JP2007135945A - 抜歯工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの抜歯工具でほとんど全ての部位の歯牙を抜歯することを可能とする。
【解決手段】一平面上において同心に延びる軸線を有する把手部2、軸部3、中間接続部4及び肉薄作業部5を有し、把手部2は、長手方向に伸びる第1軸線1を有する六角錐形状であり、軸部3は、把手部2の先端から同心状に伸長し、先端に向かって小径となり、中間接続部4は、一平面と90度の角度を成して交差する他平面に対して第1軸線1と9度以下の角度をなして屈曲する第2軸線10を有し、軸部3の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状であり、肉薄作業部5は、他平面を挟んで中間接続部4とは反対方向に軸線1との成す角度が30度以下となるように屈曲する第3軸線12を有し、中間接続部4の先端から伸長するとともに、これの把手部2を垂直に立てたときに上を向く面が凹面5aとなる横断面略三日月形の扁平な形状とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的には抜歯用の鉗子に関し、特に、梃子式の抜歯工具に関するものである。
抜歯工具には、機械的構造の点から大きく分類すると、いわゆる"やっとこ"式のものと(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)、"梃子"式のものがあり(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)、最近では、後者の形式のものが主流となっている。本発明は、この梃子式の抜歯工具に関するものであり、以下、梃子式の抜歯工具について説明する。
特開平11−267136号公報 特開2001−198142号公報 特開2001−204735号公報 特開2002−143310号公報
特許文献3に記載の発明による外科装置は、骨切り術や骨切除術や骨形成術のような整形外科手術、第三大臼歯の抜歯やインプラント移植部位の作成のような口腔外科術に特に適すると記載されており、必要に応じて、外科装置のハンドピースに様々な先端部品から選択されたものが取り付けられる(例えば、段落0019、段落0035、図4〜図9参照)。なお、特許文献3の図9に記載の骨内膜起子は、骨の空腔を区画する結合組織(骨内膜)を除去するためのものであり(段落0039参照)、抜歯には用いられない。
一方、特許文献4から既知であるように(段落0004参照)、そこに記載の従来の力学的麻酔兼患部分離装置では、歯科の治療において、力学的麻酔の原理を用いて抜歯を行い、補綴物の除去を行う場合には、術者はかなり大きな力を用いる必要がある。例えば、抜歯の場合には、ハンドピースのケース先端から突出している接触子の先端は扁平形状にして(エレベーターとして機能させる)、術者はその扁平な先端を歯根膜の部分に強く挿入し、歯根膜を切断し歯槽骨から患歯を離すように操作する。そしてその間、振動子に超音波振動を継続させ、接触子を介して患歯に超音波振動が伝達されるようにし、麻酔効果を得るようにしている。
また、特許文献4の記載のように、力学的麻酔兼患部分離装置においては、例えば抜歯を行ったり補綴物の除去を行う場合、当然のこととして術者が力を入れることにより振動子の振幅が減少し、超音波振動が停止してしまうことが多かった。超音波振動が停止してしまうと麻酔効果が消失するので、患者にとっては痛みが発生し好ましくなく、しかも抜歯や補綴物除去手術が中断されるので一層好ましくない。このように超音波振動が停止するのは、力学的麻酔兼患部分離装置に、過度の力が作用して超音波振動の振幅が減少した時にそれを検出するセンサーが設けられていて、そのセンサーからの信号により超音波発振器が作動を停止するように構成されているからである(段落0005参照)。
特許文献4の力学的麻酔兼患部分離装置は、基本的構造が同一の一対のハンドピースを備えており、一方のハンドピースは、他方のハンドピースの先端の患部接触子が届かないところに使用できるような患部接触子をもっており、他方のハンドピースは特に前歯、子供に使用するのに適した患部接触子を備えている(段落0011,0012参照)。そして、ハンドピースは、例えば抜歯の場合、その患部接触子により歯牙と歯槽骨の間にある歯根膜を切削し切断するのに用いられ、それによって、患部である歯牙は歯槽骨から分離される(段落0014参照)。
従って、特許文献3に記載の外科装置が抜歯に使用可能であると仮定しても、その外科装置のハンドピースに様々な先端部品から選択されたものを取り付けねばならないので、選択が面倒であるばかりでなく、多数の先端部品を用意しておく必要があり、コスト上昇を避けられない。
また、特許文献4に記載の力学的麻酔兼患部分離装置は、一対のハンドピースを備えており、一方のハンドピースは、他方のハンドピースの先端の患部接触子が届かないところに使用できるような患部接触子をもっており、用意しなければならない患部接触子の数は少ない。しかし、この患部接触子では、過度の力が関連部分に作用することが知られている。
従って、本発明は、上述した従来の欠点に鑑みて、1つの抜歯工具により少なくとも殆どの部位にある歯を容易に抜くことが可能な安価な抜歯工具を提供することを課題としている。
本発明は、抜歯工具を把手部、軸部、中間接続部及び肉薄作業部の4つの主なパートから構成し、中間接続部と肉薄作業部とをそれぞれ把手部及び軸部に対して所定角度で傾斜させ、肉薄作業部を、これの把手部方向を向く面が凹面となる横断面略三日月形の扁平な形状とすることを特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、一平面上において同心に延びる軸線を有する把手部(2)、軸部(3)、中間接続部(4)及び肉薄作業部(5)を有し、
前記把手部(2)は、長手方向に伸びる第1軸線(1)を有し、
前記軸部(3)は、把手部(2)の先端から同心状に伸長するとともに、先端に向かって小径となる形状を有し、
前記中間接続部(4)は、前記一平面と90度の角度を成して交差する他平面に対して第1軸線(1)と9度以下の角度をなして屈曲する第2軸線(10)を有し、軸部(3)の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有し、
前記肉薄作業部(5)は、前記他平面を挟んで中間接続部(4)とは反対方向に軸線(1)との成す角度が30度以下となるように屈曲する第3軸線(12)を有し、中間接続部(4)の先端から伸長するとともに、これの把手部(2)を垂直に立てたときに上を向く面が凹面(5a)となる横断面略三日月形の扁平な形状を有することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記肉薄作業部(5)の第3軸線(12)と第1軸線(1)との成す角度は27〜29度であることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記中間接続部(4)の第2軸線(10)と第1軸線(1)との成す角度は8.5度であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、一平面上において同心に延びる軸線を有する把手部(2)、軸部(3)、中間接続部(34)及び肉薄作業部(35)を有し、
前記把手部(2)は、長手方向に伸びる第1軸線(1)を有し、
前記軸部(3)は、把手部(2)の先端から同心状に伸長するとともに、先端に向かって小径となる形状を有し、
前記中間接続部(34)は、前記一平面と90度の角度を成して交差する他平面に対して第1軸線(1)と15度以下の角度をなして屈曲する第2軸線(33)を有し、軸部(3)の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有し、
他平面を挟んで中間接続部34とは反対方向に屈曲している。
前記肉薄作業部(35)は、前記他平面を挟んで中間接続部(34)とは反対方向に中間接続部(34)の先端から伸長する第3軸線(32)を有し、第3軸線(32)は、第1軸線(1)と直交する線との成す角度が約100度となるように屈曲し、前記肉薄作業部(35)の把手部(2)を垂直に立てたときに上を向く面が凹面(35a)となる横断面略三日月形の扁平な形状を有することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1から4の内いずれか記載の発明において、前記肉薄作業部(5,35)の先端は半円形であるとともに、先端に向かって肉厚が薄くなる刃(5b、35b)が形成されていることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項1から5の内いずれか記載の発明において、前記肉薄作業部(5,35)の凹面(5a、35a)は、前記他平面に対して左右対称の形状を有することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項1から6の内いずれか記載の発明において、前記肉薄作業部(5,35)には、これの挿入深度を認知することが可能な少なくとも1つ以上の印(5c、35c)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項1から7の内いずれか記載の発明において、前記軸部(3)は、円錐台状であることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項1から8の内いずれか記載の発明において、前記把手部(2)は、角錐台状であることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項1から9の内いずれか記載の発明において、前記把手部(2)の角錐台は、六角断面であることを特徴とする。
本発明によれば、肉薄作業部の形状が、把手部を垂直に立てたときに上を向く面が凹面となる横断面略三日月形の扁平な形状であるため、歯槽骨と歯牙の間に挿入できる最適な厚み及び形状を有するので、ほとんどの部位の歯牙において歯根面に平行に刃先を入れることが可能である。従って、ほとんど全ての歯を抜くことが可能である。
また、中間接続部と肉薄作業部とが、それぞれ把手部及び軸部に対してそれぞれ約8.5度及び約28度の角度で傾斜しているため、把手部に力を加える際、手の力と同方向に刃先に力を加えることが可能である。また、前記それぞれの傾斜角度は口腔外から歯牙のあらゆる角度に肉薄作業部を挿入可能な角度であるとともに、肉薄作業部を歯と歯槽骨の間の歯根膜腔に挿入した際、挿入と同時に歯牙を浮き上がらせることが可能である。
また、肉薄作業部の形状及び傾斜角度は、歯牙の近心又は遠心遇角に容易に挿入可能な形状及び角度であり、把手部を操作した際に、歯槽骨を支点とした梃子の力を抜去しようとする歯牙に加えることができるため、歯槽骨側に把手部をわずかに倒す操作を行うだけで、歯槽骨近辺を支点とした梃子の力が歯根に働き、歯牙を歯槽骨から脱臼させることができる。
抜歯工具の作業者が手で握る把手部と、歯と歯槽骨の間の歯根膜腔に挿入する肉薄作業部との間に所定の角度を設けるとともに、把手部を垂直に立てたときに、肉薄作業部の上を向く面が凹面となる横断面略三日月系の扁平な形状とすることにより、容易にほとんど全ての部位の歯を抜くことが可能な抜歯工具を実現した。
添付図面を参照して、本発明に係る抜歯工具20について説明する。
図1は、本発明の位置実施形態に係る抜歯工具20の側面図、図2は正面図、図3は軸部3、中間接続部4及び肉薄作業部5の部分を表す正面図、図4は、図3の4−4断面図及び図5は図1の5−5断面図である。
本実施の形態に係る抜歯工具20は、一平面上(すなわち、図2の面)において同心に延びる軸線を有する把手部2、軸部3、中間接続部4及び肉薄作業部5を有しており、把手部2は、長手方向に伸びる第1軸線1を有する。図5に示すように、把手部2は、横断面六角形状を有するとともに、軸部3方向に向かうに従って小径となる六角錐状の形状を有している。
軸部3は、把手部2の先端から同心状に伸長するとともに、先端に向かって小径となる円錐台状である。
中間接続部4は、前記一平面と90度の角度を成して交差する他平面(すなわち、図1の面)に対して第1軸線1と9度以下の角度をなして屈曲する第2軸線10を有しており、軸部3の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有している。なお、第2軸線10と第1軸線1との成す角度Aは好適値約8.5度である。
肉薄作業部5は、他平面を挟んで中間接続部4とは反対方向に第1軸線1との成す角度が30度以下となるように屈曲する第3軸線12を有しており、中間接続部4の先端から伸長している。肉薄作業部5の第3軸線12と第1軸線1との成す角度Bは好適値約28度である。図4に示されるように、肉薄作業部5は、把手部2を垂直に立てたときに上を向く面が凹面5aとなる横断面略三日月形の扁平な形状を有しており、凹面5aは、前記他平面に対して左右対称の形状を有している。肉薄作業部5の先端は半円形であるとともに、先端に向かって肉厚が薄くなる刃5bが形成されており、先端の厚みは、周囲歯肉に裂開、切傷を与えない(歯肉を切らない)程度の厚みを持たせ(シャープだと組織を傷つけるため)てはあるが、歯根歯槽骨間空隙(歯根膜腔という)には刃先が挿入できる程度の厚みが好適である。肉薄作業部5には、これを歯槽骨と歯牙の間に挿入した際の挿入深度を認知することが可能なレーザー目盛(印)5cが4つ設けられており、これらのレーザー目盛5cは、レーザーにより肉薄作業部5に線を形成することにより設けられている。レーザー目盛5cの間隔は刃5bの先端からこれに隣接するレーザー目盛5cまでが4mm、それぞれ隣り合うレーザー目盛5c間の間隔が2mmに設定されている。
なお、本実施例では、レーザー目盛5cの間隔を上記値に設定したが、この値に限定されるものではない。
次に、図6及び図7を用いて、本発明の抜歯工具20を用いた抜歯の方法について説明する。
まず、肉薄作業部5の凹面5aが歯牙16と対面する方向を向けて刃5bを、近心、又は近遠心遇角18の歯根膜腔10(すなわち、歯根12と歯槽骨14の間のわずかな間隙)に挿入する。この際、抜歯工具20にかける力の方向(すなわち、親指で把手部2にかける力の方向)は、刃5bが歯根12面に沿って挿入される方向であることが必要であり、肉薄作業部5の挿入深度は、レーザー目盛5cにより確認しながら行われる。これにより、肉薄作業部5が過剰に深く歯根膜腔に入ることにより生じる骨の破壊を防止することができる。
次に、所望の深度まで肉薄作業部5を挿入した後、把手部2を歯槽骨14側にわずかに倒すことにより、歯槽骨14近辺を支点としたてこの力が歯根12に働き、歯牙16が歯槽骨14から脱臼する。この際、肉薄作業部5の根元は、刃5c先に比べて厚みがある構造のため、脱臼時に薄肉作業部5にかかる力に十分耐えることができる。
このように、肉薄作業部5は刃5b先に向かうにつれて厚さが徐々に薄くなっているため、これを歯根膜腔10に挿入する際、挿入し易くなっている。
また、肉薄作業部5を挿入する位置である近遠心遇角18は、歯槽骨14に最も厚みがある位置であるため、歯牙16を梃子の原理で脱臼させる際に支点として用いても比較的丈夫であるともに、抜歯工具20を傾斜させる方向に障害物が少ないため、最も脱臼効率が良い位置である。肉薄作業部5には、凹面5aが形成されているため、この近遠心遇角18に容易に挿入されることが可能となっている。
なお、抜歯工具20は、肉薄作業部5が中間部2に対して前記角度(約30度)屈曲しているため、全歯牙の頬舌側ともに、歯牙の遠心隅角より近心隅角に挿入するのにより適しており、手にかける力の方向が平行に歯根面の歯根膜腔に作用するものである。特に、小臼歯や大臼歯は頬が邪魔をして抜歯工具の先端が歯根面の歯根膜腔に入りにくいので、これらの抜歯を抜歯工具20により行うことにより、良好に抜歯を行うことができる。
図8に実施例2を示す。
この抜歯工具30は、中間接続部34及び肉薄作業部35の構造が異なる以外は、実施例1の抜歯工具20と同様の構造及び作用を有している。したがって、実施例1とは異なる構造の部分のみを説明するものとする。
中間接続部34は、一平面(すなわち、図9の面)と90度の角度を成して交差する他平面(すなわち、図8の面)に対して第1軸線1と15度以下の角度をなして屈曲する第2軸線33を有しており、軸部3の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有している。
肉薄作業部35は、他平面を挟んで中間接続部34とは反対方向に中間接続部4の先端から伸長する第3軸線32を有しており、第3軸線32は、第1軸線1と直交する線との成す角度が約100度となるように屈曲している。その他の肉薄作業部35の形状やレーザー目盛の間隔などは、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
次に、実施例2の抜歯工具30を用いた抜歯の方法について説明する。
まず、肉薄作業部35の凹面35aが歯牙と対面する方向を向くように刃35bを、頬又は舌側のどちらかの遠心隅角の歯根膜腔(すなわち、歯根と歯槽骨の間のわずかな間隙)に挿入する。この際、抜歯工具30にかける力の方向(すなわち、親指で把手部2にかける力の方向)は、刃35bが歯根面に沿って挿入される方向であることが必要であり、肉薄作業部35の挿入深度は、レーザー目盛35cにより確認しながら行われる。これにより、抜歯工具30及び手指が、頬や舌に阻害されることなく、刃35bが歯根膜腔内に挿入され、歯牙抜歯に作用する力が直接伝達され、歯槽骨に無理な破壊を起こさず抜歯を可能にすることができる。また、レーザー目盛35cにより、肉薄作業部35が過剰に深く歯根膜腔に入ることにより生じる骨の破壊を防止することができる。
なお、抜歯工具30は、その肉薄作業部35の屈曲の角度から、全歯牙の頬舌両側の遠心隅角への挿入により適している。
また、インプラントを前提とした抜歯は、歯槽骨の破壊を極力避けなければならないが、実施礼1及び実施例2の抜歯工具20及び30は、共に、歯槽骨に無理な破壊を起こさず抜歯を可能とすることができるため、インプラントを前提とした抜歯に特に好適といえる。
1つの抜歯工具により少なくとも殆どの部位の歯を容易に抜くことができる安価な抜歯工具を提供することが可能である。
本発明の実施例1にかかる抜歯工具の側面図である。 実施例1にかかる抜歯工具の正面図である。 軸部、中間接続部及び肉薄作業部の部分を表す正面図である。 図3の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 抜歯の際の歯牙と抜歯工具の状態を示す図である。 抜歯の際の抜歯工具の挿入位置を示す図である。 実施例2にかかる抜歯工具の側面図である。 実施例2にかかる抜歯工具の正面図である。
符号の説明
1 第1軸線
2 把手部
3 軸部
4 中間接続部
5 肉薄作業部
5a 凹面
5b 刃
5c レーザー目盛(印)
10 第2軸線
12 第3軸線
20 抜歯工具

Claims (10)

  1. 一平面上において同心に延びる軸線を有する把手部(2)、軸部(3)、中間接続部(4)及び肉薄作業部(5)を有し、
    前記把手部(2)は、長手方向に伸びる第1軸線(1)を有し、
    前記軸部(3)は、把手部(2)の先端から同心状に伸長するとともに、先端に向かって小径となる形状を有し、
    前記中間接続部(4)は、前記一平面と90度の角度を成して交差する他平面に対して第1軸線(1)と9度以下の角度をなして屈曲する第2軸線(10)を有し、軸部(3)の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有し、
    前記肉薄作業部(5)は、前記他平面を挟んで中間接続部(4)とは反対方向に軸線(1)との成す角度が30度以下となるように屈曲する第3軸線(12)を有し、中間接続部(4)の先端から伸長するとともに、これの把手部(2)を垂直に立てたときに上を向く面が凹面(5a)となる横断面略三日月形の扁平な形状を有することを特徴とする抜歯工具。
  2. 前記肉薄作業部(5)の第3軸線(12)と第1軸線(1)との成す角度は27〜29度であることを特徴とする請求項1記載の抜歯工具。
  3. 前記中間接続部(4)の第2軸線(10)と第1軸線(1)との成す角度は8.5度であることを特徴とする請求項1又は2記載の抜歯工具。
  4. 一平面上において同心に延びる軸線を有する把手部(2)、軸部(3)、中間接続部(34)及び肉薄作業部(35)を有し、
    前記把手部(2)は、長手方向に伸びる第1軸線(1)を有し、
    前記軸部(3)は、把手部(2)の先端から同心状に伸長するとともに、先端に向かって小径となる形状を有し、
    前記中間接続部(34)は、前記一平面と90度の角度を成して交差する他平面に対して第1軸線(1)と15度以下の角度をなして屈曲する第2軸線(33)を有し、軸部(3)の先端から伸長する柱状又は切頭円錐状の形状を有し、
    他平面を挟んで中間接続部34とは反対方向に屈曲している。
    前記肉薄作業部(35)は、前記他平面を挟んで中間接続部(34)とは反対方向に中間接続部(34)の先端から伸長する第3軸線(32)を有し、第3軸線(32)は、第1軸線(1)と直交する線との成す角度が約100度となるように屈曲し、前記肉薄作業部(35)の把手部(2)を垂直に立てたときに上を向く面が凹面(35a)となる横断面略三日月形の扁平な形状を有することを特徴とする抜歯工具。
  5. 前記肉薄作業部(5,35)の先端は半円形であるとともに、先端に向かって肉厚が薄くなる刃(5b、35b)が形成されていることを特徴とする請求項1から4の内のいずれか記載の抜歯工具。
  6. 前記肉薄作業部(5,35)の凹面(5a、35a)は、前記他平面に対して左右対称の形状を有することを特徴とする請求項1から5の内のいずれか記載の抜歯工具。
  7. 前記肉薄作業部(5,35)には、これの挿入深度を認知することが可能な少なくとも1つ以上の印(5c、35c)が設けられていることを特徴とする請求項1から6の内のいずれか記載の抜歯工具。
  8. 前記軸部(3)は、円錐台状であることを特徴とする請求項1から7の内のいずれか記載の抜歯工具。
  9. 前記把手部(2)は、角錐台状であることを特徴とする請求項1から8の内のいずれか記載の抜歯工具。
  10. 前記把手部(2)の角錐台は、六角断面であることを特徴とする請求項1から9の内のいずれか記載の抜歯工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101741071B1 (ko) 2015-05-22 2017-05-29 김종호 치근용 탈구기구
CN109223205A (zh) * 2018-10-22 2019-01-18 重庆医科大学附属口腔医院 牙根取出挺

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