JP2007138923A - 内接ギヤ型ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
円筒状空間であるロータ室15を形成するボデー10とカバー20とから構成されるハウジングと、ロータ室15内に回転自在に配設された内歯41を有するドリブンロータ40と、内歯41と係合する外歯51を有しドリブンロータ40内に回転自在に配設されるとともにドリブンロータ40と係合する外歯51の間で拡大および縮小を繰り返して流体を吸入・吐出する複数の歯間空間Rを形成するドライブロータ50と、ロータ室15に連通する吸入ポート12および吐出ポート13とを備えたポンプ100において、ドライブロータ50とドリブンロータ40の側面に、吸入ポート12に連通可能であるとともに、歯間空間Rに連通可能な凹部55、45を形成する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、この内接ギヤ型ポンプのロータ構造は、発生するキャビテーション量をある程度抑えることが期待できるものの、根本的なキャビテーションの発生要因である吸入流速過大に対しては効果がない。このため、大きな効果は、得られない。
しかしながら、このロータ構造は、ロータ室の側壁とドライブロータ又はドリブンロータの側面との間隙に流体を導入することで、ロータとロータ室の間の接触抵抗を低減することを狙ったものであり、ロータ歯間空間でのキャビテーション発生防止に対しては、有効な効果が得られない。
しかしながら、この構造も、吐出時に発生するウォータハンマ現象をある程度抑えることが期待できるものの、キャビテーションの根本的な発生要因である吸入流速過大に対しては効果がない。
しかしながら、この構造は、歯底部に設けた凹部と中心穴との間のシール面を確保する必要から、ドライブロータの外径が大きくなり、ひいてはオイルポンプ自体の大型化、フリクションの増大につながるという問題を有している。
円筒状空間を形成するハウジングと、前記円筒状空間内に回転自在に配設された内歯を有するドリブンロータと、前記内歯と係合する外歯を有し前記ドリブンロータ内に回転自在に配設されるとともに前記ドリブンロータと係合する歯間において拡大および縮小を繰り返し流体を吸入・吐出する複数の歯間空間を形成するドライブロータと、前記ハウジングに形成され、前記円筒状空間に連通する吸入ポートおよび吐出ポートとを備えた内接ギヤ型ポンプにおいて、
前記ドライブロータおよび前記ドリブンロータの少なくとも一方の側面には、前記歯間空間に連通可能であって、前記歯間空間が最大容積となる位置にて、前記吐出ポートおよび前記吸入ポートと前記最大容積となる前記歯間空間とが連通しないように凹部が形成され、
前記凹部は、前記ドライブロータおよび前記ドリブンロータの少なくとも一方の歯面の、周方向から径方向の間の方向に向けて開口していることである。
前記凹部は前記ドライブロータの歯底径より外方に形成されていることである。
前記凹部は前記ドリブンロータの歯底径より内方に形成されていることである。
前記凹部は、前記ドライブロータの軸線を含む断面においてL型形状に形成されていることである。
前記凹部は前記ドライブロータに形成され、前記ドライブロータの側面から歯面に向かって傾斜する形状に形成されていることである。
前記凹部は前記ドリブンロータに形成され、前記ドリブンロータの側面から歯面に向かって傾斜する形状に形成されていることである。
前記凹部の周方向縁部は、前記歯間空間が最大容積となる位置にて、前記吐出ポートおよび前記吸入ポートのいずれか一方の輪郭形状の周方向縁部と略同一であることである。
前記凹部の、ロータ側面側の開口面積と歯面側の開口面積とは略同一であることである。
前記凹部は前記ドライブロータに形成され、回転方向とは逆方向に開口していることである。
前記ドリブンロータの前記凹部は、回転方向に開口していることである。
12・・・吸入ポート
13・・・吐出ポート
15・・・ロータ室(円筒状空間)
20・・・カバー(ハウジング)
40・・・ドリブンロータ
41・・・内歯
50・・・ドライブロータ
51・・・外歯
51b・・・歯底部
45、55、550・・・凹部
100・・・ポンプ(内接ギヤ型ポンプ)
R・・・歯間空間
Claims (10)
- 円筒状空間を形成するハウジングと、
前記円筒状空間内に回転自在に配設された内歯を有するドリブンロータと、
前記内歯と係合する外歯を有し前記ドリブンロータ内に回転自在に配設されるとともに前記ドリブンロータと係合する歯間において拡大および縮小を繰り返し流体を吸入・吐出する複数の歯間空間を形成するドライブロータと、
前記ハウジングに形成され、前記円筒状空間に連通する吸入ポートおよび吐出ポートとを備えた内接ギヤ型ポンプにおいて、
前記ドライブロータおよび前記ドリブンロータの少なくとも一方の側面には、前記歯間空間に連通可能であって、前記歯間空間が最大容積となる位置にて、前記吐出ポートおよび前記吸入ポートと前記最大容積となる前記歯間空間とが連通しないように凹部が形成され、
前記凹部は、前記ドライブロータおよび前記ドリブンロータの少なくとも一方の歯面の、周方向から径方向の間の方向に向けて開口していることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1において、
前記凹部は前記ドライブロータの歯底径より外方に形成されていることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1において、
前記凹部は前記ドリブンロータの歯底径より内方に形成されていることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至3において、
前記凹部は、前記ドライブロータの軸線を含む断面においてL型形状に形成されていることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至3において、
前記凹部は前記ドライブロータに形成され、前記ドライブロータの側面から歯面に向かって傾斜する形状に形成されていることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至3または5において、
前記凹部は前記ドリブンロータに形成され、前記ドリブンロータの側面から歯面に向かって傾斜する形状に形成されていることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至6において、
前記凹部の周方向縁部は、前記歯間空間が最大容積となる位置にて、前記吐出ポートおよび前記吸入ポートのいずれか一方の輪郭形状の周方向縁部と略同一であることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至7において、
前記凹部の、ロータ側面側の開口面積と歯面側の開口面積とは略同一であることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至8において、
前記凹部は前記ドライブロータに形成され、回転方向とは逆方向に開口していることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。 - 請求項1乃至9において、
前記ドリブンロータの前記凹部は、回転方向に開口していることを特徴とする内接ギヤ型ポンプ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012077638A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | 内接歯車式流体装置 |
JP2016200054A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | トヨタ紡織株式会社 | トロコイド型ポンプ |
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JP2005188380A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Toyo Advanced Technologies Co Ltd | トロコイド式ポンプ |
JP2006249937A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Mitsubishi Materials Pmg Corp | 内接型ギヤポンプ |
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- 2006-10-05 JP JP2006273794A patent/JP4844333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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