JP2007128464A - Etc機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法及び当該etc機能付きの携帯電話機 - Google Patents

Etc機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法及び当該etc機能付きの携帯電話機 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機を利用したETCシステムによる料金徴収システムを提供すること。
【解決手段】有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路のゲ−トを通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機1に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録された不揮発性メモリカ−ド2を携帯電話機1に装着し、有料道路のゲ−トで携帯電話機1とETC料金収受システムを有する設備との間で無線にて送受信を行い有料道路のゲ−トを通過できるようにし且つ料金の収受が行われるようにしてなることをETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、ETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法及び当該ETC機能付きの携帯電話機に関するものである。
有料道路料金収受システムのETCシステム(Electronic Toll Collection System)は、道路の料金所ゲ−トに設置したアンテナと車両に搭載した車載器との間で無線通信を行って自動的に料金を決済するシステムのことで、車両が料金所をノンストップで通行することができるシステムである。
図9に示すように、例えば、料金所では車両900がETCゲ−ト901に侵入してくると、当該車両900を車両検知器902で検知し、案内表示板903における道路側アンテナ904と当該車両900に搭載された車載器との間で無線通信を用いて送受信を行い、適切な出入口処理が行われると、路側表示器905で必要な表示を行い、インターホン906で必要な音声を発し、発信制御装置907により開閉バー908を操作して当該車両900を通過させるようになっている。
又、当該システムでは、ETCカードと称される料金決済などの為のID(自己識別)情報が記録されたIC(集積回路)カードが使用され、当該ETCカードを前記の車載器に装填して、当該車載器におけるアンテナと道路側アンテナとの間で前記のような料金決済を行うようになっている。
当該システムは、現金決済や回数券による決済などのように車両の停止が必要ないので、渋滞緩和に役立つなどの利点がある一方で、高価な車載器を必要とすること、利用手続きが煩雑であること等により積極的な利用が図られず、その普及が滞っているのが現状である。
一方、携帯電話機を利用したETCシステムによる料金徴収システムも提案されているが、その利用手続きが簡素化されたものでなければ、同様にその普及に支障を来すし、携帯電話機を利用する場合、携帯電話機の無線通信の機構との関係で、ETCシステムの利用の際には、携帯電話機を使用できないような事態を招来するものであってはならない。
更に、高速道路における移動通信にあっては、公衆通信の携帯電話機、自動車電話などは広域通信(広いエリアのサービス)であって電波も強く、一方、同じ移動通信でも、ETC、VICS(Vehicle information and Communication System)などはスポット的なサービスであって電波の弱く、携帯電話機を使用する場合にはその棲み分けに問題がある。
本発明は、上記のような従来技術に鑑み、その課題を解決した新規な技術を提供することを目的としたものである。
本発明の他の目的および新規な特徴は以下の明細書及び図面の記載からも明らかになるであろう。
本発明の特許請求の範囲は、次の通りである。
(請求項1) 有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路のゲ−トを通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録された不揮発性メモリカ−ドを携帯電話機に装着し、有料道路のゲ−トで、当該携帯電話機と当該料金収受システムを有する設備との間で無線にて送受信を行い、有料道路のゲ−トを通過できるようにし、且つ、料金の収受が行われるようにしてなることを特徴とするETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
(請求項2)請求項1に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法において、有料道路の入口で、当該携帯電話機と当該料金収受システムを有する設備との間で無線にて送受信を行った後に、携帯電話機に機能されたグローバル・ポジション・システムにより有料道路の出口で車両の走行距離を算出して料金の収受が行われるようにしてなることを特徴とする、請求項1に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
(請求項3)無線が、携帯電話機などの公衆通信でなくETCシステムの専用通信によることを特徴とする、請求項1又は2に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
(請求項4)有料道路料金収受システムのETCシステムに使用できる携帯電話機において、当該ETCシステムにおける有料道路のゲ−トを通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録された不揮発性メモリカ−ドであって当該携帯電話機に外付けで装着するか又は当該携帯電話機に内蔵された不揮発性メモリカ−ドを有してなることを特徴とするETC機能付きの携帯電話機。
(請求項5)不揮発性メモリカ−ドが、携帯電話機に外付けで装着可能なメモリカ−ドであってフラッシュメモリを記録媒体として有してなることを特徴とする、請求項4に記載のETC機能付きの携帯電話機。
(請求項6)不揮発性メモリカ−ドが、通信制御機能を有し、携帯電話機の無線部とは別個に通信が可能であることを特徴とする、請求項4又は5に記載のETC機能付きの携帯電話機。
(請求項7)不揮発性メモリカ−ドが、携帯電話機などの公衆通信でなくETCシステムの専用通信による無線通信が可能な回路を有してなることを特徴とする、請求項6に記載のETC機能付きの携帯電話機。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明によれば、携帯電話機の普及にあわせて便利にETCシステムを利用することができ、携帯電話機を所有するETC利用者は、ETCサイトや自動車ディーラーやコンビニなどから当該ETCシステムの使用が可能な情報を記録したメモリカードを取得して車載器が無くてもETCシステムを利用できるので、ETCシステムの普及が高まり、その使用頻度が比較的に低いようなユーザーにも浸透できることが期待される。
又、当該ETCシステムの使用が可能な情報を記録したメモリカードに無線通信の機能を付加することにより、その普及が増大し、また、通常の通信機能を阻害しなくても済むので、その普及が増大することが期待できる。
更に、携帯電話機などの公衆通信でなくETCシステムの専用通信による無線通信が可能であることから、携帯電話機による電波との混線が無く、従来から設置のETCシステム設備を活用できる。
次に、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1(A)に示すように、携帯電話機1に不揮発性メモリカ−ド2を、外付けで装着する。
ここの例では、不揮発性メモリカ−ド2として、SDメモリカードを使用した例を示す。
例えば、図2(A)及び(B)に示すように、携帯電話機1のメモリカ−ドスロット部(挿入口)100にSDメモリカード2を装着すればよい。
図2(C)に示すように、当該SDメモリカード2は接続端子200を有してなり、当該携帯電話機1のSDスロット部100にSDメモリカード2を装着すると、当該携帯電話機1のスロット部100側の接続端子と電気的に接続できる。
図3(A)に示すように、当該SDメモリカードは、例えば、入出力部201と制御部202と記憶部203とを備えてなり、当該記憶部203のフラッシュメモリ部2030には、有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の出入口を通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報2031が記録されている。
当該情報2031の例は、図3(A)に示すように、ETC利用の為のID(PAssWowd)、携帯電話機の契約者の氏名(名称)、当該契約者の住所(居所)、当該契約者の携帯電話番号、当該契約者の通話料金の支払い口座に関する情報(ETC利用料金口座を含む。)及びその他の当該契約者のETC料金の支払いに関する情報、車両に関する情報(車両ナンバー及び車種など)、携帯電話機の契約者の電子メールアドレス等よりなっている。
当該SDメモリカード2には、前記のように、接続端子200が設けれており、当該SDメモリカード2側の接続端子200と携帯電話機1のスロット部100側の接続端子101とが電気的に接続される。
不揮発性メモリカ−ド2は、不揮発性(電源を切っても記憶が保持される)のメモリを記録媒体として使用してあるものであれば、SDメモリカ−ドの他に、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマ−トメディア(登録商標)、メモリ−スティツク(登録商標)、MMC(Multi Media Card)、xDピクチャ−カ−ドなどでもよい。
当該メモリカ−ド(電子ブックカ−ド)2は、電池や表示装置等を備えていてもよい。
メモリカードに適合するスロット部については,国内標準規格であるJEIDA(日本電子工業振興協会)VER4.1以上又は米国の規格であるPCMCIAの VER2.0以上に従うことが出来る。
図1(A)に示すように、携帯電話機1のスロット部100に不揮発性メモリカ−ド2を外付けで装着しておき、有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路のゲ−トに入場の際には、携帯電話機1のメニュ−(Menue)ボタン102を押し、図1(B)に示すように、当該Menue101中のSDメモリカードの機能1020を選択し、又、図1(C)に示すように、ETC機能1021を選択する。
この場合、図2(A)及び(B)に示すように、携帯電話機1の側面に、当該メニュ−(Menue)ボタン102やSDメモリカードの機能1020を選択しなくても、直ちに、当該ETC機能1021を選択できるボタン103を設置しておくことが好ましい。
前記のように、当該SDメモリカード2のフラッシュメモリ部2030には、有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の出入口を通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報2031が記録されているので、携帯電話機1と当該有料道路のゲートのETCアンテナ804との間で当該情報2031の無線通信が行われる。
当該通信情報2031は、必要最小限でも足り、例えば、図示のように、携帯電話機の番号、車両情報及びPassWowdでもよく、当該通信情報2031が携帯電話機1からETCサイトへと送信される。
当該通信は、例えば、Bluetoothにより行われる。
図4に示すように、携帯電話機1は、無線部(送受信回路)104を有し、当該無線部(送受信回路)103は、図1に示すように、基地局3との間で、無線にて音声信号や画像信号などの通常の送受信を行う。
当該携帯電話機1では、図4に示すように、当該携帯電話機1の記憶装置の一部であるROM(ReadOnly Memory)105には、制御プログラムの他に、そのフラッシュメモリ部には、前記のような有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の出入口を通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録されている。又、その他ETCシステムに対処するのに必要なプログラムが記録されている。当該プログラムは、例えば、Java(登録商標)プログラムにより構成される。当該プログラムは、ダウンロ−ドできるネットワーク対応型アプリケ−ションプログラムとすることができ、利用者(ユ−ザ)が、ETCシステム部門などからダウンロードして入手することもできる。
当該携帯電話機1のアンテナ106からは、送受信信号が入出力され、画像信号や音声信号が無線部(送受信回路)104に入出力され、データ処理回路107でクロック制御される。
該データ処理回路107は、CPU109と接続され、又、DSP(Digital Signal Processor、高速演算処理型マイクロプロセッサ)110と接続されている。アンテナ106により送受信回路104に受信された無線波は、データ処理回路107にて映像信号と音声信号に分離されて、CPU109からの指令に基づいて各々クロック制御を受け、映像信号がCPU109に出力され、音声信号がDSP110に出力される。
当該DSP110には、音声コーデック111が接続され、該音声コーデック111には、リンガ112、マイク113が接続され、又、変調送信回路114及び変調復調回路115を介してスピーカ116が接続されている。DSP110に入力された音声信号は、音声処理後、音声コーデック111にてデジタル/アナログ(D/A)変換され、変調送信回路114及び受信復調回路115を介してスピーカ116に出力され、又、リンガ112にてベルなどを鳴らす。
マイク113からの音声入力信号は、音声コーデック111にてアナログ/デジタル(A/D)変換され、DSP110、データ処理回路107及び送受信回路104を介してアンテナ106から発信される。CPU109は全体制御を行う。RAM117には、短縮ダイヤルなどのユーザが入力した各種データ類が記録されている。キー・ダイヤル118は、操作キー等で構成されている。
当該携帯電話機1には、被写体の撮像手段に使用できるCCDカメラ119が備えられ、当該CCDカメラ119により撮影すると、当該デジタル信号が信号処理回路120に入力され、当該信号処理回路120で信号処理されて、CPU(中央演算処理装置)109を経て、ドライバー121に出力され、表示パネル122にて撮影映像が表示されるようになっている。
当該携帯電話機1では、ETCシステム使用の際には、無線部(送受信回路)104が使用状態になり、携帯電話の通話が出来なくなることがあるので、図7に示すように、当該携帯電話機1に、当該無線部(送受信回路)104とは別個に、ETC無線回路部123を設けることが好ましい。
ETC無線回路部123は、移動通信における公衆通信の携帯電話機の広域通信(広いエリアのサービス)とは別個に、ETCシステムとの間で専用通信を行うことができるようになっている。
この場合、無線部(送受信回路)104の情報をETC無線回路部123で変換してETCシステムに対応できるようにしてもよい。
携帯電話機の移動通信は、公衆通信の広域通信(広いエリアのサービス)あって電波も強く、一方、同じ移動通信でも、ETCは専用通信であってスポット的なサービスであって電波が弱い。ETCゲートに近づいて来たときに、携帯電話機による通信を使用する時には、かなりの遠方から電波を送信してしまい、ETC使用者との間で誤動作が起こり混乱を生じることになるので、当該ETC無線回路部123の設置により当該問題を回避できる。
図4に示すように、当該携帯電話機1の記憶装置の一部であるROM(ReadOnly Memory)105には、制御プログラムの他に、そのフラッシュメモリ部には、前記のような有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の出入口を通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録されており、ETC機能が選択されると、CPU109及びDSP(Digital Signal Processor、高速演算処理型マイクロプロセッサ)110と接続されたデータ処理回路107でクロック制御され、ETC無線回路部123を経て,ETC情報がアンテナ106から出力される。
図1(C)に示すように、当該携帯電話機1の無線部104又はETC無線回路部123を介して、携帯電話機1のアンテナ106とETCアンテナとの間で無線通信が行われ、上記のように、例えば、携帯電話機の番号、車両情報及びPassWowdが当該携帯電話機からETCサイトへと送信されるが、その際に、ETCゲートの入口では、携帯電話機の基地局3からのGPS位置情報がETCサイトへと送信される。
携帯電話機1には、図4に示すように、GPS受信機124を内蔵させるようにして、図1(C)に示すように、GPS衛星Sを通して基地局3からGPS位置情報を入手し、ETCゲートの入口において、当該携帯電話機の基地局からのGPS位置情報がETCサイトへと送信されるようにする。
ETCゲートの入口では、路側表示器805に、例えば、ETCの利用が可能であることや通過可が表示される。携帯電話機1の表示部122にも同様の表示がされる。当該入口ゲートの通過の際に、料金が徴収されるゲートでは、予め定められた料金が表示され、課金処理が行われる。
出口ゲートでは、上記の携帯電話機の基地局3からのGPS位置情報から走行距離が算出され、料金の課金処理が行われる。
課金料金の支払いは、例えば、携帯電話機の使用料金と共に請求されることができるが、他の支払方法を選択できるようにしておくことが好ましく、例えば、クレジットカード、Suica Card(スイカカード)等による支払方法をも選択できるようにしておくことが好ましい。
前記のように、当該携帯電話機1では、ETCシステム使用の際には、無線部(送受信回路)104が使用状態になり、携帯電話の通話が出来なくなることがあるので、図4に示すように、当該携帯電話機1に、当該無線部(送受信回路)104とは別個に、ETC無線回路部123を設けることが好ましいが、ETCシステムの利用の頻度が比較的に少ないような利用者であって、ETCシステムの利用をする際にのみETCシステム対応の外付けのメモリカードを携帯電話機に装着すれば済む利用者もいる。
そこで、図5に示すように、メモリカード2自体に、無線通信機能を持たせるようにすることが好ましい。
当該無線通信機能付与の例は、例えば、図5に示すように、当該メモリカードに、無線通信用送受信回路204とアンテナ部205を設けることにより構成することができる。
当該メモリカード2のその他の構成は、前記の図3に示すメモリカードと同様に、例えば、入出力部201と制御部202と記憶部203とを備えてなり、当該記憶部203のフラッシュメモリ部2030には、前記と同様に、有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の出入口を通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報2031が記録されている。
当該アンテナ部205は、当該携帯電話機1とメモリカード2との電気的な接続により電源を確保できるが、電磁誘導にて外部から電力供給を受けるためのアンテナ手段であってもよい。当該アンテナ部205は、平面形状のアンテナにより構成することが好ましい。
携帯電話機1によりETCシステムを利用するには、携帯電話機の電源がON状態にあることが必要である。
車両にて携帯電話機の電源がON状態にETCシステムを利用するには、図3(B)に示すように、車両のシガーライターに電気的に接続可能な形態を有するACアダプタ5に携帯電話機1を搭載して電源を確保するようにすることが好ましい。
次に、図6及び図7に基づき本発明のフローの一例を説明する。
携帯電話機を持つ利用者は、携帯電話機に不揮発性メモリカ−ドをスロット部に外付けで装着しておき、有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路の入口ゲ−トに入場の際に、携帯電話機のメニュ−(Menue)ボタンを押し(S701)、当該Menue中のメモリカードの機能を選択し(S702)、当該メモリカード中のETC選択ボタンを選択する(S703)。
当該ETC選択ボタンを押すと、ETCシステムのETC無線局と接続され(S704)、携帯電話機からメモリカードに記録された情報特に携帯電話番号、車両ナンバーなどの車両情報及びETC利用のパスワードがETCゲートのアンテナに送信される(S705)。
ETCサイトでは、当該情報を受信して(S706)、当該サイトにおけるサーバに記録された当該情報をサーバーのデータベースから出力させ(S707)、当該情報をサーバーのデータベースと照合させて、当該両者の携帯電話番号、車両ナンバーなどの車両情報及びETC利用のパスワードが一致するか否かを判断させ(S708)、一致する場合には、ETCの路側表示器で必要な表示例えば当該利用者のETCの利用が可能であることや入口処理が実施されたので通過が可能であることの表示を行い(S709)、利用者の確認(確認の選択ボタンを押す。)に従い(S710)、ETC発信制御装置によりETC開閉バーを操作して当該車両を通過させるようにする。尚、当該利用者の確認(S710)や当該表示(S709)は省略することができる。又、当該表示(S709)を、ETCの路側表示器805で行うと共に、携帯電話機1の表示部122でも表示してもよく、又、携帯電話機1の表示部122に表示させるだけでもよい。
当該ETCの入口ゲートからは、携帯電話機の基地局からのGPS位置情報がETCサイトへと送信される(S711)。
ETCシステムにおける有料道路の入口ゲ−トに入場の際に、課金が行われる場合には、携帯電話機のETC無線局から課金処理に関する情報が利用者に、当該利用者のETCの利用が可能であることや入口処理が実施されたので通過が可能であることの表示(S704)に加えて表示などの手段で出力される。
ETC出口ゲートでは、同様に、有料道路の出口ゲ−トに入場の際に、携帯電話機のメニュ−(Menue)ボタンを押し(S801)、当該Menue中のメモリカードの機能を選択し(S802)、当該メモリカード中のETC選択ボタンを選択する(S803)。
当該ETC選択ボタンを押すと、ETC無線局と接続され(S804)、携帯電話機からメモリカードに記録された情報特に携帯電話番号、車両ナンバーなどの車両情報及びETC利用のパスワードがETCゲートのアンテナに送信され(S805)、ETCサイトでは、当該情報を受信して(S806)、当該サイトにおけるサーバに記録された当該情報をサーバーのデータベースから出力させ(S807)、当該情報をサーバーのデータベースと照合させて、当該両者の携帯電話番号、車両ナンバーなどの車両情報及びETC利用のパスワードが一致するか否かを判断させ(S808)、一致する場合には、ETCの路側表示器で必要な表示例えば当該利用者のETCの利用が可能であることや入口処理が実施されたので通過が可能であることの表示を行い(S809)、又、携帯電話機のETC無線局からGPS位置情報を得て(S810)、入口地点のGPS位置情報と当該出口におけるGPS位置情報から走行距離をサーバーにて処理させ、走行情報や走行距離や課金情報を出力し(S811)、当該走行情報や走行距離や課金情報をETCの路側表示器905や携帯電話機1の表示部122に表示させる(S812)。
利用者の確認(確認の選択ボタンを押す。)に従い(S813)、ETC発信制御装置によりETC開閉バーを操作して当該車両を通過させるようにする。
図8に示すように、携帯電話機1を所有するETC利用者は、その携帯電話機1に、ETCサイト4から、登録の上、ETCシステムの使用が可能な情報2031をダウンロードするなりして取得することができる。携帯電話機1の内部のROM105に記憶させることができる。当該ETCシステムの為のソフトウエア(アプリケーション)Aをもダウンロードするなりして取得することができる。メモリカード2に、当該情報2031及び(又は)ソフトウエア(アプリケーション)Aをダウンロードするなりして取得することができる。
携帯電話機1を所有するETC利用者は、ETCサイト4と登録の上、当該ETCシステムの使用が可能な情報2031を記録したメモリカード2を、当該ETCサイト4や自動車ディーラーやコンビニなどから取得できるようにすると簡単に入手でき、普及が高まり、その使用頻度が比較的に低いようなユーザーにも浸透できることが期待できる。
又、当該ETCシステムの使用が可能な情報2031を記録したメモリカード2に無線通信の機能を付加することにより、その普及が増大し、また、通常の通信機能を阻害しなくても済むので、その普及が増大することが期待できる。
当該ETCサイト4や自動車ディーラーやコンビニや金融機関Wなどは、図示のように、そのサーバー400のデータベース401に当該情報2031を記憶しておく。
本発明は上記実施例に限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、メモリカード2は、フラッシュメモリの他に、EEPROM、誘電体メモリなどの不揮発半導体メモリで構成されても構わないし、図示されていないが、バッテリーバックアップされたSRAM等でも構わないし、その他、データが保持できるものであれば半導体メモリに限らず、どのような記憶手段でも構わない。
携帯電話機には、PHSも包含する。
本発明は、各種の場合に適用できる。本発明は、PDFなどの携帯端末にも適用できる。
(A)、(B)及び(C)はそれぞれ本発明の実施例を示す一例説明図である。 (A)、(B)、(C)及び(D)はそれぞれ本発明の実施例を示す一例説明図である。 (A)本発明に使用されるメモリカードのブロック図、 (B)本発明の実施例を示す一例説明図である。 本発明の実施例を示す携帯電話機の構成図である。 本発明に使用されるメモリカードのブロック図である。 本発明の実施例を示すフローチャート図である。 本発明の実施例を示すフローチャート図である。 本発明の実施例を示す一例説明図である。 ETCシステムの一例説明図である。
符号の説明
1…携帯電話機
2…メモリカード

Claims (7)

  1. 有料道路料金収受システムのETCシステムにおける有料道路のゲ−トを通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録された不揮発性メモリカ−ドを携帯電話機に装着し、有料道路のゲ−トで、当該携帯電話機と当該料金収受システムを有する設備との間で無線にて送受信を行い、有料道路のゲ−トを通過できるようにし、且つ、料金の収受が行われるようにしてなることを特徴とするETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
  2. 請求項1に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法において、有料道路の入口で、当該携帯電話機と当該料金収受システムを有する設備との間で無線にて送受信を行った後に、携帯電話機に機能されたグローバル・ポジション・システムにより有料道路の出口で車両の走行距離を算出して料金の収受が行われるようにしてなることを特徴とする、請求項1に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
  3. 無線が、携帯電話機などの公衆通信でなくETCシステムの専用通信によることを特徴とする、請求項1又は2に記載のETC機能付きの携帯電話機による有料道路における料金の収受方法。
  4. 有料道路料金収受システムのETCシステムに使用できる携帯電話機において、当該ETCシステムにおける有料道路のゲ−トを通過でき且つ料金の収受が可能な少なくとも当該携帯電話機に関する必要な情報及び車両に関する必要な情報が記録された不揮発性メモリカ−ドであって当該携帯電話機に外付けで装着するか又は当該携帯電話機に内蔵された不揮発性メモリカ−ドを有してなることを特徴とするETC機能付きの携帯電話機。
  5. 不揮発性メモリカ−ドが、携帯電話機に外付けで装着可能なメモリカ−ドであってフラッシュメモリを記録媒体として有してなることを特徴とする、請求項4に記載のETC機能付きの携帯電話機。
  6. 不揮発性メモリカ−ドが、通信制御機能を有し、携帯電話機の無線部とは別個に通信が可能であることを特徴とする、請求項4又は5に記載のETC機能付きの携帯電話機。
  7. 不揮発性メモリカ−ドが、携帯電話機などの公衆通信でなくETCシステムの専用通信による無線通信が可能な回路を有してなることを特徴とする、請求項6に記載のETC機能付きの携帯電話機。
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