JP2007136448A - 水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理装置本体の設置場所の制約が少なく、かつ処理装置本体や台所の使い勝手のよい水処理装置を提供する。
【解決手段】原水を供給する水栓1に付設されて原水の水路を切替える切替ユニット3と、この切替ユニット3とは離れて設置され同切替ユニット3から水路が切替えられて供給される原水の水処理を行う処理装置本体2と、を備える。切替ユニット3には、処理装置本体2を無線操作する操作部6と、この操作部6による無線信号を切替ユニット3及び処理装置本体2よりも上方に位置する反射部8に向けて送信する送信部7と、を設ける。処理装置本体2には、前記反射部8で中継反射された無線信号を受信する受信部9を設ける。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、水道水等の原水を浄化処理や電解処理等して、生成された処理水を供給する水処理装置に関する。
水処理装置においては、水道水等の原水を供給する水栓に配置され原水を所定の水路のいずれかに切替える切替ユニットに操作部を備えており、この操作部により、台所の流し台等に設置され切替ユニットから供給された原水の浄化処理等を行なう処理装置本体から供給される処理水の水質を、所定の水質に設定することができる。
操作部において所定の水質が設定されると、切替ユニットより送信された信号が切替ユニットと処理装置本体とを接続した信号線を介して伝わり処理装置本体において受信される。
信号を受信した処理装置本体は、設定された水質に応じて原水の処理を行い処理水を供給している。
この切替ユニットに設けられた操作部を用いることで、処理装置本体側で水質の設定操作をすることを要せずに所定の水質を設定することができる水処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
さらに操作部において設定された水質を、切替ユニットに設けられた送信部から無線信号により処理装置本体へ送信し、送信された無線信号を処理装置本体に設けられた受信部において直接受信することで、信号線の設置を要しない水処理装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平09−276871号公報 特開平11−277046号公報
しかしながら前記背景技術の特許文献1に記載の水処理装置では、切替ユニットから送信された信号は信号線により処理装置本体へ伝わるために、切替ユニットと処理装置本体との間には切替ユニットから処理装置本体へ原水を供給する水路に加えて、前記信号線を設ける必要が生じていた。
このため、水処理装置の設置工事に手間がかかるだけでなく設置後の外観上も繁雑な印象を与えてしまうことがあった。
また、前記背景技術の特許文献2に記載の水処理装置では、切替ユニットより処理装置本体へ送信される信号は無線信号であることから信号線を設ける必要がないために、設置工事に手間は要せずかつ設置後の外観も繁雑な印象を与えることはない。
しかしながら流し台のスペースは限られたものであり、流し台上には食器類や調理器具は言うにおよばず、調味料や洗剤のボトル等が置かれることが多く、さらに切替えユニットは水栓に設けられていることから、使用者の都合により様々な向きに変更されてしまう。
よって、切替ユニットと処理装置本体との間に上記の物が置かれていた場合や切替ユニットの向きのよっては、切替ユニットから送信された無線信号を処理装置本体で受信することが困難になることがあった。
この場合は、操作部で選択された水質の処理水を処理装置本体より供給することができなくなったり、また水処理装置の設置場所が制約を受けたりすることで、水処理装置や台所の使い勝手を悪化させることにつながっていた。
本願発明はこのような従来の課題を解決するものであり、切替ユニットより送信された無線信号を処理装置本体において常時確実に受信することで、処理装置本体の設置場所の制約が少なくかつ使い勝手のよい水処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、原水を供給する水栓1に付設されて原水の水路を切替える切替ユニット3と、この切替ユニット3とは離れて設置され同切替ユニット3から水路が切替えられて供給される原水の水処理を行う処理装置本体2と、を備えた水処理装置において、切替ユニット3には、処理装置本体2を無線操作する操作部6と、この操作部6による無線信号を切替ユニット3及び処理装置本体2よりも上方に位置する反射部8に向けて送信する送信部7と、を設け、処理装置本体2には、前記反射部8で中継反射された無線信号を受信する受信部9を設けたことを特徴としている。この構成により切替ユニット3より送信された無線信号を反射部8による中継反射を用いることで処理装置本体2において常時確実に受信できる。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の水処理装置において、前記反射部8は天井8aであることを特徴としている。この構成により操作部6の送信部7から送信した無線信号を部屋の天井8aを利用して処理装置本体2の受信部9で受信できる。
本願請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の水処理装置において、前記反射部8として向きを変更可能とした反射板8bを設置して成ることを特徴としている。この構成により、反射板8bを処理装置本体2の受信部9に向けることで、送信部7から送信した無線信号を反射板8bを中継反射して処理装置本体2の受信部9で受信できるようになる。
本願請求項4記載の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項記載の水処理装置において、送信部7及び受信部9は、切替ユニット3、処理装置本体2の各上面に設けられたことを特徴としている。このように送信部7および受信部9を切替ユニット3、処理装置本体2の各上面に設けることで、送信部7から天井8aへ向けて無線信号を送信することができるとともに、天井8aで中継反射された無線信号を受信部9において確実に受信することができる。
本願請求項5記載の発明は、上記請求項1から4のいずれか1項記載の水処理装置において、切替ユニット3は、切替えられた水路の種類を表示する水路表示部13を有することを特徴としている。この構成により、切替えられた水路の種類を切替ユニット3に設けられた水路表示部13により容易に確認することができる。
本願請求項6記載の発明は、上記請求項1から5のいずれか1項に記載の水処理装置において、操作部6は、切替ユニット3に対して着脱自在に設けられるとともに送信部7を有することを特徴としている。このように操作部6を切替ユニット3に対して着脱自在に設けるとともに操作部6に送信部7を有することで、使用者が操作部6を携帯したり、使いやすい場所に設置したりできる。
本願請求項7記載の発明は、上記請求項1から6のいずれか1項に記載の水処理装置において、操作部6は、その電源として電池16aを使用するものであることを特徴としている。これにより操作部6へ電源を供給する必要がなくなる。
本願請求項1記載の発明の水処理装置においては、切替ユニットより送信された無線信号を反射部による中継反射を用いることで処理装置本体において常時確実に受信でき、これにより処理装置本体の設置場所の制約が少なくかつ使い勝手をよくすることができる。
本願請求項2記載の発明の水処理装置においては、請求項1記載の発明の効果に加えて、操作部の送信部から送信した無線信号を部屋の天井を利用して処理装置本体の受信部で受信でき、別途反射部を設置する必要がない。
本願請求項3記載の発明の水処理装置においては、請求項1記載の発明の効果に加えて、反射板を処理装置本体の受信部に向けて、送信部から送信した無線信号を反射板を中継反射して処理装置本体の受信部で受信でき、部屋の天井が無線信号を中継反射し難い素材の場合や、天井が非常に高く無線信号の中継反射に適さない場合などにも、切替ユニットより送信された無線信号を中継反射を用いて処理装置本体の受信部にて確実に受信できる。
本願請求項4記載の発明の水処理装置においては、請求項1から3のいずれか1項の発明の効果に加えて、送信部および受信部を切替ユニット、処理装置本体の各上面に設けることで、送信部から天井へ向けて無線信号を送信することができるとともに、天井で中継反射された無線信号を受信部において確実に受信することができる。
本願請求項5記載の発明の水処理装置においては、請求項1から4のいずれか1項の発明の効果に加えて、切替えられた水路の種類を切替ユニットに設けられた水路表示部により容易に確認することができる。
本願請求項6記載の発明の水処理装置においては、請求項1から5のいずれか1項の発明の効果に加えて、操作部を切替ユニットに対して着脱自在に設けるとともに操作部に送信部を有することで、使用者が操作部を携帯しもしくは使いやすい場所に設置して水処理装置を操作することができる。
本願請求項7記載の発明の水処理装置においては、請求項1から6のいずれか1項の発明の効果に加えて、操作部へ電源を供給する必要がなくなるため、切替ユニットへの電源コードの接続を要せず、操作部を自由に持ち運ぶことができるとともに操作部の設置場所の制約を少なくすることができる。
図1、2は、本願発明の実施の形態の一例を示す水処理装置であり、この水処理装置は図1に示すように、原水を供給する水栓1に付設されて原水の水路を切替える切替ユニット3と、この切替ユニット3とは離れて設置され同切替ユニット3から水路が切替えられて供給される原水の水処理を行う処理装置本体2と、を備えた水処理装置において、切替ユニット3には、処理装置本体2を無線操作する操作部6と、この操作部6による無線信号を切替ユニット3及び処理装置本体2よりも上方に位置する反射部8に向けて送信する送信部7と、を設け、処理装置本体2には、反射部8で中継反射された前記無線信号を受信する受信部9を設けている。また本例では前記反射部8を切替ユニット3及び処理装置本体2が設置される部屋の天井8aで構成している。
次に、同じく図1に示すように、送信部7及び受信部9は、切替ユニット3、処理装置本体2の各上面に設けている。
また、この水処理装置では図2(a)に示すように、切替ユニット3において切替えられた水路の種類を表示する水路表示部13を有している。
更にこの場合、図2(b)に示すように、操作部6は切替ユニット3に対して着脱自在に設けられるとともに操作部6には送信部7を備えていて、しかも、操作部6はその電源として電池16aを使用している。
以下、本実施形態の水処理装置をより具体的詳細に説明する。図1に示すように、水道水等の原水が供給される水栓1が流し台の上面に設けられていて、同じく流し台の上面には水処理装置の処理装置本体2が設置されている。
水栓1の先端には供給された原水を所定の水路に切替えて送る切替ユニット3が設けられており、その切替ユニット3と処理装置本体2には、切替ユニット3から処理装置本体2へ原水を給水するとともに処理装置本体2で処理された処理水を処理装置本体2から切替ユニット3へ送水するための給水・送水ホース4が接続されている。
切替ユニット3には操作部6が設けられていて、その操作部6の上側には、操作部6に入力された内容を無線信号により送信する送信部7が設けられている。送信部7は赤外線通信用の赤外線LED等により構成されている。
一方、処理装置本体2の上側には送信部7から送信された無線信号が天井8aで中継反射され、その中継反射された無線信号を受信する受信部9が設けられている。受信部9も送信部7と同様に赤外線通信用の赤外線LED等により構成されている。
また、処理装置本体2の側面下側には排水ホース5が接続されていて、処理装置本体2で処理された処理水のうち切替ユニット3に送水されない処理水や、処理装置本体2の内部洗浄に使用された洗浄水等を排水している。
次に図2(a)に示すように、切替ユニット3の上側には切替ユニット3を水栓1に取りつけるための取付部10を備えていて、背面側には給水・送水ホース4を接続するための接続部11が設けられている。
切替ユニット3の前面側には切替レバー12が設けられていて、水栓1より供給された原水を例えば処理装置本体2へ給水したり、また切替ユニット3の下方より直接またはシャワー状にして吐水させる等、原水を複数ある水路のうち所定の水路へ切替えて送ることができる。
その切替レバー12は、切替ユニット3の上側に配置され切替えられた水路を表示する水路表示部13と連動していて、切替えられた水路を確認することができる。
取付部10の手前側には操作部6が設けられていて、その操作部6には処理装置本体2の処理水の水質を設定するための複数の水質設定ボタン14(ここでは一例として弱酸性、浄水、アルカリを示す)と、水路表示部13の上面をカバーするとともに水路表示部13を透視可能な水路表示窓15が設けられている。
前記送信部7の側方には、信号が送信されている間に処理装置本体2が動作中であることを使用者に報知する動作ランプ16が設けられている。
また操作部6の下側には、操作部6の電源に用いられる電池16aを備えている。
そして図2(b)に示すように、操作部6は切替ユニット3に対し必要に応じて取り外すことができるように構成されている。
さらに操作部6においては、万が一操作部6に水がかかったとしても誤動作や故障を起こさないように、内部に組み込まれている回路基板等はポッティングされ、操作部6の接合部分は超音波等で溶着されるとともに、特に電池16aは水の浸入を防ぐためにパッキン等(図示せず)でシールすることで防水処理を施している。
図3に示すように、処理装置本体2の上部には操作部6の送信部7から送信され天井8aで中継反射された無線信号を受信する受信部9が設けられている。
次に受信部9の下側には、処理装置本体2側でも処理水の水質を設定することができるように、複数の水質設定ボタン17(ここでは一例として弱酸性、浄水、アルカリ1、アルカリ2およびアルカリ3を示す)が配置されている。
水質設定ボタン17の上側には、水質設定ボタン17または前記操作部6の水質設定ボタン14により選択された水質を表示する水質表示ランプ18が設けられている。
また、処理装置本体2の正面上側には処理装置本体2の使用状態を表示する液晶等からなる表示部19(ここでは一例として処理水のpH値を示す)が設けられている。
処理装置本体2の側面下側には、前記切替ユニット3から処理装置本体2へ原水を給水するとともに処理装置本体2で処理された処理水を処理装置本体2から切替ユニット3へ送水するための給水・送水ホース4と、処理装置本体2で処理された処理水のうち切替ユニット3に送水されない処理水や、処理装置本体2の内部洗浄に使用される洗浄水を排水するための排水ホース5が接続されている。
このうち、給水・排水ホース4は図3に示すように二重構造になっていて、内側に切替ユニット3から処理装置本体2に原水が給水される給水水路20を有し、外側に処理装置本体2で処理された処理水を切替ユニット3に送水する送水水路21を備えている。
図4に示すように、操作部6の送信部7は支持部22に設けられていて、その支持部22の上部には操作部6の上面側を構成する操作部上面パネル22aが設けられている。
支持部22と操作部上面パネル22aは各々ABS等のプラスチックから構成されるとともに、内部に水が浸入しないように超音波溶着等により接合されている。
また、操作部上面パネル22aの上側にはPET(ポリエチレン・テレフタレート)等からなるシート23が設けられていて、送信部7から送信された無線信号が透過できるとともに送信部7を保護している。
一方、処理装置本体2の受信部9の側面側および上方側には処理装置本体上面パネル24が配置されていて、その処理装置本体上面パネル24の上側には同様にPET(ポリエチレン・テレフタレート)等からなるシート25が設けられていて、天井8aで中継反射された無線信号が透過して受信部9で受信することができるとともに、受信部9を保護している。
図5に示すように、切替ユニット3内には原水を所定の水路に切替える水路切替弁26が設けられていて、その水路切替弁26は、切替レバー12を操作することにより切替レバー12に連動して回転する切替弁棒26aと、切替弁棒26aに設けられた突起カム26bと、突起カム26bに隣接して配置された弁体27および弁体に設けられたスプリング28により構成されている。
弁体27およびスプリング28は、原水を処理装置本体2へ給水する給水水路20に接続された給水導入路29に設けられているが、その他にも切替ユニット3の下方へ吐水する水路と、同じく切替ユニット3の下方へシャワー状にして吐水する水路にも設けられている。
また切替弁棒26aは水路表示部13と連動していて、切替弁棒26aにより切替えられた水路が水路表示部13に表示されている。
このとき、例えば切替レバー12により浄水が選択された場合は、切替弁棒26aに設けられた突起カム26bが弁体27および弁体27に設けられたスプリング28を押すことで水路が開き、原水は給水導入路29から給水水路20を介して処理装置本体2へ給水される。
一方、処理装置本体2で処理された処理水は送水水路21を介して、切替ユニット3内に設けられた送水導入路30を通り、切替ユニット3の下方に開口している吐水口31から吐水される。
図6に示すように、切替ユニット3の操作部6内には操作部6を制御する送信制御部32が配置されていて、その送信制御部32には送信部7と水質設定ボタン14、および電池16aが接続されている。
一方、処理装置本体2内には処理装置本体2側を制御する制御部33が配置されていて、その制御部33には受信部9と水質設定ボタン17と表示ランプ18、および表示部19が接続されている。
また処理装置本体2内には、給水された原水をろ過して不純物を除去し浄水処理を行う浄水部34と、浄水の流量を検知して制御部33へ送信する流量検知部35と、グリセロリン酸カルシウム等の電解補助財を添加する電解補助剤添加部36、および浄水を電気分解してアルカリイオン水や弱酸性イオン水を生成する電解槽37が設けられている。
さらに、制御部33には制御部33に電源を供給する電源部38が接続されていて、制御部33は前記各部に電源を供給するとともに、必要に応じて電解槽37へ電解電圧を印加している。
以上の構成において、本実施形態における水処理装置の動作を図1から図6を用いて説明する。
使用者が、切替ユニット3の切替レバー12を操作して切替ユニット3の水路表示部13を浄水に切替えると、切替ユニット3内に配置された水路切替弁26の切替弁棒26aが回転して、切替弁棒26aに設けられた突起カム26bが弁体27とスプリング28を押すことで給水導入路29への水路が開かれる。
ここで切替レバー12を操作することで、同様に切替ユニット3の下方へ吐水する水路や切替ユニット3の下方へシャワー状にして吐水する水路も開くことができる。
次に、切替ユニット3の操作部6に設けられた水質設定ボタン14を押し、所定の水質(ここでは例としてアルカリを選択)に設定する。
このとき、水質設定ボタン14により設定された内容は送信制御部32に送られ、送信制御部32は設定された内容を送信部7から無線信号により送信する。
送信部7から上方に向けて送信された無線信号は、天井8aにおいて中継反射された後、下方の処理装置本体2の受信部9に向かい、受信部9において受信される。
ここで、切替ユニット3と処理装置本体2の間に例えば食器等が置かれていたり、使用者が水栓1の向きを変更したことで切替ユニット3の位置が変化していたとしても、無線信号は天井8aの中継反射により送受信がなされるために、常時確実に無線信号の送受信を実施することができる。
また、送信部7から受信部9へ無線信号の送信を実施している間は、操作部6の動作ランプ16が点灯または点滅することで、使用者に操作部6が動作していることを報知している。
処理装置本体2においては、受信部9で受信された無線信号が制御部33に送信され、制御部33が水質表示ランプ18または表示部19に使用者が設定した水質を表示させる。使用者は設定した水質を処理装置本体2の水質表示ランプ18または表示部19において確認することができる。
次に使用者が水栓1の蛇口を開くと、水道水等の原水が切替ユニット3に供給され、供給された原水は給水導入路29を流れ、給水導入路29に接続された給水水路20に流入する。
給水水路20に流入した原水は処理装置本体2に給水されるが、まず浄水部34においてろ過等により不純物が除去される浄水処理が行われる。浄水処理された浄水は流量検知部35を通り、電解補助剤添加部36においてグリセロリン酸カルシウム等の電解補助剤が添加された後電解槽37に流入する。
流量検知部35において流量が検知されると検知された流量が制御部33へ送信され、制御部33が電解槽37へ所定の電解電圧を印加する。電解電圧が印加されると、電解槽37に流入した浄水が電気分解されてアルカリイオン水および弱酸性イオン水が生成される。
そして生成されたアルカリイオン水は送水水路21により送水され、送水水路21に接続された切替ユニット3内の送水導入路30を流れて吐水口31より吐水される。またアルカリイオン水とともに生成された弱酸性イオン水は、排水ホース5より排水される。
使用者が水栓1を閉じると、流量検知部35が水流停止を検知して制御部33に送信し、制御部33が電解槽37への電解電圧印加を停止して運転が終了する。
以上のように本実施形態の水処理装置においては、切替ユニット3と処理装置本体2の間に食器等が置かれていた場合や、使用者が水栓1の向きを変更したことで切替ユニット3の位置が変化したとしても、操作部6の送信部7から送信された無線信号は天井8aにより中継反射されて、処理装置本体2の受信部9で受信できるために、常時確実に無線信号の送受信を実施できる極めて使い勝手のよい水処理装置を提供することができる。
また、切替ユニット3に水路表示部13を設けたことにより、使用者は水路表示部13により設定した水路を容易に確認することができる。
さらに前記操作部6は、切替ユニット3の前方かつ上面に配置することにより、水質を切替える操作が容易になるとともに、切替ユニット3の操作性や使い勝手を向上することができる。
一方、使用者が切替ユニット3を操作部6から取り外して操作する場合は、切替ユニット3の切替レバー12の操作は上述の内容と同様であり、使用者は操作部6を切替ユニット3から取り外し、携帯もしくは操作しやすい場所に設置する。
このとき、例えば操作部6の背面に磁石や吸盤(いずれも図示せず)を設けておけば、操作部6を容易に設置場所へ固定することができる。
次に、操作部6に設けられた水質設定ボタン14を押し、所定の水質(ここでは例としてアルカリを選択)に設定する。
このとき、水質設定ボタン14により設定された内容は送信制御部32に送信され、送信制御部32は送信部7から設定された内容を無線信号により送信する。
送信部7から送信された無線信号は、天井8aにおいて中継反射された後処理装置本体2の受信部9において受信される。
ここで、切替ユニット3と処理装置本体2の間に例えば食器等が置かれていたとしても、無線信号は天井8aの中継反射により送受信がなされるために、常時確実に無線信号の送受信を実施することができる。以後の動作については、操作部6を切替ユニット3に取りつけた状態で操作する上述の場合と同様である。
したがって、操作部6を切替ユニット3から取り外して操作する場合においては、使用者は操作部6を携帯しもしくは最も使いやすい場所に設置して操作することができるために、水処理装置の操作性を著しく高めることができる。
また、操作部6の電源には電池16aを使用しているために操作部6へ電源コード等を接続する必要がなくなり、操作部6を自由に持ち運ぶことができるとともに操作部6の設置場所の制約を少なくすることができる。
また、操作部6の水質設定ボタン14で弱酸性が選択されたときは、吐水口31からは弱酸性イオン水が吐水されるとともに排水ホース5からはアルカリイオン水が排水される。もし水質設定ボタン14で浄水が選択されたときは、電解槽37に電解電圧が印加されることはなく、吐水口31および排水ホース5のいずれからも浄水が吐水および排水される。
さらに、本例においては操作部6により処理装置本体2の操作を行ったが、例えば使用者が、切替ユニット3より取り外して別の場所に設置した操作部6よりも処理装置本体2の近くにいるときは、処理装置本体2に設けられている水質設定ボタン17を使用して所定の水質に設定してもよい。
また上記実施例では反射部8を天井8aとしたが、以下に示す反射板8bのような反射部8を別途設置しても良く、以下、反射部を反射板8bで構成した例につき説明する。なお以下の説明では上記図1に示す実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図7に示すように本例の反射部8を構成する反射板8bは切替ユニット3及び処理装置本体2を設置した部屋の壁や柱41等(図示例では柱41)の設置部に取付具43を介して取付けられる。
反射板8bは鏡ケース51の前面に形成した凹所5に鏡52を嵌め込んで構成されている。反射板8bは反射面となる鏡52の前面を半径1.5〜2mの凹曲面52aとしてあり、送信部7からの送られた無線信号が鏡52に反射した際の拡散を軽減している。反射板8bの鏡ケース51の背面中央部には取付具43に連結される連結部54を形成している。連結部54はシリコンゴム等の少し軟らかい樹脂からなり、反射板8bの背面側に開口する球面状凹部53を有している。
上記反射板8bの取付けに用いられる取付具43は一端部に粘着テープや固定ねじ等によって部屋の壁や柱41等の設置部に取付けられる固定部材44を有しており、この固定部材44と固定部材44に連結した連結部材47とで構成されている。
固定部材44の設置部と反対側の面の中央部には連結部50を形成している。連結部50には一端に反射板8bを取付けた連結部材46の他端を連結してあり、連結部材46は固定部材44との連結部分を中心に一定の範囲内で水平方向及び上下方向に向きが変えられるようになっている。
連結部材46は図8に示すように固定部材44側の第一支持アーム47と反射板8b側の第二支持アーム48とからなる。第一支持アーム47の一端を固定部材44に連結すると共に、第一支持アーム47の他端に第二支持アーム48の一端を枢支して連結してあり、連結部材46は第一支持アーム48と第二支持アーム47との連結部分で屈折できるようになっている。また第二支持アーム48の固定部材44側の他端には球体49を設けている。球体49は反射板8bの背面に形成した前記球面状凹部53に摺動自在に嵌め込んであり、これにより反射板8bは取付具43との連結部分を中心に回動して水平方向及び上下方向に向きが変えられるようになっている。
上記取付具43により反射板8bは切替ユニット3及び処理装置本体2よりも上方位置に設置されるものであり、このような取付具43を用いて部屋の壁や柱41等の設置部に取付けられた反射板8bは、固定部材44と第一支持アーム48、第一支持アーム48と第二支持アーム47、第二支持アーム47と反射板8bの夫々の連結部分を回動することで、反射板8bの向きが変更可能となっている。
上記反射板8bを反射部8とした場合も、切替ユニット3の送信部7より送信された無線信号は任意の向きに向けた反射板8bで中継反射され、この後、受信部9において受信される。このように本例では反射部8として向きを変更可能とした反射板8bを設置したので、例えば切替ユニット3及び処理装置本体2上方の天井8aが無線信号を中継反射し難い素材の場合や、非常に高く無線信号の中継反射に適さない場合などにも、切替ユニット3より送信された無線信号を中継反射を用いて処理装置本体2の受信部9にて確実に受信できる。またこの反射板8bの向きは変更できるようになっているので、反射板8bの向きを微調整して送信部7からの無線信号を受信部9でより確実に受信するようにもできる。
なお反射板8bは既述のように天井8aの素材や天井8aの高さ等により天井8aが無線信号を反射し難い場合だけでなく天井8aを反射部8として無線信号を伝達できる状態において補助的に用いても良い。また反射面となる鏡52の前面を凹面としたが平坦な面としても良い。また反射板8bの反射面を鏡52で構成したが、無線信号を反射しやすい素材や色であれば、鏡52に変えて樹脂板やナイロン等の布を採用しこれらで反射面を構成しても良い。また既述した実施例では反射部8を切替ユニット及び処理装置本体の上方に位置する天井8aや反射板としたが、反射部8は天袋の下面部等であってもよい。またいずれの実施例でも無線信号として赤外線を用いたが無線信号は例えば超音波や弱い電波等であってもよい。
本願発明の実施形態の一例の水処理装置の設置状態を示す斜視図。 (a)同水処理装置における切替ユニットの斜視図(操作部取り付け時)。(b)同水処理装置における切替ユニットの斜視図(操作部取り外し時)。 同水処理装置における処理装置本体の斜視図。 同水処理装置における送信部と受信部の断面図。 同水処理装置における切替ユニットの断面図。 同水処理装置における制御ブロック図。 他例の水処理装置の設置状態を示す斜視図。 (a)同水処理装置における反射板の設置状態を示す斜視図。(b)同水処理装置における反射板の側面図。
符号の説明
1 水栓
2 処理装置本体
3 切替ユニット
6 操作部
7 送信部
8 反射部
8a 天井
8b 反射板
9 受信部
13 水路表示部
16a 電池

Claims (7)

  1. 原水を供給する水栓に付設されて原水の水路を切替える切替ユニットと、この切替ユニットとは離れて設置され同切替ユニットから水路が切替えられて供給される原水の水処理を行う処理装置本体と、を備えた水処理装置において、切替ユニットには、処理装置本体を無線操作する操作部と、この操作部による無線信号を切替ユニット及び処理装置本体よりも上方に位置する反射部に向けて送信する送信部と、を設け、処理装置本体には、前記反射部で中継反射された無線信号を受信する受信部を設けたことを特徴とする水処理装置。
  2. 前記反射部は天井であることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
  3. 前記反射部として向きを変更可能とした反射板を設置して成ることを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
  4. 送信部及び受信部は、切替ユニット、処理装置本体の各上面に設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の水処理装置。
  5. 切替ユニットは、切替えられた水路の種類を表示する水路表示部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の水処理装置。
  6. 操作部は、切替ユニットに対して着脱自在に設けられるとともに送信部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の水処理装置。
  7. 操作部は、その電源として電池を使用するものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の水処理装置。
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