JP2007133022A - 画像形成装置 - Google Patents

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茂 田代
Tatsu Watabe
達 渡部
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Abstract

【課題】本体の剛性を高めることができ、しかもベルトクリーナのメンテナンスを省スペースで行える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】一側面93に扉50を有する本体91と、扉50が作る開口を通して本体91に対して水平方向に着脱可能に装着される中間転写ベルトユニット40を備える。中間転写ベルトユニット40は、一対のフレーム41,41と、一対のローラを取り巻くように巻回された中間転写ベルト14と、一側面93と反対の側面の側に配置される端部同士の間に取り付けられたベルトクリーナ15とを有する。本体91の一側面93と反対の側面94に、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている端部の寸法に応じた寸法をもつ開口98が設けられている。
【選択図】図6

Description

この発明は画像形成装置に関し、より詳しくは、装置本体に対して着脱可能な中間転写ベルトユニットを備えた画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置としては、例えば特許文献1(特開2001−356546号公報)に記載されているように、装置本体に対して中間転写ベルトユニットを水平方向に着脱可能に備えたものが知られている。同文献では、中間転写ベルトユニットは、水平で、かつ中間転写ベルトが巻回されたローラの軸と直交する方向へ引き出される。具体的には、本体の左右に扉が設けられており、ベルトクリーナのメンテナンス(交換など)時には、左扉が開けられて、中間転写ベルトユニットのベルトクリーナが取り付けられている端部(左端部)が本体外部へ引き出される。また、ジャム処理時には、右扉が開けられて、ジャム発生箇所(中間転写ベルトユニットの右端部近傍)にアクセスできるようになっている。
特開2001−356546号公報
しかしながら、上記画像形成装置では、右扉だけでなく、ベルトクリーナのメンテナンスのために本体の左側にも大きく開放される扉を設けているため、本体(ケーシング)の剛性が低下するという問題がある。
ここで、本体の剛性を高めるために本体の左側面を塞いで(左扉を廃止して)、ベルトクリーナのメンテナンス時に中間転写ベルトユニットを右扉から本体外部へ引き出すようにした場合、ベルトクリーナは中間転写ベルトユニットの左端部(最も奥に相当)に取り付けられていることから、中間転写ベルトユニット全体を本体から引き出す必要がある。このため、中間転写ベルトユニットを一時的に置くために机などの作業スペースを設けなければならないという問題が生ずる。
そこで、この発明の課題は、本体の剛性を高めることができ、しかもベルトクリーナのメンテナンスを省スペースで行える画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の画像形成装置は、
一側面に扉を有する本体と、
上記扉が作る開口を通して上記本体に対して水平方向に着脱可能に装着された中間転写ベルトユニットと
を備え、
上記中間転写ベルトユニットは、
上記本体内部で水平かつ上記一側面に対して実質的に垂直に延在する一対のフレームと、
上記一対のフレームの対応する端部同士にそれぞれ軸支された一対のローラと、
上記一対のローラを取り巻くように巻回され、上記本体内に配置された感光体ドラムからトナー像が転写されるべきシートへトナー像を中継する中間転写ベルトと、
上記一対のフレームの上記一側面と反対の側面の側に配置された端部同士の間に取り付けられ、上記中間転写ベルトを清掃するベルトクリーナと
を少なくとも有し、
上記本体の上記一側面と反対の側面に、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部を通せるように、その端部の寸法に応じた寸法をもつ開口が設けられていることを特徴とする。
ここで、「一側面と反対の側面の側」「一側面の側」とは、それぞれ、それらの対向する二つの側面のうちその側面に近い側を意味する。
この発明の画像形成装置では、ベルトクリーナのメンテナンス時に、上記本体の上記一側面の側から反対の側面の側へ向かう向きに、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部が上記開口を通して引き出される。そして、この端部のみが本体外部に引き出された状態で、ベルトクリーナのメンテナンスが行われる。そのようにした場合、上記一側面とは反対の側面には、大きい扉を設ける必要がないので、従来例に比して本体の剛性を高めることができる。また、この端部のみが本体外部に引き出された状態では、上記中間転写ベルトユニットは上記本体に保持されている。したがって、上記本体の周りに、中間転写ベルトユニットを一時的に置くためにわざわざ机などの作業スペースを設ける必要が無い。したがって、ベルトクリーナのメンテナンスを省スペースで行える。
一実施形態の画像形成装置では、上記中間転写ベルトユニットは、上記一対のフレームの上記一側面の側に配置された端部同士の間に取り付けられ、上記中間転写ベルトに圧接されてニップ部を形成する加圧ローラを有するのが望ましい。その場合、トナー像が転写されるべきシートを上記ニップ部を通して搬送することによって、そのシートにトナー像を転写させることができる。
また、一実施形態の画像形成装置は、上記本体内で上記中間転写ベルトに接して配置された感光体ドラムにトナー像を形成する現像部と、シートにトナー像を転写させるように、シートを上記ニップ部を通して搬送するシート搬送部と、上記シートに転写されたトナー像を上記シートに定着させる定着部とを備えるのが望ましい。
一実施形態の画像形成装置では、上記本体の上記一側面の側から反対の側面の側へ向かう向きに、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部が上記開口を通して引き出されたとき、上記中間転写ベルトユニットのその向きへの移動を規制する係止部を備えたことを特徴とする。
この一実施形態の画像形成装置では、上記本体の上記一側面の側から反対の側面の側へ向かう向きに、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部が上記開口を通して引き出されたとき、上記中間転写ベルトユニットのその向きへの移動を規制する係止部を備えるので、その向きに上記中間転写ベルトユニットが本体から抜け出てしまうことがない。したがって、ベルトクリーナのメンテナンスが容易に行われる。
一実施形態の画像形成装置では、上記係止部は、上記中間転写ベルトユニットの上記一対のフレーム又はそのフレームから突出した要素に係合するのが望ましい。その場合、上記係止部を簡単に構成できる。
一実施形態の画像形成装置は、上記中間転写ベルトユニットでは、上記一対のローラのみが上記中間転写ベルトに実質的に張力を与えていることを特徴とする。
この一実施形態の画像形成装置では、上記中間転写ベルトに張力を与えるために上記一対のローラ以外のローラを有しないので、上記中間転写ベルトユニットの厚さを薄く構成できる。したがって、上記本体の上記一側面と反対の側面に設けられた上記開口の寸法を小さくできる。したがって、本体の剛性をさらに高めることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、一実施形態のカラータンデム方式の画像形成装置90の断面構造を示している。この画像形成装置90は、本体としての本体ケーシング91と、この本体ケーシング91内の略中央に、本体ケーシング91に対して着脱可能に装着された中間転写ベルトユニット40とを備えている。なお、本体ケーシング91は、図4に示すように、前面95、後面96、右側面93、左側面94を有し、略直方体の箱状に構成されている。
図1中に示す中間転写ベルトユニット40は、本体ケーシング91内部で水平かつ右側面93および左側面94に対して実質的に垂直に延在する一対のフレーム41,41(図1では一つのフレーム41のみを示す。)と、一対のフレーム41,41の対応する端部同士にそれぞれ軸支された一対のローラ42,43と、その一対のローラ42,43を取り巻くように巻回された中間転写ベルト14とを有している。中間転写ベルト14は、その一対のローラ42,43によって張力が与えられるとともに、図1において左回りに循環するようになっている。中間転写ベルト14の内側には、フレーム41の長手方向に関して所定の間隔で1次転写ローラ18Bk、18C、18M、18Yが設けられている。これらの1次転写ローラ18Bk、18C、18M、18Yは、それぞれ一対のフレーム41,41に軸支されている(つまり、ローラの軸が回転可能に支持されている。)。さらに、一対のフレーム41,41の左端部同士の間にベルトクリーナ15が取り付けられている。一方、本体ケーシング91の右側面(後述の扉50)に、ケーシング内部へ突起した状態に、加圧ローラとしての2次転写ローラ12が取り付けられている。この2次転写ローラ12は、図示しないバネによってローラ42へ向けて付勢され、中間転写ベルト14に圧接されてニップ部(トナー転写位置)36を形成している。なお、中間転写ベルトユニット40を単独で斜め上方から見ると、概略、図3に示すような構成になっている。中間転写ベルト14に張力を与えるために一対のローラ42,43以外のローラを有しないので、中間転写ベルトユニット40の厚さは薄く構成されている。フレーム41,41の右端部41e,41eからローラ42の回転軸42a,42aが前後方向に突出し、また、フレーム41,41の左端部41f,41fからローラ43の回転軸43a,43aが前後方向に突出している。
図1に示すように、中間転写ベルトユニット40の上方には、右から順にそれぞれBk(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の補給トナーを内包するトナーカートリッジ13Bk、13C、13M、13Yが設けられている。
中間転写ベルトユニット40の下方には、同じく右から順にそれぞれBk、C、M、Yのプロセスカートリッジとしてのイメージングカートリッジ2Bk、2C、2M、2Yが設けられている。各イメージングカートリッジ2Bk、2C、2M、2Yは、それらが取り扱うトナー色の違いを除いて全く同様に構成されている。具体的には、例えばイエローのイメージングカートリッジ2Yは、トナーとキャリアを含む2成分現像剤を用いて現像を行う現像装置10と、感光体ドラム1、帯電装置、および感光体ドラム表面上の転写残トナーをクリーニングするクリーナを含んだ感光体ドラムユニット20とを一体にして構成されている。各イメージングカートリッジ2Bk、2C、2M、2Yの感光体ドラム1は、それぞれ中間転写ベルト14を挟んで、中間転写ベルトユニット40の1次転写ローラ18Bk、18C、18M、18Yに対応する位置に配置されている。各イメージングカートリッジ2Bk、2C、2M、2Yの下方には、それぞれ対応するイメージングカートリッジの感光体ドラム表面を露光してそこに潜像を形成するための露光装置17Bk、17C、17M、17Yが設けられている。
本体ケーシング91内の下部には、図示しない用紙を収容した2段の給紙カセット29、31が設けられている。また、本体ケーシング91内には、右側面93に沿って、シートとしての用紙を搬送するための搬送路(破線で示す)33が設けられている。用紙は、給紙カセット29または31から給紙ローラ30または32によって搬送路33に送り出され、さらに右側面93(後述の扉50)に取り付けられたシート搬送部としての搬送ローラ34によって上方へ搬送されるようになっている。
本体ケーシング91内の右上部には、トナーを用紙に定着させるための定着ユニット11が設けられている。
また、本体ケーシング91内で中間転写ベルトユニット40の左端部に設けられたベルトクリーナ15の下方に相当する位置には、中間転写ベルト14の表面からベルトクリーナ15が取り除いた残トナーを回収して貯蔵する廃トナーボックス16が設けられている。
画像形成時には、給紙カセット29または31から搬送路33へ送り出された用紙は、搬送ローラ34によって中間転写ベルト14と2次転写ローラ12との間のトナー転写位置36へ送り込まれる。一方、各イメージングカートリッジ2Bk、2C、2M、2Yにおいてそれぞれ感光体ドラム1の表面が帯電装置によって一様に帯電され、さらに露光装置17Bk、17C、17M、17Yによって露光されてそこに潜像が形成される。続いて、現像装置10が備える現像剤担持体としての現像ローラ4に所定の現像バイアスが印加され、現像剤(図2B中に符号9で示す。)に含まれたトナーが飛翔してそれらの潜像が可視化(現像)される。これにより、各感光体ドラム1の表面にトナー像が形成される。各感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、中間転写ベルトユニット40の1次転写ローラ18Bk、18C、18M、18Yによって順次中間転写ベルト14上に転写され、更に2次転写ローラ12によって、上述のトナー転写位置36に送り込まれた用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は定着ユニット11を通して搬送され、これにより、その用紙にトナー像が定着される。そして、トナー像が定着された用紙は、排紙ローラ35によって、本体ケーシング91の上面に設けられた排紙トレイ部92へ排出される。
図2に示すように、本体ケーシング91の右側面93には、開閉可能な扉50が設けられている。扉50が右側面93に作る開口97を通して、本体ケーシング91に対して水平方向Hに中間転写ベルトユニット40が着脱されるようになっている。なお、扉50は、前面側から見たとき、蝶番99によって右回りに90度まで開くことができ、開放状態では内面が上方へ向いた水平な姿勢をとるようになっている。
以下では、ベルトクリーナ15のメンテナンス時に、本体ケーシング91の左側面94に設けられた開口を通して、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が取り付けられている左端部を引き出すための構成および方法について、2つの例を挙げて説明する。なお、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を位置決めして装着する仕方についても、それぞれ併せて説明する。
(第1の例)
第1の例では、図4に示すように、本体ケーシング91内部で右側面93に隣り合う前後の側面95i,96iに、本体ケーシング91内部に中間転写ベルトユニット40が装着されたとき本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を位置決めする一対の固定部材61,61が設けられている。この一対の固定部材61,61の間の間隔は、中間転写ベルトユニット40の一対のフレーム41,41の間隔に略一致している。これらの固定部材61,61は、図示しないバネによって、それぞれ本体ケーシング91内部から右側面93の側へ付勢されている。各固定部材61は、本体ケーシング91内部で左右方向に延在するキャリア部61bと、キャリア部61bの先端に設けられた取付板部61aとを有している。キャリア部61bの上縁61eは、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を着脱するときに、中間転写ベルトユニット40のフレーム41から突出した要素、この例ではローラ43の回転軸(の端部)43aを水平方向Hに案内するようになっている。
この例では、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を装着するときは、固定部材61,61のキャリア部61b,61bの上縁61e,61eに沿って中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aをスライドさせて、本体ケーシング91内部に中間転写ベルトユニット40を水平方向Hに挿入する。そして、各固定部材61の取付板部61aを、既述のバネの付勢力に抗して、本体ケーシング91内部のメインフレーム(図示せず)に対してネジで固定する。これにより、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を位置決めして、装着する。
図5に示すように、本体ケーシング91の左側面94には、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が取り付けられている左端部の寸法に応じた寸法をもつ小扉80が設けられている。図6中に示すように、前面側から見たとき、小扉80は、蝶番89によって左回りに開くことができる。なお、図6中には90度まで開いた状態を示しているが、180度まで開いても良い。小扉80が開いた状態では、本体ケーシング91の左側面94には、小扉80と略同じ寸法の開口98が形成される。つまり、開口98の縦横の寸法は、中間転写ベルトユニット40を引き出すことができる最小の寸法に設定されている。
この例では、ベルトクリーナ15のメンテナンスを行うとき、メンテナンス担当者は、まず本体ケーシング91の右側面93の扉50を開いて、中間転写ベルトユニット40を位置決めしている固定部材61,61(の取付板部61a,61a)のネジを外す。これにより、中間転写ベルトユニット40を固定部材61,61のキャリア部61b,61bに沿って水平方向Hに移動可能にする。次に、メンテナンス担当者は、本体ケーシング91の左側面94の小扉80を開き、小扉80が作る開口98を通して、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている左端部を引き出す。そして、この左端部のみが本体ケーシング91外部に引き出された状態(図6に示す状態)で、ベルトクリーナ15のメンテナンスを行う。
そのようにした場合、本体ケーシング91の左側面94には、大きい扉を設ける必要がないので、従来例に比して本体ケーシング91の剛性を高めることができる。特に、中間転写ベルトユニット40の厚さを薄く構成しているので、本体ケーシング91の左側面94に設けられた開口98の寸法を小さくでき、本体ケーシング91の剛性をさらに高めることができる。また、この左端部のみが本体ケーシング91外部に引き出された状態では、中間転写ベルトユニット40は本体ケーシング91に保持されている。したがって、本体ケーシング91の周りに、中間転写ベルトユニット40を一時的に置くためにわざわざ机などの作業スペースを設ける必要が無い。したがって、ベルトクリーナ15のメンテナンスを省スペースで行える。
(第2の例)
第2の例では、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を位置決めするために第1の例で説明した仕方に代えて、図8に示すような位置決めの仕方を採用する。すなわち、本体ケーシング91内部で右側面93の扉50の側に位置決め部材115を設ける一方、左側面94の側に別の位置決め部材106を設ける。扉50の側の位置決め部材115は、略矩形の板であって、内側に配される一辺115aに中間転写ベルトユニット40のローラ42の回転軸42aの位置を規制するための半円状の凹部115dを有するものである。この位置決め部材115の辺115aと反対側の辺には、上下方向に細長く延びるフランジ部111が一体に設けられている。このフランジ部111の上下の端部をネジ113,113によって本体ケーシング91内部のメインフレーム161に取り付けることによって、この位置決め部材115は本体ケーシング91に対して取り付けられる。この位置決め部材115(フランジ部111を含む。)は、中間転写ベルトユニット40のローラ42の回転軸(の端部)42a,42aに対応して、本体ケーシング91内部に一対設けられている。
本体ケーシング91の左側面94の側の位置決め部材106は、略矩形の板であって、内側に配される一辺106aに中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43aの位置を規制するための半円状の凹部106dを有するものである。位置決め部材106の板面には、後述するフック部材105の軸部105bを回転可能に支持するための半環状のリング部107が一体に設けられている。
図7に示すように、本体ケーシング91の左側面94には、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている左端部を通せるように、その端部の寸法に応じた寸法をもつ開口98が設けられている。つまり、開口98の縦横の寸法は、中間転写ベルトユニット40を引き出すことができる最小の寸法に設定されている。この開口98は、開口98の寸法よりも若干大きい寸法を持つ略矩形のカバー板101で塞がれている。カバー板101の上下の辺には、それぞれ一対の半円状に張り出した耳部102,102が設けられている。各耳部102をネジ103によって本体ケーシング91の左側面94の縁部に取り付けることで、カバー板101は本体ケーシング91の左側面94に取り付けられている。
上述の位置決め部材106は、このカバー板101の内面に一体に取り付けられている。また、図9A(本体ケーシング91の左側面94近傍を上方から見たところ)に示すように、この位置決め部材106は、中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸(の端部)43a,43aに対応して一対設けられている。
また、カバー板101を貫通して、位置決め部材106,106に沿ってそれぞれフック部材105,105が設けられている。各フック部材105は、カバー板101を貫通して細長く延びる軸部105bと、この軸部105bの外側の端部、内側の端部にそれぞれ軸部105bに対して垂直に屈曲して設けられたレバー部105a、フック部105cとからなっている。フック部材105の軸部105bは、既述の位置決め部材106のリング部107によって、軸心の周りに回転可能に支持されている。
この例では、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を装着しようとするときは、図8中に示した扉50を開き、扉50の側の一対の位置決め部材115,115を取り外した状態にする。本体ケーシング91の左側面94の側の位置決め部材106,106は取り付けられた状態にしておく。また、図9Aに示すように、一対のフック部材105,105のフック部105c,105cの先端が水平に向くように、レバー部105a,105aを水平に向けておく。この状態で、本体ケーシング91内部に中間転写ベルトユニット40を水平方向Hに挿入する。なお、第1の例の固定部材61,61のキャリア部61b,61b(図4参照)のように、本体ケーシング91内部に中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aを水平方向Hに案内する要素を設けておくのが望ましい。図8中に示すように、本体ケーシング91の左側面94の側の位置決め部材106,106の凹部106d,106dに中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aが嵌った時点で中間転写ベルトユニット40の挿入を停止する。そして、本体ケーシング91の右側面93の側から位置決め部材115,115を取り付ける。つまり、各位置決め部材115のフランジ部111の上下の端部をネジ113,113によって本体ケーシング91内部のメインフレーム161に取り付ける。これにより、位置決め部材115,115の凹部115d,115dに中間転写ベルトユニット40のローラ42の回転軸42a,42aが嵌った状態になる。したがって、本体ケーシング91の左側面94の側の位置決め部材106,106と右側面93の側の位置決め部材115,115とによって、中間転写ベルトユニット40の位置が規制される。このようにして、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を位置決めして、装着する。
なお、中間転写ベルトユニット40の一方のローラの回転軸、例えばローラ42の回転軸42a,42aと位置決め部材115,115との間にバネを介在させて、ローラ42の回転軸42a,42aを左向きに付勢するようにしても良い。これにより、本体ケーシング91の左側面94の側の位置決め部材106,106と右側面93の側の位置決め部材115,115との組み立て誤差を吸収して、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を精度良く位置決めして、装着することができる。
また、ベルトクリーナ15のメンテナンスを行うときは、メンテナンス担当者は、まず図9Bに示すように、一対のフック部材105,105のフック部105c,105cの先端が下方を向いて中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aに係合するように、レバー部105a,105aを回して鉛直に向ける。次に、メンテナンス担当者は、本体ケーシング91の左側面94の4つのネジ103を外す。そして、カバー板101を掴んで、本体ケーシング91の開口98を通して位置決め部材106,106およびフック部材105,105を引き出す。このとき、フック部材105,105のフック部105c,105cが中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aに係合しているので、中間転写ベルトユニット40も引き出される。図10に示すように、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている左端部のみが本体ケーシング91外部に引き出された時点で、フック部材105,105のレバー部105a,105aを回して水平に向けて、フック部105c,105cと中間転写ベルトユニット40のローラ43の回転軸43a,43aとの係合を解除する。これにより、カバー板101、位置決め部材106,106およびフック部材105,105を中間転写ベルトユニット40から引き離す。この状態(図10に示す状態)で、ベルトクリーナ15のメンテナンスを行う。
そのようにした場合、本体ケーシング91の左側面94には、大きい扉を設ける必要がないので、従来例に比して本体ケーシング91の剛性を高めることができる。特に、中間転写ベルトユニット40の厚さを薄く構成しているので、本体ケーシング91の左側面94に設けられた開口98の寸法を小さくでき、本体ケーシング91の剛性をさらに高めることができる。また、この左端部のみが本体ケーシング91外部に引き出された状態では、中間転写ベルトユニット40は本体ケーシング91に保持されている。したがって、本体ケーシング91の周りに、中間転写ベルトユニット40を一時的に置くためにわざわざ机などの作業スペースを設ける必要が無い。したがって、ベルトクリーナ15のメンテナンスを省スペースで行える。しかも、この第2の例では、ベルトクリーナ15のメンテナンス時に、本体ケーシング91の右側面94の側での作業が不要であり、本体ケーシング91の左側面94の側だけで作業を行えば足りる。したがって、メンテナンス作業が容易になる。
位置決め部材106,106に設けたフック部材105,105を省略することもできる。その場合、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている端部を本体ケーシング91外部に引き出すためには、メンテナンス担当者が指で中間転写ベルトユニット40の要素をつまんで引き出すか、または、メンテナンス担当者が用意したフック部材105を本体ケーシング91外部から挿入して中間転写ベルトユニット40の要素に引っ掛けて引き出すようにする。
なお、上述の各例において、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている左端部が本体ケーシング91の開口98を通して引き出されたとき、中間転写ベルトユニット40の左向きへの移動を規制する係止部を設けるのが望ましい。例えば本体ケーシング91の内部に、中間転写ベルトユニット40のローラ42の回転軸42a,42aに当接して左向きへの移動を規制する係止部を設ける。そのようにした場合、中間転写ベルトユニット40が本体ケーシング91から左向きに抜け出てしまうことがないので、ベルトクリーナ15のメンテナンスを容易に行うことができる。
なお、上述の実施形態では、本体ケーシング91の右側面93に扉50を設け、本体ケーシング91に対して中間転写ベルトユニット40を右側面93を通して着脱するものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば図1に示した構成を左右対称に反転して、中間転写ベルトユニット40を左側面を通して着脱するものとしても良い。その場合、本体ケーシング91の右側面に中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている端部の寸法に応じた寸法をもつ開口を設けて、中間転写ベルトユニット40のベルトクリーナ15が設けられている端部をその開口を通して本体ケーシング91の右側面の側に引き出す。そして、その状態で、ベルトクリーナ15のメンテナンスを行う。
この発明の一実施形態の画像形成装置の断面構造を示す図である。 上記画像形成装置の本体から中間転写ベルトユニットを取り外す方向を説明する図である。 上記中間転写ベルトユニットを斜め上方から見たところを示す図である。 中間転写ベルトユニットのベルトクリーナが取り付けられている左端部を本体ケーシングの左側面を通して引き出す第1の例で、本体ケーシング内部に設けられている固定部材を示す図である。 上記第1の例における本体ケーシングの左側面の構成を示す図である。 上記第1の例で、中間転写ベルトユニットのベルトクリーナが取り付けられている左端部を本体ケーシングの左側面を通して引き出した状態を示す図である。 中間転写ベルトユニットのベルトクリーナが取り付けられている左端部を本体ケーシングの左側面を通して引き出す第2の例における本体ケーシングの左側面の構成を示す図である。 上記第2の例で、本体ケーシング内部に中間転写ベルトユニットを位置決めする仕方を説明する図である。 上記第2の例で、本体ケーシングの左側面近傍を上方から見たところを示す図であり、フック部材のフック部の先端が水平に向けられている状態を示す図である。 上記第2の例で、本体ケーシングの左側面近傍を上方から見たところを示す図であり、フック部材のフック部の先端が下方に向けられている状態を示す図である。 上記第2の例で、中間転写ベルトユニットのベルトクリーナが取り付けられている左端部を本体ケーシングの左側面を通して引き出した状態を示す図である。
符号の説明
15 ベルトクリーナ
40 中間転写ベルトユニット
41 フレーム
50 扉
80 小扉
91 本体ケーシング
93 右側面
94 左側面
97,98 開口
101 カバー板
105 フック部材
106,115 位置決め部材

Claims (3)

  1. 一側面に扉を有する本体と、
    上記扉が作る開口を通して上記本体に対して水平方向に着脱可能に装着された中間転写ベルトユニットと
    を備え、
    上記中間転写ベルトユニットは、
    上記本体内部で水平かつ上記一側面に対して実質的に垂直に延在する一対のフレームと、
    上記一対のフレームの対応する端部同士にそれぞれ軸支された一対のローラと、
    上記一対のローラを取り巻くように巻回され、上記本体内に配置された感光体ドラムからトナー像が転写されるべきシートへトナー像を中継する中間転写ベルトと、
    上記一対のフレームの上記一側面と反対の側面の側に配置された端部同士の間に取り付けられ、上記中間転写ベルトを清掃するベルトクリーナと
    を少なくとも有し、
    上記本体の上記一側面と反対の側面に、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部を通せるように、その端部の寸法に応じた寸法をもつ開口が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記本体の上記一側面の側から反対の側面の側へ向かう向きに、上記中間転写ベルトユニットの上記ベルトクリーナが設けられている端部が上記開口を通して引き出されたとき、上記中間転写ベルトユニットのその向きへの移動を規制する係止部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトユニットでは、上記一対のローラのみが上記中間転写ベルトに実質的に張力を与えていることを特徴とする画像形成装置。
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