JP2007129489A - 映像再生装置および映像再生方法 - Google Patents

映像再生装置および映像再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】デコード処理速度に満たない条件においても滑らかに再生の表示をすることができる映像再生装置および映像再生方法を提供する。
【解決手段】高速再生において、M値(IピクチャおよびPピクチャの出現周期)が2以上のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードするようにデコード部104に指示し、M値が1のときには、全てのピクチャのデコードするように指示を行うことで、M値が不定であるストリームをできる限り滑らかに表示させる制御部108を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、MPEG2(Moving Pictures coding Experts Group Layer2)方式等でフレーム間予測符号化された映像をハードディスクや光ディスク等の記録媒体から読み出して再生する映像再生装置および映像再生方法に係り、特に、デコード処理速度よりも高速な再生を行う場合(たとえば、1.2倍速のデコード処理速度で1.5倍速の再生を行う等の場合)、より滑らかに映像を表示する高速再生を行うことのできる映像再生方法、映像再生装置に関するものである。
限られた記録媒体の容量で長時間記録と高画質化を実現するのは相反する要素であるが、フレーム間符号化をベースとする一連のMPEG規格(Moving Pictures coding Experts Group:ISO/IEC11172-2,ISO/IEC13818-2、ISO/IEC14496-2)は圧縮率と画質におけるコストパフォーマンスが高く、デジタルTV放送,DVD−Video,Blu−Rayなど、多くのアプリケーションで採用されている。
MPEGに基づく映像符号化では、符号化のタイプに、フレーム内符号化フレーム(以下、Iピクチャと称す)、フレーム間符号化フレーム(以下、Pピクチャと称す)およびフレーム内挿符号化フレーム(以下、Bピクチャと称す)の3種類がある。
I(Intra coded)ピクチャは、当該フレームのデータのみを用いてデコードが可能なフレームである。
P(Predictive coded)ピクチャは、当該フレーム以前にデコードされたIピクチャまたはPピクチャのデータと当該フレームのデータとを用いてデコードが可能なフレームである。
B(Bidirectionally predictive code)ピクチャは、時間的に前後する2枚のIピクチャまたはPピクチャのデータと当該フレームのデータを用いてデコードが可能なフレームである。
Bピクチャは、デコードに際して表示順で後方に位置するフレームを参照してデコードされる。そのため、Bピクチャを符号化する場合には、順を入れ替えて符号化する。
符号化されるデータは、多くの場合Iピクチャから始まるGOP(Group Of Pictures)の列として、順にビットストリーム(以下、ストリームと称す)として出力される。
IピクチャとPピクチャとは、デコードに際して表示順で後方に位置するフレ−ムを参照することなくデコードされる。そのため、IピクチャとPピクチャとを符号化する場合には、順を入れ替えることなく、表示順のまま符号化される。
MPEGストリームをデコードする際には、ストリームから符号化順でフレームを読み込んだ後、符号化順にデコードされる。映像の出力は表示順に行われる。
以上のようにして符号化・デコードされるMPEGのストリームを、高速再生する際には、主に二つの方法がある。
一つは、全てのピクチャをデコードし、表示をする際に不要なピクチャを抜くという方法である。
もう一つは、必要なピクチャのみをデコードし、表示をするという方法である。
再生速度に対してデコード処理速度が十分であれば(全てのピクチャをデコードしてもデコード処理が間に合う)、全てのピクチャをデコードし、表示をする際に不要なピクチャを抜けばよい。
しかし、再生速度に対してデコード処理速度が十分でなければ(全てのピクチャをデコードした場合に処理が間に合わない)は、必要なピクチャだけをデコードする必要がある。
必要なピクチャだけのデコードを行う例として再生速度が1.5倍速の場合を考える。1.5倍速での高速再生を実現するには、3枚につき1枚の割合でデコードを行わなければよい。もし、IおよびPピクチャの出現周期(以下、M値と称す)が3固定であるストリームの場合は、周期的にBピクチャをデコードしないようにすれば1.5倍速での高速再生を実現できる。
特許文献1には、Bピクチャのデコードを抜く高速画像再生システムが開示されている。
特開平7−154743号公報
しかし、M値が2以上で不定であるストリームの場合は、デコードしないBピクチャが周期的ではない。このため、デコードをするBピクチャとデコードをしないBピクチャの判定をする方法が必要である。
また、M値が1である区間を含むストリ−ムの場合、M値が1の区間ではBピクチャが存在しないため、M値が2以上のときのように、Bピクチャをデコードしないという方法を使用できない。
IピクチャやPピクチャは他のピクチャのデコードに参照されるため、デコードを行わないと、そのピクチャを参照しているピクチャのデコードができない。
このため、IピクチャやPピクチャのデコードをスキップした場合、それ以降のピクチャに関しては次のIピクチャまではデコードをすることができず、不自然ないわゆる「カクカク」した表示となってしまう。
以上の理由から、M値が不定であるストリームの高速再生において、全てのピクチャをデコードすることができない(再生速度に対してデコード処理速度が不十分な)映像再生装置では、滑らかに再生の表示をすることができないという不利益があった。
本発明は、デコード処理速度に満たない条件においても滑らかに再生の表示をすることができる映像再生装置および映像再生方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、およびBピクチャデータで形成される符号化映像データが所定の順序で記録されている記録媒体から1倍速またはそれ以上の高速で再生可能な映像再生装置であって、上記記録媒体から読み出されたピクチャデータを取得してデコード処理の制御を行う制御部と、1倍速またはそれ以上の高速のデコード処理が可能で、上記制御部の指示に従って上記記録媒体から読み出された映像データをデコードするデコード部と、を有し、上記制御部は、高速再生において、IピクチャおよびPピクチャの出現周期(M値)が1以外のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードし、M値が1のときには全てのピクチャをデコードするように上記デコード部に指示する。
好適には、上記制御部は、M値が2以上の区間の場合、IピクチャとPピクチャに関しては無条件にデコードを行い、Bピクチャに関しては以下の条件を満たす場合はデコードを行い、条件を満たさないBピクチャはデコードを行わないように上記デコード部に指示する。
(累積ピクチャ表示時間/デコードしたピクチャの表示時間累計)> 再生速度
好適には、上記制御部は、取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、Bピクチャの場合には上記デコード部にデコード指示を行う。
好適には、上記デコード部でデコード処理された映像データを保存するバッファ部を有し、上記制御部は、取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、IピクチャまたはPピクチャの場合には、前記バッファ部の残量を確認し、残量があらかじめ設定した閾値より大きい場合に、上記デコード部にデコード指示を行う。
好適には、上記制御部は、前記バッファ部の残量が上記閾値以下の場合には、次のシーケンスのピクチャまでデコード処理をスキップするように上記デコード部に指示する。
本発明の第2の観点の映像再生方法は、Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、およびBピクチャデータで形成される符号化映像データが所定の順序で記録されている記録媒体から所望の再生速度で当該符号化映像データを読み出し、上記記録媒体からの読み出しピクチャデータを取得して、高速再生において、IピクチャおよびPピクチャの出現周期(M値)が1以外のときはデコードを行わないBピクチャを判定して、必要なピクチャだけをデコードし、M値が1のときには全てのピクチャをデコードする。
本発明によれば、M値が不定なストリームの高速再生において、全ピクチャをデコードするためのデコード処理速度に満たない映像再生システムにおいても、滑らかに映像を表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る映像再生方法を採用した映像再生装置の構成例を示すブロック図である。
本映像再生装置100は、図1に示すように、記録媒体101、読み出し部102、第1バッファ部103、デコード部104、第2バッファ部105、信号処理部106、モニタ107、および制御部108を有する。
映像再生装置100は、デコード処理速度よりも高速な再生を行う場合(たとえば、1.2倍速のデコード処理速度で1.5倍速の再生を行う等の場合)、より滑らかに映像を表示する高速再生を行うことができるように構成されている。
記録媒体101は、ハードディスクや光ディスク等により形成され、MPEG2方式等でフレーム間予測符号化された映像が記録され、通常再生速度より高速な再生が可能である。
記録媒体101には、Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、およびBピクチャデータで形成されるMPEG方式に基づく符号化映像データが所定の順序で記録されている。
読み出し部102は、記録媒体101から符号化映像データを読み出し、第1バッファ部103に書き込む。
デコード部104は、1倍速またはそれ以上の高速のデコード処理が可能であって、制御部108の指示に従って第1バッファ部103に書き込まれている符号化映像データをデコードし、デコードした映像データを第2バッファ105に書き込む。
デコード部104は、基本的には、高速再生において、M値(IピクチャおよびPピクチャの出現周期)が2以上のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードし、M値が1のときには、全てのピクチャのデコードを行う。これにより、M値が不定であるストリームをできる限り滑らかに表示させる。
デコード部104は、制御部108の指示に従って、Bピクチャが存在する区間、すなわちM値が2以上の区間の場合、IピクチャとPピクチャに関しては無条件にデコードを行う。Bピクチャに関しては以下の条件を満たす場合はデコードを行い、条件を満たさないBピクチャはデコードを行わない。また、デコード部104は、デコード処理が完了すると信号S104により制御部108に知らせる。
(数1)
T1/T2>VELR ・・・(1)
ここで、T1は累積ピクチャ表示時間を、T2はデコードしたピクチャの表示時間累計を、VELRは再生速度をそれぞれ示している。
信号処理部106は、第2バッファ部105に書き込まれたデコード後の映像データに所定の信号処理を施してモニタ107に表示させる。
制御部108は、第1バッファ部103からピクチャ情報を取得し、取得した情報からデコード104において、デコードするかどうかを判断し、判断結果に応じてデコード処理を行うようにデコード部108に信号S108により指示する。
また、制御部108は、取得したピクチャがIもしくはPピクチャ(以降、参照ピクチャと称す)であれば、前回のピクチャも参照ピクチャであったか確認を行う。
制御部108は、前回が参照ピクチャでない、すなわち、Bピクチャの場合はデコードを行うために、デコード部104に対してデコードの指示を行う。
前回が参照ピクチャであった場合は、第2バッファ部105の残量を確認し、残量があらかじめ設定した閾値よりも大きい場合はデコード部104に対してデコードの指示を行う。
第2バッファ部105の残量が閾値以下の場合、すなわち表示をする画像が枯れている場合は、現在のシーケンスのピクチャはデコードをせず、次のシーケンスのピクチャまでスキップさせる。
以下に、制御部108の判定動作をさらに詳細に説明する。
制御部108は、高速再生において、M値が2以上のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードするようにデコード部104に指示し、M値が1のときには、全てのピクチャのデコードするように指示を行うことで、M値が不定であるストリームをできる限り滑らかに表示させる。
すなわち、制御部108は、映像をデコードする処理に際してデコードの対象とするかどうかの判定を行う。
制御部108は、Bピクチャが存在する区間、すなわちM値が2以上の区間の場合、IピクチャとPピクチャに関しては無条件にデコードを行うようにデコード部104に指示し、Bピクチャに関しては上記(1)式の条件{T1(累積ピクチャ表示時間)/T2(デコードしたピクチャの表示時間累計)>VELR(再生速度)}を満たす場合はデコードし、条件を満たさないBピクチャはデコードを行わないように指示する。
IピクチャとPピクチャ、そして上記の判定でデコード対象となったBピクチャだけをデコードすることによって、M値が2以上の場合においては、1倍速のデコード処理速度で2倍速までの高速再生を実現することが可能となる。
また、M値が2以上の場合において、デコード処理速度が1倍速よりも速い場合は、第2バッファ部(画像バッファ)105に画像を余分に溜めることができる。
具体的には、“デコード処理速度の分母”と同じ数のフレームを表示する時間で“(再生速度の分子―再生速度の分母)”の分だけ画像を余分に溜めることができる。
たとえば、デコード処理速度が1.25(=5/4)倍速であった場合は、4フレームを表示する時間で1(=5−4)フレームの画像を溜めることができる計算となる。
IピクチャもしくはPピクチャが連続している区間、すなわちM値が1である区間においては、全ピクチャをデコードし、必要な画像だけを表示する。このため、この区間ではデコード処理速度が再生速度よりも遅い場合には、徐々に画像バッファである第2バッファ部105の保存データが少なくなる(枯れていくことになる)。
制御部108は、M値が1の区間が続き、第2バッファ部(画像バッファ)105が枯れた場合は、次のシーケンスまでのピクチャにおけるデコードをスキップし、次のシーケンスのIピクチャからデコードを再開させる。
M値が1である区間において、どのくらいのペースで第2バッファ部(画像バッファ)105が枯れていくのかは再生速度とデコード処理速度から求めることができる。
具体的には、デコード処理速度を再生速度で割った値を分数で表現すると、その分母と同じピクチャ数をデコードした場合、分母から分子を差し引いたフレーム分だけ枯れていくこととなる。
たとえば、再生速度が1.5(=3/2)倍速、デコード処理速度が1.25(=5/4)倍速であった場合は、デコード処理速度を再生速度で割った値(除した値)が5/6(=(5/4)*(2/3))となり、5フレームをデコードしている時間毎に1フレームが枯れていくこととなる。
再生速度が1.5倍速、デコード処理速度が1.25倍速の場合、M値が2以上のときに4フレーム分の画像を余分に溜めることができていたとすると、M値が1のときに4*5=20フレームまでデコードを継続することができる計算となる。
次に、上記構成による高速再生時のデコード制御処理について、図2のフローチャートに関連付けて説明する。
まず、記録媒体101から読み出し部102によって映像信号を読み出し、第1バッファ部103に符号化された映像データを書き込む。
制御部108は、第1バッファ部103からピクチャ情報を取得し(ST1)、その情報からデコードするかどうかの判断を行う。
ステップST2においては、累積ピクチャ表示時間累計を求める。この累積ピクチャ表示時間累計は、累積ピクチャ表示時間に今回のピクチャ表示時間を加算することにより求まる。
取得したピクチャがBピクチャであれば(ST3)、デコードをする必要のあるピクチャであるかどうかを下記の演算式1で求め(ST4)、その値から下記の判定式1に従って判定をする(ST5)。
判定をした結果、デコード対象であるとみなしたBピクチャは、デコード部104に対してデコードの指示を行う。デコード対象でないとみなしたBピクチャはデコードをスキップさせる。
演算式1:
演算値=累積ピクチャ表示時間/(累積ピクチャ表示時間−デコード抜きしたBピクチャの表示時間累計)
※(累積ピクチャ表示時間−デコード抜きしたBピクチャの表示時間累計)はデコードをしたピクチャの表示時間累計である。
ステップST5の判定式の基づく判定において、演算式1での演算値(結果)>再生速度 であるBピクチャはデコード対象とする。
演算式1での演算値(結果)≦再生速度 であるBピクチャはデコード対象としない。
ステップST5において、Bピクチャはデコード対象としないとした場合、デコード対象から抜いたピクチャの表示時間累計を求める(ST6)。この抜いたピクチャの表示時間累計は、抜いたピクチャの表示時間累計に今回のピクチャ表示時間を加算することにより求まる。
次いで、ステップST7においてピクチャ情報を取得してステップST2の処理に移行する。
取得したピクチャがIピクチャもしくはPピクチャ(以降、参照ピクチャと称す)であれば、前回のピクチャも参照ピクチャであったか確認を行う(ST3,ST8)。
前回が参照ピクチャでない(=Bピクチャの)場合はデコードを行うために、デコード部104に対してデコードの指示を行う(ST10)。
前回が参照ピクチャであった場合は、第2バッファ部105の残量を確認し(ST9)、残量が閾値よりも大きい場合はデコード部104に対してデコードの指示を行う(ST10)。
第2バッファ部105の残量が閾値以下の場合(ST9)、すなわち表示をする画像が枯れている場合は、現在のシーケンスのピクチャはデコードをせず、次のシーケンスのピクチャまでスキップさせる(ST11,ST12)。
図3(A)〜(F)は、本実施形態に係る高速再生時のデコード制御処理の具体例を示す図である。
図3(A)は入力符号化映像データを示し、図3(B)は再生データ(表示順)を示し、図3(C)は表示時間、ピクチャ累計、演算結果(値)、および抜いたピクチャ時間を対応させて示し、図3(D)は1.5倍速再生データを示し、図3(E)は1.25倍速でコードデータを示し、図3(F)は1倍速デコードデータを示している。
この例は、M=3、N=18からM=1に変化した場合の例を示している。
M=1以外のときは必要に応じてBピクチャのデコードを抜く。
この例においては、図3(C)の表において演算結果が1.5(再生速度)以下となっているBピクチャのデコードは行わない。表示順に対してBピクチャのデコード判定を行い、図3(B)においてはSkip(スキップ)と記したBピクチャのデコードは行われない。
具体的には、M=3の期間において、再生データB1は演算結果が2.00であり1.5より大きい値であることからB1ピクチャデータはデコードされる。
再生データB3は演算結果が1.33であり1.5以下であることからB3ピクチャデータはデコードされない(デコード処理が抜かれる)。
再生データB4は演算結果が1.67であり1.5より大きい値であることからB4ピクチャデータはデコードされる。
再生データB6は演算結果が1.40であり1.5以下であることからB6ピクチャデータはデコードされない(デコード処理が抜かれる)。
再生データB7は演算結果が1.60であり1.5より大きい値であることからB7ピクチャデータはデコードされる。
再生データB9は演算結果が1.43であり1.5以下であることからB9ピクチャデータはデコードされない(デコード処理が抜かれる)。
再生データB10は演算結果が1.57であり1.5より大きい値であることからB10ピクチャデータはデコードされる。
再生データB12は演算結果が1.44であり1.5以下であることからB12ピクチャデータはデコードされない(デコード処理が抜かれる)。
再生データB13は演算結果が1.56であり1.5より大きい値であることからB13ピクチャデータはデコードされる。
再生データB15は演算結果が1.45であり1.5以下であることからB15ピクチャデータはデコードされない(デコード処理が抜かれる)。
M=1に変化した後は、全てのピクチャのデコードを行う。換言すれば、デコードを抜きたいピクチャがあってもデコードを抜くことはできない。
図3(D)は実現したい高速再生(1.5倍速再生)のタイミングを示している。
この場合、M=1以外のときはデコード時にBピクチャをスキップ済みである。
M=1のときは、表示するときにピクチャをスキップさせる。
図3(E)は1.25倍速デコードのタイミングを示している。
1.25倍速のデコード速度であれば、M=1以外のときに再生に対してデコード済みのピクチャが余分に溜まっている。
M=1のときに、余分に溜まっていたピクチャを消費しいく。そして、余分なピクチャがなくなったならば、次のシーケンスまでスキップさせる。
図3(F)は参考として1倍速のデコードの場合のシミュレーション結果を示しいている。
この場合、M=1以外のときはBピクチャデータのデコードを抜き、M=1のときは全てのピクチャをデコードする
また、図中t1で示すタイミングで第2バッファ部105の保存データが枯れるので、次のピクチャまでデコードをスキップする。
以上説明したように、本実施形態によれば、高速再生において、M値(IピクチャおよびPピクチャの出現周期)が2以上のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードするようにデコード部104に指示し、M値が1のときには、全てのピクチャをデコードするように指示を行うことで、M値が不定であるストリームをできる限り滑らかに表示させる制御部108を有することから、M値が不定なストリームの高速再生において、全ピクチャをデコードするためのデコード処理速度に満たない映像再生システムにおいても、滑らかに映像を表示することができる。
また、前回が参照ピクチャであった場合は、第2バッファ部105の残量を確認し、残量が閾値よりも大きい場合はデコード部104に対してデコードの指示を行い、第2バッファ部105の残量が閾値以下の場合、すなわち表示をする画像が枯れている場合は、現在のシーケンスのピクチャはデコードをせず、次のシーケンスのピクチャまでスキップさせることから、連続的な処理を効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係る映像再生方法を採用した映像再生装置の構成例を示すブロック図である。 図1の装置で高速再生を行う場合のフローチャートである。 本実施形態に係る高速再生時のデコード制御処理の具体例を示す図である。
符号の説明
100・・・映像再生装置、101・・・記録媒体、102・・・読み出し部、103・・・、第1バッファ部、104・・・デコード部、105・・・第2バッファ部、106・・・信号処理部、107・・・モニタ、108・・・制御部。

Claims (9)

  1. Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、およびBピクチャデータで形成される符号化映像データが所定の順序で記録されている記録媒体から1倍速またはそれ以上の高速で再生可能な映像再生装置であって、
    上記記録媒体から読み出されたピクチャデータを取得してデコード処理の制御を行う制御部と、
    1倍速またはそれ以上の高速のデコード処理が可能で、上記制御部の指示に従って上記記録媒体から読み出された映像データをデコードするデコード部と、を有し、
    上記制御部は、
    高速再生において、IピクチャおよびPピクチャの出現周期(M値)が1以外のときはデコードを行わないBピクチャを判定することで、必要なピクチャだけをデコードし、M値が1のときには全てのピクチャをデコードするように上記デコード部に指示する
    映像再生装置。
  2. 上記制御部は、M値が2以上の区間の場合、IピクチャとPピクチャに関しては無条件にデコードを行い、Bピクチャに関しては以下の条件を満たす場合はデコードを行い、条件を満たさないBピクチャはデコードを行わないように上記デコード部に指示する
    請求項1記載の映像再生装置。
    (累積ピクチャ表示時間/デコードしたピクチャの表示時間累計)> 再生速度
  3. 上記制御部は、取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、Bピクチャの場合には上記デコード部にデコード指示を行う
    請求項2記載の映像再生装置。
  4. 上記デコード部でデコード処理された映像データを保存するバッファ部を有し、
    上記制御部は、取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、IピクチャまたはPピクチャの場合には、前記バッファ部の残量を確認し、残量があらかじめ設定した閾値より大きい場合に、上記デコード部にデコード指示を行う
    請求項2記載の映像再生装置。
  5. 上記制御部は、前記バッファ部の残量が上記閾値以下の場合には、次のシーケンスのピクチャまでデコード処理をスキップするように上記デコード部に指示する
    請求項4記載の映像再生装置。
  6. 上記デコード部でデコード処理された映像データを保存するバッファ部を有し、
    上記制御部は、取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、Bピクチャの場合には上記デコード部にデコード指示を行い、IピクチャまたはPピクチャの場合には、前記バッファ部の残量を確認し、残量があらかじめ設定した閾値より大きい場合に、上記デコード部にデコード指示を行い、前記バッファ部の残量が上記閾値以下の場合には、次のシーケンスのピクチャまでデコード処理をスキップするように上記デコード部に指示する
    請求項2記載の映像再生装置。
  7. Iピクチャデータ、Pピクチャデータ、およびBピクチャデータで形成される符号化映像データが所定の順序で記録されている記録媒体から所望の再生速度で当該符号化映像データを読み出し、
    上記記録媒体からの読み出しピクチャデータを取得して、高速再生において、IピクチャおよびPピクチャの出現周期(M値)が1以外のときはデコードを行わないBピクチャを判定して、必要なピクチャだけをデコードし、
    M値が1のときには全てのピクチャをデコードする
    映像再生方法。
  8. Bピクチャが存在するM値が2以上の区間の場合、IピクチャとPピクチャに関しては無条件にデコードを行い、Bピクチャに関しては以下の条件を満たす場合はデコードを行い、条件を満たさないBピクチャはデコードを行わない
    請求項7記載の映像再生方法。
    (累積ピクチャ表示時間/デコードしたピクチャの表示時間累計)> 再生速度
  9. 取得したピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャである場合、前回のピクチャがBピクチャでなくIピクチャまたはPピクチャであるかを確認し、
    Bピクチャの場合にはデコード処理を行い、
    IピクチャまたはPピクチャの場合には、前記デコード処理された映像データを保存するバッファ部の残量を確認し、
    残量があらかじめ設定した閾値より大きい場合に、デコード処理を行い、
    前記残量が上記閾値以下の場合には、次のシーケンスのピクチャまでデコード処理をスキップする
    請求項8記載の映像再生方法。
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