JP2007122635A - 属性情報提供システム、属性情報提供サーバ装置、属性情報提供方法、属性情報提供プログラム - Google Patents

属性情報提供システム、属性情報提供サーバ装置、属性情報提供方法、属性情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メール送信側がメール受信側の情報をあらかじめ取得することができるようにする。
【解決手段】SMTPサーバ装置20が、SMTPクライアント装置10からメールアドレスの設定コマンド「RCPT」と属性情報取得コマンド「HEAD」とを含むコマンドを受信し、受信したコマンドを解析し、そのメールアドレスが自動応答を行うのか、もしくは他のメールアドレスに転送するのか、といったメールアドレスの属性情報を取得し、取得した属性情報をSMTPクライアント装置10に送信するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供システム、属性情報提供サーバ装置、属性情報提供方法、属性情報提供プログラムに関する。
一般に、電子メールツール(ソフトウェア)には、メールアドレスを管理するためのアドレス帳機能が付加されていて、そのアドレス帳機能によりメールアドレスを、会社名等の所属等によって階層的に管理することが行われている。
ところで、アドレス帳に記録されたメールアドレスの数が多くなればなるほど、送付先のアドレスを探し当てるまでの操作に手間がかかり、不便である。また、複数のアドレスに対してメールを一括送信する場合等には、送信先のアドレスが複数の異なった所属にまたがる場合があり、さらに送付先のアドレスを探し当てるまでの操作に手間がかかることになる。
そこで、特許文献1では、メールを送信する際に、メールの主題に関連するキーワードを指定することにより、自動的に送信先候補を抽出することで、メール送信先を容易に設定することができるようにしたメールアドレスの検索方式を提案している。
特開平10−11374号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、メールの主題に関連するキーワードを指定することにより自動的に送信先候補が抽出されるが、このような技術はあくまでもメールを送受信する端末のアドレス帳機能に関わるものである。よって、例えばアドレス帳に登録されていないものについて、メール送信前にあて先のメールアドレスの属性情報をあらかじめサーバ装置から取得する、ということはこの発明によっては実現することはできない。
一方、WWW(World Wide Web)用のプロトコルであるHTTPには、Webページの情報を取得するためのHEADメソッドという手段があり、このHEADメソッドによれば、要求したファイルがどのような属性(例えば更新日時や文字コードなど)を有するものなのか、あらかじめ情報を取得することができる。しかしながら、インターネットでメールを転送するためのプロトコルであるSMTPでは、メールアドレスの属性情報を取得する手段がない。
そのため、メール送信側がメール受信側アドレスの情報、例えばそのメールアドレスは自動応答をするのか、もしくは、他のアドレスに転送するのか、などをあらかじめ取得し、その情報によって送信するメールの内容を変更する、などの動的な制御を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、メール送信側がメール受信側の情報をあらかじめ取得することができる属性情報提供システム、属性情報提供サーバ装置、属性情報提供方法、属性情報提供プログラムを取得することを目的とする。
本発明の属性情報提供システムは、メールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供システムであって、クライアント装置と、前記クライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供するサーバ装置と、を備え、前記サーバ装置は、メールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶する記憶手段と、前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記受信したコマンドを解析し、少なくとも、メールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段によりメールアドレスの設定要求であると判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するメールアドレス設定手段と、前記コマンド解析手段により属性情報取得要求であると判断すると、前記メールアドレス設定手段で設定されたメールアドレスを元に、前記記憶手段より属性情報を取得する属性情報取得手段と、取得した属性情報を前記クライアント装置に送信する属性情報送信手段と、を有することを特徴とする
また、前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われてもよい。
また、前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであってもよい。
本発明の属性情報提供サーバ装置は、メールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供サーバ装置であって、メールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶する記憶手段と、前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記受信したコマンドを解析し、少なくとも、メールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段によりメールアドレスの設定要求であると判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するメールアドレス設定手段と、前記コマンド解析手段により属性情報取得要求であると判断すると、前記メールアドレス設定手段で設定されたメールアドレスを元に、前記記憶手段より属性情報を取得する属性情報取得手段と、取得した属性情報を前記クライアント装置に送信する属性情報送信手段と、を有することを特徴とする。
また、前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われることとしてもよい。
また、前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであってもよい。
本発明の属性情報提供方法は、サーバ装置がクライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供方法であって、前記サーバ装置は、記憶装置によってメールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶しており、 前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するステップと、前記受信したコマンドを解析し、少なくともメールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するステップと、前記メールアドレスの設定要求と判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するステップと、前記属性情報取得要求と判断すると、設定された前記メールアドレスを元に、記憶装置より属性情報を取得するステップと、取得した前記属性情報を前記クライアント装置に送信するステップと、を有することを特徴とする。
また、前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われることとしてもよい。
また、前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであってもよい。
本発明の属性情報提供プログラムは、クライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供するサーバ装置で実行される属性情報提供プログラムであって、 前記サーバ装置は、記憶装置によってメールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶しており、前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するステップと、前記受信したコマンドを解析し、少なくともメールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するステップと、前記メールアドレスの設定要求と判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するステップと、前記属性情報取得要求と判断すると、設定された前記メールアドレスを元に、記憶装置より属性情報を取得するステップと、取得した前記属性情報を前記クライアント装置に送信するステップと、を有することを特徴とする。
また、前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われることとしてもよい。
また、前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであってもよい。
本発明の属性情報提供システム、属性情報提供サーバ装置、属性情報提供方法、属性情報提供プログラムによれば、サーバ装置が、クライアント装置からのメールアドレスの設定要求と属性情報取得要求とを含むコマンドを受信し、受信したコマンドを解析してメールアドレスの属性情報を取得し、取得した属性情報をクライアント装置に送信するようにしたので、メール送信側がメール受信側の情報をあらかじめ取得することができる。
本実施形態では、SMTPサーバ装置が、SMTPクライアント装置からメールアドレスの設定要求と属性情報取得要求とを含むコマンドを受信し、受信したコマンドを解析してメールアドレスの属性情報を取得し、取得した属性情報をSMTPクライアント装置に送信することで、メール送信側がメール受信側の情報をあらかじめ取得することができるようにした。
以下、本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の属性情報提供システムの一実施例の概要を説明するための図である。
図1に示す属性情報提供システムは、SMTPによってメールをやり取りするSMTPクライアント装置10及びSMTPサーバ装置20を備えている。SMTPクライアント装置10としては、一例としてSMTPサーバ装置20と同等な構成を有するコンピュータが挙げられる。ただし、SMTPクライアント装置10はこれに限らず、たとえば携帯電話、PDA、ノートパソコン、デスクトップパソコン等、インターネット31を介しSMTPサーバ20との間で通信を行いメールの送受信をすることができる装置であってもよい。
SMTPサーバ装置20は、SMTPクライアント装置10からのコマンドを解析し、メールアドレスの属性情報をSMTPクライアント装置10に与えるものである。コマンドの詳細については後述する。
図2は、SMTPサーバ装置20の詳細を説明するための図である。SMTPサーバ装置20は、通信部21、メモリ22、ハードディスク23、データベースインターフェース部24、CPU25、データベース(DB)20aを有している。
通信部21は、インターネット31を介しSMTPクライアント装置10との間での通信を行ってコマンドを受信し、コマンドに対応する応答を送信する。ここで、コマンドとしては、次の(1),(2)のようなものがある。
(1)属性情報取得コマンド
HEAD [メールアドレス]
(2)メールアドレス設定コマンド
RCPT [TO:メールアドレス]
属性情報取得コマンド「HEAD」は、本発明独自のコマンドであり、引数にメールアドレスを指定し、
「HEAD user@mydomain.com」
といった使い方ができる。そして、このコマンドは、「user@mydomain.com」の属性情報を取得するという意味となる。
また、メールアドレス設定コマンド「RCPT」は、メールの送信先アドレスを設定するためのコマンドであり、「TO:」以下にメールアドレスを指定し、
「RCPT TO:user@mydomain.com」
といった使い方ができる。そして、ここで設定されたメールアドレスは、例えばメモリ22に一時的に保持される。さらにこのコマンドに続いて、引数なしで属性情報取得コマンド「HEAD」を送信すると、設定されたメールアドレスの属性情報を取得するという意味となる。なお、この2つのコマンドのみならず、SMTPサーバ装置20においては他のSMTPで用いられる一般的なコマンドも使用可能となっている。
メモリ22は、SMTPクライアント装置10からの受信コマンド22aを保存する。なお、当該受信コマンド22aの記憶は一時的なものであってもよいし、たとえばメモリ22からハードディスク23に受信コマンド22aのデータを移して一定期間保存するようにしてもよい。
ハードディスク23は、コマンド処理プログラム23a、メールアドレス属性情報管理テーブル23b、OS(Operating System)23cを格納している。データベースインターフェース部24はデータベース(DB)20aと接続されており、データのやり取りをする。なお、メールアドレス属性情報管理テーブル23bはデータベース(DB)20aに格納されていてもよい。
CPU25は、上述した通信部21、メモリ22、ハードディスク23、データベースインターフェース部24の動作を制御する。なお、これら全ての通信部21、メモリ22、ハードディスク23、データベースインターフェース部24、CPU25は、バス26により相互に接続されている。
また、CPU25は、コマンド処理プログラム23aを読み込むことで、コマンド受信機能、コマンド解析機能、メールアドレス属性情報取得機能、メールアドレス設定機能、メールアドレス属性情報送信機能を実行する。コマンド受信機能は、SMTPクライアント装置10からのコマンドを受信し、メモリ22に受信コマンド22aとして記憶させる。コマンド解析機能は、メモリ22に記憶された受信コマンド22aから上述した(1)属性情報取得コマンド、(2)メールアドレス設定コマンド、もしくはそれ以外のSMTPコマンドのいずれかを解析する。
メールアドレス設定機能は、コマンド解析機能によって上述した(2)メールアドレス設定コマンドが解析されるか、(1)属性情報取得コマンドの引数にメールアドレスが記載されているか、のいずれかと判断すると、情報を取得すべきメールアドレスを設定する。メールアドレス属性情報取得機能は、コマンド解析機能によって上述した(1)属性情報取得コマンドが解析されると、メールアドレス属性情報管理テーブル23bからメールアドレスの属性情報を取得する。メールアドレス属性情報送信機能は、メールアドレス属性情報取得機能によって取得された情報をコマンドでSMTPクライアント装置10に送信する。また、メールアドレス属性情報送信機能は、メールアドレス設定が行われた際に、その処理結果をSMTPクライアント装置10に送信する。
図3は、上述したメールアドレス属性情報管理テーブル23bの一例を示すものである。同図に示すように、メールアドレス属性情報管理テーブル23bには、メールアドレス23d、自動応答フラグ23e、転送フラグ23f、転送先23gの項目が設けられている。
メールアドレス23dには、そのメールアドレス属性情報管理テーブル23bでメールアドレス属性情報が管理されているメールアドレスが複数登録されている。自動応答フラグ23eには、そのメールアドレスが自動応答を行う属性であることを示すTRUE、もしくは自動応答をしない属性であることを示すFALSEのいずれかが登録されている。なお、ここで自動応答とは、ユーザが介在せずともメールを受信したメールサーバ自身が予め設定されたプログラムにより自動的に返信メールを作成して差出人に送信する、といったもののことをいう。
転送フラグ23fには、そのメールアドレスが転送を行う属性であることを示すTRUE、もしくは転送を行わない属性であることを示すFALSEのいずれかが登録されている。転送先23gには、転送する属性である場合にメールを転送する先のアドレスが登録されている。なおメールアドレス属性情報管理テーブル23bには、これらの他にも、例えばあと何通のメールを受信可能か、メールボックスの残り容量はどれくらいか、などの属性情報も登録されていても良い。
次に、属性情報提供システムによる属性情報提供方法について説明する。まず、図4に示すように、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20への接続が行われると、SMTPクライアント装置10からのコマンドがSMTPサーバ装置20のCPU25のコマンド受信機能によって受信され、メモリ22に受信コマンド22aとして記憶させる。
次いで、CPU25のコマンド解析機能により、メモリ22に記憶された受信コマンド22aから上述した(1)属性情報取得コマンド、(2)メールアドレス設定コマンド、もしくは他のSMTPコマンドのいずれかが解析される。
ここでは、まず上述した(2)メールアドレス設定コマンドであるか否かが判断されるものとし(ステップS1)、その(2)メールアドレス設定コマンドである場合は、CPU25のメールアドレス設定機能によりメール送信先であり、かつ属性情報取得対象であるメールアドレスを設定し(ステップS2)、CPU25のメールアドレス属性情報送信機能によりSMTPクライアント装置10にOKの応答を返す(ステップS3)。
(ステップS1)において、上述した(2)メールアドレス設定コマンドでない場合は、上述した(1)属性情報取得コマンドであるか否かが判断され(ステップS4)、(1)属性情報取得コマンドである場合は、メールアドレスが引数にあるか否かが判断される(ステップS5)。引数にある場合はメールアドレス設定機能により属性情報取得対象となるメールアドレスが設定される一方、引数にない場合は既に(2)メールアドレス設定コマンドによってメール送信先が設定されているか否かが判断され(ステップS6)、設定されていなければSMTPクライアント装置10にエラーを返す(ステップS7)。
次に、(ステップS1,S4)での判断において、(1)属性情報取得コマンド、(2)メールアドレス設定コマンドのいずれでもない場合は、その他SMTPの有効なコマンドであるか否かが判断され(ステップS8)、有効なコマンドである場合はそのコマンドに対応した処理を行い(ステップS9)、処理結果に応じたOK又はNGのコマンドを返す(ステップS10)。
これに対し、有効なコマンドでない場合、QUITかどうかが判断され(ステップS11)、QUITであれば処理が終了となり、QUITでなければ(ステップS1)に移行する。
次に、図4の(ステップS5,S6)での判断において、メールアドレスが引数にある場合と、あて先のメールアドレスであるメール送信先が設定されている場合とについて説明する。まず、図5に示すように、CPU25のメールアドレス属性情報取得機能によりメールアドレスをキーとしてメールアドレス属性情報管理テーブル23bからそのメールアドレスの属性情報を取り出し、その属性情報をSMTPクライアント装置10に返す(ステップS12)。その後、図4の(ステップS1)に移行する。
次に、属性情報提供システムによる属性情報提供方法の具体例について説明する。図6は、上述の(1)属性情報取得コマンドの使い方で説明した、メールアドレスを引数として設定するコマンド「HEAD user@mydomain.com」によって情報を取得する場合を示すものである。このコマンドによれば、RCPTコマンドによって宛て先のアドレスを設定しDATAコマンドでメール本文を送る、というようなメール送信手順とは関係なく、SMTPサーバ装置20にメールアドレス属性情報を問い合わせることが可能である。よって、例えばWWWにおけるいわゆるロボット型検索エンジンのように様々なメールアドレスの属性情報を自動的に収集する、といったことも可能となる。
まず、図6(a)に示すように、SMTPサーバ装置20への接続時においては、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20にCONNECT要求のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に「220 mail.mydomain.com ESMTP」の応答が返される。これにより、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に対してESMTPに対応していることが知らされる。
次に、図6(b)に示すように、SMTPセッションの開始時においては、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20にサーバ装置側のアドレスを含む「EHLO mail.xxx.com」のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10にこのサーバ装置で利用できる拡張サービスを示す「250−mail.mydomain.com/250−HEAD」の応答が返される。ここで、EHLOは、SMTPサーバ装置20がSMTPクライアント装置10を識別し、SMTPセッションを開始するためのコマンドである。
次に、図6(c)に示すように、メールアドレス情報取得時においては、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20に「HEAD user@mydomain.com」のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に「250−AUTOREPLY OFF/250 FORWARD OFF」という応答が返される。この応答は、そのメールアドレス「user@mydomain.com」が、自動応答も転送もしないメールアドレスであることを示すものであり、これによりSMTPクライアント装置10はメールアドレス属性情報を取得することが可能となる。
次に、図7を用いてメール送信先を設定した後にメールアドレス属性情報を取得する手法について説明する。この手法によれば、SMTPクライアント装置10はメールを送信するためにSMTPサーバ装置20に接続した際に、その送信先のメールアドレス属性情報を取得することが可能となる。なお、SMTPサーバ装置20から属性情報を受け取ったSMTPクライアント装置10側では、たとえば「送信相手は自動応答メールですが送信しますか?」等の内容が表示されるようにすることが可能であり、ユーザはその内容を確認することで、メールを送信するか否かを判断することができる。
まず、図7(a)に示すように、SMTPサーバ装置20への接続時においては、上記同様に、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20にCONNECT要求のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に「220 mail.mydomain.com ESMTP」の応答が返される。これにより、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に対してESMTPに対応していることが知らされる。
次に、図7(b)に示すように、SMTPセッションの開始時においては、上記同様に、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20にサーバ装置側のアドレスを含む「EHLO mail.xxx.com」のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10にこのサーバ装置で利用できる拡張サービスを示す「250−mail.mydomain.com/250−HEAD」の応答が返される。
次に、図7(c)に示すように、メール送信先設定時においては、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20に「RCPT TO:user@mydomain.com」のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に「250 OK」の応答が返される。ここで250はSMTPコマンドにおけるOKかNGかを示す応答コードである。
次に、図7(d)に示すように、メールアドレス情報取得時においては、SMTPクライアント装置10からSMTPサーバ装置20に「HEAD」のコマンドが出されると、SMTPサーバ装置20からSMTPクライアント装置10に「250−AUTOREPLY OFF/250 FORWARD OFF」という応答が返される。そして、この応答によりSMTPクライアント装置10はメールアドレス属性情報を取得することが可能となる。
このように、本実施例では、SMTPサーバ装置20が、SMTPクライアント装置10からメールアドレスの設定コマンド「RCPT」と属性情報取得コマンド「HEAD」とを含むコマンドを受信し、受信したコマンドを解析し、そのメールアドレスが自動応答を行うのか、もしくは他のメールアドレスに転送するのか、といったメールアドレスの属性情報を取得し、取得した属性情報をSMTPクライアント装置10に送信するので、メール送信側がメール受信側の情報をあらかじめ取得することができる。
そして、メール送信側はメール受信側の属性情報をあらかじめ取得することができるため、例えばその属性情報から送信するメールの内容を変更する、もしくは送信しない、などといったような動的な制御を行うことも可能となる。
さらに、SMTPクライアント装置10は、メール送信を実際に行わずともSMTPサーバ装置20よりメールアドレス属性情報を取得することが可能であるため、例えばWWWにおけるいわゆるロボット型検索エンジンのように、様々なメールアドレスの属性情報を自動的に収集する、といったことも可能となる。
そして、メール送信を行う際にもメールアドレス属性情報を取得することが可能であるため、メールを送信するついでに送信先の属性情報を取得してSMTPクライアント装置10がこれを保持し、次に同じ送信先にメールを送ろうとする際にはSMTPクライアント装置10がその情報を提示する、といったことも可能となる。
メール機能を有した端末装置による通信システム全般においても適用可能である。
本発明の属性情報提供システムの一実施例の概要を説明するための図である。 図1のSMTPサーバ装置の詳細を説明するための図である。 図1のメールアドレス属性情報管理テーブルの一例を示す図である。 図1の属性情報提供システムによる属性情報提供方法について説明するためのフローチャートである。 図1の属性情報提供システムによる属性情報提供方法について説明するためのフローチャートである。 図1の属性情報提供システムによる属性情報提供方法の具体例について説明するためのタイムチャートである。 図1の属性情報提供システムによる属性情報提供方法の具体例について説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10 SMTPクライアント装置
20 SMTPサーバ装置
21 通信部
22 メモリ
22a 受信コマンド
23 ハードディスク
23a コマンド処理プログラム
23b メールアドレス属性情報管理テーブル
24 データベースインターフェース部
25 CPU
26 バス
31 インターネット

Claims (12)

  1. メールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供システムであって、
    クライアント装置と、
    前記クライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供するサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    メールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するコマンド受信手段と、
    前記受信したコマンドを解析し、少なくとも、メールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するコマンド解析手段と、
    前記コマンド解析手段によりメールアドレスの設定要求であると判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するメールアドレス設定手段と、
    前記コマンド解析手段により属性情報取得要求であると判断すると、前記メールアドレス設定手段で設定されたメールアドレスを元に、前記記憶手段より属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    取得した属性情報を前記クライアント装置に送信する属性情報送信手段と、
    を有することを特徴とする属性情報提供システム。
  2. 前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われること、
    を特徴とする請求項1記載の属性情報提供システム。
  3. 前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであること、
    を特徴とする請求項1もしくは2記載の属性情報提供システム。
  4. メールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供サーバであって、
    メールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するコマンド受信手段と、
    前記受信したコマンドを解析し、少なくとも、メールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するコマンド解析手段と、
    前記コマンド解析手段によりメールアドレスの設定要求であると判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するメールアドレス設定手段と、
    前記コマンド解析手段により属性情報取得要求であると判断すると、前記メールアドレス設定手段で設定されたメールアドレスを元に、前記記憶手段より属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    取得した属性情報を前記クライアント装置に送信する属性情報送信手段と、
    を有することを特徴とする属性情報提供サーバ
  5. 前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われること、
    を特徴とする請求項4記載の属性情報提供サーバ。
  6. 前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであること、
    を特徴とする請求項4もしくは5記載の属性情報提供サーバ。
  7. サーバ装置がクライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供する属性情報提供方法であって、
    前記サーバ装置は、記憶装置によってメールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶しており、
    前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するステップと、
    前記受信したコマンドを解析し、少なくともメールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するステップと、
    前記メールアドレスの設定要求と判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するステップと、
    前記属性情報取得要求と判断すると、設定された前記メールアドレスを元に、記憶装置より属性情報を取得するステップと、
    取得した前記属性情報を前記クライアント装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする属性情報提供方法。
  8. 前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われること、
    を特徴とする請求項7記載の属性情報提供方法。
  9. 前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであること、
    を特徴とする請求項7もしくは8記載の属性情報提供方法。
  10. クライアント装置からの要求を受けてメールアドレスの属性情報を提供するサーバ装置で実行される属性情報提供プログラムであって、
    前記サーバ装置は、記憶装置によってメールアドレスに対応させてそのメールアドレスの属性情報を記憶しており、
    前記クライアント装置から所定の通信プロトコルに従ったコマンドを受信するステップと、
    前記受信したコマンドを解析し、少なくともメールアドレスの設定要求か、属性情報取得要求か、を判断するステップと、
    前記メールアドレスの設定要求と判断すると、属性情報を取得すべきメールアドレスを設定するステップと、
    前記属性情報取得要求と判断すると、設定された前記メールアドレスを元に、記憶装置より属性情報を取得するステップと、
    取得した前記属性情報を前記クライアント装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする属性情報提供プログラム。
  11. 前記所定の通信プロトコルとはSMTPであり、前記メールアドレスの設定要求は、メールの送信先を指定するコマンドによって行われること、
    を特徴とする請求項10記載の属性情報提供プログラム。
  12. 前記属性情報は、メールアドレスが自動応答に対応したものであるか、もしくは、受信したメールを他のメールアドレスに転送するものであるか、のいずれかを示すものであること、
    を特徴とする請求項10もしくは11記載の属性情報提供方法。
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