JP2007122374A - 広告用記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶されている広告コンテンツが閲覧されることなく書き換えられてしまうことで、不良な広告効果となることを解消すること。
【解決手段】着脱可能とされた利用者端末1との間においてデータの授受を行うための接続インタフェース24と、記憶されているデータを書き換え記憶可能とされ、且つ少なくとも広告コンテンツデータが記憶された不揮発性メモリ部23と、利用者端末1からの不揮発性メモリ部23へのアクセスを制御するアクセス制御部21と、を備える広告用記憶媒体2であって、前記アクセス制御部21は、広告コンテンツデータが記憶された記憶領域への書き換え要求を利用者端末1から受付けたときに、該書き換え要求を無効として広告コンテンツデータの書き換えを禁止する制御を実施する。
【選択図】図3

Description

本発明は、広告コンテンツを記憶して利用者に無料にて配布するための広告用記憶媒体に関する。
近年、広告媒体として、広告コンテンツ等が印刷された広告印刷物を含む雑誌等を無料で配布するフリーペーパーが、広告手段として多く利用されるようになってきている。
一方、広告手段として印刷物を用いる場合には、広告印刷物を印刷したり製本したりする製造工程や、その配送や配布等に費用や時間を要することから、近年のインターネットの普及に伴って、広告コンテンツデータが配信可能に記憶されたサーバコンピュータに利用者がインターネット網を通じてアクセスするように誘導して、各利用者に広告コンテンツデータを配信するようにすることで、広告印刷物を印刷したり製本したりする製造工程や、その配送や配布等に要する費用や時間を削減して、より安価に且つ迅速に広告主が広告を実施できるようにしたシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−316306号公報
しかしながら、前述の特許文献1のシステムにあっては、利用者(アクセス者)がサーバコンピュータから広告コンテンツデータの配信を受けるためには、広告コンテンツデータを受信するための通信費(パケット代金)を利用者(アクセス者)自身が負担する必要があり、近年、広告コンテンツが、コマーシャルの動画等を含むリッチコンテンツとなってきている状況にあっては、これらの動画等を含む広告コンテンツの配信を受ける場合には、利用者(アクセス者)が負担する通信費(パケット代金)が、大きなものとなってしまうという問題があった。
このため、近年の不揮発性メモリ、特にはフラッシュメモリの製造技術の進歩と、普及による量産効果とにより、これらフラッシュメモリを使用した記憶媒体、特に、利用者が携行できる携帯電話に装着可能なメモリカードの記憶容量の増加と、低価格化の進捗速度が著しく、比較的容量の大きな数十メガバイトのメモリカードが、非常に安価に製造されるようになってきていることから、これら安価となったメモリカードに、広告コンテンツ等を記憶し、フリーペーパーと同様に無償で配布することが考えられるが、この場合においては、フラッシュメモリを使用したメモリカードは、基本的に書き換え記憶が可能であるので、配布時に記憶されている広告コンテンツが、配布された利用者により閲覧されることなく書き換え(削除を含む)られて、配布したメモリカードが通常のメモリカードとして使用されてしまうと、良好な広告効果が得られなくなってしまうという広告用記憶媒体として用いることによる独自の問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、記憶された広告コンテンツが書き換え(削除を含む)られてしまうことに伴って、良好な広告効果が得られなくなってしまうという問題を解消することのできる広告用記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の広告用記憶媒体は、
利用者が利用可能な利用者端末に着脱可能な所定形状とされ、
該利用者端末との間においてデータの授受を行うための接続インタフェースと、
記憶されているデータを書き換え記憶可能とされ、且つ少なくとも広告コンテンツデータが記憶された不揮発性メモリ部と、
前記接続インタフェースを介した前記利用者端末からの前記不揮発性メモリ部へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
を備える広告用記憶媒体であって、
前記アクセス制御部は、少なくとも前記広告コンテンツデータが記憶された記憶領域への書き換え要求を前記利用者端末から受付けたときに、該書き換え要求を無効として広告コンテンツデータの書き換えを禁止する制御を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者端末の利用者が広告コンテンツデータを書き換え(消去を含む)ようとして書き換え要求が該利用者端末から出力されてきても、アクセス制御部により該書き換え要求が無効とされるので、これら広告コンテンツデータが容易に書き換えられてしまうことがないので、良好な広告効果が得られなくなってしまうという問題を解消することができる。
本発明の請求項2に記載の広告用記憶媒体は、請求項1に記載の広告用記憶媒体であって、
前記広告コンテンツデータは、各種の広告コンテンツへのアクセスを可能とするためのリンクを含むメニューページデータを含み、
前記利用者端末への装着を検知する装着検知手段と、
前記装着検知手段によって前記利用者端末への装着を検知したときに、前記メニューページデータを前記利用者端末に表示させるメニューページ自動表示手段と、
を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、利用者端末の利用者は、広告用記憶媒体を利用者端末へ装着することで、自動的にメニューページが表示されるようになるので、利用者は、これらメニューページを表示するために、利用者端末を操作して広告コンテンツにアクセスしてメニューページを表示させる操作を行う必要がなく、利用者の利便性を向上できる。
本発明の請求項3に記載の広告用記憶媒体は、請求項1または2に記載の広告用記憶媒体であって、
前記広告コンテンツデータは、該広告コンテンツデータの書き換えを可能とするための、当該広告コンテンツデータの閲覧に関する書き換え可能化条件データを含み、
前記アクセス制御部は、前記書き換え要求を受付けたときに、その時点において前記書き換え可能化条件データから特定される書き換え可能化条件が満たされていることを条件として、該書き換え要求を有効として広告コンテンツデータの書き換えを可能とすることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者が広告コンテンツを閲覧することで、閲覧に関する書き換え可能化条件を満たすようになった場合には、広告コンテンツデータの書き換えが可能化されるので、広告用記憶媒体を通常の記憶媒体としても使用できるようになり、よって、利用者にとっての広告用記憶媒体の利用価値を向上させることができる。
本発明の請求項4に記載の広告用記憶媒体は、請求項1〜3のいずれかに記載の広告用記憶媒体であって、
前記広告コンテンツデータは、その広告コンテンツデータを閲覧可能とするための期限データを含み、
その時点の日時情報を取得する日時情報取得手段を備え、
前記アクセス制御部は、前記広告コンテンツデータへのアクセスがあったときに、前記日時情報取得手段にて取得した日時情報から特定されるその時点の日時が、当該広告コンテンツデータに含まれる期限データから特定される期限内であることを条件として、当該広告コンテンツデータの読み出しを許諾することを特徴としている。
この特徴によれば、期間限定の広告コンテンツを提供することができるので、広告コンテンツを早期の閲覧を促進できるとともに、広告コンテンツの価値を向上させることもできる。
本発明の請求項5に記載の広告用記憶媒体は、請求項1〜4のいずれかに記載の広告用記憶媒体であって、
前記利用者端末がインターネット網への接続機能を備える端末であって、
前記広告コンテンツデータは、当該広告コンテンツに関連する関連コンテンツが配信可能に記憶された前記インターネット網上のサーバコンピュータへのリンク情報を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、関連コンテンツに簡便にアクセスすることができる。
本発明の請求項6に記載の広告用記憶媒体は、請求項1〜5のいずれかに記載の広告用記憶媒体であって、
前記広告コンテンツデータは、動画コンテンツを含むことを特徴としている。
この特徴によれば、データ容量の大きな動画コンテンツでも、大きな通信費を負担することなく閲覧することができる。
本発明の請求項7に記載の広告用記憶媒体は、請求項1〜6のいずれかに記載の広告用記憶媒体であって、
前記広告コンテンツデータが閲覧可能な利用者端末の種別に関する対応種別情報が目視可能に表示された表示部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、広告用記憶媒体に記憶されている広告コンテンツデータが対応する利用者端末の種別を簡便に把握することができるので、利用者が、自身が利用する利用者端末にて閲覧できない広告コンテンツデータが記憶された広告用記憶媒体を誤って入手(配布を受ける)することを、極力回避することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1は、本発明の実施例における広告用記憶媒体としてのメモリカード2、並びに当該メモリカード2が装着される本発明の利用者端末としての携帯電話機1の全体像を示す斜視図である。
本実施例のメモリカード2は、図1に示すように、携帯電話機1に設けられた本実施例のメモリカード2を装着するための装着部3に着脱可能な所定形状に形成されており、該メモリカード2は、広告コンテンツが読み出し可能に記憶された状態にて無料で利用者に配布され、該メモリカード2の上面部(装着する際に上面を向く面)には、当該メモリカード2の利用対象となる携帯電話機1の種別、具体的には、当該携帯電話機1が利用可能な携帯電話会社の会社名を示す名称が目視可能に印字された本発明の表示部となるリライトラベル27が貼着されている。
ここで、メモリカード2の利用対象となる携帯電話機1の種別について説明すると、本実施例のメモリカード2には、予め携帯電話機1の種別(キャリアの種別毎)に作成された後述の広告コンテンツデータが記憶されており、メモリカード2の利用対象となる携帯電話機1の種別とは、本実施例においては、キャリアの種別とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら種別として、当該メモリカード2に記憶されている広告コンテンツデータを表示出力可能な機種の名称、例えば、当該携帯電話機1が準拠する規格の名称や、搭載されている閲覧プログラムの種別(名称)等であっても良い。
このように本実施例のメモリカード2には、記憶されている広告コンテンツデータが閲覧可能な携帯電話機1(利用者端末)の種別に関する対応種別情報が目視可能に表示されたリライトラベル27を備えており、該リライトラベル27によって請求項7における表示部が形成されている。
初めに、本実施例に用いた利用者端末としての携帯電話機1について、図2に基づいて簡潔に説明すると、各種の情報を表示出力するためのディスプレイ4と、数字や方向指示や決定ボタン等からなる入力部5と、図示しな携帯電話会社の基地局との間の無線通信を実施するための無線通信部16と、ディジタル信号を制御して前記無線通信部における無線通信を制御するためのベースバンド処理部やアプリケーションプログラムの実行を制御するためのアプリケーション処理部等からなる処理部11と、電話帳データや発着信履歴や各種の機能を提供するためのアプリケーションプログラム等の各種データを記憶するためのメモリ12と、無線アンテナ13と、処理部11からの制御信号に基づいてディスプレイ4に各種データを出力させるディスプレイドライバ14と、処理部11からの制御信号に基づいてメモリカード2との間で各種制御コマンドの送信や各種データの送受信を行うメモリカードドライバ15と、から構成されており、図示しない基地局を通じて、一般の電話機や他の携帯電話機との間における無線による通話機能を有するとともに、該基地局並びに当該携帯電話会社のゲートウェイサーバを介して、インターネット網上のサーバコンピュータや、該インターネット網に接続されている他の端末等との間においてデータの送受信を行うインターネット接続機能を備えている一般的な携帯電話機である。
そして、本実施例の携帯電話機1は、図1に示すように、メモリカード2を装着するための横長長方形状の装着部3を、携帯電話機1の側面部に有しており、該装着部3には、メモリカードとして一般的に用いられている、SD(Secure Digital)(SDアソシエーション登録商標)メモリカード規格や、miniSDメモリカード(SDアソシエーション登録商標)規格のメモリカードを着脱できるようになっている。
次に、本実施例のメモリカード2について説明すると、本実施例のメモリカード2は、前記装着部3に着脱可能とするために、該装着部3に着脱可能な前述のSD(Secure Digital)(SDアソシエーション登録商標)メモリカード規格や、miniSDメモリカード(SDアソシエーション登録商標)規格のメモリカードと同一の所定形状の外観形状(接続端子等の配列も含む)とされている。
この本実施例に用いたメモリカード2の構成について、図2に基づいて説明すると、メモリカード2の内部には、携帯電話機1のメモリカードドライバ15から送信されてくる各種制御コマンドやデータに応じて、後述するフラッシュメモリ23へのアクセスの制御を行う本発明のアクセス制御部としてのインタフェース制御部21と、当該メモリカード2の識別情報等を含む固有情報ならびにインタフェース制御部21による制御内容を規定する設定情報などを記憶するためのレジスタ22と、携帯電話機1との間で授受する各種データを記憶するための前記インタフェース制御部21にローカルに接続された本発明の書き換え記憶可能な不揮発性メモリ部としてのフラッシュメモリ23と、メモリカードドライバ15並びにインタフェース制御部21と接続されて両者の間で各種制御コマンドやデータを仲介する本発明の接続インタフェースとしてのインタフェースドライバ24とが設けられており、これらのハード的な構成は、通常のメモリカードとほぼ同一の構成とされている。
この本実施例に用いたメモリカード2のレジスタ22には、図2に示すように、フラッシュメモリ23へのデータの書き込み及び消去を禁止するか否かを示す書換禁止ビットが含まれており、この書換禁止ビットが1であるときには、インタフェース制御部21はフラッシュメモリ23の全領域へのデータの書き込み及び消去、すなわち書き換えを禁止する。また、書換禁止ビットが0であるときには、インタフェース制御部21はフラッシュメモリ23の全領域へのデータの書き込み及び消去、すなわち書き換えを許可するようになっている。
また、レジスタ22には、図2に示すように、書換禁止ビットに対応付けてパスワードが記憶されており、書換禁止ビットの解除(0に設定)は当該パスワードによって制御されるようになっている。後に詳述するが、書換禁止ビットを1に設定(変更)するときにはレジスタ22に、当該設定を変更(解除)するためのパスワードも記憶されるようになっており、その後、レジスタ22に記憶されているパスワードと同一のパスワードがインタフェース制御部21に入力(受付け)されたことに基づいて、書換禁止ビットが解除(0に設定)されるようになっている。
メモリカード2のデータを書き換え記憶可能なフラッシュメモリ23には、図2に示すように、当該フラッシュメモリ23に記憶されている全ての広告コンテンツデータの見出し情報を含み、各種広告コンテンツデータへのアクセスが可能とされたメニューページを出力させるための本発明におけるメニューページデータとなるメニューデータや、広告コンテンツデータであるコマーシャル等の本発明の動画コンテンツとしての動画データや、広告コンテンツデータであるクーポン券等の画像データや、広告コンテンツデータであるゲームデータや、当該メモリカード2を書き換え可能に設定するための条件を示す本発明の書き換え可能化条件データ並びに期限データとしての書換可能化条件や、書換可能化条件が充足されたかを判定するための判定プログラムデータ等が記憶されているとともに、書換可能化条件は、予め定められたフラッシュメモリ23の特定の記憶領域に記憶されている。
つまりは、本実施例の広告コンテンツデータはメニューページデータ、書き換え可能化条件データ、動画コンテンツを含んでおり、本発明の請求項2、請求項3、請求項4、並びに請求項6における広告コンテンツデータに該当する。
また、本実施例のメモリカード2は、配布時に予め定められた所定のパスワードにて前述の書換禁止ビットが1に設定(変更)されることにより、書き換え禁止に設定されている。そして、配布後に予め定められた所定の書換可能化条件を充足することで、書き換え禁止が解除可能とされるようになっている。メモリカード2は広告用記憶媒体であるため、書換可能化条件は、広告コンテンツデータの閲覧に関する条件、例えば、所定のキャンペーン期間が経過したことや、CM映像の出力回数が所定回数に到達したこと等とすれば良い。
このようにメモリカード2は、予め定められたパスワードを知りえない利用者にあっては、予め定められた書換可能化条件が満たされるまで、フラッシュメモリ23に記憶されている広告コンテンツデータを容易に書き換えできない状態にて配布されるようになっている。
また、これらメモリカード2は、対応機種、すなわち、携帯電話機1のキャリアごとに作成された書換可能化条件を含む広告コンテンツデータと、パスワードが書き込まれるとともに、書換不可能に設定されて、例えば、フリーペーパーのように店頭にて配布される。このときに、前述のリライトラベル27により対応機種であるキャリア名が目視可能に表示されているため、利用者は、適宜対応のメモリカード2を選択することができる。
図3は、メモリカード2のインタフェース制御部21が、携帯電話機1から送信されてくる各種制御コマンドやデータに応じて行う制御内容を示すフローチャートである。
まず、メモリカード2が携帯電話機1の装着部3に装着されて、携帯電話機1のメモリカードドライバ15にメモリカード2のインタフェースドライバ24が接続されると、メモリカード2に対して携帯電話機1から電源が供給される。言い換えると、メモリカード2に電源が投入され起動される。
メモリカード2のインタフェース制御部21には、図示しない電源の投入を検出する回路が搭載されており、メモリカード2が携帯電話機1の装着部3に装着されて電源が投入されたことに基づいて、メモリカード2のインタフェース制御部21は携帯電話機1からの初期化コマンドの受信待ち処理を実施するようになっている(Sa1)。
つまりは、本実施例のメモリカード2のインタフェース制御部21に搭載されている電源の投入を検出する回路(図示略)は、本発明の装着検知手段を形成する。
携帯電話機1からの初期化コマンドを受信すると、Sa2のステップに進み初期化処理を行う。初期化処理においては、レジスタ22に記憶されているメモリカード2の識別情報等を含む固有情報ならびにインタフェース制御部21による制御内容を規定する設定情報や、当該装着によって携帯電話機1から読み出させて自動実行させるデータが記憶されている起動読出アドレス情報などを含む初期化完了通知が、インタフェース制御部21から携帯電話機1に送信される。
初期化処理を行った後、インタフェース制御部21は、Sa3、Sa6、Sa10からなる動作コマンドの受信待ちステップに進む。
動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)においては、インタフェース制御部21は、フラッシュメモリ23の指定アドレスに記憶されているデータを抽出して送信する旨の読出コマンド(Sa3)、フラッシュメモリ23の指定アドレスにデータを書き込む旨の本発明の書き換え要求としての書込コマンド(Sa6)、フラッシュメモリ23の指定アドレスのデータを消去する旨の本発明の書き換え要求としての消去コマンド(Sa6)、フラッシュメモリ23へのデータの書き込み及び消去の禁止状態と解除状態を切り替えるための書換禁止コマンド(Sa10)のいずれかを受信するまで待機する。
尚、書込コマンドと消去コマンドを受信したときの制御内容は概ね同一であるため、Sa6のステップとしてまとめて記述している。
動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)において読出コマンドを受信すると、Sa3からSa4のステップに進み、携帯電話機1から読出コマンドとともに送信されてくるフラッシュメモリ23の記憶領域を特定するためのアドレスデータを受信する。
そして、該アドレスデータの受信後にインタフェース制御部21は、携帯電話機1(処理部11)に対して、日時情報出力要求を送信して、その時点の日時情報を携帯電話機1(処理部11)から取得した後(S4+)、フラッシュメモリ23の特定の記憶領域に記憶されている書換可能化条件から特定される所定のキャンペーン期間の期限を経過しているか否かを、取得したその時点の日時情報から判定し、期限内、すなわち、所定のキャンペーン期間中である場合には、Sa5+のステップに進み、フラッシュメモリ23に受信したアドレスデータに対応付けて記憶されているデータを読み出し、該読み出したデータを携帯電話機1に送信して、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る一方、Sa5の判定において期限外、すなわち、所定のキャンペーン期間を過ぎている場合には、当該アドレスデータに対応付けて記憶されているデータの読み出しを行うことなく動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
つまりは、本実施例のインタフェース制御部21が実施する日時情報を携帯電話機1(処理部11)から取得するS4+の処理によって、本発明における日時情報取得手段が形成されているとともに、本発明におけるアクセス制御部となる当該インタフェース制御部21は、フラッシュメモリ23に記憶されている広告コンテンツデータへのアクセス、すなわち、読出コマンドを受信があったときに、S4+にて取得した日時情報から特定されるその時点の日時が、当該広告コンテンツデータに含まれる期限データとなる書換可能化条件から特定される期限内であることを条件として、当該広告コンテンツデータの読み出しを許諾している。
また、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)において書込(もしくは消去)コマンドを受信すると、Sa6からSa7のステップに進み、携帯電話機1から書込コマンドとともに送信されてくるフラッシュメモリ23の記憶領域を特定するためのアドレスデータと、当該記憶領域に書き込むためのデータを受信する。消去コマンドの場合には、アドレスデータのみを受信する。
そして、インタフェース制御部21は、Sa8のステップに進み、レジスタ22の書換禁止ビットを取得して、書き換え可能か(書換禁止ビットが0であるか)を判定する。書き換え可能である場合には、Yと判定してSa9のステップに進み、書込コマンドを受信した場合にはフラッシュメモリ23に受信したアドレスデータに対応付けてデータを書き込んで、あるいは、消去コマンドを受信した場合にはフラッシュメモリ23に受信したアドレスデータに対応付けて記憶されているデータを消去する。その後、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
Sa8のステップにおいて、書き換え可能でない(書換禁止ビットが1である)と判定した場合には、携帯電話機1から受信したアドレスデータにデータを書き込むことなく、もしくは、アドレスデータのデータを消去することなく、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
つまりは、本実施例のインタフェース制御部21は、少なくとも広告コンテンツデータが記憶された記憶領域(本実施例においてはフラッシュメモリ23の全記憶領域)への書き換え要求としての書込コマンドもしくは消去コマンドを携帯電話機1(利用者端末)から受付けたときに、該書き換え要求を無効として広告コンテンツデータの書き換えを禁止する制御を実施しており、本発明の請求項1におけるアクセス制御部を形成する。
また、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)において書換禁止コマンドを受信すると、Sa10からSa11のステップに進み、携帯電話機1から書換禁止コマンドとともに送信されてくるパスワードを受信する。
そして、インタフェース制御部21は、Sa12のステップに進み、レジスタ22の書換禁止ビットを取得して、書き換え禁止か(1であるか)を判定する。書き換え禁止でない場合には、Nと判定してSa17のステップに進み、レジスタ22に受信したパスワードを設定する。更に、Sa18のステップに進んでレジスタ22の書換禁止ビットを書き換え禁止(1)に設定する。その後、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
Sa12のステップにおいて、レジスタ22の書換禁止ビットが書き換え禁止(1)であった場合には、Yと判定してSa13のステップに進み、レジスタ22に記憶されているパスワードを読み出す。そして、Sa14のステップに進み、受信したパスワードと読み出したパスワードが一致したかを判定する。Sa14のステップにおいて、受信したパスワードと読み出したパスワードが一致しなかった場合には、Nと判定して、何も処理を実施せずに動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
Sa14のステップにおいて、受信したパスワードと読み出したパスワードが一致した場合には、Yと判定してSa15のステップに進み、レジスタ22の書換禁止ビットを書き換え可能(0)に設定する。更に、レジスタ22に記憶されているパスワードを消去して、動作コマンドの受信待ちステップ(Sa3、Sa6、Sa10)に戻る。
図4は、携帯電話機1の処理部11が実施するメモリカード2の装着検知処理の制御内容を示すフローチャートである。
本実施例の携帯電話機1の処理部11は、装着部3にメモリカード2が装着されて、メモリカードドライバ15にメモリカード2のインタフェースドライバ24が接続されると、該接続を検知して、メモリカード2に電源を供給する。そして、図4に示すメモリカード装着検知処理を実施する。
メモリカード装着検知処理においては、まずSb1のステップに進み、メモリカードドライバ15を介して前述の初期化コマンドをメモリカード2に送信する。
そして、初期化コマンドに対する応答として、前述の初期化完了通知の受信待ちに移行し(Sb1+)、初期化完了通知の受信に基づいてSb2のステップに進む。
Sb2のステップでは、Sb1にてインタフェース制御部21から受信した初期化完了通知に含まれる起動読出アドレス情報から特定される所定アドレス(例えば、0番地〜100番地)を示すアドレスデータとともに読出コマンドを送信する。
つまり、本実施例では、メモリカード2を装着すると、当該装着に基づいて起動読出アドレス情報を含む初期化完了通知が携帯電話機1に送信されることで、起動読出アドレス情報から特定されるメモリカード2の所定アドレス(例えば、0番地〜100番地)に記憶されているデータを、携帯電話機1側から読み出させて、該携帯電話機1に当該読み出したデータに応じた処理を行う自動起動処理を、メモリカード2が実施させるようになっており、該自動起動処理において読み出されるデータとしては、前述のメニューデータとされている。
すなわちメモリカード2が、携帯電話機1への装着を検知することにより携帯電話機1に自動起動処理を実施させることで、該自動起動処理における読出コマンドに基づいてインタフェース制御部21が携帯電話機1に送信したメニューデータに基づいて、携帯電話機1のディスプレイ4にメニューページを表示出力させるようになっている。
つまりは、本実施例のインタフェース制御部21は、装着検知手段としての電源の投入を検出する回路(図示略)によって携帯電話機1への装着を検知したときに、初期化完了通知を送信することで携帯電話機1に自動起動処理を実施させて、メニューページデータを携帯電話機1に表示させており、該初期化完了通知を送信する初期化処理を実施する該インタフェース制御部21によって本発明のメニューページ自動表示手段が形成されている。
尚、自動起動処理においては読み出すデータをアドレスで指定する構成としているが、携帯電話機1の処理部11は、一般的にファイル名からアドレスを特定する仕組みを本来備えているため、読み出すデータをファイル名で指定する構成としても良い。
Sb2において読出コマンドを送信した後、Sb3に進んで、当該所定アドレスに対応して記憶されているデータ(読み出しデータ)を受信し、Sb4に進んで、所定アドレスのデータが携帯電話機1に搭載されているソフトウェア(例えば、Webブラウザ、動画再生ソフトウェア、音声再生ソフトウェア、アプリケーションプログラム実行環境など)により出力可能かどうかを判定する。出力可能でない場合には、Nと判定して処理を終了する。
出力可能な場合には、Yと判定してSb5のステップに進み、出力可能なソフトウェアによりメモリカード2から読み出したメニューデータを出力し、処理を終了する。例えば、読み出したメニューデータがHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルとして作成されたメニューページの場合には、携帯電話機1のWebブラウザにより出力(表示)する。また、読み出したメニューデータがアプリケーションプログラムとして作成されたメニューアプリの場合には、携帯電話機1のアプリケーションプログラム実行環境により出力(実行・表示)する。
本実施例においては、読み出したメニューデータはアプリケーションプログラムとして作成されたメニューアプリであり、携帯電話機1のアプリケーションプログラム実行環境によりメニューページとして出力(実行・表示)されるものとする。
例えば、図6(a)に示すようなメニューページが表示される。このメニューページには、フラッシュメモリ23に記憶されている全ての広告コンテンツデータにアクセスするための見出し情報として、「CM映像」(動画データ)へのリンクと、クーポン券(画像データ)へのリンクと、「お試しゲーム」(ゲームデータ)へのリンクと、後述する書換可能化条件の表示ページへのリンクと、が表示されている。
図5は、携帯電話機1の処理部11が、メニューアプリの実行に基づいて実施するメニュー処理の制御内容を示すフローチャートである。
図6(a)に示すメニューページが出力されている状態において、利用者からのメニューの選択を受付けると(Sc1)、例えば、「クーポン券」の選択を受付けると、Sc2のステップに進み、選択されたクーポン券データを取得するための読出コマンドをメモリカード2に送信してクーポン券データを取得する選択データ取得処理を実施する。その後Sc3に進み、選択データ出力処理を実施してクーポン券データを出力する。
広告コンテンツデータの一形態であるクーポン券データには、当該クーポン券の提供店舗に関連する関連コンテンツが配信可能に記憶されたインターネット網上のサーバコンピュータへのリンク情報が含まれており、例えば図6(b)に示すように、クーポン券の提供店舗の所在地を確認可能なコンテンツの配信を要求するための「ネットで場所を確認」というリンク情報が含まれている。
つまりは、本実施例の広告コンテンツデータは、当該広告コンテンツに関連する関連コンテンツが配信可能に記憶されたインターネット網上のサーバコンピュータへのリンク情報を含んでおり、本発明の請求項5における広告コンテンツデータに該当する。
そして、Sc4のステップに進み、メモリカード2の配布時に予め定められている書換可能化条件を充足したかを判定する。この判定処理は、メモリカード2のフラッシュメモリ23に予め記憶されている広告コンテンツデータである判定プログラムを携帯電話機1に読み出させて、携帯電話機1にて判定プログラムを実行させることにより実施する。
本実施例の書換可能化条件は、図6(c)に示すように、所定のキャンペーン期間(10日後)が経過したか、もしくは、CM映像を所定回数(15回)見たか、のいずれかとされている。このような場合には、キャンペーン期間が終了する日付と、所定回数(15)を格納したCM画像の残り出力回数カウンタを書換可能化条件としてフラッシュメモリ23に記憶しておけば良い。
ここで、キャンペーン期間が終了する日付に到達したかを判定する処理について説明すると、フラッシュメモリ23に予め記憶されている広告コンテンツデータである判定プログラムは、携帯電話機1や基地局、もしくは、インターネット網を介して接続されたサーバコンピュータ(図示略)のいずれかの現在日時を取得するための日時取得ステップを有しており、日時取得ステップにより取得した現在日時とキャンペーン期間が終了する日付を比較することにより、キャンペーン期間が終了する日付に到達したかが判定されるようになっている。
また、CM画像の残り出力回数カウンタにかかる処理について説明すると、図6(a)に示すメニューページにおいて「CM画像」が選択されてその出力を行った後、書換可能化条件の充足判定処理(Sc4)を実施するようになっているが、この判定処理において、CM画像の残り出力回数カウンタの減算処理を実施するようになっている。詳しくは、まず、メモリカード2の配布時に予め定められたパスワードとともに書換禁止コマンドをメモリカード2に送信する。すると、書き換え禁止が解除されて書き換え可能な状態になる。この状態において、メモリカード2に記憶されているCM画像の残り出力回数カウンタを減算更新し、再度、パスワードとともに書換禁止コマンドをメモリカード2に送信して、メモリカード2を書き換え禁止の状態とする。
このように、書換可能化条件を充足したかの判定に際しては、キャンペーン期間が終了する日付と現在日時を比較するか、CM映像の残り出力回数カウンタが0に到達したかを判定すれば良い。
尚、携帯電話機1にて判定可能な条件であれば、書換可能化条件を任意に設定して良いのは言うまでもない。例えば、メモリカード2の内部にアンケートを入力するページを用意しておき、該ページに入力したアンケートを、携帯電話機1からメモリカード2を配布した事業者のサーバコンピュータに送信することを書換可能化条件としても良い。
Sc4において、書換可能化条件を充足したと判定した場合には、Yと判定してSc5に進み、前述の判定プログラムの実行に基づいて書換可能化処理を実施する。詳しくは、メモリカード2の配布時に予め定められたパスワードとともに書換禁止コマンドをメモリカード2に送信することで、書き換え禁止を解除させてメモリカード2を書き換え可能な状態にする。
この書換可能化処理においては、現在日時が期限データと到達したことを書換可能化条件としている場合には、書き換え禁止を解除させてメモリカード2を書き換え可能な状態にするだけでなく、判定プログラムの実行に基づいて広告コンテンツデータを消去する消去コマンドをインタフェース制御部21に送信させることにより、インタフェース制御部21が広告コンテンツデータを消去することで、不必要に広告コンテンツデータが残存して、これら広告コンテンツデータが不正に使用されることがないように消去する。
書換可能化条件が充足された場合に書換可能化処理を実施した後、及び、書換可能化条件が充足されなかった場合には、Sc1に移行して、再度利用者の操作待ち状態となる。
以上のように、本実施例のインタフェース制御部21においては、書込コマンドもしくは消去コマンドを受付けたときに、その時点におけるレジスタ22の書換禁止ビットが1の場合に、書き換え要求を無効としている。一方、広告コンテンツデータへのアクセスに基づいて、広告コンテンツデータを形成する判定プログラムを携帯電話機1に実行させることにより、予め定められてフラッシュメモリ23に記憶されている書き換え可能化条件が満たされているかを判定させて、満たされている場合には、レジスタ22の書換禁止ビットを0に設定させるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら携帯電話機1に実行させる判定プログラムを、インタフェース制御部21が実施するようにしても良い。
つまりは、本実施例のインタフェース制御部21は、書き換え要求としての書込コマンドもしくは消去コマンドを受付けたときに、その時点において書き換え可能化条件データから特定される書き換え可能化条件が満たされている旨としての書換禁止ビットが0に設定されていることを条件として、該書き換え要求を有効として広告コンテンツデータの書き換えを可能とする制御を実施しており、本発明の請求項3におけるアクセス制御部を形成する。
以上、本実施例によれば、携帯電話機1の利用者が広告コンテンツデータを書き換え(消去を含む)ようとして書き換え要求が該携帯電話機1から出力されてきても、インタフェース制御部21により該書き換え要求が無効とされるので、これら広告コンテンツデータが容易に書き換えられてしまうことがないので、良好な広告効果が得られなくなってしまうという問題を解消することができる。
また、本実施例によれば、携帯電話機1の利用者は、メモリカード2を携帯電話機1へ装着することで、自動的にメニューページ(図6(a)参照)が表示されるようになるので、利用者は、これらメニューページを表示するために、携帯電話機1を操作して広告コンテンツにアクセスしてメニューページを表示させる操作を行う必要がなく、利用者の利便性を向上できる。
また、本実施例によれば、利用者が広告コンテンツを閲覧することで、閲覧に関する書換可能化条件を満たすようになった場合には、広告コンテンツデータの書き換えが可能化されるので、メモリカード2を通常の記憶媒体としても使用できるようになり、よって、利用者にとってのメモリカード2の利用価値を向上させることができる。
また、本実施例によれば、インタフェース制御部21が期限内においてのみ広告コンテンツの読み出しを許諾するので、期間限定の広告コンテンツを提供することができ、広告コンテンツを早期の閲覧を促進できるとともに、広告コンテンツの価値を向上させることもできる。
また、本実施例によれば、クーポン券データには、当該クーポン券の提供店舗に関連する関連コンテンツが配信可能に記憶されたインターネット網上のサーバコンピュータへのリンク情報が含まれており、利用者は、関連コンテンツである提供店舗に関連する関連コンテンツに簡便にアクセスすることができる。
また、本実施例によれば、データ容量の大きな動画コンテンツでも、大きな通信費を負担することなく閲覧することができる。
また、本実施例によれば、メモリカード2に記憶されている広告コンテンツデータが対応する携帯電話機1のキャリア種別を簡便に把握することができるので、利用者が、自身が携行する携帯電話機1にて閲覧できない広告コンテンツデータが記憶されたメモリカード2を誤って入手(配布を受ける)することを、極力回避することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、携帯電話機1が、メモリカード2の携帯電話機1への装着に基づいて、メモリカード2の所定アドレスにアクセスして読出したメニューページデータを実行する自動起動処理を有する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、メモリカード2を配布する事業者のサーバコンピュータをインターネット網上に設置するとともに、このサーバコンピュータにて携帯電話機1の待ち受け状態にて常時実行されるアプリケーションプログラム、いわゆる待ち受けアプリを配布するようにしておき、該待ち受けアプリに対して、メモリカード2の携帯電話機1への装着に基づいて、メモリカード2の所定アドレスにアクセスして読出したメニューページデータを実行する自動起動処理ステップを組み込んでおく構成としても良い。このような待ち受けアプリを携帯電話機1にて実行させておけば、メモリカード2の自動起動処理を有しない携帯電話機1においても、メモリカード2の自動起動処理を行わせることが出来る。
また、待ち受けアプリを携帯電話機1にて実行させておく構成にあっては、この待ち受けアプリに対して、さらに見出し情報を出力するためのメニューアプリや、書換可能化条件を充足したかを判定するための前述の判定プログラムなど、広告コンテンツデータを構成するデータのうち共通化可能なデータを組み込んでおけば、一例としては、アプリケーションプログラム部分を待ち受けアプリに組み込み、メモリカード2にはデータ部分だけを残すようにしておけば、メモリカード2に書き込む広告コンテンツデータの容量を低減でき、純粋な広告のデータを記憶するための領域を更に確保することができる。
例えば、メニューアプリの場合には、見出し情報のみをメモリカード2に記憶しておき、見出し情報を出力するアプリケーションプログラム部分を待ち受けアプリに含めることで、待ち受けアプリがメモリカード2から見出し情報(例えば、HTMLデータ)を取得して出力することでメニューページを表示できるようになり、広告コンテンツデータの容量を低減できる。
また、前記実施例においては、フラッシュメモリ23の記憶領域の全てを書き込みや消去の禁止の対象としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら書き込みや消去の禁止を、対象のアドレスデータと対応付けてレジスタ等に格納しておくことにより、広告コンテンツデータが記憶された記憶領域のみを書き込みや消去の禁止対象とし、それ以外のフラッシュメモリ23の記憶領域は、書き込みや消去の禁止対象とせずに、通常のメモリカードとして使用できるようにしても良い。
また、前記実施例では、書換可能化条件に含まれるキャンペーン期間の終了日付を期間データとして、書換可能化の日付と読み出し可能な日付とを同一の日付としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの日付を個別として、期間データを書換可能化条件とは別個のものとしても良い。
また、前記実施例では、利用者端末として、利用者が携行可能な携帯電話機1を例示しており、このようにすることは、利用者が移動先等においても、空いている時間等に広告コンテンツを自由に閲覧できるようになり、利用者の利便性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら携帯電話機1を、その他の携行可能な小型のコンピュータ端末としたり、更には、これら利用者端末をデスクトップパソコン等の携行不能な端末としても良い。
また、前記実施例では、広告用記憶媒体としてメモリカード2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者端末としてノートパソコンやデスクトップパソコン等を用いる場合には、これらメモリカード2に代えて、これら広告用記憶媒体を、これらノートパソコンやデスクトップパソコン等に汎用的に設けられているUSB(Universal Serial Bus)インターフェイスに着脱可能なUSBメモリとしても良い。
本発明の実施例における広告用記憶媒体の全体像を示す斜視図である。 広告用記憶媒体の構成を示すブロック図である。 広告用記憶媒体のインタフェースの制御内容を示すフローチャートである。 携帯電話機の処理部の制御内容を示すフローチャートである。 広告コンテンツデータの制御内容を示すフローチャートである。 (a)は広告コンテンツを構成するメニューページを示す図であり、(b)は広告コンテンツの一形態であるクーポン券を示す図であり、(c)は広告コンテンツを構成する書換可能化条件の表示ページを示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 メモリカード(広告用記憶媒体)
3 装着部
4 ディスプレイ
11 処理部
12 メモリ
13 無線アンテナ
14 ディスプレイドライバ
15 メモリカードドライバ
21 インタフェース制御部
22 レジスタ
23 フラッシュメモリ
23 インタフェースドライバ

Claims (7)

  1. 利用者が利用可能な利用者端末に着脱可能な所定形状とされ、
    該利用者端末との間においてデータの授受を行うための接続インタフェースと、
    記憶されているデータを書き換え記憶可能とされ、且つ少なくとも広告コンテンツデータが記憶された不揮発性メモリ部と、
    前記接続インタフェースを介した前記利用者端末からの前記不揮発性メモリ部へのアクセスを制御するアクセス制御部と、
    を備える広告用記憶媒体であって、
    前記アクセス制御部は、少なくとも前記広告コンテンツデータが記憶された記憶領域への書き換え要求を前記利用者端末から受付けたときに、該書き換え要求を無効として広告コンテンツデータの書き換えを禁止する制御を実施することを特徴とする広告用記憶媒体。
  2. 前記広告コンテンツデータは、各種の広告コンテンツへのアクセスを可能とするためのリンクを含むメニューページデータを含み、
    前記利用者端末への装着を検知する装着検知手段と、
    前記装着検知手段によって前記利用者端末への装着を検知したときに、前記メニューページデータを前記利用者端末に表示させるメニューページ自動表示手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の広告用記憶媒体。
  3. 前記広告コンテンツデータは、該広告コンテンツデータの書き換えを可能とするための、当該広告コンテンツデータの閲覧に関する書き換え可能化条件データを含み、
    前記アクセス制御部は、前記書き換え要求を受付けたときに、その時点において前記書き換え可能化条件データから特定される書き換え可能化条件が満たされていることを条件として、該書き換え要求を有効として広告コンテンツデータの書き換えを可能とすることを特徴とする請求項1または2に記載の広告用記憶媒体。
  4. 前記広告コンテンツデータは、その広告コンテンツデータを閲覧可能とするための期限データを含み、
    その時点の日時情報を取得する日時情報取得手段を備え、
    前記アクセス制御部は、前記広告コンテンツデータへのアクセスがあったときに、前記日時情報取得手段にて取得した日時情報から特定されるその時点の日時が、当該広告コンテンツデータに含まれる期限データから特定される期限内であることを条件として、当該広告コンテンツデータの読み出しを許諾することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の広告用記憶媒体。
  5. 前記利用者端末がインターネット網への接続機能を備える端末であって、
    前記広告コンテンツデータは、当該広告コンテンツに関連する関連コンテンツが配信可能に記憶された前記インターネット網上のサーバコンピュータへのリンク情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の広告用記憶媒体。
  6. 前記広告コンテンツデータは、動画コンテンツを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の広告用記憶媒体。
  7. 前記広告コンテンツデータが閲覧可能な利用者端末の種別に関する対応種別情報が目視可能に表示された表示部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の広告用記憶媒体。
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