JP2007141462A - 燃料電池システム及び燃料電池システムの充電制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システムの充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車室内の騒音レベルに応じてバッテリへの充電電力を低減させて燃料電池補機類の作動音による運転者への違和感を防止することのできる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】本発明の燃料電池システム1は、燃料電池2で発電された電力を蓄えるバッテリ12と、バッテリ12の充電状態を検出するバッテリ制御器13と、バッテリ12の充電状態に基づいて目標バッテリ充電電力を算出し、車室内の騒音レベルが小さいときには目標バッテリ充電電力を低減させて燃料電池補機類の作動音を抑制するコントローラ3とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載された燃料電池システムに係り、特に車室内の騒音レベルに応じてバッテリへの充電電力を制限する燃料電池システム及びその充電制御方法に関する。
燃料電池は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化剤ガスとを電解質膜を介して電気化学的に反応させ、電解質膜の両面に設けた電極間から電気エネルギーを直接取り出すものである。特に、固体高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池は、動作温度が低く、取り扱いが容易なことから電動車両用の電源として注目されている。このような燃料電池車両では、高圧水素タンクや液体水素タンク、水素吸蔵合金タンクなどの水素貯蔵装置を車両に搭載し、そこから供給される水素と、酸化剤ガスとして外部から吸入される空気とを燃料電池に送り込んで反応させ、燃料電池から取り出した電気エネルギーでモータを駆動して駆動輪を回転させている。そして、燃料電池車両から排出される物質は、水だけなので、究極のクリーン車両でもある。
また、燃料電池は発電装置であり、蓄電池のように電力を蓄積することはできない。このため、余剰電力の蓄電用及び燃料電池の起動用、発進、再加速時における燃料電池の発電電力の遅れを補うために、燃料電池車両にはバッテリなどの蓄電手段が備えられている。
ここで、バッテリへ充電する発電機の作動音が運転者に違和感を与える場合があり、このような違和感を低減させるための従来例として、特開平7−284201号公報(特許文献1)が開示されている。
この従来例では、ハイブリッド電気自動車の発電系の制御装置において、走行音が小さいときにバッテリの充電を停止する目標バッテリ容量レベルを低く設定することによって、バッテリの充電頻度を下げて発電機の作動音が運転者に与える違和感を低減するようにしている。
特開平7−284201号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、走行音が小さいときにバッテリの充電頻度を下げて発電機の作動音を低減しようとしているだけで、バッテリの充電電力値を考慮していないので、充電する頻度が下がってもバッテリへの充電を行う状況によっては、発電機の作動音が運転者や同乗者へ聞こえてしまい、違和感を与えてしまうという問題点があった。
また、上述した特許文献1に開示された従来例のように発電機として内燃機関を使用したハイブリッド電気自動車の場合では、エンジン回転数を一定に保ったままエンジン負荷(スロットル開度)を上げることによって発電量(負荷出力)を増加させている。しかし、騒音性能を支配するのは、主にエンジン回転数であることから、負荷出力の増加による騒音性能への影響は小さい。
一方、燃料電池自動車の場合には、負荷出力の増加はそのまま発電量の増加、すなわち空気圧縮装置などの補機類の作動音の増加につながり、騒音性能への影響が大きくなってしまうので、燃料電池自動車ではバッテリへの充電電力が増えて発電量が増加すると、騒音も増加してしまうという問題点があった。
上述した課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応により反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を蓄えるバッテリとを備え、車両に搭載された燃料電池システムであって、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段と、当該燃料電池システムが搭載された車両の車室内の騒音レベルを検出する騒音レベル検出手段と、前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、前記バッテリに充電する目標バッテリ充電電力を算出する充電電力演算手段と、前記騒音レベルに基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させるバッテリ充電電力制限手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムの充電制御方法は、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応により反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を蓄えるバッテリとを備え、車両に搭載された燃料電池システムの充電制御方法であって、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出ステップと、前記燃料電池システムが搭載された車両の車室内の騒音レベルを検出する騒音レベル検出ステップと、前記充電状態検出ステップの検出結果に基づいて、前記バッテリに充電する目標バッテリ充電電力を算出する充電電力演算ステップと、前記騒音レベルに基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させるバッテリ充電電力制限ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る燃料電池システムでは、車室内の騒音レベルに基づいてバッテリの目標充電電力を低減させるので、車室内の騒音レベルが低いときには燃料電池の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
以下、本発明に係わる燃料電池システム及び燃料電池システムの充電制御方法の実施例について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。図1は本実施例に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の燃料電池システム1は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて電気化学反応により発電する燃料電池2と、燃料電池2のアノード極2aと、燃料電池2のカソード極2bと、燃料電池システム1を制御するコントローラ3と、水素ガスを貯蔵する水素貯蔵タンク4と、水素貯蔵タンク4から供給される高圧水素を減圧して圧力制御するアノード極圧力制御弁5と、燃料電池2で消費されなかった水素ガスを再循環させるエゼクタ6と、空気を加圧してカソード極2bに供給するコンプレッサ7と、燃料電池2から取り出される電流や電圧を制御する燃料電池出力制御器8と、燃料電池2から出力される電圧を検出する燃料電池電圧計9と、燃料電池2から出力される電流を検出する燃料電池電流計10と、燃料電池2から出力された電力によって駆動される駆動モータ11と、燃料電池2で発電された電力を蓄えるバッテリ12と、バッテリ12の充電状態を制御するバッテリ制御器13と、バッテリ12の電圧を検出するバッテリ電圧計14と、バッテリ12の電流を検出するバッテリ電流計15とを備えている。
上述した燃料電池システム1において、燃料電池2は、例えば固体高分子電解質膜を挟んでアノード極2aとカソード極2bとを対設させて燃料電池構造体を構成し、この燃料電池構造体をセパレータで狭持して複数積層させた燃料電池スタックである。そして、この燃料電池2ではアノード極2aに燃料ガスである水素ガスが供給され、カソード極2bに酸化剤ガスである空気が供給されて以下に示す電気化学反応によって発電が行われている。
アノード(燃料極): H2→2H++2e- (1)
カソード(酸化剤極):2H++2e-+(1/2)O2→H2O (2)
また、燃料電池2へ水素ガスを供給する水素供給系では、水素貯蔵タンク4からアノード極圧力制御弁5を通じて燃料電池2のアノード極2aに水素ガスが供給される。水素貯蔵タンク4から供給される高圧水素は、アノード極圧力制御弁5の開度を調節することによって燃料電池2における水素ガスの圧力が所望の圧力になるように制御されている。また、アノード極2aで消費されなかった水素ガスはエゼクタ6を通じてアノード極2aに再循環されている。
一方、酸化剤ガスである空気を供給する空気供給系では、コンプレッサ7によって外気から吸入した空気が加圧され、燃料電池2のカソード極2bに供給されている。カソード極2bにおける空気圧は図示していない空気圧力センサによって検出され、その検出値がコントローラ3にフィードバックされ、コントローラ3によってコンプレッサ7の回転数及び空気調圧弁(図示せず)の開口面積が調節されてカソード極2bにおける空気圧が制御されている。
また、コントローラ3は燃料電池システム1全体を制御して燃料電池2から電力を取り出し、駆動モータ11に供給している。コントローラ3には燃料電池システムの運転状態を検出するために、燃料電池電圧計9と燃料電池電流計10などが接続されており、目標発電量に応じて決まる目標水素ガス圧力及び流量と、目標空気圧力及び流量を実現するように、コンプレッサ7、アノード極圧力制御弁5を制御すると共に、燃料電池2から駆動モータ11やバッテリ12へ取出す電力(電流)を燃料電池出力制御器8に指令して制御している。
バッテリ制御器13は、バッテリ電圧計14、バッテリ電流計15に接続され、これらによって検出された電圧と電流に基づいてバッテリ12の充電状態(以下、SOCという)や充電可能電力などを演算してコントローラ3に指令している。
車速検知部24は、駆動モータ11の回転数に基づいて車両の速度VCARを検出している。また、図示していないABSユニットにより計測される車輪回転数を使用して車両の速度を演算する仕様としても良い。
次に、上述した図1のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図2に基づいて説明する。図2に示すように、バッテリ制御器13は、バッテリ12の充電状態を表すSOC値RSOCの演算を行う充電状態検出部(充電状態検出手段)21と、充電状態検出部21の出力に基づいてバッテリ12に充電可能な電力の上限値PLMTを演算するバッテリ充電可能電力演算部22とを備えている。
充電状態検出部21は、バッテリ電圧計14で検出されたバッテリ電圧とバッテリ電流計15で検出されたバッテリ電流とに基づいて、例えばバッテリ充放電電流の積算などによってバッテリ12の充電状態を表すSOC値RSOCの値を演算している。
バッテリ充電可能電力演算部22は、例えば図3に示すように予め実験などによって求めたバッテリ単体での特性を使用して、SOC値RSOCから充電可能電力の上限値PLMTを算出する。このとき、図示しないバッテリ12の温度を検出する温度センサを使用し、この温度センサによって検出されたバッテリ12の温度を考慮してバッテリ12の単体特性を設定するように構成しても良い。
一方、コントローラ3は、図2に示すように、バッテリ12に充電するときの目標充電電力を算出するバッテリ充電電力演算部(充電電力演算手段)23と、車速検知部(車速検知手段)24の検出結果に基づいて車室内の騒音レベルDNISを演算する騒音レベル演算部(騒音レベル検出手段)25と、騒音レベルに基づいて目標バッテリ充電電力を低減させるバッテリ充電電力制限部(バッテリ充電電力制限手段)26とを備えている。
騒音レベル演算部25は、車速検知部24の出力(検出結果)に基づいて車室内の騒音レベルを演算する。このとき、例えば図4に示すようなマップを予め実験など(ロードノイズ、風切音計測など)によって求めておき、逐次車速VCARに応じた騒音レベルDNISを演算している。
次に、本実施例の燃料電池システム1のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。ただし、この演算処理は所定時間(例えば10[ms])毎に実行されている。
図5に示すように、まずコントローラ3はバッテリ制御器13からバッテリ12のSOC値RSOCを入手し(S301)、次にバッテリ制御器13から図3で求めたバッテリ充電可能電力PLMTを入手する(S302)。
そして、コントローラ3は、SOC値RSOCとバッテリ充電可能電力PLMTとに基づいて目標バッテリ充電電力TPBASEを演算する(S303)。ここで、目標バッテリ充電電力TPBASEは、図6に示すようにバッテリ12が過充放電されることが無いように、バッテリ12の単体特性に対してある程度余裕を持たせた特性に設定されている。
ここで、バッテリ12では、バッテリの充電状態を表すSOC値RSOCがSOC管理目標値TSOCになるように常に制御されている。このSOC管理目標値としては、例えば充電可能電力の70[%]に設定されている。したがって、SOC値RSOCとSOC管理目標値TSOCとを比較し(S304)、SOC値RSOCがSOC管理目標値TSOC以下となっている場合には、図6のマップで求めた目標バッテリ充電電力TPBASEをバッテリ12に充電することによってSOC値がSOC管理目標値に近づくように制御する(後述)。また、SOC値RSOCがSOC管理目標値TSOC以上となっている場合には、目標バッテリ充電電力TPBASE=0としてバッテリ12への充電は行なわれない(S305)。
そして、ステップS304においてSOC値RSOCがSOC管理目標値TSOC以下となる場合には、車速検知部24によって車速VCARを検出し(S306)、検出された車速VCARに基づいて騒音レベル演算部25が図4のマップに基づいて車室内の騒音レベルDNISを演算する(S307)。
続いて、算出された騒音レベルDNISが予め設定された所定の騒音レベルよりも小さいか否かを判定し(S308)、騒音レベルDNISが大きい場合にはステップS303で算出した目標バッテリ充電電力TPBASEでバッテリ12の充電を行なって(S309)、バッテリ12の充電電力制御処理を終了する。一方、ステップS308において騒音レベルDNISが小さいと判定された場合には騒音レベルDNISに基づいて、バッテリ充電電力制限値TPLMTを演算する(S310)。
ここで、バッテリ充電電力制限値TPLMTの演算方法を図7に基づいて説明する。図7に示すように、目標バッテリ充電電力を表すマップにおいて、点(a)に示す充電制限開始SOCの値を騒音レベルが小さくなるにしたがって所定割合だけ低減するようにしてバッテリ充電電力制限値TPLMTを設定する。
また、図8に示すように目標バッテリ充電電力のSOC管理目標値TSOCと充電制限開始SOC(図8の(a)点)との間を騒音レベルに応じて(b)点へ変化させるように低減してバッテリ充電電力制限値TPLMTを設定するようにしても良い。
こうして設定された図7あるいは図8のマップにSOC値RSOCを入力してバッテリ充電電力制限値TPLMTの値を演算し、算出されたバッテリ充電電力制限値TPLMTでバッテリ12の充電を行なって(S311)、バッテリ12の充電電力制御処理を終了する。
次に、特許文献1で開示された従来例による充電制御と、本実施例の燃料電池システム1による充電制御とを比較して説明する。
図9に示すように、従来例では、走行音が大きいときにはバッテリの充電開始SOCの値が大きくなるように設定して充電頻度を上げ、走行音が小さいときには充電停止SOCの値が小さくなるように設定して充電頻度を下げて発電機の作動音による運転者への違和感を低減するようにしている。しかし、バッテリ充電電力については常に一定の値で充電が行なわれているので、充電頻度が下がったとしてもバッテリへ充電を行う状況によっては発電機の作動音が運転者あるいは同乗者へ聞こえてしまい、違和感を与えてしまう。
しかしながら、本実施例の燃料電池システム1では、図10に示すようにSOC値がSOC管理目標値よりも低下してバッテリ12への充電を行なう場合に、騒音レベルが所定値よりも低いと目標バッテリ充電電力で充電するのではなく、バッテリ充電電力制限値で充電を行なうようにしている。したがって、車両が極低速時もしくは停止時など燃料電池システム全体が一定の静寂な状態にある場合には充電電力(燃料電池の発電電力)を小さくして、燃料電池システム1による作動音の変化や音量増加を抑制することが可能となる。
このように、本実施例の燃料電池システム1では、車室内の騒音レベルに基づいてバッテリ12の目標バッテリ充電電力を低減させるので、車室内の騒音レベルが低いときに燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
また、本実施例の燃料電池システム1では、車両の速度を検出する車速検知部24を備え、車速検知部24の検出結果に基づいて騒音レベルを算出するので、車両が極低速や停止していることにより燃料電池システム全体が一定の静寂な状態であることを検出することができ、これによって静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
次に、本発明の実施例2を図11に基づいて説明する。図11に示すように、本実施例の燃料電池システム31は、燃料電池2の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ32と、循環する冷却水の経路を切り替える冷却水経路切替弁33と、冷却水を放熱させるラジエタ34と、ラジエタ34に冷却風を送風するラジエタファン35と、ラジエタファン35の回転数を検知するラジエタファン回転数検知部(ラジエタファン回転数検知手段)36とをさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。燃料電池システム31は、燃料電池2の運転温度を好適に維持するために、冷却水を用いた温度調整がコントローラ3によって行われている。コントローラ3による燃料電池2の温度調整は、冷却水循環ポンプ32を駆動した状態において、冷却水経路切替弁33によって冷却水の経路を切り替えたり、ラジエタファン35の動作量(回転数)を調整したりすることによって行われる。ラジエタファン35は、例えば電動モータ(図示せず)によって駆動されており、この電動モータの回転数が制御されることにより、燃料電池2の運転温度から特定される冷却性能に応じた動作量で駆動される。また、ラジエタファン回転数検知部36は、ラジエタファン35に対して一体的に取り付けられており、ラジエタファン35の回転数を検出する。
次に、上述した図11のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図12に基づいて説明する。図12に示すように、コントローラ3にはラジエタファン回転数検知部36からの検出結果が入力されていることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図12において、騒音レベル演算部25は、ラジエタファン回転数検知部36の出力(検出結果)に基づいて車室内の騒音レベルを演算する。このとき、例えば図13に示すようなマップを予め実験などで求めておき、検出したラジエタファン35の回転数RRFNから逐次騒音レベルDNIRを演算している。
次に、本実施例の燃料電池システム1のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図14のフローチャートに基づいて説明する。
図14に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS406においてラジエタファン35の回転数RRFNを検知し、このラジエタファンの回転数RRFNに応じた車室内の騒音レベルDNIRを演算して求め(S407)、この騒音レベルDNIRに基づいて目標バッテリ充電電力を低減するか否かを判定するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施例の燃料電池システム31では、ラジエタファン35の回転数を検出するラジエタファン回転数検知部36を備え、このラジエタファン回転数検知部36の検出結果に基づいて騒音レベルDNIRを算出するようにしたので、ラジエタファン35が停止していることにより燃料電池システム全体が一定の静寂な状態であることを検出することができる。そして、これによって静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
本実施例において、ラジエタファン回転数検知部36は、ラジエタファン35の回転数を直接的に検出する構成であるが、この検知部36は、このラジエタファン35を駆動する駆動モータの回転数を検出することにより、或いは、駆動モータに出力される制御指令値を参照することにより、ラジエタファン35の回転数を間接的に検出してもよい。
次に、本発明の実施例3を図15に基づいて説明する。図15に示すように、本実施例の燃料電池システム41は、車両に搭載された空調装置42と、空調装置42のブロアファン43の回転数を検出するブロアファン回転数検知部(ブロアファン回転数検知手段)44とをさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。空調装置42は、車室内の温度を制御する周知のシステムであり、吸入口より取り込まれた内気または外気をブロアファン43によって送風する。送風された空気は、コンプレッサ(図示せず)で圧縮された冷媒をエバポレータ(図示せず)で気化させることによって冷却され、この冷却空気の少なくとも一部が再加熱されて、温度調節された上で車室内に送風される。ブロアファン43は、内気または外気を車室内に送風するものであり、例えば、電動モータ(図示せず)によって駆動される。空調装置用のコントローラ(図示せず)は、電動モータの回転数を制御することにより、乗員によって設定された風量に応じた動作量(回転数)で、或いは、乗員によって設定された車室内の目標温度に応じた動作量(回転数)でブロアファン43を駆動する。また、ブロアファン回転数検知部44は、ブロアファン43に対して一体的に取り付けられており、ブロアファン43の回転数を検出する。
次に、上述した図15のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図16に基づいて説明する。図16に示すように、コントローラ3には、ブロアファン回転数検知部44からの検出結果が入力されていることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図16において、騒音レベル演算部25は、ブロアファン回転数検知部44の出力(検出結果)に基づいて車室内の騒音レベルを演算する。このとき、例えば図17に示すようなマップを予め実験などで求めておき、検出したブロアファン43の回転数RBRWから逐次騒音レベルDNIAを演算している。
次に、本実施例の燃料電池システム41のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図18のフローチャートに基づいて説明する。
図18に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS506においてブロアファンの回転数RBRWを検知し、このラジエタファンの回転数RBRWに応じた車室内の騒音レベルDNIAを演算して求め(S507)、この騒音レベルDNIAに基づいて目標バッテリ充電電力を低減するか否かを判定するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施例の燃料電池システム41では、車両に搭載された空調装置42のブロアファン43の回転数を検出するブロアファン回転数検知部44を備え、ブロアファン回転数検知部44の検出結果に基づいて騒音レベルを算出するようにしたので、ブロアファン43の回転数が低いことにより車室内が一定の静寂な状態であることを検出することができる。そして、これによって静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
なお、本実施例において、ブロアファン回転数検知部44は、ブロアファン43の回転数を直接的に検出する構成であるが、この検知部44は、ブロアファン43を駆動する駆動モータの回転数を検出することにより、或いは、この駆動モータに出力される制御指令値を参照することにより、ブロアファン43の回転数を間接的に検出してもよい。
次に、本発明の実施例4を図19に基づいて説明する。図19に示すように、本実施例の燃料電池システム51は、車両に搭載されたオーディオの音量を調節するオーディオボリューム52と、オーディオの音量を検出するオーディオボリューム検出部(オーディオ音量検知手段)53をさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。オーディオボリューム検知部53は、例えば、乗員によって調整されるオーディオボリューム52の設定レベルに応じてオーディオ用のコントローラ(図示せず)に出力される制御値を参照し、オーディオの音量(オーディオボリューム)を検出する。
次に、上述した図19のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図20に基づいて説明する。図20に示すように、コントローラ3には、オーディオボリューム検知部53からの検出結果が入力されていることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図20において、騒音レベル演算部25は、オーディオボリューム検知部53の出力に基づいて車室内の騒音レベルを演算する。このとき、予め実験などでマップを求めておき、検出したオーディオボリュームAVOLから逐次騒音レベルDNIVを演算している。
次に、本実施例の燃料電池システム51のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図21のフローチャートに基づいて説明する。
図21に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS606においてオーディオボリュームAVOLを検知し、このオーディオボリュームAVOLに応じた車室内の騒音レベルDNIVを演算して求め(S607)、この騒音レベルDNIVに基づいて目標バッテリ充電電力を低減するか否かを判定するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施例の燃料電池システム51では、車両のオーディオの音量を検出するオーディオボリューム検知部53を備え、オーディオボリューム検知部53の検出結果に基づいて騒音レベルを算出するようにしたので、オーディオの音量が小さいことで車室内が一定の静寂な状態であることを検出することができる。そして、これによって静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
次に、本発明の実施例5を図22に基づいて説明する。図22に示すように、本実施例の燃料電池システム61は、車室内の騒音を検出する車室内騒音検知部(車室内騒音検知手段)63をさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。
次に、上述した図22のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図23に基づいて説明する。図23に示すように、車室内騒音検知部63からの検出結果が入力されていることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図23において、車室内騒音検知部63には図示しない騒音レベル演算部が備えられており、検出素子で検出した検出結果(騒音)に基づいて車室内の騒音レベルを演算している。このとき、予め実験などでマップを求めておき、検出した騒音から逐次騒音レベルDNICを演算している。
次に、本実施例の燃料電池システム61のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図24のフローチャートに基づいて説明する。
図24に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS706において車室内の騒音を検知し、この騒音から騒音レベルDNICを演算して求め、この騒音レベルDNICに基づいて目標バッテリ充電電力を低減するか否かを判定するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施例の燃料電池システム61では、車両の車室内の騒音を検出する車室内騒音検知部63を備え、車室内騒音検知部63の検出結果に基づいて騒音レベルを算出するようにしたので、車室内が一定の静寂な状態であることを検出することができる。そして、これによって静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
次に、本発明の実施例6を図25に基づいて説明する。図25に示すように、本実施例の燃料電池システム71は、実施例1〜実施例4を組み合わせた構成になっており、燃料電池2の冷却水を循環させる冷却水循環ポンプ32と、循環する冷却水の経路を切り替える冷却水経路切替弁33と、冷却水を放熱させるラジエタ34と、ラジエタ34に冷却風を送風するラジエタファン35と、ラジエタファン35の回転数を検出するラジエタファン回転数検知部36と、車両に搭載された空調装置42と、空調装置42のブロアファン43の回転数を検出するブロアファン回転数検知部44と、車両に搭載されたエアコンを駆動するエアコンブロア42と、車両に搭載されたオーディオの音量を調節するオーディオボリューム52と、オーディオの音量を検出するオーディオボリューム検知部53とをさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。
次に、上述した図25のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図26に基づいて説明する。図26に示すように、本実施例の燃料電池システム71において、コントローラ3には、車速検知部24からの検出結果と、ラジエタファン回転数検知部36からの検出結果と、ブロアファン回転数検知部44からの検出結果と、オーディオボリューム検知部53からの検出結果とが入力されている。ただし、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。また、これら4つの検知部のうち、少なくとも2つ以上の検知部のみで構成するようにしても良い。
図26において、騒音レベル演算部25は、車速検知部24、ラジエタファン回転数検知部36、ブロアファン回転数検知部44、オーディオボリューム検知部53の出力に基づいて車室内の騒音レベルを演算する。このとき、図27に示すように、各検知部から出力された検出結果に対し、例えば実施例1〜実施例4で説明したようなマップ検索によって各々の騒音レベルを演算し(S2701〜S2704)、それらの騒音レベルに対してセレクトハイを行って(S2705)、算出された騒音レベルのそれぞれのうち、最も大きな騒音レベルを代表騒音レベル(騒音レベルの代表値)DNILとして演算している(S2706)。
次に、本実施例の燃料電池システム71のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図28のフローチャートに基づいて説明する。
図28に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS806において車速検知部24が車速VCARを検出し、ステップS807においてラジエタファン35の回転数RRFNを検知し、ステップS808においてエアコンブロアの回転数RBRWを検知し、ステップS809においてオーディオボリュームAVOLを検知している。そして、これらの検出結果に基づいて騒音レベル演算部25がそれぞれの騒音レベルを演算して最も大きな騒音レベルを代表騒音レベルDNILとして算出し(S810)、この騒音レベルDNILに基づいて目標バッテリ充電電力を低減するか否かを判定するようにしたことが実施例1(図5)と異なっており、その他のステップについては実施例1と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように、本実施例の燃料電池システム71では、複数の検知部を組み合わせて最も大きな騒音レベルに基づいてバッテリ12への目標バッテリ充電電力を制限するか否かを判定するようにしたので、車室内の騒音をより正確に検出することができる。そして、これによって車室内が静寂なときにはバッテリ12への目標バッテリ充電電力を低減して燃料電池2の発電量の変化に起因する燃料電池補機類の作動音の変化や音量増加を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
次に、本発明の実施例7を図29に基づいて説明する。図29に示すように、本実施例の燃料電池システム81は、大気圧を検出する大気圧検知部(大気圧検知手段)83をさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。
次に、上述した図29のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図30に基づいて説明する。図30に示すように、大気圧検知部83からの検出結果が入力されていることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図30において、バッテリ充電電力制限部26は大気圧検知部83の検出結果に基づいて目標バッテリ充電電力を低下させている。
次に、本実施例の燃料電池システム81のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図31のフローチャートに基づいて説明する。
図31に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS910において大気圧PAMBを検知し、ステップS911において騒音レベルDNISと大気圧PAMBとに基づいてバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
ここで、図31のステップS911におけるバッテリ充電電力制限値TPLMTの演算方法の詳細を図32に基づいて説明する。図32に示すように、まず騒音レベルDNISに応じて充電制限開始SOC(図32の(a)点)を所定割合低下させて(a’)点へ移動させ、さらに大気圧PAMBが所定の基準大気圧(例えば、通常の大気圧環境下を基準とした圧力(或いは、圧力範囲))よりも低い場合には充電制限開始SOCをさらに所定割合低下させて(a”)点へ移動させる。
大気圧が低い環境下では、空気密度が低下するので、通常の大気圧環境下と比べて所望の酸化剤ガスの質量流量を確保するためには供給空気体積流量を増加させる必要がある。
大気圧が低い環境下で車両が極低速もしくは停止していると、燃料電池システム全体が一定の静寂な状態であり、運転者も吸気量を増量するような運転操作をしていないにもかかわらず、空気圧縮機などの空気供給装置の作動音が変化して音量が増加するので、運転者に違和感を与えることになる。そこで、本実施例の燃料電池システム81では、大気圧に応じて目標バッテリ充電電力を低減して運転者への違和感を緩和するようにしている。
このように、本実施例の燃料電池システム81では、大気圧を検出する大気圧検知部83を備え、バッテリ充電電力制限部26が大気圧検知部83の検出結果に基づいて目標バッテリ充電電力を制限して低下させるようにしたので、高地のような低大気圧の環境下で空気密度が低下した場合でも、空気供給装置の運転音の変化を抑制して運転者への違和感を防止することができる。
なお、本実施例では、実施例1をベースに、騒音レベルDNISと大気圧PAMBとに基づいてバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算している。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、上述した実施例2〜6のいずれかの実施例をベースに、大気圧PAMBを考慮してバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算してもよい。
次に、本発明の実施例8を図面に基づいて説明する。ただし、本実施例の燃料電池システムの全体構成は、実施例1(図1)と同一なので、詳しい説明は省略する。
次に、本実施例のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図33に基づいて説明する。図33に示すように、コントローラ3にバッテリ充電電力制限許可判定部92を備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図33において、バッテリ充電電力制限許可判定部92は、充電状態検出部21で検出されたバッテリ12の充電状態が放電限界SOC値以下に低下したときに、バッテリ充電電力制限部26による目標バッテリ充電電力の制限を解除させるようにしている。
次に、本実施例の燃料電池システムのバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図34のフローチャートに基づいて説明する。
図34に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS1011において、SOC値RSOCが放電限界SOC値LSOCより大きいか否かを判定し、SOC値RSOCが放電限界SOC値LSOC以下であると判定された場合には、ステップS1009へ進んで目標バッテリ充電電力TPBASEでバッテリ12の充電を行う。
一方、ステップS1011でSOC値RSOCが放電限界SOC値LSOCより大きいと判定された場合には、ステップS1012へ進んでバッテリ充電電力制限値TPLMTでバッテリ12の充電を行なうようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
ここで、本実施例の燃料電池システムによる充電制御を図35に基づいて説明する。図35に示すように、車室内の騒音レベルが低いときにはバッテリ充電電力制限値を設定し、このバッテリ充電電力制限値でバッテリ12の充電を行っているが、SOC値が放電限界SOC値以下にまで低下すると、バッテリ単体性能から決定される目標バッテリ充電電力で、バッテリ12の充電を行うようにする。これにより、バッテリ12が過放電になってバッテリの劣化や走行(加速)性能が低下してしまうことを抑制することができる。
このように、本実施例の燃料電池システムでは、充電状態検出部21で検出された充電状態が放電限界SOC値以下に低下したときには、目標バッテリ充電電力の制限を解除するようにしたので、バッテリ12の過放電によるバッテリの劣化や走行(加速)性能の低下を抑制することができる。
なお、本実施例に示す目標バッテリ充電電力の制限解除に関する手法は、実施例1のみならず、上述した各実施例2〜8(および、後述する実施例9)についても適用することができる。
次に、本発明の実施例9を図36に基づいて説明する。図36に示すように、本実施例の燃料電池システム101は、バッテリ12の温度を検出するバッテリ温度検知部(バッテリ温度検知手段)103をさらに備えたことが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図1)と同様なので、詳しい説明は省略する。
次に、上述した図36のバッテリ制御器13とコントローラ3の詳細な構成を図37に基づいて説明する。図37に示すように、バッテリ温度検知部103からの検出結果が入力されることが実施例1と異なっており、その他の構成については実施例1(図2)と同様なので、詳しい説明は省略する。
図37において、バッテリ充電電力制限部26はバッテリ温度検知部103の検出結果に基づいて目標バッテリ充電電力を制限して低下させている。
次に、本実施例の燃料電池システム101のバッテリ制御器13とコントローラ3によるバッテリ12の充電電力制御処理を図38のフローチャートに基づいて説明する。
図38に示すように、本実施例のバッテリ12の充電電力制御処理では、ステップS1110においてバッテリ12の温度TBATを検知し、ステップS1111において騒音レベルDNISとバッテリ温度TBATとに基づいてバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算するようにしたことが実施例1と異なっており、その他のステップについては実施例1(図5)と同一なので、詳しい説明は省略する。
ここで、図38のステップS1111におけるバッテリ充電電力制限値TPLMTの演算方法の詳細を図39に基づいて説明する。図39に示すように、まず騒音レベルDNISに応じて充電制限開始SOC(図39の(a)点)を所定割合低下させて(a’)点へ移動させ、さらにバッテリ温度TBATが所定の基準温度(例えば、バッテリが劣化するとみなせる上限温度)よりも高い場合には充電制限開始SOCをさらに所定割合低下させて(a”)点へ移動させる。
このように、本実施例の燃料電池システム101では、バッテリ12の温度を検出するバッテリ温度検知部103を備え、バッテリ温度が高くなるほど目標バッテリ充電電力を制限して低下させるようにしたので、バッテリ12の過温度によるバッテリ12の劣化や走行性能の低下(回生可能な電力低下による減速性能低下)を抑制することができる。
以上、本発明の燃料電池システムについて、図示した実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
なお、本実施例では、実施例1をベースに、騒音レベルDNISとバッテリ温度TBATとに基づいてバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、上述した実施例2〜7のいずれかの実施例をベースに、バッテリ温度TBATを考慮してバッテリ充電電力制限値TPLMTを演算してもよい。
本発明の実施例1に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 SOC値とバッテリ充電可能電力との関係を示す図である。 車速と車室内騒音レベルとの関係を示す図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムの目標バッテリ充電電力の演算方法を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムのバッテリ充電電力制限値の演算方法を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムのバッテリ充電電力制限値の演算方法を説明するための図である。 従来の燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 ラジエタファン回転数と車室内騒音レベルとの関係を示す図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 エアコンブロア回転数と車室内騒音レベルとの関係を示す図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例6に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例6に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例6に係る燃料電池システムの騒音レベルの演算方法を説明するための図である。 本発明の実施例6に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例7に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例7に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例7に係る燃料電池システムのバッテリ充電電力制限値の演算方法を説明するための図である。 本発明の実施例8に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例8に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例8に係る燃料電池システムのバッテリの充電電力制御処理を説明するための図である。 本発明の実施例9に係る燃料電池システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例9に係る燃料電池システムのバッテリ制御器とコントローラの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施例9に係る燃料電池システムによるバッテリの充電電力制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例9に係る燃料電池システムのバッテリ充電電力制限値の演算方法を説明するための図である。
符号の説明
1、31、41、51、61、71、81、101 燃料電池システム
2 燃料電池
2a アノード極
2b カソード極
3 コントローラ
4 水素貯蔵タンク
5 アノード極圧力制御弁
6 エゼクタ
7 コンプレッサ
8 燃料電池出力制御器
9 燃料電池電圧計
10 燃料電池電流計
11 駆動モータ
12 バッテリ
13 バッテリ制御器
14 バッテリ電圧計
15 バッテリ電流計
21 充電状態検出部(充電状態検出手段)
22 バッテリ充電可能電力演算部
23 バッテリ充電電力演算部(充電電力演算手段)
24 車速検知部(車速検知手段)
25 騒音レベル演算部(騒音レベル検出手段)
26 バッテリ充電電力制限部(バッテリ充電電力制限手段)
32 冷却水循環ポンプ
33 冷却水経路切替弁
34 ラジエタ
35 ラジエタファン
36 ラジエタファン回転数検知部(ラジエタファン回転数検知手段)
42 空調装置
43 ブロアファン
44 ブロアファン回転数検知部(ブロアファン回転数検知手段)
52 オーディオボリューム
53 オーディオボリューム検知部(オーディオ音量検知手段)
63 車室内騒音検知部(車室内騒音検知手段)
83 大気圧検知部(大気圧検知手段)
92 バッテリ充電電力制限許可判定部
102 バッテリ温度センサ
103 バッテリ温度検知部(バッテリ温度検知手段)

Claims (20)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応により反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を蓄えるバッテリとを備え、車両に搭載された燃料電池システムであって、
    前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段と、
    当該燃料電池システムが搭載された車両の車室内の騒音レベルを検出する騒音レベル検出手段と、
    前記充電状態検出手段の検出結果に基づいて、前記バッテリに充電する目標バッテリ充電電力を算出する充電電力演算手段と、
    前記騒音レベルに基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させるバッテリ充電電力制限手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記車両の速度を検出する車速検知手段を備え、前記騒音レベル検出手段は前記車速検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池の冷却液を放熱させるためのラジエタに送風するラジエタファンと、前記ラジエタファンの回転数を検出するラジエタファン回転数検知手段とを備え、前記騒音レベル検出手段は前記ラジエタファン回転数検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の燃料電池システム。
  4. 前記車両に搭載された空調装置のブロアファンの回転数を検出するブロアファン回転数検知手段を備え、前記騒音レベル検出手段は前記ブロアファン回転数検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記車両に搭載されたオーディオの音量を検出するオーディオ音量検知手段を備え、前記騒音レベル検出手段は前記オーディオ音量検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記車両の車室内の騒音を検出する車室内騒音検知手段を備え、前記騒音レベル検出手段は前記車室内騒音検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記車両の速度を検出する車速検知手段と、前記燃料電池の冷却水を放熱させるためのラジエタに送風するラジエタファンの回転数を検出するラジエタファン回転数検知手段と、前記車両に搭載された空調装置のフロアファンの回転数を検出するブロアファン回転数検知手段と、前記車両に搭載されたオーディオの音量を検出するオーディオ音量検知手段とを備え、
    前記騒音レベル検出手段は各検知手段の検出結果に基づいて各々の前記騒音レベルを算出し、当該算出された騒音レベルのそれぞれのうち、最も大きな騒音レベルを前記騒音レベルの代表値として算出することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  8. 大気圧を検出する大気圧検知手段を備え、前記バッテリ充電電力制限手段は前記大気圧検知手段の検出結果に基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  9. 前記充電状態検出手段で検出される充電状態が所定値以下に低下したときには、前記バッテリ充電電力制限手段は前記目標バッテリ充電電力への制限を解除することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度検知手段を備え、前記バッテリ充電電力制限手段は前記バッテリ温度検知手段の検出結果に基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  11. 燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応により反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を蓄えるバッテリとを備え、車両に搭載された燃料電池システムの充電制御方法であって、
    前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出ステップと、
    前記燃料電池システムが搭載された車両の車室内の騒音レベルを検出する騒音レベル検出ステップと、
    前記充電状態検出ステップの検出結果に基づいて、前記バッテリに充電する目標バッテリ充電電力を算出する充電電力演算ステップと、
    前記騒音レベルに基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させるバッテリ充電電力制限ステップと、
    を含むことを特徴とする燃料電池システムの充電制御方法。
  12. 前記燃料電池システムは前記車両の速度を検出する車速検知手段を備え、前記騒音レベル検出ステップでは前記車速検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項11に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  13. 前記燃料電池システムは前記燃料電池の冷却液を放熱させるためのラジエタに送風するラジエタファンと、前記ラジエタファンの回転数を検出するラジエタファン回転数検知手段とを備え、前記騒音レベル検出ステップでは前記ラジエタファン回転数検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項11または12のいずれかに記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  14. 前記燃料電池システムは前記車両に搭載された空調装置のブロアファンの回転数を検出するブロアファン回転数検知手段を備え、前記騒音レベル検出ステップでは前記ブロアファン回転数検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  15. 前記燃料電池システムは前記車両に搭載されたオーディオの音量を検出するオーディオ音量検知手段を備え、前記騒音レベル検出ステップでは前記オーディオ音量検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出する ことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  16. 前記燃料電池システムは前記車両の車室内の騒音を検出する車室内騒音検知手段を備え、前記騒音レベル検出ステップでは前記車室内騒音検知手段の検出結果に基づいて前記騒音レベルを算出することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  17. 前記燃料電池システムは前記車両の速度を検出する車速検知手段と、前記燃料電池の冷却液を放熱させるためのラジエタに送風するラジエタファンの回転数を検出するラジエタファン回転数検知手段と、前記車両に搭載された空調装置のブロアファンの回転数を検出するブロアファン回転数検知手段と、前記車両に搭載されたオーディオの音量を検出するオーディオ音量検知手段とを備え、
    前記騒音レベル検出ステップでは各検知手段の検出結果に基づいて各々の前記騒音レベルを算出し、当該算出された騒音レベルのそれぞれのうち、最も大きな騒音レベルを前記騒音レベルの代表値として算出することを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  18. 前記燃料電池システムは大気圧を検出する大気圧検知手段を備え、前記バッテリ充電電力制限ステップでは前記大気圧検知手段の検出結果に基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させることを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  19. 前記充電状態検出ステップで検出される充電状態が所定値以下に低下したときには、前記バッテリ充電電力制限ステップでは前記目標バッテリ充電電力への制限を解除することを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
  20. 前記燃料電池システムは前記バッテリの温度を検出するバッテリ温度検知手段を備え、前記バッテリ充電電力制限ステップでは前記バッテリ温度検知手段の検出結果に基づいて前記目標バッテリ充電電力を低減させることを特徴とする請求項11から請求項19のいずれか1項に記載の燃料電池システムの充電制御方法。
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