JP2007132628A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007132628A
JP2007132628A JP2005328215A JP2005328215A JP2007132628A JP 2007132628 A JP2007132628 A JP 2007132628A JP 2005328215 A JP2005328215 A JP 2005328215A JP 2005328215 A JP2005328215 A JP 2005328215A JP 2007132628 A JP2007132628 A JP 2007132628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
refrigerant
heat exchanger
electric expansion
expansion valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005328215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4657087B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Koyama
清 小山
Satoshi Hoshino
聡 星野
Hideji Hibi
秀二 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005328215A priority Critical patent/JP4657087B2/ja
Publication of JP2007132628A publication Critical patent/JP2007132628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4657087B2 publication Critical patent/JP4657087B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】中間インジェクション回路に冷媒を流すか又は流さないかの切り替えの際の大きな圧力及び温度変化を抑え、信頼性や耐久性等の向上が図れるヒートポンプ式給湯機の提供。
【解決手段】貯湯運転中に、外気温度検出センサ45による外気温度がマイナス5℃を下回ったことを検出すると、CPU41はその検出情報を受けて、圧縮機1を運転周波数が100Hz程度から55Hzに落として運転するように制御し、第1電動膨張弁6の開度を100ステップから450ステップの開いた状態となるように、また第2電動膨張弁11の開度をほとんど流れない20ステップの状態となるように制御し、その後電磁開閉弁10を開くように制御し、この電磁開閉弁10が開いてから所定時間後に、第2電動膨張弁11を開くように制御するので、中間インジェクション回路Mにも冷媒が流れ始める。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、2段圧縮式の圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路とを備えたヒートポンプ式給湯機に関する。
この種のヒートポンプ式給湯機は、特許文献1などに開示されている。この種のヒートポンプ式給湯機においては、加熱能力を高めるために、前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路を更に設けることが考えられる。
特開2003−139391号公報
しかし、前記中間インジェクション回路に冷媒を流すか又は流さないかの切り替えは、前記電磁開閉弁の開閉により行なうが、その際大きな圧力及び温度変化が生じる。
そこで本発明は、中間インジェクション回路に冷媒を流すか又は流さないかの切り替えの際の大きな圧力及び温度変化を抑え、信頼性や耐久性等の向上が図れるヒートポンプ式給湯機を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
2段圧縮式の圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
外気温度を検出する外気温度検出センサと、
貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以下又は所定温度を下回ったことを検出したときに前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
外気温度を検出する外気温度検出センサと、
貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以下又は所定温度を下回ったことを検出したときに前記圧縮機の運転周波数を落として一定の周波数にすると共に前記第1電動膨張弁の開度を十分に開いた一定な状態とするように制御しその後前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
2段圧縮式の圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
外気温度を検出する外気温度検出センサと、
貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以上又は所定温度を上回ったことを検出したときに前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
第4の発明は、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
外気温度を検出する外気温度検出センサと、
貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以上又は所定温度を上回ったことを検出したときに前記圧縮機の運転周波数を落として一定の周波数にすると共に前記第1電動膨張弁の開度を十分に開いた一定な状態とするように制御しその後前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
以上のように本発明は、加熱能力を高めるために、圧縮機の高圧側と低圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路に冷媒を流すか又は流さないかの切り替えの際の大きな圧力及び温度変化を抑え、信頼性や耐久性等の向上が図れるヒートポンプ式給湯機を提供することができる。
本発明の実施の形態を図面を参照して、以下説明する。図1は本発明が適用されるヒートポンプ式給湯機の回路説明図で、このヒートポンプ式給湯機は後述するが、貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路1Kと、前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路2Kと、2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路Rと、前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路Mとを主要構成としている。
前記冷媒回路Rは高圧側が超臨界圧力となる冷媒を用いる遷臨界冷媒サイクル装置を構成し、以下詳述するが、2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機1、前記加熱用熱交換器3、冷却器4、第1電動膨張弁6及び蒸発器7を冷媒配管RHで環状に接続される。1は二酸化炭素を冷媒として吸入圧縮し高温高圧にする能力調整が可能な内部中間圧型2段圧縮式ロータリコンプレッサ(以下、「圧縮機」という。)で、第1及び第2の回転圧縮要素1A、1Bを備えている。2は前記圧縮機1の冷媒出口側に接続されて圧縮機1から吐出される冷媒の圧力脈動を減衰・軽減して騒音を低減するマフラ、3は冷媒流路3Aと水流路3Bとを備えて冷媒と水とを熱交換させる加熱用の冷媒対水熱交換器、4は一次流路4A及び二次流路4Bとを備えた冷却器、5は高圧側冷媒と低圧側冷媒とを熱交換させるもので一次流路5A及び二次流路5Bとを備えた内部熱交換器、6は内部熱交換器5の一次流路5Aの出口側に接続され冷媒を減圧する減圧手段としての第1電動膨張弁、7は前記第1電動膨張弁6で減圧された冷媒を蒸発させ外気と熱交換する蒸発器、8は内部熱交換器5の二次流路5Bの出口側と圧縮機1の吸入側との間に接続された気液分離器であるアキュムレータである。なお、前記蒸発器7で蒸発されなかった冷媒を内部熱交換器5の二次流路5Bに流すことにより、一次流路5Aに流れる冷媒と熱交換させてよりガス化させている。
前記中間インジェクション回路Mは、電磁開閉弁10と、第2電動膨張弁11、冷却器4の二次流路4Bとを備え、前記加熱用の冷媒対水熱交換器3と内部熱交換器5との間に配設されて前記電磁開閉弁10が開くと前記圧縮機1の高圧側と低圧側との中間に冷媒を戻す回路である。そして、二酸化炭素を冷媒として用いる際には、冷媒がガス化した状態、即ち超臨界域で用いることとなる。この超臨界域では、二酸化炭素は高圧となり、蒸気密度も高いため、内部高圧の圧縮機では密閉容器に負荷がかかるという問題があるが、内部中間圧とした内部中間圧型2段圧縮式ロータリコンプレッサである圧縮機1を用いることとした。
12は前記蒸発器7に発生付着した霜が一定以上となったことを検出センサ(図示せず)が検出すると開く除霜用電磁弁で、冷却器4の二次流路4Bと前記圧縮機1の高圧側と低圧側との中間との間から分岐して前記蒸発器7に戻る分岐路13の中間位置に配設される。
前記貯湯回路1Kは、お湯を貯湯する貯湯槽20、循環ポンプ28、加熱用熱交換器3及び流量調整手段としての流量調整弁29を温水配管で環状に接続して構成される。
前記給湯回路2Kは前記貯湯槽20内の湯を利用部へ供給する回路であり、前記貯湯槽20に水道水を供給する逆止弁付き水道減圧弁21、前記貯湯槽20からお湯を取出す出湯管22、水道減圧弁21の出口側から出湯管22に接続された混合弁23に至るバイパス管24、前記出湯管22から分岐して浴槽30ヘ至るお湯張り管25、該お湯張り管25に接続された電磁弁26、混合弁23より上流側の出湯管22に接続される圧力逃がし弁27を備えている。
次に図2の制御ブロック図に基づいて説明する。マイコン40は、本ヒートポンプ式給湯機における前記冷媒回路Rを備えた室外機としてのヒートポンプユニットの動作を含めた給湯に係る全動作を統括制御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)41、各種データを記憶する記憶装置としてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)42、冷凍サイクル動作に係るプログラムを含めた給湯動作に係るプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)43から構成されている。そして、CPU41は前記RAM42に記憶されたデータに基づき、前記ROM43に格納されたプログラムに従い、本ヒートポンプ式給湯機の冷凍サイクル動作を含めた給湯に係る動作を統括制御する。
そして、前記貯湯槽20の容量が例えば370リットルであり、湯温検出センサTS1、TS2、TS3、TS4、TS5、TS6及びTS7が貯湯槽20の下部から上部まで上下間隔を存して設けられ、本給湯機がその沸き上げ前の温度が55℃までのため、前記各センサの検出湯温が55℃以上の場合には貯湯槽20内の上端からその位置までは貯湯されており残湯ありと判断する。このとき、検出センサTS1の配置箇所は残湯量が350リットル、TS2が同じく300リットル、TS3が250リットル、TS4が200リットル、TS5が150リットル、TS6が100リットル、TS7が50リットルの位置である。
そして、沸き増しを開始する最低貯湯量(例えば、150リットル)より少なくなり、検出センサTS5の検出温度が貯湯状態と判断する温度である55℃より低下すると、マイコン40は貯湯量が検出センサTS5の位置より少なくなったと判断し、ヒートポンプ給湯機に沸き増し運転を開始させ、常時最低貯湯量を維持するように制御する。
ここで、本ヒートポンプ式給湯機は給湯に加え、床暖房運転や浴室暖房等の暖房も可能であるが、説明の便宜上、この暖房運転は省略するものとする。先ず、外気温度検出センサ45による外気温度が所定温度、例えばマイナス5℃を下回らない温度(マイナス5℃以上)にあるものとして、以下貯湯運転について、説明する。
先ず、前記貯湯槽20に貯湯を行う場合、循環ポンプ28が運転し、貯湯槽20→循環ポンプ28→冷媒対水熱交換器3の水流路3B→流量調整弁29→貯湯槽20の順に貯湯用の温水が流れ、貯湯槽20に貯湯される。
冷媒回路Rでは、圧縮機1が運転すると共に、外気温度検出センサ45による外気温度がマイナス5℃を下回らない温度であるため、電磁開閉弁10は閉じている。従って、圧縮機1→マフラ2→冷媒対水熱交換器3の冷媒流路3A→冷却器4の一次流路4A→内部熱交換器5の一次流路5A→第1電動膨張弁6→蒸発器7→内部熱交換器5の二次流路5B→アキュムレータ8→圧縮機1の順に冷媒が流れる。
このとき、このような通常サイクル運転中では、圧縮機1が100Hz程度の運転周波数で運転し、第1電動膨張弁6は完全閉成状態から完全開成状態までを0ステップから500ステップとしたときの100ステップの状態で絞る状態となるように、CPU41がこの第1電動膨張弁6を制御し、また第2電動膨張弁11は完全閉成状態から完全開成状態までを0から500ステップとしたときの50ステップの状態で絞る状態となるように制御する。
なお、貯湯槽20に貯湯された高温水はバイパス管24を介する水道水と混合弁23にて適度な温度に調整され、出湯管22を介して台所やシャワーへの給湯や浴槽30へのお湯張り等に利用される。そして、給湯が行われると、給水管途中に配設された水道減圧弁21を介して貯湯槽20に給水が行われる。
そして、上述したような貯湯運転中に、外気温度検出センサ45による外気温度がマイナス5℃を下回ったことを検出すると、加熱能力が低下することとなるので加熱能力を高めるべく、CPU41はその検出情報を受けて、圧縮機1を運転周波数が100Hz程度から55Hzに落として運転するように制御し、第1電動膨張弁6の開度を100ステップから450ステップの状態(開度を十分に開いた状態、即ち冷媒を絞らない状態)となるように、また第2電動膨張弁11の開度を50ステップからほとんど流れない20ステップ(なお、30ステップ程度で流れ始める。)の状態となるように制御し、その後閉じていた電磁開閉弁10を開くように制御する。
そして、この電磁開閉弁10が開いてから、所定時間後(例えば、数秒後)に前記第2電動膨張弁11の開度を20ステップ(ほとんど流れない)から50ステップの状態となるように、CPU41は第2電動膨張弁11を制御するので、30ステップ程度を超え始めると中間インジェクション回路Mにも冷媒が流れ始めて、前記圧縮機の高圧側と低圧側との中間にも戻される。即ち、圧縮機1→マフラ2→冷媒対水熱交換器3の冷媒流路3A→冷却器4の一次流路4A→内部熱交換器5の一次流路5A→第1電動膨張弁6→蒸発器7→内部熱交換器5の二次流路5B→アキュムレータ8→圧縮機1の順に冷媒が流れるのに加え、冷媒対水熱交換器3の冷媒流路3Aを介する冷媒は電磁開閉弁10、第2電動膨張弁11、冷却器4の二次流路4B、前記圧縮機の高圧側と低圧側との中間にも戻される。
これにより、第2電動膨張弁11を事実上閉じた状態として冷媒を流さない状態として、電磁開閉弁10を開く際の冷媒による大きな圧力及び温度変化がほとんど生じないから、本ヒートポンプ式給湯機の信頼性や耐久性等の向上が図れることとなる。
その後、CPU41は圧縮機1が55Hzから100Hz程度の運転周波数で運転するように、第1電動膨張弁6を450ステップから80ステップの状態で絞る状態となるように制御し、また第2電動膨張弁11を例えば同じく80ステップの状態で絞る状態となるように制御して、中間インジェクション回路Mにも冷媒が流れるような運転(以下、「スプリットサイクル運転」という。)となるように制御する。
また、上述したような貯湯運転中に、以上のようなスプリットサイクル運転がなされている状態において、外気温度検出センサ45による外気温度がマイナス5℃以上になったことを検出すると、CPU41はスプリットサイクル運転から通常サイクル運転となるように制御する。即ち、CPU41は外気温度がマイナス5℃以上になったことの検出情報を受けて、圧縮機1を運転周波数が100Hz程度から55Hzに落として運転するように制御し、第1電動膨張弁6の開度を80ステップから450ステップの状態(開いた状態、即ち冷媒を絞らない状態)となるように、また第2電動膨張弁11の開度を80ステップからほとんど流れない20ステップ(なお、30ステップ程度で流れ始める。)の状態となるように制御し、その後電磁開閉弁10を閉じるように制御する。従って、このように電磁開閉弁10が閉じられるので、中間インジェクション回路Mには冷媒が流れなくなる。
これにより、第2電動膨張弁11を事実上閉じた状態として冷媒を流さない状態として、電磁開閉弁10を閉じる際の冷媒による大きな圧力及び温度変化がほとんど生じないから、本ヒートポンプ式給湯機の信頼性や耐久性等の向上が図れることとなる。
その後、CPU41は圧縮機1が55Hzから100Hz程度の運転周波数で運転するように、第1電動膨張弁6を450ステップから100ステップの状態で絞る状態となるように制御し、また第2電動膨張弁11を20ステップから50ステップの状態(待機状態)となるように制御するが、電磁開閉弁10は閉じているので、中間インジェクション回路Mには冷媒は流れず、圧縮機1→マフラ2→冷媒対水熱交換器3の冷媒流路3A→冷却器4の一次流路4A→内部熱交換器5の一次流路5A→第1電動膨張弁6→蒸発器7→内部熱交換器5の二次流路5B→アキュムレータ8→圧縮機1の順に冷媒が流れる通常サイクル運転がなされる。
なお、本実施形態においては、外気温度検出センサ45による外気温度が所定温度、例えばマイナス5℃を下回る温度にある場合にはスプリットサイクル運転として、マイナス5℃以上の場合には通常サイクル運転としたが、これに限らず、例えばマイナス5℃以下にある場合にはスプリットサイクル運転として、マイナス5℃を超える場合には通常サイクル運転としてもよい。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
ヒートポンプ式給湯機の回路説明図である。 制御ブロック図である。
符号の説明
1 圧縮機
3 冷媒対水熱交換器(加熱用熱交換器)
4 冷却器
5 内部熱交換器
6 第1電動膨張弁
7 蒸発器
10 電磁開閉弁
11 第2電動膨張弁
20 貯湯槽
28 循環ポンプ
40 マイコン
42 RAM
43 ROM
45 外気温度検出センサ
R 冷媒回路
1K 貯湯回路
2K 給湯回路
M 中間インジェクション回路

Claims (4)

  1. 貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
    前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
    2段圧縮式の圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
    外気温度を検出する外気温度検出センサと、
    貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以下又は所定温度を下回ったことを検出したときに前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  2. 貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
    前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
    2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
    外気温度を検出する外気温度検出センサと、
    貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以下又は所定温度を下回ったことを検出したときに前記圧縮機の運転周波数を落として一定の周波数にすると共に前記第1電動膨張弁の開度を十分に開いた一定な状態とするように制御しその後前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を開くように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  3. 貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
    前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
    2段圧縮式の圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
    外気温度を検出する外気温度検出センサと、
    貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以上又は所定温度を上回ったことを検出したときに前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  4. 貯湯槽、循環ポンプ及び加熱用熱交換器を温水配管で環状に接続してなる貯湯回路と、
    前記貯湯槽内の湯を利用部へ供給する給湯回路と、
    2段圧縮式の能力が調整可能な圧縮機、前記加熱用熱交換器、冷却器、第1電動膨張弁及び蒸発器を冷媒配管で環状に接続してなる冷媒回路と、
    前記加熱用熱交換器と前記冷却器との間の冷媒回路から分岐され、その途中に電磁開閉弁、第2電動膨張弁及び前記冷却器を有し、前記加熱用熱交換器から吐出した冷媒の一部を前記圧縮機の低圧側と高圧側との中間に冷媒を戻す中間インジェクション回路とを備えたヒートポンプ式給湯機であって、
    外気温度を検出する外気温度検出センサと、
    貯湯運転の際に前記外気温度検出センサが所定温度以上又は所定温度を上回ったことを検出したときに前記圧縮機の運転周波数を落として一定の周波数にすると共に前記第1電動膨張弁の開度を十分に開いた一定な状態とするように制御しその後前記第2電動膨張弁に冷媒が流れないようにした後に前記電磁開閉弁を閉じるように制御する制御装置とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
JP2005328215A 2005-11-14 2005-11-14 ヒートポンプ式給湯機 Expired - Fee Related JP4657087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005328215A JP4657087B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 ヒートポンプ式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005328215A JP4657087B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 ヒートポンプ式給湯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007132628A true JP2007132628A (ja) 2007-05-31
JP4657087B2 JP4657087B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=38154435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005328215A Expired - Fee Related JP4657087B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 ヒートポンプ式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4657087B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009066581A1 (ja) * 2007-11-22 2009-05-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ヒートポンプ式空気調和機
JP2009133584A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
EP2088390A2 (en) 2008-02-07 2009-08-12 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump water heater outdoor unit and heat pump water heater
JP2010210133A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2010276239A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空気調和装置
JP2012132680A (ja) * 2012-04-12 2012-07-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
JP2012241967A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプおよび給湯機
JP2013142537A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Lg Electronics Inc カスケードヒートポンプ装置
CN116045561A (zh) * 2023-02-16 2023-05-02 珠海格力电器股份有限公司 制冷系统控制方法、控制装置及制冷系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105155A (ja) * 1989-09-18 1991-05-01 Daikin Ind Ltd エコノマイザ付冷凍装置
JPH0979668A (ja) * 1995-09-20 1997-03-28 Hitachi Ltd 冷凍装置及びその制御方法並びに冷凍装置用室外機ユニット
WO1999026028A1 (en) * 1997-11-17 1999-05-27 Daikin Industries, Ltd. Refrigerating apparatus
JP2003074997A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Sanyo Electric Co Ltd 超臨界冷凍装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03105155A (ja) * 1989-09-18 1991-05-01 Daikin Ind Ltd エコノマイザ付冷凍装置
JPH0979668A (ja) * 1995-09-20 1997-03-28 Hitachi Ltd 冷凍装置及びその制御方法並びに冷凍装置用室外機ユニット
WO1999026028A1 (en) * 1997-11-17 1999-05-27 Daikin Industries, Ltd. Refrigerating apparatus
JP2003074997A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Sanyo Electric Co Ltd 超臨界冷凍装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009066581A1 (ja) * 2007-11-22 2009-05-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ヒートポンプ式空気調和機
JP2009127939A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ヒートポンプ式空気調和機
JP2009133584A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
EP2088390A2 (en) 2008-02-07 2009-08-12 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump water heater outdoor unit and heat pump water heater
US8733118B2 (en) 2008-02-07 2014-05-27 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump water heater outdoor unit and heat pump water heater
JP2010210133A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍サイクル装置
JP2010276239A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空気調和装置
JP2012241967A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超臨界蒸気圧縮式ヒートポンプおよび給湯機
JP2013142537A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Lg Electronics Inc カスケードヒートポンプ装置
US9759454B2 (en) 2012-01-10 2017-09-12 Lg Electronics Inc. Cascade heat pump
JP2012132680A (ja) * 2012-04-12 2012-07-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
CN116045561A (zh) * 2023-02-16 2023-05-02 珠海格力电器股份有限公司 制冷系统控制方法、控制装置及制冷系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4657087B2 (ja) 2011-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4657087B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
US9618234B2 (en) Refrigerant circuit
JP4749127B2 (ja) マフラ
JP4716937B2 (ja) 冷凍サイクル装置、ヒートポンプ式給湯機及び冷凍サイクル装置の制御方法
JP3783711B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP5205079B2 (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
JP7122507B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4716935B2 (ja) 冷凍サイクル装置及びヒートポンプ式給湯機
JP2006329567A (ja) ヒートポンプ装置
JP5730074B2 (ja) 給湯システム
JP2005147610A (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2002081768A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2003176957A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2009300055A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2008082601A (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2009030840A (ja) 冷凍装置
JP4845605B2 (ja) 冷凍サイクル装置及びヒートポンプ式給湯機
JP2008261557A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2010236736A (ja) ヒートポンプ式給湯機
WO2022071207A1 (ja) 給湯装置
US20240175614A1 (en) Heat pump device and hot water supply device
JP2006017377A (ja) ヒートポンプ給湯機
WO2021048905A1 (ja) 室外ユニットおよび冷凍サイクル装置
EP3594587B1 (en) Heat pump hot water supply device
JP2009156515A (ja) ヒートポンプ式給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees