JP2007141434A - 薄膜圧電マイクロアクチュエータ及びヘッドジンバルアセンブリ又はディスクドライブユニット - Google Patents

薄膜圧電マイクロアクチュエータ及びヘッドジンバルアセンブリ又はディスクドライブユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、支持構造と圧電素子を含むヘッドジンバルアセンブリを使用したマイクロアクチュエータの提供
【解決手段】 本発明に係るマイクロアクチュエータの支持構造は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャ224と一体成形する底部支持部256と、ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部254と、底部支持部256及び頂部支持部254を連結するリーディングビーム(leading-beam)258と、を含む構成である。このリーディングビーム258はウイークポイント(weak point)260を備え、頂部支持部は使用時においてウイークポイントにより回転軸を回して回転する。圧電素子242は底部支持部254及び頂部支持部258の間に装着されており、この圧電素子に電圧が印加されることによって、頂部支持部254が使用中に回転軸を選択的に回転させる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、情報記録ディスクドライブユニットに係り、特に、ディスクドライブユニットに適用されるヘッドジンバルアセンブリのマイクロアクチュエータに関する。
ディスクドライブ装置は、磁気媒体を用いてデータを記録する装置としてよく利用されている。このディスクドライブ装置は、磁気媒体の上方に設けられた移動式の記録/再生ヘッドによって、該磁気媒体からのデータの記録/再生を選択的に行う装置である。
従来、ユーザは、磁気ディスク装置に対し、高記録密度化、記録/再生操作の迅速化及び高精度化を要望してきた。このため、磁気ディスク装置の各メーカは、例えば、磁気ディスクのトラック幅やトラックピッチを小さくしてトラックの密度を増加させ、間接的に磁気ディスクの記録容量を増加させることで、記録密度の高い磁気ディスクドライブ装置を鋭意開発してきた。ただし、トラック密度の増加に伴い高密度化した磁気ディスクに対して、迅速且つ高精度に記録/再生操作を行うために、記録/再生ヘッドに対する位置制御にも高精度化が要求されていた。しかしながら、従来の技術を利用して記録/再生ヘッドを迅速且つ高精度的に磁気ディスクに配置させることは、トラック密度の増加に伴い極めて難しくなってきている。このようなトラック密度のますますの増加に伴って、記録/再生ヘッドの位置決め制御を改善させる技術が検討されている。
各メーカは記録/再生ヘッドの位置決め制御を改善するために、第二駆動器(即ちマイクロアクチュエータ)を採用している。このマイクロアクチュエータは、1つの主駆動器と共に駆動することにより、記録/再生ヘッドの位置決め精度の向上、及び操作の迅速化を実現している。このマイクロアクチュエータが備えられたハードディスクドライブを二駆動器システムと呼んでいる。
従来、記録/再生操作の速度を高め、高密度の磁気ディスクでの記録/再生ヘッドの位置決め制御の高精度化を実現するために、様々な二駆動器システムが開発されてきた。このような二駆動器システムは、1つの主駆動器であるボイスコイルモータと、1つの副駆動器であるマイクロアクチュエータ(例えば、圧電素子マイクロアクチュエータ)と、を含む構成である。ボイスコイルモータはサーボ制御システムにより制御され、該サーボ制御システムは駆動アームを回転させる。この駆動アームは、記録/再生ヘッドを搭載しており、これにより該記録/再生ヘッドを記録媒体の特定のトラック上に位置決めする。圧電素子(PZT素子)マイクロアクチュエータはボイスコイルモータ駆動器と共に使用されることで、記録/再生操作の迅速化、及び記録/再生ヘッドの位置決め制御の高精度化を実現している。すなわち、ボイスコイルモータ駆動器は、記録/再生ヘッドの位置決めを低い精度で祖調整し、圧電素子マイクロアクチュエータは記録媒体に対する記録/再生ヘッドの位置決めを高い精度で微調整する。これら2つの駆動器を用いることにより、高密度の磁気ディスクから情報の記録/再生操作を迅速且つ高精度に行うことができる。
従来、記録/再生ヘッドの位置決めに使用されるマイクロアクチュエータは圧電素子を含む構成である。このような圧電素子マイクロアクチュエータは、該マイクロアクチュエータ上の圧電素子を選択的に伸縮又は拡張するように該圧電素子を駆動させる電子回路構造を有している。圧電素子マイクロアクチュエータは、このような構造を有していることで、圧電素子の伸縮又は拡張によってマイクロアクチュエータを駆動させ、更には記録/再生ヘッドを動作させることができる。この記録/再生ヘッドの動作は、ボイスコイルモータ駆動器のみを使用している磁気ディスクドライブユニットと比べ、記録/再生ヘッドの位置をより迅速且つ高精度に調整することができる。このような従来例に関する圧電素子マイクロアクチュエータは、多くの特許文献に開示されている。例えば、発明の名称が「ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、該アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置、該アクチュエータの製造方法及び該ヘッドジンバルアセンブリの製造方法」である特許文献1や、発明の名称が「微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置及び該ヘッドジンバルアセンブリの製造方法」である特許文献2に開示されている。
図1及び図2は、従来のディスクドライブユニットを示す図である。磁気ディスク101は、スピンドルモータ102上に装着され、このスピンドルモータ102の駆動により回転する。ボイスコイルモータアーム104にはヘッドジンバルアセンブリ100が搭載されており、このヘッドジンバルアセンブリ100はスライダ103を備えたマイクロアクチュエータ105を含み、このスライダ103には記録/再生ヘッドが配置されている。ボイスコイルモータは、ボイスコイルモータアーム104の動作を制御し、更にはスライダ103が磁気ディスク101の表面で一つのトラックから他のトラックへ移動することを制御する。これにより、記録/再生ヘッドは磁気ディスク101に対して情報の記録/再生を行うことができる。ディスクドライブユニットを駆動する場合は、記録/再生ヘッドを含むスライダ103と、回転する磁気ディスク101との間におこる空気流によって揚力が生じる。この揚力は、ヘッドジンバルアセンブリ100のサスペンションに印加され、弾性力の大きさが同一で方向が相反する際には互いに平衡となる。これにより、ボイスコイルモータアーム104は、磁気ディスク101が回転する際に、その表面上において一定の浮上量が維持される。
しかし、ボイスコイルモータとヘッドサスペンションアセンブリの固有許容差のため、スライダ103は迅速且つ高精度な位置制御を実現できないことがあり、記録/再生ヘッドの磁気ディスクへの情報の記録/再生性能の正確性に影響が生じる。このため、圧電マイクロアクチュエータ105を増加させて、スライダと記録/再生ヘッドの位置制御精度を向上させている。具体的には、ボイスコイルモータ駆動器と比較して、圧電素子マイクロアクチュエータ105は、より小さい幅度でスライダ103の位置を調整して、ボイスコイルモータ又はヘッドサスペンションアセンブリの製造誤差を補っている。この圧電素子マイクロアクチュエータにより、更に小さいトラックピッチへ応用することも可能となる。またディスクドライブシステムのトラック密度(TPI、毎インチ当たりのトラック数)を50%向上させると共に、磁気ヘッドのシーク時間と位置決め時間を短くすることもできる。これにより、圧電マイクロアクチュエータは、ディスクドライブシステムの記録ディスクの表面記録密度を大幅に向上させることができる。
図3、図4は、特許文献3に開示されている圧電マイクロアクチュエータを示す図である。同図に示すように、スライダ133(記録/再生センサを含む)は部分的にサスペンション120のスライダサポート121に装着されている。このスライダサポート121にはスライダ133の背面中心を支持するバンプ127が形成されている。複数のトレースを備えているフレキシケーブル122は、このスライダサポート121及び金属基底フレキシャ123を互いに接続している。ジンバル125を備えているサスペンションロードビーム124は、スライダサポート121と金属基底フレキシャ123とを支持している。このサスペンションロードビーム124のジンバル125は、スライダサポート121のバンプ127を支持している。このような構造により、スライダ133が磁気ディスク上に浮上しているとき、ロードビーム124からの搭載力が常にスライダ133の中心に印加されることになる。
2つの薄膜圧電片140,142はフレキシケーブル122のタング区域128に装着されており、これにより薄膜圧電片140,142部分はスライダ133の下側に設置されるようになる。この薄膜圧電片140,142に電圧を印加すると、一方の圧電片は図4のCに示すように収縮され、もう一方の圧電片は図4のEに示すように膨張される。このような動作により、スライダサポート121には回転トルクTが生じる。なお、スライダ133はスライダサポート121に部分的に装着され、このスライダサポート121のバンプ127によりスライダ133の中心が支持されているため、スライダ133とスライダサポート121は、サスペンションロードビーム124のジンバル125に沿って回転する。
しかし、スライダサポート121とロードビーム124は金属材料からなるため、使用中にバンプ127上の金属材料とジンバル125の上の金属材料とが接触して、このバンプ127とジンバル125の間に実質的な摩擦が発生する。このような摩擦は信頼性を低下させる恐れがある。また、この摩擦によって金属微粒子が飛び散り、この金属微粒子がスライダ133または磁気ディスクを個々に、または同時に壊す可能性があり、更には、ディスクドライブユニット自体を壊す可能性もあった。なお、この摩擦は、スライダの動態性能にも大きな影響を与える。
また従来の設計の他の欠点として、防震性能が悪いことがあげられる。具体的には、スライダ133が部分的にスライダサポート121に装着されており、このスライダサポート121はフレキシケーブル122によりフレキシャ123と連結されている。このような構造は防震性能が極めて悪い。このため振動が発生した場合、サスペンション120若しくは薄膜圧電片140,142が、例えば、割れ等が発生するなどして壊される可能性があった。
したがって、上記の欠点を解消したマイクロアクチュエータを提供することが望まれていた。
特開2002−133803号公報 特開2002−074871号公報 米国特許公開第2003/0168935号明細書
本発明の第1の目的は、優れた磁気ヘッドの位置調整を実現すると共に、優れた防震性能を備えた構造のマイクロアクチュエータを提供することにある。
本発明の第2の目的は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形されているマイクロアクチュエータを提供することにある。
本発明の第3の目的は、ヘッドジンバルアセンブリに使用されるマイクロアクチュエータを提供することにある。
上記目的を解決するために、マイクロアクチュエータは支持構造と圧電素子を含む構成である。この支持構造は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形する底部支持部と、ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部と、底部支持部及び頂部支持部を連結するリーディングビーム(leading-beam)と、が備えられている。このリーディングビームはウイークポイント(weak point)を備え、頂部支持部は使用中にこのウイークポイントにより回転軸を回して回転する。また圧電素子は底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている。この圧電素子に電圧が印加されることによって頂部支持部の使用中に回転軸を選択的に回転させる。
また、本発明はヘッドジンバルアセンブリに係り、該ヘッドジンバルアセンブリはマイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を含む構成である。このマイクロアクチュエータは支持構造と圧電素子を含み、この支持構造は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形する底部支持部と、ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部と、底部支持部及び頂部支持部を連結するリーディングビーム(leading-beam)と、が備えられている。このリーディングビームはウイークポイント(weak point)を備え、頂部支持部は使用中にこのウイークポイントにより回転軸を回して回転する。また圧電素子は底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている。この圧電素子に電圧が印加されることによって頂部支持部の使用中に前記回転軸を選択的に回転させる。
また、本発明はディスクドライブ装置に係り、該ディスクドライブ装置は、ヘッドジンバルアセンブリと、該ヘッドジンバルアセンブリに連結されている駆動アームと、磁気ディスクと、前記磁気ディスクを回転させるスピンドルモーターと、を含む構成である。このヘッドジンバルアセンブリは、マイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を含んでいる。このマイクロアクチュエータは支持構造と圧電素子を含み、この支持構造は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形する底部支持部と、ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部と、底部支持部及び頂部支持部を連結するリーディングビーム(leading-beam)と、が備えられている。このリーディングビームはウイークポイント(weak point)を備え、頂部支持部は使用中に該ウイークポイントにより回転軸を回して回転する。圧電素子は底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている。この圧電素子に電圧が印加されることによって頂部支持部が使用中に回転軸を選択的に回転させる。
また、本発明はヘッドジンバルアセンブリに係り、このヘッドジンバルアセンブリはマイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を含む構成である。このマイクロアクチュエータは支持構造と圧電素子を含み、この支持構造は、ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形する底部支持部と、ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部と、底部支持部及び頂部支持部を連結するリーディングビーム(leading-beam)と、が備えられている。このリーディングビームはウイークポイント(weak point)を備え、頂部支持部は使用中に該ウイークポイントにより回転軸を回して回転する。圧電素子は底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている。この圧電素子が電圧が印加されることによって頂部支持部が使用中に回転軸を選択的に回転させる。このサスペンションはロードビームを含み、このロードビームには、リーディングビームのウイークポイントと係合するディンプルが設置されてあり、スライダの中心、ウイークポイント、及びディンプルは、同一軸線に沿って合わせられる。
また、本発明はヘッドジンバルアセンブリの製造方法に係り、該製造方法において、マイクロアクチュエータの支持構造をサスペンションフレキシャに一体化し、マイクロアクチュエータの支持構造に連結材料を応用し、この圧電素子とマイクロアクチュエータの支持構造とを合わせ、連結材料を使って圧電素子をマイクロアクチュエータの支持構造に連結することにより、圧電素子とマイクロアクチュエータの支持構造のサスペンショントレースとを物理又は電気的に接続し、スライダをマイクロアクチュエータの支持構造に装着し、このスライダとマイクロアクチュエータの支持構造のサスペンショントレースとを電気的に接続し、抵抗及び外観の検査を行う構成とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例について説明する。なお、添付した図面の中で、同一部分または相当する部分には同一の符号を付す。これまでの説明のとおり、本発明はマイクロアクチュエータを使用することにより高精度にスライダを駆動すると共に、ヘッドジンバルアセンブリ内の共振性能を改善することを課題とする。本発明は、回転形圧電マイクロアクチュエータを提供することにより、ヘッドジンバルアセンブリの共振性能を向上させる。そしてヘッドジンバルアセンブリの共振性能を向上させることにより、ディスクドライブ装置の性能特性を向上させることができる。
続いて、ヘッドジンバルアセンブリに適用されるマイクロアクチュエータの幾つかの実施形態に対して説明する。なお、ここで説明するマイクロアクチュエータは、図示したヘッドジンバルアセンブリの構造に限定されるものではなく、マイクロアクチュエータを備えることで共振性能を向上させるいずれかのディスクドライブ装置に適用される。即ち、本発明は他の分野においても、いずれかのマイクロアクチュエータを含む適宜な装置に応用されることができる。
〔第1の実施形態〕
図5乃至図11は、本発明の第1の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ212を含むヘッドジンバルアセンブリ210を示す図である。このヘッドジンバルアセンブリ210は、圧電マイクロアクチュエータ212と、スライダ若しくは記録ヘッド214と、サスペンション216とを含む構成である。後述するように、このスライダ214はサスペンション216上に集積されることにより支持される。
図5,図7,図8に示すように、サスペンション216は、基板218と、ロードビーム220と、ヒンジ222と、フレキシャ224と、このフレキシャ224上に位置する内外サスペンショントレース226、227と、を含む構成である。基板218は、サスペンション216をディスクドライブシステムのボイスコイルモータ(VCM)の駆動アームに連結させるための取付け孔228を有している。この基板218の形状はディスクドライブ装置の配置及び種類によって変化する。また、この基板218は、例えば金属製等の比較的に硬い材料、又は剛性を備えた材料により製造され、これにより、サスペンション216を安定的にボイスコイルモータの駆動アームに固定させることができる。
ヒンジ222は、例えばレーザ溶接(laser welding)を通じて、基板218とロードビーム220上に連結される。図に示すように、このヒンジ222は、基板218の取付け孔228とマッチングする孔230が設けられている。さらにこのヒンジ222は、ロードビーム220を支持するための保持部材232を含む構成である。
このロードビーム220は、例えばレーザ溶接を通じて、ヒンジ222の保持部材232に装着されている。ロードビーム220には、圧電マイクロアクチュエータ212と接続するディンプル234が形成されている(図7参照)。このロードビーム220には、リフトアップタブ236を更に設置させることができ、このリフトアップタブ236は、磁気ディスクが回転しない場合にヘッドジンバルアセンブリ210を磁気ディスクからリフトアップさせる機能を有している。
フレキシャ224は、例えば半田付けによりヒンジ222とロードビーム220に装着される。圧電マイクロアクチュエータ212の支持構造240は、例えば金属材料等からなり、フレキシャ224に集積されている。この支持構造240とロードビーム220のディンプル234がお互いに接触している。また、この支持構造240は、サスペンション216の上に位置する圧電素子242とスライダ214とを支持している。
フレキシャ224上のサスペンショントレース226,227は、複数の接続パッド238(外部制御システムと連結する)と、スライダ214及び圧電マイクロアクチュエータ212上の圧電素子242と、を電気的に接続させている。サスペンショントレース226、227はフレキシブルプリント回路(FPC)によって形成することができ、適当な数の導線を有している。
図9に示すように、パッド244は内部サスペンショントレース226に直接接続されており、この内部サスペンショントレース226を圧電素子242の接続パッド246に電気的に接続させている。同様に、パッド248は外部サスペンショントレース227に直接接続され、この外部サスペンショントレース227をスライダ214の上のパッド250に電気的に接続させている。
ディスクドライブ装置はボイスコイルモータを有し、このボイスコイルモータにより駆動アームが回転制御され、更にはヘッドジンバルアセンブリ210の駆動が制御される。従って、スライダ214及びその記録/再生ヘッドが、ヘッドジンバルアセンブリ210により、ディスクドライブ装置内の磁気ディスク上のいずれか特定のトラック上に位置決めされる。この圧電マイクロアクチュエータ212により、ディスクドライブ装置の迅速且つ正確な位置決め制御を実現し、更にはスライダ動作中のシーク時間と位置決め時間を減少させることもできる。これにより、ディスクドライブ装置内に圧電マイクロアクチュエータ212を装着することで二駆動システムを形成し、記録/再生ヘッドに対して、ボイスコイルモータが低精度な位置調整を行い、圧電マイクロアクチュエータが高精度な位置調整を実施する。
図7,図9,図10,図11に示すように、この圧電マイクロアクチュエータ212は、フレキシャ224と一体成形されている支持構造240と、この支持構造240の上に装着されている圧電素子242とを含む構成である。
支持構造240は、頂部若しくは頂部支持部254と、底部若しくは底部支持部256と、この頂部支持部254を底部支持部256に連結するリーディングビーム若しくは連結部品258と、を含む構成である。図に示すように、この底部支持部256とフレキシャ224はタング区域で一体成形され、また、例えばレーザ溶接によりロードビーム220に装着される。このリーディングビーム258と頂部支持部254はT字状の構造に形成されている。また、リーディングビーム258上の凹溝によりリーディングビーム258のウイークポイント260(weak point)が限定されている。このウイークポイント260とロードビーム220のディンプル234は、係合して互いに嵌合している(図7参照)。
第1の実施形態において、圧電素子242は、2つの圧電片が互いに連結されて1片式構造となった薄膜圧電片である。具体的には、圧電素子242は、自由端264を備えている第一薄膜圧電部262と、自由端268を備えている第二薄膜圧電部266と、この第一薄膜圧電部262と第二薄膜圧電部266を連結する連結部270と、を含む構成である。
この他の実施例として、圧電素子242は他の圧電材料、例えば、セラミック単結晶体からなることもできる。また圧電素子242はPMN−PT単結晶体薄膜材料若しくは他種類の結晶体材料からなることもできる。圧電素子はこのような性能を持っているいずれかの材料ならば、全て適用されることが可能である。
図9,図10,図11に示すように、圧電素子242は、自由端264,268を頂部支持部254に、連結部270を底部支持部256にそれぞれ装着させることによって、支持構造240に装着される。図に示すように、自由端264,268は、エポキシ粘着点272(epoxy dots)により部分的に頂部支持部254に装着され、連結部270はACF274(anisotropic conductive film)により部分的に底部支持部256に装着される。しかし、このような方法に限定されず、例えば、接着剤、金ボール連結(GBB)、ハンダボール連結(SBB)、テープ連結、若しくは半田付け等の連結方式を使用することもできる。
なお、連結部270に位置する複数の接続パッド246(例えば、3つの接続パッド)は、ACF274により、内部のサスペンショントレース226に対応する接続パッド244と電気的に接続される。具体的には、図11に示すように、ACFの連結中に加熱する時に、圧力を加えることによってACF274の金属材料と接続パッド244,246を電気的に接続させ、ACF274の樹脂材料により圧電素子242の連結部270を底部支持部256に物理的に連結させる。これにより、圧電素子242と支持構造240はACF274により物理的及び電気的に接続される。これにより、電圧は内部のサスペンショントレース226を通じて圧電素子242の第一、第二圧電部262,266に印加される。使用時には、接続パッド244,246のそれぞれの中間パッドが共用接地端子となる。ここで、この圧電素子242は単層圧電材料若しくは多層圧電材料からなることが好ましい。本発明の他の実施例として、圧電素子242はセラミック単結晶体材料、若しくはPMN−PT単結晶体薄膜を適用してもよい。また他の実施例として、圧電素子242の下に延性を備えた支持材を設ることにより、防震性能を向上させることができる。
図7,図9,図10に示すように、頂部支持部254は支持構造240とスライダ214を連結させる。具体的には、この頂部支持部254は、重合体積層板からなるT字形の段差部276を含む構成である。このT字形段差部276の厚さは10〜30umの間にある。スライダ214は、接着剤若しくはエポキシによりこのT字形段差部276に部分的に装着されている。また、スライダ214上の複数の接続パッド250(例えば、4つの接続パッド)は、例えば、電気接続ボール(金ボール半田付け又はハンダボール半田付け;gold ball bonding or solder ball bonding, GBB or SBB)により、頂部支持部254の対応する接続パッド248に電気的に連結される。しかし、他の連結方式(例えば、テープ連結、若しくは半田付け)により連結されてもよい。これにより、頂部支持部254をスライダ214に接続させ、また、スライダ214及びその記録/再生ヘッドを外部サスペンショントレース227に電気接続させることができる。
図7に示すように、装備工程が終った後、スライダ214の中心と、リーディングビーム258のウイークポイント260とが係合され、このウイークポイント260は、ロードビーム220のディンプル234と嵌合される。これにより、スライダ214の中心、ウイークポイント260、ディンプル234は、同一軸線に沿って係止される。また、スライダ214と圧電素子242の間には1つの平行ギャップ280が形成され、これにより、使用中のスライダ214の移動の自在性を確保することができる。
即ち、スライダ214を頂部支持部254に装着することにより、スライダ214の中心軸線とリーディングビーム258のウイークポイント260の中心軸線はほぼ重なり合っている。また、支持構造240とフレキシャ224が一体成形されていることにより、ウイークポイント260の中心軸線とロードビーム220のディンプル234の中心軸線は実質的に重なり合っている。この構造によってスライダ214と頂部支持部254は、圧電素子242に通電して頂部支持部254を回転させる場合、ディンプル234の中心軸線の周りを自在に回転できる。また平行ギャップ280によってスライダ214の使用時には自在に回転可能である。このような構造はサスペンション216に与えられる応力を小さくし、これにより優れた共振移行機能特性(resonance transfer function characteristics)を得ることができる。
図12は、本発明の実施形態におけるヘッドジンバルアセンブリ210の製造及び装備工程に関するフローチャートである。製造工程が始まった後(ステップ201)、ACF274及びエポキシ272はサスペンション216のフレキシャ224と一体成形されている支持構造240に配置される(ステップ202)。圧電素子242は支持構造240に係合された後、ACF274及びエポキシ272を使って支持構造240に連結される(ステップ203)。これにより、圧電素子242と内部のサスペンショントレース226が電気的に接続される。その後、スライダ214が支持構造240に装着され(ステップ204)、このスライダ214が外部のサスペンショントレース227に電気的に接続される(ステップ205)。最後に、抵抗及び外観の検査が行われて(ステップ206)、製造及び装備工程が完成する(ステップ207)。
図13、図14は、本発明の位置調整の機能を実行する圧電マイクロアクチュエータ212の作業方式を示した図である。具体的には、図13(a)は圧電マイクロアクチュエータ212の2つの圧電部262,266間の電気的な連結構造を示す1つの形態であり、図13(b)はその動作電圧を示す図である。同図に示すように、圧電部262,266は、反対の極化方向を有し、且つ、共用接地端子を有している。同時に圧電部262,266は、サイン波形電圧を印加して圧電部262,266を駆動させる。図14(a)は、圧電マイクロアクチュエータ212の2つの圧電部262,266がアイドル状態になる時の圧電マイクロアクチュエータ212及びスライダ214の初期状態若しくは初期位置を示す図である。図14(b)に示すように、駆動電圧が第一の半周期になる時、電圧の増加は圧電部266を収縮させ、また、圧電部262を拡張させる。この圧電部262,266の動作によって、頂部支持部254はウイークポイント260に沿って左側に回転する。またスライダ214は、頂部支持部254に部分的に装着されてあるため、頂部支持部254に従って左側に回転する。電圧が小さくなると、頂部支持部254及びスライダ214は回転して図14(a)に示す初期位置に戻る。図14(c)に示すように、駆動電圧が第二の半周期になる時、電圧(マイナス側)の増加は圧電部266を拡張させ、また、圧電部262を収縮させる。この圧電部262,266の動作により、頂部支持部254はウイークポイント260に沿って右側に回転する。またスライダ214は、頂部支持部254に部分的に装着されてあるため、頂部支持部254に沿って右側に回転する。そして電圧が小さくなると、頂部支持部254及びスライダ214は回転して図14(a)に示す初期位置に戻る。このようにスライダ214は、ウイークポイント260を沿って両方向に回転するため、より大きなスライダの変位及びスライダの位置調整を実現することができる。
図15、図14は、本発明の位置調整の機能を実行する圧電マイクロアクチュエータ212の他の作業方式を示した図である。具体的には、図15(a)は圧電マイクロアクチュエータ212の2つの圧電部262,266間の電気的な連結構造を示す他の実施例であり、図15(b)はその動作電圧を示す図である。同図に示すように、圧電部262,266は、同じ極化方向を有し、且つ、共用接地端子を有している。2つの相反するサイン波形電圧は圧電部262,266に印加されて、圧電部262,266を駆動させる。図14(a)は、圧電マイクロアクチュエータ212の2つの圧電部262,266がアイドル状態になる時の圧電マイクロアクチュエータ212及びスライダ214の初期状態若しくは初期位置を示す図である。図14(b)に示すように、駆動電圧が第一の半周期になる時、電圧の増加は圧電部266を収縮させ、また、圧電部262を拡張させる。この圧電部262,266の動作によって、頂部支持部254はウイークポイント260に沿って左側に回転する。またスライダ214は頂部支持部254に部分的に装着されてあるため、頂部支持部254に沿って左側に回転する。電圧が小さくなると、頂部支持部254及びスライダ214は回転して図14(a)に示す初期位置に戻る。図14(c)に示すように、駆動電圧が第二の半周期になる時、電圧(マイナス側)の増加は圧電部266を拡張させ、また、圧電部262を収縮させる。この圧電部262,266の動作によって、頂部支持部254はウイークポイント260に沿って右側に回転する。またスライダ214は頂部支持部254に部分的に装着されてあるため、頂部支持部254に沿って右側に回転する。そして電圧が小さくなると、頂部支持部254及びスライダ214は回転して図14(a)に示す初期位置に戻る。このようにスライダ214は、上記実施例と同様に、ウイークポイント260を回して回転することにより正確な位置調整を実現することができる。
図16、図17は圧電マイクロアクチュエータ212の共振テストのデータを示す図であり、図16は共振増幅率を示し、図17は共振位相を示している。図に示すように、曲線282,286はサスペンションの基板が揺動又は駆動する時の共振増幅率と位相を示し、曲線284,288は、圧電マイクロアクチュエータ212の圧電部262,264が駆動した時の共振増幅率と位相を示している。このデータによれば、本圧電マイクロアクチュエータ212が動作する場合は、従来のサスペンション共振モデルを持っていないことを示している。これにより、圧電マイクロアクチュエータ212は、ディスクドライブ装置の性能特性を顕著に改善していることになり、例えば、磁気ヘッドのオフトラック現象、及びディスクドライブ装置のサーボ帯域幅等が改善される。
〔第2の実施形態〕
図18乃至図20は、本発明の第2の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ312を示す図である。この実施形態において、リーディングビーム258の背部には薄重合体層390(thin polymer layer)が備えられている。この重合体層390の厚さは5〜20μmに設定することができる。重合体層390は適宜な構造を持っており、使用時においてリーディングビーム258の変形を阻止する。なお、圧電マイクロアクチュエータ312のその他の部分は第1の実施形態の圧電マイクロアクチュエータ212と基本的に同一であるため、同一符号を付しその部分の詳細な説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータ312と圧電マイクロアクチュエータ212は、構造において僅かに異なるが、その動作原理は同じである。
〔第3の実施形態〕
図21乃至図23は、本発明の第3の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ412を示す図である。この実施形態において、圧電素子442の圧電部462,464の内側には、ともに1つの凹溝492が形成されている。これらの凹溝492により圧電部462,464の変位特性が改善され、使用時においてスライダ214が曲げられなくなる。なお、圧電マイクロアクチュエータ412のその他の部分は第1の実施形態の圧電マイクロアクチュエータ212と基本的に同一であるため、同一符号を付しその部分の詳細な説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータ412と圧電マイクロアクチュエータ212は、構造において僅かに異なるが、その動作原理は同じである。
〔第4の実施形態〕
図24乃至図26は、本発明の第4の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ512を示す図である。この実施例において、圧電素子542の圧電部562,564の外側には、ともに1つの凹溝592が形成されている。これらの凹溝592により圧電部562,564の変位特性が改善され、使用中においてスライダ214が曲げられなくなる。なお、圧電マイクロアクチュエータ512のその他の部分は第1の実施形態の圧電マイクロアクチュエータ212と基本的に同一であるため、同一符号を付しその部分の詳細な説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータ512と圧電マイクロアクチュエータ212は、構造において僅かに異なるが、その動作原理は同じである。
図27(a)は図21乃至図23に示す凹溝の長さがLである圧電素子442を示し、図27(b)は図24乃至図26に示す凹溝の長さがLである圧電素子542を示す図である。また図27(c)は図27(a)(b)に示す圧電素子の凹溝長さに対しての変位の試験データ若しくはストロークアナログデータを示すグラフである。図に示すように、圧電部562,564の外側に凹溝592が備えている圧電素子542は使用中により大きなストロークを提供することができる。
〔第5の実施形態〕
図28は、本発明の第5の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ612を示す図である。この実施形態において、圧電素子642の圧電部662,664の内側にはともに1つの凹溝692が形成されている。これらの凹溝692により圧電部662,664の変位特性が改善され、使用時においてスライダ214が曲げられなくなる。また第2の実施形態と同様に、リーディングビーム258の背部には薄重合体層690(thin polymer layer)が備えられている。この重合体層690の厚さは5〜20μmに設定することができる。重合体層690は適宜な構造を持っており、使用時においてリーディングビーム258の変形を阻止する。なお圧電マイクロアクチュエータ612のその他の部分は第1の実施形態の圧電マイクロアクチュエータ212と基本的に同一であるため、同一符号を付しその部分の詳細な説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータ612と圧電マイクロアクチュエータ212は、構造において僅かに異なるが、その動作原理は同じである。
〔第6の実施形態〕
図29は、本発明の第6の実施形態における圧電マイクロアクチュエータ712を示す図である。この実施形態において、圧電素子742の圧電部762,764の外側にはともに1つの凹溝792が形成されている。これらの凹溝792により圧電部762,764の変位特性が改善され、使用時においてスライダ214が曲げられなくなる。また第2の実施形態と同様に、リーディングビーム258の背部には薄重合体層790(thin polymer layer)が備えられている。この重合体層790の厚さは5〜20μmに設定することができる。重合体層790は適宜な構造を持っており、使用時においてリーディングビーム258の変形を阻止する。圧電マイクロアクチュエータ712のその他の部分は第1の実施形態の圧電マイクロアクチュエータ212と基本的に同一であるため、同一符号を付しその部分の詳細な説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータ712と圧電マイクロアクチュエータ212は、構造において僅かに異なるが、その動作原理は同じである。
本発明の幾つかの実施形態における圧電マイクロアクチュエータ212、312、412、512、612、712を含むヘッドジンバルアセンブリ210は、ディスクドライブ装置(HDD)に適用される。このディスクドライブ装置としては、図1に示した構造を持ったものなどがある。ディスクドライブ装置の構造、動作、製造プロセスは、当業者に周知の技術であるため、それに対しての説明は省略する。圧電マイクロアクチュエータは、いずれか適当なディスクドライブ装置及びその他の装置に応用されることができる。
以上、最良の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変形が可能なことは勿論である。
従来のディスクドライブユニットの斜視図である。 図1に示すディスクドライブユニットの局部の斜視図である。 従来のサスペンションと圧電マイクロアクチュエータの分解図である。 図3に示す従来のサスペンションと圧電マイクロアクチュエータの上面図である。 本発明の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの斜視図である。 図5に示すヘッドジンバルアセンブリの局部の斜視図である。 図6に示すヘッドジンバルアセンブリの側面図である。 図5に示すヘッドジンバルアセンブリのサスペンションの分解図である。 図6に示すヘッドジンバルアセンブリの分解図である。 図5に示すヘッドジンバルアセンブリのスライダが除去された時の局部の斜視図である。 図10に示すヘッドジンバルアセンブリの断面図である。 本発明の実施形態における製造及び装備工程に関するフローチャートである。 本発明の実施形態における図5に示す圧電マイクロアクチュエータの圧電素子の電気的特性を示す図であり、(a)は圧電素子間の電気的な連結構造を示し、(b)は圧電素子に印加した電圧を示す図である。 図5に示すヘッドジンバルアセンブリの上面図であり、(a)はアイドル状態のスライダと圧電マイクロアクチュエータを示す図、(b)及び(c)は供給電圧状態のスライダと圧電マイクロアクチュエータを示す図である。 本発明の他の実施形態における図5に示す圧電マイクロアクチュエータの圧電素子の電気的特性を示す図であり、(a)は圧電素子間の電気的な連結構造を示し、(b)は圧電素子に印加した電圧を示す図である。 図5に示す圧電マイクロアクチュエータの共振増幅率の試験データを示すグラフである。 図5に示す圧電マイクロアクチュエータの共振位相の試験データを示すグラフである。 本発明の第2の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの局部の斜視図である。 図18に示すヘッドジンバルアセンブリのスライダが除去された時の局部の斜視図である。 図18に示すヘッドジンバルアセンブリの分解図である。 本発明の第3の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの局部の斜視図である。 図21に示すヘッドジンバルアセンブリのスライダが除去された時の局部の斜視図である。 図21に示すヘッドジンバルアセンブリの分解図である。 本発明の第4の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの局部の斜視図である。 図24に示すヘッドジンバルアセンブリのスライダが除去された時の局部の斜視図である。 図24に示すヘッドジンバルアセンブリの分解図である。 (a)は図21乃至図23に示す圧電マイクロアクチュエータの圧電素子の斜視図であり、(b)は図24乃至図26に示す圧電マイクロアクチュエータの圧電素子の斜視図であり(c)は図27(a)(b)に示す圧電素子の凹溝長さに対しての変位の試験データを示すグラフである。 本発明の第5の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの分解図である。 本発明の第6の実施形態における圧電マイクロアクチュエータを含むヘッドジンバルアセンブリの分解図である。
符号の説明
100:ヘッドジンバルアセンブリ、101:磁気ディスク、102:スピンドルモータ、103:スライダ、105:マイクロアクチュエータ、
210:ヘッドジンバルアセンブリ、212:圧電マイクロアクチュエータ、214:記録ヘッド、216:サスペンション、218:基板、220:ロードビーム、222:ヒンジ、224:フレキシャ、226:内部サスペンショントレース、227:外部サスペンショントレース、228:取付け孔、
232:保持部材、234:ディンプル、236:リフトアップタブ
240:支持構造、242:圧電素子、254:頂部支持部、256:底部支持部、258:リーディングビーム、
260:ウィークポイント、262:第一薄膜圧電部、266:第二薄膜圧電部、
270:連結部、272:エポキシ粘着点、274:ACF、276:段差部、
312:圧電マイクロアクチュエータ、390:薄重合体層、
412:圧電マイクロアクチュエータ、492:凹溝、
512:圧電マイクロアクチュエータ、592:凹溝、
612:圧電マイクロアクチュエータ、690:薄重合体層、692:凹溝、
712:圧電マイクロアクチュエータ、790:薄重合体層、792:凹溝、

Claims (47)

  1. ヘッドジンバルアセンブリに使用されるマイクロアクチュエータであって、当該マイクロアクチュエータは支持構造を含み、
    当該支持構造は、前記ヘッドジンバルアセンブリのサスペンションフレキシャと一体成形される底部支持部と、前記ヘッドジンバルアセンブリのスライダを支持する頂部支持部と、前記底部支持部及び頂部支持部を連結し、該頂部支持部の使用中に回転軸を回転するためのウイークポイントを備えたリーディングビームと、前記底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている圧電素子と、を含み、当該圧電素子に電圧が印加されることによって前記頂部支持部の使用中に前記回転軸を選択的に回転させることを特徴とするマイクロアクチュエータ。
  2. 前記圧電素子は、薄膜圧電素子、セラミック単結晶体、若しくは、PMN−PT単結晶体であることを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  3. 前記頂部支持部とリーディングビームは、T字状の構造をしていることを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  4. 前記圧電素子は、第一圧電部、第二圧電部、及び前記第一、第二圧電部を連結する連結部を含むことを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  5. 前記第一圧電部と第二圧電部は前記頂部支持部に装着されており、前記連結部は前記底部支持部に装着されていることを特徴とする請求項4記載のマイクロアクチュエータ。
  6. 前記第一圧電部と第二圧電部は、エポキシ粘着点により部分的に前記頂部支持部に装着されていることを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  7. 前記連結部は、ACFにより部分的に前記底部支持部に装着されていることを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  8. 前記圧電素子の連結部は複数の接続パッドを含み、前記底部支持部は前記サスペンションフレキシャのサスペンショントレースと連結する複数の接続パッドを含み、前記連結部の複数の接続パッドはACFにより底部支持部の複数の接続パッドと電気的に接続されることを特徴とする請求項7記載のマイクロアクチュエータ。
  9. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその内側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  10. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその外側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  11. 前記リーディングビームに形成されている重合体層を更に含むことを特徴とする請求項5記載のマイクロアクチュエータ。
  12. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその内側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項11記載のマイクロアクチュエータ。
  13. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその外側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項11記載のマイクロアクチュエータ。
  14. 前記第一圧電部と第二圧電部は同じ極化方向を有していることを特徴とする請求項4記載のマイクロアクチュエータ。
  15. 前記第一圧電部と第二圧電部は反対の極化方向を有していることを特徴とする請求項4記載のマイクロアクチュエータ。
  16. 前記圧電素子は単層圧電材料若しくは多層圧電材料からなることを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  17. 前記頂部支持部は、重合体積層板からなる前記スライダを支持するために使用される段差を含むことを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  18. 前記リーディングビームに形成されている重合体層を更に含むことを特徴とする請求項1記載のマイクロアクチュエータ。
  19. ヘッドジンバルアセンブリであって、
    マイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を含み、
    ここで、前記マイクロアクチュエータは支持構造を含み、
    当該支持構造は、前記サスペンションフレキシャと一体成形される底部支持部と、前記スライダを支持する頂部支持部と、前記底部支持部及び頂部支持部を連結し、当該頂部支持部の使用中に回転軸を回転するためのウイークポイントを備えたリーディングビームと、前記底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている圧電素子と、を含み、ここで、当該圧電素子に電圧が印加されることによって前記頂部支持部の使用中に前記回転軸を選択的に回転させることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 前記圧電素子は、薄膜圧電素子、セラミック単結晶体、若しくは、PMN−PT単結晶体であることを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. 前記サスペンションはロードビームを含み、該ロードビームには、リーディングビームのウイークポイントと係合するディンプルが設置されていることを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  22. 前記スライダの中心、ウイークポイント、及びディンプルは、同一軸線に沿って合わせられることを特徴とする請求項21記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  23. 前記頂部支持部は、重合体積層板からなる前記スライダを支持するために使用される段差を含むことを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  24. 前記スライダは、エポキシ若しくは接着剤により該段差に部分的に装着されていることを特徴とする請求項23記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  25. 前記スライダと圧電素子の間には、1つの平行ギャップが形成されていることを特徴とする請求項23記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  26. 前記頂部支持部とリーディングビームは、T字状の構造をしていることを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  27. 前記圧電素子は、第一圧電部、第二圧電部、及び前記第一、第二圧電部を連結する連結部を含むことを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  28. 前記第一圧電部と第二圧電部は前記頂部支持部に装着されており、前記連結部は前記底部支持部に装着されていることを特徴とする請求項27記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  29. 前記第一圧電部と第二圧電部は、エポキシ粘着点により部分的に前記頂部支持部に装着されていることを特徴とする請求項28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  30. 前記連結部は、ACFにより部分的に前記底部支持部に装着されていることを特徴とする請求項28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  31. 前記圧電素子の連結部は複数の接続パッドを含み、前記底部支持部は前記サスペンションフレキシャのサスペンショントレースと連結する複数の接続パッドを含み、該連結部の複数の接続パッドはACFにより底部支持部の複数の接続パッドと電気的に接続されることを特徴とする請求項30記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  32. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその内側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  33. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその外側には1つの凹溝が形成されている、ことを特徴とする請求項28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  34. 前記リーディングビームに形成されている重合体層を更に含む、ことを特徴とする請求項28記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  35. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその内側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項34記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  36. 前記第一圧電部と第二圧電部のいずれもその外側には1つの凹溝が形成されていることを特徴とする請求項34記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  37. 前記第一圧電部と第二圧電部は同じ極化方向を有していることを特徴とする請求項27記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  38. 前記第一圧電部と第二圧電部は反対の極化方向を有していることを特徴とする請求項27記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  39. 前記圧電素子は単層圧電材料若しくは多層圧電材料からなることを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  40. 前記リーディングビームに形成されている重合体層を更に含むことを特徴とする請求項19記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  41. ディスクドライブ装置であって、
    マイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を備えているヘッドジンバルアセンブリと、
    前記ヘッドジンバルアセンブリに連結されている駆動アームと、
    磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクを回転させるスピンドルモーターと、を含み、
    ここで、前記マイクロアクチュエータは支持構造を含み、
    当該支持構造は、前記サスペンションフレキシャと一体成形される底部支持部と、前記スライダを支持する頂部支持部と、前記底部支持部及び頂部支持部を連結し、該頂部支持部の使用中に回転軸を回転するためのウイークポイントを備えたリーディングビームと、前記底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている圧電素子と、を含み、ここで、当該圧電素子に電圧が印加されることによって前記頂部支持部の使用中に前記回転軸を選択的に回転させることを特徴とするディスクドライブ装置。
  42. ヘッドジンバルアセンブリであって、
    マイクロアクチュエータと、スライダと、サスペンションフレキシャを備えているサスペンションと、を含み、
    ここで、前記マイクロアクチュエータは支持構造を含み、
    当該支持構造は、前記サスペンションフレキシャと一体成形される底部支持部と、前記スライダを支持する頂部支持部と、前記底部支持部及び頂部支持部を連結し、該頂部支持部の使用中に回転軸を回転するためのウイークポイントを備えたリーディングビームと、前記底部支持部及び頂部支持部の間に装着されている圧電素子と、を含み、当該圧電素子に電圧が印加されることによって前記頂部支持部が使用中に前記回転軸を回して選択的に回転され、ここで、当該サスペンションはロードビームを含み、該ロードビームには、リーディングビームのウイークポイントと係合するディンプルが設置されてあり、該スライダの中心、ウイークポイント、及びディンプルは、同一軸線に沿って合わせられることを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  43. 前記頂部支持部は、重合体積層板からなる前記スライダを支持するために使用される段差を含むことを特徴とする請求項42記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  44. 前記スライダは、エポキシ若しくは接着剤により該段差に部分的に装着されていることを特徴とする請求項43記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  45. 前記スライダと圧電素子の間には、1つの平行ギャップが形成されていることを特徴とする請求項43記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  46. ヘッドジンバルアセンブリの製造方法であって、
    マイクロアクチュエータの支持構造をサスペンションフレキシャに一体化するステップと、
    前記マイクロアクチュエータの支持構造に連結材料を応用するステップと、
    1つの圧電素子と前記マイクロアクチュエータの支持構造とを合わせるステップと、
    前記連結材料を使って圧電素子を前記マイクロアクチュエータの支持構造に連結することにより、当該圧電素子と前記マイクロアクチュエータの支持構造のサスペンショントレースとを物理又は電気的に接続するステップと、
    スライダを前記マイクロアクチュエータの支持構造に装着するステップと、
    前記スライダと前記マイクロアクチュエータの支持構造のサスペンショントレースとを電気的に接続するステップと、
    抵抗及び外観の検査を行うステップと、を含むことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
  47. 前記連結材料を応用するステップは、ACFとエポキシを前記マイクロアクチュエータの支持構造に応用することを含むことを特徴とする請求項46記載のヘッドジンバルアセンブリの製造方法。
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