JP2007133467A - 紙幣処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リジェクト部と搬送部との境界位置についてもメンテナンス性を向上できる紙幣処理機の提供。
【解決手段】装填部12に装填され分離繰出部20で繰り出された紙幣を搬送する上流側搬送部25と、上流側搬送部25の末端から下側に折り返す、上側搬送構成部47および下側搬送構成部52を有する折返搬送部26と、上流側搬送部25で搬送中の紙幣を識別する識別部30と、折返搬送部26の末端に接続され識別部30の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別された紙幣を機外に取り出し可能とするリジェクト部13とを備え、リジェクト部13の紙幣受入部60と折返搬送部26の下側搬送構成部52とを下搬送ユニット90に設けるとともに、リジェクト部13の紙幣受入部60を覆う天井部61と折返搬送部26の上側搬送構成部47とを、下搬送ユニット90に対し開閉可能な上搬送ユニット96に設けてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、紙幣処理機に関し、特にメンテナンス性を向上できる紙幣処理機に関する。
バラ紙幣が一括して装填部にセットされると、これを分離繰出部で一枚ずつ分離して繰り出し搬送部で搬送して所定の処理を行う紙幣処理機において、ジャムを生じた紙幣を排除するために、分離繰出部に接続された上流側搬送部における下側の搬送ベルト機構に対し上側の搬送ベルト機構を開閉可能に設け、さらにその上側に折り返す折返搬送部における下側の搬送ベルト機構に対し上側の搬送ベルト機構を開閉可能に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実公平1−9805号公報
上記の紙幣処理機では、例えば、上側の折返搬送部におけるその末端のリジェクト部よりも手前側でジャムが生じた場合のメンテナンス性は良好であるが、リジェクト部と折返搬送部との境界位置でジャムが生じた場合にはメンテナンス性が十分に良いとは言えなかった。
したがって、本発明は、リジェクト部と搬送部との境界位置についてもメンテナンス性を向上できる紙幣処理機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、紙幣が装填される装填部と、該装填部に装填された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す分離繰出部と、該分離繰出部で繰り出された紙幣を搬送する上流側搬送部と、該上流側搬送部の末端から下側に折り返す、上側搬送構成部および下側搬送構成部を有する折返搬送部と、前記上流側搬送部で搬送中の紙幣を識別する識別部と、前記折返搬送部の末端に接続され前記識別部の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別された紙幣を機外に取り出し可能とするリジェクト部とを備えた紙幣入金機において、前記リジェクト部の紙幣受入部と前記折返搬送部の下側搬送構成部とを下搬送ユニットに設けるとともに、前記リジェクト部の前記紙幣受入部を覆う天井部と前記折返搬送部の上側搬送構成部とを、前記下搬送ユニットに対し開閉可能な上搬送ユニットに設けてなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記折返搬送部の途中から下方に分岐する、前記リジェクト部側の一側搬送構成部および前記リジェクト部とは反対側の他側搬送構成部を有する分岐搬送部と、該分岐搬送部の末端に接続され前記識別部の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された紙幣を一時貯留させる一時貯留部とを有し、前記下側搬送構成部の前記分岐搬送部よりも前記リジェクト部とは反対側の反リジェクト部側構成部と前記分岐搬送部の前記他側搬送構成部と前記一時貯留部の紙幣収容部とを前記下搬送ユニットのユニット本体に設けるとともに、前記リジェクト部の紙幣受入部と前記下側搬送構成部の前記分岐搬送部よりも前記リジェクト部側のリジェクト部側構成部と前記分岐搬送部の前記一側搬送構成部と前記一時貯留部の前記紙幣収容部を覆う天井部とを、前記下搬送ユニットの前記ユニット本体に対し開閉可能な部分開閉ユニットに設けてなることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記部分開閉ユニットを前記ユニット本体に対し閉状態でロックおよびロック解除するユニットロック手段と、該ユニットロック手段を制御する制御手段とが設けられていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記一時貯留部には紙幣返却用の返却扉と、該返却扉を閉状態でロックおよびロック解除する返却扉ロック手段とが設けられており、前記制御手段は、前記ユニットロック手段のロック解除時に前記返却扉ロック手段によるロックも解除することを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記リジェクト部および前記一時貯留部のうちの少なくともいずれか一方には、中間位置の紙幣の有無を検出する第1の紙幣検出手段と、該第1の紙幣検出手段よりも奥側の紙幣の有無を検出する第2の紙幣検出手段とが設けられていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、下搬送ユニットに対し上搬送ユニットを開くと、下搬送ユニットに設けられたリジェクト部の紙幣受入部と折返搬送部の下側搬送構成部とに対して、上搬送ユニットに設けられたリジェクト部の紙幣受入部を覆う天井部と折返搬送部の上側搬送構成部とを離間させることができる。したがって、折返搬送部だけでなく、折返搬送部とリジェクト部との境界位置、さらにはリジェクト部についてもメンテナンス性を向上できる。
請求項2に係る発明によれば、下搬送ユニットに対し上搬送ユニットを開いた状態で、さらに下搬送ユニットのユニット本体に対し部分開閉ユニットを開くと、ユニット本体に設けられた分岐搬送部のリジェクト部とは反対側の他側搬送構成部と一時貯留部の紙幣収容部とに対して、部分開閉ユニットに設けられた分岐搬送部のリジェクト部側の一側搬送構成部と一時貯留部の紙幣収容部を覆う天井部とを離間させることができる。したがって、分岐搬送部、分岐搬送部と一時貯留部との境界位置、さらには一時貯留部についてもメンテナンス性を向上できる。
請求項3に係る発明によれば、ユニットロック手段で部分開閉ユニットをユニット本体に対し閉状態でロックすることになり、必要により制御手段が、このユニットロック手段によるロックを解除するため、不必要に部分開閉ユニットがユニット本体に対し開かれてしまうことを防止できる。したがって、一時貯留部への不要なアクセスを規制できる。
請求項4に係る発明によれば、必要により制御手段が、ユニットロック手段によるロックを解除するとき、返却扉ロック手段によるロックも解除するため、ユニット本体に対し部分開閉ユニットを開いて一時貯留部の紙幣収容部に対し天井部を離間させる際に、一時貯留部の返却扉も開放できる。したがって、一時貯留部のメンテナンス性がさらに向上することになる。
請求項5に係る発明によれば、リジェクト部および一時貯留部のうちの少なくともいずれか一方に設けられた第1の紙幣検出手段で紙幣が検出されず、これよりも奥側の紙幣の有無を検出する第2の紙幣検出手段で紙幣が検出されていることで、折り畳まれた紙幣が奥側に残存していることを検出することができる。
本発明の一実施形態の紙幣入金機を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の紙幣入金機11は、バラの紙幣Sを計数して入金および収納する入金収納処理と、バラの紙幣Sを計数して返却する計数処理とを行うことが可能とされるものであるが、さらに収納した紙幣Sを出金させるもの等、種々の紙幣入金機に適用可能である。
本実施形態の紙幣入金機11は、図1に概略的に示すように、機体の前面側の上部にバラ紙幣Sが投入される装填部12が設けられ、この装填部12の下側に機体内からリジェクト紙幣Sが繰り出されるリジェクト部13が設けられている。
装填部12は、水平に対し若干後ろ下がりに傾斜してその底をなす台部15を有しており、この台部15上に紙幣Sが上下方向に集積された状態で装填される。なお、台部15を水平に配置しても良い。
また、装填部12には、台部15の機体奥側上方に機体左右方向に沿って配設された回動軸16と、この回動軸16に回動可能に支持されて台部15の上側で上下に揺動可能とされ、台部15上に装填された紙幣Sを台部15との間で挟持するビルプレス17とが設けられている。
装填部12の機体奥側には、このように台部15上に装填されたバラ紙幣Sを、下側のものから一枚ずつ分離して機体内に繰り出す分離繰出部20が設けられている。この分離繰出部20は、装填部12の台部15に、台部15から上部を一部突出させた状態で機体左右方向に沿う軸回りに回転可能に設けられた蹴出ローラ21と、台部15よりも機体奥側に蹴出ローラ21と平行な軸回りに回転可能に設けられた繰出ローラ22と、この繰出ローラ22の上側に繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた分離ローラ23とを有している。分離ローラ23は、図示せぬワンウエイクラッチによって繰出ローラ22側が機体奥方に移動する方向の回転が規制され、逆方向の回転のみ許容される。
このような分離繰出部20は、台部15上に装填されたバラ紙幣Sの最下のものを蹴出ローラ21で繰出ローラ22と分離ローラ23との間に蹴り出し、この蹴り出し時に最下の紙幣Sに引きずられて繰出ローラ22と分離ローラ23との間に移動した紙幣Sを分離ローラ23で止めて蹴り出された最下の紙幣Sのみを繰出ローラ22で機体後方に繰り出す。
この分離繰出部20の機体奥側には、分離繰出部20から繰り出された紙幣Sを搬送する搬送部24が接続されている。この搬送部24は、分離繰出部20から略水平に沿って機体奥側に延出する上流側搬送部25と、この上流側搬送部25の末端から下側に折り返して略水平に沿って機体手前側に延出してその末端においてリジェクト部13に接続される折返搬送部26と、この折返搬送部26の途中から下方に分岐して前下がりに延出する分岐搬送部27とを有している。そして、上流側搬送部25には、搬送中の紙幣Sの金種、真偽、正損および搬送異常の識別と計数とを行う識別部30が設けられており、識別部30で受け入れ不可と識別された紙幣Sがこれを機外に取り出し可能とするリジェクト部13に放出される。
さらに、分岐搬送部27の末端には、識別部30で受け入れ可能と識別された紙幣Sを一時貯留させる一時貯留部32が接続されており、一時貯留部32の下側には、一時貯留部32に一時貯留された紙幣Sを上部開口から受け入れて収納させる収納金庫(収納部)33が設けられている。
なお、装填部12には、紙幣Sが分離繰出部20の分離繰出方向に長手方向を沿わせる姿勢で装填されることになり、搬送部24は紙幣Sをその長手方向を搬送方向に沿わせた姿勢で搬送し、その長手方向を放出方向に沿わせた姿勢で一時貯留部32およびリジェクト部13のいずれかに放出させる。
上記した搬送部24のうちの分離繰出部20に近い上流側搬送部25は、図2に示すように、紙幣を案内するガイド34と、繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた複数の搬送ローラ35とを有する上側搬送構成部36と、この上側搬送構成部36の下側に設けられるとともに、紙幣を案内するガイド37と、繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた複数の搬送ローラ38とを有する下側搬送構成部39とを有している。そして、上流側搬送部25は、上側搬送構成部36および下側搬送構成部39の間に分離繰出部20から繰り出された紙幣Sをガイド34,37間で案内しつつ複数の搬送ローラ35および複数の搬送ローラ38で搬送する。なお、上流側搬送部25に設けられた識別部30も搬送される紙幣を間に通過させるように上側識別構成部41および下側識別構成部42で構成されている。
また、上記した搬送部24のうちの折返搬送部26は、紙幣Sを案内する複数のガイド44と、上記した上流側搬送部25と共通の搬送ローラ38と、繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた搬送ローラ45および放出ローラ46とを有する上側搬送構成部47と、この上側搬送構成部47の下側に設けられるとともに、紙幣Sを案内する複数のガイド49a,49bと、繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた複数の搬送ローラ50a,50b,50cと、羽根車51と、分岐搬送部27に対する境界位置に設けられて折返搬送部26の紙幣Sを分岐搬送部27および折返搬送部26のリジェクト部13側に選択的に振り分ける振分部53とを有する下側搬送構成部52とを有している。そして、この折返搬送部26は、上流側搬送部25で搬送されてきた紙幣Sを上側搬送構成部47および下側搬送構成部52のガイド44およびガイド49a,49b間で案内しつつ複数の搬送ローラ38,45,46および複数の搬送ローラ50a,50b,50cで搬送して、例えばリジェクト部13に放出させる。ここで、上記した放出ローラ46と羽根車51とが折返搬送部26の末端にあって紙幣Sをリジェクト部13に放出する放出部54を構成している。なお、下側搬送構成部52は、分岐搬送部27よりもリジェクト部13とは反対側のガイド49aおよび搬送ローラ50a,50bが反リジェクト部側構成部56とされ、分岐搬送部27よりもリジェクト部13側のガイド49b、搬送ローラ50cおよび羽根車51がリジェクト部側構成部57とされている。
リジェクト部13は、識別部30の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別された紙幣Sを機外に取り出し可能に受け入れるもので、上方に開口する有底形状をなして放出部54から放出された紙幣Sを受け入れるトレー状の紙幣受入部60と、紙幣受入部60の上部開口の機体奥側を覆う天井部61と、紙幣受入部60の上部開口の機体手前側を覆うとともに機体左右方向に沿う回動軸62を中心に回動して紙幣受入部60の上部開口を開閉可能な蓋部63と、紙幣受入部60の上部開口の蓋部63と天井部61との隙間を覆う部分閉塞部64とを有している。
さらに、上記した搬送部24のうちの分岐搬送部27は、折返搬送部26と共通の振分部53と、紙幣Sを案内するリジェクト部13側のガイド67と、繰出ローラ22と平行なリジェクト部13側の搬送ローラ68および放出ローラ69とを有するリジェクト部13側の一側搬送構成部70と、この一側搬送構成部70のリジェクト部13とは反対側に設けられて、紙幣Sを案内するガイド72と、折返搬送部26の下側搬送構成部52と共通の搬送ローラ50bと、繰出ローラ22と平行な軸回りに回転可能に設けられた搬送ローラ73と羽根車74とを有する他側搬送構成部75とを有している。そして、分岐搬送部27は、折返搬送部26で搬送されてきた紙幣Sを振分部53で一側搬送構成部70および他側搬送構成部75のガイド67,72間で案内しつつ複数の搬送ローラ50b,68,73で搬送する。ここで、上記した放出ローラ69と羽根車74とが分岐搬送部27の末端にあって紙幣Sを一時貯留部32に放出する放出部77を構成している。
一時貯留部32は、識別部30の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された紙幣を一時貯留させるもので、放出部77の紙幣放出方向前方に鉛直に立設された前壁部80と、放出部77の紙幣放出方向後側に鉛直に立設された後壁部81と、これら前壁部80および後壁部81の左右同側同士を接続させる鉛直に立設された一対の側壁部82とを有する壁部構成部83と、壁部構成部83の下部開口を開閉させるとともに閉時に一時貯留部32の底部を構成するシャッタ84とを備えた紙幣収容部85と、壁部構成部83つまり紙幣収容部85の上部開口を覆う天井部86とを有している。ここで、壁部構成部83の前壁部80は、鉛直方向に沿う図示略の回転軸を中心に回転することで機体前方に開閉可能な返却扉87の一部となっており、返却扉87を閉状態でロックおよびロック解除する電磁切替式のロック機構(返却扉ロック手段)88が側壁部82に設けられている。
そして、ガイド49aおよび搬送ローラ50a,50bを有する折返搬送部26の下側搬送構成部52の反リジェクト部側構成部56と、ガイド72、搬送ローラ73および羽根車74を有する分岐搬送部27の他側搬送構成部75と、一時貯留部32の紙幣収容部85とが、下搬送ユニット90のユニット本体91の上部に設けられている。
また、リジェクト部13の紙幣受入部60と、ガイド49b、搬送ローラ50c、羽根車51および振分部53を有する折返搬送部26の下側搬送構成部52のリジェクト部側構成部57と、ガイド67、搬送ローラ68および放出ローラ69を有する分岐搬送部27の一側搬送構成部70と、一時貯留部32の天井部86とが、ユニット本体91とは別体とされた下搬送ユニット90の部分開閉ユニット92に設けられている。
さらに、複数のガイド44、搬送ローラ38,45および放出ローラ46を有する折返搬送部26の上側搬送構成部47と、装填部12の台部15と、分離繰出部20の蹴出ローラ21および繰出ローラ22と、上流側搬送部25のガイド37および複数の搬送ローラ38を有する下側搬送構成部39と、識別部30の下側識別構成部42とが、下搬送ユニット90とは別体とされた上搬送ユニット96のユニット本体97に設けられている。ここで、このユニット本体97の下面側に折返搬送部26の上側搬送構成部47が、ユニット本体97の上面側に、装填部12の台部15と分離繰出部20の蹴出ローラ21および繰出ローラ22と上流側搬送部25の下側搬送構成部39とが設けられている。
また、装填部12のビルプレス17と、分離繰出部20の分離ローラ23と、上流側搬送部25のガイド34および複数の搬送ローラ35を有する上側搬送構成部36と、識別部30の上側識別構成部41とが、ユニット本体97とは別体とされた上搬送ユニット96の部分開閉ユニット98に設けられている。
そして、本実施形態においては、上搬送ユニット96の部分開閉ユニット98は、その機体後方に設けられた機体左右方向に沿う回動軸99において後端部が上搬送ユニット96のユニット本体97に回動可能に支持されており、図3に示すように、この回動軸99を中心に、回動軸99とは反対側つまり機体手前側を上下させるようにユニット本体97に対し揺動して開閉する。
また、上搬送ユニット96のユニット本体97は、その機体後方に設けられた機体左右方向に沿う回動軸100において後端部が下搬送ユニット90のユニット本体91に回動可能に支持されており、上搬送ユニット96は、図4に示すように、この回動軸100を中心に、回動軸100とは反対側つまり機体手前側を上下させるように下搬送ユニット90に対し揺動して開閉する。
さらに、下搬送ユニット90の部分開閉ユニット92はその機体後方に設けられた機体左右方向に沿う搬送ローラ50bの中心軸101に後端部が回動可能に支持されており、図5に示すように、この中心軸101を中心に、回動軸101とは反対側つまり機体手前側を上下させるようにユニット本体91に対し揺動して開閉する。
以上により、図4に示すようにリジェクト部13の紙幣受入部60と折返搬送部26の下側搬送構成部52とが設けられた下搬送ユニット90に対して、リジェクト部13の紙幣受入部60を覆う天井部61と折返搬送部26の上側搬送構成部47とが設けられた上搬送ユニット96を開閉可能としている。また、図5に示すようにリジェクト部13の紙幣受入部60と折返搬送部26の下側搬送構成部52の分岐搬送部27よりもリジェクト部13側のリジェクト部側構成部57と分岐搬送部27のリジェクト部13側の一側搬送構成部70と、一時貯留部32の紙幣収容部85を覆う天井部86とを、下搬送ユニット90のユニット本体91に対し開閉可能な部分開閉ユニット92に設けている。
紙幣入金機11には、図2に示すように、さらに、下搬送ユニット90のユニット本体91に対して部分開閉ユニット92を閉状態でロックおよびロック解除する電磁式のロック機構(ユニットロック手段)103が設けられており、リジェクト部13の中間位置の紙幣の有無を検出する紙幣検出センサ(第1の紙幣検出手段)105、リジェクト部13の紙幣検出センサ105よりも放出部54側つまり奥側の紙幣の有無を検出する紙幣検出センサ(第2の紙幣検出手段)106、一時貯留部32の中間位置の紙幣の有無を検出する紙幣検出センサ(第1の紙幣検出手段)107および一時貯留部13の紙幣検出センサ107よりも放出部77側つまり奥側の紙幣の有無を検出する紙幣検出センサ(第2の紙幣検出手段)108が設けられている。加えて、紙幣入金機11には、図1に示すように、各部を制御する制御部(制御手段)110と、操作者への表示を行う表示部111と、操作者による操作入力が行われる操作部112とが設けられている。
なお、紙幣検出センサ105,106は、リジェクト部13の手前の蓋部63が開かれて紙幣が取り出されたときに、リジェクト部13の奥側に折り畳まれた紙幣が残存していると、これを、紙幣検出センサ105で紙幣が検出されず紙幣検出センサ106で紙幣が検出された状態にあることによって検出可能となっている。同様に、紙幣検出センサ107,108は、一時貯留部32の手前の返却扉87が開かれて紙幣Sが取り出されたときに、一時貯留部32の奥側に折り畳まれた紙幣が残存していると、これを、紙幣検出センサ107で紙幣が検出されず紙幣検出センサ108で紙幣が検出された状態にあることで検出可能となっている。
以上の紙幣入金機11で紙幣の入金収納処理を行う場合について説明する。
図1に示すように、操作者が装填部12のビルプレス17を持ち上げてこれと台部15との間に紙幣Sを、その長手方向を機体前後方向に沿わせた状態で装填する。このとき、金種混合の装填および単一金種の装填のいずれも可能である。そして、操作者が操作部112に入金開始を操作を入力すると、制御部110が分離繰出部20と搬送部24とを駆動する。すると、装填部12に装填された紙幣Sが最下のものから一枚ずつ機内に繰り出され、搬送部24で搬送される。その途中で識別部30により受け入れ可能と識別された紙幣Sが一時貯留部32の紙幣収容部85内に放出されて上下に集積され、それ以外の紙幣Sがリジェクト口13の紙幣受入部60に放出されて上下に集積される。なお、図2に示すように、リジェクト口13に放出された紙幣は蓋部63を開くことでいつでも機外へ取り出し可能となっている。また、紙幣検出センサ105,106で紙幣が検出されると、制御部110は表示部111にその旨を表示して、紙幣の返却を促すことになる。
上記のようにして、装填部12に装填された紙幣が、リジェクト口13および一時貯留部32のいずれかに放出されることですべてなくなると、制御部110は、分離繰出部20および搬送部24を停止させて、識別部30の識別結果に基づいて一時貯留部32に一時貯留された紙幣Sの識別結果を表示部111に表示させる。この表示を見て操作者がキャンセル操作を操作部112に入力すると、制御部110はロック機構88のロックを解除して返却扉87を開放可能とし、操作者が返却扉87を開いて直接一時貯留部32の紙幣を機体手前の開口から取り出すことになる。
このようにして、キャンセル操作が操作部112に入力された後、制御部110は、紙幣検出センサ107,108で紙幣が検出されているか否かを判定し、紙幣検出センサ107,108で紙幣が検出されている場合には、その旨を表示部111に表示させて操作者に取り出しを促す。操作者はこの表示にしたがって紙幣を一時貯留部32から取り出すことになる。操作者は紙幣を取り出すと返却扉87を閉じることになり、ロック機構88が返却扉87を閉状態でロックする。
ここで、一時貯留部32の奥側に折り畳まれた状態で紙幣が残存していると、返却扉87で開放される一時貯留部32の機体手前側の開口のみでは、紙幣を取り出し難いことがある。このような状態にあることが、紙幣検出センサ107で紙幣が検出されず、かつ紙幣検出センサ108で紙幣が検出されていることから確認されると、制御部110は、奥側に紙幣が残存していることを表示部111に表示させることになり、これを見た操作者が操作部111に所定のロック解除操作を行う。すると、制御部110は、ロック機構88による返却扉87のロックを解除状態にするとともに、ロック機構103による部分開閉ユニット92のロックを解除状態とする。
そして、操作者は、図4に示すように上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対し開いた後、図5に示すように下搬送ユニット90のユニット本体91に対して部分開閉ユニット92を開く。これにより、一時貯留部32の部分開閉ユニット92に設けられた天井部86がユニット本体91に設けられた紙幣収容部85から離れるとともに、分岐搬送部27のユニット本体91に設けられたガイド72、搬送ローラ50b,73および羽根車74を有する他側搬送構成部75に対して、分岐搬送部27の部分開閉ユニット92に設けられた振分部53、ガイド67、搬送ローラ68および放出ローラ69を有する一側搬送構成部70が離れることになる。したがって、紙幣収容部85は、上方に開口する状態となり、返却扉87の開放で機体手前側も開放された状態となる。その結果、紙幣収容部85の奥側に残存している紙幣Sを容易に取り出すことができる。
なお、一時貯留部32にジャムが生じた場合および分岐搬送部27にジャムが生じた場合についても、同様にして、制御部110は、ロック機構88による返却扉87のロックを解除状態にするとともに、ロック機構103による部分開閉ユニット92のロックを解除状態とすることになり、操作者が、図4に示すように上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対し開いた後、図5に示すように下搬送ユニット90のユニット本体91に対して部分開閉ユニット92を開く。すると、ユニット本体91に設けられた一時貯留部32の紙幣収容部85と、分岐搬送部27のユニット本体91に設けられたガイド72、搬送ローラ50b,73および羽根車74を有する他側搬送構成部75とに対して、部分開閉ユニット92に設けられた一時貯留部32の天井部86と、分岐搬送部27の振分部53、ガイド67、搬送ローラ68および放出ローラ69を有する一側搬送構成部70とが離れることになって、一時貯留部32からこれに繋がる分岐搬送部27の全体が上下両側に分離され、返却扉87の開放で一時貯留部32の機体手前側が開放された状態となる。よって、ジャム紙幣の排除等のメンテナンスが容易となる。
他方、一時貯留部32に一時貯留された紙幣の識別結果の表示部111への表示を見て操作者が承認操作を操作部112に入力すると、制御部110は、一時貯留部32のシャッタ84を開作動させる。すると、シャッタ84で開放された一時貯留部32の下部開口から、紙幣Sが下方に落下して、収納金庫33に収納されることになる。
このようにして、承認操作が操作部112に入力された後、制御部110は、紙幣検出センサ105,106で紙幣が検出されているか否かを判定し、紙幣検出センサ106,107で紙幣が検出されている場合には、その旨を表示部111に表示させて操作者に取り出しを促す。操作者はこの表示にしたがってリジェクト部13から紙幣を取り出すことになる。
ここで、リジェクト部13の奥側に折り畳まれた状態で紙幣が残存していると、蓋部63で開放されるリジェクト部13の機体手前側の開口のみでは、紙幣を取り出し難いことがある。このような状態にあることが、紙幣検出センサ105で紙幣が検出されず、かつ紙幣検出センサ106で紙幣が検出されていることから確認されると、制御部110は、奥側に紙幣が残存していることを表示部111に表示させることになり、これを見た操作者は、図4に示すように上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対し開く。これにより、リジェクト部13の上搬送ユニット96に設けられた天井部61が下搬送ユニット90に設けられた紙幣受入部60から離れるとともに、下搬送ユニット90に設けられた折返搬送部26のガイド49a,49b、搬送ローラ50a,50b,50c、羽根車51および振分部53を有する下側搬送構成部52に対して、上搬送ユニット96に設けられたガイド44、搬送ローラ38,45および放出ローラ46を有する上側搬送構成部47が離れることになる。したがって、紙幣受入部60は、上方に開口する状態となる。その結果、紙幣受入部60の奥側に残存している紙幣を容易に取り出すことができる。
なお、リジェクト部13にジャムが生じた場合および折返搬送部26にジャムが生じた場合についても、同様にして、上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対し開くことで、下搬送ユニット90に設けられたリジェクト部13の紙幣受入部60と、折返搬送部26のガイド49a,49b、搬送ローラ50a,50b,50c、羽根車51および振分部53を有する下側搬送構成部52とに対して、上搬送ユニット96に設けられたリジェクト部13の天井部61と、ガイド44、搬送ローラ38,45および放出ローラ46を有する上側搬送構成部47とが離れることになって、リジェクト部13からこれに繋がる折返搬送部26の全体が上下両側に分離され、よって、ジャム紙幣の排除等のメンテナンスが容易となる。なお、このとき、制御部110は、ロック機構88による返却扉87のロック状態を維持し、ロック機構103による部分開閉ユニット92のロック状態を維持して、一時貯留部32へのアクセスを規制する。これにより、一時貯留部32に計数済みの紙幣があるときにこれが取り出される等して違算が生じてしまうのを防止する。
また、分離繰出部20にジャムが生じた場合および上流側搬送部25にジャムが発生した場合には、図3に示すように上搬送ユニット96のユニット本体97に対して部分開閉ユニット98を開くことで、ユニット本体97に設けられた装填部12の台部15と、分離繰出部20の蹴出ローラ21および分離ローラ23と、上流側搬送部25のガイド37および搬送ローラ38を有する下側搬送構成部39と、識別部30の下側識別構成部42とに対して、部分開閉ユニット98に設けられた装填部12のビルプレス17と、分離繰出部20の分離ローラ23と、上流側搬送部25のガイド34および搬送ローラ35を有する上側搬送構成部36と、識別部30の上側識別構成部41とが離れることになって、装填部12からこれに繋がる分離繰出部20、さらに繋がる上流側搬送部25の全体が上下両側に分離され、よって、ジャム紙幣の排除等のメンテナンスが容易となる。
なお、以上の紙幣入金機11で紙幣の計数処理を行う場合は、上記と同様に、装填部12に装填された紙幣Sがすべてリジェクト部13および一時貯留部32に搬送されたら、一時貯留部32から収納金庫33に紙幣を収納せずに、ロック機構88によるロックを解除し返却扉87を開いて一時貯留部32の紙幣を操作者に返却することになる。この計数処理の最中にジャム等が生じた場合も、上記と同様にして、上搬送ユニット96の部分開閉ユニット98をユニット本体97に対して開いたり、上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対して開いたり、下搬送ユニット90の部分開閉ユニット92をユニット本体91に対して開いたりすることで、容易にジャム紙幣を排除できる。このときも、上搬送ユニット96の部分開閉ユニット98をユニット本体97に対して開くときと、上搬送ユニット96を下搬送ユニット90に対して開くときとについては、制御部110は、ロック機構88による返却扉87のロック状態を維持し、ロック機構103による部分開閉ユニット92のロック状態を維持して、一時貯留部32へのアクセスを規制する。他方、下搬送ユニット90の部分開閉ユニット92をユニット本体91に対して開く場合に限って、ロック機構88による返却扉87のロックを解除し、ロック機構103による部分開閉ユニット92のロックを解除する。
以上に述べた本実施形態の紙幣入金機11によれば、図4に示すように、下搬送ユニット90に対し上搬送ユニット96を開くと、下搬送ユニット90に設けられたリジェクト部13の紙幣受入部60と折返搬送部26の下側搬送構成部52とに対して、上搬送ユニット96に設けられたリジェクト部13の紙幣受入部60を覆う天井部61と折返搬送部26の上側搬送構成部47とを離間させることができる。したがって、折返搬送部26だけでなく、折返搬送部26とリジェクト部13との境界位置、さらにはリジェクト部13についてもメンテナンス性を向上できる。
また、下搬送ユニット90に対し上搬送ユニット96を開いた状態で、図5に示すように、さらに下搬送ユニット90のユニット本体91に対し部分開閉ユニット92を開くと、ユニット本体91に設けられた分岐搬送部27のリジェクト部13とは反対側の他側搬送構成部75と一時貯留部32の紙幣収容部85とに対して、部分開閉ユニット92に設けられた分岐搬送部26のリジェクト部13側の一側搬送構成部70と一時貯留部32の紙幣収容部85を覆う天井部86とを離間させることができる。したがって、分岐搬送部27、分岐搬送部27と一時貯留部32との境界位置、さらには一時貯留部32についてもメンテナンス性を向上できる。
さらに、ロック機構103で下搬送ユニット90の部分開閉ユニット92をユニット本体91に対し閉状態でロックすることになり、必要により制御部110が、このロック機構103によるロックを解除するため、不必要に部分開閉ユニット92がユニット本体91に対し開かれてしまうことを防止できる。したがって、一時貯留部32への不要なアクセスを規制できる。
加えて、必要により制御部110が、ロック機構103による下搬送ユニット90のユニット本体91に対する部分開閉ユニット92の閉状態でのロックを解除するとき、ロック機構88による返却扉87の閉状態でのロックを解除するため、ユニット本体91に対し部分開閉ユニット92を開いて一時貯留部32の紙幣収容部85に対し天井部86を離間させる際に、一時貯留部32の返却扉87も開放できる。したがって、一時貯留部32が上方から前方にかけて連続して開口することになるため、メンテナンス性がさらに向上することになる。
さらに、リジェクト部13においては、紙幣検出センサ105で紙幣が検出されず、これよりも奥側の紙幣検出センサ106で紙幣が検出されていることで、折り畳まれた紙幣が奥側つまり放出部54側に残存していることを良好に検出することができ、一時貯留部32においても、紙幣検出センサ107で紙幣が検出されず、これよりも奥側の紙幣検出センサ108で紙幣が検出されていることで、折り畳まれた紙幣が一時貯留部32の奥側つまり放出部77側に残存していることを良好に検出することができる。
本発明の一実施形態の紙幣処理機を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の要部を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の要部を示す側断面図であって上搬送ユニットのユニット本体に対し部分開閉ユニットが開かれた状態を示すものである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の要部を示す側断面図であって下搬送ユニットに対し上搬送ユニットが開かれた状態を示すものである。 本発明の一実施形態の紙幣処理機の要部を示す側断面図であって下搬送ユニットのユニット本体に対し部分開閉ユニットが開かれた状態を示すものである。
符号の説明
S 紙幣
11 紙幣入金機
12 装填部
13 リジェクト部
20 分離繰出部
25 上流側搬送部
26 折返搬送部
27 分岐搬送部
30 識別部
32 一時貯留部
47 上側搬送構成部
52 下側搬送構成部
56 反リジェクト部側構成部
57 リジェクト部側構成部
60 紙幣受入部
61 天井部
70 一側搬送構成部
75 他側搬送構成部
85 紙幣収容部
86 天井部
87 返却扉
88 ロック機構(返却扉ロック手段)
90 下搬送ユニット
91 ユニット本体
92 部分開閉ユニット
96 上搬送ユニット
103 ロック機構(ユニットロック手段)
105 紙幣検出センサ(第1の紙幣検出手段)
106 紙幣検出センサ(第2の紙幣検出手段)
107 紙幣検出センサ(第1の紙幣検出手段)
108 紙幣検出センサ(第2の紙幣検出手段)
110 制御部(制御手段)

Claims (5)

  1. 紙幣が装填される装填部と、
    該装填部に装填された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す分離繰出部と、
    該分離繰出部で繰り出された紙幣を搬送する上流側搬送部と、
    該上流側搬送部の末端から下側に折り返す、上側搬送構成部および下側搬送構成部を有する折返搬送部と、
    前記上流側搬送部で搬送中の紙幣を識別する識別部と、
    前記折返搬送部の末端に接続され前記識別部の識別結果に基づいて受け入れ不可と識別された紙幣を機外に取り出し可能とするリジェクト部とを備えた紙幣入金機において、
    前記リジェクト部の紙幣受入部と前記折返搬送部の下側搬送構成部とを下搬送ユニットに設けるとともに、
    前記リジェクト部の前記紙幣受入部を覆う天井部と前記折返搬送部の上側搬送構成部とを、前記下搬送ユニットに対し開閉可能な上搬送ユニットに設けてなることを特徴とする紙幣処理機。
  2. 前記折返搬送部の途中から下方に分岐する、前記リジェクト部側の一側搬送構成部および前記リジェクト部とは反対側の他側搬送構成部を有する分岐搬送部と、
    該分岐搬送部の末端に接続され前記識別部の識別結果に基づいて受け入れ可能と識別された紙幣を一時貯留させる一時貯留部とを有し、
    前記下側搬送構成部の前記分岐搬送部よりも前記リジェクト部とは反対側の反リジェクト部側構成部と前記分岐搬送部の前記他側搬送構成部と前記一時貯留部の紙幣収容部とを前記下搬送ユニットのユニット本体に設けるとともに、
    前記リジェクト部の紙幣受入部と前記下側搬送構成部の前記分岐搬送部よりも前記リジェクト部側のリジェクト部側構成部と前記分岐搬送部の前記一側搬送構成部と前記一時貯留部の前記紙幣収容部を覆う天井部とを、前記下搬送ユニットの前記ユニット本体に対し開閉可能な部分開閉ユニットに設けてなることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機。
  3. 前記部分開閉ユニットを前記ユニット本体に対し閉状態でロックおよびロック解除するユニットロック手段と、該ユニットロック手段を制御する制御手段とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の紙幣処理機。
  4. 前記一時貯留部には紙幣返却用の返却扉と、該返却扉を閉状態でロックおよびロック解除する返却扉ロック手段とが設けられており、前記制御手段は、前記ユニットロック手段のロック解除時に前記返却扉ロック手段によるロックも解除することを特徴とする請求項3記載の紙幣処理機。
  5. 前記リジェクト部および前記一時貯留部のうちの少なくともいずれか一方には、中間位置の紙幣の有無を検出する第1の紙幣検出手段と、該第1の紙幣検出手段よりも奥側の紙幣の有無を検出する第2の紙幣検出手段とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の紙幣処理機。
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