JP2007134828A - スピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 カラオケや拡声に使用されるスピーカーシステムに関し、ハウリングを原因とする過大電流によりボイスコイルが断線するのを防止し、また、ハウリングを抑制して安定した音声再生が可能なスピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステムを提供する。
【解決手段】 スピーカー保護回路は、増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子と、入力端子と出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタと、第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ、を備え、好ましくは、第2のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG2が、第1のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG1以上である。
【選択図】 図1
【解決手段】 スピーカー保護回路は、増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子と、入力端子と出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタと、第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ、を備え、好ましくは、第2のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG2が、第1のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG1以上である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スピーカー保護回路に関し、特に、カラオケや拡声に使用されるスピーカーのボイスコイルがハウリングによって断線するのを防止するスピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステムに関する。
スピーカーシステムにおいて、音声再生レベルが大きい場合に、スピーカーシステムの定格入力電力で規定される電流よりも過大な電流が動電型スピーカーのボイスコイルに流れることがある。例えば、増幅器の最大出力電力値がスピーカーシステムの定格入力電力値よりも大きい場合には、過大な電流によりスピーカーのボイスコイルが断線し、その結果、音声再生ができなくなることがある。また、特にカラオケや拡声に使用されるスピーカーシステムでは、ハウリングを原因とする過大電流によりボイスコイルが断線することがある。ハウリングは、音声再生レベルが高い場合に、約5kHz以上の高い周波数帯域の信号(つまり、音波の波長が短い信号)が正帰還状態になるので、高い周波数を再生するツィーターのボイスコイルが断線することが多い。
従来には、ボイスコイルの断線を防止するために、増幅器の出力とスピーカーの入力との間に、スピーカー保護回路が設けられる。図5は、従来のスピーカー保護回路50を用いたカラオケ再生システム1を説明する概略図である。マイクロホン2が接続し、また、カラオケ演奏回路3aおよび増幅回路3bを含む増幅器3の出力端子3c、3dと、スピーカー4の入力端子4a、4bとの間に、スピーカー保護回路50が接続される。具体的には、増幅器3の出力端子3cに接続する入力端子51aと、スピーカー4の入力端子4aに接続する出力端子52aとの間には、PTCサーミスタ53と抵抗素子54とが並列に接続されている。また、入力端子51bと出力端子52bとの間は、接続線55で短絡されている。PTC(Positive Temperature Coefficient:正温度係数)サーミスタは、特定温度以上になると抵抗値が急激に増大する特性を備える電流制限素子(ヒューズ機能素子)であり、特定温度以下に戻ると抵抗値も低く復帰する。入力端子にPTCサーミスタ53が過大電流保護動作する最大保護電流値以上の電流が流れると、PTCサーミスタ53の抵抗値が急激に大きくなり、いわばオープン状態になり、並列に接続する抵抗素子54に電流が流れ、その結果、スピーカー4に対して抵抗素子54が直列接続されて電流が制限される。つまり、PTCサーミスタ53の抵抗値の最小値がスピーカー4の定格インピーダンスよりも十分に小さく、急激に大きくなった抵抗値がスピーカー4の定格インピーダンスよりも十分に大きければ、PTCサーミスタ53は復帰するヒューズ機能素子として接続されたスピーカー4を保護し、ボイスコイルが断線しなくなる。ここで、並列に接続された抵抗素子54を通してスピーカーへは制限された電流が供給されるので、音声再生が中断することはないが、音声再生レベルは抵抗素子による電圧降下のために低下し、また、抵抗素子が発熱するという問題がある。
また、従来には、サーキットプロテクタを使用したスピーカー保護回路に関し、スピーカーのボイスコイルを直列接続された2つのボイスコイルから構成し、通常状態では一方のボイスコイルにのみ音声電流を供給し、所定値以上の電流が流れたときだけ2つのボイスコイルに音声電流を供給するものがある。
しかし、従来のスピーカー保護回路をカラオケや拡声に使用されるスピーカーシステムに使用する場合に、ハウリングを原因とする過大電流によりPTCサーミスタが過大電流保護動作すると、ハウリングが抑制されても音声再生レベルが低下し、一方で、PTCサーミスタが復帰すると、音声再生レベルが上がり再びハウリングが発生する、といった現象が起こる。つまり、従来のスピーカー保護回路では、ハウリングによってPTCサーミスタの過大電流保護動作/復帰を繰り返し、安定した音声再生ができないという問題がある。例えば、カラオケの場合には、マイクロホンを使って歌うユーザーは、伴奏音楽と自らの歌声の音声再生レベルが高くなったり低くなったり(つまり、音量が大きくなったり小さくなったり)するので、非常に歌いにくい。また、従来のスピーカー保護回路では、最大保護電流値以上の電流が流れないとPTCサーミスタが過大電流保護動作しないので、ハウリングの発生時には即効性が無い場合があり、ハウリングの抑制とスピーカーの保護とを両立できずにスピーカー(特に高い周波数を再生するツィーター)が断線する場合があるという問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、特に、カラオケや拡声に使用されるスピーカーシステムに関し、ハウリングを原因とする過大電流によりボイスコイルが断線するのを防止し、また、ハウリングを抑制して安定した音声再生が可能なスピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステムを提供することにある。
本発明のスピーカー保護回路は、増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子と、入力端子と出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタと、第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ、を備える。
好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、第2のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG2が、第1のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG1以上である。
好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、低域通過フィルタ回路が、カットオフ周波数を500Hz〜4kHzとする。
好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、低域通過フィルタ回路が、その入力と出力とに直列に接続するコイル素子を含む。
また、好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、第2のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する抵抗素子ならびに第3のPTCサーミスタ、をさらに備える。
さらに好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、第3のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG3が、第2のPTCサーミスタの最大保護電流値IG2以上である。
好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、第3のPTCサーミスタに直列に接続する抵抗素子が、スピーカーの定格インピーダンス以上から2倍以下の範囲の直流抵抗値を有する。
また、好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、入力端子ならびに出力端子が、それぞれ正負一組の端子から構成され、入力端子の負側端子が、出力端子の負側端子もしくは正側端子のいずれか一方と短絡されている。
また、本発明のスピーカー保護回路は、複数の第1のPTCサーミスタと、複数の第2のPTCサーミスタと、複数の第1ならびに第2のPTCサーミスタからそれぞれ一つを一組として選択して接続する選択手段と、を備え、選択手段が、出力端子に接続するスピーカーに規定される定格入力電力に応じた複数の選択ポジションを有する。
好ましくは、本発明のスピーカー保護回路は、選択手段が、複数の第1のPTCサーミスタと出力端子とを選択して接続する第1のスイッチ回路と、複数の第2のPTCサーミスタと出力端子とを選択して接続する第2のスイッチ回路と、を備える。
また、本発明のスピーカー保護回路は、選択手段の複数の選択ポジションに応じた複数の出力端子を備える。
また、本発明のスピーカーシステムは、出力端子に接続するスピーカーと、上記のいずれかに記載のスピーカー保護回路と、を含む。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のスピーカー保護回路は、増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子とを備え、入力端子と出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタ(最大保護電流値IG1)と、第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ(最大保護電流値IG2)とを備える。第1および第2のPTCサーミスタは、IG2がIG1以上になるように設定され、また、低域通過フィルタ回路のカットオフ周波数が500Hz〜4kHzに設定される。なお、PTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IGとは、PTCサーミスタの抵抗値が急激に変化せずに流せる最大電流値(保持電流値IH)、もしくは、PTCサーミスタの抵抗値が急激に変化して制限する最小電流値(トリップ電流値IT)を意味し、これら以外でもPTCサーミスタの電流制限特性(ヒューズ機能素子の機能電流特性)を規定するのに用いるいずれか一つの共通の規定値であればよい。
通常に、音声再生レベルが低く、スピーカー保護回路の入力端子に増幅器から供給される信号電流I0が最大保護電流値IG1よりも小さい場合には、第1および第2のPTCサーミスタは、スピーカーのボイスコイルの直流抵抗値Rdcよりも小さい抵抗値Rs1、Rs2を維持するので、スピーカー保護回路の出力に接続するスピーカーのボイスコイルには、第1および第2のPTCサーミスタを通過した信号電流が供給され、音声再生される。ハウリングが発生しておらず、信号電流I0が最大保護電流値IG1よりも小さい場合も同様である。なお、信号電流I0が、低域通過フィルタ回路のカットオフ周波数以上の周波数成分を含む場合には、第1のPTCサーミスタに流れる信号電流の方が、第2のPTCサーミスタに流れる信号電流よりも大きくなるので、第1および第2のPTCサーミスタは、最大保護電流値IG1と最大保護電流値IG2とが等しくてもよい。
次に、音声再生レベルが高く、ハウリングが発生する場合には、スピーカー保護回路の入力端子に増幅器から供給される信号電流I0が最大保護電流値IG1以上に大きくなると、第1のPTCサーミスタの抵抗値Rs1が急激に増大し、いわばオープン状態になる。その結果、信号電流I0は、第1のPTCサーミスタに対して並列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタに流れる。低域通過フィルタ回路が、例えばカットオフ周波数が500Hz〜4kHzのコイル素子であれば、ハウリングで正帰還する約5kHz以上の高い周波数の信号をカットするので、ハウリングは抑制される。一方で、低域通過フィルタ回路において高い周波数の信号がカットされた信号電流I0が第2のPTCサーミスタの最大保護電流値IG2以下であれば、第2のPTCサーミスタはスピーカーのボイスコイルの直流抵抗値Rdcよりも小さい抵抗値Rs2を維持するので、スピーカー保護回路の出力に接続するスピーカーのボイスコイルには、低域通過フィルタ回路および第2のPTCサーミスタを通過した信号電流I0が供給され、人の歌声の基本周波数が含まれる500Hz以下のレベルは変化することなく音声再生される。したがって、音声再生レベルが高くてもハウリングを抑制し、安定した音声再生が可能になる。抵抗素子による電圧降下が発生しないので、音声再生レベルが急激に変化せず、カラオケの場合にはマイクロホンを使って歌うユーザーにとっては歌い易くなるとともに、ハウリングが抑制されることで更に歌いやすくなる。
さらに音声再生レベルが高く、スピーカーシステムの定格入力電力で規定される電流よりも過大な信号電流I0がスピーカーのボイスコイルに流れるような場合には、低域通過フィルタ回路において高い周波数の信号がカットされた信号電流が第2のPTCサーミスタの最大保護電流値IG2よりも大きくなると、第2のPTCサーミスタの抵抗値Rs2が急激に増大し、第2のPTCサーミスタがいわばオープン状態になる。その結果、スピーカーのボイスコイルが断線するのが防止される。このとき、第2のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する抵抗素子(スピーカーの定格インピーダンス以上から2倍以下の範囲の直流抵抗値を有する。)ならびに第3のPTCサーミスタ(過大電流保護動作する最大保護電流値IG3が第2のPTCサーミスタの最大保護電流値IG2以上である。)をさらに備えていれば、音声再生レベルは低下するものの所定のレベル範囲で音声再生を継続することができ、さらに過大な電流がスピーカーのボイスコイルに流れるような場合にも、スピーカーのボイスコイルが断線するのを防止することができる。
本発明のスピーカー保護回路は、スピーカーシステムに内蔵されていてもよく、また、増幅器の出力端子とスピーカーとの間に独立して挿入接続して使用することができる。この場合、複数の異なる定格入力電力を有するスピーカーシステムに対応できるように、複数の第1のPTCサーミスタと、複数の第2のPTCサーミスタと、複数の第1ならびに第2のPTCサーミスタからそれぞれ一つを一組として選択して接続する選択手段とをさらに備える。選択手段は、出力端子に接続するスピーカーに規定される定格入力電力に応じた複数の選択ポジションを有し、複数の選択ポジションに応じた接続を行うスイッチ回路、あるいは、複数の出力端子を備える。その結果、様々な増幅器とスピーカーシステムの組み合わせに対応することができ、さらに、良好にハウリングを抑制する一方で、同時にスピーカーのボイスコイルが断線するのを防止することができる。
本発明のスピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステムは、ハウリングを原因とする過大電流によりスピーカー(特に高い周波数を再生するツィーター)のボイスコイルが断線するのを防止し、また、ハウリングを抑制して安定した音声再生が可能になり、カラオケの場合にはマイクロホンを使って歌うユーザーにとって歌い易くすることができる。
本発明のスピーカー保護回路は、ハウリングを原因とする過大電流によりスピーカーのボイスコイルが断線するのを防止し、また、ハウリングを抑制して安定した音声再生を可能にするという目的を、増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子と、入力端子と出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタと、第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ、を備えるにすることにより、実現した。
以下、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステムについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるスピーカー保護回路10を用いたカラオケ再生システム1について説明する概略図である。カラオケ再生システム1は、マイクロホン2と、カラオケ演奏回路3aおよび増幅回路3bを含む増幅器3と、スピーカー4と、増幅器3の出力端子3c、3dとスピーカー4の入力端子4a、4bとの間に接続されるスピーカー保護回路10と、から構成される。(図示しない)ユーザーが、マイクロホン2を使って歌うと、マイクロホン2が集音した音声信号とカラオケ演奏回路3aが再生する伴奏信号がミキシングされ、増幅回路3bで電力増幅される。スピーカー4にはミキシングされた音声信号がスピーカー保護回路10を介して供給され、その結果、ユーザーが居る空間に向けてユーザーの歌声および伴奏が音声再生され、ユーザーは再生される歌声および伴奏を聴きながら歌うことができる。
カラオケにおいては、ユーザーは快く歌うために、極めて高い音声再生レベルまで増幅器3のボリュームを上げることがある。その結果、スピーカー4の定格入力電力で規定される電流よりも過大な電流がスピーカーのボイスコイルに流れる場合がある。また、極めて高い音声再生レベルが要求されるような場合には、スピーカー4で再生された音声が、マイクロホン2で集音されて増幅されて再生されてしまうので、約5kHz以上の高い周波数帯域の信号が正帰還状態になるハウリングが発生しやすくなる。そこで、スピーカー保護回路10は、ハウリングを原因とする過大な電流によりスピーカーのボイスコイルが断線し、その結果、音声再生ができなくなるのを防止するため、増幅器3とスピーカー4との間に挿入接続される。
なお、スピーカー4は、高音域用のツィーター4c(高音域通過用コンデンサ4eを含む)と全帯域用のフルレンジ4dから構成され、高音域用のツィーター4cと、全帯域用のフルレンジ4dは、入力端子4a、4bに対して並列に接続される。例えば、スピーカー4の定格入力電力は、50W(ワット)であり、スピーカー4の定格インピーダンス(ボイスコイルの直流抵抗値Rdc)が8Ω(オーム)であり、スピーカー4の定格入力電力で規定される電流は、約2.5A(アンペア)である。本実施例において、スピーカー4とスピーカー保護回路10は、別々に構成されているが、スピーカー保護回路10はスピーカー4に内蔵されていてもよい。
本実施例において、スピーカー保護回路10は、増幅器3の出力端子に接続する入力端子11と、スピーカー4の入力端子に接続する出力端子12とを備え、入力端子11ならびに出力端子12は、それぞれ正(+)負(−)一組の端子(11aおよび11b、12aおよび12b)から構成される。具体的には、入力端子11aは、増幅器3の正側出力端子3cに接続し、入力端子11bは、増幅器3の負側出力端子3dに接続し、出力端子12aは、スピーカー4の正側入力端子4aに接続し、出力端子12bは、スピーカー4の負側入力端子4bに接続する。また、入力端子11bと出力端子12bとの間は、接続線16で短絡(インピーダンス素子等を介さずに直接に接続)されている。
増幅器3の正側出力端子3cに接続する入力端子11aと、スピーカー4の正側入力端子4aに接続する出力端子12aとの間には、PTCサーミスタ13が接続されている。PTCサーミスタ13は、チタン酸バリウムを主成分とするチタン酸バリウム系酸化物半導体素子であり、常温(気温約20℃)では抵抗値Rs1が低く、電流が通過して発熱し温度が上昇すると急激に抵抗値Rs1が増大する電流制限素子として機能し、温度が下がると再び抵抗値Rs1が低くなる。ここで、PTCサーミスタ13(レイケム社製 ポリスイッチ(商標) RXE090)の抵抗値Rs1の最小値は、約0.2Ωであり、最大ではほぼ絶縁状態である。また、過大電流保護動作する最大保護電流値IG1としては、PTCサーミスタ13の抵抗値Rs1が急激に変化せずに流せる最大電流値(保持電流値IH1)が約0.9A、もしくは、第1のPTCサーミスタ13の抵抗値Rs1が急激に変化して制限する最小電流値(トリップ電流値IT1)が約1.8Aである。
PTCサーミスタ13に対しては、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路14ならびにPTCサーミスタ15が並列に接続されている。具体的には、低域通過フィルタ回路14は、その入力と出力に直列に接続されているチョークコイル14aであり、1.8mHのリアクタンスを有する。したがって、低域通過フィルタ回路14は、スピーカー4の定格インピーダンスの抵抗成分(約8Ω)との関係で定まるカットオフ周波数が約700Hzであり、カットオフ周波数以上では−6dB/Oct.特性を有する。
また、PTCサーミスタ15も、チタン酸バリウムを主成分とするチタン酸バリウム系酸化物半導体素子であり、常温(気温約20℃)では抵抗値Rs2が低く、電流が通過して発熱し温度が上昇すると急激に抵抗値Rs2が増大する電流制限素子として機能し、温度が下がると再び抵抗値Rs2が低くなる。ここで、PTCサーミスタ15(レイケム社製 ポリスイッチ(商標) RXE110)の抵抗値Rs2の最小値は、約0.15Ωであり、最大ではほぼ絶縁状態である。また、過大電流保護動作する最大保護電流値IG2としては、PTCサーミスタ15の抵抗値Rs2が急激に変化せずに流せる最大電流値(保持電流値IH2)は約1.1A、もしくは、PTCサーミスタ15の抵抗値Rs2が急激に変化して制限する最小電流値(トリップ電流値IT2)は約2.2Aである。
例えば、カラオケ再生システム1において、通常の音声再生レベルで信号電流I0が小さい場合、スピーカー保護回路10の入力端子11aに増幅器3から供給される信号電流I0は、カットオフ周波数以下の周波数成分は第1および第2のPTCサーミスタ13および15を、カットオフ周波数以上の周波数成分は主に第1のPTCサーミスタ13を通過する。音声再生レベルが高く、ハウリングが発生する場合には、信号電流I0が最大保護電流値IH1以上(約0.9A〜)に大きくなると、PTCサーミスタ13の抵抗値Rs1が急激に増大し、いわばオープン状態になるので、信号電流I0は、並列に接続するチョークコイル14aならびにPTCサーミスタ15を通過する。チョークコイル14aが、ハウリングで正帰還する約5kHz以上の高い周波数の信号をカットするので、ハウリングは抑制される。さらに音声再生レベルが高くなる場合や、強いハウリングが発生する場合には、信号電流I0が最大保護電流値IH2以上(約1.1A〜)に大きくなると、PTCサーミスタ15の抵抗値Rs2が急激に増大し、信号電流I0はほぼ遮断される。したがって、スピーカー保護回路10は、スピーカー4のボイスコイルが断線するのを防止することができる。
また、カラオケ再生システム1において、従来のスピーカー保護回路50を用いた場合に比較して、本実施例のスピーカー保護回路10を用いた場合は、ハウリングの発生頻度が下がり、ユーザーは歌い易くなる。例えば、従来のスピーカー保護回路50を用いた場合に、通常の音声再生レベル(音圧レベル約90dB)ではハウリング発生頻度が約0回/分(ほぼ発生しない)、高い音声再生レベル(音圧レベル約100dB)では約3回/分、更に高い音声再生レベル(音圧レベル約115dB)では約10回/分であるのに対して、本実施例のスピーカー保護回路10を用いた場合は、通常の音声再生レベル(音圧レベル約90dB)ならびに高い音声再生レベル(音圧レベル約100dB)では約0回/分(ほぼ発生しない)であり、更に高い音声再生レベル(音圧レベル約115dB)では約1回/分であり、ハウリングの発生が抑制される。加えて、抵抗素子による電圧降下が発生しないので、PTCサーミスタが過大電流保護動作しても人の歌声の基本周波数が含まれる500Hz以下の音声再生レベルが急激に変化せず、ユーザーの歌声および伴奏を聴きながら歌うこともできるという利点がある。
図2は、本発明の他の好ましい実施形態によるスピーカー保護回路20を用いたカラオケ再生システム1について説明する概略図である。このカラオケ再生システム1は、スピーカー保護回路20以外は、実施例1のスピーカー保護回路10を含むカラオケ再生システム1と共通するので、共通する部分の説明は省略する。
本実施例のスピーカー保護回路20は、実施例1のスピーカー保護回路10の構成に加えて、PTCサーミスタ15に並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する抵抗素子21ならびにPTCサーミスタ22と、をさらに備える。スピーカー保護回路10と共通する部分の説明は省略する。抵抗素子21は、8Ω〜16Ωの範囲で選択可能であり、スピーカー4の定格インピーダンス8Ω以上から2倍以下の範囲の直流抵抗値を有する。PTCサーミスタ22は、常温(気温約20℃)では抵抗値Rs3が低く、電流が通過して発熱し温度が上昇すると急激に抵抗値Rs3が増大する電流制限素子として機能し、温度が下がると再び抵抗値Rs3が低くなる。ここで、PTCサーミスタ22(レイケム社製 ポリスイッチ(商標)RXE135)の抵抗値Rs3の最小値は、約0.12Ωであり、最大ではほぼ絶縁状態である。また、過大電流保護動作する最大保護電流値IG3としては、PTCサーミスタ22の抵抗値Rs3が急激に変化せずに流せる最大電流値(保持電流値IH3)は約1.35A、もしくは、PTCサーミスタ22の抵抗値Rs3が急激に変化して制限する最小電流値(トリップ電流値IT3)は約2.7Aである。
例えば、さらに音声再生レベルが高くなる場合や、強いハウリングが発生する場合に、信号電流I0が最大保護電流値IH2以上(約1.1A〜)に大きくなると、PTCサーミスタ15の抵抗値Rs2が急激に増大し、信号電流I0は抵抗素子21ならびにPTCサーミスタ22を通過する。8Ω〜16Ωの直流抵抗値を有する抵抗素子21において電圧降下が発生するので、定格インピーダンス8Ωのスピーカー4に加わる電圧が約1/3から1/2の範囲に減少し、音声再生レベルは低下する(約−10dBから−6dB)ものの所定のレベル範囲で音声再生を継続することができる。さらに過大な最大保護電流値IH3以上(約1.35A〜)の信号電流I0がスピーカー4のボイスコイルに流れようとする場合にも、PTCサーミスタ22の抵抗値Rs3が急激に増大していわばオープン状態になり、信号電流I0を制限する。その結果、スピーカー4のボイスコイルが断線するのを防止することができる。
図3は、本発明の他の好ましい実施形態によるスピーカー保護回路30について説明する概略図である。図3においては、実施例1ならびに実施例2のスピーカー保護回路10ならびに20と共通する部分については、共通する番号を付し、共通する部分の説明は省略する。
本実施例のスピーカー保護回路30は、実施例1のスピーカー保護回路10の構成に加えて、入力側がPTCサーミスタ13に並列に接続するPTCサーミスタ33と、入力側がPTCサーミスタ15に並列に接続するPTCサーミスタ35と、PTCサーミスタ13もしくはPTCサーミスタ33の出力側の一方に選択的に接続する選択スイッチ31と、PTCサーミスタ15もしくはPTCサーミスタ35の出力側の一方に選択的に接続する選択スイッチ32と、をさらに備える。選択スイッチ31の出力と、選択スイッチ32の出力とは、出力端子12aに接続する。
ここで、PTCサーミスタ33は、実施例1のPTCサーミスタ15と同一の素子であり、PTCサーミスタ13よりも過大電流保護動作する最大保護電流値が大きい。また、PTCサーミスタ35は、実施例2のPTCサーミスタ22と同一の素子であり、PTCサーミスタ15よりも過大電流保護動作する最大保護電流値が大きい。もちろん、PTCサーミスタ33および35は、上記以外の他の過大電流保護動作する最大保護電流値が異なるPTCサーミスタから選択可能である。
また、スピーカー保護回路30では、低域通過フィルタ回路14に代えて、低域通過フィルタ回路34が設けられる。低域通過フィルタ回路34は、その入力と出力に直列に接続されているチョークコイル34aと、チョークコイル34aの出力側から接続線16に分岐して相互に直列に接続する抵抗素子34bとコンデンサ34cとを含む。チョークコイル34aは1.0mHのリアクタンスを有し、抵抗素子34bは15Ωの直流抵抗値を有し、コンデンサ34cは6.8μFのキャパシタンスを有する。したがって、低域通過フィルタ回路34は、カットオフ周波数が約2kHzであり、カットオフ周波数以上では−12dB/Oct.特性を有する。もちろん、低域通過フィルタ回路34は、実施例1の−6dB/Oct.のフィルタ回路でもよく、他の−18dB/Oct.のフィルタ回路でもよい。低域通過フィルタ回路のカットオフ特性が急になればハウリング抑制の効果を高くすることができる。
スピーカー保護回路30は、PTCサーミスタ13もしくはPTCサーミスタ33の一方に選択的に接続する選択スイッチ31と、PTCサーミスタ15もしくはPTCサーミスタ35の一方に選択的に接続する選択スイッチ32と、を備えるので、出力端子12aおよび12bに接続する複数の定格入力電力が異なるスピーカー4に対応して、定格入力電力に応じた複数の選択ポジションを有する。 例えば、選択スイッチ31でPTCサーミスタ13を選択し、かつ、選択スイッチ32でPTCサーミスタ15を選択した場合には、約50Wの定格入力電力のスピーカー4に対応が可能であり、また、選択スイッチ31でPTCサーミスタ33を選択し、かつ、選択スイッチ32でPTCサーミスタ35を選択した場合には、更に定格入力電力が大きい約80Wのスピーカー4に対応が可能になる。
本実施例のスピーカー保護回路30では、さらに複数の異なる電流値で過大電流保護動作するPTCサーミスタを備え、さらに多くの選択ポジションを備える選択スイッチ31および32でこれらの組合せが選択できるようにしてもよい。様々な増幅器3とスピーカー4の組み合わせに対応することができ、さらに、良好にハウリングを抑制する一方で、同時にスピーカー4のボイスコイルが断線するのを防止することができる。
図4は、本発明の他の好ましい実施形態によるスピーカー保護回路40について説明する概略図である。図4においては、実施例1から実施例3のスピーカー保護回路10、20ならびに30と共通する部分については、共通する番号を付し、共通する部分の説明は省略する。
本実施例のスピーカー保護回路40は、実施例3のスピーカー保護回路30の選択スイッチ31および選択スイッチ32が省略され、PTCサーミスタ13の出力とPTCサーミスタ15の出力とが予め接続してあり、同様に、PTCサーミスタ33の出力とPTCサーミスタ35の出力とが予め接続してある。また、出力端子12aに代えて、複数の出力端子41aおよび41bが設けられ、出力端子41aにはPTCサーミスタ13の出力とPTCサーミスタ15の出力が接続し、出力端子41bにはPTCサーミスタ33の出力とPTCサーミスタ35の出力が接続する。
したがって、スピーカー4の正側入力端子4aとスピーカー保護回路40の出力端子41aとを接続した場合には、約50Wの定格入力電力のスピーカー4に対応が可能であり、また、スピーカー4の正側入力端子4aとスピーカー保護回路40の出力端子41aとを接続した場合には、更に定格入力電力が大きい約80Wのスピーカー4に対応が可能になる。
本実施例のスピーカー保護回路40においても、さらに複数の異なる電流値で過大電流保護動作するPTCサーミスタと、複数の出力端子を備え、複数の定格入力電力のスピーカー4に対応できるようにしてもよい。選択スイッチを設ける場合に比べて、スピーカー保護回路40のコスト低減が可能であり、様々な増幅器3とスピーカー4の組み合わせに対応することができ、さらに、良好にハウリングを抑制する一方で、同時にスピーカー4のボイスコイルが断線するのを防止することができる。
本発明のスピーカー保護回路は、カラオケや拡声に使用されるスピーカー、もしくは、スピーカーシステムのみならず、ハウリングが発生する可能性がある遠隔地を結ぶ会議システム、もしくは、電話(携帯電話を含む)のハンズフリー装置に使用されるスピーカーにも適用が可能である。
1 カラオケ再生システム
2 マイクロホン
3 増幅器
4 スピーカー
10、20、30、40 スピーカー保護回路
11 入力端子
12、41 出力端子
13、15、22、33、35 PTCサーミスタ
14、34 低域通過フィルタ
16 接続線
50 スピーカー保護回路
51 入力端子
52 出力端子
53 PTCサーミスタ
54 抵抗素子
55 接続線
2 マイクロホン
3 増幅器
4 スピーカー
10、20、30、40 スピーカー保護回路
11 入力端子
12、41 出力端子
13、15、22、33、35 PTCサーミスタ
14、34 低域通過フィルタ
16 接続線
50 スピーカー保護回路
51 入力端子
52 出力端子
53 PTCサーミスタ
54 抵抗素子
55 接続線
Claims (12)
- 増幅器の出力端子に接続する入力端子と、スピーカーに接続する出力端子と、
該入力端子と該出力端子とに接続する第1のPTCサーミスタと、
該第1のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する低域通過フィルタ回路ならびに第2のPTCサーミスタ、を備える、
スピーカー保護回路。 - 前記第2のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG2が、前記第1のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG1以上である、請求項1に記載のスピーカー保護回路。
- 前記低域通過フィルタ回路が、カットオフ周波数を500Hz〜4kHzとする、請求項1または2に記載のスピーカー保護回路。
- 前記低域通過フィルタ回路が、その入力と出力とに直列に接続するコイル素子を含む、請求項1から3のいずれかに記載のスピーカー保護回路。
- 前記第2のPTCサーミスタに並列に接続し、かつ、相互に直列に接続する抵抗素子ならびに第3のPTCサーミスタ、をさらに備える、
請求項1から4のいずれかに記載のスピーカー保護回路。 - 前記第3のPTCサーミスタが過大電流保護動作する最大保護電流値IG3が、前記第2のPTCサーミスタの最大保護電流値IG2以上である、請求項5に記載のスピーカー保護回路。
- 前記第3のPTCサーミスタに直列に接続する抵抗素子が、スピーカーの定格インピーダンス以上から2倍以下の範囲の直流抵抗値を有する、請求項5または6に記載のスピーカー保護回路。
- 前記入力端子ならびに前記出力端子が、それぞれ正負一組の端子から構成され、
該入力端子の負側端子が、該出力端子の負側端子もしくは正側端子のいずれか一方と短絡されている、
請求項1から7のいずれかに記載のスピーカー保護回路。 - 前記スピーカー保護回路が、複数の前記第1のPTCサーミスタと、複数の前記第2のPTCサーミスタと、該複数の前記第1ならびに第2のPTCサーミスタからそれぞれ一つを一組として選択して接続する選択手段と、を備え、
該選択手段が、前記出力端子に接続するスピーカーに規定される定格入力電力に応じた複数の選択ポジションを有する、
請求項1から8のいずれかに記載のスピーカー保護回路。 - 前記選択手段が、前記複数の第1のPTCサーミスタと前記出力端子とを選択して接続する第1のスイッチ回路と、前記複数の第2のPTCサーミスタと該出力端子とを選択して接続する第2のスイッチ回路と、を備える請求項9に記載のスピーカー保護回路。
- 前記スピーカー保護回路が、前記選択手段の複数の選択ポジションに応じた複数の前記出力端子を備える、請求項9に記載のスピーカー保護回路。
- 前記出力端子に接続するスピーカーと、請求項1から11のいずれかに記載のスピーカー保護回路と、を含むスピーカーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005324157A JP2007134828A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | スピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005324157A JP2007134828A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | スピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007134828A true JP2007134828A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38156144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005324157A Pending JP2007134828A (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | スピーカー保護回路およびこれを用いたスピーカーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007134828A (ja) |
-
2005
- 2005-11-08 JP JP2005324157A patent/JP2007134828A/ja active Pending
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