JP2007128043A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報が表示されるまでに要する時間を短くするとともに、前記表示された情報のコントラストを向上すること。
【解決手段】コレステリック液晶表示パネル6の書き換えを行う場合には、まず、コレステリック液晶を高速駆動可能なDDSによりコンテンツを書き込むようにした。そのため、コレステリック液晶表示パネル6にコンテンツが表示されるまでに要する時間を短くすることができる。次いで、DDSによるコンテンツの書き込みが終了した後、ユーザが前記書き込まれたコンテンツを閲覧している間に、DDSよりも駆動速度が遅いものの、駆動段階が少なく制御が容易なコンベンショナル駆動方法により前記コンテンツを上書きするようにした。そのため、前記表示されたコンテンツのコントラストを向上し、液晶温度と計測温度のズレに伴うDDSの表示異常を消去し、正しい表示結果を得ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、コレステリック液晶を用いた表示体を備える情報表示装置に関する。
従来、この種の情報表示装置としては、前面側に配され、光を反射するプレーナ配向と光を透過するフォーカルコニック配向とを画素毎に切り換え可能なコレステリック液晶表示パネルと、背面側に配され、前記コレステリック液晶表示パネルを透過した光を吸収する光吸収板とを含むものがある。このような情報表示装置にあっては、プレーナ配向の画素に反射光の色(例えば、白色)が表示され、フォーカルコニック配向の画素に光吸収板の色(例えば、黒色)が表示されるため、表示対象コンテンツ(白地に黒色の文字や画像を含むコンテンツ)の白色部分に対応する画素をプレーナ配向とし黒色部分に対応する画素をフォーカルコニック配向とすることで、前記コンテンツを表示可能となっている。
ところで、このような情報表示装置にあっては、コレステリック液晶の配向状態の切り換えに長時間(例えば、1ラインあたり10msec)がかかるという欠点があった。そのため、例えば、1000ライン程度の高解像度が要求される電子書籍端末を構成して線順次駆動を行うと、一画面の書き換えに10秒程度を要し、通常の紙媒体の書籍のページ捲り速度(0.5〜1.0秒)と比較して、非常に遅いものとなるという問題があった。
そのため、このような情報表示装置にあっては、一般に、配向状態の切り換えには、コレステリック液晶を高速駆動可能なダイナミック駆動方法(Dynamic Drive Scheme :DDS)が用いられる(例えば、特許文献1参照)。このDDSでは、コレステリック液晶の駆動期間をPreparation期間(駆動対象である画素列の全画素をホメオトロピック配向に遷移させる電圧を印加する期間)、Selection期間(駆動対象である画素列の任意の画素をホメオトロピック配向に維持するか、過渡プレーナへの弛緩を許可するかを選択する電圧を印加する期間)、Evolution期間(ホメオトロピック配向である画素の配向状態を維持するともに、プレーナ配向である画素をフォーカルコニック配向に遷移させる電圧を印加する期間)の3段階に分け、コレステリック液晶表示パネルの複数ラインでPreparation期間とEvolution期間とを同時に実行するパイプライン駆動を採用することにより、書き換え速度の大幅な高速化を達成しており、1ラインあたり1msec以下、1000ライン駆動時であっても1秒以下の画像書き換えを可能としている。
米国特許第5748277号明細書
しかしながら、DDSにより書き換えを行う方法にあっては、3段階の駆動段階それぞれで異なった電圧値を印加するようになっているため、コレステリック液晶の配向状態の遷移が複雑化し、その結果、完全なプレーナ配向(白色)や完全なフォーカルコニック配向(黒色)に遷移しきれず、コントラストが悪化してしまうという問題があった。
また、DDSにあっては、Selection期間においてホメオトロピック配向を維持するか、過渡プレーナ配向への弛緩を許可するかという、非常に微妙な選択を行うことでSelection期間を短縮し、高速化を達成している。
そのため、特に、多階調表示させる場合には環境温度の変化の影響を強く受けることになり、1℃未満の変化でもSelection期間の長さを変化させなければならず、制御が非常に困難になるという問題もあった。
さらに、ダイナミック駆動方法では、コレステリック液晶の反射率が温度に極めて大きく依存するため、本来であれば白色に表示させたい表示領域に指が触れるなどすると、その温度が上昇して黒色に表示されてしまうという問題があった。
また、ダイナミック駆動における電圧値、パルス幅などの駆動パラメータを決定するための温度データを取得する目的で、表示体には温度センサが設置される。この温度センサは、例えば、液晶を挟むガラス基板に貼り付けられる。ガラス基板は液晶の外側に位置するので、液晶よりも早く環境温度の変化に追随する。したがって、寒い屋外から暖かい屋内へ表示端末を移動させるなどして、環境温度が激しく変化する場合においては、温度センサの取得する温度データは、実際の液晶温度とズレを生じることになり、誤った温度データに基づいた駆動パラメータにより表示体が駆動され、結果、画面が真っ黒、真っ白になるなど、表示状態が悪化するという問題があった。
さらに、表示体に直射日光や、白熱灯など赤外線が多分に含まれる光が当たると、液晶が赤外線を吸収して発熱する一方、ガラスはそれほど発熱しない。これによっても、温度センサの取得する温度データが、実際の液晶温度とズレを生じることになり、誤った温度データに基づいた駆動パラメータにより表示体が駆動され、結果、画面が真っ黒になるなど、表示状態が悪化するという問題があった。
本発明は、上記従来技術の未解決の問題点を解決することを課題とするものであって、情報が表示されるまでに要する時間を短くすることができ、且つ、前記表示された情報のコントラストを向上することができる情報表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報表示装置は、コレステリック液晶を用いた表示体を備える情報表示装置であって、複数の駆動段階を有するダイナミック駆動方法により前記表示体に情報を表示する第一書換手段と、その表示された情報に単一の駆動段階である駆動方法(例えば、線順次駆動方法)により当該情報を再表示する第二書換手段と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、表示体を書き換える場合には、まず、コレステリック液晶を高速駆動可能なダイナミック駆動方法により情報を書き込むことができ、例えば、コンベンショナル駆動方法により情報を書き込む方法に比べ、表示体に情報が表示されるまでに要する時間を短くすることができる。次いで、ダイナミック駆動方法による情報の書き込みが終了した後、ユーザが前記書き込まれた情報を閲覧している間に、DDSよりも駆動速度が遅いものの、駆動段階が少なく制御が容易なコンベンショナル駆動方法により前記情報を上書きすることで、例えば、前記情報の白色部分に対応する画素をより完全なプレーナ配向に遷移させ、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることができ、前記表示された情報のコントラストを向上することができる。
さらに、液晶温度を正しく取得できなかったことにより、DDS駆動の結果、表示異常が発生した際にも、表示結果の温度依存性がDDS駆動より小さいコンベンショナル駆動方法により上書きすることで、表示異常を消去し、正しい表示結果を得ることができる。
また、コレステリック液晶を用いた表示体を備える情報表示装置であって、複数の駆動段階を有するダイナミック駆動方法により前記表示体に情報を表示する第一書換手段と、その表示された情報に二つの駆動段階を有する二相駆動方法により当該情報を再表示する第二書換手段とを備えたことを特徴とするものとしてもよい。
このような構成によれば、表示体を書き換える場合には、まず、コレステリック液晶を高速駆動可能なダイナミック駆動方法により情報を書き込むことができ、例えば、二相駆動方法により情報を書き込む方法に比べ、コントラストが低いものの、表示体に情報が表示されるまでに要する時間を短くすることができる。次いで、ダイナミック駆動方法による情報の書き込みが終了した後、ユーザが前記書き込まれた情報を閲覧している間に、DDSよりも駆動速度が遅いものの、駆動段階が少なく制御が容易な二相駆動方法により前記情報を上書きすることで、例えば、前記情報の白色部分に対応する画素をより完全なプレーナ配向に遷移させ、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることができ、前記表示された情報のコントラストを向上することができる。
さらに、情報の上書きに二相駆動を用いるようにしたため、例えば、コンベンショナル駆動を用いて情報を上書きする方法に比べ、上書きの速度を高速化することができる。
また、前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、その温度を基に当該表示体の温度分布を示す温度分布情報を取得する温度分布情報取得手段を備え、前記第二書換手段は、前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によれば、温度分布の異常に起因して表示体に発生する色むらを確実に除去することができる。
また、前記第二書換手段は、前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布が所定の条件を満たす、前記表示体の一部の表示領域を特定し、その一部の表示領域に前記情報を再表示することようにしてもよい。
このような構成によれば、表示時間の遅延や消費電力の増大を伴うコンベンショナル駆動による上書きを行う表示領域を最小限に止めつつ、温度分布の異常に起因して表示体に発生する色むらを確実に消去することができる。
また、前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、前記検出した温度の時間軸に従った変化を示す温度変化情報を取得する温度変化情報取得手段を備え、前記第二書換手段は、前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によると、温度の急激な変化に起因して表示体に発生する色むらを確実に除去することができる。
また、前記第二書換手段は、前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化が所定の条件を満たす、前記表示体の一部の表示領域を特定し、その一部の表示領域に表示されている情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によると、表示時間の遅延や消費電力の増大を伴うコンベンショナル駆動による上書きを行う表示領域を最小限に止めつつ、温度の急激な変化に起因して表示体に発生する色むらを確実に消去することができる。
また、前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、前記検出した温度を基に当該表示体の温度分布を示す温度分布情報を取得する温度分布情報取得手段と、前記検出した温度の時間軸に従った変化を示す温度変化情報を取得する温度変化情報取得手段とを備え、前記第二書換手段は、前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布及び前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化の一方又は両方が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によると、表示体の温度分布とその温度の時系列的変化とを相互補完的に参照しつつ、情報の再表示の有無を判断するので、表示体に発生する色むらをより確実に除去することができる。
また、前記温度検出手段は、前記表示体に別々に分かれて設けられた複数の温度センサを含むようにしてもよい。
このような構成によれば、表示体の温度分布及び温度の時系列に従った変化を確実に検出して定量化できる。
また、前記表示体に照射された赤外線の強度を示す赤外線強度情報を入力する赤外線強度情報入力手段と、前記赤外線強度情報入力手段により入力された赤外線強度情報が、ある条件より大きいことを示す条件を満たすか判断する判断手段とを備え、前記判断手段により前記赤外線強度が前記条件を満たすと判断された場合、前記情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によると、赤外線の照射による温度変化に起因して表示体に発生する色むらを確実に除去することができる。
また、前記表示体の表示領域を、色の中間の階調である中間調の情報を表示する中間調表示領域とその他の表示領域とに区画する区画手段を備え、前記第二書換手段は、前記区画された中間調表示領域に表示されている情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によれば、2値表示により表される文字の表示領域について、本来であれば必要としないコンベンショナル駆動方法による情報の上書きが行われてしまうことがなくなるため、コンベンショナル駆動による、DDS駆動よりも正しい中間階調の表示、および明瞭なコントラストの確保された表示がなされるまでに要する時間をより短くすることができる。
また、前記第二書換手段は、前記表示体の表示領域をなす奇数走査ライン又は偶数走査ラインの纏まり毎に前記情報を再表示するようにしてもよい。
このような構成によれば、DDS駆動よりも走査速度の遅いコンベンショナル駆動や二相駆動による上書きが成されることに伴う利用者の心理的負担を軽減できる。
また、前記第二書換手段は、前記表示体の各画素に電圧を印可することで前記情報の表示を行うようになっており、前記情報の再表示に用いる電圧として、コレステリック液晶の配向状態がホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧より低い電圧のみを用いてもよい。
このような構成によれば、コンベンショナル駆動方法又は二層駆動方法による上書きの実行時に、つまり、ユーザが前記書き込まれた情報を閲覧している間に、例えば、画素がホメオトロピック配向(透明状態)に遷移し、表示体の背面に配される反射板の色(つまり、黒)が前面側に表示されることを防ぐことができる。
そのため、例えば、ホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧値以上の電圧を上書きに用いる方法と異なり、線順次駆動された場合に、ホメオトロピック配向により黒色が表示されたラインが表示体の一端側から他端側に流れるように現れることを防止することができ、ユーザに違和感を与えてしまうことを防止することができる。また、ホメオトロピック配向への遷移を防止するようにしたため、前記情報の白色部分に対応する画素を完全なプレーナ配向に遷移させることはできないものの、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることはでき、前記表示された情報のコントラストを向上することができる。即ち、ユーザに違和感を与えることなく、表示された情報のコントラストを向上することができる。
また、前記第二書換手段は、前記情報の再表示を繰り返し行うようにしてもよい。
このような構成によれば、例えば、ダイナミック駆動方法により書き込まれた情報の白色部分に対応する画素をより完全なプレーナ配向に遷移させ、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることができ、前記情報のコントラストをさらに向上することができる。また、上書きの1回あたりの駆動時間を短くすることができ、じわじわコントラストが上がっていくような視覚効果を与えることができる。
また、前記第一書換手段は、前記表示体に特定二色の二値表示で前記情報を表示し、前記第二書換手段は、その表示された情報に中間階調表示で当該情報を再表示するようにしてもよい。
さらに、前記情報は、N(Nは自然数)階調であり、前記第一書換手段は、前記情報の階調値が0の部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック配向とする電圧を印可し且つ前記情報の階調値が1以上の部分に対応する画素に配向状態をプレーナ配向とする電圧を印可して前記情報の表示を行い、前記第二書換手段は、変数i(iは自然数)を1から(N―2)まで順次変化させた場合に、その変数i毎に前記情報の階調値が(N―i)より小さい部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック方向にシフトする電圧を印可し且つ前記情報の階調値が(N―i)以上の部分に対応する画素に配向状態を維持する電圧を印可する処理を行って前記情報の再表示を行うようにしてもよい。
このような構成によれば、ダイナミック駆動に二値表示のみを行わせることができ、ダイナミック駆動の温度特性を容易に制御することができ、また、温度依存性が比較的少ないコンベンショナル駆動方法や二相駆動方法により中間階調表示を行わせることができ、その結果、環境温度の影響を最小限に抑えつつ、中間階調表示をすることができる。
以下、本発明の情報表示装置を、所定のページに区切られた白黒のコンテンツを表示して閲覧させるための電子ブックリーダに適用した例を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
即ち、この電子ブックリーダにあっては、次ページを表示させる指示操作がされると、2つのステップを実行し、第一のステップで、DDSによりコレステリック液晶表示パネルに次ページのコンテンツを短時間で表示させた後、第二のステップで、コンベンショナル駆動により前記次ページのコンテンツを上書きすることで、反射率を改善し、DDSにより表示されたコンテンツのコントラストを向上する。さらには、実際の液晶温度と、計測温度との間にズレが生じ、誤った温度データに基づいた駆動パラメータにより表示体がDDS駆動され、結果、表示状態が悪化した場合にも、表示異常を消去し、正しい画像を表示するようになっている。
<情報表示装置の構成>
図1は、本実施形態の電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である。この図1に示すように、電子ブックリーダ1は、ページ捲りボタン2、中央処理装置(CPU)3、ビデオラム(VRAM)4、ディスプレイコントローラ5、コレステリック液晶表示パネル6、コモン電極駆動回路7c、セグメント電極駆動回路7sを含んで構成される。なお、以降の説明においては、コモン電極駆動回路7cとセグメント電極駆動回路7sとを併せて適宜「液晶駆動回路7」と呼ぶ。
ページ捲りボタン2は、利用者によって押し込み操作されると、それまで表示されていたコンテンツ(ページ)の次ページをコレステリック液晶表示パネル6に切換表示させる信号(以下、「ページ捲り信号」とも呼ぶ。)をCPU3に出力する。
CPU3は、ページ捲りボタン2からページ捲り信号が出力されると、ページ捲り処理を実行する。そして、CPU3は、ページ捲り処理によって、まず、それまで表示されていたコンテンツ(ページ)の次ページの画像データを生成し、その生成された画像データをVRAM4に格納する。次いで、VRAM4に格納されている画像データに従って、コレステリック液晶表示パネル6の書き換えの開始を指示する信号(以下、「画像書き換え開始信号」とも呼ぶ。)をディスプレイコントローラ5に出力する。
VRAM4は、CPU3からの書き込み要求に従い、その書き込み要求のあった画像データを格納するとともに、ディスプレイコントローラ5からの読み込み要求に従い、その格納されている画像データをディスプレイコントローラ5に出力する。
ディスプレイコントローラ5は、CPU3から画像書き換え開始信号が出力されると、VRAM4から画像データを読み込み、まず、第一のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データを転送するとともに、DDSモード(DDSによりコレステリック液晶表示パネル6を駆動して次ページのコンテンツを短時間で表示させるモード)への切り換え信号、及び各画素の駆動タイミングを示す駆動タイミング信号を液晶駆動回路7に出力する。
次いで、ディスプレイコントローラ5は、液晶駆動回路7から書き換え終了信号が出力されると、第二のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データを転送するとともに、コンベンショナル駆動モードへの切換信号(コンベンショナル駆動によりコレステリック液晶表示パネル6を駆動して次ページのコンテンツを上書きするモード)への切り換え信号、及び駆動タイミング信号を液晶駆動回路7に出力する。
コレステリック液晶表示パネル6は、図2に示すように、コレステリック液晶がガラスで挟み込まれてなるコレステリック液晶層8と、それらガラスの内面に這わせられ、コレステリック液晶層8の上面側で平面視横方向に伸びている複数のCOM電極9cと、コレステリック液晶層の下面側で平面視縦方向に伸びている複数のSEG電極9sと、を備え、COM電極9c及びSEG電極9sの交差点に画素を形成する単純マトリックス構造となっている。また、コレステリック液晶表示パネル6の背面側には、コレステリック液晶表示パネル6を透過した光を吸収する黒色の光吸収板(不図示)が配されている。
ここで、コレステリック液晶表示パネル6は、印加する電圧値と電圧除去後の反射率(標準白色板の反射輝度を100%としたときの相対値)との間に図3に示すような関係がある。即ち、プレーナ配向の画素(白色が表示される画素)にあっては、入力する電圧値が0〜10Vの範囲では反射率はほとんど変化せず、10〜30Vの範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が急激に低下し(プレーナ配向からフォーカルコニック配向に遷移して、透明となり)、30〜40Vの範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が急激に上昇し(フォーカルコニック配向からホメオトロピック配向に遷移し)、40V以上の範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が徐々に向上して白さが増す。また、フォーカルコニック配向の画素(光吸収板の色が表示される画素、黒色が表示される画素)にあっては、入力する電圧値が0〜35Vの範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が徐々に低下し、透明度が高くなってより黒さが増し、35〜42Vの範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が急激に上昇し(フォーカルコニック配向からホメオトロピック配向に遷移し)、42V以上の範囲では電圧値が高くなるにつれて反射率が徐々に上昇する。
液晶駆動回路7は、まず、第一のステップのために、ディスプレイコントローラ5から出力されるDDSモードへの切り換え信号に応じてDDSモードに切り換える。次いで、コレステリック液晶表示パネル6に次ページのコンテンツが短時間で表示されるように、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sに液晶駆動電圧を入力する。具体的には、米国特許第5748277号のFig.5及びFig.6に示される波形をCOM電極9c及びSEG電極9sに入力する。そして、Selection期間に印加する電圧値を選択することで、コレステリック液晶表示パネル6の各画素を白又は黒に書き換える。また、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、コレステリック液晶表示パネル6の書き換えが終了したことを示す書き換え終了信号をディスプレイコントローラ5に出力する。
また、第二のステップのために、ディスプレイコントローラ5から出力されるコンベンショナル駆動モードへの切り換え信号に応じてコンベンショナル駆動モードに切り換える。次いで、コレステリック液晶表示パネル6に次ページのコンテンツが上書きされるように、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sに液晶駆動電圧を入力する。そして、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、コレステリック液晶表示パネル6の書き換えが終了したことを示す書き換え終了信号をディスプレイコントローラ5に出力する。
この第二のステップにあっては、COM電極9cを1ラインずつ順次Selection期間とし、図4に示すように、Selection期間であるCOM電極9cには選択波形(+36Vの矩形波と−36Vの矩形波とからなる波形)を入力し、Selection期間でないCOM電極9cには非選択波形(常に0Vである電圧)を入力する。また、SEG電極9sには、Selection期間となっているCOM電極9cとの交差点にある画素が白色である場合には白さを増すための波形(白改善波形、−8Vの矩形波と+8Vの矩形波とからなる波形)を入力し、前記交差点にある画素が黒色である場合には黒さを増すための波形(黒改善波形、+8Vの矩形波と−8Vの矩形波とからなる波形)を入力する。
そのため、Selection期間であるCOM電極9cに対応する画素にあっては、白色である画素には+44Vの矩形波と−44Vの矩形波とからなる波形が入力される。これにより、前記画素はホメオトロピック配向に遷移し、電圧除去後にプレーナ配向となり、第一のステップ終了直後よりも反射率が向上する(白さが増す)。また、黒色である画素には+28Vの矩形波と−28Vの矩形波とからなる波形が入力される。これにより、より反射率の低いフォーカルコニック配向に遷移し、第一のステップ終了直後よりも反射率が低下し(黒さが増し)、コントラストが向上する。
なお、Selection期間でないCOM電極9cに対応する画素にあっては、白改善波形が入力される画素には+8Vの矩形波と−8Vの矩形波とからなる波形が入力される。また、黒維持波形が入力される画素には−8Vの矩形波と+8Vの矩形波とからなる波形が入力される。これにより、白色が表示されている画素(プレーナ配向)及び黒色が表示されている画素(フォーカルコニック配向)のいずれも現在の配向状態を維持し、反射率はほとんど変化しない。即ち、Selection期間でないCOM電極9cに対応する画素にあっては、白改善波形及び黒改善波形のいずれが印加されても、表示状態は変化しない。
また、各画素に入力する電圧の波形を全て+−を反転させる交流波形としたのは、液晶の劣化を防ぐためである。より劣化を抑えるためには、前記波形をSelection期間中に複数回入力して反転周期を短くする(交流周波数を上げる)と効果的である。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
まず、電子ブックリーダ1の使用中に、それまで表示させていたコンテンツ(ページ)の次ページを表示させるために、利用者がページ捲りボタン2を押し下げ操作したとする。すると、ページ捲りボタン2から、ページ捲り信号がCPU3に出力される。
そして、CPU3により、ページ捲り処理が実行され、図5に示すように、次ページの画像データが生成され、その生成された画像データがVRAM4に格納された後、画像書き換え開始信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS101及びS102)。
また、ディスプレイコントローラ5により、第一のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7にVRAM4の前記画像データが転送され、DDSモードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS103)。
さらに、液晶駆動回路7で、第一のステップのために、駆動モードがDDSモードに切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sにDDS用の液晶駆動電圧が入力され、第一のステップとして、DDSにより比較的コントラストの低い状態で次ページのコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6に短時間で表示される(ステップS104)。そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS105)。
また、ディスプレイコントローラ5で、第二のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データが転送され、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS106)。
さらに、液晶駆動回路7で、駆動モードがコンベンショナル駆動に切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいて、COM電極9c及びSEG電極9sにコンベンショナル駆動用の液晶駆動電圧が入力され、第二のステップとして、コンベンショナル駆動によりコントラストの高い状態で次ページのコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6にゆっくりと上書きされる(S107)。そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS108)。
このように、本実施形態の電子ブックリーダ1にあっては、コレステリック液晶表示パネル6の書き換えを行う場合には、まず、コレステリック液晶を高速駆動可能なDDSによりコンテンツを書き込むようにした。そのため、例えば、コンベンショナル駆動方法によりコンテンツを書き込む方法に比べ、コレステリック液晶表示パネル6にコンテンツが表示されるまでに要する時間を短くすることができる。次いで、DDSによるコンテンツの書き込みが終了した後に、DDSよりも駆動速度が遅いものの、駆動段階が少なく制御が容易なコンベンショナル駆動方法により前記コンテンツを上書きするようにした。そのため、例えば、ユーザが前記書き込まれたコンテンツを閲覧している間に、前記コンテンツの白色部分に対応する画素をより完全なプレーナ配向に遷移させ、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることができ、その結果、前記DDSにより書き込まれたコンテンツのコントラストを向上することができる。また、DDSの結果表示異常が発生した場合でも、表示結果の温度依存性がDDSより小さいコンベンショナル駆動で上書きすることにより、表示異常を消去することができる。
なお、本実施形態では、コンベンショナル駆動による上書き時に、SEG電極に対して白改善波形または黒改善波形の2種類のみを印加する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、SEG電極に印加する波形として電圧振幅変調やパルス幅変調を用いることにより、画素に28V以上で且つ44V以下の実効電圧値が印加されるようにし、中間階調を表示させるようにしてもよい。そのようにすれば、DDSにより書き込まれたコンテンツのコントラストを向上させるのみならず、DDSよりも温度制御が容易なコンベンショナル駆動によって、最終的に多階調表示を行うことができる。
また、本実施形態では、コンベンショナル駆動による上書きを1回だけ行う例を示したが、これに限られるものではない。例えば、コンベンショナル駆動による上書きを複数回繰り返して行ってもよい。そのようにすれば、白色及び黒色が表示される画素をより完全なプレーナ配向及びフォーカルコニック配向に遷移させることができ、DDSにより書き込まれたコンテンツのコントラストをさらに向上させることができる。
また、上書きを複数回行う場合は、1回あたりの駆動時間を短くしてもよい(COM電極9cの1ラインあたりのSelection期間を短くしてもよい)。そのようにすれば、1回あたりの上書きのコントラスト向上効果は小さくなるものの、上書きするたびに効果が重畳し、徐々にコントラストが向上していく。そのため、ユーザが強く意識することなく、じわじわコントラストが上がっていくような効果を与えることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この第2実施形態は、コンベンショナル駆動方法による上書きにより、DDSにより書き込まれたコンテンツの白色部分に対応する画素の反射率の増加は行わず、黒色部分に対応する画素の反射率の低減のみを行うようにした(前記上書きのために各画素に印可する電圧として、コレステリック液晶の配向状態がホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧より小さい電圧のみを用いるようにした)点が前記第1実施形態と異なる。
即ち、前記第1実施形態にあっては、上書きを行うときには、白色部分に対応する画素は反射率を向上させるために、一旦ホメオトロピック配向に遷移させるようになっていた。そのため、コレステリック液晶表示パネル6が一瞬透明状態となり、背面の光吸収層の黒色が前面側に表示されてしまう。したがって、線順次駆動がされた場合に、黒色が表示されたラインがコレステリック液晶表示パネル6の一端側から他端側に流れるように現れ、視認性が悪化したり気を散らしたりするという問題があった。そこで、第2実施形態にあっては、DDSにより書き込まれたコンテンツの白色部分に対応する画素の反射率の増加は行わず、黒色部分に対応する画素の反射率の低減のみを行うようにした。
具体的には、この第2実施形態では、第二のステップにあっては、図6に示すように、Selection期間であるCOM電極9cには選択波形(−16Vの矩形波と+16Vの矩形波とからなる波形)を入力し、Selection期間でないCOM電極9cには非選択波形(常に0Vである波形(電圧))を入力する。また、SEG電極9sには、現在Selection期間となっているCOM電極9cとの交差点にある画素が白色である場合には配向状態(白さ)を維持するための波形(白維持波形、−8Vの矩形波と+8Vの矩形波とからなる波形)を入力し、前記交差点にある画素が黒色である場合にはより黒さを増すための波形(黒改善波形、+8Vの矩形波と−8Vの矩形波とからなる波形)を入力する。
そのため、Selection期間であるCOM電極9cに対応する画素にあっては、白色である画素には−8Vの矩形波と+8Vの矩形波とからなる保持波形が入力される。これにより、前記画素は配向状態を維持し、反射率はほとんど変化しない(白さが維持される)。また、黒色である画素には−24Vの矩形波と+24Vの矩形波とからなる波形が入力される。これにより、より反射率の低いフォーカルコニック配向に遷移し、第一のステップ終了直後よりも反射率が低下し(黒さが増し)、コントラストが向上する。
なお、Selection期間でないCOM電極9cに対応する画素にあっては、白維持波形が入力される画素には+8Vの矩形波と−8Vの矩形波とからなる波形が入力される。また、黒改善波形が入力される画素には−8Vの矩形波と+8Vの矩形波とからなる波形が入力される。これにより、白色が表示されている画素(プレーナ配向)及び黒色が表示さている画素(フォーカルコニック配向)のいずれも現在の配向状態を維持し、反射率はほとんど変化しない。即ち、Selection期間でないラインの画素にあっては、白維持波形及び黒改善波形のいずれが印加されても、コンテンツの表示状態は変化しない。
このように、本実施形態の電子ブックリーダ1にあっては、コンベンショナル駆動方法による上書きのために各画素に印可する電圧として、配向状態がホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧より低い電圧のみを用いた。そのため、コンベンショナル駆動方法による上書きの実行時、つまり、DDSにより書き込まれたコンテンツをユーザが閲覧している間に、画素がホメオトロピック配向(透明状態)に遷移し、表示体の背面に配された反射板の色が前面側に表示されることを防ぐことができる。そのため、例えば、ホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧値以上の電圧を上書きに用いる方法と異なり、コンベンショナル駆動方法により線順次駆動された場合に、ホメオトロピック配向により黒色が表示されたラインがコレステリック液晶表示パネル6の一端側から他端側に流れるように現れることを防止することができ、ユーザに違和感を与えてしまうことを防止することができる。
また、ホメオトロピック配向への遷移を防止するようにしたため、前記コンテンツの白色部分に対応する画素を完全なプレーナ配向に遷移させることはできないものの、黒色部分に対応する画素をより完全なフォーカルコニック配向に遷移させることはでき、前記表示されたコンテンツのコントラストを向上することができる。即ち、ユーザに違和感を与えることなく、表示されたコンテンツのコントラストを向上することができる。
なお、本実施形態にあっても、前記実施形態1と同様に、各画素の駆動波形の反転周期を短くしたり、コンベンショナル駆動による上書きを複数回繰り返したりしてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この第3実施形態は、第一のステップで、コレステリック液晶表示パネル6に白黒の二値表示でコンテンツを書き込み、第二のステップで、その書き込まれたコンテンツに中間階調表示で前記コンテンツを上書きするようにした点が前記第1実施形態と異なる。
具体的には、この第3実施形態では、コンテンツがグレーを含む4階調(黒から白の順に階調値0、1、2、3)である場合には、第一のステップでは、液晶駆動回路7により、コンテンツの階調値が0の部分に対応する画素をフォーカルコニック配向(黒色)とし、階調値が1以上の部分に対応する画素をプレーナ配向(白色)とする二値表示がDDSで行われるように、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sに液晶駆動電圧を入力する。
また、第二のステップでは、まず、コンテンツの階調値が1または2の部分に対応する画素を階調値2の配向状態とし、階調値が3の部分に対応する画素の配向状態を維持する中間階調表示が行われるように、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sに液晶駆動電圧を入力する。次いで、コンテンツの階調値が1の部分に対応する画素を階調値1の配向状態とし、階調値が2及び3の部分に対応する画素の配向状態を維持する中間階調表示が行われるように、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sに液晶駆動電圧を入力する。
この第二のステップにあっては、COM電極9c及びSEG電極9sへの入力電圧は、第2実施形態と同様に、図6に示すものを用いる。ただし、前記第2実施形態の黒改善波形は、より完全なフォーカルコニック配向に遷移させるために用いたが、この第3実施形態では、中間階調表示のため、配向状態をわずかにフォーカルコニック方向にシフトさせるために用いる(そのため、本実施形態では、黒改善波形ではなく、黒シフト波形と呼ぶ。)。
なお、フォーカルコニック配向へのシフト幅は、Selection期間の長さにより制御でき、完全なフォーカルコニック配向に遷移しないように、前記第2実施形態の場合に比べ、Selection期間を十分短く設定する。また、1回目、2回目の上書きでSelection期間の長さを異ならせることにより、より正確な中間階調を得ることができる。
即ち、第二のステップにあっては、最終的に階調値3(白色)を得たい画素にあっては、第一のステップの終了時点ですでに白色となっているので、1回目及び2回目の上書きでともに保持波形を入力し、配向状態を維持させ、反射率が変化しないようにする。
また、最終的に階調値2を得たい画素については、第一のステップの終了時点で白色となっているので、1回目の上書きで黒シフト波形を入力してフォーカルコニック方向にシフトさせ、反射率を低減し、2回目の上書きで保持波形を入力して反射率を維持する。
さらに、最終的に階調値1を得たい画素については、第一のステップの終了時点で白色となっているので、1回目の上書き及び2回目の上書きでともに黒シフト波形を入力して、より反射率の低いフォーカルコニック方向にシフトさせ、反射率をより低減する。
また、最終的に階調値0を得たい画素については、第一のステップの終了時点で黒色となっているが、1回目の上書き及び2回の上書きでともに黒シフト波形を入力し、より反射率の低いフォーカルコニック方向にシフトさせ、反射率をより低減して、最終的な表示コントラストを向上する。なお、本実施形態では、最終的に階調値0を得たい画素について黒シフト波形を入力する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、2回とも保持波形を入力し、DDSにより得られた黒色を保持するようにしてもよい。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
まず、電子ブックリーダ1の使用中に、それまで表示させていたコンテンツ(ページ)の次ページを表示させるために、利用者がページ捲りボタン2を押し下げ操作したとする。すると、ページ捲りボタン2から、ページ捲り信号がCPU3に出力される。
そして、図7に示すように、CPU3により、ページ捲り処理が実行され、次ページの画像データが生成され、その生成された画像データがVRAM4に格納された後、画像書き換え開始信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS101及びS102)。
また、ディスプレイコントローラ5により、第一のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7にVRAM4の前記画像データが転送され、DDSモードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS103)。
さらに、液晶駆動回路7で、第一のステップのために、駆動モードがDDSモードに切り換えられ、前記画像データと駆動タイミング信号とに基づいてCOM電極9c及びSEG電極9sにDDS用の液晶駆動電圧が入力され、第一のステップとして、図8に示すように、DDSによりコンテンツの階調値が0の部分に対応する画素が黒色とされ且つ階調値が1〜3の部分に対応する画素が白色とされて白黒の二値表示で次ページのコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6に短時間で表示される(ステップS201〜S203)。そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS105)。
また、ディスプレイコントローラ5で、第二のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データが転送され、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS106)。
さらに、液晶駆動回路7で、駆動モードがコンベンショナル駆動に切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいて、COM電極9c及びSEG電極9sにコンベンショナル駆動用の液晶駆動電圧が入力され、第二のステップとして、コンベンショナル駆動によりコンテンツの階調値が0〜2の部分に対応する画素のSEG電極9sに黒シフト波形が入力されて反射率が低下され(黒さが増され)且つ階調値が3の部分に対応する画素に保持波形が入力されて反射率が保持され(白さが保持され)、白黒灰色(階調値0、2、3)の3階調値表示で次ページのコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6に表示される(ステップS204〜S206)。
そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS108)。
また、ディスプレイコントローラ5で、第二のステップのために、コレステリック液晶表示パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データが転送され、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS207)。
さらに、液晶駆動回路7で、駆動モードがコンベンショナル駆動に切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいて、COM電極9c及びSEG電極9sにコンベンショナル駆動用の液晶駆動電圧が入力され、第二のステップとして、コンベンショナル駆動によりコンテンツの階調値が0、1の部分に対応する画素に対応するSEG電極9sに黒シフト波形が入力されて反射率が低下され(黒さが増され)且つ階調値が2、3の部分に対応する画素に保持波形が入力されて反射率が保持され(階調が保持され)、白黒灰色(階調値0、1,2、3)の4階調表示で次ページのコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6に表示される(ステップS208〜S210)。そして、液晶駆動回路7により、前記コンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS211)。
このように、本実施形態の電子ブックリーダ1にあっては、DDSによりコレステリック液晶表示パネル6に白黒の二値表示でコンテンツを書き込んだ後、コンベンショナル駆動方法により中間階調表示で前記コンテンツを上書きするようにした。そのため、DDSに二値表示のみを行わせることができ、DDSの温度特性を容易に制御することができ、温度依存性が少ないコンベンショナル駆動方法により中間階調表示を行わせることができ、その結果、環境温度の影響を最小限に抑えつつ、中間階調表示をすることができる。
なお、上記実施形態では、最終的に階調値2を得たい画素については、1回目の上書きで黒シフト波形を印可し、2回目の上書きで保持波形を印加する例を示したが、これに限られるものでない。例えば、1回目の上書きで保持波形を印可し、2回目の上書きで黒シフト波形を印加することによっても、最終的に階調値2を得ることができる。このように、最終的な階調値へ至る経路は複数存在するが、ディスプレイコントローラ5における条件分岐を修正することで、どの経路も選択可能である。
また、上記実施形態では、DDSにより書き換えられた白を出発点とし、順次フォーカルコニック方向(黒方向)にシフトさせることで中間階調値を得る例を示したが、これに限られるものではない。例えば、DDSにより書き換えられた黒を出発点とし、順次プレーナ方向(白方向)にシフトさせることでも中間階調値を得ることもできる。ただし、白方向へシフトさせるためにはホメオトロピック配向を経由しなくてはならないため、前述のようにコレステリック液晶表示パネル6が一瞬透明状態となり、背面の光吸収層の黒色が前面側に表示されてしまう。
また、白シフト波形として44Vが印可され、黒維持波形及び非選択波形として8Vが画素に印加されるようにしなければならないため、パネルにTFTなどのアクティブ素子を用いないパッシブ駆動では不可能である。しかしながら、上記実施形態において、最終的に階調値3となる画素反射率はDDSによる白であったのに対し、この場合はコンベンショナル駆動(もしくは二相駆動)によりプレーナ方向へシフトされるため、より白の反射率を向上させることができる。白の反射率を重視する場合にはこのように、DDSにより書き換えられた黒を出発点とし、順次プレーナ方向(白方向)にシフトさせることが有効である。
なお、上記実施形態では、4階調のコンテンツの表示に用いる例を示したが、これに限られるものではなく、任意の階調数のコンテンツに用いてもよい。例えば、N(Nは自然数)階調のコンテンツに用いる場合には、第一のステップでは、前記コンテンツの階調値が0の部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック配向とする電圧を印可し階調値が1以上の部分に対応する画素に配向状態をプレーナ配向とする電圧を印可して前記コンテンツの書き込みを行い、第二のステップでは、変数i(iは自然数)を1から(N―2)まで順次変化させた場合に、その変数i毎に前記コンテンツの階調値が(N―i)より小さい部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック方向にシフトする電圧を印可し且つ前記コンテンツの階調値が(N―i)以上の部分に対応する画素に配向状態を維持する電圧を印可する処理を行って前記コンテンツの上書きを行うようにしてもよい。
また、第二のステップで上書きを行う範囲は、コレステリック液晶表示パネル6の全面であってもよいが、走査線数が多くなるために時間がかかってしまう。そのため、多階調表示が必要な部分(例えば、画像を表示させる部分)のみに上書きを行うようにしてもよい。具体的には、上書きを行わないCOM電極9cに対し、コンベンショナル駆動による上書きの実行中に、常に、非選択波形を入力することで、容易に実現することができる。
以上、上記実施形態あっては、図1のディスプレイコントローラ5、コモン電極駆動回路7c、セグメント電極駆動回路7s、図2のコモン電極駆動回路7c、セグメント電極駆動回路7s、図3のステップS103〜S105、図7のステップS103、S201〜S104が特許請求の範囲に記載の第一書換手段を構成し、図1のディスプレイコントローラ5、コモン電極駆動回路7c、セグメント電極駆動回路7s、図2のコモン電極駆動回路7c、セグメント電極駆動回路7s、図3のステップS106〜S108、図7のステップS103、S205〜S2011が特許請求の範囲に記載の第二書換手段を構成する。
<第4実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
この第4実施形態は、コレステリック液晶パネル6の裏面に離散的に設置した複数の温度センサを用いてその温度分布を検出し、コレステリック液晶パネル6の一部の表示領域の温度と残りの表示領域の温度の差異が閾値を上回ったとき、つまり、温度むらが生じたときに、その一部の表示領域に対してのみ第二のステップによる情報の上書きを行うようにした。
<情報表示装置の構成>
図9は、本実施形態の電子ブックリーダ1の内部構成を示すブロック図である。この図9に示すように、電子ブックリーダ1は、ページ捲りボタン2、CPU3、VRAM4、ディスプレイコントローラ5、コレステリック液晶表示パネル6、液晶駆動回路7、及びADC(Analog/Digital Converter)11を備えて構成され、コレステリック液晶パネル6の裏面には、2平方cmの間隔をおいて、複数の温度センサ12が備え付けられている。
温度センサ12の各々は、図10に示すように、温度の上昇に応じて抵抗値が減少する素子であるサーミスタ151の一端を抵抗152と直列に接続し、また、その他端を接地してなる部材である。この温度センサ12のサーミスタ151と抵抗152との間の点153の電位は、サーミスタ151自体の抵抗値と抵抗152の抵抗値との比に応じて変化するため、温度センサ12から出力される信号の電圧は、温度に依存して変化することになる。
そして、図9に示すADC11は、各温度センサ12から出力される信号をアナログ/デジタル変換して得た温度情報をそれらの各温度センサ12の設置位置と対応付けた温度分布情報としてCPU3へ供給する。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
図11は、本実施形態における電子ブックリーダ1の動作を示すフローチャートである。図11に示すステップS101乃至ステップS105の動作は図5に示したところと同様である。
ステップS105にて、書き換え終了信号が液晶駆動回路7からディスプレイコントローラ5に出力されると、ディスプレイコントローラ5は、その書き換え終了信号をCPU3に転送する(ステップS301)。
書き換え終了信号の供給を受けたCPU3は、ADC11から温度分布情報を取得する(ステップS302)。
CPU3は、ADC11から取得した温度分布情報を基に、温度むらの発生の有無を判断する(ステップS303)。「温度むら」とは、コレステリック液晶パネル6の裏面に設けられた一部の温度センサ12の検出温度と全温度センサ12の検出温度の平均の差が閾値を上回っている状態をいう。よって、本ステップでは、取得した温度分布情報に含まれる各温度センサ12の温度情報の平均を求め、求めた平均と温度情報の各々の差が閾値を上回っているか否かを順次判断する。
ステップS303にて、温度むらがないと判断したCPU3は、処理を終了させる。
一方、ステップS303にて、温度むらがあると判断したCPU3は、温度むらが発生しているコレステリック液晶パネル6の一部の表示領域を特定するステップ(S304)。具体的には、平均との差が閾値を上回っている温度情報と対応する温度センサ12の設置位置を温度分布情報を基に特定し、その設置位置の周辺の表示領域の外延を特定する。
表示領域を特定したCPU3は、その特定した表示領域の外延を示す外延情報をディスプレイコントローラ5に出力する(ステップS305)。
外延情報を取得したディスプレイコントローラ5からは、第2のステップのために、その外延情報が示す表示領域内の画素に電圧が印加されるコレステリック液晶パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データが転送され、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS306)。
さらに、液晶駆動回路7で、駆動モードがコンベンショナル駆動に切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいて、COM電極9c及びSEG電極9sにコンベンショナル駆動用の液晶駆動電圧が入力され、第二のステップとして、外延情報が示す表示領域内の画素に対し、コンベンショナル駆動によりコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6にゆっくりと上書きされるステップ(S307)。そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS308)。
以上説明した本実施形態によると、コレステリック液晶パネル6の裏面に備え付けた温度センサ12を基に温度むらが発生している一部の表示領域を特定し、その特定した表示領域に対してのみコンベンショナル駆動による情報の上書きを行うようになっている。よって、コンベンショナル駆動による情報の書き換えを行う表示領域を最小限に止めつつも、温度むらに起因して発生する色むらを除去することができる。特に、コレステリック液晶パネル6は、利用者の指が触れるとその部分だけ周囲との温度差が大きくなるが、本実施形態によると、そのような温度差により発生する色むらをも確実に消去し得る。
<第5実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
この第5実施形態は、コレステリック液晶パネル6の裏面に離散的に設置した複数の温度センサを用いてその温度の時間軸に従った変化を検出し、コレステリック液晶パネル6の一部の表示領域の温度の変化速度が閾値を上回ったとき、つまり、温度が急激に変化しているときに、その一部の表示領域に対してのみ第二のステップによる情報の上書きを行うようにした。
<情報表示装置の構成>
図12は、本実施形態の電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である。この図9に示すように、電子ブックリーダ1は、ページ捲りボタン2、CPU3、VRAM4、ディスプレイコントローラ5、コレステリック液晶表示パネル6、液晶駆動回路7、及び温度データ取得保存回路13を備えて構成され、第4実施形態と同様に、コレステリック液晶パネル6の裏面には、2平方cmの間隔をおいて、複数の温度センサ12が備え付けられている。この温度センサ12の構造は図10に示したところと同様である。
温度データ取得保存回路13は、各温度センサ12の検出結果を時系列順に記憶するモジュールであり、ADC11のほか、ADC11より順次出力される各温度センサ12の温度情報をそれらの温度センサ12の設置位置と対応付けた温度履歴情報としてRAM14に時系列順に記憶させるPLD(Programmable Logic Device)15を内蔵する。なお、上述したCPU3、VRAM4、ディスプレイコントローラ5、及び液晶駆動回路7は省電力のための電源管理が行われ、ページ捲りボタン2の押し下げ操作から一定時間(例えば、20sec)の間のみ電力が供給されるようになっているのに対し、この温度データ取得保存回路13へは別経路で常に電源が供給されるようになっており、PLD15は、あらかじめ決められたサンプリング周期(例えば、10msec)で温度履歴情報をRAM14に記憶し続ける。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
図13は、本実施形態における電子ブックリーダ1の動作を示すフローチャートである。図13に示すステップS101乃至ステップS105の動作は図5に示したところと同様である。
ステップS105にて、書き換え終了信号が液晶駆動回路7からディスプレイコントローラ5に出力されると、ディスプレイコントローラ5は、その書き換え終了信号をCPU3に転送する(ステップS301)。
書き換え終了信号の供給を受けたCPU3は、温度データ取得保存回路13から温度履歴情報を取得する(ステップS402)。
CPU3は、ADC11から取得した温度履歴情報を基に、温度の変化速度が閾値を上回っている表示領域があるか判断する(ステップS403)。具体的には、温度履歴情報に含まれる最新の温度情報が示す温度とその直近のサンプリング周期でRAM14に記憶されていた温度情報が示す温度の差異を温度センサ12毎に求め、求めが差異が閾値を上回っているかを順次判断する。
ステップS403にて、温度の変化速度が閾値を上回っている表示領域がないと判断したCPU3は、処理を終了させる。
一方、ステップS403にて、温度の変化速度が閾値を上回っている表示領域があると判断したCPU3は、その一部の表示領域を特定した後(ステップS404)、図11に示すステップS305乃至ステップS308と同様の処理を実行する。
以上説明した本実施形態によると、コレステリック液晶パネル6の裏面に備え付けた温度センサ12を基に温度の変化速度が閾値より大きい表示領域を特定し、その特定した表示領域に対してのみコンベンショナル駆動による情報の上書きを行うようになっている。よって、本実施形態によっても、コンベンショナル駆動による情報の書き換えを行う表示領域を最小限に止めつつ、温度むらに起因して発生する色むらを除去することができる。特に、電子ブックリーダ1が寒い屋外から暖かい屋内に持ち込まれたなどの事情により、一部の表示領域の温度変化が周囲よりも大きくなったとしても、そのような急激な温度変化により発生する色むらを確実に消去し得る。
<第6実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第6実施形態を図面に基づいて説明する。
この第6実施形態は、VRAM4に格納する画像データを解析することによって文字を表示させる表示領域と文字以外の情報を表示させる表示領域とを区画し、文字以外の情報を表示させる表示領域に対してのみ第二のステップによる情報の上書きを行うようにした。
本実施形態の電子ブックリーダ1の内部構成は図1に示したところと同様である。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
図14は、本実施形態における電子ブックリーダ1の動作を示すフローチャートである。図14において、利用者がページ捲りボタン2を押し下げ操作したことによってCPU3へページ捲り信号が出力されると、CPU3は、次ページの画像データを解析することによってその画像データを文字の描画された主走査ラインと文字の描画されていない主走査ラインとに区画し、各々の主走査ラインに文字又は文字以外の情報を示すタグを対応付けた上でその画像データをVRAM4に格納する(ステップS501)。
VRAMに画像データを格納したCPU3が、ディスプレイコントローラ5に対して画像書き換え開始信号を出力すると(ステップS102)、図5に示すステップS103乃至ステップS105と同様の処理が実行され、DDSによるコレステリック液晶表示パネル6の書き換えが行われる。
そして、ステップS105によって書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力されると、ディスプレイコントローラ5からは、第二のステップのために、文字の描画されていないことを示すタグと対応付けられた主走査ラインの画素に電圧が印加されるコレステリック液晶パネル6の駆動タイミングに合わせて液晶駆動回路7に前記画像データが転送され、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号、及び駆動タイミング信号が液晶駆動回路7に出力される(ステップS506)。
さらに、液晶駆動回路7で、駆動モードがコンベンショナル駆動に切り換えられ、ディスプレイコントローラ5から出力される画像データと駆動タイミング信号とに基づいて、COM電極9c及びSEG電極9sにコンベンショナル駆動用の液晶駆動電圧が入力され、第二のステップとして、文字以外の情報を示すタグと対応付けられた主走査ラインをなす各画素に対し、コンベンショナル駆動によりコンテンツがコレステリック液晶表示パネル6にゆっくりと上書きされる(ステップS507)。そして、液晶駆動回路7により、前記次ページのコンテンツの表示が完了すると、書き換え終了信号がディスプレイコントローラ5に出力される(ステップS508)。
以上説明した本実施形態によると、VRAM4に格納する画像データを解析することによって文字を表示させる表示領域と文字以外の情報を表示させる表示領域とを区画し、文字以外の情報を表示させる表示領域に対してのみ、コンベンショナル駆動による情報の上書きを行うようになっている。よって、専ら白と黒のみによって表現可能な文字の表示領域についてはコンベンショナル駆動による上書きを行わず、写真など中間調により表現されるその他の表示領域に限ってコンベンショナル駆動による上書きを行うことにより、中間階調を正確に表現し、コントラストの明瞭な表示内容の完成に要する時間をより短縮できる。
<第7実施形態>
次に、本発明の情報表示装置の第7実施形態を図面に基づいて説明する。
この第7実施形態は、コレステリック液晶パネル6に備え付けた赤外線センサを用いて赤外線の強度を検出し、検出した強度が規定範囲内であるときに、第二のステップによる情報の上書きを行うようにした。
<情報表示装置の構成>
図15は、本実施形態の電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる電子ブックリーダ1は、コレステリック液晶パネル6の表示面へ露出するように赤外線センサ16が備え付けられている点を除き、図9に示したところと同様である。
この赤外線センサ16は、自身の設置部位における赤外線の強度を検出し、検出した強度を示すアナログ信号をADC11へ供給する。信号の供給を受けたADC11は、その信号をアナログ/デジタル変換して得た赤外線強度情報をCPU3へ供給する。
<電子ブックリーダの動作>
次に、本実施形態の電子ブックリーダ1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
図16は、本実施形態における電子ブックリーダ1の動作を示すフローチャートである。図16に示すステップS101乃至ステップS301の動作は図11に示したところと同様である。
ステップS301にて、ディスプレイコントローラ5から書き換え終了信号の供給を受けたCPU3は、ADC11から赤外線強度情報を取得する(ステップS602)。
CPU3は、ADC11から取得した赤外線強度情報が示す赤外線の強度が予め設定された規定範囲内であるか判断する(ステップS603)。
ステップS603にて、赤外線の強度が規定範囲外であると判断したCPU3は、処理を終了させる。
一方、ステップS603にて、赤外線の強度が規定範囲内であるとCPU3が判断すると、図11に示すステップS306乃至ステップS308と同様の処理が実行され、コンベンショナル駆動に従った画像の上書きが行われる。
以上説明した本実施形態によると、コレステリック液晶パネル6に赤外線センサ16を備え付け、そのセンサ16により検出した赤外線の強度が規定範囲内であるときに、第二のステップ、つまり、コンベンショナル駆動による画像の上書きが行われるようになっている。よって、太陽光、デスクライト(ハロゲンランプ、白熱灯)などの遠赤外線を多く含む光がコレステリック液晶パネル6に照射されてその液晶の温度が上昇した場合でも、液晶自体の温度変化を良好に反映した画像表示を実現できる。この効果について、具体的に説明する。上記第4乃至第6実施形態では、コレステリック液晶パネル6の裏面に備え付けた温度センサ12の検出温度に応じて第二のステップの実行の有無が判断されるようになっている。そして、コレステリック液晶パネル6の裏面は遠赤外線を吸収しにくいガラスにより形成されているため、コレステリック液晶パネル6に遠赤外線が照射された場合、温度センサ12により検出される温度が遠赤外線を吸収して上昇するコレステリック液晶自体の温度よりも低くなり、全画面が黒く異常表示されてしまうことになる。これに対し、本実施形態の場合、赤外線の強度が規定範囲内であるときに、第二のステップを実行し、温度依存性が小さいコンベンショナル駆動による上書きを行うので、遠赤外線の照射を受けても表示を良好に保つことができる。
<他の実施形態>
本発明の情報表示装置は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第二のステップにおいて、コンベンショナル駆動方法を用いてコンテンツの上書きを行う例を示したが、これに限られるものではない。例えば、二相駆動方法を用いるようにしてもよい。そのようにすれば、例えば、コンベンショナル駆動を用いてコンテンツを上書きする方法に比べ、コンテンツの上書きの速度を高速化することができる。
第1乃至第3実施形態においては、コンベンショナル駆動モードへの切り換え信号及び駆動タイミング信号がディスプレイコントローラ5から液晶駆動回路7sへ出力されると、液晶駆動回路7sは、コレステリック液晶表示パネル6の全表示領域についてコンベンショナル駆動による情報の上書きを行うようになっていた。これに対し、コレステリック液晶表示パネル6の表示領域をなす奇数走査ライン又は偶数走査ラインの纏まり毎に情報を上書きする、いわゆるインターレース駆動により情報を上書きしてもよい。インターレース駆動による情報の上書きを行うようにすると、DDS駆動よりも走査速度の遅いコンベンショナル駆動や二相駆動による上書きを行うことに伴う利用者の心理的負担を軽減できる。
第4実施形態は、コレステリック液晶パネル6の裏面の各温度センサを基に検出した温度分布が所定の条件を満たしたときに第二のステップによる情報の上書きを行うようになっており、また、第5実施形態は、それらの温度センサを基に特定した温度の時間軸に従った変化が所定の条件を満たしたときに第二のステップによる情報の上書きを行うようになっていた。これに対し、温度分布と温度の時間軸に従った変化を共に検出し、それらの一方又は両方が所定の条件を満たしたときに第二のステップによる情報の上書きを行うようにしてもよい。
上記第1乃至第7実施形態は、本願発明を電子ブックリーダへ適用したものであったが、ドキュメントリーダーや電子ペーパー機器などといったような他の情報表示装置へ本願発明を適用してもよい。
電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である(第1実施形態)。 コレステリック液晶パネルの要部拡大図である。 コレステリック液晶表示パネルの特性を説明する図である。 表示パネルの各画素に印可する電圧を説明する図である(第1実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第1実施形態)。 表示パネルの各画素に印可する電圧を説明する図である(第2実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第2実施形態)。 電子ブックリーダの各画素の動作を説明するための説明図である。 電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である(第4実施形態)。 サーミスタの構成を示す図である(第4実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第4実施形態)。 電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である(第5実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第5実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第6実施形態)。 電子ブックリーダの内部構成を示すブロック図である(第7実施形態)。 電子ブックリーダの動作を示すフローチャートである(第7実施形態)。
符号の説明
1…電子ブックリーダ、2…ページ捲りボタン、3…CPU、4…VRAM、5…ディスプレイコントローラ、6…コレステリック液晶表示パネル、7c…コモン電極駆動回路、7s…セグメント電極駆動回路、8…コレステリック液晶層、9c…COM電極、9s…SEG電極、11…ADC、12…温度センサ、13…温度データ取得保存回路、14…RAM、15…PLD、16…赤外線センサ

Claims (16)

  1. コレステリック液晶を用いた表示体を備える情報表示装置であって、
    複数の駆動段階を有するダイナミック駆動方法により前記表示体に情報を表示する第一書換手段と、
    その表示された情報に単一の駆動段階である駆動方法により当該情報を再表示する第二書換手段と
    を備えたことを特徴とする情報表示装置。
  2. コレステリック液晶を用いた表示体を備える情報表示装置であって、
    複数の駆動段階を有するダイナミック駆動方法により前記表示体に情報を表示する第一書換手段と、
    その表示された情報に二つの駆動段階を有する二相駆動方法により当該情報を再表示する第二書換手段と
    を備えたことを特徴とする情報表示装置。
  3. 前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、
    その温度を基に当該表示体の温度分布を示す温度分布情報を取得する温度分布情報取得手段
    を備え、
    前記第二書換手段は、
    前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  4. 前記第二書換手段は、
    前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布が所定の条件を満たす、前記表示体の一部の表示領域を特定し、その一部の表示領域に前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
  5. 前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記検出した温度の時間軸に従った変化を示す温度変化情報を取得する温度変化情報取得手段
    を備え、
    前記第二書換手段は、
    前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  6. 前記第二書換手段は、
    前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化が所定の条件を満たす、前記表示体の一部の表示領域を特定し、その一部の表示領域に表示されている情報を再表示すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  7. 前記表示体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記検出した温度を基に当該表示体の温度分布を示す温度分布情報を取得する温度分布情報取得手段と、
    前記検出した温度の時間軸に従った変化を示す温度変化情報を取得する温度変化情報取得手段と
    を備え、
    前記第二書換手段は、
    前記温度分布情報取得手段が取得する温度分布情報が示す温度分布及び前記温度変化情報取得手段が取得する温度変化情報が示す温度の時間軸に従った変化の一方又は両方が所定の条件を満たすとき、前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  8. 前記温度検出手段は、
    前記表示体に別々に分かれて設けられた複数の温度センサを含むこと
    を特徴とする請求項3乃至7に記載の情報表示装置。
  9. 前記表示体に照射された赤外線の強度を示す赤外線強度情報を入力する赤外線強度情報入力手段と、
    前記赤外線強度情報入力手段により入力された赤外線強度情報が、ある条件より大きいことを示す条件を満たすか判断する判断手段と
    を備え、
    前記判断手段により前記赤外線強度が前記条件を満たすと判断された場合、前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  10. 前記表示体の表示領域を、色の中間の階調である中間調の情報を表示する中間調表示領域とその他の表示領域とに区画する区画手段
    を備え、
    前記第二書換手段は、
    前記区画された中間調表示領域に表示されている情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  11. 前記第二書換手段は、
    前記表示体の表示領域をなす奇数走査ライン又は偶数走査ラインの纏まり毎に前記情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  12. 前記第二書換手段は、
    前記表示体の各画素に電圧を印可することで前記情報の表示を行うようになっており、前記情報の再表示に用いる電圧として、コレステリック液晶の配向状態がホメオトロピック配向に遷移を開始する電圧より低い電圧のみを用いたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  13. 前記第二書換手段は、
    前記情報の再表示を繰り返し行うことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  14. 前記第一書換手段は、
    前記表示体に特定二色の二値表示で前記情報を表示し、
    前記第二書換手段は、
    その表示された情報に中間階調表示で当該情報を再表示すること
    を特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  15. 前記第二書換手段は、
    前記中間階調表示で前記情報を再表示する際、各画素に対して、プレーナ方向にシフトする電圧値、フォーカルコニック方向にシフトする電圧値、もしくは配向状態を維持する電圧値の少なくとも1つを1回ないし複数回繰り返して印加することにより、中間階調表示を得ること
    を特徴とする請求項14に記載の情報表示装置。
  16. 前記情報は、N(Nは自然数)階調であり、
    前記第一書換手段は、
    前記情報の階調値が0の部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック配向とする電圧を印可し且つ前記情報の階調値が1以上の部分に対応する画素に配向状態をプレーナ配向とする電圧を印可して前記情報の表示を行い、
    前記第二書換手段は、
    変数i(iは自然数)を1から(N―2)まで順次変化させた場合に、その変数i毎に前記情報の階調値が(N―i)より小さい部分に対応する画素に配向状態をフォーカルコニック方向にシフトする電圧を印可し且つ前記情報の階調値が(N―i)以上の部分に対応する画素に配向状態を維持する電圧を印可する処理を行って前記情報の再表示を行うこと
    を特徴とする請求項15に記載の情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2009087756A1 (ja) * 2008-01-07 2011-05-26 富士通株式会社 表示装置及びその駆動方法
US8325125B2 (en) 2009-03-03 2012-12-04 Fujitsu Limited Display apparatus, driving method and display driving controller of cholesteric liquid crystal display panel

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