JP2007141568A - 蛍光管保持具、蛍光管保持機構、液晶表示装置 - Google Patents

蛍光管保持具、蛍光管保持機構、液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】取り付け先となる基材側の表面(反射シート等)を傷つけることなく容易に着脱可能な蛍光管保持具を提供すること。
【解決手段】蛍光管保持具Xは、上面に蛍光管の保持部20が形成された板状本体部10を有し、その下面には、基材60に形成されたネジ穴61に螺合されるネジ山41が形成されたネジ突起部40が突設されている。下面のネジ突起部40を挟む両側各々には、ネジ突起部40が基材60に螺着された場合に基材60の突起部63を嵌入させることによってこれを係止する複数の係止孔11が形成され、係止孔11の深さd1は、これに嵌入する突起部63の高さd2以下に形成(d1≦d2)されている。さらに、下面には、突起部63により摺動される部分に案内溝12が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の基材に対して取り付けられ蛍光管を保持する蛍光管保持具、その蛍光管保持具を備えた蛍光管保持機構、及びその蛍光管保持機構を備えた液晶表示装置に関するものである。
一般に、液晶表示装置では、液晶表示部(液晶パネル)のバックライト(背面照明手段)として蛍光管が用いられる。この蛍光管は、通常、液晶表示部の背面側に配置される金属製の筐体等の所定の基材に取り付けられた蛍光管保持具(蛍光管ホルダ或いはランプクリップともいう)により保持される。
ここで、蛍光管保持具の基材に対する従来の取付機構としては、例えば、プッシュ式、ねじ込み式、或いは回転式の取付機構がある。
プッシュ式の取付機構とは、弾性変形する抜け止め部(例えば、円錐状の抜け止め部)が先端に形成された突起部を蛍光管保持具に設け、その突起部の先端が基材に形成された貫通孔に押圧されて貫通することにより、抜け止め部によって蛍光管保持具が基材に保持される機構である。
また、ねじ込み式の取付機構は、ネジ山が形成された突起部を蛍光管保持具に設け、その突起部が基材に形成されたネジ穴に螺着されることにより蛍光管保持具が基材に取り付けられる機構である。
また、回転式の取付機構は、例えば、特許文献1に示されるように、楕円板のような偏心形状の抜け止め部が先端に形成された突起部を蛍光管保持具に設け、その抜け止め部を、その外縁にほぼ沿う形状の基材側の孔に挿通させた後、蛍光管保持具を回転させることにより、抜け止め部によって蛍光管保持具が基材に保持される機構である。
図5は、特許文献1に示される蛍光管固定装置(蛍光管保持具)を、主として基材に対する取付機構(回転式の取付機構)を説明するために簡略化して表した蛍光管保持具Zを表すものである。
図5に示すように、従来の蛍光管保持具Zは、所定の本体部10’に蛍光管80を基材60’との間に挟み込むことにより保持する保持部11’が設けられるとともに、本体部10’の下面にほぼ楕円板状の抜け止め部51が先端に形成された突起部50が設けられている。そして、その抜け止め部51が、その外縁にほぼ沿う形状(ほぼ楕円状)で基材60’に形成された挿通孔61’に挿通させた後、蛍光管保持具Zを回転させることにより、抜け止め部51が基材60’に係合することによって蛍光管保持具Zが基材60’に保持される。
ここで、液晶表示装置では、液晶表示部の背面に対し、蛍光管80の光を効率的かつ均一に照射させるため、図5に示すように、蛍光管保持具Zと基材60’との間に、蛍光管の光を反射する反射シート70’(通常は、白色のシート)が配置される。この場合、反射シート70’にも基材60’の挿通孔61’とほぼ同形状の挿通孔71’が形成されることになる。この場合、本体部10’の下面と抜け止め部51との間の間隔dは、基材60’と反射シート70’とを重ねた厚みとほぼ一致するように設定される。
実開平4−3475号公報
しかしながら、反射シート70’は、紙又はプラスチック製の薄膜フィルム等の比較的柔らかな素材で形成されるため、蛍光管保持具の取付機構が、図5に示すような回転式の取付機構である場合、その取り付けや取り外しの際に本体部10’の下面が反射シート70’に擦れて反射シート70’を傷つけやすいという問題点があった。このことは、ねじ込み式の蛍光管保持具であっても同様である。
これに対し、前述したプッシュ式の蛍光管保持具は、取り付け時に回転させないため、反射シートを傷つけやすいという問題は生じないものの、これを基材から取り外す場合に、抜け止め部をペンチ等によって押さえる若しくは潰す必要があり、部品交換やリサイクル作業が困難になるという問題点があった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り付け先となる基材側の表面(反射シート等)を傷つけることなく容易に着脱可能な蛍光管保持具、蛍光管保持機構、及びそれを具備する液晶表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、所定の基材に対して取り付けられ蛍光管を保持する蛍光管保持具若しくはそれを用いた蛍光管保持機構、或いはそのような蛍光管保持機構により液晶表示部の背面照明を行う蛍光管が保持されるよう構成された液晶表示装置として構成されるものであり、蛍光管保持具に、一方の面(以下、上面という)に蛍光管の保持部が形成された本体部と、その他方の面(前記一方の面と反対側の面、以下、下面という)に突設され前記基材に形成されたネジ穴に螺合されるネジ山が形成されたネジ突起部とが設けられ、さらに、前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材に形成された複数の突起部各々を係止する係止機構(蛍光管保持具に設けられた係止部等)を備えて構成されるものである。この場合、前記基材には、前記ネジ突起部が螺合されるネジ穴とそのネジ穴を挟む両側各々に形成され、前記ネジ突起部がネジ穴に羅着された場合に前記蛍光管保持具側の被嵌入孔等によって係止される複数の突起部とが設けられる。
これにより、蛍光管保持具が基材に取り付けられる(螺合される)際に、少なくとも基材側の突起部が前記係止機構(本体部の被嵌入孔等)により係止されるまでは、その本体部の下面と基材側の突起部とが当接することにより、即ち、基材側の突起部がスペーサとしての機能を果たすことにより、本体部の下面が基材側の表面(例えば、基材の表面に配置される反射シート)に接触しないようにできる。従って、基材側の表面(反射シート等)を傷つけることなく容易に蛍光管保持具を着脱できる。
従って、前記基材と前記蛍光管保持具の前記本体部との間に、前記基材の突起部及び前記蛍光管保持具の前記ネジ突起部各々の貫通孔が形成され、前記蛍光管の光を反射する反射シートが配置されている場合に特に好適である。なお、基材の表面に反射シートに相当する反射層が直接形成されているような場合も同様である。
さらに、上記構成によれば、前記係止機構(蛍光管保持具の前記係止部等)により、基材側の突起部が係止された状態(以下、固定状態という)で蛍光管保持具が基材に固定されるので、振動等によってネジ穴への螺着(固定)が緩むことを防止できる。
前記係止部としては、例えば、前記本体部の他方の面における前記ネジ突起部を挟む両側各々に形成されたものであって、前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材に形成された複数の突起部各々を嵌入させる複数の被嵌入孔により構成されたものが考えられる。
また、蛍光管保持具の前記被嵌入孔の深さが、これに嵌入する前記基材の突起部の高さ以下に形成されたものであれば好適である。
即ち、基材の突起部の高さと前記被嵌入孔の深さとの差分を適切に設定(設計)することにより、前記固定状態における、前記本体部の下面と基材側の表面との間の接触圧力を適切に設定(設計)したり、それらの間に隙間を設けたりすることが可能となる。
また、前記本体部の下面における、前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺合される際に前記基材の突起部によって摺動される部分に、前記本体部の下面の縁部から前記係止部に向けて前記基材の突起部を案内する溝であって前記基材の突起部の高さよりも浅い案内溝が形成されたものであればなお好適である。
これにより、前記ネジ突起部と基材のネジ穴との間に多少のガタ(遊び)があっても、基材の突起部が前記本体部の前記係止部に誘導されて当該蛍光管保持具が適切に位置決めされる。なお、前記案内溝が基材の突起部の高さよりも浅く形成されるのは、前記固定状態となる前に、前記本体部の下面と基材の表面とが擦れてしまうことを防止するためである。
この場合、前記案内溝が、前記本体部の下面の縁部から前記係止部の近傍の位置まで形成されたものであれば、作業者が当該蛍光管保持具を基材側にねじ込んだ際に、一旦、基材の突設部と前記本体部の下面とが当接する状態となった直後に、基材の突起部が前記被嵌入孔等からなる前記係止部に対して比較的大きな段差を経て係止される(嵌入する)。その結果、基材の突起部が前記係止部(被嵌入孔等)に「カチッ」と係止される(嵌入する)感覚が作業者に明確となり、ねじ込みをどこで止めて位置決めすればよいかを容易に把握できる。その結果、蛍光管保持具により保持される蛍光管が正確な向きで固定される。
また、前記案内溝が、前記本体部の下面の縁部から前記係止部に近い側に向けて徐々に浅くなるよう形成されたものであれば、当該蛍光管保持具のねじ込み作業がスムーズとなる。
なお、当該蛍光管保持具のねじ込み作業をスムーズにできる構成としては、必ずしも前記案内溝を設ける必要はなく、例えば、前記本体部の下面における、前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺合される際に前記基材の突起部によって摺動される部分を含む領域に、前記本体部材の下面の縁部側の方が前記係止部に近い側よりも前記本体部の厚みが薄厚となるテーパ部が形成された構成も考えられる。本構成は、前記ネジ突起部と基材のネジ穴との間のガタ(遊び)がそれほど問題にならないような場合に特に好適である。
本発明によれば、蛍光管保持具が基材に取り付けられる(螺合される)際に、少なくとも基材側の突起部が所定の係止機構或いは本体部の係止部により係止されるまでは、基材側の突起部が前記本体部の下面と基材側の表面との間のスペーサとしての機能を果たすことにより、本体部の下面が基材側の表面(例えば、基材の表面に配置される反射シート)に接触しないようにできる。従って、基材側の表面(反射シート等)を傷つけることなく容易に蛍光管保持具を着脱できる。
しかも、蛍光管保持具が、その係止部或いは所定の係止機構により係止された状態で基材に固定されるので、振動等によってネジ穴への螺着(固定)が緩むことを防止できる。
また、蛍光管保持具の係止部を構成する前記被嵌入孔の深さが、これに嵌入する前記基材の突起部の高さ以下に形成されたものであれば、前記本体部の下面と基材側の表面との間の接触圧力を適切に設定(設計)したり、それらの間に隙間を設けたりすることが可能となり好適である。
また、前記本体部の下面に前記案内溝が形成されたものであれば、基材の突起部が前記本体部の係止部に誘導されて当該蛍光管保持具が適切に位置決めされので好適である。特に、その案内溝が、前記本体部の下面の縁部から前記係止部の近傍の位置まで形成されたものであれば、基材の突起部が前記係止部に係止される(前記被嵌入孔に嵌入する)際に「カチッ」という感覚が作業者に明確となり、ねじ込みをどこで止めて位置決めすればよいかを容易に把握でき好適である。
また、前記案内溝が、前記本体部の下面の縁部から前記係止部に近い側に向けて徐々に浅くなるよう形成されたものや、或いは、前記本体部の下面に前記テーパ部が形成されたものであれば、当該蛍光管保持具のねじ込み作業がスムーズとなり好適である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る蛍光管保持具Xの形状を表す図、図2は蛍光管保持具Xの基材に対する取付機構を表す断面図、図3は液晶表示装置における液晶表示部の背面を照明するバックライト部Yの概略正面図、図4は本発明の実施例に係る蛍光管保持機構における係止機構の一例を表す図、図5は従来の蛍光管保持具Zを表す図である。
本発明の実施形態に係る蛍光管保持具Xは、図3に示すように、液晶表示装置が備える液晶表示部(不図示)の背面照明を行うバックライト部Yにおいて、その光源となる蛍光管80を保持するものであり、液晶表示部の背面側に配置される基材60(例えば、金属製の筐体)に対して取り付けられた状態で蛍光管80を保持するものである。
また、基材60の表面(蛍光管80が保持される側の面)には、蛍光管保持具Xとの間に挟まれるように、蛍光管80の光を反射する反射シート70が配置される。この反射シート70は、その表面(液晶表示部に向かう面)が例えば均一な白色となっている。
次に、図1及び図2を参照しつつ、蛍光管保持具Xの構造(形状)及び基材60に対する取付機構について説明する。図1において、蛍光管保持具Xの正面、上面、下面及び側面各々を表す図を示しているが、ここでいう正面、上面、…等は便宜上そのように称するものであり、蛍光管保持具Xが液晶表示装置に取り付けられた状態での向きを意味するものではない。具体的には、ここでいう「上面」は、蛍光管保持具Xが液晶表示装置に取り付けられた場合に、液晶表示部(液晶パネル)の背面に向かう面であり、「下面」はその反対面を意味する。また、ここでいう「正面」は、当該蛍光管保持具Xに保持される蛍光管80の軸方向(長手方向)に向かう面であり、「側面」はそれに直交する方向の面である。
蛍光管保持具Xは、その全体がプラスチックや樹脂等からなる一体成型品であり、液晶表示部に対する照射光の強度に分布(ムラ)が生じないよう、反射シート70の表面と同じ色(通常は白色)で構成されている。
図1に示すように、蛍光管保持具Xは、一方の面(以下、便宜上、上面という)に蛍光管の保持部20が形成された板状本体部10を有している。
さらに、その板状本体部10の上面には、保持部20よりも高く突設された上面側突起部30が設けられている。この上面側突起部30は、板状本体部10の上面側に配置される液晶パネル等と蛍光管80とが干渉しないように、保持部20に保持される蛍光管80の保持空間を確保するスペーサの役割を果たすものである。また、保持部20各々は、正面方向(保持される蛍光管80の軸方向)から見て概ね馬蹄状(概ねU字状ともいえる)に形成されており、その内側には、蛍光管80の外縁(外周)の範囲よりも若干小さな範囲内となる3箇所に、蛍光管80の周面を支持する3つの支持部21が形成されている。この保持部20の内側に蛍光管80が押圧されると、保持部20は弾性変形して広がり、蛍光管80が保持部20の内側に嵌め込まれる。そして、蛍光管80が嵌め込まれると、保持部20の弾性によって3つの支持部21が蛍光管80の周面に当接し、その支持部21によって蛍光管80が保持部20ごとに3点支持される。
一方、板状本体部10の他方の面(前記一方の面に対して反対側の面、以下、便宜上、下面という)には、基材60に形成されたネジ穴61(図2参照、これについては後述する)に螺合されるネジ山41が形成された突起部40(以下、ネジ突起部40という)が突設されている。なお、図1における下面図には、ネジ山41の記載が省略されている。
さらに、板状本体部10の下面におけるネジ突起部40を挟む両側各々には、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61に螺着された場合に基材60に形成された複数の突起部63(図2参照、これについては後述する)各々を嵌入させることによってその突起部63を係止する複数の係止孔11(係止部及び被嵌入孔の一例)が形成されている。
図1に示す例では、係止孔11は、ネジ突起部40を中心に、その両側のほぼ対称な位置に1つずつ(合計2つ)設けられている。
一方、基材60には、図2に示すように、蛍光管保持具Xのネジ突起部40と螺合するネジ山62aが形成されたネジ穴61が、ネジタップ加工部62の内側に形成され、さらに、そのネジ穴61を挟む両側各々には、蛍光管保持具Xのネジ突起部40がネジ穴61に螺着された場合に、蛍光管保持具Xの係止孔11に嵌入して係止される複数の突起部63が設けられている。
図2に示す例では、突起部63は、蛍光管保持具X側の係止孔11と対応するように、ネジ穴61を中心に、その両側のほぼ対称な位置に1つずつ(合計2つ)設けられている。
また、基材60と蛍光管保持具Xの板状本体部10との間に配置され、蛍光管80の光を反射する反射シート70には、基材60の突起部63の貫通孔72、及び蛍光管保持具Xのネジ突起部40の貫通孔71が形成されている。
また、図2に示すように、蛍光管保持具X側の係止孔11の深さd1は、これに嵌入して係止される基材60の突起部63の高さd2以下に形成(d1≦d2)されている。なお、蛍光管保持具X側の係止孔11の深さd1は、これに嵌入する基材60の突起部63の高さd2から、反射シート70の厚み分を差し引いた長さとほぼ等しい深さ、或いはそれ以下の深さに形成されている。
また、図1に示すように、蛍光管保持具Xの板状本体部10の下面には、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61に螺合される(ねじ込まれる)際に、その基材60の突起部63によって摺動される部分(突起部63の先端が当接して擦られる部分)に、板状本体部10の下面の縁部から係止孔11に向けて基材60の突起部63を案内する案内溝12a、12b(以下、これらを総称する場合、案内溝12と称する)が形成されている。この案内溝12の深さは、基材60の突起部63の高さd2よりも浅く形成されている。
ここで、一方の案内溝12aは、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61にねじ込まれる際(図1の例では、基材60に向かって時計回りに回転させられた際)に、基材60の突起部63によってそれが係止孔11に嵌入して係止される前に摺動される部分に形成された溝である。以下、この案内溝12aを前段の案内溝12aという。
他方の案内溝12bは、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61にねじ込まれる際に、基材60の突起部63が係止孔11に嵌入後、さらにその嵌入が外れて行き過ぎた場合に、その突起部63によって摺動される部分に形成された溝である。以下、この案内溝12bを後段の案内溝12bという。
また、図1の下面図に示すように、案内溝12は、板状本体部10の下面の縁部から係止孔11の近傍の位置まで形成されており、係止孔11には直接的に繋がっていない。
また、図1の側面図に示すように、案内溝12は、板状本体部10の下面の縁部側から係止孔11に近い側に向けて徐々に浅くなるよう形成されている。なお、本実実施形態では、案内溝12の深さは、係止孔11の深さよりも浅く形成されている。
また、上面側突起部30は、ネジ突起部40の軸方向に沿って形成され、さらに、これを摘んでネジ突起部40を基材60のネジ穴61にねじ込む作業を行いやすいように、上面方向(ネジ突起部40の軸方向)から見て一の方向に伸びた形状(図1に示す例では上面方向から見てほぼ楕円状)に形成されている。即ち、上面側突起部30は、スペーサとして機能するとともに、当該蛍光管保持具Xを基材60にねじ込む際の取手部としても機能する。
次に、蛍光管保持具X及びそれが装着される基材60が図1及び図2に示す構成を有することによる作用効果について説明する。
基材60の表面に突起部63が設けられ、その高さより浅い係止孔11が蛍光管保持具Xの下面に設けられていることにより、蛍光管保持具Xが基材60にねじ込まれて取り付けられる(螺合される)際に、基材60側の突起部63が板状本体部10の係止孔11に嵌入して係止されるまでは、その板状本体部10の下面と基材60側の突起部63とが当接し、突起部63がスペーサとしての機能を果たすことになり、板状本体部10の下面が基材60側の表面(ここでは、基材60の表面に配置される反射シート70)に接触しないようにできる。従って、基材60側の反射シート70を傷つけることなく容易に蛍光管保持具Xを着脱できる。
さらに、最終的には、蛍光管保持具Xの係止孔11に、基材60側の突起部63が嵌入した状態(固定状態)で蛍光管保持具Xが基材60に固定されるので、振動等によってネジ突起部40とネジ穴63との螺着(固定)が緩むことを防止できる。
また、基材の突起部の高さd2と蛍光管保持具Xの係止孔11の深さd1との差分(d2―d1)を適切に設定(設計)することにより、前記固定状態における、板状本体部10の下面と反射シート70の表面(基材60側の表面)との間の接触圧力を適切に設定(設計)したり、それらの間に隙間を設けたりすることが可能となる。
また、板状本体部10の下面における基材60の突起部63によって摺動される部分に、案内溝12が形成されているので、ネジ突起部40と基材60のネジ穴61との間に多少のガタ(遊び)があっても、基材60の突起部63が板状本体部10の係止孔11に誘導され、当該蛍光管保持具Xが適切に位置決めされる。なお、案内溝12が基材60の突起部63の高さよりも反射シート70の厚み分以上浅く形成されることにより、前記固定状態となる前に、板状本体部10の下面と反射シート70の表面とが擦れてしまうことを防止できる。
また、前述したように、案内溝12は、板状本体部10の下面の縁部から係止孔11の近傍の位置まで形成され、係止孔11に直接繋がっていない。このため、作業者が蛍光管保持具Xを基材60側にねじ込んだ際に、一旦、基材60の突設部63と板状本体部10の下面(係止孔11の近傍部分の表面)とが当接する状態となった直後に、突起部63が係止孔11に対して比較的大きな段差を経て嵌入する。その結果、突起部63が係止孔11に「カチッ」と嵌入した感覚が作業者に明確となり、ねじ込みをどこで止めて位置決めすればよいかを容易に把握できる。その結果、蛍光管保持具Xにより保持される蛍光管80が正確な向きで固定される。さらに、案内溝12が、板状本体部10の下面の縁部側から係止孔11に近い側に向けて徐々に浅くなるよう形成されているので、蛍光管保持具Xのねじ込み作業がスムーズとなる。
さらに、案内溝12として、前記前段の案内溝12aに加え、前記後段の案内溝12bも形成されていることにより、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61にねじ込まれて基材60の突起部63が係止孔11に嵌入後、さらにその嵌入が外れて行き過ぎた場合(前記固定状態よりも行き過ぎた場合)に、前記固定状態に戻す操作がスムーズとなる。これにより、作業者は、前記固定状態よりも行き過ぎてねじ込んでしまうことを恐れることなく、素早く蛍光管保持具Xをねじ込むことができ、前記固定状態よりも行き過ぎたときは、その行き過ぎた少しの分だけゆっくり元に戻すという作業が可能となる。その結果、前記固定状態よりも行きすぎてねじ込むことを恐れて、ゆっくり蛍光管保持具Xをねじ込む場合よりも、蛍光管保持具Xの取り付け時間を短縮することができる。
なお、ネジ突起部40とネジ穴61との確実な螺合(固定)と、そのねじ込み作業の作業性とのバランスを考慮すれば、ネジ突起部40のネジ山41とこれと螺合するネジ山62aは、微小角度角度から2回転分程度(ほぼ360°)の回転により螺着する(前記固定状態となる)ように形成されていることが望ましい。
ところで、蛍光管保持具Xのねじ込み作業をスムーズにできる構成としては、必ずしも案内溝12を設ける必要はない。
例えば、ネジ突起部40と基材60のネジ穴61との間のガタ(遊び)がそれほど問題にならないような場合であれば、板状本体部10の下面に、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61に螺合される際に基材の突起部によって摺動される部分を含む一定領域において、板状部材10の下面の縁部の方が係止孔11に近い側よりも板状本体部10の厚みが薄厚となるテーパ部(傾斜面)が形成された構成も考えられる。
また、前述の実施形態では、ネジ突起部40が基材60のネジ穴61に螺着された場合に基材60の突起部63各々を係止する係止機構の例として、蛍光管保持具Xに基材60の突起部63を嵌入させる係止孔11が形成された構成を示したが、これに限るものではない。
図4は、本発明の実施例に係る蛍光管保機構における係止機構の一例を表す図(平面図)である。なお、図4に示す蛍光管保持具X’は、例えば前記蛍光管保持具Xから前記嵌入孔11を除いた構成を有するものである。
前記係止機構としては、例えば図4に示すように、蛍光管保持具X’が基材60に対して螺着されて所定の固定位置に到達した場合に、基材60の突起部63が、蛍光管保持具X’における板状本体部10の縁部10aによって係止される機構等も考えられる。
本発明は、蛍光管保持具への利用が可能である。
本発明の実施形態に係る蛍光管保持具Xの形状を表す図。 蛍光管保持具Xの基材に対する取付機構を表す断面図。 液晶表示装置における液晶表示部の背面を照明するバックライト部Yの概略正面図。 本発明の実施例に係る蛍光管保持機構における係止機構の一例を表す図。 従来の蛍光管保持具Zを表す図。
符号の説明
X、X’…蛍光管保持具
10…板状本体部
11…係止孔
12…案内溝
20…保持部
21…支持部
30…上面側突起部
40…ネジ突起部
41、62a…ネジ山
60…基材
61…ネジ穴
62…ネジタップ加工部
70…反射シート
71、72…貫通孔
80…蛍光管

Claims (10)

  1. 所定の基材に対して取り付けられ蛍光管を保持する蛍光管保持具であって、
    一方の面に蛍光管の保持部が形成された本体部と、
    前記本体部における前記一方の面と反対側の他方の面に突設され前記基材に形成されたネジ穴に螺合されるネジ山が形成されたネジ突起部と、
    前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材に形成された複数の突起部各々を係止する係止部と、
    を具備してなることを特徴とする蛍光管保持具。
  2. 前記係止部が、前記本体部の他方の面における前記ネジ突起部を挟む両側各々に形成され前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材に形成された複数の突起部各々を嵌入させる複数の被嵌入孔により構成されてなる請求項1に記載の蛍光管保持具。
  3. 前記被嵌入孔の深さがこれに嵌入する前記基材の突起部の高さ以下に形成されてなる請求項2に記載の蛍光管保持具。
  4. 前記本体部の他方の面における、前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺合される際に前記基材の突起部によって摺動される部分に、前記本体部の他方の面の縁部から前記係止部に向けて前記基材の突起部を案内する溝であって前記基材の突起部の高さよりも浅い案内溝が形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の蛍光管保持具。
  5. 前記案内溝が、前記本体部の他方の面の縁部から前記係止部の近傍の位置まで形成されてなる請求項4に記載の蛍光管保持具。
  6. 前記案内溝が、前記本体部の他方の面の縁部側から前記係止部に近い側に向けて徐々に浅くなるよう形成されてなる請求項4又は5のいずれかに記載の蛍光管保持具。
  7. 蛍光管を保持する蛍光管保持具と、該蛍光管保持具が取り付けられる所定の基材とを有する蛍光管保持機構であって、
    前記基材に、ネジ穴と該ネジ穴を挟む両側各々に形成された複数の突起部が設けられ、
    前記蛍光管保持具に、一方の面に蛍光管の保持部が形成された本体部及び該本体部における前記一方の面と反対側の他方の面に突設され前記基材のネジ穴に螺合されるネジ山が形成されたネジ突起部が設けられるとともに、
    前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材に形成された複数の突起部各々を係止する係止機構が設けられてなることを特徴とする蛍光管保持機構。
  8. 係止機構が、前記本体部の他方の面における前記ネジ突起部を挟んだ両側各々に形成され前記ネジ突起部が前記基材のネジ穴に螺着された場合に前記基材の突起部各々を嵌入させる複数の被嵌入孔により構成されてなる請求項7に記載の蛍光管保持機構。
  9. 前記基材と前記蛍光管保持具の前記本体部との間に、前記基材の突起部及び前記蛍光管保持具の前記ネジ突起部各々の貫通孔が形成され前記蛍光管の光を反射する反射シートが配置されてなる請求項8に記載の蛍光管保持機構。
  10. 液晶表示部の背面照明を行う蛍光管を保持する上記請求項9に記載の蛍光管保持機構を備えてなることを特徴する液晶表示装置。
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