JP2007133707A - 加工品のねじれ角度演算プログラム、およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンピュータを用いて加工品全体のねじれ角度を、正確で、唯一の値として演算することで、従来技術のような測定箇所や、便宜的手段に起因する測定結果の不確実さを排除することである。
【解決手段】 コンピュータを用いて、ねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線と、ねじれ角度を演算する際の対象となる評価断面線とをそれぞれ微小線分に分割し、この分割した微小線分毎にねじれ角度を演算し、全ての微小線分のねじれ角度を平均した値を基準断面線全体と評価断面線全体との間のねじれ角度、即ち、求める加工品のねじれ角度として求める手段。
【選択図】図1
【解決手段】 コンピュータを用いて、ねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線と、ねじれ角度を演算する際の対象となる評価断面線とをそれぞれ微小線分に分割し、この分割した微小線分毎にねじれ角度を演算し、全ての微小線分のねじれ角度を平均した値を基準断面線全体と評価断面線全体との間のねじれ角度、即ち、求める加工品のねじれ角度として求める手段。
【選択図】図1
Description
この発明は、加工品のねじれ角度を演算する手順をコンピュータに実行させるプログラム、およびその方法に関するものである。
従来の加工品のねじれ角度測定方法は、図2の1)や図3の1)に示されている加工品の測定を開始する際の基準となるねじれ角度測定方向に垂直な基準断面線11と、該基準断面線に垂直な被測定対象となる評価断面線12とを、図2の2)や図3の2)に示すようにコンピュータの仮想空間で重ね合わせ、前記基準断面線11と前記評価断面線12との間の傾き(回転)を、
以下に示すような方法で測定し、この測定した値(角度)をもって、基準断面線11全体と評価断面線12全体との間のねじれ角度(以下、「評価断面線全体のねじれ角度」という。)としていた。
以下に示すような方法で測定し、この測定した値(角度)をもって、基準断面線11全体と評価断面線12全体との間のねじれ角度(以下、「評価断面線全体のねじれ角度」という。)としていた。
[断面線に直線部がある場合]
図2の2)に示すように、基準断面線11と評価断面線12とのそれぞれに測定可能(容易)な直線部(ウェブ部)111、121がある場合は、該部の傾き(回転)を測定し、この測定値(角度)21のみをもって、評価断面線全体のねじれ角度としていた。
図2の2)に示すように、基準断面線11と評価断面線12とのそれぞれに測定可能(容易)な直線部(ウェブ部)111、121がある場合は、該部の傾き(回転)を測定し、この測定値(角度)21のみをもって、評価断面線全体のねじれ角度としていた。
[断面線に直線部が無い場合]
図3の2)に示すように、基準断面線11と評価断面線12とに測定可能(容易)な直線部が無く、且つ、両断面線11、12の形状そのものも相違している場合は、前述のような方法の測定ができないため、便宜上基準断面線11の端点を結んだ仮想的な直線112と、同じく評価断面線12の端点を結んだ仮想的な直線122との傾き(回転)を測定し、この測定値22(角度)のみをもって、評価断面線全体のねじれ角度としていた。
図3の2)に示すように、基準断面線11と評価断面線12とに測定可能(容易)な直線部が無く、且つ、両断面線11、12の形状そのものも相違している場合は、前述のような方法の測定ができないため、便宜上基準断面線11の端点を結んだ仮想的な直線112と、同じく評価断面線12の端点を結んだ仮想的な直線122との傾き(回転)を測定し、この測定値22(角度)のみをもって、評価断面線全体のねじれ角度としていた。
〔発明の課題〕
これれら、二つの従来の測定方法のうち、前者は測定が可能(容易)な直線部(ウェブ部)のみを測定し、この測定した角度をもって評価断面線全体のねじれ角度と見なしているので、測定箇所が変われば当然その測定角度も異なることが想定され、評価断面線全体のねじれ角度を正確に測定したとはいえない。
また、後者は便宜上採用した仮想的な直線を用いているので、この仮想的な直線のなす角度が評価断面線全体のねじれ角度を意味する保証は何もないので、やはり評価断面線全体のねじれ角度を正確に測定したとはいえない。
これれら、二つの従来の測定方法のうち、前者は測定が可能(容易)な直線部(ウェブ部)のみを測定し、この測定した角度をもって評価断面線全体のねじれ角度と見なしているので、測定箇所が変われば当然その測定角度も異なることが想定され、評価断面線全体のねじれ角度を正確に測定したとはいえない。
また、後者は便宜上採用した仮想的な直線を用いているので、この仮想的な直線のなす角度が評価断面線全体のねじれ角度を意味する保証は何もないので、やはり評価断面線全体のねじれ角度を正確に測定したとはいえない。
これに対し本発明は、コンピュータを用いて評価断面線全体のねじれ角度を演算により求めるようにしたので、演算されたねじれ角度は正確で、唯一の値となり、前述した従来例のような測定箇所や、便宜的手段に起因する欠点を排除できる。
〔発明の構成〕
〔発明の構成〕
本発明は、コンピュータを用いて、基準断面線と評価断面線とをそれぞれ微小線分に分割し、この分割した微小線分毎にねじれ角度を演算し、全ての微小線分のねじれ角度を平均した値を評価断面線全体のねじれ角度とするようにしたので前述した従来例の欠点を排除できる。
本発明の評価断面線全体のねじれ角度を演算する手順は、図1に示すようなフロー(手順)であるが、各手順を以下に詳説する。
1.断面線設定手順
加工品のねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線11(点線)を一つと、前記基準断面線11との間のねじれ角度を演算する際の対象となる、同じくねじれ方向に垂直な断面(前記断面と平行な断面)に存在する評価断面線12、13……とを適当な間隔離してn個設定する断面線設定手順。
なお、プレス加工において、加工品を製造する際、一般的に、少しでもねじれが発生しては困る箇所、例えば、面や方向と、多少のねじれが発生しても容認できる箇所とが存在するのが普通であるので、前記各断面線11,12、13は、ねじれが発生しては困る箇所についてのもである。
また、評価断面線をn個設定する理由は、加工品全体のねじれが単一ものでない、例えば、次第にねじれ角度が増大する場合や、複数のねじれ状態が存在する場合には、各評価断面線毎にねじれ角度が異なるので、このような場合に備えたものである。
その際、演算して求めた各々の評価断面線12、13……のねじれ角度を、例えば、図7の1)に示すようなねじれ方向の分布グラフや、図7の2)に示すような3次元グラフで表せば加工品全体のねじれ角度の変化を視覚的に把握することができる。
評価断面線全体のねじれ角度は、各々の評価断面線毎に演算し求めるのであるが、一例として、以下に評価断面線12全体のねじれ角度を求める手順について説明する。
なお、前述した手順は評価断面線が複数存在するが、本発明は、これに限らず、評価断面線が1つの場合も含むものである。
加工品のねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線11(点線)を一つと、前記基準断面線11との間のねじれ角度を演算する際の対象となる、同じくねじれ方向に垂直な断面(前記断面と平行な断面)に存在する評価断面線12、13……とを適当な間隔離してn個設定する断面線設定手順。
なお、プレス加工において、加工品を製造する際、一般的に、少しでもねじれが発生しては困る箇所、例えば、面や方向と、多少のねじれが発生しても容認できる箇所とが存在するのが普通であるので、前記各断面線11,12、13は、ねじれが発生しては困る箇所についてのもである。
また、評価断面線をn個設定する理由は、加工品全体のねじれが単一ものでない、例えば、次第にねじれ角度が増大する場合や、複数のねじれ状態が存在する場合には、各評価断面線毎にねじれ角度が異なるので、このような場合に備えたものである。
その際、演算して求めた各々の評価断面線12、13……のねじれ角度を、例えば、図7の1)に示すようなねじれ方向の分布グラフや、図7の2)に示すような3次元グラフで表せば加工品全体のねじれ角度の変化を視覚的に把握することができる。
評価断面線全体のねじれ角度は、各々の評価断面線毎に演算し求めるのであるが、一例として、以下に評価断面線12全体のねじれ角度を求める手順について説明する。
なお、前述した手順は評価断面線が複数存在するが、本発明は、これに限らず、評価断面線が1つの場合も含むものである。
2.断面線分割手順
図5に示すように、基準断面線11と評価断面線12とをそれぞれm個の微小線分に分割する手順。
なお分割する理由は、複雑な形状を微小線分に分割することによって、個々の計算が容易になり、また計算精度の向上が期待できるからである。
また、各断面線11、12を微小線分に分割する手順として、各断面線11、12をそれぞれ、同数の均等な長さに分割することも可能である。
なお、このように均等に分割すると基準断面線の微小線分の長さと、評価断面線の微小線分の長さは相違するが、各断面線の分割個数は同じになるので、ねじれ角度を比較する対象の微小線分を特定しやすくなる(例えば微小線分kと微小線分k’’)との効果が期待できる。
図5に示すように、基準断面線11と評価断面線12とをそれぞれm個の微小線分に分割する手順。
なお分割する理由は、複雑な形状を微小線分に分割することによって、個々の計算が容易になり、また計算精度の向上が期待できるからである。
また、各断面線11、12を微小線分に分割する手順として、各断面線11、12をそれぞれ、同数の均等な長さに分割することも可能である。
なお、このように均等に分割すると基準断面線の微小線分の長さと、評価断面線の微小線分の長さは相違するが、各断面線の分割個数は同じになるので、ねじれ角度を比較する対象の微小線分を特定しやすくなる(例えば微小線分kと微小線分k’’)との効果が期待できる。
3.微小線分ねじれ角度演算手順
微小線分のねじれ角度演算手順の一例として、基準断面線11の分割順序がk番目である微小線分kと、これに対応する評価断面線12の分割順序がk番目である微小線分k’’との間のねじれ角度(以下、「微小線分k’’のねじれ角度」という。)を演算する手順を説明する。
なお、その演算手順には次の二通りの手順がある。
微小線分のねじれ角度演算手順の一例として、基準断面線11の分割順序がk番目である微小線分kと、これに対応する評価断面線12の分割順序がk番目である微小線分k’’との間のねじれ角度(以下、「微小線分k’’のねじれ角度」という。)を演算する手順を説明する。
なお、その演算手順には次の二通りの手順がある。
[変形勾配テンソルの右極分解手順]
基準断面線11の微小線分Kと、これに対応する評価断面線12の微小線分k’’とを比較し、両微小線分の差違を変形勾配テンソルの定理を用いて表現し、該定理で右極分解することにより演算される回転角Rを微小線分k’’のねじれ角度とする手順。
なお、変形勾配テンソルの定理とは、連続体力学で用いられる物体の変形をマトリックスを用いて表現する手段であり、該定理では右極分解することにより、前記表現された物体の変形を変形(正定値対象テンソル)と回転(直行テンソル)の積の形に分解できることができる。
ここで、該定理を各微小線分k、k’’(太線)に適用する際の概念を理解しやすくするために、各断面線11、12(細線)に適用、即ち、変形前の状態として「基準断面線11」を、変形後の状態として「評価断面線12」を採用した場合について説明する。
図6に示すように、基準断面線11と評価断面線12との相違は、変形(相違)Fとして表現でき、この変形(相違)Fを右極分解することによって、変形Uと回転Rに分けて表現できる。
基準断面線11の微小線分Kと、評価断面線12の微小線分K’’とを変形勾配テンソルの定理を用いて表現し、さらに、右極分解して得た回転Rの値(角度)を微小線分k’’のねじれ角度として演算する手順。
基準断面線11の微小線分Kと、これに対応する評価断面線12の微小線分k’’とを比較し、両微小線分の差違を変形勾配テンソルの定理を用いて表現し、該定理で右極分解することにより演算される回転角Rを微小線分k’’のねじれ角度とする手順。
なお、変形勾配テンソルの定理とは、連続体力学で用いられる物体の変形をマトリックスを用いて表現する手段であり、該定理では右極分解することにより、前記表現された物体の変形を変形(正定値対象テンソル)と回転(直行テンソル)の積の形に分解できることができる。
ここで、該定理を各微小線分k、k’’(太線)に適用する際の概念を理解しやすくするために、各断面線11、12(細線)に適用、即ち、変形前の状態として「基準断面線11」を、変形後の状態として「評価断面線12」を採用した場合について説明する。
図6に示すように、基準断面線11と評価断面線12との相違は、変形(相違)Fとして表現でき、この変形(相違)Fを右極分解することによって、変形Uと回転Rに分けて表現できる。
基準断面線11の微小線分Kと、評価断面線12の微小線分K’’とを変形勾配テンソルの定理を用いて表現し、さらに、右極分解して得た回転Rの値(角度)を微小線分k’’のねじれ角度として演算する手順。
[幾何学的手順]
微小線分Kの傾きと微小線分k’’の傾きとを幾何的に演算し微小線分K’’のねじれ角度を求める手順。
つまり、微小線分Kの始点K1、終点K2の座標の値により微小線分Kの傾き角度を演算し、同様にして微小線分K対応する微小線分K’’の傾き角度を演算し、両傾き角度の差を微小線分k’’のねじれ角度とする手順。
微小線分Kの傾きと微小線分k’’の傾きとを幾何的に演算し微小線分K’’のねじれ角度を求める手順。
つまり、微小線分Kの始点K1、終点K2の座標の値により微小線分Kの傾き角度を演算し、同様にして微小線分K対応する微小線分K’’の傾き角度を演算し、両傾き角度の差を微小線分k’’のねじれ角度とする手順。
4.評価断面線全体ねじれ角度演算手順
分割した全ての微少線分に対して、前記微小線分のねじれ角度演算手順を繰り返し、演算された全ての微少線分のねじれ角度の平均値を計算し、これを評価断面線全体のねじれ角度とする評価断面線全体のねじれ角度演算手順。
分割した全ての微少線分に対して、前記微小線分のねじれ角度演算手順を繰り返し、演算された全ての微少線分のねじれ角度の平均値を計算し、これを評価断面線全体のねじれ角度とする評価断面線全体のねじれ角度演算手順。
5.加工品全体ねじれ角度演算手順
複数の評価断面線12,13……に対して、前記2ないし4の手順を繰返し、複数の評価断面線の全体の各々のねじれ角度を演算する手順。
この手順求により、加工品全体のねじれ角度が得られる。
なお、加工品全体のねじれ角度を表現する方法としては、前記手順1の項でも述べたように、例えば、図7の1)に示すような、横軸にねじれ方向に各断面線を縦軸にねじれ角度の大きさをプロットした加工品全体のねじれ角度分布グラフや、図7の2)に示すような、ねじれ角度の大きさとねじれの方向とを三次元的に表現した加工品の断面位置で矢印の長さと向きを用いて示す立体的なグラフなどが考えられる。
このようにすれば、加工品全体のねじれ角度の変化を視覚的に把握することができる。
複数の評価断面線12,13……に対して、前記2ないし4の手順を繰返し、複数の評価断面線の全体の各々のねじれ角度を演算する手順。
この手順求により、加工品全体のねじれ角度が得られる。
なお、加工品全体のねじれ角度を表現する方法としては、前記手順1の項でも述べたように、例えば、図7の1)に示すような、横軸にねじれ方向に各断面線を縦軸にねじれ角度の大きさをプロットした加工品全体のねじれ角度分布グラフや、図7の2)に示すような、ねじれ角度の大きさとねじれの方向とを三次元的に表現した加工品の断面位置で矢印の長さと向きを用いて示す立体的なグラフなどが考えられる。
このようにすれば、加工品全体のねじれ角度の変化を視覚的に把握することができる。
〔発明の効果〕
本発明のような手順の加工品のねじれ角度演算プログラムをコンピュータに実行させたり、本発明の演算手段をコンピュータに実行させる方法によれば、加工品の評価断面線全体のねじれ角度を、唯一の値として正確に演算し求めることができるので、冒頭で述べた従来例に比べ、客観的で正確な演算結果が得られることが期待できる。
また、本発明をプレス加工に応用すれば、加工品全体のねじれ角度を唯一の値として、且つ、正確に得ることができるので、設計形状との差異、即ち、加工結果の良否判定を客観的、且つ、正確に行えることが期待できる。
本発明のような手順の加工品のねじれ角度演算プログラムをコンピュータに実行させたり、本発明の演算手段をコンピュータに実行させる方法によれば、加工品の評価断面線全体のねじれ角度を、唯一の値として正確に演算し求めることができるので、冒頭で述べた従来例に比べ、客観的で正確な演算結果が得られることが期待できる。
また、本発明をプレス加工に応用すれば、加工品全体のねじれ角度を唯一の値として、且つ、正確に得ることができるので、設計形状との差異、即ち、加工結果の良否判定を客観的、且つ、正確に行えることが期待できる。
11 基準断面線
12 評価断面線
13 評価断面線
k 基準断面線の微小線分
k’’評価断面線の微小線分
F 変形勾配テンソルの変形(相違)
U 変形勾配テンソルの変形
R 変形勾配テンソルの回転
12 評価断面線
13 評価断面線
k 基準断面線の微小線分
k’’評価断面線の微小線分
F 変形勾配テンソルの変形(相違)
U 変形勾配テンソルの変形
R 変形勾配テンソルの回転
Claims (6)
- ねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線11を一つと、前記基準断面線11との間のねじれ角度を演算する際の対象となる、前記断面と平行な断面に存在する評価断面線12、13とを少なくとも1つ設定する断面線設定手順と、
前記基準断面線11と、評価断面線12、13とをそれぞれ微少線分に分割する断面線分割手順と、
前記基準断面線の微少線分kと、これに対応する評価断面線の微少線分k’’との間のねじれ角度を演算する微少線分ねじれ角度演算手順と、
前記断面線分割手順で分割した全ての微少線分に対して、前記微少線分ねじれ角度演算手順を繰り返し、演算された基準断面線の微少線分と、これに対応する評価断面線の微少線分との間の全てのねじれ角度の平均値を計算し、これを基準断面線全体と評価断面線全体との間のねじれ角度とする評価断面線全体ねじれ角度演算手順と、
をコンピュータに実行させる加工品のねじれ角度演算プログラム。 - 前記微少線分ねじれ角度演算手順の演算を、基準断面線11の微小線分Kと、これに対応する評価断面線12の微小線分k’’との相違を変形勾配テンソルの定理を用いて表現し、この表現された相違を右極分解して得られた回転Rの値を微小線分k’’のねじれ角度として演算する手順としてコンピュータに実行させる請求項1記載の加工品のねじれ角度演算プログラム。
- 前記微少線分ねじれ角度演算手順の演算を、微小線分Kの始点K1、終点K2の座標値から微小線分Kの傾き角度を演算し、同様にして前記微小線分K対応する微小線分K’’の傾き角度を演算し、両傾き角度の差を微小線分k’’のねじれ角度として演算する手順としてコンピュータに実行させる請求項1記載の加工品のねじれ角度演算プログラム。
- 前記断面線設定手順を、評価断面線を相互の間隔を適当に離した状態で複数設定し、加工品全体のねじれを視覚的に把握できるグラフを作成する手順としてコンピュータに実行させる請求項1記載の加工品のねじれ角度演算プログラム。
- 前記微少線分分割手順の分割数を、基準断面線11と、評価断面線12、13とをそれぞれ、同数の均等な長さに分割する手順としてコンピュータに実行させる請求項1記載の加工品のねじれ角度演算プログラム。
- ねじれ方向に垂直な断面に存在する基準断面線11を一つと、前記基準断面線11との間のねじれ角度を演算する際の対象となる、前記断面と平行な断面に存在する評価断面線12、13とを少なくとも1つ設定する断面線設定行程と、
前記基準断面線11と、評価断面線12、13とをそれぞれ微少線分に分割する断面線分割工程と、
前記基準断面線の微少線分kと、これに対応する評価断面線の微少線分k’’との間のねじれ角度を演算する微少線分ねじれ角度演算工程と、
前記断面線分割工程で分割した全ての微少線分に対して、前記微少線分ねじれ角度演算工程を繰り返し、演算された基準断面線の微少線分と、これに対応する評価断面線の微少線分との間の全てのねじれ角度の平均値を計算し、これを評価断面線全体のねじれ角度とする評価断面線全体ねじれ角度演算工程をコンピュータに行わせる加工品のねじれ角度演算方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005326838A JP2007133707A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | 加工品のねじれ角度演算プログラム、およびその方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181248A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Toyota Central R&D Labs Inc | 変形量評価支援装置、変形量評価支援方法およびプログラム |
CN112139320A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-29 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种螺旋状导管加工方法 |
-
2005
- 2005-11-11 JP JP2005326838A patent/JP2007133707A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181248A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Toyota Central R&D Labs Inc | 変形量評価支援装置、変形量評価支援方法およびプログラム |
CN112139320A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-29 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种螺旋状导管加工方法 |
CN112139320B (zh) * | 2020-09-10 | 2023-03-03 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种螺旋状导管加工方法 |
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