JP2007131191A - 車両の駆動力配分制御装置 - Google Patents

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Takumi Sayama
卓巳 佐山
Katsuyuki Morioka
克行 森岡
Tetsuo Yamase
哲雄 山瀬
Hiromichi Shimaguchi
裕道 島口
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Abstract

【課題】この発明は、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減して寿命を延長し、また、燃料消費量を低減して省エネルギーに寄与することを目的とする。
【解決手段】この発明は、車両の駆動力配分制御装置において、回転速度差検出手段を備え、伝達トルク算出手段を備え、駆動電流算出手段を備え、変速段認識手段を備え、常時四輪駆動モードを備え、常時四輪駆動モードに設定され、かつ変速段認識手段により変速機の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認識された場合には、駆動電流算出手段により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置に出力する出力低減手段を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は車両の駆動力配分制御装置に係り、特に、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減することができ、また、燃料消費量を低減することができる車両の駆動力配分制御装置に関する。
車両には、エンジンの駆動力を主駆動輪及び副駆動輪の四輪すべてに伝達して駆動する四輪駆動車がある。この車両には、車両の走行状態に応じて、エンジンからの駆動力を変速機を介して主駆動輪及び副駆動輪へと配分する駆動力配分装置を駆動力伝達系に備え、駆動力配分装置による主駆動輪及び副駆動輪への駆動力配分を制御する駆動力配分制御装置を設けているものがある。
車両の駆動力配分制御装置には、モード切換スイッチを備え、主駆動輪のみに駆動力を伝達して二輪を駆動する二輪駆動モード(2WDモード)や、主駆動輪に駆動力を伝達して二輪を駆動しながら主駆動輪と副駆動輪との間に回転速度差が発生したときに、この回転速度差に応じて駆動力配分装置が副駆動輪に最適な駆動力を伝達する自動モード(AUTOモード)や、主駆動輪のみならず常に高いトルクを駆動力配分装置が副駆動輪に伝達して常時四輪を駆動する常時四輪駆動モード(LOCKモード)に設定でき、運転者がモード切換スイッチを操作することで各モードを自由に選択できるようになっているものがある。
従来の車両の駆動力配分制御装置には、車両が所定の低車速状態にあり、かつ変速機が所定の低速シフト位置にあるときに、副駆動輪へ駆動力を配分するクラッチの締結力を最大にするロックモードの実行を許可することにより、ロックモードの実行および解除を車両の状況に応じて適切に制御でき、ロックモードの実行頻度および実行期間を低減するものがある。
特開2001−277886号公報
ところで、車両の駆動力配分制御装置において、駆動力配分装置が副駆動輪に常時駆動力を配分する常時四輪駆動モード(LOCKモード)は、通常、発進時やぬかるみ路や雪道や濡れた路面といった、滑りやすい路面状況において、駆動力が大きくて主駆動輪が空転する状況に使用される4WD性能が発揮されるモードである。
ところが、副駆動輪に常時駆動力を配分する常時四輪駆動モード(LOCKモード)は、乾いたアスファルト路面であって、変速機の変速段が大きく(高速の変速段)て伝達される駆動力が小さい中速〜高速走行では、車輪が空転する確率が低く、副駆動輪に駆動力を伝達して四輪を駆動する4WDの性能があまり必要ではない状況であるので、二輪駆動モード(2WDモード)や自動モード(AUT0モード)と比較して、燃費が悪化するためあまり適していない。
さらに、副駆動輪に常時駆動力を配分する常時四輪駆動モードは、トランスファやディファレンシャルにも大きなトルクがかかり続け、負荷が大きいため、駆動力配分装置の劣化が早くなったり、寿命が短くなったりする可能性がある。
この発明は、駆動力配分装置が常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードに設定されていても、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減して寿命を延長することができ、また、燃料消費量を低減して省エネルギーに寄与することができる駆動力配分装置を実現することを目的とする。
この発明は、車両の走行状態に応じて、エンジンからの駆動力を変速機を介して主駆動輪及び副駆動輪へと配分する駆動力配分装置を備えた車両の駆動力配分制御装置において、前記主駆動輪と副駆動輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段を備え、この回転速度差検出手段により検出された回転速度差の値を用いて、前記副駆動輪に伝達するトルクを算出する伝達トルク算出手段を備え、この伝達トルク算出手段により算出された伝達トルクに応じて、前記駆動力配分装置を駆動する駆動電流値を算出する駆動電流算出手段を備え、前記変速機の現在使用されている変速段を認識する変速段認識手段を備え、前記駆動力配分装置が副駆動輪に常時駆動力を配分する常時四輪駆動モードを備え、前記常時四輪駆動モードに設定され、かつ前記変速段認識手段により前記変速機の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認識された場合には、前記駆動電流算出手段により算出される駆動電流値を低減させて前記駆動力配分装置に出力する出力低減手段を備えていることを特徴とする。
この発明の車両の駆動力配分制御装置は、常時四輪駆動モードに設定され、かつ変速段認識手段により変速機の現在の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認定された場合には、駆動電流算出手段により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置に出力することにより、常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードに設定されていても、変速機で選択された特定の変速段以外の変速段に応じて副駆動輪に伝達されるトルクを減少させているので、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減して寿命を延長することができ、また、駆動力配分装置を駆動する駆動電流値を低減することができるので、燃料消費量を低減して省エネルギーに寄与することができる。この発明の車両の駆動力配分制御装置は、副駆動輪への伝達トルクの減少という手段を用いているので、変速段が切り換わり、トルクを元に戻す必要がある場合でも、駆動電流を増加させるだけでよい。また、この発明の車両の駆動力配分制御装置は、変速段により駆動力配分装置のクラッチのON、OFFをする必要がないので、スムーズな伝達トルク量の変更制御を行うことができる。
この発明の車両の駆動力配分制御装置は、常時四輪駆動モードにおいて、変速機で選択された特定の変速段以外の変速段に応じて副駆動輪に伝達されるトルクを減少させることにより、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減し、また、燃料消費量を低減するものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すものである。図5において、1は車両、2はエンジン、3Aは自動式の変速機(自動変速機)、4は前側ディファレンシャル、5R・5Lは右前車軸・左前車軸、6R・6Lは主駆動輪である右前車輪・左前車輪、7はトランスファ、8はプロペラシャフト、9は駆動力配分装置、10は後側ディファレンシャル、11R・11Lは右後車軸・左後車軸、12R・12Lは副駆動輪である右後車輪・左後車輪である。この車両1は、前側に横置き搭載したエンジン2に自動式の変速機3Aを連結している。変速機3Aは、トルクコンバータ3bと補助変速歯車列3cとを有し、例えば、1速〜5速の変速段と1つの後進の変速段とを有している。
この車両1は、エンジン2の駆動力を変速機3Aにより変換して前側ディファレンシャル4に伝達し、右前・左前車軸5R・5Lにより右前・左前車輪6R・6Lを駆動する。また、この車両1は、変速機3Aの出力する駆動力の一部をトランスファ7により取り出し、プロペラシャフト8と駆動力配分装置9とを介して後側ディファレンシャル10に伝達し、右後・左後車軸11R・11Lにより右後・左後車輪12R・12Lを駆動する。したがって、この車両1は、いわゆる四輪駆動車である。
前記駆動力配分装置9は、車両1の走行状態に応じて、エンジン2からの駆動力を変速機3を介して主駆動輪である右前・左前車輪6R・6L及び副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lへと配分する。駆動力配分装置9は、電子的に制御可能なクラッチ13とこのクラッチ13の締結力を決定するコイル14とによって構成され、コイル14を駆動力配分制御装置15に接続している。駆動力配分装置9は、駆動力配分制御装置15からの制御信号である駆動電流によりコイル14を駆動されてクラッチ13の締結力を決定され、右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルクを決定する。
前記駆動力配分制御装置15は、右前・左前車輪6R・6Lのみに駆動力を伝達して二輪を駆動する二輪駆動モード(2WDモード)、右前・左前車輪6R・6Lに駆動力を伝達して二輪を駆動しながら右前・左前車輪6R・6Lと右後・左後車輪12R・12Lとの間に回転速度差が発生したときに、この回転速度差に応じて駆動力配分装置9が右後・左後車輪12R・12Lに最適な駆動力を伝達する自動モード(AUTOモード)、右前・左前車輪6R・6Lのみならず、駆動力配分装置9が常に高いトルクを右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lに伝達して常時四輪を駆動する常時四輪駆動モード(LOCKモード)、を備えている。
前記駆動力配分制御装置15には、右前車輪回転速度センサ16R・左前車輪回転速度センサ16L、右後車輪回転速度センサ17R・左後車輪回転速度センサ17L、モード切換スイッチ18、車両制御装置19が接続されている。
前記右前・左前車輪回転速度センサ16R・16L、右後・左後車輪回転速度センサ17R・17Lは、右前・左前車輪6R・6L、右後・左後車輪12R・12Lの各回転速度を測定する。これら各回転速度センサ16R・16L、17R・17Lは、通常の四輪駆動車が備えているアンチ・ロック・ブレーキシステム(ABS)の車輪回転速度センサを流用することができる。
前記モード切換スイッチ18は、運転者が操作することで、駆動力配分制御装置15を、二輪駆動モード(2WDモード)や、自動モード(AUTOモード)や、常時四輪駆動モード(LOCKモード)に、自由に設定できるようになっている。
前記車両制御装置19は、少なくともエンジン2を制御するエンジンコントローラ19−1や、自動式の変速機3Aを制御するトランスミッションコントローラ19−2から構成されている。エンジンコントローラ19−1からは、エンジン回転センサ20の検出するエンジン回転速度、スロットル開度センサ21の検出するスロットル開度、車速センサ22の検出する車速等のセンサ情報を、CAN通信により駆動力配分制御装置15に入力する。トランスミッションコントローラ19−2からは、ギヤポジションセンサ23の検出する変速機3Aの変速段等のセンサ情報を、CAN通信により駆動力配分制御装置15に入力する。
駆動力配分制御装置15は、各種センサ、スイッチ、コントローラ16R・16L、17R・17L、18、19から駆動力配分装置9を制御するために必要な情報を入力し、駆動力配分装置9を構成するクラッチ13の締結力(伝達トルク)を求め、この締結力に応じた駆動電流を制御信号としてコイル14に出力する。駆動力配分装置9は、駆動力配分制御装置15からの駆動電流によりコイル14を駆動されてクラッチ13の締結力を決定され、クラッチ13の締結力に応じて配分された伝達トルクを右後・左後車輪12R・12Lに伝達する。
前記駆動力配分制御装置15は、回転速度差検出手段24と、伝達トルク算出手段25と、駆動電流算出手段26と、変速段認識手段として機能する前記ギヤポジションセンサ23と、出力低減手段27と、を備えている。
前記回転速度差検出手段24は、右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差を検出する。具体的には、回転速度差検出手段24は、右前・左前車輪回転速度センサ16R・16Lのセンサ情報からプロペラシャフト8の回転速度(駆動力配分装置9の入力軸回転速度)を求め、右後・左後車輪回転速度センサ17R・17Lのセンサ情報から駆動力配分装置9の出力軸回転速度を求め、右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差(△N)を、
回転速度差=駆動力配分装置の入力軸回転速度−駆動力配分装置の出力軸回転速度
の式で求める。
前記伝達トルク算出手段25は、回転速度差検出手段24により検出された右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差の値を用いて、副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルクを算出する。
前記駆動電流算出手段26は、伝達トルク算出手段25により算出された伝達トルクに応じて、駆動力配分装置9のコイル14を駆動する駆動電流値を算出する。
前記ギヤポジションセンサ23は、変速機3Aの変速段を検出するものであり、変速機3Aの現在使用されている変速段を認識する変速段認識手段として機能する。
前記出力低減手段27は、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定され、かつギヤポジションセンサ23により検出された変速機3Aの現在の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認識された場合には、駆動電流算出手段26により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置9のコイル14に出力する。前記変速機3Aの特定の変速段は、少なくとも1速の変速段と後進の変速段とを含んでいる。前記出力低減手段27は、1速・後進の変速段以外の、2速〜5速の変速段において駆動電流値を低減させる。
次に、図1〜図4に従って作用を説明する。
駆動力配分制御装置15は、図1に示す如く、イグニッションスイッチのONにより電源を供給され、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定されて、制御がスタートすると(A01)、各センサ、スイッチ16R・16L、17R・17L、18からの各種情報や、CAN通信により車両制御装置19からのギヤポジジョン情報を取得し、自動式の変速機3Aの変速段を認識する(A02)。
右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差(△N)と車速(V)とを図4に示す常時四輪駆動モードの伝達トルクマップに当てはめ、各変速段毎に副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルク(T)を求める(A03)。
次に、判断(A04)においては、第一判定条件として、(A02)で認識した変速段が、1速・後進の変速段でないかを判断する。この判断(A04)がYESの場合は、第二判定条件として、車速(V)が判定許可車速(Va)を越えている(車速>判定許可車速)か否かを判断する(A05)。
この判断(A05)がYESの場合は、変速段判定カウンタをインクリメント(増加)し(A06)、判断(A09)へ進む。前記判断(A05)がNOの場合は、第三判定条件として、車速(V)が判定禁止車速(Vp)未満である(車速<判定禁止車速)か否かを判断する(A07)。
この判断(A07)がYESの場合は、変速段判定カウンタと変速段判定フラグとをそれぞれ零にクリアし(A08)、判断(A09)へ進む。前記判断(A07)がNOの場合は、何も処理を行わずに判断(A09)へ進む。また、前記判断(A04)において、NOの場合は、変速段判定カウンタと変速段判定フラグとをそれぞれ零にクリアし(A08)、判断(A09)へ進む。
判断(A09)においては、図2に示すように、第四判定条件として、変速段判定カウンタが設定時間を越えている(変速段判定カウンタ>設定時間)か否かを判断する。この判断(A09)がYESの場合は、変速段判定フラグを1(変速段判定フラグ=1)にし(A10)、判断(A11)へ進む。この判断(A09)がNOの場合は、何も処理を行わずに判断(A11)へ進む。
判断(A11)においては、第五判定条件として、変速段判定フラグが1である(変速段判定フラグ=1)か否かを判断する。この判断(A11)がYESの場合は、(A03)で求めた伝達トルク(T)に減少割合を乗じた得られた値を新たな伝達トルク(T)とし(伝達トルク=減少割合*伝達トルク)(A12)、処理(A13)へ進む。この判断(A11)がNOの場合は、何も処理を行わずに処理(A13)へ進む。
伝達トルクの減少割合は、変速段により決定される。例えば、X速の変速段の伝達トルクは、1速時の伝達トルクをX%減少させたトルクとする(X=1以外)。なお、伝達トルクの減少割合は、変速段に関係なく、任意に決定することができる。
処理(A13)においては、前記(A12)で求められた伝達トルクを、図3に示す「伝達トルク−駆動電流値」特性に当てはめて駆動電流値を算出し、算出された値の駆動電流を駆動力配分装置9のコイル14に出力し(A14)、エンドにおいて処理を終了する(A15)。なお、このフローチャートによる制御は、所定周期毎に繰り返し実行・処理をしてもよい。
このように、この車両1の駆動力配分制御装置15は、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定され、かつギヤポジションセンサ23により検出された変速機3Aの現在の変速段が特定の変速段である1速・後進の変速段以外の変速段であると認識された場合には、右後・左後車輪12R・12Lに伝達されるトルクを減少させるように、駆動電流算出手段26により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置9のコイル14に出力する。
これにより、この車両1の駆動力配分制御装置15は、常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードに設定されていても、変速機3Aで選択された特定の変速段以外の変速段に応じて右後・左後車輪12R・12Lに伝達されるトルクを減少させているので、トランスファ7や前側・後側ディファレンシャル4・10等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置9に作用する負荷を低減して寿命を延長することができ、また、駆動力配分装置9を駆動する駆動電流値を低減することができるので、燃料消費量を低減して省エネルギーに寄与することができる。
また、この車両1の駆動力配分制御装置15は、特定の変速段は少なくとも1速の変速段と後進の変速段とを含んでいることにより、発進時など車輪が空転しやすい状況において用いられる1速や後進の変速段を除いた2速〜5速の変速段において、伝達トルクを低減しているので、常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードを選択した利点が減少することがない。
さらに、この車両1の駆動力配分制御装置15は、変速機3Aに既設の変速段を検出するギヤポジションセンサ23を変速段認識手段として機能させていることにより、変速段を認識するための特別な変速段認識手段を設ける必要がなく、システムが複雑で高価になることがない。
なお、この実施例においては、トランスミッションコントローラ19−2からギヤポジションセンサ23の検出するギヤポジション情報を取得して、変速機3Aの現在使用されている変速段を認識したが、ギヤポジション情報が得られない場合は、変速機3Aの補助変速歯車列3cの変速比から変速段を認識することができる。
即ち、ギヤポジション情報が得られない場合は、変速機3Aのトルクコンバータ3bの出力回転速度であるタービン回転速度とプロペラシャフト8の回転速度とから、
変速比=タービン回転速度/プロペラシャフト回転速度
の式で制御周期毎に変速比を算出し、この算出された変速比と変速機3Aの各変速段の変速比とを比較して、算出された変速比が各変速段の変速比の士Y%以内(許容誤差Yは任意の数)に収まっているときは、変速機3Aの現在の変速段として認識する。
これにより、駆動力配分制御装置15は、常時四輪駆動モードにおいて、変速機3Aの変速段を変速比により認識し、変速機3Aで選択された特定の変速段以外の変速段に応じて右後・左後車輪12R・12Lに伝達されるトルクを減少させるように制御することができる。
また、この実施例においては、自動式の変速機3Aを搭載した車両1の駆動力配分制御装置15を説明したが、手動式の変速機(手動変速機)を搭載した車両1の駆動力配分制御装置15についても、実施することができるものである。
図6〜図10は、この発明の第2実施例を示すものである。第2実施例において、前述第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。図10において、1は車両、2はエンジン、3Mは手動式の変速機(手動変速機)、4は前側ディファレンシャル、5R・5Lは右前車軸・左前車軸、6R・6Lは主駆動輪である右前車輪・左前車輪、7はトランスファ、8はプロペラシャフト、9は駆動力配分装置、10は後側ディファレンシャル、11R・11Lは右後車軸・左後車軸、12R・12Lは副駆動輪である右後車輪・左後車輪である。この車両1は、前側に横置き搭載したエンジン2に手動式の変速機3Mを連結している。変速機3Mは、複数段の変速歯車列3dを有し、例えば、1速〜5速の変速段と1つの後進の変速段とを有している。
この車両1は、エンジン2の駆動力を変速機3Mにより変換して前側ディファレンシャル4に伝達し、右前・左前車軸5R・5Lにより右前・左前車輪6R・6Lを駆動する。また、この車両1は、変速機3Mの出力する駆動力の一部をトランスファ7により取り出し、プロペラシャフト8と駆動力配分装置9とを介して後側ディファレンシャル10に伝達し、右後・左後車軸11R・11Lにより右後・左後車輪12R・12Lを駆動する。したがって、この車両1は、いわゆる四輪駆動車である。
前記駆動力配分装置9は、車両1の走行状態に応じて、エンジン2からの駆動力を変速機3Mを介して主駆動輪である右前・左前車輪6R・6L及び副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lへと配分する。駆動力配分装置9は、電子的に制御可能なクラッチ13とこのクラッチ13の締結力を決定するコイル14とによって構成され、コイル14を駆動力配分制御装置15に接続している。駆動力配分装置9は、駆動力配分制御装置15からの制御信号である駆動電流によりコイル14を駆動されてクラッチ13の締結力を決定され、右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルクを決定する。
前記駆動力配分制御装置15は、右前・左前車輪6R・6Lのみに駆動力を伝達して二輪を駆動する二輪駆動モード(2WDモード)、右前・左前車輪6R・6Lに駆動力を伝達して二輪を駆動しながら右前・左前車輪6R・6Lと右後・左後車輪12R・12Lとの間に回転速度差が発生したときに、この回転速度差に応じて駆動力配分装置9が右後・左後車輪12R・12Lに最適な駆動力を伝達する自動モード(AUTOモード)、右前・左前車輪6R・6Lのみならず、駆動力配分装置9が常に高いトルクを右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lに伝達して常時四輪を駆動する常時四輪駆動モード(LOCKモード)、を備えている。
前記駆動力配分制御装置15には、右前車輪回転速度センサ16R・左前車輪回転速度センサ16L、右後車輪回転速度センサ17R・左後車輪回転速度センサ17L、モード切換スイッチ18、車両制御装置19が接続されている。
前記右前・左前車輪回転速度センサ16R・16L、右後・左後車輪回転速度センサ17R・17Lは、右前・左前車輪6R・6L、右後・左後車輪12R・12Lの各回転速度を測定する。これら各回転速度センサ16R・16L、17R・17Lは、通常の四輪駆動車が備えているアンチ・ロック・ブレーキシステム(ABS)の車輪回転速度センサを流用することができる。
前記モード切換スイッチ18は、運転者が操作することで、駆動力配分制御装置15を、二輪駆動モード(2WDモード)や、自動モード(AUTOモード)や、常時四輪駆動モード(LOCKモード)に、自由に設定できるようになっている。
前記車両制御装置19は、少なくともエンジン2を制御するエンジンコントローラ19−1から構成されている。エンジンコントローラ19−1からは、エンジン回転センサ20の検出するエンジン回転速度やスロットル開度センサ21の検出するスロットル開度、車速センサ22の検出する車速等のセンサ情報を、CAN通信により駆動力配分制御装置15に入力する。
駆動力配分制御装置15は、各種センサ、スイッチ、コントローラ16R・16L、17R・17L、18、19から駆動力配分装置9を制御するために必要な情報を入力し、駆動力配分装置9を構成するクラッチ13の締結力(伝達トルク)を求め、この締結力に応じた駆動電流を制御信号としてコイル14に出力する。駆動力配分装置9は、駆動力配分制御装置15からの駆動電流によりコイル14を駆動されてクラッチ13の締結力を決定され、クラッチ13の締結力に応じて配分された伝達トルクを右後・左後車輪12R・12Lに伝達する。
前記駆動力配分制御装置15は、回転速度差検出手段24と、伝達トルク算出手段25と、駆動電流算出手段26と、変速段認識手段として機能する変速比算出手段28と、出力低減手段27と、を備えている。
前記回転速度差検出手段24は、右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差を検出する。具体的には、回転速度差検出手段24は、右前・左前車輪回転速度センサ16R・16Lのセンサ情報からプロペラシャフト8の回転速度(駆動力配分装置9の入力軸回転速度)を求め、右後・左後車輪回転速度センサ17R・17Lのセンサ情報から駆動力配分装置9の出力軸回転速度を求め、右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差(△N)を、
回転速度差=駆動力配分装置の入力軸回転速度−駆動力配分装置の出力軸回転速度
の式で求める。
前記伝達トルク算出手段25は、回転速度差検出手段24により検出された右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差の値を用いて、副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルクを算出する。
前記駆動電流算出手段26は、伝達トルク算出手段25により算出された伝達トルクに応じて、駆動力配分装置9のコイル14を駆動する駆動電流値を算出する。
前記変速比算出手段28は、各種センサ、スイッチ、コントローラ16R・16L、17R・17L、18、19の情報から変速機3Mの変速段の変速比を算出するものであり、算出された変速比から変速機3Mの現在使用されている変速段を認識する変速段認識手段として機能する。
前記出力低減手段27は、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定され、かつ変速比算出手段28の算出した変速比により変速機3Mの現在の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認識された場合には、駆動電流算出手段26により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置9のコイル14に出力する。前記変速機3Mの特定の変速段は、少なくとも1速の変速段と後進の変速段とを含んでいる。前記出力低減手段27は、1速・後進の変速段以外の、2速〜5速の変速段において駆動電流値を低減させる。
次に、図6〜図9に従って作用を説明する。
駆動力配分制御装置15は、図6に示す如く、イグニッションスイッチのONにより電源を供給され、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定されて、制御がスタートすると(B01)、各センサ、スイッチ16R・16L、17R・17L、18からの各種情報や、CAN通信により車両制御装置19からの各種情報により2つの回転速度の情報を取得し、変速比を算出する(B02)。
変速機3Mの変速比は、例えば、2つの回転速度の情報であるエンジン回転速度とプロペラシャフト8の回転速度とから、
変速比=エンジン回転速度/プロペラシャフト回転速度
の式で制御周期ごとに算出される。算出された変速比は、変速機3Mの各変速段の変速比と比較され、各変速段の変速比の士Y%以内(許容誤差Yは任意の数)に収まっているときは、変速機3Mの現在の変速段として認識される。
なお、変速段の認識においては、算出された変速比が各変速段の変速比の士Y%以内にあることを条件として認識したが、変速判断のハンチングを防止するために、算出された変速比が各変速段の変速比の士Y%以内にあり、かつこの士Y%以内にある状態が設定時間を超えた場合には、変速機3Mの現在の変速段として認識するように、変速段の判断に継続時間条件を付加してもよい。
右前・左前車輪6R・6L及び右後・左後車輪12R・12Lの回転速度差(△N)と車速(V)とを図9に示す常時四輪駆動モードの伝達トルクマップに当てはめ、各変速段毎に副駆動輪である右後・左後車輪12R・12Lに伝達するトルク(T)を求める(B03)。
なお、伝達トルクは、図9に示すトルクマップでなく、
後進の変速段の伝達トルク=エンジントルク×前側ディファレンシャルのギア比×後進のギア比
1速の変速段の伝達トルク=エンジントルク×前側ディファレンシャルのギア比×1速のギア比
X速の変速段の伝達トルク=エンジントルク×前側ディファレンシャルのギア比×X速のギア比×Kx
(Kx:各変速段ごとに、任意に決められる係数)
の各式で算出することができる。
次に、判断(B04)においては、第一判定条件として、(B02)で求めた変速比が、1速・後進の変速段の変速比から決定される閾値変速比未満である(変速比<閾値変速比)か否かを判断する。この判断(B04)がYESの場合は、第二判定条件として、車速(V)が判定許可車速(Va)を越えている(車速>判定許可車速)か否かを判断する(B05)。
この判断(B05)がYESの場合は、変速比判定カウンタをインクリメント(増加)し(B06)、判断(B09)へ進む。前記判断(B05)がNOの場合は、第三判定条件として、車速(V)が判定禁止車速(Vp)未満である(車速<判定禁止車速)か否かを判断する(B07)。
この判断(B07)がYESの場合は、変速比判定カウンタと変速比判定フラグとをそれぞれ零にクリアし(B08)、判断(B09)へ進む。前記判断(B07)がNOの場合は、何も処理を行わずに判断(B09)へ進む。また、前記判断(B04)において、NOの場合は、変速比判定カウンタと変速比判定フラグとをそれぞれ零にクリアし(B08)、判断(B09)へ進む。
判断(B09)においては、図7に示すように、第四判定条件として、変速比判定カウンタが設定時間を越えている(変速比判定カウンタ>設定時間)か否かを判断する。この判断(B09)がYESの場合は、変速比判定フラグを1(変速比判定フラグ=1)にし(B10)、判断(B11)へ進む。この判断(B09)がNOの場合は、何も処理を行わずに判断(B11)へ進む。
判断(B11)においては、第五判定条件として、変速比判定フラグが1である(変速比判定フラグ=1)か否かを判断する。この判断(B11)がYESの場合は、(B03)で求めた伝達トルク(T)に減少割合を乗じた得られた値を新たな伝達トルク(T)とし(伝達トルク=減少割合*伝達トルク)(B12)、処理(B13)へ進む。この判断(B11)がNOの場合は、何も処理を行わずに処理(B13)へ進む。
伝達トルクの減少割合は、変速段により決定される。例えば、X速の変速段の伝達トルクは、1速時の伝達トルクをX%減少させたトルクとする(X=1以外)。なお、伝達トルクの減少割合は、変速段に関係なく、任意に決定することができる。
処理(B13)においては、求められた伝達トルクを、図8に示す「伝達トルク−駆動電流値」特性に当てはめて駆動電流値を算出し、算出された値の駆動電流を駆動力配分装置9のコイル14に出力し(B14)、エンドにおいて処理を終了する(B15)。なお、このフローチャートによる制御は、所定周期毎に繰り返し実行・処理をしてもよい。
このように、この車両1の駆動力配分制御装置15は、モード切換スイッチ18により常時四輪駆動モードに設定され、かつ変速比算出手段28により算出された変速比から認識された手動式の変速機3Mの現在の変速段が特定の変速段である1速・後進の変速段以外の変速段であると認定された場合には、右後・左後車輪12R・12Lに伝達されるトルクを減少するように、駆動電流算出手段26により算出される駆動電流値を低減させて駆動力配分装置9のコイル14に出力する。
これにより、この車両1の駆動力配分制御装置15は、常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードに設定されていても、変速機3Mで選択された特定の変速段以外の変速段に応じて右後・左後車輪12R・12Lに伝達されるトルクを減少させているので、トランスファ7や前側・後側ディファレンシャル4・10等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置9に作用する負荷を低減して寿命を延長することができ、また、駆動力配分装置9を駆動する駆動電流値を低減することができるので、燃料消費量を低減して省エネルギーに寄与することができる。
また、この車両1の駆動力配分制御装置15は、特定の変速段は少なくとも1速の変速段と後進の変速段とを含んでいることにより、発進時など車輪が空転しやすい状況において用いられる1速や後進の変速段を除いた2速〜5速の変速段において、伝達トルクを低減しているので、常時四輪に駆動力を伝達する常時四輪駆動モードを選択した利点が減少することがない。
さらに、この車両1の駆動力配分制御装置15は、各種センサ、スイッチ、コントローラ16R・16L、17R・17L、18、19の情報から変速機3Mの変速段の変速比を算出する変速比算出手段28を変速段認識手段として機能させていることにより、変速段を認識するための特別な変速段認識手段を設ける必要がなく、システムが複雑で高価になることがない。
この発明の車両の駆動力配分制御装置は、常時四輪駆動モードにおいて、変速機で選択された特定の変速段以外の変速段に応じて副駆動輪に伝達されるトルクを減少させることにより、トランスファやディファレンシャル等の駆動力伝達系、及び駆動力配分装置に作用する負荷を低減し、また、燃料消費量を低減するものであり、四輪駆動車に適用することができる。
第1実施例を示す駆動力配分制御装置の制御のフローチャートである。 第1実施例を示す図1に続く制御フローチャートである。 第1実施例を示す「伝達トルク−駆動電流値」特性を示すである。 第1実施例を示す回転速度差と車速とから伝達トルクを検索する常時四輪駆動モードの伝達トルクマップである。 第1実施例を示す駆動力配分制御装置のシステム構成図である。 第2実施例を示す駆動力配分制御装置の制御のフローチャートである。 第2実施例を示す図1に続く制御フローチャートである。 第2実施例を示す「伝達トルク−駆動電流値」特性を示すである。 第2実施例を示す回転速度差と車速とから伝達トルクを検索する常時四輪駆動モードの伝達トルクマップである。 第2実施例を示す駆動力配分制御装置のシステム構成図である。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
3A 自動式の変速機(自動変速機)
4 前側ディファレンシャル
6R 右前車輪
6L 左前車輪
7 トランスファ
8 プロペラシャフト
9 駆動力配分装置
10 後側ディファレンシャル
12R 右後車輪
12L 左後車輪
15 駆動力配分制御装置
16R 右前車輪回転速度センサ
16L 左前車輪回転速度センサ
17R 右後車輪回転速度センサ
17L 左後車輪回転速度センサ
18 モード切換スイッチ
19 車両制御装置
20 エンジン回転センサ
21 スロットル開度センサ
22 車速センサ
23 ギヤポジションセンサ
24 回転速度差検出手段
25 伝達トルク算出手段
26 駆動電流算出手段
27 出力低減手段

Claims (3)

  1. 車両の走行状態に応じて、エンジンからの駆動力を変速機を介して主駆動輪及び副駆動輪へと配分する駆動力配分装置を備えた車両の駆動力配分制御装置において、前記主駆動輪と副駆動輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段を備え、この回転速度差検出手段により検出された回転速度差の値を用いて、前記副駆動輪に伝達するトルクを算出する伝達トルク算出手段を備え、この伝達トルク算出手段により算出された伝達トルクに応じて、前記駆動力配分装置を駆動する駆動電流値を算出する駆動電流算出手段を備え、前記変速機の現在使用されている変速段を認識する変速段認識手段を備え、前記駆動力配分装置が副駆動輪に常時駆動力を配分する常時四輪駆動モードを備え、前記常時四輪駆動モードに設定され、かつ前記変速段認識手段により前記変速機の変速段が特定の変速段以外の変速段であると認識された場合には、前記駆動電流算出手段により算出される駆動電流値を低減させて前記駆動力配分装置に出力する出力低減手段を備えていることを特徴とする車両の駆動力配分制御装置。
  2. 前記特定の変速段は、少なくとも1速の変速段と後進の変速段とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動力配分制御装置。
  3. 前記変速段認識手段は、前記変速機の変速段を検出するギヤポジションセンサ、あるいは前記変速機の変速比を算出する変速比算出手段であることを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動力配分制御装置。
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CN115110601A (zh) * 2022-08-30 2022-09-27 四川鼎鸿智电装备科技有限公司 一种装载机系统控制方法及装置、装载机、设备、介质

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