JP2007146885A - 配管 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャビティフローによる分岐配管への悪影響を排除することができる配管を提供する。
【解決手段】 高温の流体を流通させる主配管3から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管1において、配管1内の流路を複数の小流路に分割する分割手段5,7,9が、配管1に設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体が内部を流通する配管に関し、特に高温流体が流れる主配管から分岐する閉塞した配管に関する。
一般に、発電プラントやその他のプラント内の水が流れる主配管には、種々の分岐管路が接続されている。その中には、プラント起動時や保守点検時のみに使用され、プラントが通常運転に移行した後には、分岐管路に設けられた仕切り弁により閉じられるものがある。
このように仕切り弁等により閉塞された分岐配管内には、主配管内の水の流れにより誘起された螺旋状の渦流れである、いわゆるキャビティフローが形成される。このキャビティフローに閉塞された分岐配管における管壁の放熱作用が加わると、キャビティフローの先端に熱成層界面が形成される。熱成層界面は、分岐配管内の水の温度が急激に変化する界面であり、熱成層界面の近傍における配管には温度差による大きな熱応力が生じていた。
このような熱成層界面が、例えば分岐配管の配管曲がり部などの所定部分に滞留すると、配管に熱疲労が生じる可能性があった。そのため、分岐配管内へのキャビティフローの侵入深さを制御して分岐配管における熱疲労による破損などの悪影響を排除するさまざまな技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−928925号公報(第4−5頁、第4図等)
上述の特許文献1においては、分岐管路内に十字状に組み合わされた板部材を配置する技術などが開示されている。
この技術によれば、分岐管路内におけるキャビティフローの分岐配管内への侵入を抑制し、熱疲労などの配管への悪影響を排除することができると記載されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、キャビティフローの制御が不十分であるため、配管の上記所定部分に流体の温度急変部である熱成層界面が形成される恐れがあった。すると、熱成層界面による配管の熱疲労が上記所定部分に生じて、配管に悪影響が発生する恐れがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、キャビティフローによる分岐配管への悪影響を排除することができる配管を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の配管は、高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、該配管内の流路を複数の小流路に分割する分割手段が、前記配管に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、分割手段により配管内の流路が複数の小流路に分割されているため、分割手段の配置領域において螺旋状の流れに対する流路抵抗が大きくなる。そのため、分割手段により螺旋状の渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができ、配管の所定部分(例えば、配管曲がり部)に温度急変部が形成されることを防止できる。その結果、温度急変部による配管への悪影響を防止することができる。
また、複数の小流路を形成することにより、流体の放熱面積が増えて流体の熱を外部に放熱しやすくでき、温度急変部が配管内に形成されにくくすることができる。
上記発明においては、前記分割手段が、前記主配管と接続する第1配管と、該第1配管から切り離された第2配管と、前記第1配管と前記第2配管とを流体の流通が可能に接続する複数の接続配管とを備えていることが望ましい。
本発明によれば、互いに切り離された第1配管と第2配管とが複数の接続配管により接続されることにより分割手段が構成されているため、配管における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなり、キャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。また、複数の接続配管において流体の放熱面積が増えて流体の熱を外部に放熱しやすくできる。
上記発明においては、前記分割手段が、前記配管内部に設けられた前記配管の径よりも径の細い複数の円筒部材であって、該複数の円筒部材が、前記配管の周方向に並んで配置されていることが望ましい。
本発明によれば、分割手段である複数の円筒部材を配管内部に、配管の周方向に並んで配置することにより、配管内の流路を複数の小流路に分割することができる。そのため、配管における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなり、キャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。
また、複数の円筒部材が配管内に周方向に並んで配置されているため、配管の剛性を高めることができる。さらに、既存の配管等を円筒部材に用いることができるため、容易に配管を製造することができる。
上記発明においては、前記分割手段が、複数の貫通孔が設けられた多孔体であって、該多孔体が前記配管の内部に配置されるとともに、前記複数の貫通孔の軸線が前記配管の中心軸線方向に沿って配置されていることが望ましい。
本発明によれば、分割手段が多孔体であるため、複数の貫通孔が複数の小流路となる。また、貫通孔の軸線が配管の中心軸線方向に沿って配置されているため、配管における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなり、キャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。
本発明の配管は、高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、該配管内を円周方向に旋回する渦の流れを妨げる阻害手段が、前記配管に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、阻害手段により配管内の円周方向に旋回する(螺旋状の)渦の流れを妨げることができるため、螺旋状渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。そのため、配管の所定位置(例えば、配管曲がり部)に温度急変部が形成されることを防止し、温度急変部による配管への悪影響を防止することができる。
上記発明においては、前記阻害手段が、一の回転方向に旋回する第1螺旋部材と、他の回転方向に旋回する第2螺旋部材であり、前記第1螺旋部材および前記第2螺旋部材が、前記配管内に配置されていることが望ましい。
本発明によれば、阻害手段が互いに反対方向に旋回する第1螺旋部材および第2螺旋部材であるので、配管内の螺旋状渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。
例えば、一の回転方向に旋回するキャビティフローは他の回転方向に旋回する第2螺旋部材により抑制され、他の回転方向に旋回するキャビティフローは一の回転方向に旋回する第1螺旋部材により抑制される。そのため、キャビティフローの旋回方向が一の回転方向および他の回転方向のいずれであっても阻害手段により抑制することができる。
上記発明においては、前記阻害手段が、前記配管内の中心軸線方向流れに対する流路抵抗を増大させる流路抵抗部であることが望ましい。
本発明によれば、阻害手段が、配管内の中心軸線方向流れに対する流路抵抗を増大させる流路抵抗部であるため、螺旋状渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。
上記発明においては、前記阻害手段が、前記配管の中心軸線方向に延びる板部材であり、該板部材が、前記配管の内部および外部へ突出していることが望ましい。
本発明によれば、阻害部材が配管の中心軸線方向に延びるとともに、配管の内部に突出する板部材であるため、螺旋状渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができる。
板部材は配管の外部へ突出しているため、流体の熱を効率よく外部へ放熱することができる。
本発明の配管は、高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、前記配管内に配置される円筒部材を備え、該円筒部材が、前記配管内における流体の温度急変部が形成される領域に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、配管内に円筒部材が配置されているため、螺旋状渦であるキャビティフローは円筒部材内に侵入する。そのため、温度急変部は円筒部材内部に形成され、円筒部材は熱変形を起こす。一方、配管は円筒部材により温度急変部から隔離され、温度急変部により形成される熱疲労が軽減される。そのため、温度急変部による配管への悪影響を防止することができる。
なお、発生する熱応力が小さくなるため、円筒部材は厚さが薄いことが望ましい。
上記発明においては、前記円筒部材の内周面に螺旋状に延びる凹部または凸部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、円筒部材の内周面に螺旋状に延びる凹部または凸部が形成されているため、温度急変部の形成を阻害することができる。つまり、円筒部材の主配管に向かって流れる低温の流体流れは凹部または凸部により乱流化が促進される。一方、円筒部材の主配管から反対側に向かって流れる高温の流体流れも凹部により乱流化が促進される。そのため、低温流体および高温流体の攪拌が促進されるため、温度急変部の形成が阻害される。
本発明の配管は、高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、前記配管内における流体の温度急変部が形成される領域の前記配管には、前記配管の中心軸線方向に伸び縮み可能な伸縮部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、配管における温度急変部が形成される領域には、伸縮部が形成されているため、温度急変部の温度差による熱変形は伸縮部に吸収される。そのため、配管における熱疲労の発生を防止することができ、配管への悪影響を防止することができる。
上記発明においては、前記伸縮部は前記配管の径方向に凹凸を有する蛇腹部であって、前記温度急変部の形成位置の変動幅に基づいて前記配管の中心軸線方向に対する前記凹凸の間隔が定められていることが望ましい。
本発明によれば、伸縮部が配管の径方向に凹凸を有する蛇腹部であるため、温度急変部の温度差による熱応力を蛇腹部で吸収し、配管における熱疲労の発生を緩和することができる。また、配管の中心軸線方向に対する凹凸の間隔が、温度急変部の形成位置の変動幅に基づいて定められているため、温度急変部の形成位置が揺らいでも配管における熱疲労の発生を防止することができる。
本発明の配管によれば、分割手段により配管内の流路が複数の小流路に分割されているため、分割手段の配置領域において螺旋状の流れに対する流路抵抗が大きくなる。そのため、分割手段により螺旋状の渦であるキャビティフローの配管内への侵入を抑制することができ、配管の所定部分(例えば、配管曲がり部)に温度急変部が形成されることを防止できる。その結果、温度急変部による配管への悪影響を防止することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る分岐配管ついて図1および図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
分岐配管(配管)1は、図1に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管1は、主配管3に接続された第1配管(分割手段)5と、第1配管5から切り離された第2配管(分割手段)7と、第1配管5および第2配管7を接続する複数の細管である接続配管(分割手段)9とを備えている。
第1配管5における第2配管7側(図1の下側)の端部は、他の部分より径が大きい接続部11Aが形成されている。接続部11Aの円周面には、接続配管9が接続されている。第2配管7における第1配管5側(図1の上側)の端部は、他の部分より径が大きい接続部11Bが形成されている。接続部11Bの円周面には、接続配管9が接続されている。
なお、第1および第2配管5,7には、上述のように接続部11A,11Bが形成されていてもよいし、形成されていなくてもよく、特に限定するものではない。
図2は、図1の分岐配管におけるA−A断面図である。
接続配管9は、第1および第2配管5,7より径の細い配管であり、分岐配管1の中心軸線Cを中心とした円周上に等間隔に並んで配置されている。
接続配管9は、図2に示すように、端部が接続部11Bの円周面に向かって径方向内側に曲がり、接続部11Bと接続されている。接続部11A側の端部についても同様である。なお、接続配管9の中央部は、図1に示すように、中心軸線Cに略並行となるように配置されている。
なお、接続配管9の形状は、上述のように端部のみが曲がった形状に限定されるものではなく、その他さまざまな形状に適用することができるものである。
次に、上記の構成からなる分岐配管1における作用について、図1を参照しながら説明する。
分岐配管1が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図1に示すように、第1配管5内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、第1配管5内を第2配管7側(図1の下側)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、接続部11Aに侵入する。
接続部11Aに侵入したキャビティフローFは、接続配管9による流れの周方向成分に対する流路抵抗の増大により減衰する。また、キャビティフローFとして主配管3から分岐配管1に侵入した高温の水は、接続配管9において放熱して温度が低下する。
次に、分岐配管1の閉塞状態を解除した場合、例えば、分岐配管1に主配管3から水を流入させる場合ついて説明する。
主配管3から第1配管5に流入した水は、第2配管7側に向かって流れて接続部11Aに流入する。水は、接続部11Aから接続配管9を介して接続部11Bに流入し、第2配管7に流入する。第2配管7に流入した水は、例えば、水質検査部などに導かれる。
上記の構成によれば、互いに切り離された第1配管5と第2配管7とが複数の接続配管9により接続されているため、キャビティフローFに対する分岐配管1の流路抵抗が大きくなり、キャビティフローFの分岐配管1内への侵入を接続配管9までに抑えることができる。そのため、分岐配管1の所定部分(例えば、配管曲がり部)に熱成層界面(温度急変部)が形成されることを防止でき、熱成層界面による分岐配管1への悪影響を防止することができる。
また、複数の接続配管9において水の放熱面積が増えるため、水温度を下げることができ、熱成層界面が形成されにくくすることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図3を参照して説明する。
図3は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)51は、図3に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管51は、主配管3に接続された配管53と、配管53内に配置された第1旋回ベーン(第1螺旋部材,阻害手段)55と、第2旋回ベーン(第2螺旋部材,阻害手段)57と、第1,第2旋回ベーン55,57を支持する支持部59と、を備えている。
第1旋回ベーン55は、一の旋回方向(例えば、主配管3から遠ざかる方向に向かって右回転方向)に旋回する螺旋状のベーンである。第2旋回ベーン57は、他の旋回方向(例えば、主配管3から遠ざかる方向に向かって左回転方向)に旋回する螺旋状のベーンである。第1旋回ベーン55および第2旋回ベーン57は中心軸線Cに沿って直列に並んで配置さている。
支持部59は、棒状に形成された部材であり、配管53に固定されている。また、支持部59には第1旋回ベーン55および第2旋回ベーン57が設けられ、第1および第2旋回ベーン55,57を支持している。
次に、上記の構成からなる分岐配管51における作用について、図3を参照しながら説明する。
分岐配管51が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図3に示すように、配管53内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管53内を主配管3から離れる方向(図3の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、第1および第2旋回ベーン55,57に到達する。
キャビティフローFが、主配管3から遠ざかる方向に向かって左回転方向に旋回する螺旋状渦の場合には、キャビティフローFは、第1旋回ベーン55にその流れが阻害される。そのため、キャビティフローFは、第1旋回ベーン55において減衰する。一方、キャビティフローFが、主配管3から遠ざかる方向に向かって右回転方向に旋回する螺旋状渦の場合には、キャビティフローFは、第2旋回ベーン57にその流れが阻害される。そのため、キャビティフローFは、第2旋回ベーン57において減衰する。
なお、キャビティフローFの旋回方向は一定せず、常に、右旋回や左旋回に変わるとともに、右旋回と左旋回のキャビティフローFが混在する場合もある。
上記の構成によれば、互いに反対方向に旋回する第1旋回ベーン55および第2旋回ベーン57を配管53内に備えることにより、螺旋状渦であるキャビティフローFの配管53内への侵入を抑制することができる。
具体的には、右旋回するキャビティフローFは左旋回する第2旋回ベーン57により減衰され、左旋回するキャビティフローFは右旋回する第1旋回ベーン55により減衰される。そのため、キャビティフローFの旋回方向が右旋回および左旋回のいずれであっても第1および第2旋回ベーン55,57により減衰させることができる。そのため、分岐配管51の所定部分(例えば、配管曲がり部)に熱成層界面(温度急変部)が形成されることを防止でき、熱成層界面による分岐配管51への悪影響を防止することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)101は、図4に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管101は、主配管3に接続された配管103と、配管103内に配置されたラビリンス構造部(流路抵抗部、阻害手段)105とを備えている。
ラビリンス構造部105は、配管103の内壁から径方向内側に延びる複数の板部材107を備えている。複数の板部材107は、配管103内の流路の一部を塞ぎ、残りの開口部109において水を流通させている。
また、板部材107は、中心軸線C方向に並んで配置されているとともに、隣接する開口部109が中心軸線Cを挟んで対向するように配置されている。つまり、板部材107は、開口部109が互い違いに並ぶように配置されている。
次に、上記の構成からなる分岐配管101における作用について、図4を参照しながら説明する。
分岐配管101が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図4に示すように、配管103内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管103内を主配管3から離れる方向(図4の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、ラビリンス構造部105に到達する。
ラビリンス構造部105において、水は互い違いに並んだ開口部109を蛇行するように流れるため、流路抵抗が大きくなる。そのため、キャビティフローFの侵入はラビリンス構造部105において抑制され、キャビティフローFは減衰する。
上記の構成によれば、配管103内に中心軸線C方向流れに対する流路抵抗を増大させるラビリンス構造部105が設けられているため、キャビティフローFの配管103内への侵入が抑制され、キャビティフローFを減衰させることができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)151は、図5に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管151は、主配管3に接続された配管153と、配管153に設けられたフィン(板部材)155とを備えている。
図6は、図5の分岐配管のB−B断面図である。
フィン155は、中心軸線C方向に延びるとともに、配管153の径方向に延びる板状部材である。また、フィン155は、配管153の円筒面を貫通して配置され、フィン155の中心軸線C側の内縁部157は配管153の内部に位置し、中心軸線Cに対して反対側の外縁部159は配管153の外側に位置している。
本実施形態においては、4枚のフィン155が、図6に示すように、配管153に約90度の位相間隔をあけて備えられている。
なお、フィン155の枚数は、上述のように4枚であってもよいし、他の枚数であってもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる分岐配管151における作用について、図5および図6を参照しながら説明する。
分岐配管151が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図5に示すように、配管153内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管153内を主配管3から離れる方向(図5の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、フィン155が配置された領域に到達する。
キャビティフローFは、図6に示すように、フィン155の内縁部157により流れの周方向成分が遮られる。そのため、フィン155が配置された領域において、キャビティフローFは減衰する。
また、キャビティフローFを形成する水の熱は接触する内縁部157に伝わり、熱は内縁部157から外縁部159に伝わり、外縁部159から外部に放熱される。
上記の構成によれば、フィン155が中心軸線C方向に延びるとともに、配管153の内部に突出する内縁部157を備えるため、螺旋状渦であるキャビティフローFは内縁部157に遮られ、配管153内への侵入が防止される。
フィン155の外縁部159は配管153の外部へ突出しているため、水の熱を効率よく外部へ放熱することができ、熱成層界面の形成を防止することができる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)201は、図7に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管201は、主配管3に接続された配管203と、配管203に設けられた円筒部材(分割手段)205とを備えている。
図8は、図7の分岐配管のD−D断面図である。
円筒部材205は、図8に示すように、配管203よりも径の細い配管から形成されている。本実施形態においては、4本の円筒部材205が配管203内に周方向に並べて配置されている。
次に、上記の構成からなる分岐配管201における作用について、図7および図8を参照しながら説明する。
分岐配管201が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図7に示すように、配管203内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管203内を主配管3から離れる方向(図7の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、円筒部材205が配置された領域に到達する。
キャビティフローFは、図8に示すように、円筒部材205による流れの周方向成分に対する流路抵抗の増大により減衰する。そのため、円筒部材205が配置された領域において、キャビティフローFは減衰する。
上記の構成によれば、4本の円筒部材205が配管203内部に、周方向に並んで配置されているため、配管203内の流路を複数の小流路に分割されている。そのため、配管203における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなり、キャビティフローFの配管203内への侵入を抑制することができる。
また、4本の円筒部材205が配管203内に周方向に並んで配置されているため、配管203の剛性を高めることができる。さらに、既存の配管等を円筒部材205に用いることができるため、容易に分岐配管201を製造することができる。
〔第6の実施形態〕
次に、本発明の第6の実施形態について図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)251は、図9に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管251は、主配管3に接続された配管253と、配管253内に設けられた1本の内側円筒(円筒部材)255とを備えている。
内側円筒255は配管253よりも径の細い配管から形成され、配管253に支持されている。内側円筒255は、キャビティフローFの先端、つまり、熱成層界面BLが形成される位置に配置されている。
なお、内側円筒255の肉厚は、内側円筒255に働く熱応力を軽減する観点から、薄いことが望ましい。
次に、上記の構成からなる分岐配管251における作用について、図9を参照しながら説明する。
分岐配管251が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図9に示すように、配管253内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管253内を主配管3から離れる方向(図9の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、内側円筒255に到達する。
キャビティフローFは内側円筒255の内側に侵入し、内側円筒255内に熱成層界面を形成する。一方、内側円筒255と配管253との間にはキャビティフローFは侵入せず、配管253は熱成層界面BLとは接触しない。
上記の構成によれば、配管253内に内側円筒255が配置されているため、螺旋状渦であるキャビティフローFは内側円筒255内に侵入する。そのため、温度急変部である熱成層界面BLは内側円筒255内部に形成され、内側円筒255は熱変形を起こす。一方、配管253は内側円筒255により熱成層界面BLから隔離されるため、温度の急変により配管253に形成される熱疲労が軽減される。そのため、熱成層界面BLによる配管253への悪影響を防止することができる。
〔第7の実施形態〕
次に、本発明の第7の実施形態について図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)301は、図9に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管301は、主配管3に接続された配管303と、配管303内に設けられた1本の内側円筒(円筒部材)305とを備えている。
内側円筒305は配管303よりも径の細い配管から形成され、内周面には螺旋状に延びる凹部307が設けられている。また、内側円筒305は配管303に支持され、キャビティフローFの先端、つまり、熱成層界面BLが形成される位置に配置されている。
なお、上述のように、内側円筒305の内周面に螺旋状に延びる凹部307が形成されていても良いし、螺旋状に延びる凸部が形成されていても良く、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる分岐配管301における作用について、図10を参照しながら説明する。
分岐配管301が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図10に示すように、配管303内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管303内を主配管3から離れる方向(図10の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、内側円筒305に到達する。
キャビティフローFは内側円筒305の内側に侵入し、内側円筒305内で低温の水と混合される。
上記の構成によれば、内側円筒305の内周面に螺旋状に延びる凹部307が形成されているため、温度急変部である熱成層界面BLの形成を阻害することができる。つまり、内側円筒305の主配管3に向かって(図9の下方から上方に向かって)流れる低温の水の流れは凹部307により乱流化が促進される。一方、内側円筒305の主配管3から反対側に向かって(図9の上方から下方に向かって)流れる高温の流体流れも凹部307より乱流化が促進される。そのため、低温の水と高温の水との攪拌・混合が凹部307により促進されるため、熱成層界面BLの形成が阻害される。
〔第8の実施形態〕
次に、本発明の第8の実施形態について図11を参照して説明する。
図11は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)351は、図11に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管351は、主配管3に接続された配管353と、配管353に設けられた蛇腹部(伸縮部)355とを備えている。
蛇腹部355は、配管353の円周面に形成された径方向に折れ曲がる凹凸部であって、キャビティフローFの先端、つまり、熱成層界面BLが形成される位置に形成されている。
蛇腹部355の凹凸のピッチは、熱成層界面BLが形成される位置の揺らぎ幅よりも大きく形成されている。
次に、上記の構成からなる分岐配管351における作用について、図11を参照しながら説明する。
分岐配管351が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図11に示すように、配管353内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管353内を主配管3から離れる方向(図11の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、蛇腹部355に到達する。キャビティフローFは、蛇腹部355において熱成層界面BLを形成する。
蛇腹部355は、接する水の温度に応じて熱変形し、折り曲げられた凹凸部を伸縮させて熱変形を吸収する。
上記の構成によれば、蛇腹部355を熱成層界面BLの形成領域に設けたことにより、熱成層界面BLの温度差による熱応力を蛇腹部で吸収し、配管353における熱疲労の発生を緩和することができる。
また、配管353の中心軸線C方向に対する凹凸のピッチ(間隔)が、熱成層界面BLの形成位置の変動幅よりも広く形成されているため、熱成層界面BLの形成位置が揺らいでも配管における熱疲労の発生を防止することができる。
〔第9の実施形態〕
次に、本発明の第8の実施形態について図12を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)401は、図12に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管401は、主配管3に接続された配管403と、配管403内に設けられたハニカム部材(多孔体)405とを備えている。
ハニカム部材405は、断面が多角形である複数の貫通孔407を備え、いわゆるハニカム構造を有している。また、ハニカム部材405は、貫通孔407の中心軸線が中心軸線Cと略並行になるように配置されている。
次に、上記の構成からなる分岐配管401における作用について、図12を参照しながら説明する。
分岐配管401が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図12に示すように、配管403内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管403内を主配管3から離れる方向(図12の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、ハニカム部材405に到達する。
キャビティフローFは、ハニカム部材405の貫通孔407を通過する際に、ハニカム部材405による流れの周方向成分に対する流路抵抗の増大により減衰する。そのため、ハニカム部材405が配置された領域において、キャビティフローFは減衰する。
上記の構成によれば、配管403内にハニカム部材405が配置され、貫通孔407の中心軸線が中心軸線Cに沿うように配置されているため、配管403における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなる。そのため、キャビティフローFは、ハニカム部材405が配置された領域において減衰し、配管403内への侵入が防止される。
〔第10の実施形態〕
次に、本発明の第10の実施形態について図13を参照して説明する。
図13は、本実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
分岐配管(配管)451は、図13に示すように、高温の水が流れる主配管3から分岐する配管である。
分岐配管451は、主配管3に接続された配管453と、配管453内に設けられた多孔板(多孔体)455とを備えている。多孔板455は、複数の貫通孔457が形成された板状の部材である。
次に、上記の構成からなる分岐配管451における作用について、図13を参照しながら説明する。
分岐配管451が閉塞された状態で主配管3内に高温の水が流されると、図13に示すように、配管453内に中心軸線Cを旋回中心とした螺旋状の渦であるキャビティフローFが発生する。キャビティフローFは、配管453内を主配管3から離れる方向(図13の下方向)に向かって螺旋状に旋回しながら侵入し、多孔板455に到達する。
キャビティフローFは、多孔板455の貫通孔457を通過する際に、多孔板455による流れの周方向成分に対する流路抵抗の増大により減衰する。そのため、多孔板455が配置された領域において、キャビティフローFは減衰する。
上記の構成によれば、配管453内に多孔板455が配置されているため、配管453における流れの周方向成分に対する流路抵抗が大きくなる。そのため、キャビティフローFは、多孔板455が配置された領域において減衰し、配管453内への侵入が防止される。また、オリフィスが配置されている場合と比較すると、多孔板455が配置された場合には、流れの周方向成分に対する流路抵抗がより大きくなり、旋回流れを確実に減衰させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 図1の分岐配管におけるA−A断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 図5の分岐配管のB−B断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 図7の分岐配管のD−D断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第7の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第8の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第9の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。 本発明の第10の実施形態に係る分岐配管の構成を説明する概略図である。
符号の説明
1,51,101,151,201,251,301,351,401,451 分岐配管(配管)
3 主配管
5 第1配管(分割手段)
7 第2配管(分割手段)
9 接続配管(分割手段)
55 第1旋回ベーン(第1螺旋部材,阻害手段)
57 第2旋回ベーン(第2螺旋部材,阻害手段)
105 ラビリンス構造部(流路抵抗部、阻害手段)
155 フィン(板部材)
205 円筒部材(分割手段)
255 内側円筒(円筒部材)
305 内側円筒(円筒部材)
307 凹部
355 蛇腹部(伸縮部)
405 ハニカム部材(多孔体)
407,457 貫通孔
455 多孔板

Claims (12)

  1. 高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、
    該配管内の流路を複数の小流路に分割する分割手段が、前記配管に設けられていることを特徴とする配管。
  2. 前記分割手段が、前記主配管と接続する第1配管と、該第1配管から切り離された第2配管と、前記第1配管と前記第2配管とを流体の流通が可能に接続する複数の接続配管とを備えていることを特徴とする請求項1記載の配管。
  3. 前記分割手段が、前記配管内部に設けられた前記配管の径よりも径の細い複数の円筒部材であって、
    該複数の円筒部材が、前記配管の周方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1記載の配管。
  4. 前記分割手段が、複数の貫通孔が設けられた多孔体であって、
    該多孔体が前記配管の内部に配置されるとともに、前記複数の貫通孔の軸線が前記配管の中心軸線方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の配管。
  5. 高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、
    該配管内を円周方向に旋回する渦の流れを妨げる阻害手段が、前記配管に設けられていることを特徴とする配管。
  6. 前記阻害手段が、一の回転方向に旋回する第1螺旋部材と、他の回転方向に旋回する第2螺旋部材であり、
    前記第1螺旋部材および前記第2螺旋部材が、前記配管内に配置されていることを特徴とする請求項5記載の配管。
  7. 前記阻害手段が、前記配管内の中心軸線方向流れに対する流路抵抗を増大させる流路抵抗部であることを特徴とする請求項5記載の配管。
  8. 前記阻害手段が、前記配管の中心軸線方向に延びる板部材であり、
    該板部材が、前記配管の内部および外部へ突出していることを特徴とする請求項5記載の配管。
  9. 高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、
    前記配管内に配置される円筒部材を備え、
    該円筒部材が、前記配管内における流体の温度急変部が形成される領域に配置されていることを特徴とする配管。
  10. 前記円筒部材の内周面に螺旋状に延びる凹部または凸部が設けられていることを特徴とする請求項9記載の配管。
  11. 高温の流体を流通させる主配管から分岐するとともに、閉塞可能に構成された配管において、
    前記配管内における流体の温度急変部が形成される領域の前記配管には、前記配管の中心軸線方向に伸び縮み可能な伸縮部が設けられていることを特徴とする配管。
  12. 前記伸縮部は前記配管の径方向に凹凸を有する蛇腹部であって、前記温度急変部の形成位置の変動幅に基づいて前記配管の中心軸線方向に対する前記凹凸の間隔が定められていることを特徴とする請求項11記載の配管。
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