JP2007142078A - 位置計測方法及び装置、露光方法及び装置、測定検査装置、並びにプログラム - Google Patents

位置計測方法及び装置、露光方法及び装置、測定検査装置、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物体に形成されたマークの位置を短時間で特定することができる位置計測方法及び装置、当該方法を用いる露光方法、当該装置を備える露光装置及び測定検査装置、並びにプログラムを提供する。
【解決手段】計測対象のレチクルマークRMは、位置計測装置の視野よりも広い計測領域SR内に配置されている。この計測領域SR内を、撮像位置P1から撮像位置P10まで順に所定間隔をあけながら位置計測装置の計測視野の大きさ毎の画像を撮像する。撮像位置P1〜P10の間隔は、位置計測装置の計測視野の大きさとレチクルマークRMの形状及び大きさとの相対関係に基づいて設定される。上記の撮像結果を用いて計測領域SR内におけるレチクルマークRMの位置を特定した後にレチクルマークRMを位置計測装置の計測視野内に配置して位置情報を求める。
【選択図】図6

Description

本発明は、マークの位置情報を計測する位置計測方法及び装置、当該方法を用いる露光方法、当該装置を備える露光装置及び測定検査装置、並びにマークの位置情報を計測するプログラムに関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のデバイスは、複数のマスクを交換しながら露光処理、現像処理、及び各種の基板処理を数回〜数十回程度繰り返し行い、複数のレイヤを重ね合わせることにより製造される。露光装置を用いた露光処理においては、各レイヤを形成する度に、マスク及び基板の位置計測並びにマスクと基板との位置合わせ(以下、これらをアライメントという)を行うアライメント工程、露光光をマスクに照射してマスクを介した露光光で基板を露光する露光工程が行われる。
上記のアライメント工程では、アライメントセンサを用いてマスク又は基板に形成されたマークの位置計測が行われる。アライメントセンサは低倍の光学系と高倍の光学系とを備えており、まず低倍の光学系で計測視野を広くしてマークの大まかな位置情報を計測(サーチ計測)し、次いでサーチ計測の計測結果に基づいてマスク又は基板の位置を補正した上で高倍の光学系で高い精度でマークの位置情報を計測(ファイン計測)している。
しかしながら、従来のアライメントセンサは、低倍の光学系と高倍の光学系とを備えるために高コストであり、また各々の光学系に対応して撮像素子が設けられているため撮像素子の発熱が露光装置内の温度管理に影響を与えてしまう。そこで、近年においては、低倍の光学系を省略したアライメントセンサが用いられてきている。以下の特許文献1には、計測視野よりも広い計測領域(マークを探索すべき領域)内を計測視野の大きさで分割し、この分割した領域を順に撮像することにより計測領域全体を撮像し、得られた画像信号の各々を画像処理することで計測領域内におけるマークの位置を特定する技術が開示されている。
特開平10−22201号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された技術では、高倍の計測視野で計測領域の全域を撮像していたためマークの位置を特定するまでに長時間を要する。マークの位置計測は、マスクについてはマスクの交換の度に行われ、基板については基板の交換毎に行われるため、マークの位置計測に長時間を要すると、露光装置のスループット(単位時間に露光処理することができる基板の枚数)が低下してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、物体に形成されたマークの位置を短時間で特定することができる位置計測方法及び装置、当該方法を用いる露光方法、当該装置を備える露光装置及び測定検査装置、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
上記課題を解決するために、本発明の露光方法は、所定の大きさの計測視野(V1)を有する位置計測装置(14)を用いて物体(R)上に形成されたマーク(RM)を撮像して前記マークの位置情報を計測する位置計測方法であって、前記計測視野よりも広い計測領域(SR)内を、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像する第1ステップ(S21)と、前記第1ステップで撮像して得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める第2ステップ(S22)とを含むことを特徴としている。
この発明によると、計測視野よりも広い計測領域内が、所定の間隔をあけながら計測視野の大きさ毎の画像が順次撮像され、この撮像により得られた信号から計測領域内に配置された物体のマークの位置情報が求められる。
上記課題を解決するために、本発明の位置計測装置は、所定の大きさの計測視野(V1)を撮像する撮像素子(14a)を備え、当該撮像素子を用いて物体(R)上に形成されたマーク(RM)を撮像して前記マークの位置情報を計測する位置計測装置(14)において、前記物体を載置して移動するステージ(RST)と、前記計測視野よりも広い計測領域(SR)内が、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像されるよう前記ステージと前記撮像素子とを制御する制御装置(MC)と、前記撮像素子から得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める位置算出装置(21)とを含むことを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の露光方法は、マスク(R)のパターン(DP)を基板(W)上に露光する露光方法であって、上記の位置計測方法を用いて前記マスク及び前記基板の少なくとも一方に形成されたマークの位置情報を計測する工程(S12)を含むことを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の露光装置は、マスク(R)を保持するマスクステージ(RST)と基板(W)を保持する基板ステージ(WST)とを備え、前記マスクのパターンを前記基板上に露光する露光装置(EX)であって、前記マスクに形成されたマーク(RM)及び前記基板に形成されたマーク(AM)の少なくとも一方の位置情報を計測する上記の位置計測装置(14、20)を備えることを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明の測定検査装置は、基板(W)に対して前記所定の測定及び所定の検査の少なくとも一方を行う測定検査装置であって、前記基板に形成されたマークの位置情報を計測する上記の位置計測装置を備えることを特徴としている。
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、所定の大きさの計測視野(V1)を有する位置計測装置(14)を用いて物体(R)上に形成されたマーク(RM)の位置情報の計測をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記計測視野よりも広い計測領域(SR)内を、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像させる機能と、撮像して得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める機能とをコンピュータに実現させることを特徴としている。
このプログラムは、例えばCD−ROM又はDVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。この記録媒体に記録されたプログラムをCD−ROMドライブ又はDVD(登録商標)−ROMドライブ等のドライブ装置を用いて読み取れば、コンピュータにインストールすることができる。
本発明によれば、計測視野よりも広い計測領域内を所定の間隔をあけながら計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像してマークの位置情報を求めているため、位置計測装置の計測視野が計測領域より小さくても、計測領域内に配置された物体のマークの位置を短時間で特定することができるという効果がある。
また、本発明によれば、マスク及び基板の少なくとも一方に形成されたマークの計測領域内における位置が短時間で特定されるため、露光処理におけるスループットを向上させることができるという効果がある。
更に、本発明によれば、マスクに形成されたマークの計測領域内における位置が短時間で特定されるため、測定検査装置で行われる所定の測定及び所定の検査の少なくとも一方を効率的に行うことができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による位置計測方法及び装置、露光方法及び装置、測定検査装置、並びにプログラムについて詳細に説明する。
〔位置計測装置及び露光装置〕
図1は、本発明の一実施形態による位置計測装置を備える本発明の一実施形態による露光装置の概略構成を示す側面図である。図1に示す露光装置EXは、半導体素子を製造するための露光装置であり、マスクとしてのレチクルRと基板としてのウェハWとを同期移動させつつ、レチクルRに形成されたパターンDPを逐次ウェハW上に転写するステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影型の露光装置である。尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。このXYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、露光時におけるレチクルR及びウェハWの同期移動方向(走査方向)はY方向に設定されているものとする。
図1に示す露光装置EXは、レチクルR上のX方向に延びるスリット状(矩形状又は円弧状)の照明領域を均一な照度を有する露光光ELで照明する照明光学系ILSと、レチクルRを保持するレチクルステージRSTと、レチクルRのパターンDPの像をフォトレジストが塗布されたウェハW上に投影する投影光学系PLと、ウェハWを保持するウェハステージWSTと、これらを制御する主制御系MCとを含んで構成されている。
照明光学系ILSは、光源ユニット、オプティカル・インテグレータを含む照度均一化光学系、ビームスプリッタ、集光レンズ系、レチクルブラインド、及び結像レンズ系等(何れも不図示)を含んで構成されている。この照明光学系ILSの構成等については、例えば特開平9−320956に開示されている。ここで、上記の光源ユニットとしては、KrFエキシマレーザ(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長193nm)、若しくはFレーザ光源(波長157nm)、Krレーザ光源(波長146nm)、Arレーザ光源(波長126nm)等の紫外レーザ光源、銅蒸気レーザ光源、YAGレーザの高調波発生光源、固体レーザ(半導体レーザ等)の高調波発生装置、又は水銀ランプ(i線等)等を使用することができる。
レチクルステージRSTは、真空吸着又は静電吸着等によりレチクルRを保持するものであり、照明光学系ILSの下方(−Z方向)に水平に配置されたレチクル支持台(定盤)11の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されている。また、このレチクルステージRSTは、レチクル支持台11に対してX方向、Y方向、及びZ軸回りの回転方向(θZ方向)にそれぞれ微小駆動可能に構成されている。
レチクルステージRST上の一端には移動鏡12が設けられており、レチクル支持台11上にはレーザ干渉計(以下、レチクル干渉計という)13が配置されている。レチクル干渉計13は、移動鏡12の鏡面にレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、レチクルステージRSTのX方向、Y方向、及びZ軸回りの回転方向(θZ方向)の位置を検出する。レチクル干渉計13により検出されたレチクルステージRSTの位置情報は、装置全体の動作を統轄制御する主制御系MCに供給される。主制御系MCは、レチクルステージRSTを駆動するレチクル駆動装置15を介してレチクルステージRSTの動作を制御する。
レチクルステージRSTの上方(+Z方向)にはレチクルRに形成された位置計測用のマーク(以下、レチクルマークという)を計測するレチクルアライメントセンサ14が配置されている。このレチクルアライメントセンサ14は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子14aを備えたVRA(Video Reticle Alignment)方式のアライメントセンサである。レチクルアライメントセンサ14が備える撮像素子14aは、ビニング機能を備えており、撮像面に入射する光学像を二次元画像信号に変換して二次元画像信号又は一次元信号を出力するものである。
ここで、ビニング機能とは、複数の画素のうちの隣り合う数個の画素を1つの画素として扱う機能である。例えば、撮像素子14aの画素が水平方向(例えば、X方向に沿う方向)に100画素、垂直方向(例えば、Y方向に沿う方向)に100画素からなるとした場合に、ビニング機能によって水平方向及び垂直方向共に4画素を1画素として扱うと、水平方向25画素、垂直方向25画素からなる二次元画像信号が得られる。尚、ビニング機能は、水平方向及び垂直方向の何れか一方のみについて適用することも可能である。例えば、垂直方向のみ4画素を1画素として扱うと、水平方向100画素、垂直方向25画素からなる二次元画像信号が得られる。また垂直方向の画素を全て1画素として扱うと一次元信号を得ることができる。本実施形態では、主制御系MCからの制御信号によって上記のビニング機能を用いるか否かを制御することができる。ビニング機能を用いない場合には、撮像素子14aが本来有する画素数からなる二次元画像信号が得られる。
レチクルアライメントセンサ14の計測結果は主制御系MCへ供給され、主制御系MCに設けられた信号処理部21で画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施されてレチクルマークの位置情報が求められる。主制御系MCは、この位置情報に基づいてレチクル駆動装置15を介してレチクルステージRSTの位置及び姿勢を制御する。尚、上記のレチクルアライメントセンサ14は、X方向への移動が可能に構成されており、レチクルマークの計測を行う場合にはレチクルR上に配置されるが、ウェハWの露光を行う場合には所定の待避位置に待避される。
ここで、レチクルマークについて説明する。図2は、レチクルRに形成されるレチクルマークの一例を示す図である。図2(a)に示す通り、レチクルRには、その中央部にウェハWに転写するパターンDPが形成されたパターン形成領域PRが設けられている。レチクルマークRMは、パターン形成領域PR外であって、レチクルRの±X方向の端部に形成されている。尚、図2(a)に示す例では、レチクルRの±X方向の端部にそれぞれ1つづつレチクルマークRMが形成されている例を図示しているが、これらは各端部に複数個ずつ形成されていても良い。このレチクルマークRMは、クロム(Cr)等からなる金属膜を所定形状にパターニングしたものである。図2(b)に例示するレチクルマークRMは、レチクルRの底面(投影光学系PL側に配される面)に成膜されたクロム(Cr)等からなる金属膜を、「田」字形状にパターニングしたものである。尚、レチクルRに形成されるレチクルマークRMは、図2(b)に示すものに限られない。例えば、十字形状等の他の形状のマークを用いることもできる。
次に、レチクルアライメントセンサ14の計測視野について説明する。図3は、レチクルアライメントセンサ14の計測視野及び計測領域の大きさとレチクルマークRMの大きさとの関係を説明するための図である。図3において、符号V1を付した矩形領域は、レチクルアライメントセンサ14の計測視野を示している。また、符号SRを付した矩形領域は、レチクルアライメントセンサ14でレチクルマークRMを探索する計測領域を示している。図3に示す通り、レチクルアライメントセンサ14の計測視野は、レチクルマークRMよりも僅かに大きくなるように設定されている。
本実施形態では、コスト削減を図るとともに撮像素子14aの発熱による悪影響を防止する観点から、レチクルアライメントセンサ14は、低倍の光学系が省略されて高倍の光学系のみを備えている。このため、上述の通り、レチクルアライメントセンサ14の計測視野は、レチクルマークRMよりも僅かに大きくなるように設定されている。計測領域SRは、省略された低倍の光学系を用いた場合のレチクルアライメントセンサ14の計測視野と同程度の大きさを、高倍による計測視野V1と比較するために示すものである。
図3に示す計測領域SRの面積は、計測視野V1の面積の数十倍程度に設定されている。レチクルアライメントセンサ14でレチクルマークRMを計測する場合には、まず計測領域SR内における複数の異なる位置をレチクルアライメントセンサ14で撮像して計測領域SR内のレチクルマークRMを探索し、その後にレチクルマークRMの全体をレチクルアライメントセンサ14の計測視野V1内に配置してレチクルマークRMの計測を行うことになる。尚、レチクルマークRMの計測方法についての詳細は後述する。
図1に戻り、投影光学系PLは、複数の屈折光学素子(レンズ素子)を含んで構成され、物体面(レチクルR)側と像面(ウェハW)側との両方がテレセントリックで所定の縮小倍率β(βは例えば1/4,1/5等)を有する屈折光学系が使用されている。この投影光学系PLの光軸AXの方向は、XY平面に直交するZ方向に設定されている。尚、投影光学系PLが備える複数のレンズ素子の硝材は、露光光ELの波長に応じて、例えば石英又は蛍石が用いられる。また、本実施形態では、レチクルRに形成されたパターンDPの倒立像をウェハW上に投影する投影光学系PLを例に挙げて説明するが、勿論パターンDPの正立像を投影するものであっても良い。
ウェハステージWSTは、投影光学系PLの下方(−Z方向)に配置されており、真空吸着又は静電吸着等によりウェハWを保持する。このウェハステージWSTは、ウェハ支持台(定盤)16の上面上で走査方向(Y方向)に所定ストロークで移動可能に構成されているとともに、X方向及びY方向にステップ移動可能に構成されており、更にZ方向へ微動(X軸回りの回転及びY軸回りの回転を含む)可能に構成されている。このウェハステージWSTによって、ウェハWをX方向及びY方向へ移動させることができ、またウェハWのZ方向の位置及び姿勢(X軸周りの回転及びY軸周りの回転)を調整することができる。
ウェハステージWST上の一端には移動鏡17が設けられており、ウェハステージWSTの外部にはレーザ光を移動鏡17の鏡面(反射面)に照射するレーザ干渉計(以下、ウェハ干渉計という)18が設けられている。このウェハ干渉計18は、移動鏡17の鏡面にレーザ光を照射してその反射光を受光することによりウェハステージWSTのX方向及びY方向の位置、並びに姿勢(X軸,Y軸,Z軸周りの回転θX,θY,θZ)を検出する。ウェハ干渉計18の検出結果は主制御系MCに供給される。主制御系MCは、ウェハ干渉計18の検出結果に基づいてウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTの位置及び姿勢を制御する。
更に、本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PLのY方向の側面に、ウェハW上に設定されたショット領域に付設されたアライメントマークAMの位置情報を計測するためのFIA(Field Image Alignment)方式のアライメントセンサ20が配置されている。尚、ウェハWにはアライメントマークAMが複数形成されているが、図1においては簡略化のために1つのみを図示している。アライメントセンサ20は、その光軸が投影光学系PLの光軸AXと平行とされており、前述したレチクルアライメントセンサ14と同様にCCD等の撮像素子20aを備え、ウェハW上のアライメントマークAMを撮像してその画像信号を得る。尚、アライメントセンサ20が備える撮像素子20aにも前述したビニング機能が設けられていても良い。アライメントセンサ20の計測結果は主制御系MCに供給され、主制御系MCの信号処理部21で画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施されてアライメントマークAMの位置情報が求められる。
かかるアライメントセンサ20の詳細な構成は、例えば特開平9−219354号公報及びこれに対応する米国特許第5,859,707号等に開示されている。主制御系MCは、信号処理部21で得られた位置情報を用いてEGA計測を行う。ここで、EGA計測とは、ウェハWに形成された代表的な数個(3〜9個)のアライメントマークAMの計測結果を用いて所定の統計演算(EGA演算)を行い、ウェハW上に設定された全てのショット領域の配列を求める計測方法である。主制御系MCは、このEGA計測結果に基づいてウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTを移動させて、レチクルRに形成されたパターンDPの投影位置と露光すべきショット領域との位置合わせを行う。
尚、アライメントセンサ20についても、コスト削減を図るとともに撮像素子20aの発熱による悪影響を防止する観点から、低倍の光学系を省略して高倍の光学系のみを備えた構成にしても良い。かかる構成の場合には、アライメントセンサ20の計測視野外にアライメントマークAMが配置されると計測を行うことができないため、レチクルアライメントセンサ14の計測領域SR(図3参照)と同様の計測領域を設定し、この計測領域内でアライメントマークAMの計測を行う必要がある。
〔位置計測方法及び露光方法〕
次に、本発明の一実施形態による位置計測方法及び露光方法について説明する。図4は本発明の一実施形態による露光方法の概要を示すフローチャートであり、図5は本発明の一実施形態による位置計測方法を示すフローチャートである。露光処理が開始されると、主制御系MCは予め記憶している露光レシピ(露光制御情報)を読み出し、この露光レシピに従って所定のレチクルRをレチクルステージRST上に配置する(工程S11)。
レチクルステージRST上へのレチクルRの配置が完了すると、主制御系MCはレチクルアライメントセンサ14をX方向に移動させてレチクルRの上方にレチクルアライメントセンサ14を配置する。そして、レチクルアライメントセンサ14によるレチクルマークRMの計測、及びレチクルアライメントセンサ14の計測結果を用いたアライメントが行われる(工程S12)。次にレチクルマークRMの計測処理について詳細に説明する。
図5に示す通り、レチクルマークRMの計測が開始されると、まず予め設定された計測領域SR(図3参照)内が所定の間隔をあけながらレチクルアライメントセンサ14で撮像される(工程S21)。この工程では、主制御系MCがレチクル駆動装置15を駆動してレチクルステージRSTをX方向又はY方向に所定量だけステップ移動させ、ステップ移動後にレチクルRが静止しているときにレチクルアライメントセンサ14で計測視野V1内を撮像させる制御を行う。
図6は、計測領域SR内におけるレチクルアライメントセンサ14の撮像位置の一例を示す図である。主制御系MCの制御によって、計測領域SR内は、例えば図6に示す撮像位置P1から撮像位置P10まで順に所定間隔をあけながらレチクルアライメントセンサ14の計測視野V1の大きさを単位として撮像される。ここで、各撮像位置P1〜P10の間隔は、レチクルアライメントセンサ14の計測視野とレチクルマークRMとの相対関係に基づいて設定される。具体的には、レチクルアライメントセンサ14の計測視野V1の大きさと、レチクルマークRMの形状及び大きさとの相対関係に基づいて設定される。
更に具体的には、各撮像位置P1〜P10の間隔は、計測領域SR内におけるレチクルマークRMの位置に拘わらず、撮像位置P1〜P10の何れかにおいてレチクルマークRMの少なくとも一部が必ず撮像されるよう設定される。レチクルマークRMが計測領域SR内の図6に示す位置に配されている場合には、撮像位置P6,P8,P9でレチクルマークRMの一部が撮像される。尚、図6に示す撮像位置P1〜P10は、「田」字形状のレチクルマークRMに適合させたものであり、形状や大きさの異なるレチクルマークRMには必ずしも適合しているとは言えない。
例えば、レチクルマークRMの形状が十字形状である場合を考える。即ち、レチクルマークRMの形状が、図6に示す「田」字形状から周囲の「口」字形状を除いた「十」字形状であるとする。かかる形状のレチクルマークRMが計測領域SR内の図6に示す位置に配されている場合には、図6に示す撮像位置P1〜P10の何れにおいても撮像されない事になる。また、レチクルマークRの形状が「田」字形状であって、その大きさがより大きい場合には、各計測位置の間隔を広げることができることは容易に想像できる。更に、レチクルアライメントセンサ14の計測視野V1の大きさがより大きければ各計測位置の間隔を広くすることができ、より小さければ各計測位置の間隔を狭める必要があることも容易に想像できる。このように、計測領域SR内におけるレチクルアライメントセンサ14の撮像位置の間隔は、レチクルアライメントセンサ14の計測視野V1の大きさと、レチクルマークRMの形状及び大きさとの相対関係に基づいて適宜設定される。
撮像位置P1〜P10の各々で撮像して得られた二次元画像信号は、それぞれ主制御系MCに供給される。主制御系MCに供給された二次元画像信号は、主制御系MCの信号処理部21で画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施される。ここで、図6に示す例では、撮像位置P1〜P5,P7,P10ではレチクルマークRMが撮像されていないため、これらの撮像位置で撮像して得られた二次元画像信号からはレチクルマークRMの位置情報は求められない。これに対し、撮像位置P6,P8,P9ではレチクルマークRMの一部が撮像されているため、各々の撮像位置で撮像して得られた二次元画像信号に対して上記の処理を施し、この処理結果を総合して計測領域SR内におけるレチクルマークRMの位置情報(例えば、レチクルマークRMの中心位置を示す情報)を求める(工程S22)。尚、ここで求められる位置情報は、レチクルマークRMの一部から求められるものであるため、その計測精度はさほど高くない。
次いで、主制御系MCは、上記の処理で得られた位置情報に基づいてレチクル駆動装置15を駆動してレチクルステージRSTをX方向又はY方向に微動させ、レチクルマークRMをレチクルアライメントセンサ14の計測視野V1内に配置する(工程S23)。レチクルマークRMの配置が完了すると、主制御系MCはレチクルレチクルアライメントセンサ14に対して制御信号を出力して計測視野V1内を撮像させる(工程S24)。
このときに得られた二次元画像信号は、主制御系MCに供給されて信号処理部21で画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理が施され、レチクルマークRMの位置情報が算出される(工程S25)。尚、ここで求められる位置情報は、計測視野V1内にレチクルマークRMの全体が配置されている状態で得られた二次元画像信号から求められたものであるため高い精度を有する。レチクルマークRMの高精度の位置情報が求められると、主制御系MCはこの位置情報に基づいてレチクル駆動装置15を駆動してレチクルステージRSTをX方向又はY方向に微動させ、レチクルRの位置調整を行う(工程S26)。以上の処理によってレチクルRのアライメントが完了する。
レチクルアライメントが完了すると、主制御系MCは不図示のウェハローダを制御して露光すべきウェハWを搬送させてウェハステージWST上に配置する(工程S13)。ウェハステージWST上へのウェハWの配置が完了すると、主制御系MCはウェハ駆動装置19を介してウェハステージWSTをX方向又はY方向に移動させてウェハステージWST上のウェハWをアライメントセンサ20の下方に配置する。そして、アライメントセンサ20によるアライメントマークAMの計測、及びアライメントセンサ20の計測結果を用いたアライメントが行われる(工程S14)。尚、露光すべきウェハWが最初に露光するものである場合(ウェハW上に未だパターンが形成されていない場合)には、工程S14は省略される。
アライメントセンサ20によるアライメントマークAMの計測は、ウェハW上に形成された複数のアライメントマークAMの内の代表的な数個(3〜9個)について行われる。ここで、アライメントセンサ20が、レチクルアライメントセンサ14と同様に、低倍の光学系が省略されて高倍の光学系のみを備える構成である場合には、工程S12と同様の計測方法を用いてアライメントマークAMの位置計測が行われる。つまり、まずアライメントセンサ20の計測視野よりも広い計測領域を設定し、この計測領域内を所定の間隔をあけながらアライメントセンサ20の計測視野の大きさ毎の画像を撮像する。ここで、各撮像位置の間隔は、例えばアライメントセンサ20の計測視野の大きさとアライメントマークAMの形状及び大きさとの相対関係に基づいて設定される。
次に、上記のアライメントセンサ20の撮像結果を用いて上記の計測領域内におけるアライメントマークAMの位置情報を求め、この位置情報に基づいてアライメントマークAMをアライメントセンサ20の計測視野内に配置する。次いで、計測視野内に配置されたアライメントマークAMをアライメントセンサ20で計測し、この計測により得られた二次元画像信号に対して画像処理、演算処理、フィルタリング処理、パターンマッチング等の処理を施してアライメントマークAMの位置情報を高精度で求める。以上の処理を、上記の代表的な数個のアライメントマークAMの各々について行う。
ウェハW上の代表的な数個のアライメントマークAMの位置情報が得られると、主制御装置MCは、これらの位置情報を用いて所定の統計演算(EGA演算)を行い、ウェハW上に設定された全てのショット領域の配列を求める。ショット領域の配列が求まると、ウェハW上のショット領域の各々に対する露光が行われる(工程S15)。ショット領域を露光する場合には、主制御系MCはウェハ駆動装置19を駆動して、最初に露光すべきショット領域が移動開始位置に配置されるようウェハステージWSTをXY面内で移動させる。これと同時に主制御系MCによってレチクル駆動装置15が駆動されて、レチクルステージRSTも移動開始に配置される。
以上の配置が完了すると、主制御系MCはレチクルステージRST及びウェハステージWSTの移動を開始させ、レチクルステージRST及びウェハステージWSTが所定の速度に達してから整定時間(レチクルステージRST及びウェハステージWSTの加速により生じた振動を収めるために設けられる時間)経過後に照明光学系ILSに制御信号を出力して露光光ELを射出させる。これにより、露光光ELがレチクルRに照射されてショット領域の露光が開始される。
主制御系MCは、ショット領域の露光の最中は、レチクルステージRSTとウェハステージWSTとを一定速度でY方向に移動させる。また、ショット領域を露光している最中に、主制御系MCはオートフォーカス制御を行ってウェハWの表面を投影光学系PLの像面に合わせ込む。最初に露光すべきショット領域の露光が終了すると、主制御系MCは、次に露光すべきショット領域が移動開始位置に配置されるようウェハステージWSTをXY面内で移動させる。そして、レチクルステージRST及びウェハステージWSTの移動を開始させて、最初に露光すべきショット領域を露光と同様に露光する。以下、同様の方法で他のショット領域を露光する。
ウェハステージWST上のウェハWに対する露光処理を終えると、主制御系MCは次に露光すべきウェハWの有無を判断する(工程S16)。この判断結果が「YES」の場合には、ウェハステージWST上のウェハWをアンロードするとともに次に露光すべきウェハWをウェハステージWST上に配置し、上述した処理と同様の処理によって露光を行う。一方、工程S16の判断結果が「NO」の場合には、一連の露光処理が終了する。
尚、以上説明した工程S21では、図6に示す撮像位置P1〜P11で撮像した結果が二次元画像信号である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、レチクルアライメントセンサ14が備える撮像素子14aのビニング機能を用いて二次元画像信号の画素数を低減して画像処理に要する時間を短縮するようにしても良い。或いは、二次元画像信号ではなく一次元信号を得るようにしても良い。撮像素子14aの垂直方向(例えば、X方向に沿う方向)の画素を全て1画素として扱うと一次元信号を得ることができる。
図7は、撮像素子のビニング機能を利用して一次元信号を得た場合の処理を説明するための図である。図7(a)に示す通り、レチクルアライメントセンサ14の計測視野V1内にレチクルマークRMの全体が入っている場合には、ビニング機能によって得られる一次元信号は、図7(b)に示す3つのピークを有する信号となる。この一次元信号からレチクルマークRMの位置情報を得るためには、まず、図7(c)に示す通り計測視野V1にレチクルマークRMが配置されていない状態を予め撮像して図7(d)に示す一次元信号を得ておく。この一次元信号は撮像素子14aの暗電流成分等を反映したものである。
次に、計測領域SR内でレチクルマークRMを撮像して例えば図7(b)に示す一次元信号を得る。そして、得られた図7(b)に示す一次元信号から、図7(d)に示す一次元信号を減算して図7(e)に示す一次元信号を得る。以上の処理を計測領域の各計測位置で行って最も信号量が多かった計測位置を求める。信号量が多いということは、ビニング機能を用いない通常の計測を行ったときに、レチクルマークRMの位置情報を算出するための情報が多いと推測することができる。最後に、上記の信号量が最も多かった位置において通常の計測を行い、得られた二次元画像信号からレチクルマークRMの位置情報を求める。尚、以上の計測処理はアライメントセンサ20でアライメントマークAMを計測する場合にも適用することができる。また、撮像素子がビニング機能を備えない場合には、撮像素子から出力される二次元画像信号を、所定方向(例えば、X方向に沿う方向)に積算して一次元信号を得るようにしても良い。
以上説明した通り、本実施形態においては、レチクルRに形成されたレチクルマークRMを計測する場合に、レチクルアライメントセンサ14の計測視野V1よりも広い計測領域SR内を、所定の間隔をあけながら計測視野の大きさ毎の画像を撮像し、この撮像結果に基づいて計測領域内におけるレチクルマークの位置を特定している。このため、レチクルアライメントセンサ14の計測視野が計測領域より小さくても、計測領域内に配置されたレチクルのマークRMの位置を短時間で特定することができる。また、アライメントセンサ20が、低倍の光学系が省略されている構成の場合にも同様の計測方法を用いれば計測領域内のアライメントマークAMの位置を短時間で特定することができる。
また、本実施形態では、レチクルアライメントセンサ14(又は、アライメントセンサ20)が低倍の光学系を省略した構成であるためコスト低減を図ることができるとともに、撮像素子14a(又は、撮像素子20a)の発熱による影響を抑えることができる。更に、本実施形態では、上記のレチクルアライメントセンサ14又はアライメントセンサ20によって、計測領域内におけるレチクルマークRM又はアライメントマークAMの位置が短時間で特定されるため、露光処理におけるスループットを向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、撮像時にレチクルステージRSTを静止させずに連続的に移動させてレチクルRを移動させつつレチクルマークRMを撮像しても良い。かかる処理を行う場合には、画像処理に要する時間を短縮するために、ビニング機能により一次元信号を得るのが望ましい。尚、マークの位置計測を行う場合にはレチクルR又はウェハWは移動させずにアライメントセンサを移動させても良い。
また、上記実施形態では、図6に示す撮像位置P1から撮像位置P10まで順に撮像する場合を例に挙げて説明したが、必ずしもこの順番で撮像する必要はない。例えば、レチクルマークRMの一部が撮像されたら、撮像された部分の計測視野V1内における位置に応じて、レチクルマークRMのより多くの部分が計測視野V1に入るようにレチクルRを移動させるのが望ましい。また、図6に示す例では、X方向及びY方向ともに所定の間隔をあけて撮像していたが、何れか一方向のみについて間隔をあけ、他の方向は間隔をあけないで撮像してもよい。
また、露光装置EXが備える主制御系MCがコンピュータからなる場合には、以上説明した位置計測方法を実現する機能を備えるプログラムがコンピュータに格納されており、このプログラムが実行されることにより各種機能が実現されて、前述した位置計測方法が行われる。このプログラムは、例えばCD−ROM又はDVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。この記録媒体に記録されたプログラムをCD−ROMドライブ又はDVD(登録商標)−ROMドライブ等のドライブ装置を用いて読み取れば、コンピュータにインストールすることができる。
また、上記実施形態では、本発明の位置計測装置を露光装置EXに適用した実施形態について説明したが、本発明の位置計測装置は、基板に対して所定の測定及び所定の検査の少なくとも一方を行う測定検査装置にも適用することができる。ここで、所定の測定としては、例えば基板の表面状態の測定や基板上に形成されたパターンの線幅測定等が挙げられる。また、所定の検査としては、例えばパターンの重ね合わせ検査等が挙げられる。
本発明の一実施形態による位置計測装置を備える本発明の一実施形態による露光装置の概略構成を示す側面図である。 レチクルRに形成されるレチクルマークの一例を示す図である。 レチクルアライメントセンサ14の計測視野及び計測領域の大きさとレチクルマークRMの大きさとの関係を説明するための図である。 本発明の一実施形態による露光方法の概要を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による位置計測方法を示すフローチャートである。 計測領域SR内におけるレチクルアライメントセンサ14の撮像位置の一例を示す図である。 撮像素子のビニング機能を利用して一次元信号を得た場合の処理を説明するための図である。
符号の説明
14 レチクルアライメントマーク
14a 撮像素子
20 アライメントセンサ
20a 撮像素子
21 信号処理部
AM アライメントマーク
DP パターン
EX 露光装置
MC 主制御系
R レチクル
RM レチクルマーク
RST レチクルステージ
SR 計測領域
V1 計測視野
W ウェハ
WST ウェハステージ

Claims (18)

  1. 所定の大きさの計測視野を有する位置計測装置を用いて物体上に形成されたマークを撮像して前記マークの位置情報を計測する位置計測方法であって、
    前記計測視野よりも広い計測領域内を、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像する第1ステップと、
    前記第1ステップで撮像して得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める第2ステップと
    を含むことを特徴とする位置計測方法。
  2. 前記第2ステップで得られた前記マークの位置情報に基づいて前記物体の位置を調整して前記マークを前記位置計測装置の計測視野内に配置する第3ステップと、
    前記計測視野内に配置された前記マークを撮像する第4ステップと、
    前記第4ステップで撮像して得られた画像信号に対して所定の画像処理を施して前記マークの位置情報を算出する第5ステップと
    を含むことを特徴とする請求項1記載の位置計測方法。
  3. 前記計測視野と前記マークとの相対関係は、前記計測視野の大きさと前記マークの形状及び大きさとの関係であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の位置計測方法。
  4. 前記第1ステップは、前記計測領域内を撮像するときに前記物体を静止させた状態で撮像するステップであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の位置計測方法。
  5. 前記第1ステップは、前記計測領域内を撮像するときに前記物体を移動させながら撮像するステップであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の位置計測方法。
  6. 前記位置計測装置は、前記計測視野を撮像する撮像素子を備えており、
    前記第1ステップで前記計測領域内を撮像して得られる信号は、前記撮像素子から出力される画像信号であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の位置計測方法。
  7. 前記位置計測装置は、前記計測視野を撮像する撮像素子を備えており、
    前記第1ステップで前記計測領域内を撮像して得られる信号は、前記撮像素子に設けられる複数の画素のうちの隣り合う数個の画素を1つの画素とした信号であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の位置計測方法。
  8. 前記位置計測装置は、前記計測視野を撮像する撮像素子を備えており、
    前記第1ステップで前記計測領域内を撮像して得られる信号は、前記撮像素子から出力される画像信号を前記計測視野内の所定の方向に積算して得られる信号であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の位置計測方法。
  9. 所定の大きさの計測視野を撮像する撮像素子を備え、当該撮像素子を用いて物体上に形成されたマークを撮像して前記マークの位置情報を計測する位置計測装置において、
    前記物体を載置して移動するステージと、
    前記計測視野よりも広い計測領域内が、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像されるよう前記ステージと前記撮像素子とを制御する制御装置と、
    前記撮像素子から得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める位置算出装置と
    を含むことを特徴とする位置計測装置。
  10. 前記制御装置は、前記位置算出装置で得られた前記マークの位置情報に基づいて前記ステージを移動させて前記物体の位置を調整することにより前記マークを前記計測視野内に配置し、
    前記位置算出装置は、前記マークが前記計測視野内に配置された状態で得られた画像信号に対して所定の画像処理を施して前記マークの位置情報を算出する
    ことを特徴とする請求項9記載の位置計測装置。
  11. 前記計測視野と前記マークとの相対関係は、前記計測視野の大きさと前記マークの形状及び大きさとの関係であることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の位置計測装置。
  12. 前記制御装置は、前記物体が静止された状態で撮影されるよう前記ステージと前記撮像素子とを制御することを特徴とする請求項9から請求項11の何れか一項に記載の位置計測装置。
  13. 前記制御装置は、前記物体が移動している状態で撮影されるよう前記ステージと前記撮像素子とを制御することを特徴とする請求項9から請求項11の何れか一項に記載の位置計測装置。
  14. 前記撮像素子は、複数の画素のうちの隣り合う数個の画素を1つの画素とした信号を出力することを特徴とする請求項12又は請求項13記載の位置計測装置。
  15. マスクのパターンを基板上に露光する露光方法であって、
    請求項1から請求項8の何れか一項に記載の位置計測方法を用いて前記マスク及び前記基板の少なくとも一方に形成されたマークの位置情報を計測する工程を含むことを特徴とする露光方法。
  16. マスクを保持するマスクステージと基板を保持する基板ステージとを備え、前記マスクのパターンを前記基板上に露光する露光装置であって、
    前記マスクに形成されたマーク及び前記基板に形成されたマークの少なくとも一方の位置情報を計測する請求項9から請求項14の何れか一項に記載の位置計測装置を備えることを特徴とする露光装置。
  17. 基板に対して前記所定の測定及び所定の検査の少なくとも一方を行う測定検査装置であって、
    前記基板に形成されたマークの位置情報を計測する請求項9から請求項14の何れか一項に記載の位置計測装置を備えることを特徴とする測定検査装置。
  18. 所定の大きさの計測視野を有する位置計測装置を用いて物体上に形成されたマークの位置情報の計測をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記計測視野よりも広い計測領域内を、前記計測視野と前記マークとの相対関係に基づく所定の間隔をあけながら前記計測視野の大きさ毎の画像を順次撮像させる機能と、
    撮像して得られた信号の各々に対して所定の処理を施して前記計測領域内における前記マークの位置情報を求める機能と
    をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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