JP2007143731A - 眼圧測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤測定を排除して信頼性のある眼圧測定を可能にする眼圧測定装置を提供する。
【解決手段】被検眼のまぶたが閉じていない開眼にあるかどうか、及び/又は被検眼が装置に対してアライメント状態となっているかどうかが検査され(T1、T2)、被検眼の測定状態が正常な場合に、眼圧測定を開始する(T3)。測定値が得られた後(T4)、被検眼の測定状態を再検査して(T5、T6、T7)、再検査で測定状態が正常でないことが検出されたときは、測定エラーとし、測定値が破棄される。このような構成では、測定値が得られても、その後再度、測定状態が再検査され、測定状態が不良の場合には、測定エラーとされるので、誤測定がなくなり、信頼性のある眼圧測定が可能となる。
【選択図】図9

Description

本発明は、眼圧測定装置、更に詳細には、被検眼角膜に対して空気などの気体を噴射して被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づき被検眼の眼圧を非接触で測定する非接触式の眼圧測定装置に関する。
非接触式の眼圧計では、シリンダ内のピストンを前進させることによりノズル先端から被検眼角膜に対して空気流を放出させて被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したとき、すなわち被検眼角膜が圧平したときを光学的に検出し、そのときの空気流の圧力に基づいて眼圧を測定している。
このような眼圧計では、その測定精度は、被検眼と眼科測定装置の測定系とのアライメント精度に関係するので、アライメントが正常であることを確認して測定を開始している。しかし、何らかの原因で、測定不能となることがあり、たとえば、下記の特許文献1では、予め定められた時間内に測定不能となると、眼圧が測定レンジよりも高いためのエラーなのか、アライメント不良のためのエラーなのかを判別することが行われている。
また、特許文献2では、眼圧測定中にアライメント状態をチェックし、測定中アライメント状態を示す信号値が所定のしきい値を下回った場合には、エラー表示を行うことが行われている。
また、被検眼の開眼状態が不十分であると、眼圧測定が不可能になるので、たとえば、特許文献3に記載されたような開眼状態を検出する機構を設け、まばたきがないことを確認の上、眼圧測定を開始している。
特公平4−31693号公報 特許第3379719号公報 特開平10−290786号公報
眼圧測定に際しては、アライメント不良、あるいはまばたきがないことを確認のうえ測定を開始するが、測定中に被検眼に不安定な状態が生じる場合がよくあるので、眼圧測定の精度を向上するために複数回チェックを行い、被検眼が安定状態にあり、特に、異常がなければ測定を開始するといった方法がとられている。しかし、人眼の動きに対して測定にかかる時間のほうが長いような眼圧測定では、測定中に被検眼が動いてしまう場合があり、誤測定の原因になっていた。
特許文献2では、測定中に被検眼のアライメント状態を検査し、測定中アライメント不良が検出された場合には、エラー表示を行っているが、ピストン駆動、圧平信号取得という非常に重要な作業中にリアルタイムでアライメントの検査を行わなければならず、そのため、処理演算回路が複雑になるという欠点がある。また、角膜形状変形時にもアライメント輝点を確認することにもなるので、アライメント検査用のしきい値の調整を気体圧の変化の段階に応じて可変する必要があり、エラー検出の精度を悪化させていた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、誤測定を排除して信頼性のある眼圧測定を可能にする眼圧測定装置を提供することを課題とする。
本発明は、
被検眼角膜に対して気体を噴射して被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づき被検眼の眼圧を測定する眼圧測定装置であって、
被検眼角膜に対して気体を噴射する噴射手段と、
被検眼角膜の変形を検出するセンサと、
被検眼の測定状態を検査する検査手段とを備え、
前記センサが、被検眼角膜が所定形状に変形したことを検出後、センサの出力信号が所定のしきい値に低下した時点で、被検眼の測定状態を検査し、該検査で測定状態が正常でないことが検出されたときは、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づく眼圧測定に対してエラー処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、
被検眼角膜に対して気体を噴射して被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づき被検眼の眼圧を測定する眼圧測定装置であって、
被検眼角膜に対して気体を噴射する噴射手段と、
前記噴射される気体圧力を検出する圧力センサと、
被検眼の測定状態を検査する検査手段とを備え、
気体の噴射が終了して気体圧力が所定の圧力値に低下した時点で、被検眼の測定状態を検査し、該検査で測定状態が正常でないことが検出されたときは、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づく眼圧測定に対してエラー処理を行うことを特徴とする。
本発明では、被検眼角膜の変形を検出するセンサの出力信号が、被検眼角膜が所定形状に変形したことを検出後、所定のしきい値に低下した時点で、あるいは、被検眼角膜への気体の噴射が終了して気体圧力が所定の圧力値に低下した時点で、開眼状態やアライメント状態などの被検眼の測定状態が検査されるので、測定終了後、測定中に生じたエラーを簡単にまた信頼性よく検出でき、誤測定を排除して信頼性のある眼圧測定を行うことができる。
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の眼圧装置の一実施例が非接触眼圧計として図示されている。
同図において、眼圧計のベース部2は、不図示の移動機構によりX、Y軸方向に移動可能となっており、このベース部2には、後述する光学系を内蔵するヘッド部1が取り付けられる。ヘッド部1には、ラック5が固定され、このラック5とZ軸モータ(不図示)により駆動されるピニオン4がかみ合うことにより、ヘッド部1は、Z軸モータが駆動されると、Z軸方向にレール3、3’に沿って移動される。ヘッド部1とベース部2には、圧縮ばね6が取り付けられており、ヘッド部1は矢印の方向に付勢される。
ヘッド部1には、前眼部照明用光源10、11が設けられ、これらの光源により被検眼Eの角膜Ecが照明される。また、非接触眼圧計に対する被検眼のX方向の位置、並びにY方向(紙面に対して垂直方向)の位置を検出するために、アライメント用光源12が設けられ、この光源からの光束は、レンズ13を介してハーフミラー14に投射され、その後このハーフミラーで反射されて被検眼Eに投光される。被検眼Eの角膜Ecで反射される光源12の光束は、ハーフミラー14を通過してレンズ15により中継され、ハーフミラー16、17を経てレンズ18に入りフィルタ19を通過してCCDカメラ20上に結像される。このフィルタ19は、光源10、11、12からの波長を通過させ、他の後述する光源の波長をカットするためのものである。
また、アライメント用光源12からの光束の反射光は、ハーフミラー14、レンズ15を通過してハーフミラー16により反射され、レンズ23を介して圧平光用センサ24に導かれる。従って、アライメント用光源12は、眼圧測定用の光源を兼ねている。
更に、図1の光学系には、Z方向のアライメントを行なうために、Z位置決め用の光源30が設けられ、この光源からの光束は、レンズ31を介して被検眼に投光され、この光束の被検眼からの反射光はフィルタ32、レンズ33を介して2分割センサ34で受光される。フィルタ32は、光源30からの光束の波長を透過させ、他の光源の波長をカットするものである。また、2分割センサ34は、各センサ部分の出力を演算することにより三角測量の原理に基づいて光軸方向(Z軸方向)のアライメント判定を行なうのに用いられるものである。
さらに、この眼圧計には、被検眼角膜に気体、つまり空気を噴射する空気噴射手段60が設けられている。この空気噴射手段60は、図1では簡略して模式的に図示されており、被検眼Eに対して圧力が時間とともに変化する空気流をノズル22から噴射させるもので、被検眼の角膜はこの空気流を受けて変形し、圧平光用センサ24に受光される光量が変化する。また、被検眼角膜に噴射される空気圧力を検出するために、空気噴射手段60には、圧力センサ61が設けられる。
アライメント用光源12並びに圧平光用センサに至る光学系は、被検眼の角膜が空気流により、所定形状に変形したとき、すなわち被検眼角膜が圧平したときに圧平光用センサ24が最大出力を発生するように配置されており、そのときの圧力センサ61の圧力信号を読み取ることにより、眼圧値換算手段(不図示)を介して眼圧値が求められる。
なお、26は固視灯で患者を装置に対して不動にするために、患者が見つめるための光源である。
CCDカメラ20からの信号は、図2に図示したように、信号読出回路40からの信号に同期してX、Y方向に走査され、順次読み出される。また、この読み出しと同期してゲート信号発生回路41でゲート信号が形成される。このゲート信号は、CCDカメラ20の出力信号のうち、所定の位置に相当する時間幅に発生するもので、CCDカメラの受像面上の像では、図3に示すような領域G、H、I(角膜上で一辺が約0.2mmに相当する)に対応する。領域Gは、CCDカメラの受像面でぼほ被検眼の眼軸上に対応する領域に位置し、装置光軸上に対応する位置である。また、領域HとIは、画面の上方で左右対称に位置し、光軸から2mm離れた左右上位置に相当する。ゲート信号の発生タイミングにより受像面の各領域を設定することができる。逆にいうと、各領域が設定されると、その領域に合わせてゲート信号の発生タイミングを設定する。
装置がアライメントされ、また被検眼が開眼している場合には、図3に図示したように、照明用光源10、11の虚像の輝点h、iが領域H、I内に入り、またアライメント用光源の像の輝点gが領域G内に入るように、定められる。ゲート信号の発生する時期は、これらの領域に合わせて領域設定回路44で設定することができる。なお、図3において、50は、それぞれまぶたの像、51は、前眼部の像である。
CCDカメラ20から読み出された信号並びにゲート信号は、論理回路42に入力される。論理回路42は、図5に示したように、アンド回路42aとカウンタ42bを有しており、カウンタ42bは、CCDカメラの1画面の走査開始と終了時の時間幅を有するフレーム信号の立ち上がりでリセットされ、その立ち下がりでカウント値がラッチされる。ゲート内に輝点が入った場合にはカウンタ値が増分し、アライメント判定回路43は、このカウント値に基づいてアライメント判定が行なわれる。
次に、このように構成された非接触眼圧計の動作を説明する。
測定開始に際して、図10のステップS1で示したアライメントを実施する。検者は、まずベース部2をX、Y方向に移動させ、X、Y方向のアライメントを行う。照明用光源10、11並びにアライメント用光源12のCCDカメラ20上での像点がそれぞれ領域H、I、G内にあるかが判断される。図3に示すように、被検眼が充分に開眼しており、またアライメントがなされている場合には、CCDカメラから読み出される映像信号は、図4の上段に図示されたように、X、Y方向の走査に従って照明用光源10、11の輝点h、i並びにアライメント用光源12の輝点gが順次現れる。
この輝点信号は、フィルタ処理され、図5に示したようにパルス状の信号h’、i’、g’に処理変換され、それぞれ論理回路42のアンドゲート42aの一方の入力端子に入力される。また、この読み出しに同期してゲート信号発生回路41によりゲート信号がアンドゲート42aの他方の端子に入力される。各ゲート信号のX方向の幅Hx、Ix、Gxは、領域設定回路44によりゲート信号の発生タイミングt1〜t4を定めることにより設定することができ、各信号幅は、各領域H、I、Gの横方向の幅に対応する。
また、これらのゲート信号は、各ライン(Y方向)にも発生し、領域設定回路44でタイミングt5〜t8を定めることにより各領域H、I、Gの縦方向の幅Hy、Iy、Gyを設定することができる。
1画面の読み取り開始に同期してカウンタ42bがリセットされ、また上記のように発生したいずれかのゲート信号とパルス信号h’、i’、g’が一致すると、アンドゲート42aから出力信号が発生するので、これをカウンタ42bでカウントすることにより各輝点のパルス信号とゲート信号が一致する数、すなわち輝点が領域H、I、Gに位置するか否かを検出することができる。
図3に示したような被検眼が正常な測定状態にあるときには、輝点信号h’、i’、g’がそれぞれいずれかのゲート信号と一致するので、カウンタ42bは、3個の一致をカウントし、1画面の終了時カウンタ値をラッチすることにより、アライメント判定回路43は、装置が被検眼に対してアライメントしており、また被検眼が充分開眼していると判定する。
図4の中段は、輝点h、i、gとほぼ同時刻にいずれかのゲート信号が発生していることを模式的に図示したもので、また、図4の下段は、アンド回路の論理出力信号を模式的に図示したものである。
以上は、上下左右方向、即ちX、Y方向のアライメントであるが、Z軸方向のアライメント、即ち、被検眼の光軸に沿った装置に対する距離が所定距離内にあるかどうかは、Z軸モータを駆動することにより、ヘッド部1をベース部2に対してZ軸方向に移動させ、光源30の像点を検出する2分割センサ34の出力により判断される。2分割センサ34は、2つのセンサに2分割されており、装置に対する被検眼の光軸方向の距離が正規量であるとき、両センサが同じ光量を受け、同じ出力信号を発生するように、各光学系が配置されているので、両センサが同じ光量を受光したときに、Z軸方向にアライメントが得られたと、判定する。
このように、検者は、X、Y、Z方向にアライメント状態になっているかどうか、またまぶたが閉じず開眼状態となっているかどうかを検査する(ステップS2)。まぶたが閉じていないことを確認し、またアライメント状態となっていることを確認したら、検者は、これらの状態を再検査し(ステップS3)、良好(OK)であれば、眼圧測定を開始する(ステップS4)。これらの過程のタイミングが図9に図示されており、フレーム信号の立ち下りに同期して発生するクロック信号(たとえば、約16msecごとに発生する)C1の時点T1で最初の検査を行い、次のクロックC2の時点T2で再検査して、時点T3で眼圧測定を開始する。
眼圧測定の際には、図11(a)に示すように、被検眼Eに対して圧力が時間とともに変化する空気流がノズル22から放出され、被検眼の角膜がこの空気流を受けて変形し、図11(b)に示すような圧平光用センサ24が最大出力を示す圧平信号を発生し、その圧平信号が最大値Smaxをとるときの圧力センサ61の信号値を読み取ることにより、眼圧値が求められる。
圧平光用センサ24から圧平信号が所定のしきい値S1を超えたときには、圧平信号が得られたと判断する。この時点が図9でT4で示されている。
圧平信号が検出された場合は(ステップS5の肯定)、開眼状態となっているか、また、アライメント状態が維持されているかを再検査する。
たとえば、被検眼にまばたきがあると、図6に示したように、領域H、Iにはまぶたの像50が現れ、図7に示したように、アライメント光源の輝点gによるON信号のみが検出されるので、検者はまばたきがあったかどうかを検査することができる。
また、装置と被検眼がX、Y方向にアライメントされていない場合には、図8に示したように、アライメント用光源の輝点gが領域Gには入らず、例えば、照明用光源の輝点hが入ってしまう場合がある。このような場合も、3つの輝点h、i、gがそれぞれ対応する領域に位置しないので、一つのON信号しか発生せず、アライメント不良になっているかどうかを検査することができる。また、装置と被検眼がZ方向にアライメントされていない場合には、2分割センサ34の各センサが、同じ光量を受けなくなるので、Z方向のアライメント不良を検出することができる。
圧平信号を検出したあと、まばたきがないこと、並びに正常なアライメント状態が確認された場合は(ステップS6の肯定)、測定中も、同様に、まばたきがなく、また正常なアライメント状態であったとして、眼圧測定を完了し、求めた眼圧値を表示する(ステップS7)。
一方、ステップS5で圧平信号が得られない場合は、正常にアライメントがなされ、また開眼状態が充分な状態で測定が開始されても、測定中に何らかの原因でエラーが発生し、測定は失敗であったと判定して、エラー処理(表示)を行い(ステップS8)、測定値を破棄して、再度図10のステップS1に戻って再測定する。
また、ステップS6で、開眼状態及び/アライメント状態を再検査し、まばたきがあるか、あるいはアライメント不良であるか、あるいはその両方が確認された場合は、同様に、ステップS8に移行して、被検眼角膜が圧平状態となったときの圧力に基づく眼圧測定は失敗であったと判定して、エラー処理(エラー表示)を行う。
このステップS6で行われる再検査の時点は、たとえば、図11(b)に示したように、圧平光用センサ24が、被検眼角膜が所定形状に変形したことを検出後、つまり信号値が最大値Smaxを取ったあと、所定のしきい値S2に低下した時点T5とする。このしきい値S2は、被検眼角膜の変形が解消したとき、つまり空気の噴射が終了して被検眼角膜が元の状態に戻ったときに圧平光用センサ24が出力する信号値(ほぼ0の値)に設定する。
あるいは、図11(a)に示すように、空気の噴射が終了し、空気圧力が所定の圧力値Pthに低下した時点T6に再検査を行う。その圧力値Pthは、被検眼角膜の変形が解消したときの圧力センサ61の信号値とする。被検眼角膜の変形が解消したときは、たとえば、上述したように、圧平光用センサ24の出力値がS2となったときとすることができる。
本実施例では、検査はCCDカメラ20のフレーム信号に同期したクロックに同期して行われるので、時点T5、T6直後のクロックC4に同期して時点T7で被検眼の測定状態が再検査される。しかし、本発明は、特許文献2に記載されているように、アライメント光量が所定レベル以上かどうかを監視するようなアライメント状態の検査にも適用できるもので、この場合には、各時点T5、T6でリアルタイムに被検眼の測定状態を検査すればよい。
このように、本発明では、被検眼角膜が圧平状態となった直後の被検眼の測定状態を簡単にしかも高い信頼性で、検査することができ、得られた眼圧測定値の信頼性を向上させることができる。
なお、再検査する時点を、時点T5、T6直後のクロックC4ではなく、次のクロックC5、C6で再検査を行うようにしてもよい。あるいは、時点T5、T6が得られた直後からの2〜3クロックにわたって連続して再検査を行い、その検査結果を評価することにより、測定が成功であったか、失敗であったかを判断するようにしてもよい。また、クロック信号C1、.....はCCDカメラ20のフレーム信号に同期して発生させているが、所定の周期を有する別のクロック信号を用いるようにしてもよい。
なお、眼圧測定時には、ノズル22から空気流が噴出されることにより、反作用でヘッド部1が図1で右方向に移動し、Z方向にアライメント不良が発生する恐れがあるので、これを防止するために、圧縮ばね6によりヘッド部1を左方向に付勢している。したがって、ノズル22から空気流が噴出されたときのZ方向のアライメント不良を減少させることができる。また、圧縮ばね6の付勢力は、単にヘッド部のZ方向へのずれだけでなく、X、Y方向へのずれも防止するので、X、Y、Z方向のアライメント精度を向上させることができる。
また、上述した実施例では、非接触式眼圧計を例にして説明したが、これに限定されず、他の眼科測定装置にも適用できることは勿論である。
眼圧測定装置の光学系の構成を示した構成図である。 被検眼の位置検出を行なう回路構成を示したブロック図である。 CCDの受像面上における被検眼の像を示した説明図である。 アライメントの判定を説明する信号図である。 アライメント判定を行なう信号処理を示した説明図である。 不十分な被検眼の開眼状態を示す説明図である。 不十分な被検眼の開眼状態での信号波形を示す信号図である。 アライメントが不良な状態を説明する説明図である。 眼圧測定のタイミングを示すタイミング図である。 眼圧測定の流れを示すフローチャートである。 (a)はノズルから噴出する空気流の圧力特性を示した線図、(b)は圧平信号の特性を示す線図である。
符号の説明
1 ヘッド部
2 ベース部
10、11 照明用光源
12 アライメント用光源
20 CCDカメラ
24 圧平光用センサ
26 固視灯
34 2分割センサ
61 圧力センサ
E 被検眼

Claims (7)

  1. 被検眼角膜に対して気体を噴射して被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づき被検眼の眼圧を測定する眼圧測定装置であって、
    被検眼角膜に対して気体を噴射する噴射手段と、
    被検眼角膜の変形を検出するセンサと、
    被検眼の測定状態を検査する検査手段とを備え、
    前記センサが、被検眼角膜が所定形状に変形したことを検出後、センサの出力信号が所定のしきい値に低下した時点で、被検眼の測定状態を検査し、該検査で測定状態が正常でないことが検出されたときは、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づく眼圧測定に対してエラー処理を行うことを特徴とする眼圧測定装置。
  2. 前記所定のしきい値は、被検眼角膜の変形が解消したときにセンサが出力する信号値に設定されることを特徴とする請求項1に記載の眼圧測定装置。
  3. 被検眼角膜に対して気体を噴射して被検眼角膜に変形を与え、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づき被検眼の眼圧を測定する眼圧測定装置であって、
    被検眼角膜に対して気体を噴射する噴射手段と、
    前記噴射される気体圧力を検出する圧力センサと、
    被検眼の測定状態を検査する検査手段とを備え、
    気体の噴射が終了して気体圧力が所定の圧力値に低下した時点で、被検眼の測定状態を検査し、該検査で測定状態が正常でないことが検出されたときは、被検眼角膜が所定形状に変形したときの気体圧力に基づく眼圧測定に対してエラー処理を行うことを特徴とする眼圧測定装置。
  4. 前記所定の圧力値が、被検眼角膜の変形が解消したときの圧力センサの信号値であることを特徴とする請求項3に記載の眼圧測定装置。
  5. 前記被検眼の測定状態が、被検眼の開眼状態及び/又は被検眼の装置に対するアライメント状態であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の眼圧測定装置。
  6. 所定周期のクロックが生成され、センサの出力信号が前記所定のしきい値に低下した時点後のクロックに同期して、被検眼の測定状態の検査が行われることを特徴とする請求項1、2又は5に記載の眼圧測定装置。
  7. 所定周期のクロックが生成され、前記気体圧力が所定の圧力値に低下した時点後のクロックに同期して、被検眼の測定状態の検査が行われることを特徴とする請求項3、4又は5に記載の眼圧測定装置。
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