JP2007137091A - 窓ガラス、窓ガラス電極取出装置、窓ガラスの導電性付加方法、及び窓ガラス電極取出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コスト且つ高い美観を実現することができる窓ガラス、窓ガラス電極取出装置、窓ガラスの導電性付加方法、及び窓ガラス電極取出方法を提供する。
【解決手段】窓ガラス1は、上端面1aに形成された最大深さ 0.2〜5.0mm、幅
0.5〜4.5mmの湾曲状凹部1bと、湾曲状凹部1b内に注入された導電性材料により形成された電極2とを備える。湾曲状凹部1bは、上端面1aが凸部10aを有するダイヤモンドホイール10を用いて研磨加工されることによって形成され、この形成された湾曲状凹部1b内には導電性材料が先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出されることにより注入されて電極2が形成される。電極取出装置37は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラス1の上端面1aに設けられた電極2に導電性接着剤38を介して接続される導電性端子39を備える。
【選択図】図2
【解決手段】窓ガラス1は、上端面1aに形成された最大深さ 0.2〜5.0mm、幅
0.5〜4.5mmの湾曲状凹部1bと、湾曲状凹部1b内に注入された導電性材料により形成された電極2とを備える。湾曲状凹部1bは、上端面1aが凸部10aを有するダイヤモンドホイール10を用いて研磨加工されることによって形成され、この形成された湾曲状凹部1b内には導電性材料が先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出されることにより注入されて電極2が形成される。電極取出装置37は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラス1の上端面1aに設けられた電極2に導電性接着剤38を介して接続される導電性端子39を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、窓ガラス、窓ガラス電極取出装置、窓ガラスの導電性付加方法、及び窓ガラス電極取出方法に関し、特に、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラス、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けられた電極から取り出す窓ガラス電極取出装置、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法、及びウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けた電極から取り出す窓ガラス電極取出方法に関する。
従来のウインドレギュレータにおいて、モータの回転力はギアを介してドラムに伝達され、このドラムの回転によりワイヤ全体が移動して、ホルダ及びブラケットを介してワイヤに連結された窓ガラスが上下方向に移動する。ここで、モータの回転方向を正転/逆転と切替えることにより、窓ガラスの昇降を実現している。
このウインドレギュレータにおいて、窓ガラスを上昇させる際に首や手を窓ガラスと窓枠との間に挟み込むのを防止する安全装置が設けられたものがある。
この安全装置は、モータの回転数や窓ガラスにかかる圧力を検知することにより挟み込みの発生を検知し、窓ガラスを停止又は下降させる。しかしながら、上記安全装置では、首や手が接触しただけでは圧力が低い場合があり、モータの停止が間に合わない場合がある。
そこで安全装置として、窓ガラスと窓枠との間に空気以外の何か(人体などの誘電率の大きなもの)が入り込んだ状態を、静電容量の変化により判別し、挟み込みが発生しうる状態(挟み込み可能性)を前もって非接触状態のうちに検出して、駆動手段によってモータの回転を停止あるいは反転させることを可能にするものが提案されている。ここで、窓ガラスの上端部に設けられた第1の電極は、窓ガラスが下降した際に窓枠との間に生じる隙間部分をカバーするように設け、車体側に設けられた第2の電極については、窓枠のガラスランに配置することで、窓ガラスの上端部に設けられた第1の電極との間にコンデンサを形成している。ここで、第1の電極としての窓ガラス電極71は、窓ガラスの上端部に各種導電性物質を設けることによって形成され、測定電圧発生回路72と接続されている(図7)(例えば、特許文献1参照)。
また、窓ガラスの製造時に予め電極を埋め込むことにより形成された窓ガラス電極(図8における80)(例えば、特許文献2参照)や、窓ガラスの側面に設けられた窓ガラス電極(図9における90)(例えば、特許文献3,4参照)や、窓ガラスの上端部に沿って貼着した窓ガラス電極(図10における100,101)(例えば、特許文献5,6参照)等が既に提案されている。
さらに、窓ガラス電極として窓ガラスの上端部に各種導電性物質を設ける代わりに、図11に示すように、窓ガラス112の上端に焼付け固定された一対の電極114,114aを有するタッチセンサ113や圧電センサ等を窓ガラス112の上端に形成された凹部112a内に設けること(例えば、特許文献7,8参照)や、図12に示すように、窓ガラス121の上端部に圧電センサ122を緩衝材123を介して窓ガラス121に装着すること(例えば、特許文献9参照)等が既に提案されている。
特開平10−110574号公報
特開昭60−70622号公報
特開昭57―209382号公報
国際公開第99/63192号公報
特開平11−334359号公報
特開平11−36709号公報
特開昭60−119883号公報
特開2001−115738号公報
特開平10−76843号公報
しかしながら、窓ガラスに低コスト且つ美観が優れた電極を形成することは困難である。上述した特許文献には、窓ガラスに導電性物質を貼付、塗布、印刷などして所定の位置に設けることにより電極を形成することについては述べられているものの、窓ガラスに低コスト且つ美観が優れた電極を形成するための詳しい方法については述べられていない。
また、上述した特許文献には、窓ガラスに形成された電極から取り出す電極取出装置及び電極取出方法についても述べられていない。
本発明の目的は、低コスト且つ高い美観を実現することができる窓ガラス、窓ガラス電極取出装置、窓ガラスの導電性付加方法、及び窓ガラス電極取出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の窓ガラスは、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面に形成された最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの凹部と、前記凹部内に注入された導電性材料により形成された電極とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の窓ガラスは、請求項1記載の窓ガラスにおいて、前記凹部は、前記窓ガラスの上端面が凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて研磨加工されることによって形成されることを特徴とする。
請求項3記載の窓ガラスは、請求項1又は2記載の窓ガラスにおいて、前記導電性材料は、先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出されることにより前記凹部内に注入されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の窓ガラスは、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面が略半円状に研磨加工され、前記略半円状に研磨加工された上端面に沿って装着された導電性材料から成る電極としての被覆部材を備えることを特徴とする。
請求項5記載の窓ガラスは、請求項4記載の窓ガラスにおいて、前記被覆部材はロールフォーミング工法を用いて作製されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の窓ガラスは、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面にインクジェット方式により形成された導電性材料から成る電極を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の窓ガラス電極取出装置は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けられた電極から取り出す窓ガラス電極取出装置において、前記上端面に設けられた電極に導電性接着剤を介して接続される端子を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の窓ガラス電極取出装置は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けられた電極から取り出す窓ガラス電極取出装置において、前記上端面に設けられた電極に導通する導通部と、前記窓ガラスの上端面の近傍にあけられた貫通孔の内面に引っ掛けられる引っ掛け部と、前記貫通孔に挿通されると共に前記引っ掛け部に導通する端子とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項9記載の窓ガラスの導電性付加方法は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、前記窓ガラスの上端面に最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの凹部を形成する凹部形成ステップと、前記形成された凹部内に導電性材料を注入する注入ステップとを有することを特徴とする。
請求項10記載の窓ガラスの導電性付加方法は、請求項9記載の窓ガラスの導電性付加方法において、前記凹部形成ステップにおいて、前記上端面を凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて研磨加工することによって前記凹部を形成することを特徴とする。
請求項11記載の窓ガラスの導電性付加方法は、請求項9又は10記載の窓ガラスの導電性付加方法において、前記注入ステップにおいて、前記導電性材料を先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出して、前記凹部内に注入することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項12記載の窓ガラスの導電性付加方法は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、前記窓ガラスの上端面を略半円状に研磨加工する研磨加工ステップと、前記略半円状に研磨加工された上端面に沿って導電性材料から成る電極としての被覆部材を装着する装着ステップとを備えることを特徴とする。
請求項13記載の窓ガラスの導電性付加方法は、請求項12記載の窓ガラスの導電性付加方法において、前記被覆部材をロールフォーミング工法を用いて作製することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項14記載の窓ガラスの導電性付加方法は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、上端面に導電性材料から成る電極をインクジェット方式により形成する電極形成ステップを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項15記載の窓ガラス電極取出方法は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けた電極から取り出す窓ガラス電極取出方法において、前記電極に導電性接着剤を介して端子を接続する接続ステップを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項16記載の窓ガラス電極取出方法は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けた電極から取り出す窓ガラス電極取出方法において、前記窓ガラスの上端面の近傍に貫通孔をあける貫通ステップと、前記貫通孔の内面にクリップ形状部の両端部を引っ掛ける引っ掛けステップと、前記貫通孔に端子を挿通する挿通ステップと、前記クリップ形状部を前記電極及び前記端子に導通する導通ステップとを備えることを特徴とする。
請求項1記載の窓ガラス及び請求項9記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、上端面に最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの凹部が形成され、凹部内に導電性材料が注入されて電極が形成されるので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
請求項2記載の窓ガラス及び請求項10記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、凹部は、窓ガラスの上端面が凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて研磨加工されることによって形成されるので、低コスト且つ美観が高い凹部を形成することができる。
請求項3記載の窓ガラス及び請求項11記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、導電性材料は、先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出されることにより凹部内に注入されるので、低コスト且つ美観が高い電極を形成することができる。
請求項4記載の窓ガラス及び請求項12記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、上端面が略半円状に研磨加工され、略半円状に研磨加工された上端面に沿って導電性材料から成る電極としての被覆部材が装着されるので、低コスト且つ美観が高い電極を形成することができる。
請求項5記載の窓ガラス及び請求項13記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、被覆部材はロールフォーミング工法を用いて作製されるので、容易に窓ガラスの端部の形状に合った被覆部材を作製することができる。
請求項6記載の窓ガラス及び請求項14記載の窓ガラスの導電性付加方法によれば、上端面にインクジェット方式により導電性材料から成る電極が形成されるので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
請求項7記載の窓ガラス電極取出装置及び請求項15記載の窓ガラス電極取出方法は、窓ガラスの上端面に設けられた電極に導電性接着剤を介して端子が接続されるので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
請求項8記載の窓ガラス電極取出装置及び請求項16記載の窓ガラス電極取出方法は、貫通孔が窓ガラスの上端面の近傍にあけられ、貫通孔の内面にクリップ形状部の両端部が引っ掛けられ、端子が貫通孔に挿通され、クリップ形状部は電極及び端子に導通するので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る窓ガラスを図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る窓ガラスの構成を概略的に示す図である。
図1において、窓ガラス1は、車両のドアに昇降可能に取り付けられる。そして、窓ガラス1は、端面A,B,C(上端面1a)に設けられた図2で後述する電極2と、図3または図6で後述する導電性端子の導線5を窓ガラス1に固定する固定端子4とを備える。固定端子4は、端面A又は端面Cの近傍(窓ガラス1のドア本体から露出しない部分)に設けられる。なお、図1において、固定端子4は端面Aの近傍に設けられている。
上記固定端子4を介して導線5を窓ガラス1に固定することにより、窓ガラス1の昇降時に発生する導線5の張力が導電性端子にかからないようにすることができる。
図2は、図1の窓ガラスを説明する断面図であり、(a)は窓ガラスの上端面に形成された湾曲状凹部に導電性材料を注入する方法を説明する図であり、(b)は窓ガラスの上端面に湾曲状凹部を形成する方法を説明する図である。
図2(a)において、窓ガラス1は、一般的に、厚さ2.5〜6.0mmである。そして、窓ガラス1は、上端面1aに形成された最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの湾曲状凹部1bと、湾曲状凹部1b内に注入された導電性材料により形成される電極2とを備える。ここで、湾曲状凹部1bは、最大深さが5.0mmよりも深い又は幅が4.5mmより大きいと研磨加工に時間を要しコスト高となってしまうのに対して、最大深さが0.2mmよりも浅い又は幅が0.5mmより小さいと導電性材料を注入するのが困難となる。
湾曲状凹部1bは、図2(b)に示すように、上端面1aが凸部10aを有するダイヤモンドホイール10を用いて研磨加工されることによって形成される。なお、図2(c)に示すようなダイヤモンドホイール10を用いて、上端面1aを略半円状にする加工及び湾曲状凹部1bを形成する加工を同時に行ってもよい。窓ガラス1には、研磨加工の後に加熱曲げ加工と空冷強化加工が施される。
窓ガラス1の上端面1aに形成された湾曲状凹部1b内には導電性材料が先端の直径が1〜2mmであるノズル20(図2(a))を用いて吐出されることにより注入されて電極2が形成される。
図3は、図2における電極から取り出す電極取出装置の構成を概略的に示す断面図である。
図3において、電極取出装置37は、ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラス1の上端面1aに設けられた電極2に導電性接着剤38を介して接続される導電性端子39と、導電性端子39の一端に接続された導線5とを備える。
なお、電極取出装置37は、上端面1aの端面A(図1)又は端面C(図1)の近傍(ドア本体から露出しない部分)に設けられる。図1では、固定端子4が端面Aの近傍に設けられているので、電極取出装置37も端面Aの近傍に設けられている。
本実施の形態によれば、上端面1aに最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの湾曲状凹部1bが形成され、湾曲状凹部1b内に導電性材料が注入されて電極2が形成されるので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
本実施の形態によれば、窓ガラス1の上端面1aに設けられた電極2に導電性接着剤38を介して導電性端子39が接続されるので、低コスト且つ高い美観を実現することができる。
また、導電性端子39は、窓ガラス1の両表面と接する部分を内部に湾曲させ、窓ガラス1を挟むようにすれば、導電性端子39をより強く窓ガラス1に固着することができる。
本実施の形態では、上端面1aに形成された湾曲状凹部1b内に導電性材料が注入されて電極2が形成されるが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、上端面1aが略半円状に研磨加工され、この略半円状に研磨加工された上端面1a(ラウンドエッジ)に沿って、ロールフォーミング工法等を用いて作製された導電性材料から成る電極としての被覆部材40が装着されていてもよい。
本実施の形態では、上端面1aをダイヤモンドホイール10を用いて研磨加工しているが、このダイヤモンドホイール10は、特に限定されるものではなく、例えば、カップホイール型であっても円筒ホイール型であってもよい。
本実施の形態では、湾曲状凹部1b内に導電性材料を注入することにより電極2が形成されるが、これに限定されるものではなく、湾曲状凹部1bが形成されていない上端面1aにインクジェット方式により導電性材料から成る電極が形成されていてもよい。
なお、上記インクジェット方式は、図5に示すように、メインボトル50のインクを供給ポンプ51で加圧し、ノズル52から液柱状に噴出させ、液柱を電歪素子53の振動で一定の大きさのインク粒子にし、インク粒子1個ごとに帯電電極54で所定電圧に帯電させ、帯電したインク粒子を、偏向電極55間の通過時に帯電量に応じた偏向を受け、上端面1aに到達する。上端面1aに到達しないインク粒子はガター56で捕えて回収ポンプ57でメインボトル50に回収する。サブボトル58は使用インク量をメインボトル50に補給し、補力液59は濃度を一定に保つようにメインボトル50に補給する。
本実施の形態では、図3に示すように、窓ガラス1の上端面1aに設けられた電極2は導電性接着剤38を介して導電性端子39と接続されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、窓ガラス1の上端面1aの近傍にダイヤモンド工具であるコアドリルを用いて貫通孔60をあけ、貫通孔60の内面60aに導電性クリップ形状部61の両端部61aを引っ掛け、導電性端子63を貫通孔60に挿通し、導電性クリップ形状部61を電極2及び導電性端子63に導通するように構成してもよい。なお、両端部61aのバネ機能は導電性端子63との接続を良好にする。また、クリップ形状部61は電極2と接触する凸形状の接触部61bを有し、この凸形状の接触部61bは電極2と対向する位置に設けられている。さらに、導電性端子63には導線5が接続されている。
本実施の形態では、導線5を固定端子4に固定したが、これに限定されるものではなく、導電性端子が窓ガラス1の昇降時に発生する導線5の張力に耐える強度を有していれば、導線5を固定端子に固定しなくてもよい。
1 窓ガラス
1a 上端面
1b 湾曲状凹部
2 電極
37 電極取出装置
38 導電性接着剤
39 導電性端子
1a 上端面
1b 湾曲状凹部
2 電極
37 電極取出装置
38 導電性接着剤
39 導電性端子
Claims (16)
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面に形成された最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの凹部と、前記凹部内に注入された導電性材料により形成された電極とを備えることを特徴とする窓ガラス。
- 前記凹部は、前記窓ガラスの上端面が凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて研磨加工されることによって形成されることを特徴とする請求項1記載の窓ガラス。
- 前記導電性材料は、先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出されることにより前記凹部内に注入されることを特徴とする請求項1又は2記載の窓ガラス。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面が略半円状に研磨加工され、前記略半円状に研磨加工された上端面に沿って装着された導電性材料から成る電極としての被覆部材を備えることを特徴とする窓ガラス。
- 前記被覆部材はロールフォーミング工法を用いて作製されることを特徴とする請求項4記載の窓ガラス。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスにおいて、上端面にインクジェット方式により形成された導電性材料から成る電極を備えることを特徴とする窓ガラス。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けられた電極から取り出す窓ガラス電極取出装置において、前記上端面に設けられた電極に導電性接着剤を介して接続される端子を備えることを特徴とする窓ガラス電極取出装置。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けられた電極から取り出す窓ガラス電極取出装置において、前記上端面に設けられた電極に導通する導通部と、前記窓ガラスの上端面の近傍にあけられた貫通孔の内面に引っ掛けられる引っ掛け部と、前記貫通孔に挿通されると共に前記引っ掛け部に導通する端子とを備えることを特徴とする窓ガラス電極取出装置。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、前記窓ガラスの上端面に最大深さ 0.2〜5.0mm、幅 0.5〜4.5mmの凹部を形成する凹部形成ステップと、前記形成された凹部内に導電性材料を注入する注入ステップとを有することを特徴とする窓ガラスの導電性付加方法。
- 前記凹部形成ステップにおいて、前記上端面を凸部を有するダイヤモンドホイールを用いて研磨加工することによって前記凹部を形成することを特徴とする請求項9記載の窓ガラスの導電性付加方法。
- 前記注入ステップにおいて、前記導電性材料を先端の直径が1〜2mmであるノズルを用いて吐出して、前記凹部内に注入することを特徴とする請求項9又は10記載の窓ガラスの導電性付加方法。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、前記窓ガラスの上端面を略半円状に研磨加工する研磨加工ステップと、前記略半円状に研磨加工された上端面に沿って導電性材料から成る電極としての被覆部材を装着する装着ステップとを備えることを特徴とする窓ガラスの導電性付加方法。
- 前記被覆部材をロールフォーミング工法を用いて作製することを特徴とする請求項12記載の窓ガラスの導電性付加方法。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの導電性付加方法において、上端面に導電性材料から成る電極をインクジェット方式により形成する電極形成ステップを有することを特徴とする請求項13記載の窓ガラスの導電性付加方法。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けた電極から取り出す窓ガラス電極取出方法において、前記電極に導電性接着剤を介して端子を接続する接続ステップを備えることを特徴とする窓ガラス電極取出方法。
- ウインドレギュレータにより昇降される窓ガラスの上端面に設けた電極から取り出す窓ガラス電極取出方法において、前記窓ガラスの上端面の近傍に貫通孔をあける貫通ステップと、前記貫通孔の内面にクリップ形状部の両端部を引っ掛ける引っ掛けステップと、前記貫通孔に端子を挿通する挿通ステップと、前記クリップ形状部を前記電極及び前記端子に導通する導通ステップとを備えることを特徴とする窓ガラス電極取出方法。
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