JP2007123020A - 燃料電池システム - Google Patents

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Ikuyoshi Sugawara
生豊 菅原
Satoru Takaichi
哲 高市
Yoshitaka Ono
義隆 小野
Hitoshi Igarashi
仁 五十嵐
Tetsuya Uehara
哲也 上原
Hiromasa Sakai
弘正 酒井
Ryoichi Shimoi
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Abstract

【課題】構成の大型化やコストの上昇を招くことなく、アイドルストップ状態移行時における燃料電池セルの劣化を防止する。
【解決手段】水素ガスの供給停止後、水素循環ポンプ206を逆回転させてアノード極の水素出口側から燃料電池スタック201に燃料電池スタック201に残留する水素ガスを導入した後、燃料電池スタック201から電流を取り出して、燃料電池スタック201に残留する水素ガスの圧力を通常の発電時よりも低下させる減圧処理を行い、燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行して構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、アイドルストップ状態時における動作制御を改善した燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池を搭載した燃料電池車両では、燃料ガスを効率的に利用するため、燃料電池と2次電池とを併用して、適宜使い分ける制御を行う場合がある。例えば、通常時には両者を併用して車両の駆動源であるモータに電力を供給するが、低速走行時やアイドリング時等の低負荷や燃料電池の発電効率が低くなるような運転状態時には、燃料電池システム全体の稼動を停止状態にすることなく、発電に直接係わる空気コンプレッサ等の燃料電池駆動用補機類の動作を停止して燃料電池による発電を停止し燃料電池をアイドルストップ状態とし、2次電池のみからの給電によりモータを駆動するといった制御を行っている(特許文献1,2参照)。
このようなアイドルストップ機能を備えた燃料電池システムでは、燃料電池システムを通常の発電状態からアイドルストップ状態に移行する際に、燃料電池スタックに残留する燃料ガスの例えば水素が外部に漏洩することを防止するために、燃料電池スタックのアノード極の水素圧力を大気圧よりも低い負圧にする減圧機能を備えたものがある。
特開2001−359204 特開2004−14159
燃料電池システムのアイドルストップ状態への移行時に、上述した減圧機能を備えた燃料電池システムにおいて、アノード極で水素不足を招くおそれがあった。一般的に、水素が不足するとセル電圧が低下するため、セル電圧を計測することで水素不足を把握することは可能である。例えば、図14のタイミングチャートに示すように、通常の発電状態からアイドルストップ状態に移行する際に、燃料電池スタックから電流を取り出してアノード極の水素圧力を減圧する減圧処理において、燃料電池スタックの水素出口側では入口側に比べてセル電圧の低下が顕著となる。これにより、水素入口側に比べて水素出口側では水素が不足しているものと推定される。
しかし、通常燃料電池システムでは、システム起動時に水素の供給タイミングをセル電圧に基づいて把握するために、燃料電池スタックの水素入口側にセル電圧を計測する電圧センサを設けるのが一般的であった。このため、セル電圧に基づいて燃料電池スタックの水素出口側の水素不足を検出することはできなかった。したがって、アイドルストップ状態への移行時に燃料電池スタックの水素出口側で水素不足が生じてもこれを検出できず、水素不足により燃料電池セルが劣化するといった不具合を招くおそれがあった。
一方、燃料電池スタックの水素出口側にも電圧センサを設けると、構成の大型化やコストの上昇を招いてしまう。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構成の大型化やコストの上昇を招くことなく、アイドルストップ状態移行時における燃料電池セルの劣化を防止した燃料電池システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の課題を解決する手段は、燃料ガス供給手段により第1の燃料ガス流通口から供給される燃料ガスと、酸化剤ガス供給手段により供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行い、未使用の燃料ガスを第2の燃料ガス流通口から排出する燃料電池スタックを備え、電力の要求がない場合には、前記燃料電池スタックに燃料ガスと酸化剤ガスとの供給を停止し、前記燃料電池スタックの発電を停止してシステムをアイドルストップ状態とする燃料電池システムにおいて、前記第1の燃料ガス流通口側に設けられ、前記燃料電池スタックから電流を取り出した際に、燃料電池セルの劣化が促進されない量の燃料ガスが前記燃料電池スタックに供給されている供給十分状態、または燃料電池セルの劣化が促進されない量の燃料ガスが前記燃料電池スタックに供給されていない供給不足状態を検知する燃料ガス検知手段と、燃料ガスの供給停止後、前記燃料ガス供給手段により前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに前記燃料電池スタックに残留する燃料ガスを導入した後、前記燃料電池スタックから電流を取り出して、前記燃料電池スタックに残留する燃料ガスの圧力を通常の発電時よりも低下させる減圧処理を行い、前記燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、アイドルストップ状態移行時の減圧処理において、構成の大型化やコストの上昇を招くことなく、燃料ガスの不足状態を検出することが可能となる。これにより、燃料ガス不足状態時にはこれを解消することで、燃料電池セルの劣化を防止することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1に係る燃料電池システムが搭載された燃料電池車両の基本構成を示す図であり、図2は本発明の実施例1に係る燃料電池システムの構成を示す図である。
図1において、燃料電池車両は、車両本体101に駆動電源として燃料電池システム102を搭載してなるものであり、更にインバータ103、駆動モータ104、駆動輪105、車速センサ106、2次電池107、リレー108ならびに制御コントローラ109を備えている。また、燃料電池車両は、車両のシフト位置を検出するシフト位置センサ111、ブレーキの有無を検出するブレーキセンサ112、ならびにアクセルの開度を検出するアクセル開度センサ113を備えている。
燃料電池システム102は、駆動モータ104が消費する電力や2次電池107の充電に必要な電力が発電できるように、燃料電池スタックに供給する燃料ガスの水素や酸化剤ガスの空気の圧力、ならびに流量等が図2に示す圧力調整弁、コンプレッサ等で制御される。
インバータ103は、燃料電池システム102で発電される直流電力を交流電力に変換し、制御コントローラ109から指示される駆動モータ104を駆動する出力トルクとなるように、駆動モータ104を制御する。
駆動輪105は、駆動モータ104と機械的に接続されており、駆動モータ104で得られた駆動トルクが伝達されて、駆動力を発生させて車両を駆動する。車速センサ106は駆動輪105の回転速度を検出する。
2次電池107は、車両のアイドリング時や燃料電池システムのアイドルストップ時など、燃料電池システム102から電力が供給されない場合に、駆動モータ104や、燃料電池システム102が発電するために必要となる補機の圧力調整弁やコンプレッサに電力を供給する。2次電池107には、2次電池107の電圧を検出する電圧センサ114ならびに電流を検出する電流センサ115が設けられており、この電圧センサ114ならびに電流センサ115で検出された電圧ならびに電流に基づいて、2次電池107の充電量が推定される。
リレー108は、制御コントローラ109からの指令に基づいて、燃料電池システム102と負荷とを接続/切断する。
制御コントローラ109は、本燃料電池車両の運転を制御する制御中枢として機能し、プログラムに基づいて各種動作処理を制御するコンピュータに必要な、CPU、記憶装置、入出力装置等の資源を備えた例えばマイクロコンピュータ等により実現される。制御コントローラ109は、本車両における上記各センサならびにこれらのセンサで得られない燃料電池車両の運転に必要な情報を収集するセンサ(図示せず)からの信号を読み込み、読み込んだ各種信号ならびに予め内部に保有する制御ロジック(プログラム)に基づいて、本車両の各構成要素に指令を送り、以下に説明する、本車両のアイドリングストップ移行後の燃料電池システム102の動作処理を含む本車両の運転/停止動作に必要なすべての動作を統括管理して制御する。
次に、図2を参照して、燃料電池システム102について説明する。
燃料電池システムの構成を示す図2(a)において、燃料電池システム102は、発電を行う燃料電池スタック201と、この燃料電池スタック201に燃料ガスである水素(あるいは水素リッチガス)を供給するための水素供給系と、燃料電池スタック201に酸化剤ガスである酸素を含む空気を供給するための空気供給系とを有している。
燃料電池スタック201は、水素が供給される水素極(アノード極)と酸素(空気)が供給される空気極(カソード極)とが電解質・電極触媒複合体を挟んで重ね合わされた発電セルが多段積層され、水素と酸素との電気化学反応により化学エネルギーを電気エネルギーに変換する発電部を構成する。
燃料電池スタック201の水素極では、水素が供給されることで水素イオンと電子に解離し、水素イオンは電解質を通り、電子は外部回路を通って電力を発生させ、空気極にそれぞれ移動する。空気極では、供給された空気中の酸素と上記水素イオン及び電子が反応して水が生成され、外部に排出される。
燃料電池スタック201の電解質としては、高エネルギー密度化、低コスト化、軽量化等を考慮して、例えば固体高分子電解質が用いられる。固体高分子電解質は、例えばフッ素樹脂系イオン交換膜等、イオン(プロトン)伝導性の高分子膜からなるものであり、飽和含水することによりイオン伝導性電解質として機能する。
水素供給系は、水素供給手段から供給される水素を水素極通路を介して燃料電池スタック201の水素極へと導く。すなわち、この実施例1の水素供給系は、水素供給手段として水素を高圧で貯蔵する水素タンク202、燃料電池スタック201で行われる発電に必要となる水素が燃料電池スタック201に供給されるように燃料電池スタック201に供給される水素の圧力を調整する水素調圧弁203、燃料電池スタック201から排出された水素オフガスをエゼクタ204を介して燃料電池スタック201の入口側に戻すために水素オフガスを水素循環配管205を循環させる水素循環ポンプ206、ならびに水素極通路となる水素供給配管207を有している。
水素循環ポンプ206には、ポンプの回転数を検出する回転数センサ216が設けられている。また、通常発電時の燃料電池スタック201への水素の供給方向に対して、アノード極の入口側となるエゼクタ204と燃料電池スタック201との間の水素供給配管207に、燃料電池スタック201のアノード極に供給される水素の圧力を検出する圧力センサ208が設けられている。
水素供給源である水素タンク202から供給される水素ガスは、水素調圧弁203を通って水素供給配管207へと送り込まれ、燃料電池スタック201の水素極に供給される。このとき、水素調圧弁203は、燃料電池スタック201の水素極及び水素極通路内の圧力が負荷に応じた圧力となるように、供給される水素ガスの圧力を調整している。
燃料電池スタック201では、供給された水素ガスが全て消費されるわけではなく、消費されずに燃料電池スタック201から排出された水素オフガスは、水素循環配管205を通って水素循環ポンプ206により循環され、エゼクタ204で新たに供給される水素ガスと混合されて、再び燃料電池スタック201の水素極に供給される。これにより、水素のストイキ比(供給流量/消費流量)を1以上にすることができ、セル電圧が安定化する。
燃料電池スタック201の空気供給系は、空気供給手段からの空気を空気極通路によって燃料電池スタック201の空気極へと導く。すなわち、実施例1の空気供給系は、空気供給手段としての空気コンプレッサ212ならびに空気調圧弁213と、空気極通路となる空気流通配管214を有している。
空気コンプレッサ212は、燃料電池スタック201の空気極に空気を送り込むものであり、例えばモータ駆動により圧縮した空気を空気流通配管214を通して燃料電池スタック201の空気極へと供給する。
空気調圧弁213は、空気コンプレッサ212によって燃料電池スタック201に供給される空気の圧力を調整し、燃料電池スタック201のカソード極の出口側の空気流通配管214に設けられている。空気調圧弁213は、燃料電池スタック201のカソード極及び空気流通路内の圧力が負荷に応じた圧力になるように、空気コンプレッサ212によって供給される空気の圧力を調整している。
上述した固体高分子電解質膜を用いた燃料電池スタック201は、適正な作動温度が80℃前後と比較的低く、過熱時には冷却することが必要である。このため、通常は燃料電池スタック201内に冷却水を循環させて燃料電池スタック201を冷却し、燃料電池スタック201を最適な温度に維持する冷却機構(図示せず)が設けられている。
また、燃料電池システムは、電圧センサ(燃料ガス検知手段)223、PM(パワーマネージャー)224ならびにシステム制御部225(制御手段)を備えている。
電圧センサ223は、燃料電池スタック201のアノード極側における通常発電時の水素入口側の燃料電池セルに設けられており、水素入口側の燃料電池セルの電圧(アノード極−カソード極間電圧)を検出してシステム制御部225に与える。先にも触れたように、水素不足によりセル電圧が低下するという相関関係があることから、電圧センサ223は、水素不足を検知する手段としても機能する。
PM224は、システム制御部225から与えられる制御指令に基づいて、燃料電池スタック201の発電で得られた電流の取り出しを制御し、燃料電池スタック201から取り出した電流を駆動モータ104や2次電池107等の負荷に供給する。PM224は、燃料電池スタック201から取り出される電流の値を検出する電流センサ(図示せず)を備え、この電流センサで検出された取り出し電流値はシステム制御部225に与えられる。
システム制御部225は、本燃料電池システム102の運転を制御する制御中枢として機能し、プログラムに基づいて各種動作処理を制御するコンピュータに必要な、CPU、記憶装置、入出力装置等の資源を備えた例えばマイクロコンピュータ等により実現され、例えば図1に示す制御コントローラ109の一部機能として実現される。システム制御部225は、本燃料電池システム102における上記各センサ類、ならびにこれらのセンサ類で得られない燃料電池システム102の運転に必要な情報を収集するセンサ(図示せず)からの信号を読み込み、読み込んだ信号ならびに予め内部に保有する制御ロジック(プログラム)に基づいて、水素循環ポンプ206、空気コンプレッサ212、PM224を含む燃料電池システム102の各構成要素に指令を送り、以下に説明する、燃料電池システム102のアイドルストップ状態における動作を含む、燃料電池システム102の運転/停止に必要なすべての動作を統括管理して制御する。
システム制御部225は、水素循環ポンプ206の回転数が後述するように正回転から逆回転に変わった後の時間を計測するタイマ機能を備えている。
このような構成において、燃料電池システム102をアイドルストップ状態に移行する動作は、図3のフローチャートに示す手順にしたがって実行される。
図3において、先ず水素調圧弁203を閉じて燃料ガスの水素の供給を停止した後(ステップS31)、水素循環ポンプ(HRB)206の回転方向を逆転(正回転→逆回転)させる。
燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行する前の通常の発電状態時には、すなわち水素循環ポンプ206の正回転時には、水素はエゼクタ204から圧力センサ208が設置されている水素供給配管207を介して、電圧センサ223が設けられている燃料電池スタック201のアノード極の水素入口から導入され、水素オフガスは燃料電池スタック201の水素出口側から排出されて水素循環ポンプ206へと流通し、図2の符号A1で示す方向(以下、順方向と呼ぶ)に循環される。これに対して、空気は空気コンプレッサ212から燃料電池スタック201のカソード極の空気入口側へ導入され、燃料電池スタック201のカソード極の空気出口から排出された空気は空気流通配管214を流通して空気調圧弁213へと流通し、図2の符号B1で示す方向に流通する。これにより、燃料電池スタック201内では、燃料ガスの水素と酸化剤ガスの空気(酸素)とがそれぞれの流路を反対方向に流通することになる。
このような、通常の発電時の水素の流通方向(順方向)に対して、水素循環ポンプ206を逆回転させることで、水素循環配管205に残留する水素は水素循環ポンプ206から燃料電池スタック201のアノード極の水素出口側から燃料電池スタック201に導入され、電圧センサ223が設けられた燃料電池スタックのアノード極の水素入口から排出され、先の符号A1で示す順方向とは逆の図2の符号A2で示す方向(以下、逆方向と呼ぶ)に流通する。
次に、燃料電池スタック201から電流を取り出して、燃料電池スタック201内の水素の減圧処理を開始し(ステップS33)、水素の圧力が所定の圧力以下、例えば大気圧よりも低い所定の負圧にする。その後、圧力センサ208で検出された圧力に基づいて、水素圧が所定の圧力以下になったか否かを判別し(ステップS34)、所定の圧力以下になると、減圧処理が終了したものとする(ステップS35)。
そして、水素循環ポンプ206の駆動を停止しもしくは回転数を低下させ(ステップS36)、空気コンプレッサ212の駆動を停止して空気の供給を停止し(ステップS37)、冷却水を停止する(ステップS38)。これにより、燃料電池スタック201の発電を停止し、燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行する。
このように、燃料電池システムをアイドルストップ状態にすることで、水素循環ポンプ206や空気コンプレッサ212の補機類の運転を止め、燃費の向上に加えて、音振性能の向上、低消費電力化を図っている。
また、水素の減圧処理を開始する際に水素の循環方向を反転することで、反転時に水素不足が生じやすくなる燃料電池スタック201のアノード極の入口側(反転時には水素の出口側となる)において、電圧センサ223で計測された燃料電池セルのセル電圧に基づいて、水素不足状態を検知することが可能となる。これにより、この状態を解消する対処、例えば後述する水素循環ポンプ206の回転数を上げる等の措置を行うことが可能となり、水素不足による燃料電池セルの劣化を防止することができる。
一方、燃料電池システムのアイドルストップ状態を解除して発電を再開する手順は、図4に示すフローチャートにしたがって行われる。
図4において、先ず水素調圧弁203を開いて水素の供給を開始するとともに(ステップS41)、空気コンプレッサ212を駆動し空気調圧弁213を開き空気の供給を開始する(ステップS42)。その後、発電を開始するとともに(ステップS43)、冷却水の供給を開始する(ステップS44)。これにより、PM224の制御の下に燃料電池スタック201から電流が取り出され、燃料電池システム102はアイドルストップ状態から通常の発電状態に戻る。
図5は図3に示す制御手順に対して、新たな判断処理を追加した制御手順を示すフローチャートである。図5において、新たに追加した判断処理は、図3のステップS32の処理とステップS33の処理との間に行われ、水素の流通を逆方向に反転させた後、水素が十分に逆方向に循環流通しているか否かを判断する処理(ステップS51)である。
この判断の要件としては、図6のタイミングチャートに示すように、水素循環ポンプ206を逆回転させた後、必要な水素の流量が確保されてアノード極の水素入口側の水素圧力が所定の圧力に低下すると推定される所定の時間として設定される。この所定の時間は、燃料電池スタック201の仕様によって異なるので、予め実験等を行ってその実験結果から取得する。また、この所定時間はシステム制御部225に備えられたタイマ機能により計測される。
したがって、水素循環ポンプ206が逆回転された後、上記所定の時間が経過すると、水素の循環方向が十分に逆方向になったものと推定し、燃料電池スタック201から電流を取り出して水素の減圧処理を開始する。
一方、上記判断要件としては、回転数センサ216で検出された水素循環ポンプ206の回転数として設定され、回転数が予め設定された所定の回転数以上になったことで水素の循環方向が十分に逆方向になったものと推定する。この回転数は、燃料電池スタック201の仕様や水素循環ポンプ206の駆動能力によって異なるので、予め実験等を行ってその実験結果から取得する。
さらに、上記判断要件としては、アノード極の水素入口側に設けられた圧力センサ208で検出された水素圧力として設定される。すなわち、検出された水素圧力が水素循環ポンプ206の回転数に応じた燃料電池スタック201の圧損分低下(例えば図6の符号aで示す圧力程度)したことで、水素の循環方向が十分に逆方向になったものと推定し、電流取り出しによる減圧処理を開始する。
水素圧力の低下量(圧損分)は、燃料電池スタック201の仕様や水素循環ポンプ206の駆動能力によって異なるので、予め実験等を行ってその実験結果から取得する。例えば、水素循環ポンプ206の回転数と燃料電池スタック201の圧損とが、図7に示すような相関関係を有し、水素循環ポンプ206の回転方向と回転数を例えば1000回転の正回転から逆回転の1000回転に変化させた場合には、正回転時の例えば5kPa程度の圧損が逆回転時には−5kPa程度に変化することから、水素圧力が10kPa程度低下したことで水素の循環方向が十分に逆方向になったものと推定する。
このような判断処理を加えることで、アノード極における水素不足状態を精度よく、かつ簡易に検知することが可能となる。
次に、本発明の実施例2について説明する。この実施例2の特徴とするところは、先の実施例1で説明した水素の流通方向を逆転させた後の減圧処理において、水素不足が検知された際に、水素循環ポンプ206の回転数を上昇させる制御手法を採用したことにある。
図8はその制御手順を示すフローチャートである。図8において、この制御手法では、先の図3で説明したステップS31〜ステップS32ならびに図5で説明したステップS51の処理を実行した後、PM224の制御の下に燃料電池スタック201から電流の取り出しを開始する(ステップS81)。その後、電圧センサ223で検出されたセル電圧が所定の電圧以下になったか否かを判別する(ステップS82)。ここで、所定の電圧は、水素不足による燃料電池セルの劣化が促進されるセルの下限電圧、またはセル電圧制御時のオーバーシュートを考慮してこの下限電圧よりも多少高い電圧に設定される。なお、下限電圧は燃料電池スタックの仕様によって異なるので実験等により決定される。
判別の結果、セル電圧が上記所定電圧以下になると、水素循環ポンプ206の回転数を上昇させる(ステップS83)。その後、水素循環ポンプ206の回転数の上昇によりセル電圧が上記所定電圧以上になると、水素圧力が所定の圧力(減圧処理における目標圧力(負圧))以下であるか否かを判別する(ステップS34)。判別の結果、水素圧力が所定の圧力になると、電流の取り出しを停止して減圧処理を終了し(ステップS84)、その後図3で説明したステップS36〜ステップS38の処理を実行し、アイドルストップ状態へと移行する。
このような制御手順において、電圧センサ223で計測されたセル電圧に基づいて、このセル電圧が上述した下限電圧以下とならないように、もしくは下限電圧以下となっても極短時間となるように水素循環ポンプ206の回転数が制御される。すなわち、図9のタイミングチャートに示すように、減圧処理中に計測されたセル電圧に基づいて、水素循環ポンプ206の回転数がフィードバック(FB)制御され、これにより水素循環ポンプ206の回転数が徐々に上昇する。
このフィードバック制御は、システム制御部225に備えられた機能により例えば図10に示すようにして行われる。図10において、差分算出手段301で(下限電圧−計測セル電圧)が算出され、得られた差分と「0(mV)」との大きい方の値が選択手段(max)302で選択され、選択された0mV以上の電圧値に応じて予め設定された回転数が回転数算出手段303で算出され、加算手段304により算出された回転数が水素循環ポンプ206の実回転数(前回値)に加えられて目標回転数が算出され、この目標回転数に水素循環ポンプ206の回転数が制御される。
例えば、上述した燃料電池セルの劣化が促進されるセル電圧の下限電圧(セル電圧下限値)が例えば300mVで、電圧センサ223で計測された計測セル電圧が500mVであった場合には、差分算出手段301で(300mV−500mV)=−200mVが算出され、この値と0mVの大きい方の値の0mVが選択手段302で選択される。0mVが選択されたことで、回転数算出手段303では、回転数を上昇させる必要はないものと判断して加算する回転数を0rpmとし、加算手段304に出力する。これにより、水素循環ポンプ206の回転数はそれまでの回転数、例えば3000rpmが維持される。
一方、電圧センサ223で計測された計測セル電圧が例えば100mVであった場合には、差分算出手段301で(300mV−100mV)=200mVが算出され、この値と0mVの大きい方の値の200mVが選択手段302で選択される。200mVが選択されたことで、回転数算出手段303では、選択された200mVに応じて予め設定された回転数、例えば50rpmが回転数算出手段303で算出される。したがって、回転数算出手段303で算出された回転数50rpmがそれまでの回転数の例えば3000rpmに加算手段304により加算され、目標回転数は3050rpmとして算出され、水素循環ポンプ206の回転数は上昇する。これにより、セル電圧が上昇することになり、セル電圧が下限電圧以上になっても極短時間となり、セルの劣化促進は抑制される。
なお、上記図10に示す制御手法では、差分算出手段301に差分算出の一方の値として下限電圧値を入力しているが、下限電圧よりも多少高い値、例えば下限電圧が300mv程度の場合には310〜350mV程度の値を入力して計測セル電圧との差を算出することで、セル電圧が下限電圧を確実に下回らないようにセル電圧を制御することが可能となる。
このように、減圧処理中に、セル電圧が所定の電圧を下回らないように、水素循環ポンプ206の回転数を制御する手法を採用することで、アノード極の水素不足によるセルの劣化を防止することができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。この実施例3の特徴とするところは、先の実施例2で説明した水素の流通方向を逆転させた後の減圧処理において、水素不足が検知された際に、水素循環ポンプ206の回転数を上昇させる制御手法に代えて、燃料電池スタック201から取り出す取り出し電流量を低下させる制御手法を採用したことにある。
図11はその制御手順を示すフローチャートである。図11において、この制御手法では、先の図8で説明したステップS83の処理に代えて、減圧処理を行う際に取り出し電流量を低下させる処理(ステップS111)を実行しており、他は先の図8に示す制御手順と同様である。
このような制御手順において、電圧センサ223で計測されたセル電圧に基づいて、このセル電圧が上述した下限電圧以下とならないように、もしくは下回っても極短時間となるように取り出し電流が制御される。すなわち、図12のタイミングチャートに示すように、減圧処理中に計測されたセル電圧に基づいて、取り出し電流がフィードバック(FB)制御され、これにより取り出し電流量が徐々に低下する。
このように、減圧処理中に、セル電圧が所定の電圧を下回らないように、取り出し電流を制御する手法を採用することで、アノード極の水素不足によるセルの劣化を防止することができる。
なお、上記実施例1〜3において、水素循環ポンプ206を逆回転させて水素の循環方向を反転させた際に、空気コンプレッサ212を逆回転させて、燃料電池スタック201への空気の導入方向を図2に示す符号B1で示す通常発電時の順方向から符号B2で示す逆方向に反転させるようにしてもよい。
電圧センサ223で計測しているセル電圧は、アノード極とカソード極との間のセル電圧であるので、セル電圧が低下した際に、アノード極側の電位が低下したものか、もしくはカソード極側の電位が低下したものなのかを判別することはできない。そこで、上述したように空気の導入方向を変えて、電圧センサ223が設置されたセルのカソード極のセルにおける空気の濃度を十分に確保することで、カソード極側で電位の低下が起こりにくい状態とする。
すなわち、燃料電池スタック201に対して水素と空気の導入方向とアノード極ならびにカソード極における電位プロファイルは例えば図13に示すようになり、水素は先に説明した逆方向で燃料電池スタック201に導入された場合を示している。図13において、水素を逆方向(図2のA2で示す方向)から導入した場合に、水素SR(ストイキ比)が不足すると、通常発電時の水素入口側のアノード電位の低下が顕著になるに対して、空気を上述したように通常発電時とは逆方向(図2のB2で示す方向)から導入することで、通常発電時の空気出口側のカソード極の電位は十分に確保され、上述したように通常発電時の水素入口側に対応した通常発電時の空気出口側のカソード極における電位の低下が起こりにくい状態を設定することができる。
これにより、セル電圧が低下した際には、アノード極側で電位が低下したものと推定することができ、アノード極側でのセル電圧の低下を精度よく検出することが可能となる。
本発明の実施例1に係る燃料電池システムを搭載した燃料電池車両の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 実施例1に係る燃料電池システムのアイドルストップ状態への移行手順を示すフローチャートである。 燃料電池システムのアイドルストップ状態の解除手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る燃料電池システムのアイドルストップ状態への移行手順を示す他のフローチャートである。 実施例1に係るアノード極の水素入口、水素循環ポンプの回転数ならびに水素流量のタイミングチャートである。 水素循環ポンプ吐燃料電池スタックの圧損との関係を示す図である。 実施例2に係る燃料電池システムのアイドルストップ状態への移行手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る水素循環ポンプの回転数、セル電圧、水素圧力ならびに取り出し電流のタイミングチャートである。 実施例2に係る水素循環ポンプの制御手法を示す図である。 実施例3に係る燃料電池システムのアイドルストップ状態への移行手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る水素循環ポンプの回転数、セル電圧、水素圧力ならびに取り出し電流のタイミングチャートである。 水素のストイキ比の状態とアノード極の電位変化との関係、ならびに空気の導入方向とカソード極の電位変化との関係を示す図である。 従来におけるアイドルストップ状態移行時におけるアノード極入口側と出口側のセル電圧のタイミングチャートである。
符号の説明
101…車両本体
102…燃料電池システム
103…インバータ
104…駆動モータ
105…駆動輪
106…車速センサ
107…2次電池
108…リレー
109…制御コントローラ
111…シフト位置センサ
112…ブレーキセンサ
113…アクセル開度センサ
114,223…電圧センサ
115…電流センサ
201…燃料電池スタック
202…水素タンク
203…水素調圧弁
204…エゼクタ
205…水素循環配管
206…水素循環ポンプ
207…水素供給配管
208…圧力センサ
212…空気コンプレッサ
213…空気調圧弁
214…空気流通配管
216…回転数センサ
224…PM(パワーマネージャー)
225…システム制御部
301…差分算出手段
302…選択手段
303…回転数算出手段
304…加算手段

Claims (12)

  1. 燃料ガス供給手段により第1の燃料ガス流通口から供給される燃料ガスと、酸化剤ガス供給手段により供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行い、未使用の燃料ガスを第2の燃料ガス流通口から排出する燃料電池スタックを備え、電力の要求がない場合には、前記燃料電池スタックに燃料ガスと酸化剤ガスとの供給を停止し、前記燃料電池スタックの発電を停止してシステムをアイドルストップ状態とする燃料電池システムにおいて、
    前記第1の燃料ガス流通口側に設けられ、前記燃料電池スタックから電流を取り出した際に、燃料電池セルの劣化が促進されない量の燃料ガスが前記燃料電池スタックに供給されている供給十分状態、または燃料電池セルの劣化が促進されない量の燃料ガスが前記燃料電池スタックに供給されていない供給不足状態を検知する燃料ガス検知手段と、
    燃料ガスの供給停止後、前記燃料ガス供給手段により前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに前記燃料電池スタックに残留する燃料ガスを導入した後、前記燃料電池スタックから電流を取り出して、前記燃料電池スタックに残留する燃料ガスの圧力を通常の発電時よりも低下させる減圧処理を行い、前記燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行する制御手段と
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料ガス検知手段は、前記第1の燃料ガス流通口側の燃料電池セルのセル電圧を計測する電圧計測手段で構成されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記燃料ガス供給手段は、前記燃料電池スタックの第2の燃料ガス流通口から排出された燃料ガスを前記第1の燃料ガス流通口に戻して燃料ガスを循環させる循環ポンプを含む燃料ガス循環手段を備え、
    前記制御手段は、前記循環ポンプを通常発電時の回転方向に対して逆回転させ、燃料ガスを前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに導入する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御手段は、燃料ガスが前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに導入されて、燃料ガスが前記燃料電池スタックに流通した後、前記減圧処理を開始する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記第1の燃料ガス流通口側の燃料ガス流通路に設けられ、前記燃料ガス流通路を流通する燃料ガスの圧力を検出する燃料ガス圧力検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記燃料ガス圧力検出手段で検出された燃料ガスの圧力に基づいて、燃料ガスが前記燃料電池スタックに流通したものと推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御手段は、燃料ガスが前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに導入された後、予め設定された所定時間が経過したことで燃料ガスが前記燃料電池スタックに流通したものと推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃料ガス供給手段は、前記燃料電池スタックの第2の燃料ガス流通口から排出された燃料ガスを前記第1の燃料ガス流通口に戻して燃料ガスを循環させる循環ポンプを含む燃料ガス循環手段と、
    前記循環ポンプの回転数を計測する回転数計測手段とを備え、
    前記制御手段は、前記循環ポンプを通常発電時の回転方向に対して逆回転させ、燃料ガスを前記第2の燃料ガス流通口から前記燃料電池スタックに導入し、前記回転数計測手段で計測された回転数が予め設定された所定の回転数に達したことで、燃料ガスが前記燃料電池スタックに流通したものと推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  8. 前記制御手段は、減圧処理における電流取り出し時に、前記燃料ガス検知手段が供給不足状態を検知した場合、または前記電圧計測手段で燃料ガスの供給不足状態時のセル電圧の下限電圧が計測された場合には、前記循環ポンプの回転数を上昇させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  9. 前記制御手段は、減圧処理における電流取り出し時に、前記燃料ガス検知手段が燃料ガスの供給不足状態を検知した場合、または前記電圧計測手段で燃料ガスの供給不足状態時のセル電圧の下限電圧が計測された場合には、取り出し電流量を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記燃料ガス検知手段は、前記第1の燃料ガス流通口側の燃料電池セルのセル電圧を計測する電圧計測手段で構成され、
    前記循環ポンプの回転数は、前記電圧計測手段で計測された前記燃料電池セルのセル電圧に基づいて制御される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  11. 前記燃料ガス検知手段は、燃料電池セルのセル電圧を計測する電圧計測手段で構成され、
    前記制御手段は、前記電圧計測手段で計測された燃料電池セルのセル電圧に基づいて、減圧処理時の取り出し電流を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  12. 通常発電時には、前記酸化剤供給手段により第1の酸化剤ガス流通口から前記燃料電池スタックに酸化剤ガスが導入され、前記燃料電池スタックの第2の酸化剤ガス流通口から未使用の酸化剤ガスが排出すされる一方、
    前記燃料電池システムをアイドルストップ状態に移行する際には、前記酸化剤供給手段により前記第2の酸化剤ガス流通口から前記燃料電池スタックに酸化剤ガスが導入され、前記第1の酸化剤ガス流通口から前記燃料電池スタックでの未使用の酸化剤ガスが排出される
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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