JP2007143844A - 歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレー - Google Patents

歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレー Download PDF

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Abstract

【課題】 歯科補綴物を作成する際に用いる歯科技工用可搬型模型の基台を作成する成形トレーにおいて、位置再現性が高い可搬模型を簡易な作業で作成できる基台成形トレーを提供する
【解決手段】 基台鋳型トレー3の側面に位置決めピン4の断面形状と同一形状の孔5を歯列方向に配列されており、孔5のそれぞれに位置決めピン4が挿入された状態で基台鋳型トレー3に石膏泥を充填し上部に印象歯型を載置して固化させて可搬模型2を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は歯科医療において鋳造歯冠修復物など歯科補綴物を作成する際に用いる歯科技工用分割可撤模型の石膏基台を作成する成形トレーに関し、特に、簡便な作業で正確に分割復元ができる可撤歯型を形成するための歯科技工用可撤模型の基台成形トレーに関する。
歯科補綴物等を作成する場合は、印象材を患者の口腔内に挿入して歯型陰型を採取し、これに硬石膏を注入して固化させた後、抜き取って印象模型を得ている。この印象模型から対象となる一歯もしくは数歯を分割し、切り出して鋳造歯冠補修物や歯冠補綴物作成等の技工作業を行っている。また、取り出した歯型模型を必要に応じて分割前の状態に復元し、作成した補綴物等と隣接する歯との干渉の有無や対合歯との咬合状態を調整している。この際、補綴物の品質を向上させるためには、分割して取り出した歯型模型と隣接歯の歯型模型との位置関係を正確に再現する必要がある。
そこで従来、印象模型にダウエルピンと呼ばれる針状の器具を埋設し、石膏で作成された基台に設けられた孔とダウエルピンを係合して印象模型の位置関係を再現していた。印象の歯型内に、印象材に接触しない様にダウエルピンを固定して石膏を注ぐことにより印象模型にダウエルピンを植立したり、あるいは、印象に注いだ石膏が固化した後で、印象模型の底面をトリマーで平坦に削り、個々の歯の真下に当たる位置に孔を開けダウエルピンを挿入して接着剤で固着する。その後、ダウエルピン近傍に回転防止を形成し、印象模型の底面に離型剤を塗布して、石膏泥を充填したトレーに静置し、石膏が固化した後脱型して基台と一体化した歯科技工用作業模型を得ていた。
この作業模型から、作業対象となる部位を切り出し、基台から取り外したり嵌め直したりすることで隣接する歯との接触具合や対向する歯との咬合状態などを調整しながら補綴物を作成していた。
しかし、この形態の歯科技工用作業模型の作成には、印象模型底面への孔あけ、ダウエルピンの埋設、回転防止の形成、基台との一体成形など、熟練と時間を要する手作業が多く、生産性が上がらなかった。
また、長いポストを有する継続歯や築造体などについて分割可撤模型を形成しようとすると、ダウエルピンを植立するスペースが不足したり、印象模型の底を平らに削るときやダウエルピンのために穴を開けるときにポスト部を穿孔する危険があったりして、様々な困難があった。
また、この手法で印象模型を正確に位置復元ができ、かつ復元位置に安定して固定されるような可撤模型を作成するには、印象模型の底面を滑らかに仕上げたり、離型剤を極力薄く塗布したりなど、一定水準の手技を必要とした。さらに、精密に作成された可撤模型であっても、石膏粉やワックス粉などの異物がダウエルピン孔や基台表面などに付着すると、印象模型と基台が正確に係合しなくなり、位置の再現性が低下する欠点があった。
そこで、これらの欠点を解決する方法の一つとして、特許文献1にあらかじめダウエルピンを植立したプレートを用いた基台作成方法が開示されている。開示発明では、図5に示したように、プラスチック製のプレートの下面に、歯列方向に沿ってダウエルピンが多数植立されて一体形成されており、プレートの下面周縁部には回転防止溝が掘削されている。このプレートの上面に、底面をトリミングした印象模型を接着剤で貼付したのち、プレートの底面に離型剤を塗布して、あらかじめ石膏泥を充填した基台成型トレーに押し込み、石膏泥が固化した後脱型して作業模型を得る。
開示発明の基台作成方法を利用すれば印象模型にダウエルピンを埋設する作業が省略できる。また、プレートの下面にはあらかじめ多数の回転防止溝が切られているため、印象模型の底面に手作業で回転防止溝を設けていく必要がなくなり、従来方法に比べ基台作成の手間を軽減することができる。
しかし、石膏粉やワックス粉の付着により印象模型と基台が正確に係合しなくなる問題については、この開示発明によって解決することはできない。また、開示発明の基台作成方法では、ダウエルピンの植立位置があらかじめ定められているため、作業対象となる歯型がダウエルピン上に位置するように印象模型を正確にプレートに貼付しなければならず、精密な作業が要求された。
一方、印象模型と基台からなる歯科技工可撤模型を利用して歯科補綴物の咬合状態を調整する際は、咬合器と呼ばれる保持具を使用している。咬合器は上顎側の印象模型と下顎側の印象模型を保持し、患者の咬合状態を技工室で再現するための器具である。
通常、歯科医師から補綴物の作成依頼を受けた歯科技工所は、歯科医師から印象模型を引き取り、印象模型を咬合器にセットして補綴物を製作しており、完成した補綴物を咬合状態を保持したまま印象模型とともに補綴物を歯科医師に納入している。この際、咬合状態を再現する咬合器も必然的に歯科医師に引き渡されている。歯科医師は、咬合器にセットされた印象模型を用いて補綴物を最終調整し、技工作業が完全に終了した後、咬合器を歯科技工所に返却している。
上述のように、1症例ごとに咬合器が長時間占有されるため、歯科技工所は必要以上の個数の咬合器を保有する必要がある。また、冠やインレー等の局部的な補綴物の場合は歯科技工所は咬合器から外した状態で歯科医師に納品して、咬合器を他の症例に使用することもある。この場合、補綴物が歯科医師に納入された時には、咬合関係の情報が失われており、歯科医師が咬合状態を確認、調整することができない。
特開2004−305428号公報
本発明が解決しようとする課題は、冠橋義歯や鋳造歯冠修復物等の歯科補綴物を作成する際に用いる歯科技工用可撤模型の基台を作成する成形トレーであって、位置再現性が高い分割可撤模型を簡易な作業で作成できる基台成形トレーを提供することである。また、補綴物の制作作業に同寸の共通咬合器を使い、補綴物に咬合器を独占させない可撤模型を作成することができる基台成形トレーを提供することである。
上記課題を解決するため本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーは、歯科技工作業用の作業模型を作成する歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーであって、基台鋳型トレーと位置決めピンを備え、基台鋳型トレーの側面に位置決めピンの断面形状と同一の形状を持つ2以上の孔が歯列方向に分布して設けられており、孔に位置決めピンを挿入した際に基台鋳型トレーの内壁が密閉され、かつ位置決めピンが孔に係支されて常に同一姿勢に固定されることを特徴とする。
本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーにより歯科補綴物用可撤模型を作成する際は、すべての孔に位置決めピンを挿入した状態で石膏泥を充填し、上部に印象模型を載置して石膏を固化させる。石膏が完全に固化した後、位置決めピンをすべて抜去して石膏塊を取り出せば、印象模型と基台が一体化した歯科補綴物用可撤模型が得られる。
本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーで作成した可撤模型では、作業対象となる支台歯の歯型を、基台ごと歯科技工用鋸で切り出して隣接する歯の歯型から分離し取り出して補綴物の作成作業を行う。作業中、隣接する歯との接触状況等を確認する場合は、支台歯型を隣接歯型とともに基台成形トレー内に再配置して位置情報を復元する。
基台成形トレーを用いて作成した基台の側面には位置決めピンによって形成された位置決め孔が開口している。この位置決め孔に、基台鋳型トレーの側面に設けられた孔を通して位置決めピンを挿入すれば、位置決めピンと位置決め孔が係合して、分割した歯型それぞれの位置と姿勢を可撤模型作成時の状態に厳密に規制する。したがって、分割した歯型を基台成形トレー内に戻し、位置決めピンを挿入することで、可撤模型作成時の位置関係を正確に復元することができる。
そのため、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーで作成した可撤模型によれば、支台歯と隣接歯の位置関係を保持し、患者の口腔内の形状を厳密に再現することができるので、高品質の補綴物を作成することができる。また、ダウエルピンを植立する必要も印象模型の底を平らにする必要もないので、長いポストを有する継続歯や築造体においても容易に分割可撤模型を作成することができる。
なお、位置決めピンの断面は、円形、円形の一部を切り欠いた形状、楕円形、正方形、長方形、菱形、台形等どのような形状であってもよい。ただし、断面を真円とすると分割した歯型に位置決め孔が1個しか存在しない場合に姿勢が規制されないことがあるため、ピン断面は、円の一部を切り欠いた形状や、方形など、円以外の形状とするのが好ましい。
支台歯を隣接する歯型から切り出す際は、切り出した基台に少なくとも1個の位置決め孔が含まれるように鋸を入れる必要がある。
本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーは、基台鋳型トレーの両側面に位置決めピンを挿入する孔が配されていてもよいし、1側面のみに配されていてもよい。例えば全顎用の可撤模型を作成する基台成形トレーに本発明を適用した場合、作業スペースが広く取れる頬側の側面のみに孔を設けるのが便利である。
本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーに備える位置決めピンは、孔に挿入した際に基台鋳型トレーの反対側面に到達しない長さであることが好ましい。基台成形トレーに位置決めピンを挿入した際に位置決めピンがトレーを貫通して反対側面から突出するように設けてもよいが、例えば前下歯が支台歯となるような場合など基台を細く切り取る際に、位置決め孔が基台を貫通していると、基台の強度が確保されず基台が損壊するおそれがある。したがって、位置決めピンの先端が例えば基台成形トレーの中心ないしは挿入側壁から1/3程度に達する長さとするのが好ましい。この場合、位置決めピンが達しない部分は石膏が充実するため、基台強度の低下を軽減することができる。
位置決めピンの少なくとも先端部には先細りのテーパを設けるとよい。位置決めピンの先端部と位置決め孔の開口部の径が等しいと、位置決めピンを基台に開口した位置決め孔に挿入する際、位置決めピンの先端部が位置決め孔の開口周縁部を削り取るおそれがある。位置決め孔の開口部を削り取ると、削塵が位置決め孔の深部に堆積し、位置決めピンを正常に挿入できなくなることがある。したがって、位置決めピンの先端部に先細りのテーパを設けて案内とし、位置決め孔の開口部の周辺に接触させずに位置決めピンを挿入できるようにするのが好ましい。
また、位置決めピンを挿入しやすくするために位置決めピンの軸部にテーパを設けてもよい。この場合、基台鋳型トレーの孔に位置決めピンと合致したテーパを設ければよい。
本発明に備える位置決めピンは、2本以上の位置決めピンの頭部を連結したものであってもよい。複数の位置決めピンの頭部を連結すると、位置決めピンを挿入、抜去する際に作業の手間を軽減することができる。また、分割した可撤模型が基台鋳型トレー外にある場合でも、連結した位置決めピンを基台に挿入しておけば可撤模型を一体として取り扱えるため、厳密な精度を必要としない概略の技工作業を行えるとともに、分割した歯型ブロックの紛失を防ぐことができる。
また、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーには、孔に挿入した際に先端が基台鋳型トレーの内壁面と面位置になるかもしくは内壁面からわずかに突出する程度の長さのダミーピンを備えてもよい。基台成形トレーの孔の一部にダミーピンを挿入して石膏を充填すると、ダミーピンを挿入した位置については基台に位置決め孔が形成されない。したがって、作業対象歯から離れていて位置決めピンが必要無い部位などにダミーピンを挿入して基台の作成を行えば、石膏充填やピンの抜き差しの際の手間を省略することができる。
なお、ダミーピンが基台鋳型トレーの内壁面からわずかに突出する長さにすると石膏が固化する際に基台が基台鋳型トレーから浮き上がるのを防ぐことができる。
基台鋳型トレーに設ける孔は、歯軸方向に複数段に配列し、隣接する孔が歯軸方向に一部重なるように設けるのが好ましい。この場合、位置決めピンおよび孔の断面を横長にすると設計が容易である。支台歯を基台鋳型トレーに正確に位置決めするためには、可撤模型から支台歯を切り出す際に、支台歯側に少なくとも1個の位置決め孔が含まれるように基台を切り出さなければならない。孔の端部が重なるように配されていると、どの様な切り出し線を設定した場合でも必ず基台に孔もしくは孔の一部が含まれるため、支台歯を切り出す際に精密な作業が不要になるうえ、切り出し線の自由度が増すため非常に便利である。なお、隣接する孔の端部が十分に近接していれば必ずしも歯軸方向に重なっていなくてもよい。
基台鋳型トレーは、底部と比較して開口部が広いテーパを設けると、基台の抜去、挿入が容易になる。基台鋳型トレーは、ポリプロピレンなどの易変形性素材で形成してもよいが、軽金属やABS樹脂などの硬質材で形成すれば、基台の形状を安定させることができる。硬質材で形成した場合、内面をシリコンゴムや合成ゴムなどの弾性素材で被覆すると、内面に離型剤を塗布しなくても容易に基台を抜去することができるし、基台を再挿入する際も石膏が削り取られることがないため、非常に効果的である。
また、基台の内壁に、分割された模型の歯列方向の動きを規制するガイドを設けてもよい。ガイドは歯軸方向に延伸する溝もしくは突起とし、複数のガイドを並列して設ける。基台鋳型トレーの内壁面にガイドを設けると、分割した歯型ブロックを基台鋳型トレー内に再配置する際に位置の目安となり、位置決めピンを挿入しやすくなる。また、位置決めピンを挿入しなくても歯型ブロック同士のおおよその位置関係を維持することができるため、位置決めピンを挿入しない状態でも概略の歯科技工作業を行うことができる。最終的に隣接歯との接触状況や咬合状態に関する微調整を行う時には位置決めピンを挿入して作業を行えばよい。
本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーでは、基台鋳型トレーと位置決めピンを複数の症例について共有することができる。本発明の基台成形トレーにより作成した可撤模型を使用して1症例の技工作業を行っている最中に他の症例の技工作業を行う必要が生じた場合は、作業中の可撤模型を基台鋳型トレーから取り出して別途保存し、かかる基台鋳型トレーを用いて新たな可撤模型を作成することができる。
新たな可撤模型を用いた技工作業を完了もしくは中断させ、それまでに行っていた作業を再開する場合は、新たな可撤模型を基台鋳型トレーから取り出して基台鋳型トレーを解放し、別途保存しておいた可撤模型を再度基台鋳型トレーにセットして作業を再開すればよい。この場合でも、位置決めピンにより印象模型の位置関係が厳密に保証されるため、位置情報を失うことなく以前の作業を再開することができる。
さらに、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーは、基台鋳型トレーを従来の咬合器に固着し、一体として提供すると非常に有用である。咬合器に基台鋳型トレーを固着し、基台鋳型トレーで複数の症例の可撤模型を作成して共有するようにすると、症例ごとに咬合器が占有されることがない。また、歯科技工所と歯科医師が同一規格の基台鋳型トレーを固着した咬合器を保有するようにすると、例えば歯科技工所で作成した補綴物を可撤模型に装着したまま歯科医師に納入する際に、咬合器から取り外した可撤模型のみを納入することができるようになる。
歯科医師は、可撤模型のみを検収した場合でも、歯科医師自身が保有している咬合器に可撤模型を装着し、位置決めピンを挿入すれば歯科技工所で保有していた咬合状態や隣接歯との位置関係を復元することができ、納品物の検査や微調整を行うことができる。したがって、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを利用すれば、歯科技工所は可撤模型を咬合器ごと歯科医師に納入する必要がなくなるため、歯科技工所が保有する咬合器の台数を削減することができる。
以上のように、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーによれば、位置再現性が高い可撤模型を簡易な作業で作成できる基台成形トレーを提供することができる。また、補綴物の制作作業中であっても、咬合器を占有しない可撤模型を作成することができる。
以下、図面を用いて、本発明の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーの最良の形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係る第1の実施例の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを説明する斜視図である。下方に基台成形トレー1を、上方に基台成形トレー1により作成された可撤模型2を図示した。
基台成形トレー1は基台鋳型トレー3と位置決めピン4からなる。
基台鋳型トレー3の内壁は底に向かって狭くなるような傾斜を有し、基台鋳型トレー3の中に形成される可撤模型2が容易に取り出せるようになっている。基台鋳型トレー3の側面には位置決めピン4の断面形状と同一形状の孔5が歯列方向に配列されており、孔5のそれぞれに位置決めピン4が挿入できるようになっている。
位置決めピン4は先細りのテーパが設けられており、先端は基台鋳型トレー3の内腔の1/3程度まで達するようになっている。また、孔5は、位置決めピン4との接触面積を増大させて把持性を向上させるために、ノズルあるいは鍔を備えても良い。
また、基台鋳型トレー3の内壁面には歯軸方向に延伸するガイド6が突設されている。なお、ガイド6の下端は段が付かないように基台鋳型トレー3の内壁面に滑らかに接している。あるいは、ガイド6が底まで達するように形成されていてもよい。また、ガイド6は凸状でなく窪んだ溝として形成されていてもよい。
基台成形トレー1により可撤模型2を作成する際は、位置決めピン4が挿入された状態の基台鋳型トレー3に石膏泥を気泡が入らないように充填し、石膏泥の上面に患者の口腔内から採取した印象歯形を載置して石膏泥を固化させる。石膏泥が完全に固化した後、位置決めピン4を孔5から抜き去り、石膏塊を上方に抜き出すと可撤模型2が得られる。
可撤模型2は下部に基台7、上部に印象歯形8が一体となって結合しており、側面に位置決め孔9が開口している。位置決め孔9は位置決めピン4によって形成されたものであり、位置決め孔9の形状は位置決めピン4の外形と一致している。可撤模型2の側面上部にはガイド6によりガイドスリット10が刻まれている。
本実施例の基台成形トレー1により形成された可撤模型2は、補綴物の作業対象となる支台歯の歯型を歯科技工用鋸で切り出して支台歯型11と隣接歯型12に分割し、支台歯型11のみを取り出して歯科技工作業を行う。技工作業中、支台歯型11に作り付けた補綴物と隣接歯型12との接触状況を検査する際には、支台歯型11と隣接歯型12をガイド6及びガイドスリット10を案内として基台鋳型トレー3内に戻し、位置決め孔9に孔5の外側から位置決めピン4を挿入して支台歯型11と隣接歯型12をそれぞれ固定する。
支台歯型11と隣接歯型12は、位置決めピン4により鋳造時の位置に完全に規制される。したがって、支台歯型11と隣接歯型12の位置関係は分割前の印象模型上での位置関係と完全に一致し、患者の口腔内の状態を正確に再現している。そのため、本実施例の基台成形トレー1を用いれば、支台歯型11と隣接歯型12の位置関係を正確に反映する可撤模型を提供することができ、高品質の補綴物を作成することができる。
また、本実施例の基台成形トレー1は、位置決めピン4を挿入するだけで支台歯型11と隣接歯型12の位置関係を復元できるため、操作が非常に簡便である。さらに、基台鋳型トレー3にガイド6を備えたため、支台歯型11と隣接歯型12を基台鋳型トレー3に挿入する際にも、位置決め孔9と孔5の位置を厳密に調整しなくても、支台歯型11と隣接歯型12が正確な位置に挿入されるため、位置決めピン4をスムーズに挿入することができ、取り扱いが非常に容易である。なお、ガイド6とガイドスリット10によりおおよその位置関係が保持されるため、位置決めピン4を挿入しなくても、概略のワックスアップや接触調整などの技工作業を行うことができる。
さらに、例えば隣接歯型12に十分な数の位置決め孔5が存在している場合は、一部の位置決め孔5には位置決めピン4を挿入しなくても良い。すなわち、位置決めピン4が分割した歯型それぞれについて少なくとも1か所挿入されていれば位置が十分規制されるため、支台歯型11及び隣接歯型12の全ての位置決め孔9に位置決めピン4を挿入する必要はない。
また、位置決めピン4と同一の断面形状を持ち、孔5に挿入した際に先端部が基台鋳型トレー3の内壁面と面位置になる長さのダミーピンを別に備えても良い。ダミーピンは先端が基台鋳型トレー3の内壁面から突出しないため、ダミーピンを孔5に挿入して石膏泥を充填すると、ダミーピンを挿入した箇所については位置決め孔9が形成されない。したがって、あらかじめ1つの歯型ブロックに多数の位置決め孔9が形成されることがわかっている場合は、必要な本数以外の位置決めピン4をダミーピンに置き換え、位置決め孔9を形成しないようにすることで、位置決めピン4の挿入本数を減らし、挿入の手間を軽減することができる。
本実施例の基台成形トレー1で作成した可撤模型2を支台歯型11と隣接歯型12に分割する際は、支台歯と隣接歯の隙間から歯科技工用鋸を入れ、印象模型8を基台7ごと切断して切り分ける。このとき、支台歯型11の基台が少なくとも1個の位置決め孔9を含むように切り出す。
可撤模型2を分割する際に、支台歯型11の切断線が下方に狭まる様に切り出せば、隣接歯型12を基台鋳型トレー3から取り出さなくても支台歯型11だけを取り出すことができる。しかし、支台歯と隣接歯との間に十分な隙間が無く自由な切断線で切り出せない場合は、支台歯型11の基台が裾広がりになっても良い。この場合は、基台鋳型トレー3から隣接歯型12を先に取り出せば支台歯型11を取り出すことができる。支台歯型11と隣接歯型12を別個に取り出しても、位置決めピン4により正確に基台鋳型トレー3内に戻すことができるので、差し障りはない。
また、本実施例の基台成形トレー1で作成した可撤模型2では、支台歯型11の基台部分と隣接歯型12の基台部分が密着しなくても印象模型の位置関係を位置決めピン4により復元することができるため、図1に示したように、例えば支台歯型11の基台部分を裾広がりの切断線で切り出し、支台歯型11を取り出した後に、裾が狭まるように基台部分を切り直しても良い。
一方、本実施例の基台成形トレー1の規格を統一し、歯科技工士と歯科医師で同規格の基台成形トレー1を保有する様にしてもよい。この場合、歯科技工士から歯科医師に可撤模型2と共に補綴物を納品する際、基台成形トレー1から外した状態の可撤模型2のみを納品すればよい。歯科医師は、納品された可撤模型2を自己が所有している基台成形トレー1に設置し、位置決めピン4を挿入することで、歯科技工士が作業していた状態と同様の位置情報を復元することができ、補綴物の接触状態や咬合状態の検査及び微調整を行うことができる。したがって、歯科技工士が多数の基台成形トレー1を保有する必要が無くなり、非常に経済的である。
また、基台成形トレー1の規格を統一すると、使い終わった可撤模型2から基台7を切り出して保存しておき、新たな印象模型を石膏で結合して基台7を再利用することで石膏の使用量を削減することもできる。
図2には本発明の第2の実施例の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーの斜視図を示した。図2においても、図1と同様に下方に基台成形トレー1を、上方に可撤模型2を図示した。
本実施例の基台鋳型トレー3では、歯列方向に横長の形状の孔5が歯軸方向に上下2段に設けられており、それぞれの孔5に位置決めピン4が挿入されている。上下各段の位置決めピン4は段ごとにそれぞれ1個の連結子20により連結され、一体となって連結ピン21になっている。なお、説明のため連結子20の手前半分は切り欠いて図示した。
また、基台鋳型トレー3の底面近くの側面には鍔状の保時具22が配され、基台鋳型トレー3を石膏を用いて咬合器に結合する際に保持具22の上まで石膏を盛ることにより強固に結合できるようになっている。
本実施例の基台成形トレー1では、それぞれの孔5が隣接する孔5と歯軸方向に一部重なるように配置されているため、支台歯型11と隣接歯型12をどのような切断線で分割しても必ず支台歯型11の基台に位置決め孔9が含まれる。したがって、本実施例の基台成形トレー1では、可撤模型2を分割する際に孔5の位置に関わらず切断線を自由に設定することができ、可撤模型2を分割する作業が非常に簡易である。また、歯科技工に熟練していない技工士でも容易に分割作業を行うことができる。
また、本実施例の基台成形トレー1では、位置決めピン4を連結子20で連結し連結ピン21としているため、ワンアクションで全ての位置決めピン4を挿入、抜去することができ、位置決めピン4の取り扱いが非常に簡便である。
さらに、可撤模型2を基台鋳型トレー3から取り出した状態でも、連結ピン21を互いに分割した支台歯型11と隣接歯型12に挿入しておけば、可撤模型を基台鋳型トレー3から抜き出した状態でも支台歯型11と隣接歯型12が離れることなく結合した状態で保存しておくことができる。また、連結ピン21が支台歯型11と隣接歯型12の位置関係をある程度保持するため、概略の歯科技工作業を行うことができ、非常に便利である。
位置決めピン4は、全て連結子20により連結する必要はなく、例えば支台歯型11の下部に位置する位置決めピン4を独立の位置決めピン4とし、支台歯型11の両側の隣接歯型12の下部に位置する位置決めピン4をそれぞれ連結子20で連結した連結ピン21としても良い。連結される位置決めピンの本数が異なる数種類の連結ピン21を用意し、場面に応じて使い分けるようにしても良い。
なお、本実施例の基台鋳型トレー3は、外壁23を軽金属で、内壁面24をシリコンゴムで作成されている。外壁23が硬質の軽金属で形成されているため、可撤模型2を鋳造する際に基台鋳型トレー3が変形せず、また、可撤模型2を位置決めピン4で係止する際も強固に固定することができる。内壁面24がシリコンゴムで形成されているため、石膏が固化した後に容易に基台鋳型トレー3から抜き取ることができる。また、可撤模型2を基台鋳型トレー3に挿入する際も可撤模型2が削り取られて破損することがない。
図3は第3の実施例に係る全顎用の基台成形トレーを上方から観察した上面図である。本実施例は、全顎用に提供された基台成形トレー1の一例である。左右の臼歯部に連結ピン21を各々配置し、前歯部に別の連結ピン21を1個配置したので、前方及び側方から計3個の連結ピン21が挿入されており、底面には咬合器と連結するための保持具22が接続されている。
全顎用基台成形トレー1で連結ピン21を利用する際は、位置決めピン4を同じ向きにしたとしても全ての位置決めピン4を連結すると挿入、抜去作業が困難になったり、位置決め孔が基台側面に沿って形成されて基台の強度が下がったりするおそれがあるため、連結ピン21を数群に分けて、連結ピン21が基台に対してほぼ直角に挿入される形態とした。図中では3個の連結ピン21を利用しているが、対象となる症例の特性に応じて連結ピン21の個数を変更しても良い。例えば、犬歯やその近傍が支台歯になる場合は犬歯付近に連結ピンが挿入されるようにするとよい。
図4に示したように、全顎用の基台成形トレーを咬合器と一体として提供してもよい。なお、片顎用あるいは前歯用の基台成形トレーを咬合器と一体として提供しても良い。図4中、咬合器40の上顎、下顎それぞれの装着リング41に全顎用の基台成形トレー1が固着されている。本実施例の咬合器では、上顎、下顎に装着された基台成形トレー1により可撤模型2を作成し、可撤模型2を取り出して技工作業を行う。作業中、咬合状態を確認する場合は可撤模型2を咬合器40に設置し、連結ピン21により固定して上顎と下顎の咬合確認を行う。図4は、上顎装着リング41にはまだ模型を取り付けていない状態を表示している。
本実施例の基台成形トレー1によれば、可撤模型2を取り外して技工作業をしている間は咬合器が可撤模型2から解放されるため、他の症例についても同様に並行して可撤模型を作成することができる。また、技工作業が完了した補綴物を歯科医師に納入する際も、歯科医師が同様の咬合器を所有していれば、歯科技工所が可撤模型2を咬合器と併せて納入しなくても、歯科医師が自己所有の咬合器により咬合状態を復元することができる。したがって、歯科技工所が所有する咬合器の数を大幅に減らすことができ、非常に経済的である。
以上詳細に説明した通り、本実施例の歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを用いれば、隣接歯や対合歯と位置関係を正確かつ簡単に再現できる可撤模型を簡易な作業で作成することができる。また、補綴物の制作作業中であっても、咬合器を占有しない可撤模型を作成することができる。
本発明の第1実施例における歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを表す斜視図である。 本発明の第2実施例における歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを表す斜視図である。 全顎用に提供された本発明第3の実施例に係る歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーの一例を示す上面図である。 全顎用に提供された歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレーを固着した咬合器を示す概念図である。 従来の歯科作業模型の基台の成形型の斜視図である。
符号の説明
1 基台成形トレー
2 可撤模型
3 基台鋳型トレー
4 位置決めピン
5 孔
6 ガイド
7 基台
8 印象模型
9 位置決め孔
10 ガイドスリット
11 支台歯型
12 隣接歯型
20 連結子
21 連結ピン
22 保持具
23 外壁
24 内壁面
40 咬合器
41 装着リング

Claims (12)

  1. 歯科技工作業用の作業模型を作成する補綴物作成用可撤模型の基台作成トレーであって、基台鋳型トレーと位置決めピンを備え、該基台鋳型トレーの側面に該位置決めピンの断面形状と同一の形状を持つ2以上の孔が歯列方向に分布して設けられており、該孔に該位置決めピンを挿入した際に該基台鋳型トレーの内壁が密閉され、かつ該位置決めピンが該孔に係支されて常に同一姿勢に固定されることを特徴とする補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  2. 前記孔が前記基台鋳型トレーの一側面のみに存在することを特徴とする請求項1に記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  3. 前記位置決めピンが、前記孔に挿入した際に前記基台鋳型トレーの反対側面に到達しない長さであることを特徴とする請求項2に記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  4. 前記位置決めピンの少なくとも先端部が先細りのテーパを有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  5. 前記位置決めピンのうち2以上の該位置決めピンが頭部を連結されて一体となっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  6. 前記孔に挿入した際に、先端が前記基台鋳型トレーの内壁面とほぼ面位置になる長さのダミーピンを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  7. 隣接する前記孔が歯軸方向に一部重なって設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  8. 前記基台鋳型トレーの内壁が、底部に対して開口部が広くなるテーパを有していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  9. 前記基台鋳型トレーの内壁面に、歯軸方向にガイドが刻まれていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  10. 前記基台鋳型トレーが硬質材で形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  11. 前記基台鋳型トレーの内壁面が弾性材で覆われていることを特徴とする請求項10に記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
  12. 前記基台鋳型トレーが咬合器と一体となっていることを特徴とする請求項1から11に記載の補綴物作成用可撤模型の基台作成トレー。
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