JP2007136016A - 食器収納用カゴ - Google Patents
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Abstract
【課題】深さの大きく異なる食器類を容易にセットできる食器収納用カゴを提供する。
【解決手段】凹状の溝部16を複数上面に有する略棒状の第1の支持部20と、第1の支持部20と略並行に配されると共に、上方に突出し食器類の壁面を支える第2の突起部17を複数有する略棒状の第2の支持部21とを備え、第1の支持部20の壁面に上方に突出し食器類を支持する第1の突起部18を複数設けたもので、食器類(図示せず)の内側下端を溝部16で、外周側上方壁面を点接触で第2の突起部17の先端で支え、また食器類の内周側下端を前方の第1の突起部18の根元で支持し、外周側上方壁面を後方の第1の突起部18の先端で点接触で支えることもできるので、溝部16と第2の突起部17のピッチを深さの浅い皿類がセットできるピッチにし、第1の突起部18間のピッチを、深い食器類をセットできるピッチにすれば、深さの異なる食器類を容易にセットできる。
【選択図】図2
【解決手段】凹状の溝部16を複数上面に有する略棒状の第1の支持部20と、第1の支持部20と略並行に配されると共に、上方に突出し食器類の壁面を支える第2の突起部17を複数有する略棒状の第2の支持部21とを備え、第1の支持部20の壁面に上方に突出し食器類を支持する第1の突起部18を複数設けたもので、食器類(図示せず)の内側下端を溝部16で、外周側上方壁面を点接触で第2の突起部17の先端で支え、また食器類の内周側下端を前方の第1の突起部18の根元で支持し、外周側上方壁面を後方の第1の突起部18の先端で点接触で支えることもできるので、溝部16と第2の突起部17のピッチを深さの浅い皿類がセットできるピッチにし、第1の突起部18間のピッチを、深い食器類をセットできるピッチにすれば、深さの異なる食器類を容易にセットできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、食器類に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機等に用いられる食器収納用カゴに関するものである。
従来の、一般的な食器収納用カゴ及びそれを備えた食器洗い機について、図4〜6を用いて説明する。
図4に示すように、この種の食器洗い機は、前面に開口部1aを有する洗浄槽1と、開口部1aを開閉する扉2と、洗浄槽1の底部中央に回転自在に設けられ洗浄水を噴射するノズル3と、洗浄槽1内に配され棒状の線材からなる食器収容用の上段カゴ4と下段カゴ5とを設けて構成されている。扉2を開けているときには、下段カゴ5は、扉2と洗浄槽1との間を前後方向に引き出し移動可能である。上段カゴ4は、洗浄槽1内の壁面に前後方向に移動可能に設けられたレール部6によって、支持されている。
また、下段カゴ5上の中央付近には、スプーン、フォーク等のカトラリーの小物類11がセットされる小物入れ7が固定されている。また、洗浄槽1の底部には、洗浄水をお湯にするときなどに使用されるヒータ8が、洗浄槽1の下部の外側には、洗浄ポンプ9がそれぞれ設けられている。洗浄槽1内の下部には排水口12が設けられている。
また、図5は、上段カゴ4の食器類10をセットするセット部4aの拡大斜視図である。セット部4aは、前後方向に長い線材13と、同じく線材からなり、線材13に下端が固着された上下方向に長い突起部14の列で構成され、左右に2列設けた構成となっている。また、左右の突起部14は扇状に広がっている。
食器類10の支持は、突起部14の下部で、食器類10の下方の端部を支持し、突起部14の上部で、食器類10の上方の壁面を支えるようになっている。
図6は、上段カゴ4のセット部4aに深さの異なる食器類10をセットするときの状態を示す図である(例えば、特許文献1参照)。
ここで食器洗い機の動作について説明する。先ず、扉2を開いて扉2上に下段カゴ5を引き出して食器類10と小物入れ7に小物類11をセットする動作と、上段カゴ4を前方に引き出して食器類10をセットする動作を行う。そして、食器洗い機の運転を開始すると洗浄槽1内の洗浄水がヒータ8によって温水化され、洗浄ポンプ9にて洗浄槽1内の排水口12から吸い込まれ、ノズル3に圧送され、ノズル3より洗浄水が勢いよく噴射される。なお、ノズル3は回転しながら、洗浄水を噴射する。このようにして上段カゴ4と下段カゴ5にセットされた食器類10、小物入れ7にセットされた小物類11が洗浄されるものである。
特開2004−321283号公報
しかしながら、上記従来の食器収納用カゴには、以下のような課題があった。
従来の上段カゴ4では、食器類10をセットする際に、上下方向に長い左右の突起部14を扇状に広げて支持していた。また、少しでも、食器類10を多くセットするために、突起部14のピッチは、セットする食器類10の深さに合わされていた。
そのため、深さの大きく違う食器類10は、同じ突起部14でセットできなかった。例えば、深さの大きく違う、皿類と丼などの碗類などである。一般に良く用いられる皿類の深さは約30mmであり、丼などの碗類の深さは約80mmである。
そのため、図6(b)に示すように、皿類の深さに突起部14のピッチを合わせると、丼などの碗類が隣り合う突起部14と突起部14との間に入らず、セットできない。逆に、丼などの碗類の深さに突起部14のピッチを合わせると皿類が後方に倒れ上手くセットできないという課題が生じる。
また、上下方向に長い左右の突起部14を扇状に広げているため、突起部14が横方向に広がり、ノズル側から見て、食器類14と突起部14の位置が重なる範囲が増え、上段カゴ4の下方のノズル3から噴出される洗浄水を、突起部14がブロックし易くなり、洗浄性能が著しく低下するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗浄性能を低下させず、深さの大きく違う食器類、皿類も、丼などの碗類も同じ突起部でセットできる食器収納用カゴを提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の食器収納用カゴは、食器類の下端を支持する凹状の溝部を複数上面に有する略棒状の第1の支持部と、前記第1の支持部と略並行に配されると共に、上方に突出し前記食器類の壁面を支える第2の突起部を複数有する略棒状の第2の支持部とを備え、前記第1の支持部の壁面に、上方に突出し前記食器類を支持する第1の突起部を複数設けたもので、第1の支持部の溝部が食器類の内周側の下方の端部を支持し、第2の支持部の第2の突起部の先端で、点接触で食器類の外周側の上方の壁面を支えて、食器類のセットができる。また、第1の支持部の壁面に設けた前後の第1の突起部でも、前方の第1の突起部の根元で食器類の内周側の下方の端部を支持し、後方の第1の突起部の先端で、点接触で食器類の外周側の上方の壁面を支えることにより食器類をセットすることもできる。よって、第1の支持部の溝部と第2の突起部のピッチを深さの浅い皿類などをセットできるピッチにし、第1の支持部の壁面に設けた第1の突起部のピッチを、丼などの碗類の深さの深い食器類をセットできるピッチにすれば、深さの浅い食器類も深い食器類もセットできるものである。また、第1、2の支持部上の溝部、第1、第2の突起部の列は隙間があり、食器類と第1、第2の突起部とは点接触しているので、従来の棒状の線材カゴで見られる突起部が扇状に広がることにより、ノズル側から見て食器類と突起部の位置が重なる範囲が増え、カゴの下方のノズルから噴出される洗浄水が突起部でブロックされて、洗浄性能が低下するようなことも無い。よって、洗浄性能を低下させず、深さの大きく異なる食器類、皿類、丼などの碗類も同じ第1、第2の突起部で容易にセットできる食器収納用カゴを提供することができるものである。
本発明の食器収納用カゴは、簡単な構成で、洗浄性能を低下させることなく、深さの大きく異なる皿類、丼などの碗類といった食器類を同じ突起部で容易にセットすることができる。
第1の発明は、食器類の下端を支持する凹状の溝部を複数上面に有する略棒状の第1の支持部と、前記第1の支持部と略並行に配されると共に、上方に突出し前記食器類の壁面を支える第2の突起部を複数有する略棒状の第2の支持部とを備え、前記第1の支持部の壁面に、上方に突出し前記食器類を支持する第1の突起部を複数設けたもので、第1の支持部の溝部が食器類の内周側の下方の端部を支持し、第2の支持部の第2の突起部の先端で、点接触で食器類の外周側の上方の壁面を支えて、食器類のセットができる。また、第1の支持部の壁面に設けた前後の第1の突起部でも、前方の第1の突起部の根元で食器類の内周側の下方の端部を支持し、後方の第1の突起部の先端で、点接触で食器類の外周側の上方の壁面を支えることにより食器類をセットすることもできる。よって、第1の支持部の溝部と第2の突起部のピッチを深さの浅い皿類などをセットできるピッチにし、第1の支持部の壁面に設けた第1の突起部のピッチを、丼などの碗類の深さの深い食器類をセットできるピッチにすれば、深さの浅い食器類も深い食器類もセットできるものである。また、第1、2の支持部上の溝部、第1、第2の突起部の列は隙間があり、食器類と第1、第2の突起部とは点接触しているので、従来の棒状の線材カゴで見られる突起部が扇状に広がることにより、ノズル側から見て食器類と突起部の位置が重なる範囲が増え、カゴの下方のノズルから噴出される洗浄水が突起部でブロックされて、洗浄性能が低下するようなことも無い。よって、洗浄性能を低下させず、深さの大きく異なる食器類、皿類、丼などの碗類も同じ第1、第2の突起部で容易にセットできる食器収納用カゴを提供することができるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明の第1の支持部の第1の突起部を、溝部の底面以外の部分に設けたもので、例えば、第1の突起部を溝部の上面に設ければ、第1の支持部の第1の突起部の根元の位置が、溝部の底面より上になるので、丼などの碗類のセット位置が皿類のセット位置より高くなる。よって、丼などの碗類をセットする際、食器類の外周側の下部が第2の突起部の先端と干渉し、セットし難いという問題も起こり難くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器収納用カゴを配した食器洗い機の側断面図、図2は、同食器収納用カゴの要部斜視図、図3は、同食器収納用カゴに皿類、丼をセットした時の状態を示す図である。なお、上記従来例と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器収納用カゴを配した食器洗い機の側断面図、図2は、同食器収納用カゴの要部斜視図、図3は、同食器収納用カゴに皿類、丼をセットした時の状態を示す図である。なお、上記従来例と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における食器収納用カゴである上段カゴ15は、図2に示すように、略平行に2列設けた棒状の第1の支持部20と、それぞれの第1の支持部20の外側に第1の支持部20と略並行に設けられた棒状の第2の支持部21を備えている。第1の支持部20は、食器類10の端部を支持する凹状の複数の溝部16と、溝部16の上方の壁面に設けられ食器類10を支持する上方向に突出する複数の第1の突起部18を備え、第2の支持部21は、下端が溝部16で支持された食器類10の他方の壁面を支える上方向に突出する複数の第2の突起部17を備えている。
なお、第1の支持部20の凹状の溝部16と第2の支持部21の第2の突起部17のピッチは皿類が上手くセットできるピッチにし、第1の支持部20の凹状の溝部16の上方の壁面に突出させて設けた複数の第1の突起部18の間隔を、第1の支持部20の凹状の溝部16の一つ置きにしている。
以上のように構成された食器収納用の上段カゴ15の動作を、図3を用いて説明する。
皿類など浅い食器類10をセットする場合は、図3(a)に示すように、第1の支持部20の溝部16が食器類10の内周側の下方の端部を支持し、上方向に突出する第2の突起部17の先端で、点接触で食器類10の外周側の上方の壁面を支えることにより、皿類などの食器類10のセットができるものである。
丼などの碗類の食器類10をセットする場合は、図3(b)に示すように、第1の支持部20の溝部16の上方の壁面に設けた前後の第1の突起部18で支持する。つまり前方の第1の突起部18の根元で食器類の10の内周側の下方の端部を支持し、後方の第1の突起部18の先端で、点接触で食器類10の外周側の上方の壁面を支えることにより、丼など深い碗類の食器類10を確実にセットできるものである。
以上のように、本実施の形態によれば、深さが大きく異なる食器類、皿類、丼などの碗類も同じ第2、第1の突起部17、18でセットできる食器収納用カゴを提供することができる。
また、第1、2の支持部20、21に設けた溝部16、第1、第2突起部18、17の列に隙間があり、食器類10と第1、第2の突起部18、17とは点接触しているので、従来の、扇状に広げられた突起部14により、ノズル3側から見て、食器類10と突起部14の位置が重なる範囲が増え、上段カゴ4の下面のノズル3から噴出される洗浄水が突起部14でブロックされ、洗浄性能が低下するという問題も生じないものである。
また、第1の支持部20の第1の突起部18の根元が、凹状の溝部16の底面より上に位置しているので、丼などの碗類のセット位置が皿類のセット位置より高くなる。よって、丼などの碗類をセットする際、食器類10の外周側の下部が第2の支持部21の第2の突起部17の先端と干渉し、セットし難いという問題も起こり難くなる。なお、第1の支持部20の第1の突起部18は、凹状の溝部16の斜辺に設けるより上面に設ける方がセット位置が高くなるので良い。
また、一般的に良く用いられる皿類の深さは約30mmであり、丼などの碗類の深さは約80mmで、深さの差は約2.5倍である。それ故、第1の支持部20の第1の突起部18間の間隔を、溝部16の一つ置き、二つ置きにすると、一般的に用いられている丼などの碗類のセットに適した間隔になる。
なお、本実施の形態では、第1、第2の支持部20、21を、上段カゴ15に設けたが、勿論下段カゴ5に設けても、上段カゴ15と同等の効果が得られるものである。
以上のように本実施の形態によれば、洗浄性能を低下させることなく、深さの大きく異なる食器類、皿類、丼などの碗類も同じ突起部でセットできる食器収納用カゴを提供できるものである。
以上のように、本発明に係る食器収容用カゴは、簡単な構成で深さの異なる食器類を容易にセットできるもので、家庭用、業務用の食器洗い機に広く適用できるものである。
5 下段カゴ(食器収納用カゴ)
10 食器類
15 上段カゴ(食器収納用カゴ)
16 溝部
17 第2の突起部
18 第1の突起部
20 第1の支持部
21 第2の支持部
10 食器類
15 上段カゴ(食器収納用カゴ)
16 溝部
17 第2の突起部
18 第1の突起部
20 第1の支持部
21 第2の支持部
Claims (2)
- 食器類の下端を支持する凹状の溝部を複数上面に有する略棒状の第1の支持部と、前記第1の支持部と略並行に配されると共に、上方に突出し前記食器類の壁面を支える第2の突起部を複数有する略棒状の第2の支持部とを備え、前記第1の支持部の壁面に、上方に突出し前記食器類を支持する第1の突起部を複数設けた食器収納用カゴ。
- 第1の支持部の第1の突起部を、溝部の底面以外の部分に設けた請求項1に記載の食器収納用カゴ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005336552A JP2007136016A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 食器収納用カゴ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005336552A JP2007136016A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 食器収納用カゴ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007136016A true JP2007136016A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38199561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005336552A Pending JP2007136016A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 食器収納用カゴ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007136016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111700568A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-25 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 餐盘收纳架及具有其的碗篮 |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005336552A patent/JP2007136016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111700568A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-25 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 餐盘收纳架及具有其的碗篮 |
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