JP2007141620A - 線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な設備により、高粘度の止水材を使用する場合であっても、十分に芯線間に止水材を浸透させること。
【解決手段】被覆電線3の複数の芯線3aの間に止水材2を浸透させる線間止水方法であって、液状の止水材2を収容した作業槽1を準備し、作業槽を別に用意した外槽6の内部に外槽との間に空間を確保した状態で配置し、作業槽と外槽との間に液体7を収容する準備ステップと、被覆電線3の絶縁被覆3bから部分的に露出された芯線3aの露出部分を含む被覆電線3の一部分を、作業槽内の止水材2の中に浸漬させる浸漬ステップと、少なくとも前記浸漬ステップを実行した状態において、前記止水材に超音波振動を印加する超音波振動印加ステップと、を有する。この線間止水方法では、超音波振動を利用して止水材を芯線の露出部分から絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させる。
【選択図】図1
【解決手段】被覆電線3の複数の芯線3aの間に止水材2を浸透させる線間止水方法であって、液状の止水材2を収容した作業槽1を準備し、作業槽を別に用意した外槽6の内部に外槽との間に空間を確保した状態で配置し、作業槽と外槽との間に液体7を収容する準備ステップと、被覆電線3の絶縁被覆3bから部分的に露出された芯線3aの露出部分を含む被覆電線3の一部分を、作業槽内の止水材2の中に浸漬させる浸漬ステップと、少なくとも前記浸漬ステップを実行した状態において、前記止水材に超音波振動を印加する超音波振動印加ステップと、を有する。この線間止水方法では、超音波振動を利用して止水材を芯線の露出部分から絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスの被覆電線の芯線間の止水を行なうのに用いる線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネスに関する(尚、本発明の説明における『止水』は、水の浸入を阻止することに限らず、水、油、アルコール、等を含む液体全般に有効に作用することを意味するが、ここでは一般的に名称として広く用いられている『止水』を用いて説明する)。
従来の線間止水方法の一例として、単に毛細管現象を利用して、液状の止水材を被覆電線の芯線間に浸透させるものが知られている。この方法では、例えば図6に示されるように、作業槽1内の液状の止水材2の中に、被覆電線3の芯線3aの露出部を浸漬させ、毛細管現象を利用して、止水材2を絶縁被覆3b内の芯線3a間に浸透させるようにしている。
このように単なる毛細管現象によって芯線3a間に止水材2を浸透させる方法は、低粘度の止水材2でないと、芯線3a間に十分に止水材を浸透させることができなかった。そのため、垂れ落ちやすい低粘度の止水材の使用により、作業場所等を汚しやすいという問題があった。
また、従来の線間止水方法の他の一例として、止水材の供給中または供給後に、芯線間のエアを他端側(止水側と反対側)から吸引して絶縁被覆内の芯線間を減圧することにより、止水材を絶縁被覆の内側に浸透させるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
このエアの吸引による線間止水方法を、図7を参照して簡単に説明すると、被覆電線3の一方の端末部には端子10が圧着されている。端子10は、絶縁被覆3bが除去された芯線3aの露出部に圧着されている。この状態で、被覆電線3の他方の端末部から絶縁被覆3bの内側のエアを吸引しつつ、被覆電線3の一方の端末部の芯線3aの露出部に対し流動性のある止水材2(矢印で示す。)を供給する。そうすることにより、絶縁被覆3b内の芯線3a間の減圧により、止水材2を絶縁被覆3bの内側に浸透させるようにしている。
このようなエアの吸引により止水材を芯線間に浸透させる従来の方法は、気密を保てる装備が必要となるため、装置が大がかりになりやすいという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な設備により、高粘度の止水材を使用する場合であっても、十分に芯線間に止水材を浸透させることができ、それにより作業場所等を汚しにくくすることのできる線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネスを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る線間止水方法は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水方法であって、
液状の止水材を収容した作業槽を準備する準備ステップと、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を、前記作業槽内の止水材の中に浸漬させる浸漬ステップと、
少なくとも前記浸漬ステップを実行した状態において、前記止水材に超音波振動を印加する超音波振動印加ステップと、
を有し、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させること。
(2) 上記(1)の線間止水方法であって、
前記準備ステップにおいて、前記作業槽を、別に用意した外槽の内部に該外槽との間に空間を確保した状態で配置して、作業槽と外槽との間に液体を収容し、
前記超音波振動印加ステップにおいて、前記外槽の外側から超音波振動を印加することで、外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に超音波振動を付与すること。
(3) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
複数の前記被覆電線の前記芯線の露出部分が、前記浸漬ステップの前段階で、スプライスジョイント、超音波溶接、および抵抗溶接のうちいずれか一つを含むジョイント処理を施されて接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記ジョイント処理による接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させること。
(4) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
前記芯線の露出部分が前記被覆電線の端部に形成され、その被覆電線の端部の芯線の露出部分に、相手側端子と接続するための端子が、圧着、圧接、および溶接のいずれかにより接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記端子の相手側端子との電気接触部を、前記液状の止水材の液面よりも上に出した状態で、前記端子と芯線の接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させること。
(5) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
前記作業槽内の前記止水材の中から前記被覆電線を取り出した後、前記芯線の間に浸透した止水材を硬化させる止水材硬化ステップと、
前記止水材が浸透した前記芯線を覆う前記絶縁被覆の部分を所定の長さ除去し、前記芯線の露出部分を形成する絶縁被覆除去ステップと、
前記絶縁被覆除去ステップ後、前記芯線の露出部分に端子を接続する端子接続ステップと、
を更に有すること。
(1) 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水方法であって、
液状の止水材を収容した作業槽を準備する準備ステップと、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を、前記作業槽内の止水材の中に浸漬させる浸漬ステップと、
少なくとも前記浸漬ステップを実行した状態において、前記止水材に超音波振動を印加する超音波振動印加ステップと、
を有し、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させること。
(2) 上記(1)の線間止水方法であって、
前記準備ステップにおいて、前記作業槽を、別に用意した外槽の内部に該外槽との間に空間を確保した状態で配置して、作業槽と外槽との間に液体を収容し、
前記超音波振動印加ステップにおいて、前記外槽の外側から超音波振動を印加することで、外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に超音波振動を付与すること。
(3) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
複数の前記被覆電線の前記芯線の露出部分が、前記浸漬ステップの前段階で、スプライスジョイント、超音波溶接、および抵抗溶接のうちいずれか一つを含むジョイント処理を施されて接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記ジョイント処理による接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させること。
(4) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
前記芯線の露出部分が前記被覆電線の端部に形成され、その被覆電線の端部の芯線の露出部分に、相手側端子と接続するための端子が、圧着、圧接、および溶接のいずれかにより接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記端子の相手側端子との電気接触部を、前記液状の止水材の液面よりも上に出した状態で、前記端子と芯線の接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させること。
(5) 上記(1)または(2)の線間止水方法であって、
前記作業槽内の前記止水材の中から前記被覆電線を取り出した後、前記芯線の間に浸透した止水材を硬化させる止水材硬化ステップと、
前記止水材が浸透した前記芯線を覆う前記絶縁被覆の部分を所定の長さ除去し、前記芯線の露出部分を形成する絶縁被覆除去ステップと、
前記絶縁被覆除去ステップ後、前記芯線の露出部分に端子を接続する端子接続ステップと、
を更に有すること。
上記(1)の線間止水方法は、超音波振動を利用して毛細管現象による止水材の浸透を促進させるものであるため、高粘度の止水材の使用が可能となる。つまり、高粘度の止水材を使用する場合であっても、超音波振動を止水材に加えることにより、芯線間の小さな隙間へ止水材を確実に浸透させることができる。従って、垂れ落ちの心配のない高粘度の止水材の使用により、作業場所等を汚すことがなくなる。なお、垂れ落ちの問題を考えなければ、低粘度の止水材の使用した場合にも、十分な止水材の浸透性能を確保することができる。また、上記(1)の線間止水方法によれば、止水材に超音波振動を加えるだけであるから、従来のエア吸引方式のような大がかりで気密を考慮した装備が必要でなく、開放した環境で簡単に作業することができるようになる。また、上記(1)の線間止水方法によれば、複数の被覆電線の芯線が集合して接続された端末部や中間ジョイント部であっても、一度に浸漬して芯線間の隙間へ止水材を浸透させることができるので、作業性も良好である。
また、上記(2)の線間止水方法によれば、外槽内の液体を介して、外槽の外側から超音波振動を作業槽内の止水材に伝達するようにしているので、作業槽内の止水材にムラなく超音波振動を与えることができ、止水材の浸透性能の促進が図れる。また、外槽に収容する液体の種類や液量等によって、作業槽内の止水材への超音波振動の伝達特性を変化させることも可能であり、止水材の種類等に応じた浸透度合いの調整も図れる。
また、上記(3)の線間止水方法によれば、被覆電線のジョイント部分を確実に止水することができる。
また、上記(4)の線間止水方法によれば、端子付き被覆電線であっても、相手側端子と接続する電気接触部に止水材が付着するのを避けながら、被覆電線の芯線間を確実に止水することができる。
また、上記(5)の線間止水方法では、絶縁被覆が芯線の外周を覆っている状態で止水材を芯線間に浸透させた後に、止水材が浸透した芯線を覆う絶縁被覆を部分的に除去して、それにより露出された芯線の部分に、端子を接続するのだから、その除去された絶縁被覆の部分により覆われ且つ当該絶縁被覆の部分の内面に接触していた芯線の最外周の面には止水材が付着しておらず、このような芯線の最外周の面を端子と電気的に接続することができるので、よって電気的接続の信頼性を向上させることができる。
また、上記(2)の線間止水方法によれば、外槽内の液体を介して、外槽の外側から超音波振動を作業槽内の止水材に伝達するようにしているので、作業槽内の止水材にムラなく超音波振動を与えることができ、止水材の浸透性能の促進が図れる。また、外槽に収容する液体の種類や液量等によって、作業槽内の止水材への超音波振動の伝達特性を変化させることも可能であり、止水材の種類等に応じた浸透度合いの調整も図れる。
また、上記(3)の線間止水方法によれば、被覆電線のジョイント部分を確実に止水することができる。
また、上記(4)の線間止水方法によれば、端子付き被覆電線であっても、相手側端子と接続する電気接触部に止水材が付着するのを避けながら、被覆電線の芯線間を確実に止水することができる。
また、上記(5)の線間止水方法では、絶縁被覆が芯線の外周を覆っている状態で止水材を芯線間に浸透させた後に、止水材が浸透した芯線を覆う絶縁被覆を部分的に除去して、それにより露出された芯線の部分に、端子を接続するのだから、その除去された絶縁被覆の部分により覆われ且つ当該絶縁被覆の部分の内面に接触していた芯線の最外周の面には止水材が付着しておらず、このような芯線の最外周の面を端子と電気的に接続することができるので、よって電気的接続の信頼性を向上させることができる。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係る線間止水装置は、下記(6)および(7)を特徴としている。
(6) 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水装置であって、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を浸漬させるために止水材が収容された作業槽と、
作業槽内の止水材に超音波振動を印加する超音波加振機と、
を備え、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させること。
(7) 上記(6)の構成の線間止水装置であって、
前記作業槽の外側に、該作業槽との間に空間を確保した状態で外槽が配置され、
前記作業槽と外槽との間の空間に液体が収容され、
前記超音波加振機が前記外槽の外部に配置され、
前記超音波加振機の振動が、前記外槽の外側から外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に加えられること。
(6) 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水装置であって、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を浸漬させるために止水材が収容された作業槽と、
作業槽内の止水材に超音波振動を印加する超音波加振機と、
を備え、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させること。
(7) 上記(6)の構成の線間止水装置であって、
前記作業槽の外側に、該作業槽との間に空間を確保した状態で外槽が配置され、
前記作業槽と外槽との間の空間に液体が収容され、
前記超音波加振機が前記外槽の外部に配置され、
前記超音波加振機の振動が、前記外槽の外側から外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に加えられること。
上記(6)の構成の線間止水装置は、超音波加振機で発生する超音波振動を利用して毛細管現象による止水材の浸透を促進させるものであるため、高粘度の止水材の使用が可能となる。つまり、高粘度の止水材を使用する場合であっても、超音波振動を止水材に加えることにより、芯線間の小さな隙間へ止水材を確実に浸透させることができる。従って、垂れ落ちの心配のない高粘度の止水材の使用により、作業場所等を汚すことがなくなる。なお、垂れ落ちの問題を考えなければ、低粘度の止水材の使用した場合にも、十分な止水材の浸透性能を確保することができる。また、上記(6)の線間止水装置によれば、止水材に超音波振動を加える加振機を新たに付加するだけであるから、従来のエア吸引方式のような大がかりで気密を考慮した装備が全く必要でなく、開放した環境で簡単に作業することができる。また、上記(6)の線間止水装置によれば、複数の被覆電線の芯線が集合して接続された端末部や中間ジョイント部に対しても、それらの部分を一度に止水材に浸漬して、芯線間の隙間へ止水材を浸透させることができるので、作業性も良好である。
また、上記(7)の構成の線間止水装置によれば、作業槽を収容する外槽を備え、外槽内の液体を介して、外槽の外側から超音波振動を作業槽内の止水材に伝達するようにしているので、作業槽内の止水材にムラなく超音波振動を与えることができ、止水材の浸透性能の促進が図れる。また、外槽に収容する液体の種類や液量等によって、作業槽内の止水材への超音波振動の伝達特性を変化させることも可能であり、止水材の種類等に応じた浸透度合いの調整も図れる。
また、上記(7)の構成の線間止水装置によれば、作業槽を収容する外槽を備え、外槽内の液体を介して、外槽の外側から超音波振動を作業槽内の止水材に伝達するようにしているので、作業槽内の止水材にムラなく超音波振動を与えることができ、止水材の浸透性能の促進が図れる。また、外槽に収容する液体の種類や液量等によって、作業槽内の止水材への超音波振動の伝達特性を変化させることも可能であり、止水材の種類等に応じた浸透度合いの調整も図れる。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係るワイヤハーネスは、下記(8)を特徴としている。
(8) 複数の芯線および当該芯線の束の周囲に沿って形成された絶縁被覆を有する少なくとも一つの被覆電線と、
前記絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分から、超音波振動の付与により前記絶縁被覆内に亘って前記芯線の間に浸透した止水材と、
を備えたこと。
(8) 複数の芯線および当該芯線の束の周囲に沿って形成された絶縁被覆を有する少なくとも一つの被覆電線と、
前記絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分から、超音波振動の付与により前記絶縁被覆内に亘って前記芯線の間に浸透した止水材と、
を備えたこと。
上記(8)の構成のワイヤハーネスによれば、芯線間の小さい隙間へも超音波振動を利用して止水材が確実に浸透しているので、良好な止水性能を有するものである。
本発明の線間止水方法および線間止水装置によれば、超音波振動を利用した止水材の芯線間への浸透の促進により、高粘度の止水材の使用が可能になる。それにより、止水材の垂れ落ち現象による作業場所等の汚れの心配をすることなく、容易に止水作業を行なうことができるようになる。また、エア吸引等の手段を使用せず、超音波振動を止水材に加えるだけであるから、大がかりな装備が必要でなく、設備コストを抑制することができる上、大気に開放した環境で作業できるため、作業の容易化を図ることができる。
また、本発明のワイヤハーネスによれば、芯線間の小さい隙間へも超音波振動を利用して止水材が確実に浸透しているので、良好な止水性能を発揮することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
ここでは、複数の芯線および当該芯線の束の周囲に沿って形成された絶縁被覆を有する少なくとも一つの被覆電線を例に挙げて、その芯線の束の露出部分から絶縁被覆内に亘って芯線の間に止水材を強制的に浸透させる本発明の線間止水装置ならびに線間止水方法を説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明の線間止水装置を用いて本発明の線間止水方法を実施している状態を示す断面図である。
先ず、本発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明の線間止水装置を用いて本発明の線間止水方法を実施している状態を示す断面図である。
図1に示されるように、線間止水装置Mは、被覆電線3の絶縁被覆3bから部分的に露出された芯線3aの露出部分を含む被覆電線3の一部分を上から挿入するための上面開放の作業槽1と、被覆電線3の一部分を浸漬するために作業槽1内に収容された液状の止水材2と、作業槽1の外側に作業槽1との間に空間を確保した状態で配置された外槽6と、作業槽1と外槽6との間の空間に収容された液体7と、外槽6の下面側に配置され、外槽6、外槽6内の液体7、および作業槽1を介して、作業槽1内の止水材2に超音波振動9を伝達させる超音波加振機8と、を備えている。この線間止水装置Mでは、超音波振動9を利用して、止水材2を芯線3aの露出部分から絶縁被覆3b内の芯線3aの間に強制的に浸透させる。
ここで、止水材2としては、被覆電線3への浸透処理時にある程度の流動性および粘度を有していて、浸透後に硬化して粘度が高まった後は性状が時間の経過によって変化しないものが好ましい。具体的には、シリコン樹脂、シリコンゴム、グリース、ブチルゴム、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、熱可塑性樹脂、その他、粘性および弾性を有する接着剤、等が止水材2として好適である。
また、外槽6内に収容する液体7として、例えば、水が用いられる。また、作業槽1を形成する材料としては、例えば、ガラス、プラスチック、等が挙げられ、そして外槽6を形成する材料としては、例えば、ステンレス等が挙げられる。
次に、このような線間止水装置Mを用いた線間止水方法について説明する。
先ず、作業槽1内に液状の止水材2を収容し、外槽6内に液体7を収容した上記線間止水装置Mを準備する(即ち、準備ステップ)。
次に、被覆電線3の絶縁被覆3bから部分的に露出された芯線3aの露出部分を含む被覆電線の一端部を、作業槽1内の止水材2の中に浸漬させる(即ち、浸漬ステップ)。第1実施形態では、複数本の被覆電線3の一端部で各芯線3aの束を露出させており、その露出部分で各被覆電線3の芯線3a同士をハンダ付け等の適宜な接合手段により接合してある。
このように被覆電線3の一端部を止水材2の中に浸漬させた状態で、超音波加振機を作動させて超音波振動9を発生させる(即ち、超音波振動印加ステップ)。そうすると、外槽6を介して内部の液体7に超音波振動9が印加され、液体7および作業槽1を介して、作業槽1内に収容された止水材2に超音波振動9が伝達される。従って、超音波振動9が加えられることによって、止水材2が、芯線3aの露出部分から絶縁被覆3b内の芯線3aの間に効果的に浸透することになる。
従って、超音波振動9を利用した止水材2の芯線3a間への浸透の促進により、高粘度の止水材2の使用が可能になり、高粘度の止水材2の使用により、止水材2の垂れ落ち現象による作業場所等の汚れの心配をすることなく、容易に止水作業を行なうことができるようになる。また、従来のようにエア吸引等の手段を使用せず、超音波振動9を止水材2に加えるだけであるから、設備的には超音波加振機8を備えるだけの簡単な構成ですみ、設備コストを抑制することができる上、大気に開放した環境で作業できるため、作業の容易化を図ることができる。
特に、第1実施形態では、作業槽1の外側に外槽6を設け、外槽6内の液体7を介して、外槽6の外側から超音波振動9を作業槽1内の止水材2に伝達するようにしているので、作業槽1内の止水材2にムラなく超音波振動9を与えることができて、止水材2の浸透性能の一層の促進が図れる。また、外槽6に収容する液体7の種類や液量等によって、作業槽1内の止水材2への超音波振動9の伝達特性を変化させることも可能であるから、止水材2の種類等に応じた浸透度合いの調整も図れる。
また、このように各被覆電線3の止水を行なったワイヤハーネスによれば、芯線3a間の小さい隙間へも超音波振動9を利用して止水材2が確実に浸透しているので、良好な止水性能を発揮することができる。
(第2実施形態)
図2は第2実施形態の線間止水方法の説明図である。
図2は第2実施形態の線間止水方法の説明図である。
第2実施形態では、図1の線間止水装置Mを用いて、ワイヤハーネスを構成する各被覆電線3の中間ジョイント部4に止水処理を行なっている。即ち、複数の被覆電線3の芯線3aの露出部分が、浸漬ステップの前段階で予め、スプライスジョイント、超音波溶接、抵抗溶接、等といったジョイント処理を施されて接合されており、浸漬ステップにおいて、その中間ジョイント部(ジョイント処理された接合部)4を含めて、止水材2の中に被覆電線3の一部が浸漬される。
そして、この状態で超音波加振機8を作動させて超音波振動9を発生させる(即ち、超音波振動印加ステップ)。そうすると、外槽6を介して内部の液体7に超音波振動9が印加され、液体7および作業槽1を介して、作業槽1内に収容された止水材2に超音波振動9が伝達される。従って、超音波振動9が加えられることによって、止水材2が、芯線3aの露出部分から絶縁被覆3b内の芯線3aの間に効果的に浸透することになる。
(第3実施形態)
図3は第3実施形態の線間止水方法の説明図である。
図3は第3実施形態の線間止水方法の説明図である。
第3実施形態では、図1の線間止水装置Mを用いて、ワイヤハーネスを構成する被覆電線3の端子接続側の端部に止水処理を行なっている。即ち、芯線3aの露出部分が被覆電線3の端部に形成され、その被覆電線3の端部の芯線3aの露出部分に、相手側端子と接続するための端子5が、圧着、圧接、溶接、等といった接合を行なう適宜な接合手段により接合されており、浸漬ステップにおいて、端子5の相手側端子との電気接触部5aだけを、液状の止水材2の液面よりも上に出した状態で、端子5と芯線3aの接合部5bを含めて、止水材2の中に被覆電線3の一部が浸漬される。
そして、この状態で超音波加振機8を作動させて超音波振動9を発生させる(即ち、超音波振動印加ステップ)。そうすると、外槽6を介して内部の液体7に超音波振動9が印加され、液体7および作業槽1を介して、作業槽1内に収容された止水材2に超音波振動9が伝達される。従って、超音波振動9が加えられることによって、止水材2が、芯線3aの露出部分から絶縁被覆3b内の芯線3aの間に効果的に浸透することになる。
(第4実施形態)
図4および図5は第4実施形態の線間止水方法の説明図である。
図4および図5は第4実施形態の線間止水方法の説明図である。
第4実施形態では、図1の線間止水装置Mを用いて、2本の被覆電線3それぞれの一端部に止水処理を行なっている。即ち、浸漬ステップにおいて、2本の被覆電線3の芯線3aの露出部分を含めて、止水材2の中に被覆電線3それぞれの一部が浸漬される。尚、第4実施形態では互いに独立した2本の被覆電線3に止水処理が施されるが、1本あるいは3本以上の被覆電線3に止水処理を施す形態であってもよい。
2本の被覆電線3のうち図4中で右側に位置する被覆電線3は、上述した実施形態での被覆電線3と同様に、複数の芯線3aおよび当該芯線3aの束の周囲に沿って形成された絶縁被覆3bを有するものであって、その一端部に、絶縁被覆3bが除去されることにより露出された芯線3aの束の露出部分が設けられている。
2本の被覆電線3のうち図4中で左側に位置する被覆電線3も、図4中で右側に位置する被覆電線3と同様に、複数の芯線3aおよび当該芯線3aの束の周囲に沿って形成された絶縁被覆3bを有する被覆電線である。但し、図4中で左側に位置する被覆電線3の一端部には、図4中で右側に位置する被覆電線3のような芯線3aの束の露出部分は設けられていない。尚、図5に示されるように、2本の被覆電線3のうち図4中で左側に位置する被覆電線3の一端面では絶縁被覆3bの開口から芯線3aの束の端面が露出している訳だから、当該被覆電線3にも芯線3aの束の露出部分があることは言うまでもない。
浸漬ステップ後、超音波加振機8を作動させて超音波振動9を発生させる(即ち、超音波振動印加ステップ)。そうすると、外槽6を介して内部の液体7に超音波振動9が印加され、液体7および作業槽1を介して、作業槽1内に収容された止水材2に超音波振動9が伝達される。従って、超音波振動9が加えられることによって、止水材2が、芯線3aの露出部分から絶縁被覆3b内の芯線3aの間に効果的に浸透することになる。
超音波振動印加ステップ後、2本の被覆電線3を止水材2から引き上げ、所定時間経過して芯線3a間に浸透した止水材2が硬化(乾燥)したところで、2本の被覆電線3のうち図4中で左側に位置する被覆電線3については、その浸漬されていた一端部の絶縁被覆3bを刃物等の被覆除去手段で所定の長さ剥いて除去して、図4中で右側に位置する被覆電線3のように、芯線3aを露出させる(即ち、絶縁被覆除去ステップ)。
そして、絶縁被覆除去ステップ後、図3や図7に示されるように被覆電線3の端部の芯線3aの露出部分に端子を接続する(即ち、端子接続ステップ)。この端子接続ステップは、圧着、圧接、溶接、等といった接合を行なう適宜な接合手段により実施できる。
2本の被覆電線3のうち図4中で左側に位置する被覆電線3のように、一端部にある絶縁被覆3bの部分を全く除去せずに浸漬ステップおよび超音波振動印加ステップが実施された被覆電線では、その一端部において、図5に示されるように絶縁被覆3bの内面が密着する芯線3aの束の最外周の面3cへの止水材2の付着が避けられている。そのため、この絶縁被覆3bの部分を絶縁被覆除去ステップにより剥かれ且つ端子接続ステップにより端子を接続された被覆電線3は、その芯線3aの束の最外周の面3cが端子と止水材2の介在なく電気接触するので、該端子との導通性が良好なものとなり、電気的接続の信頼性が向上する。
よって、止水材2に導電性樹脂材を用いなくとも、被覆電線3と端子との導通性能を確保することができる。尚、絶縁被覆除去ステップにより絶縁被覆3bが部分的に除去される場合であっても、被覆電線3に残る絶縁被覆3bの部分の内面と芯線3aとの間(これは図5に示されるように絶縁被覆3bの内面と、芯線3aの束のうち最外周に位置する複数の芯線3aとの間に隙間を持った被覆電線3の場合である。)、ならびに芯線3a間に止水材2が浸透していることが、止水性能を確保する上で重要である。換言すれば、被覆電線3の止水材2が充填された部分の長さよりも短い長さの絶縁被覆3bの部分を絶縁被覆除去ステップでは除去すべきである。
尚、絶縁被覆3bの内面と芯線3aとの間に図5で示されるような隙間を持たない被覆電線の場合、止水材2が浸透するのは勿論芯線3a間のみである。よって、このような被覆電線の場合は、上述したような芯線3aの束の外周面への止水材2の付着が避けられるため、端子との電気的接続の信頼性の上で好ましい。
上述した第2実施形態、第3実施形態、ならびに第4実施形態においても、超音波振動9を利用した止水材2の芯線3a間への浸透の促進により、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚、上述した第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、および第4実施形態では、超音波加振機8を作動するタイミングを、被覆電線3の一部を止水材2の中に浸漬させてから、としたが、止水材2に超音波振動を加えながら、止水材2の中に被覆電線3の一部を浸漬させてもよい。
上述した第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、および第4実施形態のいずれについても、超音波振動9を利用した止水材2の芯線3a間への浸透後、ワイヤハーネスを線間止水装置Mから取り出し、芯線3a間に浸透している止水材2を硬化(乾燥)させる止水材硬化ステップが行なわれる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 作業槽
2 止水材
3 被覆電線
3a 芯線
3b 絶縁被覆
4 中間ジョイント部(ジョイント処理された接合部)
5 端子
5a 電気接触部
5b 端子と芯線の接合部
6 外槽
7 液体
8 超音波加振機
9 超音波振動
2 止水材
3 被覆電線
3a 芯線
3b 絶縁被覆
4 中間ジョイント部(ジョイント処理された接合部)
5 端子
5a 電気接触部
5b 端子と芯線の接合部
6 外槽
7 液体
8 超音波加振機
9 超音波振動
Claims (8)
- 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水方法であって、
液状の止水材を収容した作業槽を準備する準備ステップと、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を、前記作業槽内の止水材の中に浸漬させる浸漬ステップと、
少なくとも前記浸漬ステップを実行した状態において、前記止水材に超音波振動を印加する超音波振動印加ステップと、
を有し、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させることを特徴とする線間止水方法。 - 前記準備ステップにおいて、前記作業槽を、別に用意した外槽の内部に該外槽との間に空間を確保した状態で配置して、作業槽と外槽との間に液体を収容し、
前記超音波振動印加ステップにおいて、前記外槽の外側から超音波振動を印加することで、外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に超音波振動を付与することを特徴とする請求項1に記載した線間止水方法。 - 複数の前記被覆電線の前記芯線の露出部分が、前記浸漬ステップの前段階で、スプライスジョイント、超音波溶接、および抵抗溶接のうちいずれか一つを含むジョイント処理を施されて接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記ジョイント処理による接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した線間止水方法。
- 前記芯線の露出部分が前記被覆電線の端部に形成され、その被覆電線の端部の芯線の露出部分に、相手側端子と接続するための端子が、圧着、圧接、および溶接のいずれかにより接合されており、前記浸漬ステップにおいて、前記端子の相手側端子との電気接触部を、前記液状の止水材の液面よりも上に出した状態で、前記端子と芯線の接合部を含めて、止水材の中に被覆電線の一部を浸漬させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した線間止水方法。
- 前記作業槽内の前記止水材の中から前記被覆電線を取り出した後、前記芯線の間に浸透した止水材を硬化させる止水材硬化ステップと、
前記止水材が浸透した前記芯線を覆う前記絶縁被覆の部分を所定の長さ除去し、前記芯線の露出部分を形成する絶縁被覆除去ステップと、
前記絶縁被覆除去ステップ後、前記芯線の露出部分に端子を接続する端子接続ステップと、
を更に有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した線間止水方法。 - 少なくとも一つの被覆電線の複数の芯線の間に止水材を浸透させる線間止水装置であって、
前記被覆電線の絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分を含む被覆電線の一部分を浸漬させるために止水材が収容された作業槽と、
作業槽内の止水材に超音波振動を印加する超音波加振機と、
を備え、
超音波振動を利用して前記止水材を前記芯線の露出部分から前記絶縁被覆内の芯線の間に強制的に浸透させることを特徴とする線間止水装置。 - 前記作業槽の外側に、該作業槽との間に空間を確保した状態で外槽が配置され、
前記作業槽と外槽との間の空間に液体が収容され、
前記超音波加振機が前記外槽の外部に配置され、
前記超音波加振機の振動が、前記外槽の外側から外槽内に収容した液体を介して作業槽内の止水材に加えられることを特徴とする請求項6に記載した線間止水装置。 - 複数の芯線および当該芯線の束の周囲に沿って形成された絶縁被覆を有する少なくとも一つの被覆電線と、
前記絶縁被覆から部分的に露出された前記芯線の露出部分から、超音波振動の付与により前記絶縁被覆内に亘って前記芯線の間に浸透した止水材と、
を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005333169A JP2007141620A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005333169A JP2007141620A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007141620A true JP2007141620A (ja) | 2007-06-07 |
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ID=38204248
Family Applications (1)
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JP2005333169A Pending JP2007141620A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 線間止水方法、線間止水装置、およびワイヤハーネス |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-11-17 JP JP2005333169A patent/JP2007141620A/ja active Pending
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