JP2007124822A - 過電流検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電界効果トランジスタのON抵抗に基づき電流供給線路のソース側とドレイン側とに発生する電圧を利用して、より正確に過電流を検出することが可能な過電流検出回路を提供する。
【解決手段】 電流供給線路Sに介在し、電流供給回路Sにソース及びドレインが接続された電界効果トランジスタ1と、電界効果トランジスタ1のソース側の接続点P4とドレイン側の接続点P3とで電流供給線路Sの電圧を検出し、検出した電圧の差が所定の基準値以上になったときに過電流検出信号を出力するコンパレータ3とを有する過電流検出回路100であって、ドレイン側の電流供給線路Sを分割して間に抵抗器R3を実装し、抵抗器R3に対してさらに並列にNTCサーミスタ7を実装するとともに、並列に実装された抵抗器R3とNTCサーミスタ7とにより発生する電圧をコンパレータ3に印加し、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電流供給線路Sに介在し、電流供給回路Sにソース及びドレインが接続された電界効果トランジスタ1と、電界効果トランジスタ1のソース側の接続点P4とドレイン側の接続点P3とで電流供給線路Sの電圧を検出し、検出した電圧の差が所定の基準値以上になったときに過電流検出信号を出力するコンパレータ3とを有する過電流検出回路100であって、ドレイン側の電流供給線路Sを分割して間に抵抗器R3を実装し、抵抗器R3に対してさらに並列にNTCサーミスタ7を実装するとともに、並列に実装された抵抗器R3とNTCサーミスタ7とにより発生する電圧をコンパレータ3に印加し、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、過電流検出回路に関し、特に電界効果トランジスタのソース、ドレイン間に過電流が流れた場合に、この過電流を検出する過電流検出回路に関する。
近年、音声をディジタル信号のまま入力、増幅し、スピーカを駆動する直前にアナログ信号に変換するディジタルアンプが実用化されている。このディジタルアンプによれば、従来のアナログアンプと比較して、より高効率で高出力を得られる。特にディジタルアンプに関し、この周辺回路についても無駄な電力消費を抑えて、効率改善を図るための種々の技術が提案されている。
図3は、センシング抵抗器を用いた一般的な過電流検出回路を示す図である。図3において破線で囲われた回路がこの過電流検出回路である。電流供給線路Sは、一端が接地され、他端が電源VCCに接続されている。この電流供給線路Sには電界効果トランジスタ1及び2が介在し、電源VCC側をソースにして、ソースとドレインとがそれぞれ電流供給線路Sに接続されている。電界効果トランジスタ1、2間の電流供給線路Sには、コイルL1を介してスピーカ6の一方の電源端子が接続点P1で接続されている。他方の電源端子は接地され、これら電源端子各々はコンデンサC1を介して接続されている。また、電源VCCと電界効果トランジスタ2との間の電流供給線路Sには抵抗器R1が、電界効果トランジスタ1のドレイン側の電流供給線路Sには、抵抗器R2、R3及びR4がそれぞれ介在している。電界効果トランジスタ1、2は、それぞれが接続されているディジタルアンプPWM4、5からの入力信号によりONになり、これよって電流がスピーカ6に供給される。
コンパレータ3の一方の入力端子は、抵抗器R5を介して抵抗器R2、電界効果トランジスタ1間の電流供給線路Sに接続点P2で接続され、他方の入力端子は、抵抗器R3、R4間の電流供給線路Sに接続点P3で接続されている。すなわち、コンパレータ3の入力端子各々は抵抗器R2を間に挟む接続点P2、P3で電流供給回路Sに接続されており、この抵抗器R2が過電流検出のためのセンシング抵抗器として機能する。コンパレータ3は、上述の入力端子各々に印加される電圧の大きさを比較し、電圧差が所定値以上であれば過電流検出信号を出力する。
上述のセンシング抵抗を用いた過電流検出回路においては、過電流検出のために実装した抵抗器R2で消費される電力が効率改善のための妨げとなってしまう。そのため、センシング抵抗を用いる代わりに、図4に示すような電界効果トランジスタ1のON抵抗に基づき、電流供給線路Sのソース側とドレイン側とに発生する電圧を利用した過電流検出回路(以下、単にON抵抗を利用した過電流検出回路という)も一般的に知られている。図4において破線で囲われた回路がこの過電流検出回路である。なお、ON抵抗とは、電界効果トランジスタがONのときのドレイン、ソース間の抵抗値である。
図4に示すON抵抗を利用した過電流検出回路は、上述の図3に示すセンシング抵抗を用いた過電流検出回路と比較して以下の構成が異なる以外同一である。このON抵抗を利用した過電流検出回路では、抵抗器R1と、センシング抵抗器としての抵抗器R2を電流供給線路Sに実装しない。また、コンパレータ3の他方の入力端子は抵抗器R5を介して、電流供給線路Sに接続点P4で接続されている。すなわち、コンパレータ3の入力端子各々は電界効果トランジスタ1を間に挟む接続点P3、P4で電流供給回路Sに接続されており、コンパレータ3は電界効果トランジスタ1のON抵抗に基づき電流供給回路Sのソース側とドレイン側とに発生する電圧を検出する。
例えば特許文献1が提案する過電流保護回路には、上述のON抵抗を利用した過電流検出回路が適用されている。この過電流保護回路によれば、センシング抵抗を使用しない分、損失の発生を低減して効率改善を図ることが可能である。
しかしながら、上述のON抵抗を利用した過電流検出回路にあっても以下に示す課題が存在する。図5は電界効果トランジスタのON抵抗と温度との関係の一例を示す図である。図5に示すように電界効果トランジスタでは、温度変化とともにON抵抗が変化することがわかる。このように温度によりON抵抗が変化すると電界効果トランジスタに流れる電流の大きさも変化する。これは、温度によりコンパレータ3が検出する電圧の差も変化することを意味し、それにもかかわらずON抵抗を利用した過電流検出回路では、検出する電圧の差が所定値以上であればコンパレータ3は過電流検出信号を出力してしまう。そのため、上述のON抵抗を利用した過電流検出回路では過電流を正確に検出できない虞がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、電界効果トランジスタのON抵抗に基づき電流供給線路のソース側とドレイン側とに発生する電圧を利用して、より正確に過電流を検出することが可能な過電流検出回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電流供給線路に介在し、該電流供給回路にソース及びドレインが接続された電界効果トランジスタと、該電界効果トランジスタのソース側とドレイン側とで電流供給線路の電圧を検出し、検出した電圧の差が所定の基準値以上になったときに過電流検出信号を出力する過電流検出手段とを有する過電流検出回路であって、ドレイン側の前記電流供給線路を分割して間に抵抗器を実装し、該抵抗器に対してさらに並列にサーミスタを実装するとともに、並列に実装された該抵抗器と該サーミスタとにより発生する電圧を、ドレイン側で検出する前記電圧として前記過電流検出手段に印加し、前記電界効果トランジスタと前記サーミスタとを熱的に結合することを特徴とする。
本発明ではドレイン側で検出する電圧が、電界効果トランジスタと熱的に結合されたサーミスタによって補正されるので、過電流検出手段が検出する電圧の差をある程度一定に保つことが可能である。本発明によれば、過電流検出手段は、所定の基準値に基づいてもより正確に過電流を検出することが可能である。
また、本発明は、同一のヒートシンクに固定することにより、前記電界効果トランジスタと前記サーミスタとを熱的に結合してもよい。例えば、このようにして電界効果トランジスタとサーミスタとを熱的に結合することが可能である。
また、本発明は、前記ドレインが接続されたパターン線路上に前記サーミスタを実装することにより、該電界効果トランジスタと該サーミスタとを熱的に結合してもよい。例えば、このようにして電界効果トランジスタとサーミスタとを熱的に結合することも可能である。
本発明によれば、電界効果トランジスタのON抵抗に基づき電流供給線路のソース側とドレイン側とに発生する電圧を利用して、より正確に過電流を検出することが可能な過電流検出回路を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る過電流検出回路100の構成を示す図である。過電流検出回路100は、電界効果トランジスタ1、コンパレータ3、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタ7、抵抗器R3、R4及びR5を含む、破線で囲まれた回路である。過電流検出回路100は、図4に示すON抵抗を利用した過電流検出回路と以下に示す構成が異なる以外同一であるため、ここでは異なる構成についてのみ説明する。なお、本実施例において、コンパレータ3が過電流検出手段である。
過電流検出回路100では、抵抗器R3に対して並列にNTCサーミスタ7が実装されている。またこのNTCサーミスタ7は、図1に模式的に示すように電界効果トランジスタ1と熱的に結合されている。電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合するには、例えば次に示す方法がある。
図2は、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合する方法の具体例を示す図である。図2(a)に示すように、例えば電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを同一のヒートシンクにねじなどによって固定することで、電界効果トランジスタ1で発生した熱をNTCサーミスタ7に伝えること、すなわち電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合することが可能である。これは、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とが面実装タイプでない場合に有効な方法である。
また、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とが面実装タイプである場合には、図2(b)に示すように、ドレインが接続されたパターン線路上にNTCサーミスタ7を実装することで、電界効果トランジスタ1とNTCサーミスタ7とを熱的に結合することが可能である。
上述の構成で、次に過電流検出回路100が過電流を検出する過程について図1を用いて詳述する。ディジタルアンプPWM4及び5からの入力信号により、電界効果トランジスタ1及び2がONになると電流供給線路Sに電流が流れる。これによりスピーカ6に電流が供給され、ディジタルアンプPWM4からの信号に基づきスピーカ6が音声を出力する。なお、ディジタルアンプPWM4とスピーカ6とを接続する配線については図示を省略している。また、ディジタルアンプPWM4と同様に、ディジタルアンプPWM5にも対応するスピーカが存在するが、このスピーカについても図示を省略している。
電流供給線路Sに電流が流れると、電界効果トランジスタ1の温度が発熱により次第に上昇する。前述した図5に示すように、ON抵抗は電界効果トランジスタ1の温度上昇とともに大きくなる。ON抵抗が大きくなると、電界効果トランジスタ1のソースとドレインとの電圧の差が大きくなる。
一方、抵抗器3と並列に接続されたNTCサーミスタ7の温度も、電界効果トランジスタ1の温度上昇とともに上昇する。このNTCサーミスタ7は、温度が上昇するとともに抵抗が減少する。これにより、並列接続された抵抗器3とNTCサーミスタ7とにより接続点P3に発生する電圧は温度上昇とともに次第に大きくなる。なお、この抵抗器3とNTCサーミスタ7の抵抗の大きさは、熱結合する電界効果トランジスタ1のON抵抗の温度変化特性に合わせて適宜選択可能である。
上述のように、電界効果トランジスタ1の温度上昇にともないソースとドレインとの電圧の差が大きくなっても、それに伴い接続点3の電圧も大きくなるので、温度変化があってもコンパレータ3で検出する電圧の差をある程度一定にすることが可能である。これによって、コンパレータ3は所定の基準値に基づき、より正確に過電流を検出することが可能である。以上により、電界効果トランジスタ1のON抵抗に基づき電流供給線路のソース側とドレイン側とに発生する電圧を利用して、より正確に過電流を検出することが可能な過電流検出回路100を実現可能である。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1、2 電界効果トランジスタ
3 コンパレータ
4、5 ディジタルアンプPWM
6 スピーカ
7 NTSサーミスタ
100 過電流検出回路
3 コンパレータ
4、5 ディジタルアンプPWM
6 スピーカ
7 NTSサーミスタ
100 過電流検出回路
Claims (3)
- 電流供給線路に介在し、該電流供給回路にソース及びドレインが接続された電界効果トランジスタと、該電界効果トランジスタのソース側とドレイン側とで電流供給線路の電圧を検出し、検出した電圧の差が所定の基準値以上になったときに過電流検出信号を出力する過電流検出手段とを有する過電流検出回路であって、
ドレイン側の前記電流供給線路を分割して間に抵抗器を実装し、該抵抗器に対してさらに並列にサーミスタを実装するとともに、並列に実装された該抵抗と該サーミスタとにより発生する電圧を、ドレイン側で検出する前記電圧として前記過電流検出手段に印加し、
前記電界効果トランジスタと前記サーミスタとを熱的に結合することを特徴とする過電流検出回路。 - 同一のヒートシンクに固定することにより、前記電界効果トランジスタと前記サーミスタとを熱的に結合することを特徴とする請求項1記載の過電流検出回路。
- 前記ドレインが接続されたパターン線路上に前記サーミスタを実装することにより、該電界効果トランジスタと該サーミスタとを熱的に結合することを特徴とする請求項1記載の過電流検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005314486A JP2007124822A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 過電流検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005314486A JP2007124822A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 過電流検出回路 |
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ID=38148041
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JP2005314486A Withdrawn JP2007124822A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 過電流検出回路 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054042A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 過電流保護回路 |
US20150016004A1 (en) * | 2013-07-10 | 2015-01-15 | Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd. | Over-current protection circuit |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005314486A patent/JP2007124822A/ja not_active Withdrawn
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