JP2007141846A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の画素数を維持しながら、これら画素駆動に必要なアドレス電極の個数を減らすことができる電極構造を備えるプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】放電セルは、基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置され、
放電セルのうち、第1方向および第2方向に互いに隣接して、3角形で配列される3個の放電セルが、1つの画素を構成するプラズマディスプレイパネルにおいて、電極群の中の1つであるアドレス電極(A:Am+1...)は、第1方向と所定の角度をなす方向に沿って形成され、第1方向に配列される画素には、アドレス電極が、1つの画素当たり平均1.5個ずつ配分され、画素の各々には、電極群中の維持放電と関連する維持電極(X,Y)が、第1方向に沿って少なくとも4個対応して配置されるプラズマディスプレイパネルが提供される。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルに関し、より詳しくは、電極配列と隔壁構造を通じて、消費電力および発熱量の低減に適したプラズマディスプレイパネルに関する。
プラズマ表示装置は、一定の間隔を備えるように、重なって対向配置される2個の基板間の空間に隔壁と駆動電極を形成し、2個の基板間の空間内部に放電ガスを注入した後、封入して形成するプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)を用いる平板型表示装置をいう。プラズマ表示装置は、プラズマディスプレイパネルを形成した後、プラズマディスプレイパネルの各電極と連結される駆動回路など、画面具現に必要な要素を設けることによって、構成される。
プラズマディスプレイパネルでは、画面を表示するための数多い画素が、縦横に周期的かつ規則的に配列される。プラズマディスプレイパネルにおいて、各画素は、その駆動のための能動素子ではなく、単純に電極に電圧を印加する方式、即ち、受動マトリックス方式により駆動される。各電極を駆動するための電圧信号の形態によって、プラズマディスプレイパネルは、直流型と交流型とに区分され、放電電圧が印加される2つの電極の配置によって、対向型、面放電型などに分けられる。
交流型の場合、電極が誘電体層で覆われるので、自然に静電容量を備えることになり、電極を流れる電流が制限され、放電時のイオン衝撃から電極を保護することが容易になる。その結果、電極の寿命も長くなる利点がある。通常の交流面放電型プラズマディスプレイパネルにおいて、2つの基板中のうち、一方の内側に、多数のアドレス電極が互いに平行となるように垂直方向に沿って形成される。同一の基板や異なる基板の内側に、共通電極および走査(スキャン)電極は、互いに交互に平行となるように水平方向に沿って形成される。ここで、共通電極および走査(スキャン)電極は、維持電極または表示電極と称される。
よくマトリックス形態という画素の配列は、隔壁および電極の形成により具体的に具現される。1つのカラー画素は、大概、異なる色の可視光を放出する3個の放電セルを組合せることによって構成される。この際、画素は、3個の放電セルを、行方向および列方向に沿って並んで配列したり、3角形で配列することにより構成される。放電セルは、4角形、6角形等で形成されてよい。
隔壁は、アドレス電極と並ぶ列方向のみに沿って、直線形態から構成されるストライプ型、行方向および列方向に沿って形成され、1つのセルを区画する格子状型等から形成されてよい。また、隔壁は、これらの型を混合して構成することにより、ストライプ型の隔壁間の幅を狭くしたり広くしたりすることを繰り返して、広くなった区間に放電セルを形成するミアンダ構造を構成することができる。
図1は、従来のマトリックス形態のプラズマディスプレイパネルの一例において、各画素別電極構造を示す概略的平面図である。図2は、従来の6角形状の放電セルを3角形に配列するプラズマディスプレイパネルの一例において、各画素別電極構造を示す概略的平面図である。
これらの従来のプラズマディスプレイパネルにおいて、3個の放電セルから構成される1個の画素ごとに、列方向に沿って形成されたアドレス電極(A)3個が対応することになる。プラズマ表示装置と関連して、画質を高めるために、高精細化、高輝度化の技術開発が継続的に実施されている。実際、高精細画面を具現するためには、行方向に配列される画素数および画素密度を増加させる必要があり、アドレス電極(A)の個数もしたがって増加することになる。
しかし、アドレス電極(A)数が増えると、維持電極(X,Y)とは異なって、アドレス電極(A)の特性上、消費される電力も大きくなり、発熱量が増加する。即ち、維持電極(X,Y)では、共通の波形を備える電圧の印加が交互に実施され、回路構成を通じた電力の回収および再使用が容易であるが、アドレス電極(A)は、放電を通じて、流れて消耗される電力が多く、アドレス電極(A)の数が消費電力および発熱量に大きな影響を与えることになる。特に、アドレス電極(A)の個数が増えることに従って、アドレス電極(A)間の間隔が狭くなると、寄生キャパシタンスの増加により、CVfに相当する1つのアドレス電極(A)当たりの消費電力および発熱量が、急激に増加し、信号特性も悪くなる。ここで、Cを容量係数、vをアドレス電極(A)に印加される電圧、fを周波数とする。また、アドレス電極(A)数が増えると、大概、アドレス電極(A)の駆動に必要なテープキャリアパッケージ(TCP)のような高価な部品の使用も増え、これらの全てをコントロールすべき集積回路ボードの調節端子数にも実質的な限界があるため、回路部品選択および駆動ボード設計が困難になるという問題がある。このような現状は、全てプラズマ表示装置の設計および製作を困難にする要因となる。したがって、解像度、あるいは画素数を維持しながらアドレス電極(A)の個数を減らす技術が求められている。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来技術と同一の画素数を維持しながらも、画素駆動に必要なアドレス電極の個数を減らすことができる電極構造を備え、かつ同じ程度の画素密度を維持しながらも、消費電力および部品価格を低減できる構成のプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、所定の間隔をおいて、対向して配置される2つの基板と;2つの基板の間に位置し、2つの基板の間の空間を区画して放電セルを構成する隔壁と;2つの基板および隔壁のうちの少なくとも1つに形成されて、放電セルに放電を誘導する電極群と;放電セルの内面に形成される蛍光体層と;放電セル内の空間を満たす放電ガスと;を備え、放電セルは、基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置され、放電セルのうち、第1方向および第2方向に互いに隣接して、3角形で配列される3個の放電セルが、1つの画素を構成するプラズマディスプレイパネルにおいて、電極群の中の1つであるアドレス電極は、第1方向と所定の角度をなす方向に沿って形成され、第1方向に配列される画素には、アドレス電極が、1つの画素当たり平均1.5個ずつ配分され、画素の各々には、電極群中の維持放電と関連する維持電極が、第1方向に沿って少なくとも4個対応して配置されるプラズマディスプレイパネルが提供される。本発明のプラズマディスプレイパネルは、第1方向に配列される1つの画素当たり平均1.5個のアドレス電極が配分され、各画素には、少なくとも4個の維持電極が対応して配置されることを特徴とする。つまり、第1方向に隣接する2つの画素に対して、3個のアドレス電極が設けられる。
画素は、第1方向および第2方向に互いに隣接する3個の放電セルを、デルタ型またはナブラ型で配列することにより構成されてよく、第1方向に配列される画素は、デルタ型で配列される画素とナブラ型で配列される画素とを交互に配列することにより構成されてよい。画素の各々には、2個のアドレス電極が対応して配置され、第1方向に隣接する画素において、2個のアドレス電極のうち1個のアドレス電極が共有されてよい。よって、第1方向に配列される画素には、アドレス電極が、1つの画素当たり平均1.5個ずつ配分されることになる。
第1方向に配列される画素は、第1方向に形成されるとともに、第1方向と所定の角度をなす第2方向に沿って互いに隣接する2つの放電セル行から構成されてよく、放電セル行には、第1方向に配列され、赤色、緑色、青色の異なる色の光をそれぞれ放出する3種の放電セルが、順次周期的に配列されてよい。3種の色の光を放出する3種の放電セルの全体幅を1周期とする場合、第2方向に沿って互いに隣接する放電セル行は、第1方向に互いに1/2周期の差がつくように配置されてよい。放電セル行を構成する各々の放電セルには、アドレス電極が1個ずつ配分されてよく、維持電極が、少なくとも2個ずつ対応するように配置されてよい。
放電セルは、6角形または4角形で形成されてよい。
アドレス電極は、第1方向に対して垂直方向に沿って形成されてよく、基板面に対して垂直方向からみて、隔壁中のアドレス電極と並列する垂直隔壁部分間に形成されてよい。言い換えると、アドレス電極は、第2方向に隣接する放電セルの各々を構成する第2方向の隔壁の間に形成されてよい。
例えば、アドレス電極は、隔壁中の第2方向に沿って形成される隔壁と重ならないように、第2方向に互いに隣接する上位放電セル行の第2方向の隔壁と下位放電セル行の第2方向の隔壁との間を通過するように配列されてよい。ここで、上位放電セル行とは、第2方向に隣接する2つの放電セル行において、上に位置する放電セル行に相当し、下位放電セル行とは、下に位置する放電セル行に相当する。
本発明によれば、放電セル行を構成する1個の放電セルに対して1つのアドレス電極が形成され、第1方向および第2方向に隣接する3個の放電セルを3角形で配列して1つの画素を構成する。よって、画素の各々において、第2方向で隣接する放電セルでは、1つのアドレス電極が共有され、第1方向に隣接する2つの画素において、1つのアドレス電極が共有されることにより、プラズマディスプレイパネル全体におけるアドレス電極の数を低減できる。従って、プラズマディスプレイパネルで最も多い消費電力、発熱量を占めるアドレス電極数を低減することにより、プラズマディスプレイパネルの消費電力および発熱量を低減できるため、プラズマディスプレイパネルの品質を向上できる。また、アドレス電極数を低減することにより、アドレス電極を駆動する高価な駆動回路チップを低減できるため、プラズマディスプレイパネルの製品競争力を向上できる。
各々の放電セル領域内に対応して配置されるアドレス電極には、アドレス電極から分岐される枝電極が備えられてよい。
枝電極は、アドレス電極から放電セルの中央部に向かって分岐されてよい。よって、枝電極は、放電領域の拡散および放電の確実性を向上することができる。
一対の維持電極は、第1方向に対して垂直方向である第2方向に、スキャン電極と共通電極とを交互に設けることにより構成されてよい。
一対の維持電極は、第1方向に形成される1つの放電セル行のみに対応するように、第1方向に沿って延長して形成されてよい。
つまり、基板に対して垂直方向の上部からプラズマディスプレイパネルをみると、放電セルの放電を誘導する電極群のうち維持電極は、第1方向に沿って長く形成されてよい。この時、一対の維持電極は、第1方向に対して垂直方向の第2方向に沿って、スキャン電極および共通電極を交互に設けることにより構成されてよい。
この際、維持電極の個数の観点によると、第1方向に配列される放電セルから構成される放電セル行の1つには、1つの共通電極と1つのスキャン電極が配分される。したがって、第1方向に形成される1つの画素行では、2個の共通電極と2個のスキャン電極、計4個の維持電極を配分することができる。
一対の維持電極を構成するスキャン電極および共通電極の各々は、バス電極と;バス電極に接し、バス電極より広い幅を備える透明電極と;を含んで構成されてよい。
つまり、1つの放電セル行に対して、基本的に形成される1対の維持電極は、前面基板に形成されて、金属バス線および透明電極のパターンで形成されてもよいし、また金属電極のみで形成されてもよい。そして、画素の高集積化の傾向、放電セル間のピッチの減少によって、放電空間が減るため、維持電極は、対向する第1方向の隔壁面に対向放電型で形成される可能性もある。
維持電極は、第1方向に沿って形成される放電セル行の各放電セルの上部および下部に形成される2個の共通電極と;各放電セルの中央部を横断するスキャン電極と;を含んで構成されてよい。この時、各放電セルの上部および下部とは、放電セルにおいて、第2方向の上および下を意味する。
つまり、維持放電のために共通電圧が印加される維持電極と別途に、中間電極としての形態のスキャン電極が形成される場合も考えることができる。この場合、1つの放電セル行に3個の第1方向に形成される電極が形成されて、1つの画素行には、6個の電極が対応して配置されてよい。この時、中間電極は、スキャン電極の役割をするとともに、維持放電にも一部関与することができるため、維持電極とみなされてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、所定の間隔をおいて、対向して配置される2つの基板と;2つの基板の間に位置し、2つの基板の間の空間を区画して放電セルを構成する隔壁と;2つの基板および隔壁のうちの少なくとも1つに形成されて、放電セルに放電を誘導する電極群と;放電セルの内面に形成される蛍光体層と;放電セル内の空間を満たす放電ガスと;を備え、放電セルは、基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置され、放電セルのうち、第1方向および第2方向に互いに隣接して、3角形で配列される3個の放電セルが、1つの画素を構成するプラズマディスプレイパネルにおいて、電極群中の1つであるアドレス電極は、第1方向と所定の角度をなす方向に沿って形成され、電極群中の維持放電に関連する維持電極は、第1方向に沿って形成され、
第1方向に配列される画素において、アドレス電極と維持電極との平均個数比率は、3:8または1:4であるプラズマディスプレイパネルが提供される。
以上説明したように本発明によれば、放電セル行を構成する1個の放電セルに対して1つのアドレス電極が形成され、第1方向および第2方向に隣接する3個の放電セルを3角形で配列して1つの画素を構成する。この時、画素の各々において、第2方向で隣接する放電セルでは、1つのアドレス電極が共有され、第1方向に隣接する2つの画素において、1つのアドレス電極が共有される。よって、プラズマディスプレイパネルにおいて、同じ水平解像度の画面を具現するためのアドレス電極の個数、およびその駆動に必要な駆動回路チップの個数を減らすことができる。したがって、本発明では、プラズマディスプレイパネルで最も多い消費電力、発熱量を占めるアドレス電極の個数を減らして、全体の消費電力および発熱量を減らすことができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
図3は、本発明の第1実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの概略的平面図である。本発明の実施形態のプラズマディスプレイパネルは、所定の間隔をおいて、対向するように配置される2つの基板と;2つの基板の間に位置し、2つの基板の間の空間を区画して放電セルを構成する隔壁110と;2つの基板および隔壁110のうちの少なくとも1つに形成されて、放電セルに放電を誘導する電極群と;放電セルの内面に形成される蛍光体層と;放電セル内の空間を満たす放電ガスと;を含んで構成される。
図3を参照すると、各放電セルは、隔壁110により略四角形で構成され、基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置される。よって、放電セルを区画する隔壁110も、第1方向に沿って形成される隔壁110Aおよび第2方向に沿って形成される隔壁110Bより構成される。本発明の実施形態では、放電セルは、略4角形または略6角形で形成されるが、これらに限定されない。ここで、基板平面の第1方向とは、図3の行方向に相当し、第2方向とは、図3の列方向(垂直方向)に相当する。第1方向は、行方向に限定されない。第2方向は、列方向に限定されず、第1方向に対して所定の角度をなす方向であってよい。画素は、互いに上下位置にある2つの行の3個の略3角形配列される放電セルを組合せて構成される。
言い換えると、画素は、第1方向および第2方向に互いに隣接して、略3角形で配列される3個の放電セルによって構成される。また、第1方向に配列される画素は、第1方向に形成されるとともに、第1方向と所定の角度をなす第2方向に沿って互いに隣接する2つの放電セル行から構成される。この場合、第2方向は、第1方向に対して、例えば90°の角度をなす方向となる。ここで、1つの放電セル行には、3種の可視光線を放出する3種の放電セル、例えばR(赤色)、G(緑色)、B(青色)のうちの一色の可視光線を放出する放電セルが、異なる色を放出する放電セルごとに、例えば、R、G、Bの順に第1方向に沿って順次周期的に配列される。その下位放電セル行にも、R、G、Bが順次的かつ周期的に配列される。但し、R、G、Bからなる1つの幅周期の1/2が、第1方向、即ち横方向に移された形態をなしている。つまり、3種の色の光を放出する3種の放電セル(R、G、B)の全体幅を1周期とする場合、第2方向に沿って互いに隣接する放電セル行は、第1方向に互いに1/2周期の差がつくように配置される。
上位行の横に隣接する2つの放電セル、例えばR、Gおよびこれら放電セルに共に接する下位行の放電セル、例えばBによって形成される略ナブラ(▽)型が1つの画素を構成する。また、上位行の次の放電セル、例えばBおよびこの放電セルと接する下位行の2個の放電セル、例えばR、Gによって形成される略デルタ(△)型が次の画素を構成する。そして、第1方向(行方向)に配列されるこれら2種の略3角形状の画素が、周期的に繰り返されながら第1方向(行方向)に配列する画素を構成する。言い換えると、画素は、第1方向および第2方向に互いに隣接する3個の放電セルを、略デルタ型または略ナブラ型で配列して構成される。第1方向に配列される画素は、略デルタ型で配列される画素と略ナブラ型で配列される画素とを交互に配列して構成される。
本発明の実施形態では、基板平面において、アドレス電極(A:Am+1...)は、第1方向と所定の角度をなす第2方向に、例えば、図3の平面図を基準にして列方向(垂直方向)に形成され、第1方向(図3の行方向)に沿って順次配列される。この場合、第2方向は、第1方向に対して、例えば90°の角度をなす方向となる。また、アドレス電極(A:Am+1...)は、放電セルに放電を誘導する電極群のうちの1つである。1つの放電セル行を基準とすると、1つの放電セルに1つのアドレス電極(A)が割り当てられる。しかしながら、これを画素単位でみると、第1方向(例えば、行方向)に形成される4個の画素に対して、計6個の第2方向(例えば、列方向)に形成されるアドレス電極(A)が割り当てられることになるため、画素当たり平均1.5個のアドレス電極(A)が割り当てられることになる。これは、従来技術の図2と比較すると、画素当たりのアドレス電極の個数を半分に減らす結果となる。また、図3を参照して言い換えると、画素の各々には、2個のアドレス電極(A)が対応して配置され、第1方向に隣接する画素において、2個のアドレス電極(A)のうち1個のアドレス電極(A)が共有される。よって、第1方向に配列される画素には、アドレス電極(A)が、1つの画素当たり平均1.5個ずつ配分されることになる。
アドレス電極(A)は、基板面に対して垂直方向からみて、放電セルを区画するための隔壁110のうち、アドレス電極(A)と並列して第2方向(例えば、列方向)に形成される隔壁110Bの間(垂直隔壁部分間)に、略ストライプ形態を構成しながら位置する。より具体的に、アドレス電極(A)は、隔壁110のうち第2方向(例えば、列方向)に形成される隔壁110Bと重ならないように、第2方向に隣接する上部行の隔壁110Bと下部行の隔壁110Bとの間を通過するように配列される。つまり、言い換えると、基板面に対して垂直方向からみると、アドレス電極(A)は、第2方向に隣接する放電セルの各々を構成する第2方向の隔壁110Bの間に形成される。また、放電の正確度を高めるために、各々の放電セル領域内に対応して配置されるアドレス電極(A)には、アドレス電極(A)から分岐される枝電極125が備えられる。枝電極125は、アドレス電極(A)から放電セルの中央部に向かって分岐される。つまり言い換えると、第1方向および第2方向に沿って配列する各々放電セルの中心方向に枝電極125が、主なアドレス電極(A)と垂直をなすように形成される。したがって、1つのアドレス電極(A)内で、上下の隣接する枝電極125は、反対方向に向くように形成される。勿論、枝電極125の形状および個数、主なアドレス電極(A)となす角度は、種々なる形状に変形されてよい。通常、アドレス電極(A)は、背面基板に形成され、アドレス電極(A)が形成される背面基板上に、誘電体層、隔壁および蛍光層などが形成されてよい。
一方、図3で第1方向(行方向)に沿って形成される維持電極(X,Y)は、各放電セル行を区画する第1方向の隔壁110Aと全体的に見て並んで形成される。つまり、一対の維持電極(X,Y)は、第1方向に形成される1つの放電セル行のみを対応するように、第1方向に沿って延長して形成される。より具体的に説明すると、本発明の実施形態では、第1方向の隔壁110Aが、第2方向に多数個配列される時、隔壁110Aと隔壁110Aとの間の放電セル空間に、共通電極(X:Xn+1...)およびスキャン電極(Y:Yn+1...)を、1つずつ位置するように設ける。言い換えると、1つの放電セル行に対応する一対の維持電極(X,Y)は、第1方向に対して第2方向(図3の垂直方向)に、スキャン電極(Y:Yn+1...)と共通電極(X:Xn+1...)とを交互に設けることにより構成される。結局、1つの放電セルに、1つのアドレス電極(A)および1つのスキャン電極(Y)が対応するので、各放電セルは、他の放電セルと関係なしに独立的に駆動される。また、放電セルの組合せである画素も、他の画素と関係なしに独立的に駆動される。維持電極(X,Y)は、電極群のうち、維持放電に関与する電極である。また図3を参照して放電セル単位でみると、放電セル行を構成する各々の放電セルには、アドレス電極(A)が1個ずつ配分され、維持電極(X,Y)が、2個ずつ対応するように配置される。
本発明の実施形態において、1つの放電セル行における一対の維持電極(X,Y)を構成する共通電極(X)およびスキャン電極(Y)の各々は、前面基板面において、バス電極および透明電極を含んで構成される。バス電極は、隔壁110Aと接しながら狭い幅で形成される。透明電極は、バス電極に接し、または重なって放電セルの中央部に向かって所定の幅を拡張し、バス電極の幅より広い幅を備えて形成される。図示していないが、別途の透明電極なしに金属などの良導体電極だけで維持電極を形成することもできる。そして、プラズマディスプレイパネルを高精細化する傾向によって、放電セルの大きさが小さくなるため、維持電極(X,Y)は、基板面に形成されなくて、対向放電のために隔壁110Aの両側面に形成される場合も考えることができる。このような場合、隔壁110Aを介して絶縁破壊されないように、隔壁110Aの厚さおよび誘電率を、考慮する必要がある。
図3を参照して画素単位でみると、本発明の実施形態において、画素の各々には、維持電極(X,Y)が、第1方向に沿って少なくとも4個対応して配置される。より具体的に説明すると、放電セルの組み合わせにより画素を形成するように構成される上下2個の放電セル行を通じて、各々画素には、4個の維持電極(X,Y)、即ち、2個の共通電極(X)および2個のスキャン電極(Y)が割り当てられる。本発明の実施形態のように、第1方向(行方向)に4個の画素が配置され、第2方向(列方向)に4個の画素が配置される画面領域において、第2方向に沿って形成されるアドレス電極(A:Am+1...)は、計6個、第1方向に沿って配置される維持電極(X,Y)は、共通電極(X:Xn+1...)8個、スキャン電極(Y:Yn+1...)8個、計16個となって、アドレス電極(A)と維持電極(X,Y)との平均個数比率は、例えば3:8となる。このような形態は、図1や図2のように、同一数の画素に対する従来の通常的なアドレス電極(A)および維持電極(X,Y)の個数と比較する時、アドレス電極(A)の個数は1/2に減り、その代わり維持電極(X,Y)の個数は、2倍に増加する。
このような電極配置により維持電極(X,Y)は増えることになるが、維持電極(X,Y)を通じて印加される電力は、循環して再使用可能な部分が多いので、全体的な消費電力は、減る結果となる。また、アドレス電極(A)の個数を減らすことができることにより、高価部品であるアドレス電極駆動用テープキャリアパッケージ(TCP)の数を減らすことができるので、部品費用も結果的に減らすことができる。さらに、横が4:3や16:9と長い画面を備えるプラズマディスプレイパネルにおける通常のアドレス電極の個数が、スキャン電極の個数に比べて多いため、各電極端子をコントロールする回路ボードの調節容量面でも既に飽和状態に近いアドレス電極の数を増すことより、調節容量に余裕があるスキャン電極の数を増すことが、駆動回路デザイン面でも有利な点がある。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの概略的平面図である。
図4の実施形態において、大概の構成要素は、図3の実施形態と同一のパターンで構成されてよい。但し、各放電セルが、略6角形をなし、上下行の3個の放電セルを組み合わせて略3角形配列となる画素を構成するように隔壁が形成される。ここでも1つの放電セル行には、3種の可視光線を放出する3種の放電セル、例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)のうち一色の可視光線を放出する放電セルが、異なる色を放出する放電セルごとに、例えばR、G、Bの順に順次第1方向に沿って周期的に配列される。その下位放電セル行にもR、G、Bが、順次的かつ周期的に配列される。但し、R、G、Bからなる1つの幅周期の1/2が、横に移された形態をなしている。つまり、3種の色の光を放出する3種の放電セル(R、G、B)の全体幅を1周期とする場合、第2方向に沿って互いに隣接する放電セル行は、第1方向に互いに1/2周期の差がつくように配置される。
基板平面の第2方向に沿って形成されるアドレス電極(A)は、1つの放電セル行を基準とすると、1つの放電セルに1つのアドレス電極(A)が割り当てられる。画素単位に見ると、第1方向(図4の行方向)に形成される4個の画素に、計6個のアドレス電極(A)が割り当てられて、画素当たり平均1.5個のアドレス電極(A)が割り当てられることになる。
アドレス電極(A)は、放電セルを区画するために、略6角形で形成される隔壁中の縦方向に形成される隔壁の間に、略ストライプ形態を形成しながら位置している。つまり、言い換えると、基板面に対して垂直方向から見る場合、アドレス電極(A)は、第2方向に隣接する放電セルの各々を構成する第2方向の第2隔壁110Dの間に形成される。また、各アドレス電極(A)には、第1方向および第2方向に配列される各々放電セルの中心方向に枝電極が形成される。言い換えると、各々の放電セル領域内に対応して配置されるアドレス電極(A)には、アドレス電極(A)から分岐される枝電極が備えられ、枝電極は、アドレス電極(A)から放電セルの中央部に向かって分岐される。枝電極は、アドレス放電を放電セルのより広い領域に拡散させることができるので、以後の表示放電をする時にも、より広い空間で放電を行うことができる。
一方、第1方向(図4の行方向)に形成される維持電極(X,Y)は、略6角形の放電セルを形成する第1方向の隔壁に沿って配置され、略ジグザグ状で形成される第1方向の隔壁部分と重ならない。略6角形の放電セルごとに2個の維持電極、即ちスキャン電極(Y:Yn+1...)および共通電極(X:Xn+1...)が、形成される。詳しく説明すると、略6角形の放電セルを構成する隔壁は、第1隔壁110C、第2隔壁110D、第3隔壁110Eより構成される。第1隔壁110Cは、放電セルの第2方向の上下に位置する一対の略ジグザグ形状の隔壁である。第2隔壁110Dは、放電セルの第1方向の左右に位置し、第2方向に沿って形成される一対の隔壁である。第3隔壁110Eは、第1方向に沿って長く形成され、放電セルの第2方向の上下において、所定の間隔をおいて配置される一対の隔壁である。スキャン電極(Y:Yn+1...)および共通電極(X:Xn+1...)は、放電セルで第2方向の上下に位置する第3隔壁110Eに対応して、第1方向に沿って形成され、第1隔壁110Cに重ならない。本発明の実施形態では、維持電極(X,Y)が1つの材料で広い幅を備えて形成されるが、一対の維持電極(X,Y)に相当する共通電極(X)およびスキャン電極(Y)の各々は、図3の第1実施形態のように、バス電極と、バス電極に接して第2方向の上下から放電セルの中央部に向かって、所定の幅を拡張する透明電極とを備えて形成されてもよい。
本発明の実施形態でも、図3の第1実施形態のように、第1方向(図4の行方向)に4個の画素が配置され、第2方向(図4の列方向)に4個の画素が配置される画面領域において、第2方向に形成されるアドレス電極(A)は、計6個、第1方向に配置される維持電極(X,Y)は、共通電極(X)8個、スキャン電極(Y)8個、計16個となって、アドレス電極(A)と維持電極(X,Y)との平均個数比率は、例えば3:8となる。
図示してはいないが、中間電極を形成する実施形態も考えることができる。このような実施形態では、大部分、図3の第1実施形態と同じ構成要素を共有する。但し、図3の第1実施形態では、各放電セルを第1方向に通過する一対の維持電極(X,Y)が、スキャン電極(Y)と共通電極(X)から構成され、一対の維持電極(X,Y)を構成する共通電極(X)およびスキャン電極(Y)の各々は、隔壁110A側に偏って形成されるバス電極と、バス電極側から放電セルの中央側へ幅を拡張して形成される透明電極を備える。これに対して、本発明の実施形態では、維持電極(X)が上下隔壁側に偏って形成される金属電極だけで構成される。つまり、放電セルの第2方向の上下に位置する第1方向の隔壁側の各々に金属電極が形成され、これら金属電極が維持電極(X)を構成する。そして、金属電極間には、放電セルの中央を第1方向に横断する中間電極が形成されて、スキャン電極(Y)の役割をする。スキャン電極(Y)も維持放電期間に電圧印加により、維持電極の役割をすることができるので、本発明の実施形態で、アドレス電極(A)の全体数は、6個となり、維持電極(X,Y)の全体数は、24個となり、1つの画素に配分されるアドレス電極(A)と維持電極(X,Y)との平均個数比率は、例えば1:4となる。
図3および図4のような平面構成は、種々の方法により層構造を形成して構成されてよい。例えば、電極群中の電極の各々は、プラズマディスプレイパネルを構成する前面基板および背面基板のうち一側の基板のみに形成されてもよく、2つの基板(前面基板および背面基板)の両方に形成されてもよい。より具体的に説明すると、アドレス電極(A)は、2つの基板(前面基板または背面基板)のうちの1つに形成されてよい。維持電極(X,Y)は、2つの基板(前面基板または背面基板)のうちの1つに形成されてもよいし、2つの基板(前面基板または背面基板)の両方に形成されてよい。この時、アドレス電極(A)および維持電極(X,Y)は、同一の基板に形成されてもよいし、異なる基板に形成されてよい。そして、プラズマディスプレイパネルを高精細化する傾向によって、放電電極間の距離を短くすることにより、放電の効率性を高めるために、2種の維持電極(X,Y)を隔壁に形成して、放電電極間の距離を増大させるロングギャップ、対向放電型プラズマディスプレイパネルを形成することもできる。また、アドレス電極(A)は、第2方向の隔壁に形成されてもよく、維持電極(X,Y)は、第1方向の隔壁に形成されてよい。
また、アドレス電極(A)は、金属層などで形成され、背面基板上に配置される。アドレス電極(A)上に、誘電層および隔壁が形成され、誘電層上および隔壁上に蛍光層が積層されて背面基板を形成することができる。前面基板において、維持電極(X,Y)を構成する2種の電極群が、金属、あるいは金属およびインジウムスズ酸化物(ITO;Indium Tin Oxide)等から形成される透明導電膜などによって形成され、電極群上に誘電層および保護層が覆われてよい。電極層や隔壁などの形成パターンは、印刷法あるいはフォトリソグラフィー方法などを利用して形成できる。保護膜などは、スパッタリングや蒸着など種々の方法を通じて形成されてよい。このような断面構造および形成方法は、プラズマディスプレイパネル分野の一般的な技術を有する人達によく知られているので、具体的な形成方法技術を省略する。また、ここでは、アドレス電極(A)は、背面基板上に形成され、維持電極(X,Y)は、前面基板上に形成されるとしたが、上述の通り、本発明の実施形態は、これに限定されない。
図5は、本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレイパネルと、本発明の実施形態のプラズマディスプレイパネルとは異なる隔壁および電極構造を備える従来技術のプラズマディスプレイパネルとを比較した結果を示す。比較した箇所は、アドレス電極数、駆動用集積回路であるTCPの数、アドレスバッファーボードの必要な数、アドレス電極当たりの消費電力、アドレス電極当たりの発熱量、アドレス電極当たりに印加されるしきい電力値(瞬時電力)、スキャン電極数およびスキャン駆動回路数(スキャン駆動チップ数)となり、各々比較箇所は、理論的な因子を通じて比較したものである。例えば、1つのTCPに接続されるアドレス電極数は、図5の六角蛇行FHDシングルスキャンおよび六角蛇行1280×720シングルスキャンの場合、192となる。
この時、アドレス電極当たりの消費電力と発熱量およびしきい電力値は、最も良くない条件での値であり、六角蛇行シングルスキャン1366×768の場合を基準(1)とした比率値で示す。
デュアルスキャンとは、アドレス駆動を放電セルの上下部中の両側で実施することであり、シングルスキャンとは、アドレス駆動を放電セルの上下部中の一側で実施する形態である。つまり、デュアルスキャンは、2つの基板の両側でアドレス駆動することであり、シングルスキャンとは、2つの基板のうち1つの基板側でアドレス駆動することである。ストライプ、六角放電セル、六角蛇行(meander)は、放電セルの形状と関連した隔壁構造を示す。FHDは、完全高精細方式(Full High Definition Type)を示す。
以上、図5の結果を通じて、本発明の実施形態のプラズマディスプレイパネルは、アドレス電極数やTCP必要個数、アドレス電極当たりの消費電力、発熱量およびしきい電力において、従来の電極および隔壁構造を備えるプラズマディスプレイパネルより、有利であることが分かる。従って、本発明の実施形態は、従来と同じ画素数および解像度を備えながら、プラズマディスプレイパネル全体の消費電力、発熱量を減少できるため、プラズマディスプレイパネルの品質を向上できる。かつ本発明の実施形態は、アドレス電極数およびアドレス電極を駆動する駆動回路チップの個数も減少できるため、プラズマディスプレイパネルの製品競争力を向上できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
従来のマトリックス形態のプラズマディスプレイパネルの一例において、各画素別電極構造を示す概略的平面図である。 従来の6角形放電セルを3角形配列するプラズマディスプレイパネルの一例において、各画素別電極構造を示す概略的平面図である。 本発明の第1実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの概略的平面図である。 本発明の第2実施形態に係るプラズマディスプレイパネルの概略的平面図である。 本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレイパネルと、従来技術のプラズマディスプレイパネルとを比較した結果を示す。
符号の説明
110 隔壁
125 枝電極
A(Am+1...) アドレス電極
X(Xn+1...) 共通(維持)電極
Y(Yn+1...) スキャン(維持)電極

Claims (12)

  1. 所定の間隔をおいて、対向して配置される2つの基板と;
    2つの前記基板の間に位置し、2つの前記基板の間の空間を区画して放電セルを構成する隔壁と;
    2つの前記基板および前記隔壁のうちの少なくとも1つに形成されて、前記放電セルに放電を誘導する電極群と;
    前記放電セルの内面に形成される蛍光体層と;
    前記放電セル内の空間を満たす放電ガスと;
    を備え、
    前記放電セルは、前記基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置され、
    前記放電セルのうち、前記第1方向および前記第2方向に互いに隣接して、3角形で配列される3個の前記放電セルが、1つの画素を構成するプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記電極群の中の1つであるアドレス電極は、前記第1方向と所定の角度をなす方向に沿って形成され、
    前記第1方向に配列される前記画素には、前記アドレス電極が、1つの前記画素当たり平均1.5個ずつ配分され、
    前記画素の各々には、前記電極群中の維持放電と関連する維持電極が、前記第1方向に沿って少なくとも4個対応して配置されることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル。
  2. 前記画素は、前記第1方向および前記第2方向に互いに隣接する3個の前記放電セルを、デルタ型またはナブラ型で配列することにより構成され、
    前記第1方向に配列される前記画素は、前記デルタ型で配列される前記画素と前記ナブラ型で配列される前記画素とを交互に配列することにより構成され、
    前記画素の各々には、2個の前記アドレス電極が対応して配置され、前記第1方向に隣接する前記画素において、2個の前記アドレス電極のうち1個の前記アドレス電極が共有されることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記第1方向に配列される前記画素は、前記第1方向に形成されるとともに、前記第1方向と所定の角度をなす前記第2方向に沿って互いに隣接する2つの放電セル行から構成され、
    前記放電セル行には、前記第1方向に配列され、赤色、緑色、青色の異なる色の光をそれぞれ放出する3種の前記放電セルが、順次周期的に配列され、
    3種の色の光を放出する3種の前記放電セルの全体幅を1周期とする場合、前記第2方向に沿って互いに隣接する前記放電セル行は、前記第1方向に互いに1/2周期の差がつくように配置され、
    前記放電セル行を構成する各々の前記放電セルには、前記アドレス電極が1個ずつ配分され、前記維持電極が、少なくとも2個ずつ対応するように配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記放電セルは、6角形または4角形で形成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記アドレス電極は、前記第1方向に対して垂直方向に沿って形成され、
    前記基板面に対して垂直方向からみて、前記隔壁中の前記アドレス電極と並列する垂直隔壁部分間に形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 各々の前記放電セル領域内に対応して配置される前記アドレス電極には、前記アドレス電極から分岐される枝電極が備えられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記枝電極は、前記アドレス電極から前記放電セルの中央部に向かって分岐されることを特徴とする、請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 一対の前記維持電極は、前記第1方向に対して垂直方向である前記第2方向に、スキャン電極と共通電極とを交互に設けることにより構成されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 一対の前記維持電極は、前記第1方向に形成される1つの前記放電セル行のみに対応するように、前記第1方向に沿って延長して形成されることを特徴とする、請求項3〜8のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 一対の前記維持電極を構成する前記スキャン電極および前記共通電極の各々は、
    バス電極と;
    前記バス電極に接し、前記バス電極より広い幅を備える透明電極と;
    を含んで構成されることを特徴とする、請求項8または9に記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 前記維持電極は、
    前記第1方向に沿って形成される前記放電セル行の各前記放電セルの上部および下部に形成される2個の共通電極と;
    各前記放電セルの中央部を横断するスキャン電極と;
    を含んで構成されることを特徴とする、請求項3〜7のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  12. 所定の間隔をおいて、対向して配置される2つの基板と;
    2つの前記基板の間に位置し、2つの前記基板の間の空間を区画して放電セルを構成する隔壁と;
    2つの前記基板および前記隔壁のうちの少なくとも1つに形成されて、前記放電セルに放電を誘導する電極群と;
    前記放電セルの内面に形成される蛍光体層と;
    前記放電セル内の空間を満たす放電ガスと;
    を備え、
    前記放電セルは、前記基板平面の第1方向および第2方向に沿って順次配置され、
    前記放電セルのうち、前記第1方向および前記第2方向に互いに隣接して、3角形で配列される3個の前記放電セルが、1つの画素を構成するプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記電極群中の1つであるアドレス電極は、前記第1方向と所定の角度をなす方向に沿って形成され、
    前記電極群中の維持放電に関連する維持電極は、前記第1方向に沿って形成され、
    前記第1方向に配列される前記画素において、前記アドレス電極と前記維持電極との平均個数比率は、3:8または1:4であることを特徴とする、プラズマディスプレイパネル。
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