JP2007141756A - 光源装置及びプロジェクタ - Google Patents

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【課題】特にプロジェクタに用いられる光源装置であって、複数の固体発光素子を用いつつもEtendueを増大させることなく、高輝度の光源装置を実現する。
【解決手段】各々から射出される射出光L1が所定の一箇所Cにおいて交わるように環状に配列される複数の固体発光素子21〜26と、各上記固体発光素子21〜26から射出された射出光L1を所定の同一光路に導光する導光手段3と、複数の上記固体発光素子21〜26を順次間欠発光させる制御手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクタに関するものである。
光源からの光によって照明対象(例えば液晶ライトバルブ)を照明し、照明対象上に形成された光学像を拡大表示する、いわゆるプロジェクタが実用化されており、そこでは、光源として超高圧水銀ランプ(UHPランプ)やメタルハライドランプが使用されている。これらの放電ランプは発光効率が高く、非常に高い光度を容易に得られるものの、瞬時点灯や瞬時再点灯が出来ず、1000〜1万時間程度と比較的短寿命であり、また、電源回路を含めて装置が大型で重いため、プロジェクタの使い勝手の向上や小型軽量化を図る上での課題となっている。
この様な背景の下、近年、瞬時点灯や瞬時再点灯が可能な固体発光素子をプロジェクタの光源として用いることが検討されている(例えば、特許文献1参照)。固体発光素子としては発光ダイオード(LED)、半導体レーザー、電界発光素子(EL)やシリコン系の発光素子を挙げられる。中でも発光ダイオード(LED)は超小型、超軽量、長寿命であり、また、活発な研究開発によって発光効率と放射光束量が近年著しく増大している。
特開2000−112031号公報
しかしながら、特性向上が著しい発光ダイオード(LED)であっても、上述の放電ランプに比べて未だ放射光束量はかなり少ないため、これらの固体発光素子を用いたプロジェクタでは十分な投写輝度(すなわち、明るい投写画面)を得ることが出来ないという課題が有る。
この課題に対して、複数の発光ダイオードLEDをアレイ化することで、放射光束量を増加させる手法が提案されている。しかしながら、プロジェクタにおける照明効率は発光体の発光面積と放射立体角の積(物理量であり、一般的にEtendueと呼称される)に反比例するため、アレイ化によって総放射光束量は増加するものの、発光体の総発光面積が増加して照明効率は逆に低下する。したがって、発光ダイオードを複数用いる割には、期待される程の投写輝度を得ることは出来ない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、複数の固体発光素子を用いつつもEtendueを増大させることなく、高輝度の光源装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光源装置は、各々から射出される射出光が所定の一箇所において交わるように環状に配列される複数の固体発光素子と、各上記固体発光素子から射出された射出光を所定の同一光路に導光する導光手段と、複数の上記固体発光素子を順次間欠発光させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の光源装置においては、複数の固体発光素子が順次間欠発光され、発光された固体発光素子から射出される射出光が導光手段によって同一光路に導光される。
大部分の固体発光素子では発光強度は熱負荷によって制限される。例えば、LEDは電流駆動型素子であるため、高い光度(大きな輝度)を得るためには大きな電流を流す必要があるが、電流量の増加に従って発熱量も大きくなり、ついには破壊温度以上となって熱破壊を生じる。ただし、間欠的に発光させれば、点灯されていない時間を利用して放熱が行われるため、連続発光時よりも瞬間的には高い光度を得ることができる。具体的には点灯時間の割合(デューティー比)を1/n(nは実数)とすることによって、間欠発光時にはn倍の光度(光強度)を得ることが出来る。
したがって、n個(複数)のLED(固体発光素子)を環状に配列し、それらを1/nのデューティー比で、かつ、n倍の光度で間欠発光させ、それらのLEDからの光を連続的に同一光路に導くことによって、言い換えれば本発明の光源装置のように複数の固体発光素子が順次間欠発光され、発光された固体発光素子から射出される射出光が導光手段によって同一光路に導光されることによって、照明光の空間的な広がり(Etendue)を増大させることなく、光強度が極めて大きい光源装置を実現できる。
また、本発明の光源装置においては、具体的には、上記導光手段が、上記射出光を上記同一光路に反射する反射面を有する反射部と、上記反射部を上記反射面が各固体発光素子に順次向けられるように回転する回転手段とを備えて構成され、上記制御手段が、上記反射部の上記反射面が所定の固体発光素子に向けられるタイミングに同期して上記所定の固体発光素子を発光させるという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、回転手段によって反射面を有する反射部が回転され、これによって反射面が環状に配列された固体発光素子の各々に対して順次向けられる。そして、反射面がある所定の固体発光素子に向けられるタイミングと同期してその所定の固体発光素子が発光される。つまり、各固体発光素子が発光する際には、反射部の反射面がその固体発光素子に向いて配置されている。このため、各固体発光素子から射出された射出光は、反射部の反射面によって同一光路に導光される。
また、本発明の光源装置においては、上記反射部の上記反射面が常に上記所定の一箇所に位置するように上記反射部の回転軸が設定されているという構成を採用することができる。
本発明の光源装置においては、複数の固体発光素子が、各々から射出される射出光が所定の一箇所において交わるように環状に配列されている。このため、全ての固体発光素子から射出される射出光が、所定の一箇所に向けて射出される。
したがって、上述のような構成を採用することによって、複数の固体発光素子からの射出光を同一光路に導光する際に反射面は一箇所で回転運動を行うだけで良い(並進運動を行う必要がない)ため、反射面から照明対象に至る光路の断面積を小さく保つことができる。このことは、照明光の空間的な広がり(Etendue)を不必要に増大させないことを意味し、その結果、高い照明効率を実現することができる。また、反射部の回転移動を小さくすることによって、反射部を回転させることによって発生する騒音を小さくすることが可能となる。
また、上記反射部の上記反射面が常に上記所定の一箇所に位置するように上記反射部の回転軸が設定されている場合には、上記回転軸に直交する平面における上記反射部の断面形状が円形とされている構成、あるいは、上記回転軸に直交する平面における上記反射部の断面形状が矩形とされているという構成を採用することができる。
そして、回転軸に直交する平面における反射部の断面形状が円形とされている場合には、反射部の表面(側面)形状が滑らかとなるため、反射部を回転されることによって発生する騒音を低減させ易くなる。
一方、回転軸に直交する平面における反射部の断面形状が矩形とされている場合には、反射部を形成する場合に反射部の表面(側面)形状を滑らかにする必要がないため、反射部の形成を容易に行うことができる。
また、本発明の光源装置においては、上記反射部が透光性部材によって構成され、上記反射面が上記反射部の内部に位置されているという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、反射面が反射部本体によって保護されるため、反射面が損傷することを抑止することができる。
また、本発明の光源装置においては、上記反射部が、上記射出光の光路上に光学レンズを備えるという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、光源装置から射出される射出光の特性を変化させることができる。例えば、光学レンズとして、コリメートレンズを用いた場合には、平行化された射出光を射出する光源装置とすることができる。
また、例えば、このような光源装置をプロジェクタ等の装置で利用する場合には、その装置の内部に光源からの射出光に対して光学的に作用する光学レンズが設置されている場合がある。その様な場合、光源装置の反射部に光学レンズを設置することによって、光学レンズを新たに設置する必要がなくなり装置の小型化を図ることができる。また、このような光学レンズは、反射部の形成と同時に形成することができるため、別体で形成して装置の内部に設置する場合と比較して低コストで形成することが可能となる。
また、本発明の光源装置においては、上記反射面が上記同一光路方向へ向けてのみ上記射出光を反射する反射指向性を有するという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、射出光が反射面において反射された場合に、射出光が発散することを抑止することができ、また、射出光の光束が同一光路に集められるため、射出光の利用効率を高めることが可能となる。
また、本発明の光源装置においては、上記反射面が一方の偏光方向の光を反射し他方の偏光方向の光を透過する偏光分離面として構成されており、上記反射部は上記偏光分離面を透過した光を反射する再帰性反射面とを備えるという構成を採用することもできる。
このような構成を採用することによって、本発明の光源装置から射出される射出光の偏光方向を一方の方向に統一することができる。また、他方の偏光方向の射出光は再帰性反射面によって固体発光素子に戻され、再び固体発光素子から射出されると共にその過程で偏光方向が変換されるため、偏光方向の揃った有効な射出光として再利用することができる。このため、射出光の利用効率を高めることができる。
また、本発明の光源装置においては、上記反射部の上記反射面が向けられていない状態において上記固体発光素子が常に弱い強度で発光されるとともに、上記反射部が上記同一光路と異なる光路に上記射出光を反射する副反射面を有し、上記制御手段は、上記副反射面において反射される上記射出光を検出することによって、上記反射部の上記反射面が上記所定の固体発光素子に向けられるタイミングを検出するという構成を採用することができる。
なお、ここで言う「弱い強度」とは、制御手段が、副反射面において反射される射出光が検出できる強度以上であり、かつ、反射部の反射面が所定の固体発光素子に向けられるタイミングにおける発光強度よりは弱い強度である。
このような構成を採用することによって、制御手段が、反射部の反射面がどの固体発光素子に向けられているかを確実に知ることができる。したがって、反射部の反射面が所定の固体発光素子に向けられるタイミングを確実に検出することができ、このタイミングと固体発光素子の発光タイミングを確実に同期させることで、固体発光素子からの射出光を効率よく同一光路に導光することが可能となる。
また、本発明の光源装置においては、上記制御手段が、上記反射部の上記反射面が上記所定の固体発光素子に向けられる間と同じ時間において上記所定の固体発光素子を発光させるという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、光源装置から連続して射出光を射出することが可能となる。
また、上記制御手段が、上記反射部の上記反射面が上記所定の固体発光素子に向けられる間の前後を含めて上記所定の固体発光素子を発光させるという構成を採用することもできる。
このような構成を採用することによって、反射部の反射面が向けられる固体発光素子が次の固体発光素子に切り替わる際に、射出光の射出が途切れることを確実に防止することが可能となる。
また、上記制御手段が、上記反射部の上記反射面が上記所定の固体発光素子に向けられる間の一部において上記所定の固体発光素子を発光させるという構成を採用することもできる。
このような構成を採用することによって、光源装置から間欠的に射出光が射出する。このため、例えば、射出光が照射される照射対象を間欠照明することが可能となる。
また、本発明の光源装置においては、複数の上記固体発光素子に含まれる一部の上記固体発光素子が射出する射出光の波長域(色)と、他の一部の上記固体発光素子が射出する射出光の波長域(色)とが異なるという構成を採用することができる。
このような構成を採用することによって、光源装置から複数の色光を順次射出することが可能となる。
次に、本発明のプロジェクタは、光源装置から射出された射出光を照明光として射出する照明装置と、上記照明光が照射されるとともに上記照明光を変調して射出する光変調素子と、該光変調素子から射出された上記照明光を表示面上に投写する投写手段とを備えるプロジェクタであって、上記光源装置として、本発明の光源装置を用いることを特徴とする。
本発明の光源装置は、複数の固体発光素子を用いつつもEtendueを増大させることなく、高輝度の射出光を射出することができる。したがって、このような本発明の光源装置を備えるプロジェクタにおいては、明るい投写画面を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る光源装置及びプロジェクタの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態である光源装置Kの正面図であり、図2は光源装置Kの内部構造を模式的に示した図である。なお、図1において、光源装置Kから射出される射出光の射出方向をz方向とし、正面図は射出光に正対する様に光源装置Kを見た場合を示している。そして、図1の左右方向をx方向、図1の上下方向をy方向として示す。
本実施形態の光源装置Kは、光をz方向に射出するものであり、図1に示すように、筐体1の真中に光を射出するための射出口11が形成されている。
また、図2に示すように、本実施形態の光源装置Kは、6個の光源21〜26と、反射部3と、モータ4とを備えて構成されている。
光源21〜26は、光を射出するLED(固体発光素子)51〜56と、該LED51〜56が設置される支持板6と、該支持板6の裏側(LED5が設置される面の裏面側)に形成される複数のヒートシンク7とを備えて構成されている。
そして、光源21〜26は、図2に示すように、各LED51〜56から射出される射出光L1が中央部(所定の一箇所)において交わるように環状に配列されている。すなわち、各LED51〜56は、各LED51〜56から射出される射出光L1が中央部Cにおいて交わるように環状に配列されている。この光源21〜26は、制御装置10(図5参照)から駆動信号を受け取ることによって発光する。
支持板6は、隣合う支持板6同士が接続されており、本実施形態においては、隣合う支持板6同士が接続されることによって、平面視で正六角形が形成されている。
ヒートシンク7は、LED51〜56が発光することによって発熱した場合に、効率的に外部に放熱するためのものである。
なお、本実施形態においては、支持板6及びヒートシンク7は、光源装置Kの筐体1の一部を構成している。
反射部3は、図3に示すように、環状に配列された光源21〜26の中央に設置されており、各光源21〜26から射出された光を所定の同一光路に導光する反射面31を備えている。なお、本実施形態の光源装置Kにおいて、上述の所定の同一光路とは、筐体1の真中に形成された射出口11を通過するz方向の光路である。
この反射部3は、図4に示すように、モータ4に接続されており、モータ4が駆動することによって、x−y平面内において回転される。反射面31は、図4に示すように、各光源21〜26から射出された射出光が交差する中央部Cを通る面とされており、x−y平面に対して45°傾けられている。そして、反射面31が常に中央部Cを通るように回転軸Lが設定されている。勿論、反射部3と環状に配列された光源21〜26のz方向における位置関係によっては、反射面31のx−y平面に対する傾斜角を45°以外に設定することができる。
このような反射部3が回転されることによって、各光源21〜26に対して反射面31が順次向けられる。一方、各光源21〜26は反射部3の回転と同期して順次パルス的に発光する(連続発光はしていない)。すなわち、反射部3が一方向に回転する過程で反射面31と略対向する位置にある光源のみがパルス的に発光する。したがって、反射面31が向けられている光源から射出された射出光L1は、中央部Cにおいて反射面31によってz方向に反射され、筐体1の射出口11を通るz方向の光路に導かれる。
また、本実施形態の光源装置Kにおいては、反射部3の断面(回転軸Lに直交するx−y平面における断面)形状が円形とされている。
図5は、本実施形態の光源装置Kの制御装置における機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態の光源装置Kの制御装置10は、回転検出部20と、同期信号生成部30と、発光パルス生成部40と、スイッチング部50とを備えている。
回転検出部20は、反射部3の回転位置を検出して、この検出結果を出力するものである。この回転検出部20としては、例えば、ロータリエンコーダ等を用いることができる。同期信号生成部30は、回転検出部20から入力される検出結果に基づいて、反射部3の回転と同期した信号を生成して同期信号として出力するものである。発光パルス生成部40は、同期信号生成部30から入力される同期信号に基づいて光源21〜26を駆動するためのパルス信号を生成して出力するものである。スイッチング部50は、光源21〜26、より詳細には光源21〜26の駆動部に、発光パルス生成部40から入力されるパルス信号を順次振り分けるものである。
なお、本実施形態の光源装置Kにおいては、パルス信号が入力される光源が、反射部3の反射面31がその光源に向けられた間において、発光するようにパルス信号が生成される。
次に、このような構成を有する本実施形態の光源装置Kの動作について説明する。
まず、モータ4によって、反射部3が回転される。ここで、本実施形態の光源装置Kにおいては、反射部3の反射面31が常に中央部Cを通るように反射部3の回転軸Lが設定されている。全ての光源21〜26から射出される射出光L1は中央部Cにおいて交差されるため、上述のような構成を採用することによって、反射面31さらには反射部3の回転移動を極力小さくすることができる。このように反射部3の回転移動を小さくすることによって、反射部3を回転させることによって発生する騒音を小さくすることが可能となる。
また、本実施形態の光源装置Kにおいては、反射部3のx−y平面における断面形状が円形とされている。このため、反射部3の側面形状が滑らかとなっており、反射部3を回転することによって発生する騒音をさらに低減させ易くなる。
そして、このようにして反射部3が回転されると、制御装置10の回転検出部20によって反射部3の回転が検出され、この検出結果が制御装置10の同期信号生成部30に入力される。同期信号生成部30に回転検出部20の検出結果が入力されると、同期信号生成部30において、反射部3の回転と同期した信号が生成され、この信号が同期信号として制御装置10の発光パルス生成部40に入力される。発光パルス生成部40に同期信号が入力されると、発光パルス生成部40において光源21〜26を駆動するためのパルス信号が生成され、このパルス信号がスイッチング部50に入力される。スイッチング部50に入力されたパルス信号は、スイッチング部50によって、各光源21〜26に順次駆動信号として供給される。その結果、駆動信号が供給された光源のLEDに電力が供給され、LEDが発光する。
そして、本実施形態の光源装置Kにおいては、各光源21〜26にはスイッチング部50から順次駆動信号が供給されるため、各光源21〜26が順次パルス的に発光する。各光源21〜26は、駆動信号が供給されている場合のみ発光し、その他は消灯しているため、間欠発光となる。
すなわち、本実施形態の光源装置Kにおいては、制御装置10によって、6個のLED51〜56が順次間欠発光される。
ここで、本実施形態の光源装置Kにおいては、発光パルス生成部40において生成されるパルス信号が、該パルス信号が入力される光源が反射部3の反射面31がその光源に向けられた間において発光するように生成されている。このため、各光源21〜26の各LED51〜56は、反射部3の反射面31が向けられる間において発光する。
したがって、各光源21〜26から射出された射出光L1は、中央部Cにおいて反射部3の反射面31において反射されることで、筐体1の射出口11を通ってz方向に射出される。すなわち、光源21〜26から射出された全ての射出光L1が反射部3の反射面31によって同一光路に導かれる。
これを光源装置Kの正面(z方向)から見ると、各光源21〜26のLED51〜56が間欠発光とされているにも関わらず、常に筐体1の射出口11から射出光L1が連続的に射出されているように見える。
ところで、LEDに代表される固体光源の多くは、その最高発光強度が発熱量によって制限される。発光に際して発熱し、発熱量が限界に達すると自ら生じた熱によって熱破壊を生じるため、通常、除熱(冷却)を行いつつ熱破壊を生じない範囲で発光させる。ここで、光源を間欠的に発光させる方法は除熱(冷却)を効果的に行え、発熱量の増加を抑えられる発光方法である。より詳細に説明すると、光源を1Aの電流で一定期間発光させた場合と、10Aの電流でその1/10の期間発光させた場合の総発光量と総発熱量はほぼ等しい。発光強度は駆動電流量にほぼ比例するため、後者の場合には前者に比べてその1/10の期間においては10倍の発光強度をえることができる。
したがって、本実施形態の光源装置Kによれば、各LED51〜56の発光期間のデューティー比を1/6とすることによって、間欠発光時には6倍の光度(光強度)を得ることが出来る。また、本実施形態の光源装置Kによれば、全ての射出光L1が同一光路に導かれるため、各LED51〜56から射出された射出光L1は、Etendueを増大させることがない。
したがって、本実施形態の光源装置Kによれば、射出光の空間的な広がり(Etendue)を増大させることなく、光強度が極めて大きい光源装置を実現できる。
また、本実施形態の光源装置Kにおいては、各光源から射出された射出光が中央部Cにおいて交差するように、各LEDが配列されている。このため、全ての射出光が交差する中央部Cにおいて、一つの反射面のみを用いて射出光を反射することで、全ての射出光を同一光路に導くことができる。したがって、反射面を複数設ける必要がなく、簡略な装置構成とすることができる。
反射面が複数ある場合には、射出光が照射されるまでの距離(光路長)が長くなるため光の利用効率が低下し易いが、本発明の構成では反射面が一つで済むため射出光が照射されるまでの距離(光路長)が短く、光の利用効率が低下し難い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態を含めたこれ以降の説明において、既に説明済みの実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
本第2実施形態の光源装置は、上記第1実施形態の光源装置が備える反射部3の代わりに反射部81を備えている。
図6は、本第2実施形態の光源装置が備える反射部81の概略構成図である。この図に示すように、本実施形態の光源装置が備える反射部81は、x−y平面における断面形状が矩形とされている。
このような形状の反射部81は、側面が滑らかではないため、回転する際の騒音という観点からすると、上記第1実施形態の反射部3と比較すると劣る。しかしながら、反射部を形成する場合に反射部の側面形状を滑らかにする必要がないため、反射部の形成を容易に行うことができる。
したがって、本実施形態の光源装置は、安価に製造することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第3実施形態の光源装置は、上記第1実施形態の光源装置が備える反射部3の代わりに反射部82を備えている。
図7は、本第3実施形態の光源装置が備える反射部82の概略構成図である。この図に示すように、本実施形態の光源装置が備える反射部82は、透光性部材によって形成されており、その内部に反射面31が位置されている。
このような構成を採用することによって、反射面31が反射部本体によって保護されるため、反射面31が損傷することを抑止することができる。勿論、第1実施形態の反射部3の様に、x−y平面における断面形状を円形とすることができ、回転時の騒音低減の点で効果的である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態の光源装置は、上記第1実施形態の光源装置が備える反射部3の代わりに反射部83を備えている。
図8は、本第4実施形態の光源装置が備える反射部83の概略構成図である。この図に示すように、本実施形態の光源装置が備える反射部83は、反射面31に接触するように光学レンズ831が形成されている。
このような構成を採用することによって、光源装置から射出される射出光の特性を変化させることができる。例えば、光学レンズ831として、コリメートレンズを用いた場合には、平行化された射出光を射出する光源装置とすることができる。
また、例えば、このような光源装置をプロジェクタ等で利用する場合には、プロジェクタ装置の内部に光源装置からの射出光に対して光学的に作用する光学レンズが設置されている場合がある。その様な場合、本実施形態の光源装置のように反射部83に光学レンズ831を設置することによって、上記の様な光学レンズを設置する必要がなくなりプロジェクタ装置の小型化を図ることができる。また、このような光学レンズ831は、反射部83の形成と同時に形成することができるため、別体で形成してプロジェクタ装置の内部に設置する場合と比較して低コストで形成することが可能となる。
また、反射部82が透光性部材によって形成され、反射面31が内部に位置されている場合には、図9に示すように、射出光L1の光路上でかつ反射部82の壁部に光学レンズ832,833を設置しても良い。このような場合には、光学レンズを複数設置することができるため、光学レンズを単体で設置する場合と比較して光学収差を低減し易くなる。勿論、第1実施形態の反射部3の様に、x−y平面における断面形状を円形とすることができ、回転時の騒音低減の点で効果的である。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本第5実施形態の光源装置は、図10に示すように、上記第2実施形態の光源装置が備える反射部81の反射面が、同一光路方向(本実施形態においては、筐体1の射出口11を通るz方向)へ向けてのみ射出光L1を反射する反射指向性面32として構成されている。ここで、反射指向性面とは一次元の再帰性反射面であって、例えば、図10の右図に示す様に、z方向に延びる一様な細長い反射面がy方向には山、谷、山、谷、…の如くその断面形状が鋸歯状に形成されている。鋸歯状に形成された反射面にその形成方向に沿って入射した光は山谷或いは谷山状に形成された反射面で2回反射して元の方向に反射される。鋸歯状に形成を成さない方向に沿って入射した光は、通常の反射と同様に、反射面の法線に対して対称な方向に反射される。そのため、x軸に沿って入射した光は基本的にはz方向に反射されるが、x−y平面においてx軸に対して角度+θで斜入射した光は、同じ角度で再帰的に反射され、結局、y−z平面においてz軸に対して角度+θ(例えば+y方向側から入射した光は+y方向側へ反射される)で反射される。
このような構成を採用することによって、射出光L1が反射面において発散することを抑止することができ、また、射出光L1が同一光路に集められるため、射出光の利用効率を高めることが可能となる。
また、光源21〜26から射出された射出光L1は、反射部3の反射面31に対してx−y平面における斜め方向から入射した場合には、その一部が筐体1の射出口11を通るz方向に反射されない場合が生じる。このような場合には、その一部の光成分を光源装置から射出される射出光として用いることができないため、射出光の利用効率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態のように、反射部81の反射面が反射指向性面32として構成されている場合には、反射部81の反射面に対してx−y平面における斜め方向から入射した射出光も、筐体1の射出口11を通おるz方向に反射されるため、射出光の利用効率を向上させることができる。勿論、第1実施形態の反射部3の様に、x−y平面における断面形状を円形とすることができ、回転時の騒音低減の点で効果的である。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本第6実施形態の光源装置は、上記第1実施形態の光源装置が備える反射部3の代わりに反射部84を備えている。
図11は、本第6実施形態の光源装置が備える反射部84の概略構成図である。この図に示すように、本実施形態の反射部84は、反射面が一方の偏光方向の光を反射し他方の偏光方向の光を透過する偏光分離面841として構成されており、さらに偏光分離面841の下方(モータ4側)には偏光分離面841を透過した射出光L1を入射方向に反射する再帰性反射面842を備えて構成されている。なお、ここで用いられる再帰性反射面842は二次元の再帰性反射面であり、反射面に対して斜入射した光はほぼ完全に元の方向に反射される。図11の右図を例に示すと、x軸に沿って入射した光はz方向に反射されることなく、元のx軸方向に反射され戻される。
このような構成を採用することによって、本実施形態の光源装置から射出される射出光L1の偏光方向を一方の方向に統一し、偏光分離面841を反射する偏光光だけを射出光とすることができ、一種類の偏光光を選択的に射出する光源装置とすることができる。また、他方の偏光方向の射出光L1は、再帰性反射面842によって射出された光源に戻される。光源に入射し、光源から再び射出される過程で偏光方向の回転作用を受けるため、再び光源から射出される射出光L1においては偏光分離面841を反射して射出口11から射出される偏光光の割合を高めることができる。このため、射出光L1の利用効率を高めることができる。なお、再帰性反射面842は偏光分離面841に近接させて配置せずに、反射部84の外周側面部843に配置しても良く、特に、本実施形態の様にx−y平面における断面形状が矩形状の場合には配置し易い。さらに、再帰性反射面842から光源に戻る偏光光の偏光回転作用を高めるために、偏光分離面841と光源との間(例えば、反射部84の外周側面部845)に1/4波長板を配置しても良い。
また、例えば、図12に示すように、反射部84を透光性材料によって形成し、位相差板842及び再帰性反射材843を設置する代わりに、偏光分離面841の裏側に光センサ844を設置しても良い。これによって、他方の偏光方向の射出光L1(偏光分離面841を透過する偏光光)が反射部84を透過し、光センサ844に到達する。このため、例えば、光センサ844での光検出作用を利用して、反射部84の回転や光源の発光タイミングを制御することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
図13は、本実施形態の光源装置における光源21〜26と反射部3とを模式的に示した図である。なお、図13においては、光源21〜26を1つのみ示すが実際には、上記第1実施形態の光源装置と同様に、6つの光源を備えている。
図13に示すように、本実施形態の光源装置は、各LED51〜56の隣に光センサ9が設置されている。また、反射部3の反射面31が形成されていない側面33(副反射面)が鏡面とされており、LED51〜56から射出された射出光L1の一部が光センサ9に入射されるように構成されている。
そして、本実施形態の光源装置においては、制御装置10が光センサ9の出力を検出することによって、反射部3の反射面31がいずれのLED51〜56に向けられているかを検出し、これによってLED51〜56を制御する。そのために、各LED51〜56は反射面31と相対しない状態においても、極弱い強度で常時発光する形態を採用することができる。なお、ここで言う「極弱い強度」とは、側面33において反射される射出光が光センサ9で検出できる強度以上であり、かつ、反射部3の反射面31が所定のLED51〜56に向けられるタイミングにおける発光強度よりは弱い強度である。
具体的には、例えば、制御装置10は、光センサ9の出力から反射部3の回転を検出し、この検出結果に基づいて各LED51〜56の発光タイミングを確実に制御することができる。また、例えば、各LED51〜56の発光強度をモニターしてフィードバック制御することによって、LED51〜56の発光期間の発光強度を一定に保ったり、所望の強度変化を持たせたり、異なるLED51〜56同士の発光強度を合わせたりすることが可能となる。
なお、反射部3の反射面31による射出光L1の伝達効率は、LEDに対する反射面31の向きに影響される。より詳細には、あるLEDに対して反射面31が正対している場合には、最も高い効率で射出光L1を伝達することができるが、そのLEDに対して反射面31が正対位置からずれている場合には、伝達効率が低下する。
このため、上述のように光センサ9によって反射部3の正確な回転を検出することができる場合には、反射面31がLEDに対する正対位置からずれている場合に、LEDの発光強度を強くし、反射面31がLEDに対する正対位置にある場合には、LEDの発光強度を弱くすることによって、筐体1の射出口11から射出される射出光の強度を一定とすることができる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
図14は、本実施形態の光源装置の内部構造を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態の光源装置は、LED51〜56のうち、LED51,52が赤色の射出光LRを射出するLED、LED53,54が緑色の射出光LGを射出するLED、LED55,56が青色の射出光LBを射出するLEDとして構成されている。
このような構成を採用することによって、LED51〜56が順次発光されるため、光源装置から赤色の射出光LRと緑色の射出光LGと青色の射出光LBとが順次射出される。
このように、複数のLED51〜56の一部のLEDが射出する射出光の色と、他の一部のLEDが射出する射出光の色とを異ならせることによって、複数の色の射出光を射出可能な光源装置を実現することができる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態として、上記第1実施形態の光源装置を備えるプロジェクタについて説明する。
図15は、本実施形態のプロジェクタPJ1の主たる光学系を模式的に示した概略構成図である。
この図に示すように、本実施形態のプロジェクタPJ1は、光源装置Kから射出された射出光L1を照明光L2として射出する照明装置100と、照明光L2が照射されるとともに照明光を変調して射出する液晶ライトバルブ200(光変調素子)と、液晶ライトバルブから射出された照明光L2をスクリーン400の表面(表示面)に投写する投写レンズ300とを備えて構成されている。なお、図15において、光源装置Kの図示は簡略化している。
そして、本実施形態のプロジェクタPJ1においては、照明装置100が、上記実施形態の光源装置Kと光源装置Kから射出された射出光L1を照明光として射出させるとともに液晶ライトバルブ200上において集光させる集光レンズ110とを備えて構成されている。
このような構成を有する本実施形態のプロジェクタPJ1によれば、照明装置100によって光源装置の射出光L1から照明光L2が生成され、この照明光L2が液晶ライトバルブ200に照射される。液晶ライトバルブ200には、例えば、1フレーム毎に画像データが書き込まれ、この液晶ライトバルブ200に照射された照明光L2は、液晶ライトバルブに書き込まれた画像データに基づいて変調される。そして、液晶ライトバルブ200によって変調された照明光L2が投写レンズ300によってスクリーン400の表面に投写光として投写されることによって、液晶ライトバルブ200に表示された光学像がスクリーン400の表面に画像として表示される。
そして、上記実施形態の光源装置は、射出光の空間的な広がり(Etendue)を増大させることなく、光強度が極めて大きい照明光を射出できる光源装置である。このため、このような上記実施形態の光源装置を備えるプロジェクタは、明るい投写画面を表示することができる。
なお、このようなプロジェクタに、上記実施形態の光源装置を搭載する場合に、液晶ライトバルブ200の1フレームの表示期間毎に、反射面31がLEDと順次向き合うように反射部3の回転速度を制御し、さらに、LEDの発光時間を制御することによって、状況に応じた様々な表示特性を実現することができる。
例えば、図16に示すように、反射部3の反射面31がある所定のLEDに向けられる間(すなわち1フレーム表示時間)と同じ時間においてそのLEDを発光させる場合には、光源装置から途切れることなく連続して射出光L1が射出されるため、常に液晶ライトバルブ200に照明光L2が照射されることとなる。
一方、図17に示すように、1フレーム表示時間の前後を含めてそのLEDを発光させる場合には、反射部3の反射面31が向けられるLEDが次のLEDに切り替わる際、すなわちフレームが切り替わる際に、射出光L1の射出が途切れることを確実に防止することが可能となる。また、LEDが切り替わる際の照明光強度の変動を低減し易い。よって、確実に全ての時間において液晶ライトバルブ200を照射することができ、滑らかな動画像を表示することができる。特に、液晶ライトバルブ200の代わりに応答速度の速い光変調素子を用いる場合等に有効となる。
逆に、図18に示すように、1フレーム表示時間の一部のみでLEDを発光させる場合には、光源装置から間欠的に射出光L1が射出する。このため、液晶ライトバルブ200を間欠照明することが可能となり、動きの速い動画像であってもぼけの少ない画像を表示することが可能となる。また、1フレーム表示時間の終盤のみでLEDを発光させることによって、応答速度の遅い光変調素子を用いた場合であっても、画像データの書き込みが確実に終了した後に光変調素子を照射することができるため、画質の良い画像を表示することが可能となる。
なお、上記の図16〜図18を用いた説明では、光変調素子の1フレームの表示期間に1つのLEDが発光する発光様式を前提としていたが、勿論、1フレームの表示期間に複数のLEDを発光させる様な発光様式であっても良く、より光強度の大きな照明光、すなわち、より明るい投写画面を表示する場合に好適である。その場合には、図17で説明した様に、隣り合うLEDの発光期間が部分的に重なる様に各LEDを発光させることが望ましい。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について説明する。
図19は、本実施形態のプロジェクタPJ2の主たる光学系を模式的に示した概略構成図である。この図に示すように、本実施形態のプロジェクタPJ2は、LED51〜56が赤色の射出光を射出するLEDによって構成された光源装置KRを備える照明装置100Rと、LED51〜56が緑色の射出光を射出するLEDによって構成された光源装置KGを備える照明装置100Gと、LED51〜56が青色の射出光を射出するLEDによって構成された光源装置KBを備える照明装置100Bとを備えており、各照明装置100R,100G,100Bに対して各々液晶ライトバルブ200が設置されている。また、各液晶ライトバルブ200によって変調された照明光(投写光)を合成して投写レンズ300に向けて射出するダイクロイックプリズム500を備えている。なお、図19において、光源装置の図示は簡略化している。
このような、いわゆる3板式のプロジェクタにおいても、光源装置として上記実施形態の光源装置を用いることによって、明るい投写画面を表示することができる。
(第11実施形態)
次に、本発明の第11実施形態について説明する。
図20が本実施形態のプロジェクタPJ3の平面図であり、図21が側面図である。なお、図21においては、説明の便宜上、照明装置100Rと照明装置100Bの図示を省略している。なお、図20,21において、光源装置の図示は簡略化している。
この図に示すように、本実施形態のプロジェクタPJ3においては、各照明装置100R,100G,100Bは反射鏡600を備え、光源装置KR,KG,KBから上向きに射出された射出光の進行方向を横向きに変えて、ダイクロイックプリズム500に向けて反射する様に構成されている。
このような構成を採用することによって、光源装置KR,KG,KBを同一方向に向けて設置することができるため、プロジェクタの構造を簡素化することができ、また、背の低い薄型のプロジェクタを実現し易くなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る光源装置及びプロジェクタの製造方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の固体発光素子として、LEDを用いた。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、固体発光素子として、半導体レーザー、電界発光素子(EL)やシリコン系の発光素子を用いることもできる。
また、上記実施形態においては、LEDが配列されるx−y平面上に射出光L1が交差する中央部Cを設定した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、中央部Cをz方向にずらすことも可能である。この場合であっても、反射部3の反射面31はずらされた中央部Cを通るように設定される。
また、上記実施形態においては、光変調素子として液晶ライトバルブを採用したが、光変調素子としてマイクロミラーアレイを採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、投写レンズを用いて画像光を投写スクリーン上に投写することによって画像を表示したが、投写レンズの代わりに投写ミラーを用いることも可能である。
本発明の第1実施形態である光源装置を正面方向から見た場合の正面図である。 本発明の第1実施形態である光源装置の内部構造を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態である光源装置が備える反射部の設置位置を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第1実施形態である光源装置が備える制御装置の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第2実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第3実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第4実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第4実施形態である光源装置が備える反射部の変形例である。 本発明の第5実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第6実施形態である光源装置が備える反射部の概略構成図である。 本発明の第6実施形態である光源装置が備える反射部の変形例である。 本発明の第7実施形態である光源装置における光源と反射部とを模式的に示した図である。 本発明の第8実施形態である光源装置の内部構造を模式的に示した図である。 本発明の第9実施形態であるプロジェクタの主たる光学系を模式的に示した概略構成図である。 本発明の第9実施形態であるプロジェクタにおける光源の発光タイミングを説明するための図である。 本発明の第9実施形態であるプロジェクタにおける光源の発光タイミングを説明するための図である。 本発明の第9実施形態であるプロジェクタにおける光源の発光タイミングを説明するための図である。 本発明の第10実施形態であるプロジェクタの主たる光学系を模式的に示した概略構成図である。 本発明の第11実施形態であるプロジェクタの主たる光学系を模式的に示した平面図である。 本発明の第11実施形態であるプロジェクタの主たる光学系を模式的に示した側面図である。
符号の説明
K……光源装置、PJ1〜PJ3……プロジェクタ、21〜26……光源、3,81〜84……反射部、31……反射面、4……モータ、51〜56……LED(固体発光素子)、831〜833……光学レンズ、841……偏光分離面、842……再帰性反射面、9……光センサ、10……制御装置、L……回転軸、L1……射出光、L2……照明光


Claims (15)

  1. 各々から射出される射出光が所定の一箇所において交わるように環状に配列される複数の固体発光素子と、
    各前記固体発光素子から射出された射出光を所定の同一光路に導光する導光手段と、
    複数の前記固体発光素子を順次間欠発光させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記導光手段は、前記射出光を前記同一光路に反射する反射面を有する反射部と、前記反射部を前記反射面が各固体発光素子に順次向けられるように回転する回転手段とを備えて構成され、
    前記制御手段は、前記反射部の前記反射面が所定の固体発光素子に向けられるタイミングに同期して前記所定の固体発光素子を発光させる
    ことを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 前記反射部の前記反射面が常に前記所定の一箇所に位置するように前記反射部の回転軸が設定されていることを特徴とする請求項2記載の光源装置。
  4. 前記回転軸に直交する平面における前記反射部の断面形状が円形とされていることを特徴とする請求項3記載の光源装置。
  5. 前記回転軸に直交する平面における前記反射部の断面形状が矩形とされていることを特徴とする請求項3記載の光源装置。
  6. 前記反射部が透光性部材によって構成され、前記反射面が前記反射部の内部に位置されていることを特徴とする請求項2〜5いずれかに記載の光源装置。
  7. 前記反射部は、前記射出光の光路上に光学レンズを備えることを特徴とする請求項2〜6いずれかに記載の光源装置。
  8. 前記反射面が前記同一光路方向へ向けてのみ前記射出光を反射する反射指向性を有することを特徴とする請求項2〜7いずれかに記載の光源装置。
  9. 前記反射面が一方の偏光方向の光を反射し他方の偏光方向の光を透過する偏光分離面として構成されており、前記反射部は前記偏光分離面を透過した光を反射する再帰性反射面とを備えることを特徴とする請求項2〜7いずれかに記載の光源装置。
  10. 前記反射部の前記反射面が向けられていない状態において前記固体発光素子が常に弱い強度で発光されるとともに、前記反射部が前記同一光路と異なる光路に前記射出光を反射する副反射面を有し、前記制御手段は、前記副反射面において反射される前記射出光を検出することによって、前記反射部の前記反射面が前記所定の固体発光素子に向けられるタイミングを検出することを特徴とする請求項2〜9いずれかに記載の光源装置。
  11. 前記制御手段は、前記反射部の前記反射面が前記所定の固体発光素子に向けられる間と同じ時間において前記所定の固体発光素子を発光させることを特徴とする請求項2〜10いずれかに記載の光源装置。
  12. 前記制御手段は、前記反射部の前記反射面が前記所定の固体発光素子に向けられる間の前後を含めて前記所定の固体発光素子を発光させることを特徴とする請求項2〜10いずれかに記載の光源装置。
  13. 前記制御手段は、前記反射部の前記反射面が前記所定の固体発光素子に向けられる間の一部において前記所定の固体発光素子を発光させることを特徴とする請求項2〜10いずれかに記載の光源装置。
  14. 複数の前記固体発光素子に含まれる一部の前記固体発光素子が射出する射出光の波長域と、他の一部の前記固体発光素子が射出する射出光の波長域とが異なることを特徴とする請求項1〜13いずれかに記載の光源装置。
  15. 光源装置から射出された射出光を照明光として射出する照明装置と、前記照明光が照射されるとともに前記照明光を変調して射出する光変調素子と、該光変調素子から射出された前記照明光を表示面上に投写する投写手段とを備えるプロジェクタであって、
    前記光源装置として、請求項1〜14いずれかに記載の光源装置を用いることを特徴とするプロジェクタ。

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