,第1の低温側熱交換器16,及び第1の蓄熱器17とにより構成されている。また、第1の蓄熱器17は、第1の低温側熱交換器16と第1の蓄熱器17との間に挟まれた構成とれさている。
第1の高温側熱交換器15は、メッシュ板等の多数枚の金属板が微小ピッチで積層された構成とされている。この第1の高温側熱交換器15には図示しない加熱装置が接続されており、その外周を加熱処理される構成とされている。
第1の低温側熱交換器16も基本的には第1の高温側熱交換器15と同一構成とされており、メッシュ板等の多数枚の金属板が微小ピッチで積層された構成とされている。この第1の低温側熱交換器16は、その周囲には冷却ブラケット(図示せず)が配設されている。この冷却ブラケットには冷却水路24が接続されており、冷却水路24を流れる冷却水により第1の低温側熱交換器16は冷却ブラケットを介して一定の冷却温度を維持しうる構成とされている。
第1の蓄熱器(スタックともいう)17は、例えばループ管51の延在方向に多数の平行通路を有するセラミックス製のハニカム構造体である。この第1の蓄熱器17を挟むように第1の高温側熱交換器15及び第1の低温側熱交換器16が配設されることにより、この一対の熱交換器15,16間において第1の蓄熱器17に一定の熱勾配を発生させることが可能となる。尚、第1の蓄熱器17の構成はハニカム構造体に限定されるものではなく、多数枚のステンレス鋼メッシュ薄板を微小ピッチで積層した構造体や金属繊維よりなる不織布等を用いることも可能である。
一方、冷凍部13は、第2の高温側熱交換器20,第2の低温側熱交換器21,及び第2の蓄熱器22により構成されている。また、前記した振動発生部12と同様に、第2の蓄熱器22は第2の高温側熱交換器20と第2の低温側熱交換器21との間に挟持された構造とされている。
尚、冷凍部13の第2の低温側熱交換器21は、ループ管11を介して振動発生部12の第1の高温側熱交換器15と対向した構成(ループ管11は曲げられているため、直線状には対向してはいない)とされている。また、冷凍部13の第2の高温側熱交換器20は、ループ管11を介して振動発生部12の第1の低温側熱交換器16と対向するよう構成されている。
第2の高温側熱交換器20は、メッシュ板等の多数枚の金属板が微小ピッチで積層された構成とされている。この第2の高温側熱交換器20の外周位置には、寒冷を取り出す高熱伝導率材料(例えば、銅)よりなる環状部材が配設されている。
第2の低温側熱交換器21も基本的には第2の高温側熱交換器20と同一構成とされており、メッシュ板等の多数枚の金属板が微小ピッチで積層された構成とされている。この第2の低温側熱交換器21は、その周囲には冷却ブラケット(図示せず)が配設されている。この冷却ブラケットには冷却水路24が接続されており、冷却水路24を流れる冷却水により第2の低温側熱交換器21は冷却ブラケットを介して一定の冷却温度を維持しうる構成とされている。
第2の蓄熱器22は、熱容量の大きい蓄冷材からなる。蓄冷材としては、例えば、ステンレス鋼、銅、鉛等を用いることができ、またその形状は多様な形状を適用することが可能である。本実施例では、第2の蓄熱器22として第1の蓄熱器17と同様にハニカム構造体を用いている。
加振装置25は、大略するとスピーカ26、駆動装置27、及びコントローラ28等により構成されている。スピーカ26は、本実施例ではループ管11の振動発生部12と冷凍部13との間位置(具体的には、図2における左下位置)に配設されている。また、スピーカ26はループ管11内に配設されているのではなく、ループ管11の外壁に配設されている。即ち、スピーカ26は、ループ管11内の気体14に対して非接触な構成とされている。
このスピーカ26は駆動装置27に接続されており、駆動装置27に駆動されて所定の周波数の振動を気体14に対して印加する。駆動装置27はコントローラ28に接続されており、スピーカ26が発生する振動の振動数はコントローラ28により制御しうる構成とされている。従って、コントローラ28により駆動装置27を介してスピーカ26を適宜駆動することにより、ループ管11内の気体14に対して加振を行うことが可能となる。
上記構成とされた熱音響冷凍機10において、第1の高温側熱交換器15に配設された図示しないヒータにより第1の高温側熱交換器15に高温の熱を供給する共に、冷却水路24を流れる冷却水により第1の低温側熱交換器16を冷却すると、第1の蓄熱器17の両端に所定の大きな温度差が生じ、よって第1の蓄熱器17の高温側と低温側で温度勾配が生じる。
そして、これに起因して、第1の蓄熱器17の内部の狭い平行通路内に入っている気体14が、気体14の音速とループ管11の管長とにより決まる所定の周波数(発振周波数)で発振する。いま、気体14の音速をv、ループ管11の管長をλとしたとき、発振周波数fは、f=v/λで求められる。
このように、振動発生部12においては、第1の高温側熱交換器15が加熱されることにより、この熱エネルギーが第1の蓄熱器17において熱音響効果で振動のエネルギー(音)に変換されて定在波及び進行波が生じる。
そして、この熱音響効果により発生した音エネルギーは、ループ管11を介して冷凍部13に移送される。冷凍部13では、熱音響効果により移送された音エネルギーが熱エネルギーに変換され、これにより第2の蓄熱器12の第2の高温側熱交換器20側が冷却される。よって、熱音響冷凍機10によれば、圧縮機等を用いることなく、気体14に冷凍サイクルに必要な圧力変動を生じさせることができ、コンパクトな熱音響冷凍機10で冷凍を行うことが可能となる。
ところで、上記構成とされた熱音響冷凍機10では、必然的にループ管11内において気体14を自励振動させる必要がある。しかしながら、起動直後における熱音響冷凍機10は不安定な状態であり、振動発生部12に所定の温度勾配を発生させても、ループ管11内の不活性ガスが直ちに自励振動が発生するようなことはなく、起動当初は極めて微小なガスの流れが振動発生部12に発生するのみである。
また、第1及び第2の蓄熱器57,62も多数の微細通路が形成されたハニカム構造であるため流体抵抗が大きく、これによっても気体14の自励振動が妨げられ、よって本発明の特徴となる加振装置25を設けない構成では、安定して冷凍動作を行うまでに長い時間を要してしまうことは前述した通りである。
しかしながら、本実施例に係る熱音響冷凍機10は、ループ管11に冷凍部13をバイパスするバイパス通路30を設けた構成としている。このバイパス通路30の気体14が流れる際の流体抵抗は、気体14が冷凍部13を流れる際の流体抵抗に比べて小さく設定されている。具体的なバイパス通路30の管路内の流体抵抗は、できればループ管11を気体14が流れる際の流体抵抗と等しくなるよう構成することが望ましい。
また図2では、図示の便宜上、バイパス通路30がループ管11に対して大きく流路が変更される構成を示しているが、ループ管11とバイパス通路30との接続部における管路抵抗も小さいほうが望ましい。よって、ループ管11とバイパス通路30とが流体損が発生しないよう、滑らかに接続される構成とすることが望ましい。
また、上記構成とされたバイパス通路30は、弁装置31を設けた構成とされている。この弁装置31はバイパス通路30を開閉するものであり、閉弁することにより気体14のバイパス通路30内の通過は遮断され、開弁することにより気体14のバイパス通路30内の通過は許容される。前記したように、冷凍部13の流体抵抗はバイパス通路30の流体抵抗よりも大きいため、弁装置31を開弁した場合には、気体14は冷凍部13をバイパスしてバイパス通路30内を流れる。
この弁装置31は、コントローラ32により開閉弁動作を制御される構成とされている。本実施例では、起動時においてバイパス通路30を開弁した状態において気体14が安定して自励振動を開始するまでの時間(以下、始動時間という)を予め実験により求めておき、この時間をコントローラ32に記憶させてある。
そして、コントローラ32は熱音響冷凍機10が起動された際、弁装置31を開弁すると共に始動後の時間経過を計測し、経過時間が始動時間となった際に弁装置31閉弁する。これにより、起動直後における熱音響冷凍機10が不安定な状態においては、振動発生部12で発生する極めて微小な気体14の流れは冷凍部13をバイパス(迂回)して流れるため、冷凍部13で減衰されることを防止できる。よって、安定した自励振動を短時間で実現することが可能となり、冷凍部13に短時間で寒冷を発生させることができる。
また、本実施例ではコントローラ32により熱音響冷凍機10の立ち上がりからの経過時間の計測を行ない、気体14の自励振動が安定したときに弁装置31を閉弁する制御を行う。よって、気体14の自励振動が安定したことが確認された際、この自励振動を直ちに冷凍部13に印加することができるため、これによっても寒冷の発生を短時間で実現することができる。
尚、上記した実施例ではコントローラ32による弁装置31の切換を、実験により求められた自励振動が安定する時間に基づき行う構成とした。しかしながら、コントローラ32による弁装置31の切換制御はこれに限定されるものではなく、例えばループ管11内の気体14の流れを非接触で検出しうる検出器(例えば、ドップラー計測器等)を設け、この検出器からの信号に基づき自励振動の安定を検知し弁装置31の切換を行う構成としてもよい。
図1は、従来の一例である熱音響冷凍機の構成図である。 図2は、本発明の一実施例である熱音響冷凍機の構成図である。
符号の説明
10 熱音響冷凍機
11 ループ管
12 振動発生部
13 冷凍部
14 気体
15 第1の高温側熱交換器
16 第1の低温側熱交換器
17 第1の蓄熱器
20 第2の高温側熱交換器
21 第2の低温側熱交換器
22 第2の蓄熱器
24 冷却水路
30 バイパス通路
31 弁装置
32 コントローラ

Claims (2)

  1. 気体を充填したループ管と、
    第1の高温側熱交換器と第1の低温側熱交換器との間に第1の蓄熱器が配設された構成とされており、前記ループ管内の前記気体に振動を発生させる振動発生部と、
    第2の高温側熱交換器と第2の低温側熱交換器との間に第2の蓄熱器が配設された構成とされており、前記振動発生部で振動付勢された前記気体が印加されることにより、冷却が行われる冷凍部とを有する熱音響冷凍機であって、
    前記ループ管に、前記冷凍部をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開閉する弁装置とを設けたことを特徴とする熱音響冷凍機。
  2. 前記ループ管内における前記気体の自励振動が安定するまで開弁するよう前記弁装置を制御するコントローラを設けたことを特徴とする請求項1記載の熱音響冷凍機。
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