JP2007138808A - 内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法 - Google Patents

内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンを迅速に始動すると共にエンジンとスタータモータとを連結するベルトにエンジンをモータリングする際に過大な負荷が掛かるのを抑制する。
【解決手段】所定時間trefが経過するまでは比較的小さい所定値tc1を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより比較的大きな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定し(S130,S150)、所定時間trefが経過した後は所定値tc1より大きい所定値tc2を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより比較的小さな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定し(S140,S150)、調整モータリングトルクTm*をスタータモータから出力してエンジンをモータリングする(S160)。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法に関する。
従来、この種の内燃機関の始動装置としては、内燃機関をクランキングする電動機を備え、立ち上げ速度と最大値とのうち少なくとも一方を可変にしたトルクを電動機から出力して内燃機関を始動するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、電動機からの出力トルクの立ち上げ速度と最大値とのうち少なくとも一方を可変にすることにより、内燃機関のクランキングに対する多様的態様の要求に対処している。
特開2003−42047号公報
ところで、こうした内燃機関の始動装置では、内燃機関をモータリングする際に電動機からの動力を内燃機関の出力軸に伝達する部材に過大な負荷が掛かるのを抑制することが重要な課題の一つとされている。この課題を解決するために電動機からの出力トルクの最大値を小さくすることが考えられるが、この場合、電動機からの出力トルクの立ち上げ速度によっては内燃機関の気筒が上死点を越えるだけの動力を電動機から充分に出力することができず、内燃機関を迅速に始動できない場合が生じる。
本発明の内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法は、内燃機関を迅速に始動することを目的の一つとする。また、本発明の内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法は、内燃機関をモータリングする際に、内燃機関の出力軸と内燃機関をモータリングするモータリング手段との間に介在する動力伝達部材に過大な負荷が掛かるのを抑制することを目的の一つとする。
本発明の内燃機関の始動装置およびこれを搭載する自動車並びに内燃機関の始動方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関の始動装置は、
内燃機関の始動装置であって、
動力伝達部材を介して前記内燃機関の出力軸に接続され、該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
前記内燃機関の始動が指示されたとき、所定の条件が成立するまでは前記モータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより前記第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、該設定した調整モータリングトルクが前記モータリング手段から出力されて前記内燃機関がモータリングされるよう該モータリング手段を制御し、該モータリングに伴って該内燃機関が始動されるよう該内燃機関を制御する始動制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関の始動装置では、内燃機関の始動が指示されたときには、所定の条件が成立するまではモータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、所定の条件が成立した後は目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、設定した調整モータリングトルクがモータリング手段から出力されて内燃機関がモータリングされるようモータリング手段を制御し、モータリングに伴って内燃機関が始動されるよう内燃機関を制御する。即ち、内燃機関の始動が指示されたときには、所定の条件が成立するまでは比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力して内燃機関をモータリングし、所定の条件が成立した後は比較的小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力して内燃機関をモータリングし、モータリングに伴って内燃機関を始動するのである。したがって、所定の条件が成立するまでは比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力するから、内燃機関の気筒が上死点を越えるだけのエネルギをモータリング手段から速やかに出力することができ、内燃機関の気筒が上死点を速やかに越えることができる。この結果、内燃機関の回転数を迅速に上昇させることができ、内燃機関を迅速に始動することができる。また、所定の条件が成立した後は比較的小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力するから、調整モータリングトルクの最大値を抑制することができる。この結果、内燃機関をモータリングする際に動力伝達部材に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる。ここで、第1のなまし程度はモータリング手段の特性などに基づいて第1の変化程度ができるだけ大きくなるようできるだけ小さななまし程度を用いるものとしてもよいし、第2のなまし程度は第2の変化程度ができるだけ小さくなるようできるだけ大きななまし程度を用いるものとしてもよい。なお、目標モータリングトルクは、所定の条件の成立に拘わらず固定値を用いるものとしてもよいし、所定の条件が成立するまでと成立した後とで異なる値を用いるものとしてもよい。後者の場合、所定の条件が成立するまで第1のトルクを目標モータリングトルクとして設定すると共に所定の条件が成立した後は第1のトルクより小さい第2のトルクを目標モータリングトルクとして設定する場合には第2のなまし程度は第1のなまし程度と同一のなまし程度を用いるものとしてもよい。
こうした本発明の内燃機関の始動装置において、前記始動制御手段は、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングが開始されてから所定時間が経過する条件を前記所定の条件として制御する手段であるものとすることもできる。ここで、所定時間は、例えば、内燃機関のモータリングが開始されてから内燃機関の気筒が上死点を越えるのに要するエネルギをモータリング手段から出力することができるまでの時間などに設定することができ、200msecや300msecなどの時間に設定することができる。この所定時間は、固定値を用いるものとしてもよいし、内燃機関が停止している最中の内燃機関の出力軸の回転位置などに基づいて設定するものとしてもよい。
また、本発明の内燃機関の始動装置において、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段を備え、前記始動制御手段は、前記検出された内燃機関の回転数が所定回転数以上になる条件を前記所定の条件として制御する手段であるものとすることもできる。ここで、所定回転数は、例えば、内燃機関のモータリングが開始されてから内燃機関の気筒が上死点を越えるのに要するエネルギをモータリング手段から出力することができるまでの時間に相当する回転数などに設定することができ、200rpmや300rpmなどの時間に設定することができる。この所定回転数は、固定値を用いるものとしてもよいし、内燃機関が停止している最中の内燃機関の出力軸の回転位置などに基づいて設定するものとしてもよい。
さらに、本発明の内燃機関の始動装置において、前記始動制御手段は、前記所定の条件が成立するまでは前記目標モータリングトルクに対して第1の時定数を用いてなまし処理を施すことにより前記調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して前記第1の時定数より大きい第2の時定数を用いてなまし処理を施すことにより前記調整モータリングトルクを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、時定数を変更することにより、調整モータリングトルクの変化程度を変更することができる。
本発明の内燃機関の始動装置において、前記始動制御手段は、前記動力伝達部材の耐久トルク未満の所定トルクを前記目標モータリングトルクとして用いる手段であるものとすることもできる。こうすれば、動力伝達部材の耐久トルク未満のトルクを調整モータリングとして設定することになるから、動力伝達部材を保護することができる。
また、本発明の内燃機関の始動装置において、前記始動制御手段は、前記内燃機関をモータリングするのに要するモータリングエネルギに基づいて前記調整モータリングトルクを設定する手段であるものとすることもできる。この場合、所定の条件が成立するまで比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力することにより、所定の条件が成立するまでにモータリング手段からある程度のエネルギを出力しておくことができるから、調整モータリングトルクの最大値を抑制することができる。
さらに、本発明の内燃機関の始動装置において、前記動力伝達部材は、前記内燃機関の出力軸と前記モータリング手段の回転軸とに掛けられたベルトであるものとすることもできる。
本発明の自動車は、内燃機関と、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関の始動装置、即ち、基本的には、内燃機関の始動装置であって、動力伝達部材を介して前記内燃機関の出力軸に接続され該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、前記内燃機関の始動が指示されたとき所定の条件が成立するまでは前記モータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより前記第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し該設定した調整モータリングトルクが前記モータリング手段から出力されて前記内燃機関がモータリングされるよう該モータリング手段を制御し該モータリングに伴って該内燃機関が始動されるよう該内燃機関を制御する始動制御手段と、を備える内燃機関の始動装置と、を搭載することを要旨とする。
この本発明の自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関の始動装置を搭載するから、本発明の内燃機関の始動装置が奏する効果、例えば、内燃機関を迅速に始動することができる効果や内燃機関をモータリングする際に動力伝達部材に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の内燃機関の始動方法は、
動力伝達部材を介して内燃機関の出力軸に接続され該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段を備える内燃機関の始動方法であって、
前記内燃機関の始動が指示されたとき、所定の条件が成立するまでは前記モータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより前記第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、該設定した調整モータリングトルクが前記モータリング手段から出力されて前記内燃機関がモータリングされるよう該モータリング手段を制御し、該モータリングに伴って該内燃機関が始動されるよう該内燃機関を制御する
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の始動方法によれば、内燃機関の始動が指示されたときには、所定の条件が成立するまではモータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、所定の条件が成立した後は目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、設定した調整モータリングトルクがモータリング手段から出力されて内燃機関がモータリングされるようモータリング手段を制御し、モータリングに伴って内燃機関が始動されるよう内燃機関を制御する。即ち、内燃機関の始動が指示されたときには、所定の条件が成立するまでは比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力して内燃機関をモータリングし、所定の条件が成立した後は比較的小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力して内燃機関をモータリングし、モータリングに伴って内燃機関を始動するのである。したがって、所定の条件が成立するまでは比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力するから、内燃機関の気筒が上死点を越えるだけのエネルギをモータリング手段から速やかに出力することができ、内燃機関の気筒が上死点を速やかに越えることができる。この結果、内燃機関の回転数を迅速に上昇させることができ、内燃機関を迅速に始動することができる。また、所定の条件が成立した後は比較的小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクをモータリング手段から出力するから、調整モータリングトルクの最大値を抑制することができる。この結果、内燃機関をモータリングする際に動力伝達部材に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる。ここで、第1のなまし程度はモータリング手段の特性などに基づいて第1の変化程度ができるだけ大きくなるようできるだけ小さななまし程度を用いるものとしてもよいし、第2のなまし程度は第2の変化程度ができるだけ小さくなるようできるだけ大きななまし程度を用いるものとしてもよい。なお、目標モータリングトルクは、所定の条件の成立に拘わらず固定値を用いるものとしてもよいし、所定の条件が成立するまでと成立した後とで異なる値を用いるものとしてもよい。後者の場合、所定の条件が成立するまで第1のトルクを目標モータリングトルクとして設定すると共に所定の条件が成立した後は第1のトルクより小さい第2のトルクを目標モータリングトルクとして設定する場合には第2のなまし程度は第1のなまし程度と同一のなまし程度を用いるものとしてもよい。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン22の始動装置40を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、動力を出力可能なエンジン22と、インバータ28を介してバッテリ30からの電力の供給を受けて動力を出力可能なモータ26と、図示しない複数のクラッチのオンオフによりエンジン22からの動力とモータ26からの動力とのうちの一方または両方を無段変速機としてのCVT32を介して駆動輪34a,34bに出力する動力切替機構36と、エンジン22のクランクシャフト24にベルト42を介して接続されエンジン22をモータリングするスタータモータ44と、エンジン22の始動や車両の駆動系をコントロールする電子制御ユニット50とを備える。実施例のエンジン22の始動装置40は、ベルト42やスタータモータ44,電子制御ユニット50などにより構成されている。
スタータモータ44は、その回転軸48に取り付けられたプーリ47がエンジン22のクランクシャフト24に取り付けられたプーリ25にベルト42により連結されている。また、スタータモータ44は、インバータ46を介してバッテリ30からの電力の供給を受けてエンジン22をモータリングする。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM54と、データを一時的に記憶するRAM56と、指示に基づいて計時するタイマ58と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット50には、クランクシャフト24のクランク角を検出するクランクポジションセンサ23からのクランクポジションθや、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号,シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50からは、動力切替機構36への駆動信号や、CVT32への駆動信号,モータ26を駆動制御するためのインバータ28のスイッチング素子へのスイッチング制御信号,スタータモータ44を駆動制御するためのインバータ46のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力される。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求される要求トルクを設定し、この要求トルクに基づく動力が出力されるようエンジン22とモータ26とが駆動制御される。エンジン22およびモータ26の駆動制御としては、エンジン22からの動力に必要に応じてモータ26の動力を付加して走行するエンジンモータ走行モードや、モータ26からの動力だけで走行するモータ走行モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にエンジン22を始動する際の動作について説明する。図2は、始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジン22の始動が指示されたときに実行される。
始動制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、このルーチンの実行が開始されてからの時間としての経過時間timeのタイマをスタートし(ステップS100)、スタータモータ44から出力すべき目標モータリングトルクTmtmpに所定トルクT1を設定する(ステップS110)。ここで、所定トルクT1は、ベルト42の耐久トルク未満の値として設定するものとした。
こうして目標モータリングトルクTmtmpを設定すると、経過時間timeを所定時間trefと比較し(ステップS120)、経過時間timeが所定時間tref未満のときには比較的小さい所定値tc1をなまし程度を示す時定数tcに設定し(ステップS130)、経過時間timeが所定時間tref以上のときには所定値tc1より大きい所定値tc2をなまし処理の時定数tcに設定し(ステップS140)、設定した時定数tcを用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm*を設定する(ステップS150)。ここで、所定時間trefは、例えば、エンジン22の気筒が上死点を越えるのに要するエネルギをスタータモータ44から出力することができるまでの時間などに設定することができ、200msecや300msecなどに設定することができる。なお、実施例では、所定時間trefは、予め定められた値を用いるものとしたが、エンジン22が停止している最中のエンジン22のクランクシャフト24のクランクポジションθなどに基づいて設定するものとしてもよい。また、目標モータリングトルクTmtmpおよび調整モータリングトルクTm*の時間変化の様子の一例を図3に示す。調整モータリングトルクTm*は、図示するように、所定時間trefが経過するまでは比較的大きい変化程度(単位時間あたりの変化量)をもって大きくなり、所定時間trefが経過した後は比較的小さい変化程度をもって大きくなる。ここで、実施例では、所定値tc1はスタータモータ44の特性などに基づいてできるだけ小さい値を用いるものとし、所定値tc2はできるだけ大きい値を用いるものとした。
そして、設定した調整モータリングトルクTm*でスタータモータ44を駆動制御する(ステップS160)。スタータモータ44の駆動制御は、具体的には、調整モータリングトルクTm*でスタータモータ44が駆動されるようインバータ46のスイッチング素子のスイッチング制御を行なうことにより行なわれる。スタータモータ44の駆動制御により、スタータモータ44から出力されるトルクによってエンジン22がモータリングされる。
いま、エンジン22をモータリングするときを考えている。このときには、エンジン22の気筒が上死点を越える際に大きなエネルギを要する。したがって、エンジン22の回転数Neを迅速に上昇させるためには、エンジン22の気筒が上死点を越えるまでの間にできるだけ大きなエネルギをスタータモータ44から出力しておくことが望ましい。一方、エンジン22をモータリングする際には、エンジン22のクランクシャフト24とスタータモータ44の回転軸48とを連結するベルト42に大きな負荷が掛かるのを抑制するため、調整モータリングトルクTm*の最大値はできるだけ小さくすることが望ましい。以上の点を考慮して、実施例では、所定時間trefが経過するまでは目標モータリングトルクTmtmpに対してできるだけ小さい所定値tc1を時定数tcとして用いてなまし処理を施すことによりできるだけ大きな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定し、所定時間trefが経過した後は目標モータリングトルクTmtmpに対してできるだけ大きい所定値tc2を時定数tcとして用いてなまし処理を施すことによりできるだけ小さな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定するものとした。このように、所定時間trefが経過するまではできるだけ大きな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定することにより、エンジン22の気筒が上死点を越える際のエネルギをスタータモータ44から速やかに出力することができ、エンジン22の気筒が上死点を速やかに越えることができる。この結果、エンジン22の回転数Neを迅速に上昇させることができる。また、所定時間trefが経過した後はできるだけ小さな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定することにより、モータリングトルクTm*の最大値を抑制することができ、エンジン22をモータリングする際にベルト42に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる。しかも、ベルト42の耐久トルク未満の所定トルクT1を目標モータリングTmtmpとして用いるから、調整モータリングTm*がベルト42の耐久トルクを超えるのを抑制することができ、ベルト42を保護することができる。さらに、エンジン22をモータリングするのに要するモータリングエネルギを考慮して調整モータリングトルクTm*を設定するときを考えると、所定時間trefが経過するまではできるだけ大きな変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定することにより、所定時間trefが経過するまでにスタータモータ44からできるだけ多くのエネルギを出力しておくことができ、調整モータリングトルクTm*の最大値をより抑制することができる。この結果、エンジン22をモータリングする際にベルト42に掛かる負荷をより抑制することができる。
そして、エンジン22の回転数Neを入力すると共に(ステップS170)、入力したエンジン22の回転数Neを閾値Nrefと比較する(ステップS180)。ここで、エンジン22の回転数Neは、クランクポジションセンサ23からのクランクポジションθに基づいて計算されてRAM56の所定アドレスに書き込まれたものを読み込むことにより入力するものとした。また、閾値Nrefは、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御を開始してもよい回転数を定めるものであり、例えば700rpmや800rpmなどに定めることができる。いま、エンジン22のモータリングが開始された直後を考えれば、エンジン22の回転数Neは閾値Nref未満であるから、ステップS110に戻る。
こうしてステップS110〜S180の処理を繰り返し実行している最中にエンジン22の回転数Neが閾値Nref以上になると、燃料噴射制御や点火制御などエンジン22の運転制御が開始されていないときにはこれを開始し(ステップS190,S200)、エンジン22が完爆したか否かを判定し(ステップS210)、エンジン22が完爆していないと判定されたときには、ステップS110に戻る。その後、ステップS110〜S210の処理を繰り返し実行し、エンジン22が完爆したと判定されたときに、始動制御ルーチンを終了する。
図4は、エンジン22をモータリングするのに要するエネルギを考慮してスタータモータ44の調整モータリングトルクTm*を設定してエンジン22を始動する際の目標モータリングトルクTmtmpと調整モータリングトルクTm*とエンジン22の回転数Neとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。図中、実線は所定値tc1または所定値tc2を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm*を設定する場合(実施例の場合)の時間変化の様子を示し、破線は参考のために所定値tc1より大きく所定値tc2より小さい所定値tc3を経過時間timeに拘わらず時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTm2tmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm2*を設定する場合の時間変化の様子を示す。ここで、所定値tc3を時定数tcとして用いる場合、エンジン22をモータリングするのに要するエネルギを考慮して調整モータリングトルクTm2*を設定するために、目標モータリングトルクTm2tmpは実施例の場合の目標モータリングトルクTmtmpよりも大きい値を用いるものとした。図中実線に示すように、実施例の場合、調整モータリングトルクTm*は、エンジン22の始動が指示された時刻t1以降にできるだけ大きな変化程度をもって大きくなり、所定時間trefが経過した時刻t2以降はできるだけ小さな変化程度をもって大きくなる。そして、エンジン22の回転数Neが閾値Nref以上となる時刻t3でエンジン22の運転制御を開始する。一方、破線に示すように、所定値tc3を時定数tcとして用いる場合、エンジン22の始動が指示された時刻t1以降にエンジン22の気筒が上死点を越える際のエネルギが未だスタータモータ44から充分に出力されていないことによって気筒が上死点を越える時刻t2近傍でエンジン22の回転数Neが一旦低下し、その後エンジン22の回転数Neが上昇して回転数Neが閾値Nref以上となる時刻t4(t3<t4)でエンジン22の運転制御を開始する。このように、実施例の場合、所定値tc3を時定数tcとして用いるもの(図中破線)に比してエンジン22の気筒が上死点を越える際のエネルギをスタータモータ44から速やかに出力することができ、エンジン22の気筒が上死点を越える際のエンジン22の回転数Neの低下を抑制することができる。この結果、エンジン22の回転数Neを速やかに上昇させることができ、エンジン22を迅速に始動することができる。また、実施例の場合、所定値tc3を時定数tcとして用いるものに比して調整モータリングトルクTm*の最大値を抑制することができ、エンジン22をモータリングする際にベルト42に掛かる負荷を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22を始動する際には、所定時間trefが経過するまではできるだけ小さい所定値tc1を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm*を設定し、所定時間trefが経過した後は所定値tc1より大きい所定値tc2を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm*を設定し、設定した調整モータリングトルクTm*をスタータモータ44から出力してエンジン22をモータリングし、エンジン22の回転数Neが閾値Nref以上になったときにエンジン22の運転制御を開始するから、エンジン22の気筒が上死点を越える際のエネルギをスタータモータ44から速やかに出力することができ、エンジン22の気筒が上死点を速やかに越えることができる。この結果、エンジン22の回転数Neを迅速に上昇させることができ、エンジン22の始動を迅速に行なうことができる。しかも、調整モータリングトルクTm*の最大値を抑制することもでき、エンジン22のモータリングの際にベルト42に掛かる負荷を抑制することもできる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22をモータリングするのに要するエネルギを考慮してスタータモータ44の調整モータリングトルクTm*を設定してエンジン22を始動するときに、所定時間trefが経過するまではできるだけ小さい所定値tc1を時定数tcとして用いてなまし処理を施すことにより設定される調整モータリングトルクTm*をスタータモータ44から出力してエンジン22をモータリングするから、所定時間trefが経過する前にできるだけ多くのエネルギをスタータモータ44から出力しておくことができ、調整モータリングトルクTm*の最大値を抑制することができる。この結果、エンジン22のモータリングの際にベルト42に掛かる負荷をより抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、経過時間timeに拘わらず所定トルクT1を目標モータリングトルクTmtmpに設定するものとしたが、所定時間trefが経過するまで所定トルクT1より大きい所定トルクT2を目標モータリングトルクTmtmpに設定すると共に所定時間trefが経過した後は所定トルクT1を目標モータリングトルクTmtmpに設定するものとしてもよい。この場合の目標モータリングトルクTmtmpおよび調整モータリングトルクTm*の時間変化の様子の一例を図5に示す。ここで、所定時間trefは、例えば、エンジン22の気筒が上死点を越えるのに要するエネルギをスタータモータ44から出力することができるまでの時間などに設定することができ、調整モータリングトルクTm*が所定トルクT1を越えない範囲で設定すればよい。この場合でも、エンジン22の気筒が上死点を越える際に要するエネルギをスタータモータ44から迅速に出力することができ、エンジン22を迅速に始動することができる。また、エンジン22をモータリングする際にベルト42に過大な負荷が掛かるのを抑制することもできる。この変形例の場合、即ち、所定時間trefが経過するまで所定トルクT1より大きい所定トルクT2を目標モータリングトルクTmtmpに設定すると共に所定時間trefが経過した後は所定トルクT1を目標モータリングトルクTmtmpに設定する場合、所定時間trefが経過したか否かに拘わらず固定値(例えば、所定値tc1など)を時定数tcとして用いて目標モータリングトルクTmtmpに対してなまし処理を施すことにより調整モータリングトルクTm*を設定するものとしてもよい。この場合でも、所定時間trefが経過するまで比較的大きい第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定すると共に所定時間trefが経過した後は第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクTm*を設定することになるから、エンジン22の気筒が上死点を越える際に要するエネルギを迅速にスタータモータ44から出力することができ、エンジン22を迅速に始動することができる。また、エンジン22をモータリングする際にベルト42に過大な負荷が掛かるのを抑制することもできる。
実施例のハイブリッド自動車20では、経過時間timeが所定時間を経過したか否かに基づいて時定数tcを設定するものとしたが、これに代えて、エンジン22の回転数Neが閾値Nref2以上か否かに基づいて時定数tcを設定するものとしてもよい。この場合、閾値Nref2は、前述した閾値Nrefよりも小さい回転数、例えば、200rpmや300rpmなどに設定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22のクランクシャフト24に取り付けられたプーリ25とスタータモータ44の回転軸48に取り付けられたプーリ47とをベルト42を掛け渡すことにより連結するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車120に示すように、エンジン22のクランクシャフト24とスタータモータ44の回転軸48とをギヤ機構142を介して連結するものとしてもよい。この場合、エンジン22を始動する際にギヤ機構142に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる。
実施例では、エンジン22のクランクシャフト24にベルト42を介して接続されエンジン22をモータリングするスタータモータ44を備えるエンジン22の始動装置40を搭載するハイブリッド自動車20について説明したが、図7の変形例のハイブリッド自動車220に示すように、遊星歯車機構122にエンジン22のクランクシャフト24とモータMG1と駆動輪34a,34bに連結された駆動軸とを接続すると共に駆動軸にモータMG2を接続し、モータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ30を備えるハイブリッド自動車220に適用するものとしてもよい。ここで、遊星歯車機構122や、モータMG1,モータMG1を制御するための図示しない電子制御ユニットなどがエンジン22の始動装置に相当する。この場合、エンジン22を始動する際に遊星歯車機構122に過大な負荷が掛かるのを抑制することができる。
実施例では、エンジン22の始動装置40をハイブリッド自動車20に搭載するものとしたが、自動車以外の車両や船舶,航空機などに搭載するものとしてもよいし、建設機器など据え置き型の装置に搭載するものとしてもよい。また、エンジンの始動装置の形態やエンジンの始動方法として用いるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット50により実行される始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 目標モータリングトルクTmtmpおよび調整モータリングトルクTm*の時間変化の様子の一例を示す説明図である。 エンジン22を始動する際の目標モータリングトルクTmtmpと調整モータリングトルクTm*とエンジン22の回転数Neとの時間変化の様子を示す説明図である。 変形例の目標モータリングトルクTmtmpおよび調整モータリングトルクTm*の時間変化の様子の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 クランクシャフト、25,47 プーリ、26 モータ、28,46 インバータ、30 バッテリ、32 CVT、34a,34b 駆動輪、36 動力切替機構、40 始動装置、42 ベルト、44 スタータモータ、48 回転軸、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 タイマ、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、122 遊星歯車機構、142 ギヤ機構、MG1,MG2 モータ。

Claims (9)

  1. 内燃機関の始動装置であって、
    動力伝達部材を介して前記内燃機関の出力軸に接続され、該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
    前記内燃機関の始動が指示されたとき、所定の条件が成立するまでは前記モータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより前記第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、該設定した調整モータリングトルクが前記モータリング手段から出力されて前記内燃機関がモータリングされるよう該モータリング手段を制御し、該モータリングに伴って該内燃機関が始動されるよう該内燃機関を制御する始動制御手段と、
    を備える内燃機関の始動装置。
  2. 前記始動制御手段は、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリングが開始されてから所定時間が経過する条件を前記所定の条件として制御する手段である請求項1記載の内燃機関の始動装置。
  3. 請求項1記載の内燃機関の始動装置であって、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段を備え、
    前記始動制御手段は、前記検出された内燃機関の回転数が所定回転数以上になる条件を前記所定の条件として制御する手段である
    内燃機関の始動装置。
  4. 前記始動制御手段は、前記所定の条件が成立するまでは前記目標モータリングトルクに対して第1の時定数を用いてなまし処理を施すことにより前記調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して前記第1の時定数より大きい第2の時定数を用いてなまし処理を施すことにより前記調整モータリングトルクを設定する手段である請求項1ないし3いずれか記載の内燃機関の始動装置。
  5. 前記始動制御手段は、前記動力伝達部材の耐久トルク未満の所定トルクを前記目標モータリングトルクとして用いる手段である請求項1ないし4いずれか記載の内燃機関の始動装置。
  6. 前記始動制御手段は、前記内燃機関をモータリングするのに要するモータリングエネルギに基づいて前記調整モータリングトルクを設定する手段である請求項1ないし5いずれか記載の内燃機関の始動装置。
  7. 前記動力伝達部材は、前記内燃機関の出力軸と前記モータリング手段の回転軸とに掛けられたベルトである請求項1ないし6いずれか記載の内燃機関の始動装置。
  8. 内燃機関と、請求項1ないし7いずれか記載の内燃機関の始動装置と、を備える自動車。
  9. 動力伝達部材を介して内燃機関の出力軸に接続され該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段を備える内燃機関の始動方法であって、
    前記内燃機関の始動が指示されたとき、所定の条件が成立するまでは前記モータリング手段から出力すべき目標モータリングトルクに対して第1のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより第1の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、前記所定の条件が成立した後は前記目標モータリングトルクに対して第2のなまし程度を用いてなまし処理を施すことにより前記第1の変化程度より小さい第2の変化程度をもって大きくなる調整モータリングトルクを設定し、該設定した調整モータリングトルクが前記モータリング手段から出力されて前記内燃機関がモータリングされるよう該モータリング手段を制御し、該モータリングに伴って該内燃機関が始動されるよう該内燃機関を制御する
    ことを特徴とする内燃機関の始動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067280A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toyota Motor Corp ハイブリッド車およびその制御方法並びに駆動装置
JP2014534802A (ja) * 2011-11-08 2014-12-18 ルノー エス.ア.エス. 模擬エンジンブレーキの指示の調節
JP2017218947A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 三菱電機株式会社 内燃機関の始動装置

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