JP2007128458A - データ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップする。
【解決手段】コンテンツデータを記録する記録装置12と、コンテンツデータを処理するデータ処理手段と、を備えるデータ管理装置1であって、記録装置12には、コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理データが記録され、データ処理手段は、第一管理データに基づいてコンテンツデータの再生を行い、且つ第一基準とは異なる第二基準に従って外部装置がコンテンツデータを管理するための第二管理データに基づいて、コンテンツデータを外部装置2に転送する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、記録装置に記録された音楽データ等のコンテンツデータを特定の管理方式で管理、再生等するとともに、そのコンテンツデータを著作権等の観点から所定の決められた方式で別の記録装置にバックアップをするバックアップシステム等に関する。
ハードディスクドライブを備え、多数の音楽データをハードディスクに記録するようにしたミュージックサーバが提案されている。ハードディスクドライブは、アクセス速度が速く、大容量であることから、ハードディスクドライブに音楽データを記録するミュージックサーバでは、多数の音楽データを効率的に管理することができる。ところが、ハードディスクドライブに音楽データ等のデジタルデータを記録すると、デジタルデータが違法にコピーされ、著作者の権利が守られなくなる可能性がある。そこで、違法コピーによる著作権の保護を図るための対策として、例えば、SCMS(Serial Copy Management System )を採用することが考えられている。SCMSは、1つのデジタル機器から他のデジタル機器への1世代にのみ複製が許可されるように、複製を制限するものである。
しかし、このSCMSを採用してもハードディスドライブクそのものが交換されてしまうと、違法にデジタルデータが複製されてしまう可能性がある。そこで、このようにハードディスクドライブが交換されたとしても、デジタルデータの保護を可能とする技術が公開されている(例えば、特許文献1を参照。)。この技術においては、ハードディスクドライブの個体認証用のパラメータやファイルアクセス用のパラメータを利用することで、デジタルデータの保護を可能とする。
また、ハードディスクドライブに多量のデジタルデータが保存されている場合、そのハードディスクドライブが故障すると、記録されていたデジタルデータが消滅してしまう問題が生じる。そのため、著作権の問題が生じない範囲で、ハードディスクドライブに記録されたデジタルデータを安全に管理する技術が公開されている(例えば、特許文献2を参照。)。この技術においては、ハードディスクドライブにデジタルデータを記録すると共に、書き換え可能な光ディスクにバックアップ用データとして記録する。
特開2001−118328号公報 実開2002−190153号公報 特開2001−195509号公報
多量の音楽データ等のコンテンツデータを記録装置に記録し、そのコンテンツデータを再生等する場合、ユーザの利便性やコンテンツデータの利用価値を更に高めるために、様々なオプション機能をユーザに提供する場合がある。即ち、ユーザがそのコンテンツデータをより容易に再生できるように該コンテンツデータが管理されることが望まれること等を考慮するものである。
しかし、このオプション機能は、記録装置の提供者等が独自に設定するものであり、その規格は一般的でない場合が多い。一方で、記録装置の故障などからそこに記録されたコンテンツデータをバックアップする必要性が生じるが、その場合コンテンツデータの著作権を十分に考慮し、法令を遵守する必要がある。そして、コンテンツデータの著作権を保護した上でそのバックアップをする場合、該バックアップの規格統一の要請から、汎用的なバックアップ方式が確立される。そのため、このような汎用的なバックアップ方式では
、上記のオプション機能を伴うコンテンツデータのバックアップが困難となり、ユーザの利便性を欠く結果となる。
本発明では、上記した問題に鑑み、法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることを目的とする。
本発明では、上記した課題を解決するために、コンテンツデータを管理するデータ管理装置において、該コンテンツデータを管理するための関連した異なる管理データを二つ形成することとした。このように関連した異なる二つの管理データで一のコンテンツデータを管理することで、即ち管理データの二重化を行うことで、コンテンツデータに対して与えられたオプション機能を発揮させるとともに、該オプション機能を考慮し且つコンテンツデータを保護しながら該コンテンツデータのバックアップが可能となる。
詳細には、本発明は、コンテンツデータを管理するデータ管理装置であって、コンテンツデータを記録する記録装置と、前記コンテンツデータを処理するデータ処理手段と、を備え、前記記録装置には、前記コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理データが記録され、前記データ処理手段は、前記第一管理データに基づいて前記コンテンツデータの再生を行い、且つ、前記第一基準とは異なる第二基準に従って外部装置が該コンテンツデータを管理するための前記第二管理データに基づいて、該コンテンツデータを該外部装置に転送する。
本発明に係るデータ管理装置においては、データ処理手段によってコンテンツデータの処理が行われている。先ず、該データ管理装置においてコンテンツデータの再生は、記録装置に記録されている第一管理データに基づいて行われる。この第一管理データおよび後述する第二管理データは、コンテンツデータを管理するための管理データであり、例えば、各コンテンツデータに付与された識別番号や、各コンテンツデータが有するファイル名、その内容に関するパラメータ等のコンテンツデータの属性等に関するデータであり、場合によっては一種のデータベースである。
この第一管理データには、第一基準に基づいたコンテンツデータに関する情報が含まれている。そして、データ処理手段が、この第一管理データに基づいてコンテンツデータを再生する。そこで、該第一基準とは、コンテンツデータを再生する際のユーザの利便性等のオプション機能を、第一管理データに加味させる基準である。従って、第一管理データには、該オプション機能に対応し、コンテンツデータの管理に使用されるデータが含まれる。この結果、データ処理手段によるコンテンツデータ再生時に、ユーザは該オプション機能の利益を享受することが可能となる。
ここで、コンテンツデータをデータ管理装置外の外部装置にバックアップする場合、即ちコンテンツデータの管理をしようとする場合に、第一管理データに基づいてコンテンツデータの転送を行うと、必ずしもコンテンツデータの著作権等の保護を図れるとは限られない。それは、第一管理データは、あくまでもコンテンツデータの再生に対してオプション機能を付与する等、再生時に特定の目的を果たすための管理データであることによる。また、コンテンツデータの保護を図るためには、その保護のための方式が汎用的であることが求められるため、該オプション機能を含んだ管理データでは汎用的な方式によるコンテンツデータの保護を図ることが困難となる。
そこで、本発明に係るデータ管理装置では、コンテンツデータのバックアップ時、即ちコンテンツデータを外部装置に転送するとき、第一管理データとは異なる第二管理データに基づいたコンテンツデータの転送が行われる。即ち、一のコンテンツデータに対して、
第一管理データと第二管理データによるデータの二重管理が行われる点に、本発明に係るデータ管理装置の特徴点がある。ここで、この第二管理データは、第一管理データとは完全に独立して形成されてもよい。第二管理データが第一管理データから独立して形成される場合には、コンテンツデータの著作権等の保護の観点からデータ管理に必要とされる管理データを形成するための第二基準(この第二基準は、第一基準と明確に異なる)に基づいて、コンテンツデータに関する何らかのデータから形成される。例えば、コンテンツデータの基本データに、第二基準特有の管理データを付加することで、第二管理データが形成される。このとき、第一管理データも、このコンテンツデータの基本データに、第一基準特有の管理データを付加することで形成されてもよい。
一方で、第二管理データは、第一管理データから形成されるようにしてもよい。即ち、第二基準に基づいて、第一管理データから第二管理データへの変換が行われる。例えば、第一管理データに含まれる再生時に特定の目的を果たすためのデータを管理データ本体から外すとともに、コンテンツデータの保護に必要なデータを組み入れる等の、第二基準に基づく変換行程によって、第一管理データから第二管理データが形成される。つまり、第一管理データと第二管理データとで共通して利用できる管理データは継続して利用するとともに、第二管理データ特有のデータを後発的に付加するのである。
そして、データ処理手段は、この第二管理データに基づいてコンテンツデータを外部装置に転送することで、コンテンツデータの著作権等の保護を確保しながら該コンテンツデータのバックアップを行うことが可能となる。
以上より、本発明に係るデータ管理装置では、第一管理データに基づくコンテンツデータの再生と、第一管理データとは異なる第二管理データに基づくコンテンツデータの転送とによって、法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることが可能となる。
尚、データ処理手段によるコンテンツデータのバックアップが行われるときは、管理データとしては少なくとも第二管理データが存在していればよい。そこで、該バックアップ時には、コンテンツデータとともに第一管理データをデータ管理装置から削除した状態で、該コンテンツデータを外部装置に転送するようにしてもよい。
また、上述までのデータ管理装置において、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成する管理データ形成手段を、更に備えるようにしてもよい。即ち、管理データ形成手段は、第二管理データを、コンテンツデータのバックアップが要求される際、該バックアップが行われる直前に第一管理データから形成する。そして、前記データ処理手段が前記コンテンツデータを前記外部装置に転送する直前に、その第二管理データの形成が行われるのが好ましい。尚、コンテンツデータのバックアップが未だ要求されない場合であっても、予め第二管理データを第一管理データから形成するのを妨げない。
ここで、上記のデータ管理装置において、前記第二管理データは、本体部と付属部とで構成され、前記本体部は、前記コンテンツデータの前記外部装置への転送のための管理データ本体を有し、前記付属部は、前記第二基準と前記第一基準の相違に基づいて前記第一管理データのうち前記第二管理データの本体部を構成しないデータを有し、前記データ処理手段は、前記第二管理データの前記本体部に基づいて前記コンテンツデータを前記外部装置に転送するようにしてもよい。
即ち、第二管理データを本体部と付属部の二重構造にし、コンテンツデータのバックアップは本体部に含まれる管理データに基づいて行われ、付属部に含まれるデータはこのバ
ックアップには寄与しない。この付属部に含まれるデータは、換言するとデータ管理装置におけるコンテンツデータの再生に必要な管理データであるが、該コンテンツデータの上記バックアップには必要ではない管理データである。即ち、それには、上述したコンテンツデータの再生時に特定の目的を果たすための管理データ等の、上記バックアップとは関係のないコンテンツデータの管理に関する管理データが対象となる。この管理データを付属部に含ませておくことで、データ管理装置におけるコンテンツデータの再生に関するデータとして将来的に利用することが可能となる。例えば、該バックアップ後の第二管理データから第一管理データを復元すること等も可能となる。
また上述までのデータ管理装置において、前記記録装置の記録領域のうち前記外部装置がアクセス不可能なアクセス不可能領域に前記第一管理データが記録され、前記記録装置の記録領域のうち前記外部装置がアクセス可能なアクセス可能領域に前記第二管理データおよび前記コンテンツデータが記録されるようにしてもよい。
第一管理データは、データ管理装置におけるコンテンツデータの再生に関する管理データであるから、外部からアクセスされるとコンテンツデータの良好な再生が阻害される虞がある。そこで、第一管理データはアクセス不可能領域に記録されるのが好ましい。一方で、第二管理データは、コンテンツデータのバックアップに関する管理データであるので、バックアップされるコンテンツデータと共に外部装置がアクセスできなければならない。従って、第二管理データおよびコンテンツデータは、アクセス可能領域に記録されるのが好ましい。
また、上述までのデータ管理装置において、前記第二管理データは、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから形成され、および/または前記第一管理データは、前記第一基準に基づいて前記第二管理データから形成されるのが好ましい。即ち、両者とも、第一基準と第二基準の異なる基準に基づいて同一のコンテンツデータを管理するものであるから、コンテンツデータの属性等に関する管理データは部分的に共通する可能性がある。そこで、両者の間で互換性を持たせることで、コンテンツデータに対して第一基準と第二基準の何れかに対応したデータ管理を容易に行うことが可能となる。
更に、前記第一管理データまたは前記第二管理データが正常な状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記第一管理データと前記第二管理データの何れかが正常な状態にないと判定されると、正常な状態にある管理データから正常な状態にない管理データを復元する復元手段と、を更に備えるようにしてもよい。
即ち、復元手段が、第一管理データもしくは第二管理データの間の互換性を利用し、何れか一方の管理ファイルがユーザの誤操作等で破損した場合には、破損していない管理データから破損した管理データを復元するものである。尚、判定手段は、管理データのデータ構造を自動的にチェックをしたチェック結果や、ユーザからの管理データ復元要請に基づいて、両管理データが正常な状態にあるか否かを判定してもよい。
また、上述までのデータ管理装置において、前記データ処理手段が前記コンテンツデータを前記外部装置に転送する前に、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成し前記記録装置に記録する管理データ形成手段を、更に備えるようにしてもよい。即ち、管理データ形成手段は、第二管理データを、コンテンツデータのバックアップが要求される際、該バックアップが行われる直前に第一管理データから形成する。尚、コンテンツデータのバックアップが未だ要求されない場合であっても、予め第二管理データを第一管理データから形成するようにしてもよい。
ここで、本発明を、コンテンツデータと、該コンテンツデータを第一基準に従って管理
するための第一管理データとを記録する記録装置と、該第一管理データに基づいて該コンテンツデータを再生する再生部と、を備えるデータ管理装置に所定のステップを実行させるプログラムの側面から捉えることも可能である。即ち、本発明は、該データ管理装置に、前記第一基準とは異なる第二基準に基づいて第二管理データを形成するステップと、前記第二管理データに基づいて、前記記録装置に記録されている前記コンテンツデータを前記外部装置に転送するステップと、を実行させるデータ管理プログラムである。
ここで、上述したように、第二管理データは第一管理データから形成されるようにしてもよく、また第二管理データの形成過程において第一管理データとは独立させてもよい。即ち、結果として、第一管理データと第二管理データとによる二重のデータ管理が行われることになる。このデータ管理プログラムの実行によって、データ管理装置は、第一管理データに基づくコンテンツデータの再生と、第一管理データから形成される第二管理データに基づくコンテンツデータの転送とによって、法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることが可能となる。
そして、上記データ管理プログラムにおいて、前記データ管理装置に、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成し、および/または前記第一基準に基づいて前記第二管理データから前記第一管理データを形成するステップを、更に実行させるようにしてもよい。即ち、上述したように、第一管理データと第二管理データとの間で互換性を持たせることで、コンテンツデータに対して第一基準と第二基準の何れかに対応したデータ管理を容易に行うことが可能となる。
ここで、本発明を、コンテンツデータと、該コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理データとを記録する記録装置と、該第一管理データに基づいて該コンテンツデータを再生する再生部と、を備えるデータ管理装置において、該コンテンツデータを管理する方法の側面から捉えることも可能である。即ち、本発明は、該コンテンツデータを管理するデータ管理方法であって、前記第一基準とは異なる第二基準に基づいて第二管理データを形成するステップと、前記第二管理データに基づいて、前記記録装置に記録されている前記コンテンツデータを前記外部装置に転送するステップと、から構成される。
ここで、上述したように、第二管理データは第一管理データから形成されるようにしてもよく、また第二管理データの形成過程において第一管理データとは独立させてもよい。即ち、結果として、第一管理データと第二管理データとによる二重のデータ管理が行われることになる。このデータ管理方法によって、データ管理装置は、第一管理データに基づくコンテンツデータの再生と、第一管理データから形成される第二管理データに基づくコンテンツデータの転送とによって、法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることが可能となる。
そして、上記のデータ管理方法が、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成し、および/または前記第一基準に基づいて前記第二管理データから前記第一管理データを形成するステップから、更に構成されるようにしてもよい。即ち、上述したように、第一管理データと第二管理データとの間で互換性を持たせることで、コンテンツデータに対して第一基準と第二基準の何れかに対応したデータ管理を容易に行うことが可能となる。
また、本発明を、コンテンツデータを管理するためのデータ管理システムの側面から捉えることも可能である。即ち、本発明は、コンテンツデータを記録する第一記録装置と、該コンテンツデータを第一管理データに基づいて処理する第一処理手段と、を有する第一
データ管理装置と、前記第一データ管理装置と通信可能であって、且つ所定のデータを記録可能な第二記録装置と前記コンテンツデータを第二管理データに基づいて処理する第二処理手段と、を有する第二データ管理装置と、を備えるデータ管理システムであって、前記第一管理データは、前記コンテンツデータを第一基準に従って管理するためのデータであって、前記第二管理データは、該第一基準とは異なる第二基準に基づいて該コンテンツデータを管理するためのデータであって、前記第一処理手段は、前記第一データ管理装置において前記第一管理データに基づいて前記コンテンツデータの再生を行い、前記第二処理手段は、前記第二管理データに基づいて前記コンテンツデータを前記第二記録装置に転送する。
ここで、上述したように、第二管理データは第一管理データから形成されるようにしてもよく、また第二管理データの形成過程において第一管理データとは独立させてもよい。即ち、結果として、第一管理データと第二管理データとによる二重のデータ管理が行われることになる。このデータ管理システムにおいては、第一処理手段による、第一管理データに基づくコンテンツデータの再生と、第二処理手段による、第二管理データに基づくコンテンツデータの第二記録装置へのバックアップ、即ちコンテンツデータの転送によって、法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることが可能となる。
ここで、コンテンツデータのバックアップ時に第二管理データも第二記録装置にバックアップされた場合、前記第二処理手段は、前記第二データ管理装置において、前記第二記録装置に転送された前記第二管理データに基づいて、該第二記録装置に転送されたコンテンツデータの再生を行ってもよい。この結果、第二データ管理装置においても、コンテンツデータの再生を行うことが可能となるが、この再生は、第一データ管理装置における第一処理手段によるコンテンツデータの再生とは異なる。即ち、コンテンツデータの再生に使用する管理データが第二管理データであるため、第一管理データに基づいたコンテンツデータの再生時のように、ユーザの利便性等を考慮したオプション機能を伴う再生は困難である。尚、第二管理データに、コンテンツデータの再生に対する何らかのオプション機能のデータが、汎用的なバックアップに影響しない形で含まれる場合、そのオプション機能によるコンテンツデータの再生は可能である。
また、上述のデータ管理システムにおいて、前記第一記録装置の記録領域のうち前記第二データ管理装置がアクセス不可能なアクセス不可能領域に前記第一管理データが記録され、前記第一記録装置の記録領域のうち前記第二データ管理装置がアクセス可能なアクセス可能領域に前記第二管理データおよび前記コンテンツデータが記録されるようにしてもよい。上述したように、第一管理データと第二管理データに対する第二データ管理装置からのアクセスの性質の違いによるものである。
また、上記の第一データ管理装置は、前記第二管理データが正常な状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記第二管理データが正常な状態にないと判定されると、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから新たな第二管理データを復元する復元手段と、を更に備えるようにしてもよい。
前記第二管理データは、上述したように第一記録装置の第二データ管理装置がアクセス可能なアクセス可能領域に記録されているため、ユーザの誤操作等で破損する可能性がある。そこで、判定手段が第二管理データが破損し、正常な状態にないと判定すると、復元手段が、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから第二管理データを新たに形成し直すものである。尚、判定手段は、第二管理データのデータ構造を自動的にチェックしそのチェック結果や、ユーザからの第二管理データ復元要請に基づいて、第二管理データが正常な状態にあるか否かを判定してもよい。
ここで、上述までのデータ管理システムにおいて、前記第二処理手段が前記コンテンツデータを前記第二記録装置に転送する直前に、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成し前記第一記録装置に記録する管理データ形成手段を、更に備えるようにしてもよい。即ち、管理データ形成手段は、第二管理データを、コンテンツデータのバックアップが要求される際、該バックアップが行われる直前に第一管理データから形成する。尚、コンテンツデータのバックアップが未だ要求されない場合であっても、予め第二管理データを第一管理データから形成することを妨げない。
また、上記に代えて、前記第二データ管理装置が前記第一データ管理装置と通信を行うとき、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成し前記第一記録装置に記録する管理データ形成手段を、更に備えてもよい。即ち、第二データ管理装置と第一データ管理装置の通信を行う過程において、第一管理データから第二管理データを形成するようにしてもよい。
ここで、コンテンツデータのバックアップ時に第二管理データも第二記録装置にバックアップされた場合、上述までのデータ管理システムにおいて、前記第二処理手段は、更に、前記第二記録装置に記録されたコンテンツデータを更新するとともに、該コンテンツデータの更新に応じて前記第二記録装置に記録された前記第二管理データを更新するようにしてもよい。即ち、コンテンツデータがバックアップされた第二データ管理装置側において、新たにコンテンツデータの内容を一部追加、削除等の更新をするとともに、その更新の内容を第二データ管理装置側の第二管理データの方にも反映させるものである。その結果、第二データ管理装置では、更新後のコンテンツデータの再生等のデータ管理が可能となる。
ここで、第二管理データは、第二基準に基づいて第一管理データより形成される場合、上述までのデータ管理システムにおいて、前記第二処理手段は、前記第二管理データと前記第一管理データによって重複して管理される前記コンテンツデータのみ、第二記録装置に転送してもよい。第二管理データの形成の過程において第一基準と第二基準との相違から第一管理データの一部が第二管理データに反映されない場合がある。そのような場合には、第二管理データに反映された第一管理データに対応する一部のコンテンツデータのみを、第二データ管理装置にバックアップする。
また、上述までのデータ管理システムにおいて、前記第二管理データは、本体部と付属部とで構成され、前記本体部は、前記コンテンツデータの前記外部装置への転送のための管理データ本体を有し、前記付属部は、前記第二基準と前記第一基準の相違に基づいて前記第一管理データのうち前記第二管理データを構成しないデータを有し、前記第二処理手段は、前記第二管理データの前記本体部に基づいて前記コンテンツデータを前記第二記録装置に転送するようにしてもよい。上述したように、第二管理データを本体部と付属部の二重構造にするものである。このようにすることで、付属部に含まれる第一データ管理装置におけるコンテンツデータの再生等に関する管理データを、将来的に利用することが可能となる。
そして、コンテンツデータのバックアップ時に第二管理データも第二記録装置にバックアップされた場合であって、且つ上記のデータ管理システムが、前記第二データ管理装置と通信可能であって、且つ所定のデータを記録可能な第三記録装置と、前記第二記録装置に記録された前記コンテンツデータを第三管理データによって処理する第三処理手段と、を有する第三データ管理装置を、更に備える場合、前記第三処理手段は、前記第一基準に基づいて前記第二記録装置に記録された前記第二管理データの前記本体部および付属部から前記第三管理データを前記第三記録装置内に形成し、該第三管理データに基づいて前記
第二記録装置に記録された前記コンテンツデータを前記第三記録装置に転送するようにしてもよい。
第三データ管理装置は、第一データ管理装置と同様に第一基準に従う第三管理データを第二管理データから形成する。換言すると、第三データ管理装置は、第二データ管理装置の有する第二管理データから、第三管理データであり実質的に第一管理データと同質の管理データを再現する。この結果、同一の第一基準に従う第一管理データ(第三管理データ)に基づいてコンテンツデータの管理が行われる第一データ管理装置から第三データ管理装置に、第二データ管理装置を介して、コンテンツデータのバックアップが可能となる。この際、第二データ管理装置を介することで、第二基準によるコンテンツデータの管理が行われ、該コンテンツデータの著作権等の保護が確実に行われたうえで、第一データ管理装置から第三データ管理装置へのコンテンツデータのバックアップが行われる。このようなコンテンツデータの転送により、第一データ管理装置を新たなデータ管理装置である第三データ管理装置に更新する等、ハードウェアの更新を行うとき、または第一データ管理装置の破損のために予めコンテンツデータをバックアップしておきそれを新たなデータ管理装置である第三データ管理装置に反映させるとき等に、法令を遵守したコンテンツデータの転送が可能となる。
更に、第二管理データ装置において、上述したようにコンテンツデータを更新した場合、その更新内容を第三データ管理装置にも反映することが可能である。
尚、上述までの本発明でのコンテンツデータの転送における転送とは、該転送後に転送元にコンテンツデータを残す場合と残さない場合とを含むものである。即ち、著作権等の法律の要請に基づいて転送元にコンテンツデータを残すことが好ましくない場合、例えば上述のハードウェアの更新を行う場合には、該コンテンツデータの転送を該コンテンツデータの移動という形で行うのが好ましい。また、転送元にコンテンツデータを残すことが許容される場合、例えば上述の将来的な破損対策のための個人的なバックアップを行う場合には、該コンテンツデータの転送を該コンテンツデータのコピーという形で行うのが好ましい。
法令を遵守しコンテンツデータの保護を図ると共に、オプション機能を付与されたコンテンツデータをバックアップすることが可能となる。
ここで本発明に係るデータ管理装置、データ管理プログラム、データ管理方法およびデータ管理システムの実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るデータ管理装置として機能し、車両に搭載される車載端末1と、その車載端末1と通信接続される外部パソコン2とで構成されるデータ管理システムの概略を示す図である。車載端末1は、中央処理装置(以下、「CPU」という。)3を有する。このCPU3は、その内部に、システム制御部4とナビ制御部7の二つの制御部を有している。また、外部パソコン2は、その内部にデータを記録可能な記録装置を有している。
システム制御部4は、車載端末1をデータ管理装置として機能させるための制御を司る制御部である。この車載端末1は、いわゆる音楽データをコンテンツデータとして車両内で再現する機能を有する。この音楽データの管理について、詳細に説明する。車載端末1には、CD/DVDデッキ(以下、単に「CDデッキ」という。)13と、ハードディス
クドライブ(以下、「HDD」という。)12が備えられ、それぞれシステム制御部4に電気的に接続されている。また、システム制御部4には、車両を操縦するユーザからの音楽データの管理に関する指令を受け付ける操作部8と、音楽データに関する情報をユーザに対して示す表示部9が電気的に接続される。更に、システム制御部4にはDSP再生制御部9が電気的に接続され、DSP再生制御部9ではシステム制御部4から送られる音楽データに対して演算処理を施し、車載端末1の外部に設けられたパワーアンプ20に音楽演奏のための電気信号を送る。
更に、車載端末1における、音楽データの管理について詳細に説明する。車両を操縦するユーザが、CDデッキ13に音楽データが記録された音楽CDを装着すると、システム制御部4によって音楽CDからデータのサンプリングが行われ、その音楽データがDSP再生制御部19に送られて演算処理され、パワーアンプ20を介して車両内に設けられたスピーカ21から音楽が演奏される。このとき、システム制御部4は、CDデッキ13に装着された音楽CDが車両内で初めて演奏される場合には、その音楽データをATRAC3やMP3等の所定のファイル形式に変換してHDD12内に記録していく。このようにすることで、システム制御部4が、HDD12内に音楽データを記録していき、CDデッキ13に音楽CDが装着されていなくても、ユーザは任意にHDD12内に記録された音楽データを再生し、車両内で聞くことが可能となる。
尚、以前にシステム制御部4によってHDD12内に記録された履歴を有する音楽CDがCDデッキ13に再び装着されたときは、システム制御部4はHDD12への音楽データの記録は行わない。また、上述したように、システム制御部4が自動的にHDD12への音楽データの記録を行うのに加えて、ユーザからの操作部8を通した指令に従って、音楽CDの任意の音楽データのみをHDD12内に記録するようにしてもよい。
また、CPU3内において、システム制御部4はエンコード/デコード部5と暗号化/複合化部6と電気的に接続されている。エンコード/デコード部5では、HDD12内に音楽データを記録する際の該音楽データの圧縮や、その圧縮された音楽データのDSP再生制御部19での演算処理のための解凍が行われる。また、暗号化/複合化部6では、HDD12内に記録される音楽データの著作権を保護するための暗号化、およびその複合化を行う。この著作権保護のための技術については、後述する。
更に、車載端末1には、TVチューナ14、AM/FMチューナ15、MDデッキ16、カセットデッキ17が備えられ、それぞれシステム制御部4に電気的に接続されている。ユーザはこれらの何れかを選択することで、TV、ラジオ、MD、カセットの各媒体から音楽データを車両内に再生することが可能である。また、各媒体から得られる音楽データを、上述したように音楽CDの場合と同じようにHDD12内に記録することも可能である。
次に、ナビ制御部7は、車載端末1が搭載される車両においてカーナビゲーションを行うための制御部であるが、本発明の実施例においては、ナビ制御部7は主要な機能を果たさない。そこで、本実施例においては、その詳細な説明は省略するとともに、図面における記載も最小限に留める。該車両には、ナビゲーション用のGPS受信機22と車両の速度を検出する車速センサ23が備えられ、それぞれナビ制御部7と電気的に接続されている。ナビ制御部7は、GPS受信機22および車速センサ23からの信号と、HDD12内に記録されている地図データに基づいて、車両のナビゲーションを行う。
また、CPU3は、RAM10、ROM11とも電気的に接続されており、必要に応じてこれらのメモリに記憶されている情報に、CPU3がアクセスする。更に、システム制御部4はUSB制御部18と電気的に接続され、USBマスストレージクラスによって、
車載端末1が外部パソコン2と通信可能となっている。
ここで、車載端末1における、HDD12内に記録された音楽データの再生に関して詳細に説明する。システム制御部4がHDD12にアクセスをし、そこに記録されている音楽データにアクセスをする場合、多量の音楽データを管理するための管理データに基づいてアクセスする。この管理データの詳細については、後述する。そして、管理データから得られる音楽データのパラメータを基に、システム制御部4は表示部9に音楽データ再生時の再生画面を形成する(図2を参照。)。本実施例においては、図2に示すように、音楽データにおけるアーチスト名、アルバム名、該楽曲のアルバムにおけるトラック番号、該楽曲名に加えて、該楽曲のアルバムのジャケット写真とアーチストに関する情報の動画を組合せた画面が表示部9に表示される。これにより、ユーザが楽曲を聞きながら、該楽曲に関する情報を視覚的に容易に把握することが可能となる。
このような音楽データの管理を行うためにHDD12には、図3に示すようなデータ構造が構築されている。HDD12の記憶領域は、主にR1、R2、R3の三つの領域に区分される。領域R1は、上述した音楽データ等のコンテンツデータが記録される領域である。具体的には、領域R1には、上述しようにシステム制御部4によって、ATRAC3やMP3等の所定のファイル形式に変換された音楽データのファイルや、上記のアルバムのジャケット写真に関する画像ファイル(図中、「ジャケ写ファイル」と称する。)や、上記のアーチストに関する情報の動画の映像ファイルが記録される。更に、これらのコンテンツデータを管理するための管理情報に関する管理データのファイルも記録される。
次に、領域R2には、「CDDB」(登録商標:登録4720675号)に代表される、CDデッキ12に装着された音楽CDのアルバム名や曲名をデータベース化したタイトルデータベースが記録される。更に、領域R3には、ナビ制御部7によるカーナビゲーションに使用されるデータ等が記録される。例えば、地図データ、地図上の施設情報、ナビゲーションの履歴情報、ユーザに関する情報、住所情報、電話番号情報や、ナビゲーションそのものを行うアプリケーションソフト等、そしてこれらのデータを管理するための管理情報に関する管理データが記録される。
ここで、音楽CDからHDD12に記録された音楽データは、デジタルデータでありその著作権は十分に保護されなければならない。HDD12から徒に別の記録装置に複製または移動等のバックアップが行われると、音楽データの著作権を侵害する蓋然性が高くなる。そこで、一例として、図4に示すような著作権保護技術が利用されている。
図4に基づいて、著作権保護技術について説明する。データ管理装置D1において、音楽CDからHDD12にデータが記録されるとき、所定の規則に基づいて暗号化が行われる。そして、この暗号化された音楽データは、対応する複合化用の鍵K1が存在しなければ複合化することができない。ここで、データ管理装置D1には、予め識別番号ID1が付与されており、この識別番号ID1から鍵K1が生成されるようになっている。従って、データ管理装置D1においては、HDD12に暗号化されて記録された音楽データは、複合化され再生することが可能である。
ここで、HDD12に記録された暗号化された音楽データを、別のデータ管理装置D2のHDD12’に複製したと仮定する。しかし、このデータ管理装置D2には、データ管理装置D1とは異なる識別番号ID2が付与されているため、この識別番号に基づいて形成される複合化用の鍵はK1ではなくK2となる。そのためHDD12’に複製された音楽データ用の複合化用の鍵が正当な鍵でないため、暗号化された音楽データを複合化することが不可能となり、結果、データ管理装置D2では、音楽データの再生は不可能となる。このようにして、HDD12に記録された音楽データの保護が図られる。
しかし、音楽データの著作権を侵害しない範囲で、個人使用の目的で該音楽データをバックアップする必要がある。例えば、HDD12に記録された音楽データを、HDD12の故障等から保護するために、そのバックアップを行いたい場合がある。このような場合にまで、徒に音楽データの移動、複製を禁止していれば、著作権の濫用でありユーザの正当な利益を侵す可能性がある。一方で、音楽データの著作権は確実に保護しなければならない。
ここで、著作権を保護するバックアップ技術においては、該技術を広く普及させるためにその規格を統一、汎用化することが要請される。そのため、バックアップの際、該規格から外れた構成のデータは、著作権保護の下バックアップすることが困難となる。特に、上述したように、車載端末1では表示部9での音楽データのアルバムの画像表示や動画の映像表示等のオリジナル機能が実施されている。そのような場合、このオリジナル機能があるが故に著作権保護の下バックアップができなくなるのは、ユーザに不都合である。このオリジナル機能を含めて、著作権保護の下音楽データをバックアップする技術が、ユーザの利便性に合致する。
そこで、以下に上記オリジナル機能を含めた、著作権保護の下音楽データをバックアップする技術について説明する。図5に、HDD12内のデータ構造の詳細を示す。尚、図5に示されるHDD12は、領域R1のみである。また、車載端末1のHDD12と外部パソコン2との接続については、図1に示すように本来はシステム制御部4やUSB制御部18等を介するが、図5においてはこれらの記載は省略する。
本発明に係るHDD12の領域R1は、更に二つの領域R4とR5に分けられる。この領域R4は外部パソコン2からのアクセスが不可能な領域であり、また領域R5は外部パソコン2からのアクセスが可能な領域である。先ず、領域R4には、車載端末1で実行されるオリジナル機能を含む音楽データの管理データであるオリジナル管理データと、該オリジナル機能に関連するオリジナル機能データ(上述の、図3に示すジャケ写ファイルや動画の映像ファイルをいう。)が記録されている。一方で、領域R5には、車載端末1のオリジナル機能を含めて、著作権保護の下音楽データをバックアップするための管理データである著作権対応管理データと、多くの音楽データが記録されている。
ここで、この著作権対応管理データは、CPU3が、オリジナル管理データから形成する。これらの管理データについて、図6に基づいて詳細に説明する。図6(a)にはオリジナル管理データの構造を、図6(b)には著作権対応管理データの構造をそれぞれ示す。オリジナル管理データは、領域R5に記録された音楽データの識別番号(ID)と、該音楽データのファイル名、該音楽データが属するアルバム名、該アルバムにおける該音楽データのトラック番号、該音楽データの曲名、該音楽データを演奏するアーチスト名に加えて、一番目のオリジナル機能であるジャケ写ファイル名、二番目のオリジナル機能である上記の動画の映像ファイル名をフィールドとするデータベース構造を有する。
車載端末1は、このオリジナル管理データに基づいて、領域R5に記録された音楽データの管理を行う。即ち、オリジナル管理データに格納されている各音楽データごとのパラメータを使用して、図2に示すような表示部9での画面を形成するとともに、その画面に対応する音楽データをDSP制御部19を通して再生する。また、ユーザからの操作部8を通した指令に従って、表示部9に形成する画面とDSP制御部19に送る音楽データを管理する。従って、オリジナル管理データは、「車載端末1におけるオリジナル機能を発揮させる」という基準に従って、音楽データを再生、管理するための管理データである。尚、この基準を、以下では「第一基準」と称する。
次に、著作権対応管理データは、本体部と付属部とで構成される。本体部は実質的に音楽データの管理に使用される部分であり、付属部は音楽データの管理には使用されない部分である。従って、付属部は、著作権対応管理データのいわゆるヘッダ等に相当する。この本体部の構造は、上述のオリジナル管理データの一部と同じである。即ち、音楽データの識別番号(ID)と、該音楽データのファイル名、該音楽データが属するアルバム名、該アルバムにおける該音楽データのトラック番号、該音楽データの曲名、該音楽データを演奏するアーチスト名のフィールドを有する。それに加えて、著作権対応管理データは、音楽データの著作権を保護するために各音楽データに著作権対応データ1と著作権対応データ2の二つのフィールドが付与される。これらの著作権対応のフィールドは、音楽データの移動や複製、更には複製後の再生等に対する汎用的な規格に対応するフィールドである。そして、この本体部全体のデータ構造は、著作権保護のための該汎用的な規格に対応可能な、汎用的なデータ構造となっている。
また、著作権対応管理データの付属部は、オリジナル管理データに含まれていたが、上記の本体部には含まれない部分、即ち車載端末1にけるオリジナル機能を発揮させるために必要な管理データによって構成される。この付属部は、音楽データの管理、特に著作権保護のための該汎用的な規格に対応した音楽データの管理には使用されない付随的な部分である。以上より、著作権対応管理データは、「音楽データの著作権保護のための汎用的な規格に準拠する」という基準に従って、音楽データを管理するための管理データである。尚、この基準を、以下では「第二基準」と称する。
そして、この著作権対応管理データは、車載端末1においてCPU3によってオリジナル管理データから形成される。即ち、音楽データに関する管理データの一部は、オリジナル管理データと著作権対応管理データとで重複する。これは音楽データにおいて、実質的に「音楽」そのものに対応するフィールドのデータである。そこで、CPU3は、オリジナル管理データのうちその重複するフィールドにおけるデータに、著作権保護のための該汎用的な規格に従って必要なフィールドのデータを付加し、且つオリジナル管理データのうち汎用的な著作権保護に関与しないデータについては付属部に格納することで、オリジナル管理データから著作権管理データを形成する。即ち、CPU3は、第一基準に基づいて形成された管理データを、第二基準に基づいてデータ構造を変換し新たな管理データを形成する。
尚、第二管理データの形成については、上記のような第一管理データからのデータ変換には限られない。例えば、第二管理データは、第一管理データとは完全に独立した状態で第二基準に基づいて予め形成されてもよい。また、第一管理データと第二管理データは、音楽データに関する管理データであるから、その内部構成において部分的に共通するデータが存在する場合がある。そこで、その共通データをベースとして、第一基準および第二基準に基づいて第一管理データおよび第二管理データを形成するようにしてもよい。
ここで、この著作権対応管理データは、車載端末1において直接音楽データを管理(再生)するのには使用されず、車載端末1から外部パソコン2に音楽データを移動または複製(バックアップ)するとき、即ち音楽データの著作権の保護を考慮しなければならない状況での音楽データの管理のために使用される。この音楽データのバックアップは、外部パソコン2に搭載されているバックアップ用のアプリケーションソフトが、車載端末1のUSB制御部18を介してHDD12の領域R5に記録されている著作権対応管理データにアクセスし、その領域R5に記録されている音楽データを、著作権保護のための汎用的な規格に応じて外部パソコン2内の記録装置にバックアップを行う。このとき著作権対応管理データも外部パソコン2内にバックアップされる。
これにより、音楽データの著作権が保護された状態で、外部パソコン2に音楽データが
バックアップされるとともに、車載端末1におけるオリジナル機能に対応する管理データも外部パソコン側にバックアップされる。そこで、外部パソコン2に搭載される音楽データの再生アプリケーションが、該オリジナル機能に対応しているアプリケーションであれば、著作権対応管理ソフトの付属部に記録されているデータを基に、該オリジナル機能を発揮させながら、著作権保護の下でバックアップされた音楽データを再生することが可能である。また、外部パソコン2に搭載される音楽データの再生アプリケーションが、該オリジナル機能に対応していないアプリケーションであっても、著作権対応管理ソフトの本体部に記録されているデータを基に音楽データの再生が可能である。尚、外部パソコン2でオリジナル機能を発揮させるためには、音楽データのバックアップ時に、車載端末1が外部パソコン2側のアプリケーションと連動して、領域R4に記録されているオリジナル機能データを外部パソコン2に転送する。
また、著作権対応管理データの形成は、外部パソコン2が車載端末1に接続され、外部パソコン2からの音楽データの転送要求、もしくは車載端末1から外部パソコン2への転送指令があってから形成されるようにしてもよい。即ち、音楽データのバックアップ直前に、その時点で車載端末1に記録されている音楽データの最新の状態に応じて該音楽データのバックアップを行う。また、これに限らず、外部パソコン2が車載端末1と何らかの通信を行っている最中や、外部パソコン2が車載端末1と接続をする前に既に、著作権対応管理データを形成するようにしてもよい。
尚、音楽データのバックアップ終了後は、著作権対応管理データを車載端末1から消去してもよい。該著作権対応管理データは、車載端末1における音楽データの管理には直接使用はされないからである。その場合、次の音楽データのバックアップ時に、新たな著作権対応管理データが形成される。
ここで、車載端末1における音楽データの上記バックアップを行うためのプログラムの動作について、図7に基づいて詳細に説明する。図7に示すバックアップ制御を行うバックアッププログラムは、車載端末1のROM11に格納されており、CPU3によって実行される。
先ず、S101では、外部パソコン2の認識を行う。即ち、車載端末1とUSB制御部18を介して接続されている外部パソコン2が、著作権保護の音楽データのバックアップを可能とするデータ管理装置であるのか否かの判定をする。具体的には、外部パソコン2において起動されるバックアップ用のアプリケーションが著作権保護に対応するアプリケーションであるか、また著作権保護のための上記の汎用的な規格に対応した何らかの識別データを外部パソコン2が備えているか等の所定の判断基準に従って、外部パソコン2の認識を行う。S101の処理が終了すると、S102へ進む。
S102では、上述したように、車載端末1のHDD12の領域R4に記録されているオリジナル管理データから、領域R5に著作権対応管理データを形成するのを開始する。S102の処理が終了すると、S103へ進む。
S103では、外部パソコン2に搭載される音楽データの再生アプリケーションが、該オリジナル機能に対応しているアプリケーションか否かが判定される。即ち、著作権保護の下音楽データをバックアップした後、その音楽データに対して車載端末1のオリジナル機能を加味した状態で再生することが可能か否かが判定される。該オリジナル機能に対応していると判定されるとS104へ進み、対応していないと判定されるとS106へ進む。
S104では、第二基準に基づいてオリジナル管理データから、図6に示すように著作
権対応管理データの上記本体部および上記付属部を、HDD12の領域R5に形成する。S104の処理が終了すると、S105へ進む。
S105では、S104で形成された著作権対応管理データに基づいて、該著作権対応管理データと、音楽データを、著作権保護の下、外部パソコン2の記録装置に転送する。更に、外部パソコン2には、車載端末1のオリジナル機能に対応した音楽データの再生アプリケーションが搭載されているため、CPU3はHDD12の領域R4に記録されているオリジナル機能データも外部パソコン2の記録装置に転送する。S105の処理後、本制御を終了する。
一方で、S106では、第二基準に基づいてオリジナル管理データから、図6に示すように著作権対応管理データの上記本体部のみを形成する。付属部を形成しない理由は、外部パソコン2には、車載端末1のオリジナル機能に対応した音楽データの再生アプリケーションが搭載されていないため、該オリジナル機能に対応するデータは不要だからである。S106の処理が終了すると、S107へ進む。
S107では、S106で形成された著作権対応管理データに基づいて、該著作権対応管理データと、音楽データを、著作権保護の下、外部パソコン2の記録装置に転送する。尚、外部パソコン2には、車載端末1のオリジナル機能に対応した音楽データの再生アプリケーションが搭載されていないため、S105のようにCPU3はHDD12の領域R4に記録されているオリジナル機能データを外部パソコン2の記録装置には転送しない。S107の処理後、本制御を終了する。
本制御によると、車載端末1では、外部パソコン2への音楽データのバックアップ時に、少なくとも著作権対応管理データの本体部が形成され、それに基づいて音楽データのバックアップが管理されるため、該音楽データのバックアップは、著作権保護の汎用的な規格に従って行われる。更に、外部パソコン2が車載端末1のオリジナル機能に対応した再生アプリケーションを有しているときは、バックアップ後の音楽データに対してそのオリジナル機能を付与した状態で該音楽データの再生が可能となる。換言すると、車載端末1において、オリジナル機能を付与した状態で音楽データの再生を可能とする管理データと、汎用的な規格の著作権保護を可能とする管理データのダブルスタンダードとすることで、両者の両立を可能とするとともに、バックアップ後の音楽データに対する該オリジナル機能の付与も可能とする。
図8に、本発明の第二の実施例に係るデータ管理装置およびデータ管理システムの概略を示す。尚、実施例1におけるデータ管理装置およびデータ管理システムを構成する構成要素と同一のものには、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図8に示すデータ管理システムには、第三のデータ管理装置として機能する車載端末31が含まれる。この車載端末31は、車載端末1とほぼ同一の機能を発揮する構成要素を有している。例えば、車載端末1側のCPU3、システム制御部4、エンコード/デコード部5、暗号化/複合化部6、HDD12、USB制御部18、DSP再生制御部19に対応して、CPU32、システム制御部33、エンコード/デコード部34、暗号化/複合化部35、HDD36、USB制御部37、DSP再生制御部38を車載端末31は有する。更に、車載端末1の外部に設けられたパワーアンプ20、スピーカ21に対応して、車載端末31の外部にパワーアンプ30とスピーカ40が設けられている。この対応により、車載端末31側の構成要素の詳細な説明は省略する。
そして、車載端末31は、車載端末1と同様に、第一基準に基づいて音楽データを管理
する管理データを有する。従って、車載端末31では、車載端末1と同じオリジナル機能を、HDD36に記録された音楽データに対して付与した状態で該音楽データを再生することが可能である。
このように構成されるデータ管理システムでは、車載端末31と外部パソコン2とが通信接続される。そして、この接続により、外部パソコン2にバックアップされた音楽データの、更に車載端末31への移動、または複製が可能となる。以下に、その詳細を説明する。
車載端末1から外部パソコン2への音楽データのバックアップは、実施例1で述べたとおりである。そして外部パソコン2から車載端末31への音楽データの移動、複製であるが、この際外部パソコン2がその記録装置内に有する著作権対応管理データに基づいて、外部パソコン内の音楽データを移動、複製する。このようにすることで、車載端末1から外部パソコン2へのバックアップ時と同様に、著作権保護のための汎用的な規格に従って音楽データの移動、複製が可能である。
そして、このとき外部パソコン2の有する著作権対応管理データから、第一基準に基づいて、車載端末31用のオリジナル管理データを形成し、それをHDD36に記録する。即ち、上述したオリジナル管理データから著作権対応管理データへの変換とは逆の変換をおこなうことで、新たな車載端末31用のオリジナル管理データを形成する。尚、HDD36も外部パソコン2がアクセス可能な領域と不可能な領域に区切られているため、一度アクセス可能な領域に新たなオリジナル管理データを写し、その後、車載端末31側で、該アクセス可能領域から該アクセス不可能領域に移動させる。また、外部パソコン2にオリジナル機能データがバックアップされているときも、同様に一度アクセス可能領域を経由してからアクセス不可能領域に移動させる。また、音楽データ自体は、HDD36のアクセス可能領域に、移動、複製する。
この結果、車載端末31において、車載端末1で蓄積された音楽データを車載端末31でも利用することが可能である。そして、このとき著作権対応管理データの存在により、音楽データの著作権は確実に保護されると共に、該著作権対応管理データの付属部の存在により、車載端末31でも複製、移動された音楽データに対して、車載端末1、31で共通するオリジナル機能を付与することが可能となる。これにより、車載端末1が故障したとき、または車載端末1を新たな車載端末31に変更しようとするとき等に、車載端末1で蓄積した音楽データを、その著作権を侵害することなく有効に利用することが可能となる。
ここで、図9に、外部パソコン2から車載端末31に音楽データを移動、複製する際のそれぞれの管理データの構造を示す。図9(a)は、外部パソコン2が有する著作権対応管理データであり、図9(b)は、車載端末31が有するオリジナル管理データである。
ここで、外部パソコン2において、車載端末1からバックアップされた音楽データに対して二曲の音楽データが追加された。そこで、図9(a)に示す著作権対応管理データからも分かるように、外部パソコン2のアプリケーションによって、著作権対応管理データに、ID6とID7の音楽データの二曲に関するデータが追加されている。尚、これらの追加された二曲に関しては、車載端末の有するオリジナル機能に対応するデータは追加されていない。
そして、車載端末31への音楽データの移動、複製時に、第一基準に基づいて、図9(a)に示す著作権対応管理データから図9(b)に示すオリジナル管理データに変換される。即ち、著作権対応管理データの本体部における著作権対応データ1、2に関するデー
タが削除され、付属部におけるオリジナル機能1、2に関するデータが付加されることで、車載端末31用のオリジナル管理データが形成される。尚、ID6、7の音楽データのオリジナル機能に関するデータは、車載端末31用のオリジナル管理データ形成直後は空白であるが、その後、車載端末31においてその部分を追加してもよい。
このように、第一管理データと第二管理データとの間では、互換性が存在する。即ち、何れか一方の管理データから他方の管理データを形成することが可能である。そこで、ユーザの誤操作等によって何れかの管理データが破損し、正常な状態でなくなったとき、CPU3がその状態を自動的に検出し、または操作部8を通したユーザからの指令をCPU3が検知することで、他方の管理データに基づいて破損した管理データを復元するようにしてもよい。
本発明の実施例に係るデータ管理装置である車載端末および該車載端末を含んで構成されるデータ管理システムの概略図である。 本発明の実施例に係る車載端末の表示部で表示画面を表す図である。 本発明の実施例に係る車載端末の記録装置であるハードディスクのデータ構成を示す図である。 音楽データの著作権を保護するための技術を簡便に表す図である。 本発明の実施例に係る車載端末のハードディスクのデータ構成をより詳細に表す図である。 本発明の実施例に係るデータ管理システムにおいて、車載端末から外部パソコンに音楽データをバックアップするときの、車載端末側で使用される音楽データの管理データと、外部パソコン側で使用される音楽データの管理データのデータ構造を表す図である。 本発明の実施例に係るデータ管理システムにおいて、車載端末から外部パソコンに音楽データをバックアップするときに、車載端末側で実行されるバックアップ制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るデータ管理装置である車載端末および該車載端末を含んで構成されるデータ管理システムの第二の概略図である。 本発明の実施例に係るデータ管理システムにおいて、外部パソコンから車載端末に音楽データを移動、複製するときの、外部パソコン側で使用される音楽データの管理データと、車載端末側で使用される音楽データの管理データのデータ構造を表す図である。
符号の説明
1・・・・車載端末
2・・・・外部パソコン
3・・・・CPU
4・・・・システム制御部
8・・・・操作部
9・・・・表示部
12・・・・ハードディスク(HDD)
13・・・・CD/DVDデッキ(CDデッキ)
18・・・・USB制御部
31・・・・車載端末
36・・・・HDD
R4・・・・アクセス不可能領域
R5・・・・アクセス可能領域

Claims (9)

  1. コンテンツデータを記録する記録装置と、
    前記コンテンツデータを処理するデータ処理手段と、を備え、
    前記記録装置には、前記コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理データが記録され、
    前記データ処理手段は、前記第一管理データに基づいて前記コンテンツデータの再生を行い、且つ、前記第一基準とは異なる第二基準に従って外部装置が該コンテンツデータを管理するための前記第二管理データに基づいて、該コンテンツデータを該外部装置に転送する
    ことを特徴とするデータ管理装置。
  2. 前記第二基準に基づいて前記第一管理データから前記第二管理データを形成する管理データ形成手段を、更に備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記第二管理データは、本体部と付属部とで構成され、
    前記本体部は、前記コンテンツデータの前記外部装置への転送のための管理データ本体を有し、
    前記付属部は、前記第二基準と前記第一基準の相違に基づいて前記第一管理データのうち前記第二管理データの本体部を構成しないデータを有し、
    前記データ処理手段は、前記第二管理データの前記本体部に基づいて前記コンテンツデータを前記外部装置に転送する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記記録装置の記録領域のうち前記外部装置がアクセス不可能なアクセス不可能領域に前記第一管理データが記録され、
    前記記録装置の記録領域のうち前記外部装置がアクセス可能なアクセス可能領域に前記第二管理データおよび前記コンテンツデータが記録される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のデータ管理装置。
  5. 前記第二管理データは、前記第二基準に基づいて前記第一管理データから形成され、および/または、前記第一管理データは、前記第一基準に基づいて前記第二管理データから形成されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のデータ管理装置。
  6. 前記第一管理データまたは前記第二管理データが正常な状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記第一管理データと前記第二管理データの何れかが正常な状態にないと判定されると、正常な状態にある管理データから正常な状態にない管理データを復元する復元手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のデータ管理装置。
  7. コンテンツデータと、該コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理データとを記録する記録装置と、該第一管理データに基づいて該コンテンツデータを再生する再生部と、を備えるデータ管理装置に、
    前記第一基準とは異なる第二基準に基づいて第二管理データを形成するステップと、
    前記第二管理データに基づいて、前記記録装置に記録されている前記コンテンツデータを前記外部装置に転送するステップと、
    を実行させるデータ管理プログラム。
  8. コンテンツデータと、該コンテンツデータを第一基準に従って管理するための第一管理
    データとを記録する記録装置と、該第一管理データに基づいて該コンテンツデータを再生する再生部と、を備えるデータ管理装置において、該コンテンツデータを管理する方法であって、
    前記第一基準とは異なる第二基準に基づいて第二管理データを形成するステップと、
    前記第二管理データに基づいて、前記記録装置に記録されている前記コンテンツデータを前記外部装置に転送するステップと、
    から構成されるデータ管理方法。
  9. コンテンツデータを記録する第一記録装置と、該コンテンツデータを第一管理データに基づいて処理する第一処理手段と、を有する第一データ管理装置と、
    前記第一データ管理装置と通信可能であって、且つ所定のデータを記録可能な第二記録装置と前記コンテンツデータを第二管理データに基づいて処理する第二処理手段と、を有する第二データ管理装置と、
    を備えるデータ管理システムであって、
    前記第一管理データは、前記コンテンツデータを第一基準に従って管理するためのデータであって、前記第二管理データは、該第一基準とは異なる第二基準に基づいて該コンテンツデータを管理するためのデータであって、
    前記第一処理手段は、前記第一データ管理装置において前記第一管理データに基づいて前記コンテンツデータの再生を行い、
    前記第二処理手段は、前記第二管理データに基づいて前記コンテンツデータを前記第二記録装置に転送する
    ことを特徴とするデータ管理システム。
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