JP2007122606A - 臭気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 聴覚障害者に対して臭い(匂い)で火災の発生を知らせること、簡易な構成で複雑なセンシング機能を持たなくとも確実に、火災を知らせることが可能な臭気発生装置を提供することにある。
【解決手段】 臭気液を収納する臭気液収納部と、臭気液収納部の一側と連通し臭気液を噴出させる噴出部と、臭気液収納部の他側と連通し臭気液収納部から臭気液を押し出すガス圧を発生する火工式点火器とを有し、これらを臭気液収納部、噴出部および火工式点火器を収容するとともに火工式点火器で発生したガス圧を臭気液収納部に導く通路を有する筐体に収納する。または、臭気液収納部を密閉収容するとともに一側に火工式点火器および他側に噴出部を密閉嵌合する連結部材で連結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、火災発生時、聴覚障害者に火災の発生を臭いにより知らせる臭気発生装置に関する。
従来、聴覚障害者に火災を知らせる手段として、火災報知器の警報音の周波数成分に応答してバイブレーターの振動や発光器により火災を知らせる方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、呼び出し音を出力するインターホン、着信音を出力する電話機および警報を発する火災報知器からの信号の受信で寝具が振動し火災を知らせる方法がある(例えば、特許文献2参照)。
また、火災検知手段、放散制御手段、放散手段および臭い条件設定手段等の構成を備え、例えば圧力ガスボンベのガスで臭い液を放散し火災を知らせる方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−61932号公報(頁4,頁5、図1,図2) 特許第3493182号公報(頁1,頁2、図1,図2) 特開2004−326326号公報(4頁〜6頁、図1〜図3)
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2の火災を知らせる方法は、音の信号、光、画像(文字)、振動などの手段によるが、通常、入浴中や就寝中は装置を身体から外してしまう。また、装置の設置に手間が掛かる等の問題がある。
また、特許文献3の火災を知らせる方法は、装置が複雑になりやすくコストが掛かることや、ガスボンベの長期保管による漏れ防止策を講じなければならない問題がある。
このため、本発明は、例えば、入浴中あるいは就寝中に火災が発生したときでも、聴覚障害者に対して臭い(匂い)で火災の発生を知らせることに役立つ臭気発生装置を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、簡易な構成で複雑なセンシング機能を持たなくとも確実に、火災を知らせることが可能な臭気発生装置を提供することにある。
本発明の第一の臭気発生装置は、臭気液を収納する臭気液収納部と、臭気液収納部の一側と連通し臭気液を噴出させる噴出部と、臭気液収納部の他側と連通し臭気液収納部から臭気液を押し出すガス圧を発生する火工式点火器と、臭気液収納部、噴出部および火工式点火器を収容するとともに火工式点火器で発生したガス圧を臭気液収納部に導く通路を有する筐体とを備えている。
本発明の第二の臭気発生装置は、臭気液を封入した容器を収納する臭気液収納部と、臭気液収納部の一側と連通し臭気液を噴出させる噴出部と、臭気液収納部の他側と連通し臭気液収納部から臭気液を押し出すガス圧を発生する火工式点火器と、臭気液収納部を密閉収容するとともに一側に火工式点火器および他側に噴出部を密閉嵌合する連結部材とを備えている。
本発明において、火工式点火器は、燃焼性組成物の燃焼によるガスを駆動源とするので、燃焼性組成物が着火し燃焼に至るまで、臭気液を噴出させるためのエネルギーは存在せず、装置としては不活性状態にある。このように、火工式点火器は、燃焼性組成物が発火に至るまでの外部からの着火エネルギーが与えられない限り作動せず、安定な状態で保管が可能である。
また、燃焼性組成物は、大半が安定な無機化合物で構成されており、長期保存においても安定性に優れるので、従来の高圧ガス使用によるガス漏れによるエネルギーの損失などは考慮する必要がない。
また、臭気液の噴出には、ガスを発生させるための燃焼性組成物を、例えば、非火薬組成物に調整して用いると、火薬類取締法の制限を受けないので、特定の機関における使用のみならず、一般の家屋でも設置可能となる。
また、本発明において、臭気液収納部を、例えば、ラミネートチューブ体に構成し、これをチャンバー(筐体)あるいは連結部材(アダプター)などで密閉状態にするとともに火工式点火器と連通する形態にすることで、簡易な構成でありながら臭気液を一定圧力条件下で確実に霧状に噴出することができる。
(1)本発明によれば、火災発生時、身体に火災報知装置を直接的あるいは間接的に身に付けることなく、聴覚障害者に火災の発生を臭い(匂い)により知らせることができる。
(2)また、本発明によれば、高圧ガス保安法および火薬類取締法の法規上の規制を受けない臭気発生装置を実現できる。
(3)また、本発明によれば、作動後に火工式点火器のガス圧により噴出部から瞬時に臭気液を霧状に拡散することができる。
以下、本発明の実施形態に係る臭気発生装置を図面に基づいて詳細に説明する。
(第一実施形態)
図1〜図14は、本発明の第一実施形態に係る臭気発生装置1を示す。
本実施形態に係る臭気発生装置1は、臭いを有する臭気液19を収納する臭気液収納部10と、この臭気液収納部10の一側と連通し臭気液19を霧状に噴出する噴出部50と、臭気液収納部10の他側と連通する火工式点火器60と、臭気液収納部10、噴出部50および火工式点火器60を収容する上下のハウジングで密閉する筐体90とで構成されている。
臭気液収納部10は、図1〜図6に示すように、内部に臭気液19を直に収納する容器11と、容器11の蓋部となるチップバルブ20とで構成されている。ここで、臭気液19としては、人体に危害を与えることなく噴出部50から霧状に噴出できる液体であれば、特に限定しない。
容器11は、図1〜図6に示すように、例えば、ラミネートチューブを用いた筒状の容器本体12で構成されている。この容器本体12には、火工式点火器60からのガス圧の受圧面となるように先細り形状の傾斜胴部13が形成されている。この傾斜胴部13の一端部には、閉塞部14が形成されている。また、傾斜胴部13の他端部側には、肩部15が形成されている。この肩部15には口部16が形成されている。この口部16の端部には、開口部17が形成されている。また、口部16の外周には、雄ネジ部18が形成されている。
ここで、容器本体12の耐圧は、0.6Mpa〜0.7Mpaである。また、傾斜胴部13には、火工式点火器60から例えば、1.937Mpa、2.252Mpa、3.946Mpaなどのガス圧が掛かる。耐圧力は、容器本体12内部に圧力を掛けた場合の耐圧であり、この場合容器本体12の外部の圧力が大気圧(約0.1Mpa)を条件とする。容器本体12は、一定容積内に納められ、その中に圧力が掛かるので、容器本体12内の臭気液が持つ圧力と、容器本体12の周囲の圧力との差が小さいため、容器本体12の耐圧に対して、傾斜胴部13に掛かる圧力が大きく、耐圧性能値を超えても耐えられると考えられる。なお、臭気液19を噴霧するためには、実験によれば、液玉にならず噴霧するためにはガス圧1.5Mpa以上が必要となることを確認した。ここで、液玉とは、ノズルの出口で臭気液19が大きな液滴を形成し、それが空中に飛び出し、霧状に噴霧されないことをいう。
チップバルブ20は、図1〜図14に示すように、容器11の雄ネジ部18に螺着される円筒形状のチューブアダプター21と、チューブアダプター21に螺着される直方体形状のバルブアダプター28と、チューブアダプター21とバルブアダプター28との間に配置される弁機構37とで構成されている。
チューブアダプター21の容器11側の空間部22内には、容器11の雄ネジ部18と螺合する雌ネジ部23が形成されている。チューブアダプター21の噴出部側の空間部24には、容器11側の底部が小径となる内側段部25が形成されている。また、チューブアダプター21の噴出部側の空間部24の外周には、雄ネジ部26が形成されている。また、空間部22と空間部24との間には、空間部22から空間部24にかけて臭気液19が流通する流路孔27が形成されている。この流路孔27は、空間部22,24より小径にしてある。チューブアダプター21の空間部22側の開口端には鍔部21aが形成されている。この鍔部21aには、筐体90への装着時にOリング101が取り付けられる。また、チューブアダプター21の雄ネジ部26の下端側には、鍔部21bが形成されている。この鍔部21bは、筐体90への装着時に臭気液収納部用凹部94a,94bに係止される。
バルブアダプター28のチューブアダプター21側の側面32内には、チューブアダプター21の雄ネジ部26と螺合する雌ネジ部31を有する空間部29が形成されている。この空間部29の底部には、雌ネジ部31の底部側に小径となる段部30が形成されている。また、バルブアダプター28の側面32と直交する側面33内には、噴出部50の雌ネジ部と螺合する雌ネジ部35を有する空間部34が形成されている。空間部29と空間部34との間には、空間部29から空間部34にかけて臭気液19が流通する流路孔36が形成されている。この流路孔36は、空間部29,34より小径にしてある。
弁機構37は、チューブアダプター21の空間部24の内側段部25内に挿入される気密用のOリング38を有する。このOリング38上には、流路孔36を塞ぐ外径を有する臭気液の漏れを防止する逆止弁の球体39が配置されている。この球体39の上部側には、球体39を内側段部25に保持・固定する円筒形状のボール止め40が配置されている。このボール止め40の大きさは、空間部24の内径と高さとほぼ等しくなっている。ボール止め40には、球体39の外径より大きい内径を有する流路孔41と、球体39の外径より小さい内径を有し、流路孔41に連通する流路孔42とが形成されている。このボール止40の流路孔41,42には、球体39を押圧して臭気液の漏れを防止するスプリング43が配置されている。このスプリング43は、スプリング止め44で固定されている。スプリング止め44には、スプリング43の一端部を受け止める段部46を備えた流路孔45が形成されている。また、スプリング止め44の一端部には、ボール止め40の外径と等しい外径を有する当接部47が形成されている。スプリング止め44の他端部には、バルブアダプター28の空間部30の底部に当接する肩部48と、この肩部48から突出して流路孔36内に嵌り込む突起部49とが形成されている。
噴出部50は、図6に示すように、バルブアダプター28の空間部34の雌ネジ部35に螺着する雄ネジ部53を外周に形成した連結部51と、ノズル孔57を有するノズル部54とを有する筒状体によって形成されている。
連結部51には、端部から内部に向かって空間部52が形成されている。
ノズル部54には、空間部52より小径の段部55を介して空間部52と連通するガス通路56が形成されている。ガス通路56には、ノズル部54から外部に向かって開口するノズル孔57が形成されている。ノズル孔57は、一流体ノズルにおいてスプレーパターンが円形で均等な流量分布の噴霧粒子を得るため、例えば、ガス圧2MPaで臭気液19を押し出し、孔径φ0.5mmの充円錐のノズルを使用する場合、このときの噴角は30°〜50°の広がりを有する。また、ノズル径を小さくすることにより、噴霧粒子が細かく揮発性も良くなり、臭いの拡散が早くなる。ノズル部54のガス通路56には、X型ワーラー58が圧入されており、このため、異物混入時の目詰まりがしにくい構造になっている。
火工式点火器60は、図1、図7〜図10、図13〜図17に示すように、イニシエーター61と、このイニシエーター61の外周に設けた雄ネジ部67と一側で螺着するホルダー部71と、このホルダー部71内に収容されるイニシエーター61からの燃焼生成ガスを一時保持する破裂板80と、破裂板80を固定および所定面積で破断させるためのスペーサー81と、イニシエーター61からの燃焼生成ガス中の燃焼残渣を捕集濾過するとともに燃焼生成ガスを冷却する成型フィルター87と、この成型フィルター87を収容しホルダー部71の他側に形成される雌ネジ部77に雄ネジ部86を螺着するフィルターカップ83とで構成されている。
イニシエーター61は、図1、図7〜図10に示すように、発熱部62と、発熱部62に連通するとともに外部からの電気信号を接続するリード線63と、発熱部62に当接する着火薬64と、発熱部62、リード線63および着火薬64を配置する貫通孔66を有するとともに外周に雄ネジ部67を有する鍔付きの着火部金具65と、管体69に充填されて着火部金具65に組み付けられるガス発生剤68とで構成される。着火部金具65には、Oリング用の溝65aが形成されている。
着火薬64は、ボロン、チタン、鉄粉、珪素、銅、ニッケルまたはマンガンから成る少なくとも1種類の剤と、酸化ビスマス、二酸化鉛、酸化チタン、五酸化バナジウム、酸化クロム、二酸化マンガン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化亜鉛または酸化モリブデンから成る少なくとも1種類の剤との混合物を有する非火薬組成物が使用される。
また、ガス発生剤68は、アジ化ナトリウム、明礬または5アミノテトラゾールから成る少なくとも1種類の剤と、酸化鉄、酸化チタン、五酸化バナジウム、酸化クロム、二酸化マンガン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化亜鉛または酸化モリブデンから成る少なくとも1種類の剤との混合物を有する非火薬組成物が使用される。
本実施形態では、着火薬64として、ボロン、酸化ビスマスおよび二酸化鉛の組成物を用いる。また、ガス発生剤として、アジ化ナトリウムと酸化鉄の組成物を用いる。
着火薬64ならびにガス発生剤68は、火薬類取締法の適用を受ける火薬でも良いが、好適には法律の適用を受けない非火薬組成物が好ましい。また、着火薬64はガス発生剤68に確実に着火させることができるエネルギーを有し、ガス発生剤68は窒素ガスなどの比較的無害なガスを発生させる組成物であり、ガス発生剤68のグラム当たりのガス発生量は200ml以上、好ましくは300ml以上である物が使用される。
ホルダー部71は、図1、図7〜図9、図13、図14に示すように、ステンレス製のの中空の円筒体で構成されている。ホルダー部71の一側には内部にイニシエーター61を収容するイニシエーター収容部72が形成されている。イニシエーター収容部72は、開口端にイニシエーター61に取り付けたOリング70を取り付ける凹部73を形成し、内部にイニシエーター61の雄ネジ部67と螺合する雌ネジ部74が形成されている。イニシエーター収容部72には、イニシエーター収容部72より広径の空間部75が形成されている。空間部75には、空間部75より広径の空間部76がホルダー部71の他側に向かって開口して形成されている。空間部76には、開口端側に雌ネジ部77が形成されている。ホルダー部71の空間部75と空間部76との間には、破裂板80を支える内側段部78が形成されている。また、ホルダー部71は、空間部75の内側段部78寄りの側部から開口端に亘ってイニシエーター収容部72を形成した筒部の外径より大径の拡径部79を形成している。拡径部79の肩部には、Oリング89を取り付けるための段部88が形成されている。
ホルダー部71の空間部76には、図8、図9に示すように、内側段部78と同様の外径を有する破裂板80と、破裂板80を固定するスペーサー81と、成型フィルターを配置するとともに外周に設けた雄ネジ部86を空間部76の雌ネジ部77に螺着するフィルターカップ83の順で配置されている。
ホルダー部71の内側段部78に支えられた破裂板80は、イニシエーター61からのガスを空間部75で一時保持し、ガス発生剤68に燃焼を完結させ、所望の発生ガス量を得るために用いられる。破裂板80は、厚さ0.4mmのアルミニウムが用いられ、保持されたガス圧によりスペーサー81の漏斗状の貫通孔82に面する箇所から破断する。
スペーサー81は、図8、図9に示すように、ステンレス製の中空の円筒体で構成されている。スペーサー81は、破裂板80と接する一側が直径8mm、フィルターカップ83と接する他側が直径13mmの漏斗状の貫通孔82を形成している。なお、スペーサー81は、ステンレス製として説明したが、ガス圧力に耐えられる強度を有していれば鉄を始めとする金属を用いることも可能である。
フィルターカップ83は、図1、図7〜図10、図13、図14に示すように、ステンレス製の中空の円筒体で構成されている。フィルターカップ83は、スペーサー81側が直径13mm、他側が直径10mmの貫通孔84を形成し、直径13mmの成型フィルターが脱落せず保持できるように段部85を形成している。また、フィルターカップ83の外周には、ホルダー部71の空間部76の雌ネジ部77と螺合する雄ネジ部86が形成されている。
スペーサー81を通過した発生ガスは、ガス発生剤68の燃焼残渣を含み、フィルターカップ83に収容された成型フィルター87を通過する際に燃焼残渣が捕集濾過され、かつ冷却され、ハウジング内へ流入する。なお、フィルターカップ83は、ステンレス製として説明したが、ガス圧力に耐えられる強度を有していれば鉄を始めとする金属を用いることも可能である。
成型フィルター87は、図8〜図10に示すように、金網を圧縮成型した成型体が使用され、フィルターカップ83に圧入、収容される。成型フィルター83は、ガス発生剤68の燃焼残渣を濾過し、ハウジング内の火炎が噴出しないように最適な成型密度を有する必要があり、3.4〜3.5g/cm3に設定される。また、効率良く燃焼残渣を濾過するため、金網は線径が細いものが適しており、直径0.2mmを使用する。
筐体90は、図1、図11〜図14に示すように、ほぼ同形状を為すステンレス製の上部ハウジング90Aと下部ハウジング90Bとをボルト91で結合して形成する構成とされている。なお、上部ハウジング90A、下部ハウジング90Bは、ガス圧に耐えられる強度を有していれば樹脂またはアルミニウムを用いることができる。また、本実施形態では、ボルト91で上部ハウジング90A、下部ハウジング90Bを固定し筐体90とする構成としたが、レーザー溶接や、ガス圧に耐えられる超強力な接着剤を用いて上部ハウジング90A、下部ハウジング90Bを固定することも可能である。
上部ハウジング90Aは、イニシエーター61のリード線63を通す半割状のリード線貫通孔用凹部92aと、火工式点火器60の外形と同様の形状を為し火工式点火器60を収納する半割状の火工式点火器用凹部93aと、臭気液収納部10の外形と同様の形状を為し臭気液収納部10を収納する半割状の臭気液収納部用凹部94aと、火工式点火器用凹部93aと臭気液収納部用凹部94aとを繋ぐ半割状のガス流路貫通孔用凹部95aと、噴出部50のノズル部54を突出するノズル部用孔96と、臭気液収納部10からの余分なガス圧を外に放出する小孔98を有するガス圧力調整溝用凹部97aと、臭気液収納部用凹部94aとガス圧力調整溝用凹部97aとを繋ぐ半割状の貫通孔用凹部99aと、ボルト91を貫通させる複数(本例では9個)の孔100aとを形成している。
下部ハウジング90Bは、イニシエーター61のリード線63を通す半割状のリード線貫通孔用凹部92bと、火工式点火器60の外形と同様の形状を為し火工式点火器60を収納する半割状の火工式点火器用凹部93bと、臭気液収納部10の外形と同様の形状を為し臭気液収納部10を収納する半割状の臭気液収納部用凹部94bと、火工式点火器用凹部93bと臭気液収納部用凹部94bとを繋ぐ半割状のガス流路貫通孔用凹部95bと、臭気液収納部10からの余分なガス圧を取り込むガス圧力調整溝用凹部97bと、臭気液収納部用凹部94bとガス圧力調整溝用凹部97bとを繋ぐ半割状の貫通孔用凹部99bと、ボルト91を螺着する複数(本例では9個)のネジ孔100bとを形成している。
次に、本実施形態に係る臭気発生装置1の組立について述べる。
(1)チップバルブ20の組立について説明する。
先ず、チューブアダプター21の内側段部25にOリング38を挿入し、次に、Oリング38の中央部に球体39を挿入、次に、ボール止め40の内径の大きい流路孔41を球体39側に合せチューブアダプター21の空間部24の底部に当たるまで押し込み、スプリング43を、ボール止め40の流路孔42から挿入する。
次に、スプリング止め44の内径の大きい流路孔45にスプリング43を挿入する。次に、チューブアダプター21の雄ネジ部26をバルブアダプター28の空間部29の雌ネジ部31と螺合しながら、バルブアダプター28の空間部29の底部側の段部30にスプリング止め44の肩部48を当接するとともに突起部49を流路孔36内に嵌め込み、チューブアダプター21をバルブアダプター28に螺着する。
(2)火工式点火器60の組立について説明する。
先ず、ホルダー部71の内側段部78に破裂板80を挿入し、破裂板80を挟むようにスペーサー81を挿入する。そして、フィルターカップ83に成型フィルター87を挿入し、成型フィルター87が入ったフィルターカップ83の雄ネジ部86をホルダー部71の雌ネジ部77と螺合してフィルターカップ83をホルダー部71に螺着する。
次に、Oリング70を取り付けたイニシエータ61をホルダー部71内に挿入し、イニシエーター61の着火部金具65の雄ネジ部74をホルダー部71の雌ネジ部67と螺合してイニシエータ61をホルダー部71に螺着する。Oリング70は、着火部金具65のOリング用の溝65a内に装着される。
(3)臭気液収納部10の組立について説明する。
先ず、噴出部50の雄ネジ部53をバルブアダプター28の空間部34の雌ネジ部35と螺合して噴出部50をバルブアダプター28に螺着する。次に、容器本体12の開口部17から臭気液19を所定量注入し、容器本体12の口部16の雄ネジ部18をチューブアダプター21の開口部22の雌ネジ部23と螺合して容器本体12をチューブアダプター21に螺着する。
(4)筐体90の組立について説明する。
先ず、ホルダー部71の段部88にOリング89を装着した火工式点火器60を、下部ハウジング90Bの火工式点火器用凹部93bに段部88を合わせて嵌め込むと同時にリード線63をリード線貫通孔用凹部92bに配設する。次に、臭気液収納部10のチューブアダプター21の鍔部21aにOリング101を装着し、下部ハウジング90Bの臭気液収納部用凹部94bに鍔部21aを合わせ嵌め込む。
次に、上部ハウジング90Aのリード線貫通孔用凹部92aと火工式点火器用凹部93aと臭気液収納部用凹部94aとを、下部ハウジング90Bのリード線貫通孔用凹部92bと火工式点火器用凹部93bと臭気液収納部用凹部94bとに重なるようにして、下部ハウジング90B上に上部ハウジング90Aを取り付ける。
次に、上部ハウジング90Aの孔100aからボルト91を嵌挿し、下部ハウジング90Bのネジ孔100bにボルト91を螺着して固定する。
次に、本実施形態に係る臭気発生装置1の作用について述べる。
図示しないセンサーからの電気信号が、リード線63を介してイニシエーター61に送られ、イニシエーター61の発熱部62が着火薬64を着火しガス発生剤68を着火する。
次に、ガス発生剤68の燃焼に伴うガス圧力が高まり、所定値に達すると破裂板80が破断し、発生ガスがスペーサー81を介してフィルターカップ83内に収容された成型フィルター87にて燃焼残渣が捕集濾過され、かつ冷却され、筐体90の火工式点火器用凹部93a,93bによって形成される内部空間102に流入する。
そして、内部空間102に流入した発生ガスは、筐体90のガス流路貫通孔用凹部95a,95bによって形成されるガス流路貫通孔103を介して筐体90の臭気液収納部用凹部94a,94bによって形成される空間部104に流入し、容器11の傾斜胴部13の全体を押圧する。これにより、容器11内の臭気液19がチップバルブ20のチューブアダプター21の流路孔27を通り球体39をスプリング43のバネ力に抗して押し上げ、臭気液19がノズル部54へ流れ、臭気液19がノズル孔57から霧状に噴出される。
また、余分なガス圧は空間部104から筐体90のガス圧力調整孔用凹部99a,99bによって形成されるガス圧力調整孔105を介してガス圧力調整溝用凹部97a,97bによって形成されるガス圧力調整溝106内に流入し、小孔98から外に放出される。また、この放出された余分なガスの勢いにより臭いの拡散が早くなる。
また、余分なガスを外に放出し、ガス圧が異常に高くなることを防止する。
(第二実施形態)
図15〜図18は、本発明の第二実施形態に係る臭気発生装置200を示す。
本実施形態に係る臭気発生装置200は、筐体90を用いないで中間アダプター270を介して火工式点火器260と臭気液収納部201と噴出部250とを直列的に配列した点で、第一実施形態に係る臭気発生装置1とは相違する。
本実施形態において、臭気液19を収納する臭気液収納部201は、容器11の肩部15をチューブアダプター210の空間部22内に嵌め込むようにするとともにチューブアダプター210の外周に新たに雄ネジ部212を形成した点で、第一実施形態における臭気液収納部10とは相違する。
チューブアダプター210の空間部22の開口端には、容器11の肩部15を嵌め込むために拡径された段付きの肩部挿入孔211が形成されている。
チューブアダプター210の容器側端部の外周には、雄ネジ部212が形成されている。
なお、チューブアダプター210には、鍔部21a,21bは形成されていない。また、その他の構成は、第一実施形態と同様であるから同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
また、噴出部250も第一実施形態の噴出部50と同様に構成されている。
火工式点火器260は、図16、図17に示すように、フィルターカップ83を中間アダプター270に一体的に形成している点で、第一実施形態における火工式点火器60とは相違する。
中間アダプター270は、ステンレス製の中空の円筒体で構成されている。中間アダプター270の一側開口部の内側には、チューブアダプター210の雄ネジ部212と螺合する雌ネジ部271が形成されている。中間アダプター270の他側開口部の内側には、成型フィルター87を固定する段部272が形成されている。また、中間アダプター270の他側開口部の外周には、ホルダー部71の雌ネジ部77と螺合する雄ネジ部273が形成されている。さらに、中間アダプター270の一側のノズル部側には、余分なガス圧を外部に放出する小径のガス圧力調整孔274が形成されている。このガス圧力調整孔274から放出された余分なガスは、その勢いにより臭いの拡散が早くなる効果を有する。
なお、中間アダプター270は、ガス圧に耐えられる強度を有していれば、樹脂またはアルミニウムを用いることも可能である。
次に、本実施形態に係る臭気発生装置200の作用について述べる。
図示しないセンサーからの電気信号が、リード線63を介してイニシエーター61に送られ、イニシエーター61の発熱部62が着火薬64を着火しガス発生剤68を着火する。
そして、ガス発生剤68の燃焼に伴うガス圧力が高まり、所定値に達すると破裂板80が破断し、発生ガスがスペーサー81を介して段部272内に収容された成型フィルター87にて燃焼残渣が捕集濾過され、かつ冷却され中間アダプター270内に流入する。
次に、中間アダプター270内に流入した発生ガスは、容器11と中間アダプター270の内周壁の空隙に流入し、容器11の傾斜胴部13の全体を押圧する。
これにより、容器11内の臭気液19がチューブアダプター210の流路孔27を通り球体39をスプリング43のバネ力に抗して押し上げ、臭気液19がノズル部54へ流れ、臭気液19がノズル孔57から霧状に噴出される。
また、余分なガス圧は中間アダプター270のノズル部側に設けられたガス圧力調整孔274から外部に放出される。この放出された余分なガスはその勢いにより臭いの拡散が早くなる。
また、余分なガスを外部に放出することで、ガス圧による装置の安全性を確保することに有効である。
なお、第一実施形態に係る臭気発生装置1および第二実施形態に係る臭気発生装置200において、臭気液収納部10、201に噴出部50、250を接続する場合について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、例えば、噴出部50、250にチップバルブ機能を兼ね備えた噴出部構成とし、この噴出部50、250と臭気液の容器11とを直に接続して成る臭気発生装置とすることや、あるいは臭気液19の容器11の口部16に所定圧力で破断する破断面を形成したチューブアダプターを設置して噴出部50、250と直に接続して成る臭気発生装置とすること等の構成としても良いことは勿論である。
(実験例)
次に、第二実施形態の臭気発生装置200を用いた実験例1〜3を示す。
なお、第一実施形態の臭気発生装置1は、第二実施形態の臭気発生装置100と本質的な機能は同一なので、ここでは省略する。
また、実験の匂い感知は人間の臭覚で行った。この方が、実際に装置を配備したときの効果に近いためである。距離は、臭気液が霧状に噴出された後に床に濡れた液滴をスケールで測った。
また、実験に用いた臭気液は、次の4種類を用い、主剤はペパーミントオイル93%を用い、これに他の臭気成分を混合し合計100%とした。
A臭気液:ペパーミント、ワサビ香料、ジメチルサルファド
B臭気液:ペパーミント、ワサビ香料、イソ吉草酸
C臭気液:ペパーミント、ワサビ香料、プロピオン酸
D臭気液:ペパーミント、ワサビ香料、
(実験例1)
図19に示すように、約30m3の広さの室内において臭気発生装置200のノズル部54の床面からの位置を、高さ1.5mの壁面に設置し、2m離れた位置で臭いの到達時間を測定した。臭気液には、A臭気液を用いた。
この結果、装置作動後、約12秒後には、臭いを感知することができた。
また、臭気液の落下地点の液滴の最長の距離をスケールで測定した結果、約1.7mだった。
次に、臭気発生装置200のノズル部54の床面からの位置を、高さ2.5mの壁面に設置し、2m離れた位置で臭いの到達時間を測定した。
この結果、装置作動後、約2秒で臭いを感知することができた。
また、臭気液の落下地点の液滴の最長の距離をスケールで測定した結果、約3.3mだった。
この結果から、臭気発生装置200を設置する際、高い位置に設置すると、臭気発生装置作動後、臭気液が遠くへ飛び臭いの感知が早くなることが分かった。
また、鼻の高さより臭気発生装置が上にあった場合(2.5m)と下にあった場合(1.5m)では、臭気液の自然落下の影響もあり、鼻の高さより上に設置した方が、匂いを早く感知した。
(実験例2)
次に、臭気発生装置200を用い、イニシエーター61からの発生ガスによる中間アダプター270内のガス圧力を測定し、容器11内の臭気液の残量を測定した。
なお測定方法は、中間アダプター270の中央部にネジ部を設け、圧力変換器と螺着させオシロスコープで測定を行った。
その結果を図20に示す。圧力の挙動は、発火装置からの電気信号を受けてから10ms後に圧力が上昇を始め、13ms後に2.1MPaの最大圧力を示し、1600ms後には大気圧に戻った。
また、容器11内の臭気液の残量は0.5ml〜1.0mlであった。この容器11内の臭気液の残量については、容器11の肩部15と口部16の外周に設けた雄ネジ部18の内側はガス圧力により潰れることが無く臭気液が残ってしまうが、実験結果から臭気液の残量が1ml以内であれば臭気発生装置は正常の作動であるといえる。
(実験例3)
次に、臭気発生装置200を用い、図21に示すように、約30m3の広さの室内において臭気発生装置200のノズル部54を、床面からの高さ2.5mの壁面に設置し、2mと4m離れた位置で臭いの到達時間を測定した。臭気液は、A臭気液、B臭気液、C臭気液およびD臭気液の4種類で測定をした。
その結果、A臭気液では、臭気発生装置200を作動後、2m地点では約2秒後に臭気を感知し、4m地点では約15秒後には臭気を感知することができた。
B臭気液では、臭気発生装置200を作動後、2m地点では2秒後に臭気を感知し、4m地点では約10秒後には臭気を感知することができた。
C臭気液では、臭気発生装置200を作動後、2m地点では2秒後に臭気を感知し、4m地点では約12秒後には臭気を感知することができた。
D臭気液では、臭気発生装置200を作動後、2m地点では2秒後に臭気を感知し、4m地点では約10秒後には臭気を感知することができた。
本発明に係る臭気発生装置は、臭気液を塗料液に替えることで防犯用マーキングの用途にも利用が可能である。
本発明の第一実施形態に係る臭気発生装置を上部ハウジングを取り除いて示す平面図である。 図1の臭気発生装置における臭気液収納部と噴出部との組立構成図である。 図2の臭気液収納部と噴出部とを分解して示す組立構成図である。 (a)臭気液収納部の容器の正面図、(b)臭気液収納部の容器の側面図である。 図1のチューブアダプターとバルブアダプターと弁機構との組立断面図である。 図1の噴出部の断面図である。 図1の火工式点火器の外観図である。 図7の火工式点火器を分解して示す組立構成図である。 図1の火工式点火器の断面図である。 図1のイニシエーターの断面図である。 図1の上部ハウジングの平面図である。 図1の下部ハウジングの平面図である。 図1の臭気発生装置の組立構成斜視図である。 図1の臭気発生装置の火工式点火器と臭気液収納部を組み込んだ組立構成斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る臭気発生装置の外観図である。 図15の臭気発生装置の組立断面図である。 図15の臭気発生装置を分解して示す組立構成図である。 図15の臭気液収納部と噴出部との断面図である。 実験例1における臭気発生装置の作動模式図である。 実験例2における臭気発生装置の中間アダプター内のガス圧力波形を示す図である。 実験例3における臭気発生装置の作動模式図である。
符号の説明
1、200 臭気発生装置
10 臭気液収納部
11 容器
12 容器本体
13 傾斜胴部
14 閉塞部
15、48 肩部
16 口部
17 開口部
18、26、53、67、86 雄ネジ部
19 臭気液
20 チップバルブ
21 チューブアダプター
21a、21b 鍔部
22、24、30、34、52、75、76 空間部
23、31、35、74、77 雌ネジ部
25、78 内側段部
27、36、41、42、45 流路孔
28 バルブアダプター
37 弁機構
38、70、89、101 Oリング
39 球体
40 ボール止め
43 スプリング
44 スプリング止め
46、55 段部
49 突出部
50 噴出部
51 連結部
54 ノズル部
56 ガス通路
57 ノズル孔
58 X型ワーラー
60 火工式点火器
61 イニシエーター
62 発熱部
63 リード線
64 着火薬
66 貫通孔
65 着火部金具
69 管体
71 ホルダー部
72 イニシエーター収容部
80 破裂板
81 スペーサー
87 成型フィルター
83 フィルターカップ
90 筐体
90A 上部ハウジング
90B 下部ハウジング
91 ボルト
92a,92b リード線貫通孔用凹部
93a,93b 火工式点火器用凹部
94a,94b 臭気液収納部用凹部
95a,95b ガス流路貫通孔用凹部
96 ノズル部用孔
97a,97b ガス圧力調整溝用凹部
98 小孔
99a,99b 貫通孔用凹部
100a 孔
100b ネジ孔

Claims (2)

  1. 臭気液を収納する臭気液収納部と、
    前記臭気液収納部の一側と連通し前記臭気液を噴出させる噴出部と、
    前記臭気液収納部の他側と連通し前記臭気液収納部から臭気液を押し出すガス圧を発生する火工式点火器と、
    前記臭気液収納部、前記噴出部および前記火工式点火器を収容するとともに前記火工式点火器で発生したガス圧を前記臭気液収納部に導く通路を有する筐体と
    を備えたことを特徴とする臭気発生装置。
  2. 臭気液を収納する臭気液収納部と、
    前記臭気液収納部の一側と連通し前記臭気液を噴出させる噴出部と、
    前記臭気液収納部の他側と連通し前記臭気液収納部から臭気液を押し出すガス圧を発生する火工式点火器と、
    前記臭気液収納部を密閉収容するとともに一側に前記火工式点火器および他側に前記噴出部を密閉嵌合する連結部材と
    を備えたことを特徴とする臭気発生装置。
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