JP2007122254A - 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007122254A
JP2007122254A JP2005311501A JP2005311501A JP2007122254A JP 2007122254 A JP2007122254 A JP 2007122254A JP 2005311501 A JP2005311501 A JP 2005311501A JP 2005311501 A JP2005311501 A JP 2005311501A JP 2007122254 A JP2007122254 A JP 2007122254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
recording medium
image
information
inclination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005311501A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nakagawa
智弘 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005311501A priority Critical patent/JP2007122254A/ja
Publication of JP2007122254A publication Critical patent/JP2007122254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】印刷処理の都度、セットされた記録媒体に対して傾きのない画像を形成するようにする。
【解決手段】画像形成指令を作成するのにあたり、イメージデータを作成し(ステップS10)、傾き補正の要求があるときには、プリンタから傾きデータを取得し(ステップS140)、該データに基づいて傾き補正したイメージデータを作成し(ステップS170)、このイメージデータを伴う画像形成指令をプリンタに出力する(ステップS180)ようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成指令作成装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成指令作成方法及びプログラムに関する。
例えば、インクジェットプリンタなどの画像形成装置で画像を形成するのにあたって紙などの記録媒体が本来の送り方向に対して斜めに搬送される(以下、斜行という。)と、ジャムの原因になってしまう。このため、従来、記録媒体の斜行を検出し、所定の条件を満たした場合には印刷を停止し、警告表示を行う機能を備えたものも知られている(特許文献1)。さらに、斜行を自動的に修正する機能を備えた装置(特許文献2)や、斜行補正のためのパターンを印刷して記録媒体の斜行量を予め取得しておき、セットされた記録媒体に対して一定の斜行量の補正を行うことも試みられている(特許文献3)。
特開2000−6483 特開2004−359392 特開2001−88286
しかしながら、特許文献1及び2のプリンタによれば、いずれも記録媒体の斜行によるジャムの発生を未然に防止することを目的とし、ジャムが発生する程度に用紙が斜行している場合には印刷処理が停止されるが、そうでない場合は印刷処理は継続される。したがって、結果として、用紙に対して傾いた状態の画像が形成されることになる。また、この場合においては画像の側端や末端近傍の欠けが生じる場合もある。さらに、特許文献3のプリンタによれば、プリンタが記録媒体について一定の傾き傾向を有する場合に、その傾き傾向に応じて画像データを常に一定量修正するものである。このため、印刷処理時に発生する記録媒体の斜行には対応できない。記録媒体に対して正しい姿勢の画像を形成するために、セット時に許容する記録媒体の傾きの範囲を狭くすれば、それだけユーザによる記録媒体の再セットの手間がかかることになる。
そこで、本発明の画像処理装置、画像形成指令作成装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成指令作成方法及びプログラムは、印刷処理の都度、記録媒体に対して傾きのない画像を形成することを一つの目的とする。また、本発明の画像処理装置、画像形成指令作成装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成指令作成方法及びプログラムは、記録媒体に対して画像の傾きがなくしかも欠けのない画像を形成することを他の一つの目的とする。また、本発明の画像処理装置、画像形成指令作成装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成指令作成方法及びプログラムは、ユーザによる記録媒体のリセットの手間を省略して記録媒体に対して傾きのない画像を形成することを他の一つの目的とする。
本発明は、上記した課題の少なくとも一つを解決するものとして、以下の手段を採った。
本発明の画像処理装置は、
記録媒体上に画像を形成するのに必要な出力情報を作成する出力情報作成手段と、
画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての記録媒体傾き情報を取得する手段と、
前記傾き情報取得手段により取得される前記記録媒体傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記出力情報作成手段が、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成するよう制御する画像処理制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この画像処理装置によれば、記録媒体のセット時の傾きが前記所定範囲内の場合には、傾斜した記録媒体に対して、記録媒体の傾きに応じてこの傾きを相殺可能な傾きを伴う傾斜出力情報に基づいて画像が形成されることになる。このため、記録媒体上に得られる画像は、記録媒体に対して傾きのない状態となっている。したがって、この画像処理装置によれば、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することができる。また、ユーザに対して記録媒体のリセットを要求しなくても記録媒体に対して傾きのない画像を得ることができる。
前記画像処理制御手段は、前記記録媒体傾き情報に基づかない補正前出力情報を作成し、その後前記記録媒体傾き情報に基づいて前記補正前出力情報を補正して前記傾斜出力情報を作成する手段とすることもできる。予め補正前画像出力情報を準備しておくことで、記録媒体の傾きがない場合には迅速に画像形成が可能であり、また、記録媒体の傾きが前記所定範囲内であるときには、迅速に傾斜出力画像を形成できる。
また、前記画像処理制御手段は、前記記録媒体傾き情報に基づかないで作成された補正前出力情報を画像形成指令作成装置から画像形成指令に伴って取得し、前記記録媒体傾き情報に基づいて前記補正前出力情報を補正して前記傾斜出力情報を作成するとすることができる。こうすることで、傾きによる出力画像情報の補正の必要が生じた場合において、画像形成指令を受領した画像形成装置で補正処理が可能となる。
さらに、前記所定範囲は、前記記録媒体のジャムを回避可能な傾きの範囲とすることができる。こうすることでジャムの発生を回避しつつ記録媒体に対して傾きのない画像を形成できる。また、前記所定範囲は、前記記録媒体のジャムを回避可能であって、かつ前記傾斜出力情報に基づく画像が画像形成装置において準備される印字領域内に形成可能な傾きの範囲とすることができる。こうすることで、ジャムの発生を回避しつつ記録媒体に対して傾きがなくかつ欠けのない画像を形成できる。特に、例えば、記録媒体に対して画像が大きいかあるいは画像の紙送り方向に沿う長さが長い場合などには、画像の側端縁が印字不可能になることを回避できる一方、画像を形成するときには常に傾きがなく欠けのない画像を記録媒体上に形成することができる。
本発明の画像形成指令作成装置は、上記いずれかに記載の画像処理装置を備え、前記傾斜出力情報を伴う画像形成指令を作成することを要旨とする。この画像形成指令作成装置によれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、傾斜した記録媒体に対して、記録媒体の傾きに応じてこの傾きを相殺可能な傾きを伴う傾斜出力情報に基づいて画像が形成されることになる。このため、記録媒体上に得られる画像は、記録媒体に対して傾きのない状態となっている。したがって、この画像形成指令作成装置によれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することのできる画像形成指令を作成し、画像形成装置に出力することができる。
本発明の画像形成装置は、上記いずれかに記載の画像処理装置を備え、画像形成指令がなされたとき、前記傾いてセットされた記録媒体に前記傾斜出力情報に基づく画像を形成することを要旨とする。この画像形成装置によれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、傾斜した記録媒体に対して、記録媒体の傾きに応じてこの傾きを相殺可能な傾きを伴う傾斜出力情報に基づいて画像が形成されることになる。したがって、この画像形成装置によれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することができる。
本発明の画像形成装置は、セットされた記録媒体の傾きを検出して該傾きについての記録媒体傾き情報を取得する手段と、前記記録媒体傾き情報が所定範囲内であるときには、前記記録媒体傾き情報を出力情報作成手段に出力し、前記所定範囲外にあるときには、前記記録媒体の傾きについての警告情報を出力する記録媒体傾き情報処理手段と、を備えることを要旨とする。この画像形成装置によれば、記録媒体の傾きを検出し、取得した記録媒体傾き情報が所定範囲内にあるときには、傾斜した記録媒体に対して、記録媒体の傾きに応じてこの傾きを相殺可能な傾きを伴う傾斜出力情報に基づいて画像が形成されることになる。所定範囲外にあるときには、警告情報が出力される。このため、ユーザは記録媒体の傾きが前記所定範囲外の場合には、記録媒体の再セットを実施する一方、前記所定範囲内の傾きの場合には、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を有する記録媒体を得ることができる。
本発明の画像形成システムは、画像形成指令作成装置と、画像形成装置と、を備え、前記画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成し、該傾斜出力情報に基づいて画像を形成することを要旨とする。この画像形成システムによれば、記録媒体上に得られる画像は、記録媒体に対して傾きのない状態となっており、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することができる。また、ユーザに対して記録媒体のリセットを要求しなくても記録媒体に対して傾きのない画像を得ることができる。
本発明の画像形成指令作成方法は、(a)画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての記録媒体傾き情報を取得するステップと、(b)前記記録媒体傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成し、該傾斜出力情報を伴う画像形成指令を作成するステップと、を実行することを要旨とする。この画像形成指令作成方法によれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することのできる画像形成指令を作成し、画像形成装置に出力することができる。
本発明の画像形成指令作成プログラムは、上記画像形成指令作成方法における各ステップを実行させることを要旨とする。この画像形成指令作成プログラムによれば、記録媒体のセット時の傾きが所定範囲の場合には、記録媒体の傾きに関わらず正しい位置で傾きのない画像を記録媒体上に形成することのできる画像形成指令を作成し、画像形成装置に出力することができる。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(例えば、ハードディスク、ROM、FD、CD、DVD、チップ)などに記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから他のコンピュータに配信されたものであってもよいし、その他どのような形態で授受されたものであってもよい。また、このプログラムは、プリンタドライバプログラムとすることもできる。
次に、本発明について実施形態を挙げて説明する。
図1は、本発明を適用可能な画像形成システムの概略を示す図であり、図2は、本発明を適用するカラーインクジェットプリンタ20の傾き検出動作に関わる構成の概要を示す図であり、図3は、本発明を適用可能な画像形成システムの制御信号の入出力を表すブロック図である。実施例の画像形成システム10は、図1に示すように、LAN(Local Area Network)12に接続され画像形成装置として機能するカラーインクジェットプリンタ20と、各種アプリケーションにおいて画像形成指令の作成の指示がなされたときに、画像形成指令作成画面を表示する表示部102を備えた画像形成指令装置としてのコンピュータ100とを備えている。
図2に示すように、カラーインクジェットプリンタ20は、印刷動作を制御するコントローラ60と、操作パネル80とを備えている。コントローラ60は、操作パネル80から、ユーザの操作に基づく信号を受けて、種々の印刷動作を制御することができる。
カラーインクジェットプリンタ20は、キャリッジモータ32、キャリッジ34、キャリッジ移動用レール36のほか、図示しないプーリ及び駆動ベルトを備えるキャリッジ駆動ユニット30を備えており、コントローラ60からの制御信号に基づいて、キャリッジモータ32が回転すると、キャリッジ34は、キャリッジ移動用レール36に沿って往復動作するようになっている。なお、キャリッジモータ32は、エンコーダを備えないステッピングモータまたはエンコーダを備えたステッピングモータを用いることもできる。また、エンコーダとして、光学式、磁気式または他の方式のものを採用することが可能である。
また、カラーインクジェットプリンタ20は、キャリッジ34、ピエゾ素子を利用した印刷ヘッド42と、図示しないインクカートリッジからのインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動ユニット40を備えている。
また、キャリッジ34の裏面(ロール紙2に対向する面)には、ロール紙2の有無による反射光の相違に基づいてロール紙2の端部(側端も含む)を検出する光学センサ44を備えている。光学センサ44は、ロール紙2が正規の位置から斜めに傾いているかどうか検出するための傾き検出手段である。
カラーインクジェットプリンタ20は、紙送りローラ駆動ユニット50aと巻取りローら駆動ユニット50bとからなるローラ駆動ユニット50を備えている。紙送りローラ駆動ユニット50aは、紙送りモータ51によりロール紙固定軸52及びローラ53を回転させてロール紙2を送るようになっている。紙送りモータ51は、図示しないギヤを介してロール紙固定軸52に連結されており、ロール紙固定軸53は、コントローラ60からの制御信号を受けて、ロール紙2の送り方向に回転可能となっている。なお、ローラ53は、図示されていない押さえローラとの間でロール紙2を挟持するようになっている。
また、巻取りローラ駆動ユニット50bは、紙巻き取りモータ54を有し、図示されないギヤを介してロール紙固定軸55を駆動してロール紙2を巻きとり可能とするようになっている。まき取りモータ54は、コントローラ60からの制御信号を受けて、ロール紙2の巻き取り方向に回転可能である。
図3に示すように、コントローラ60は、CPU(CentralProcessing Unit)61と、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))62と、RAM(Random Access Memory)63と、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(CharacterGenerator))64と、EEPROM(Electronically Erasableand Programmable ROM)65と、を備えたマイクロプロセッサとして構成されている。
コントローラ60は、さらに、外部のモータ及び操作パネル80等とのインタフェース(I/F(Interface))66と、このインターフェース66に接続されキャリッジ駆動ユニット30を制御するキャリッジ駆動制御部67、印刷ヘッド42からインクを吐出させるヘッド駆動ユニット40を制御するヘッド駆動制御部68と、紙送りローラ駆動ユニット50及び巻取りローラユニット50bを制御するローラ駆動制御部69を備えている。
CPU61は、光学センサ44などの各種センサからの信号が信号ライン71を介して入力され、これらの入力信号に基づいて、キャリッジ駆動制御部67、ヘッド駆動制御部68及びローラ駆動制御部69を介してインクジェットプリンタ20の各部動作を制御するようになっている。
インターフェース66は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、ネットワークインターフェース70及びLAN12を介してコンピュータ100から供給される印刷用のコマンドを受け取ることができる。また、インターフェース66は、光学センサ44と接続されており、光学センサ44からの信号を受けることができる。なお、CPU61、P−ROM62、RAM63、CG64、EEPROM65、インターフェース66、キャリッジ駆動制御部67、ヘッド駆動制御部68、ローラ駆動制御部69、ネットワークインターフェース70は、信号の送受を可能とする信号線(バス)71で接続されている。
コンピュータ100は画面表示部としての表示部102に接続されているとともに、コントローラ120を有しており、LAN12を介してカラーインクジェットプリンタ20に対して印刷指令を出力可能に接続されている。また、コントローラ120は、CPU121と、P−ROM122と、RAM123、CG124等を備えたマイクロプロセッサとして構成されている。
ROM123には、アプリケーションにおける画像形成指令を受けて、画像形成のための中間コード作成、バンド化、描画の各処理を実行する画像処理プログラム等やデータが記憶されている。
コントローラ120は、さらに、LAN12に接続されるネットワークインターフェース126を備えており、カラーインクジェットプリンタ20等との間の信号の授受が可能となっている。
次に、こうして構成された実施例のカラーインクジェットプリンタ20の動作、特に、カラーインクジェットプリンタ20の光学センサ44によってセットされたロール紙2の傾きを検出し、所定範囲内のロール紙2の傾きを許容しつつロール紙2に対して傾きのない画像を印刷するときの動作について説明する。なお、説明の都合上、カラーインクジェットプリンタ20の光学センサ44によるロール紙2の傾きの検出動作についてまず説明し、その後、コンピュータ100における印刷指令の作成処理について説明する。
図4は、CPU61による印刷指令の作成処理中において、ロール紙2の傾き補正処理を実施することがユーザによって選択されてCPU61がカラーインクジェットプリンタ20に対して傾き検出処理の実行を指示したときの光学センサ44の動作を示している。
図4(a)に示すように、傾き検出動作は、まず、上記検出処理の開始信号を受けたとき、CPU61がキャリッジ駆動制御部67を介してキャリッジ駆動ユニット30のキャリッジ34を走査方向に往復動作させてキャリッジ34に装着された光学センサ44を作動させて、キャリッジ用レール36に沿ってロール紙2の側端のある位置を検出する。ここで、図4に示すように、レール36に沿って移動する光学センサ44の検出ラインをX軸とし、この検出ラインにおいて本来あるべきロール紙2の左側端のラインをY軸とし、本来あるべきロール紙2の左側端の位置を(0,0)とすると、傾いたロール紙2の左側端は(x,0)として検出される。なお、カラーインクジェットプリンタ20のCPU121は、光学センサ44の検出信号に基づいてロール紙2の左側端の座標を算出するプログラムをP−ROM122に格納しており、こうした光学センサ44の動作時にこのプログラムをRAM123に読み込んだうえこうした処理をさせている。また、ロール紙2において光学センサ44の検出ラインに対応されたラインをAラインというものとし、距離yだけ紙送り方向にロール紙2が送られたとき光学センサ44の検出ラインに到達するラインをBラインというものとする。
次いで、図4(b)に示すように、CPU61は、ローラ駆動制御部69を介してローラ駆動ユニット50の紙送りモータ52を駆動させて紙送りローラ53を紙送り方向に距離yだけ送る。これにより、光学センサ44の検出ライン(X軸)上には、ロール紙2のBラインが到達している。ここで、再びキャリッジ34を走査方向に駆動して、ロール紙2の左側端の位置を検出する。ここで、図4に示すように、本来あるべき左側端の位置を(0,y)とすると、傾いたロール紙2の左側端は(x’,y)として検出される。
なお、この距離y分の紙送りは、通常、印刷実行指令を受けたときに実施する紙送り距離に一致させることもできるし、また、より高精度に傾きを検出する場合には、この距離yを長くすることもできる。また、一旦送ったロール紙2は、光学センサ44の動作後に巻取りモータ54によってロール紙2をロール紙固定軸55に巻きとってもよい。
こうしたロール紙2のAラインの左側端の座標(0,x)及びBライン上の左側端の座標(x’,y)を検出することでロール紙2の傾きは、例えば、Tanθ=|x−x’|/yで算出されるθとすることができる。なお、各種の判定に用いる傾きデータは、これらの座標値であってもよいし、xとx’とのみであってもよいし、これらの差分値であってもよい。データの形態は、判定内容等に応じて適宜設定し、必要に応じて座標値等を加工して用いればよい。
次に、コンピュータ100においてユーザがアプリケーションを利用して、各種の印字条件を設定した上、ロール紙2の傾きを相殺してロール紙2が傾いていてもこうした傾きを相殺する補正処理を実行するとの要求を含む印刷指令の作成をCPU121に指示したときに、CPU121及びカラーインクジェットプリンタ20のCPU61が実行する処理について説明する。図5には、CPU121における処理の流れとCPU61における処理の流れのシーケンスチャートの一例を示す。
図5に示すように、CPU121は、ユーザから印刷指令作成の指示を受けると、与えられた印刷条件に基づいて印刷指令作成処理を実行する。この処理ではまず、印刷指令に係る画像情報をロール紙2上に画像を形成するためのイメージデータを作成する(ステップS110)。イメージデータを作成後、ユーザによって作成された指示内容中にロール紙2の傾きを相殺する補正処理の要求が含まれているかどうかチェックし(ステップS120)、こうした要求が含まれている場合には、CPU121は、カラーインクジェットプリンタ20に対して傾き検出動作及び一連の処理を実行することを指示する(ステップS130)。CPU121は、こうした指示の出力に伴って、ロール紙2のジャムや印刷不良を回避可能に許容される傾きに関する傾き許容情報を出力する。一方、こうした要求が含まれていない場合には、作成したイメージデータを伴ってカラーインクジェットプリンタ20に対して印刷指令を出力する(ステップS180)。なお、傾き許容情報は、予めカラーインクジェットプリンタ20のEEPROM65に格納しておき、CPU61が適宜EEPROM65から取り出すようにしてもよい。
ここで、傾き検出動作等の実行指示を受けたカラーインクジェットプリンタ20における傾き情報の処理の一例について、主として説明する。カラーインクジェットプリンタ20のCPU61は、CPU61からの指示を受けると、まず、ロール紙2がセットされているかどうかをチェックし(ステップS310)、ロール紙2が少なくとも所定位置に到達されている場合には、傾き検出処理を実行する(ステップS320)。ロール紙2がセットされていない場合には、カラーインクジェットプリンタ20の表示部80にロール紙2のセットを促す表示若しくは警告表示をして(ステップS330)、ロール紙2がセットされるまで待機する。
ロール紙2がセットされると、CPU61は、既に説明したように、キャリッジ駆動制御部67やローラ駆動制御部69を介してキャリッジ駆動ユニット30やローラ駆動ユニット50を駆動させるとともに、光学センサ44を作動させて、傾き検出動作を実行し、所定の傾きデータを得る(ステップS340)。
次いで、得られた傾きデータとコンピュータ100のCPU121から送信された傾き許容情報とを対比して、ロール紙2の現在のセット状態が許容される傾き範囲内かどうかを判定する(ステップS350)。ロール紙2の傾きが許容される範囲内であるときには(ステップS360)、その傾きデータをCPU121に出力し(ステップS370)、この傾き情報検出処理を終了する。
一方、ロール紙2の傾きが許容される範囲外のときには、ロール紙2のジャムが予測されることになるため、ロール紙2のリセットを要求する警告情報をカラーインクジェットプリンタ20の表示部80に表示して(ステップS380)、ユーザのロール紙2のリセット及びリセットボタン操作を待って(ステップS390)、ステップS310に戻る。
ここで、コンピュータ100のCPU121による処理に戻って説明する。CPU121は、傾きデータを取得し(ステップS140)、この傾きデータに基づいて傾き補正が必要か不要かを判定する(ステップS150)。すなわち、傾きデータからロール紙2の傾きがないとされるときには、ロール紙2の傾きを相殺する傾き補正は必要がないため、ステップS110で作成したイメージデータに所定情報を付随させた印刷指令としてカラーインクジェットプリンタ20に対して出力する(ステップS180)。なお、ロール紙2の傾きがないとされる場合とは、傾きが0か、傾きがほとんどなく相殺補正が不可能な場合等が挙げられる。
CPU121が傾きデータから傾きがあると判定した場合には、さらに、ロール紙2の傾きを相殺する補正が可能であるか否かを判定する(ステップS160)。この判定では、例えば、図6に示すように、傾いて印刷しようとする画像200のイメージ210の側端縁C又はDが印字可能領域300のキャリッジ36の走査方向に沿う幅を越える場合には、補正が不可能であると判定される。このような場合、傾いたロール紙2に対して傾いた画像200を印刷することでロール紙2に対して適切な姿勢の画像200を印刷できるものの、画像200の側端縁C’又はD’の少なくとも一部が欠けた画像200が得られてしまうからである。なお、こうした判定は、補正前のイメージデータを予め作成し、その側端縁データ(輪郭のデータでもよい)を用いることで容易に行うことができる。
したがって、例えば、ロール紙2上において画像200の側端縁C’、D’から印字可能領域300の輪郭までが数mm程度しかない場合や紙送り方向に長い画像200を印刷する場合には、ロール紙の傾きが比較的小さくても傾きを相殺する補正が不可能と判定される。こうした判定がなされた場合には、例えば、「傾き相殺補正ができませんでした。」とのエラー表示をコンピュータ100の表示部102に表示して(ステップS190)、印刷指令作成処理を終了する。
ステップS160でロール紙2の傾きを相殺する補正が可能であると判定された場合には、取得した傾きデータに基づいて、一旦作成したイメージデータを補正して、ロール紙2の傾きを相殺できるように、該傾きに応じて傾斜した画像200を印刷するためのイメージデータを作成する(ステップS170)。このイメージによって作成される画像は、図7(b)に示すように紙送り方向に対して傾いているが、図7(c)に示すように、傾いたロール紙2に印刷する限りにおいては、ロール紙2に対して正しい姿勢で印刷されることになる。また、画像200の側端縁C、Dも欠けることなく印刷されることになる。なお、イメージデータの傾きを変換する補正は、例えば、座標変換などの手法によって可能である。
次いで、CPU121は、補正したイメージデータのほか所定情報を付随させた印刷指令をカラーインクジェットプリンタ20に対して出力し(ステップS180)、印刷指令作成処理を終了する。
こうした一連の処理により、コンピュータ100のCPU121により作成された印刷指令は、カラーインクジェットプリンタ20のCPU121により受信されて実行され、ロール紙2の傾きの有無に関わらずロール紙2に対して正しい姿勢の画像200が欠けることなく印刷される。
以上説明した本実施形態の画像形成システム10によれば、ロール紙2のセット時の傾きがジャムを回避できる範囲内等である場合には、傾いたロール紙2に対して、ロール紙2の傾きを相殺可能な傾きを伴う傾いた画像200のためのイメージデータが作成される。このため、ロール紙2上に得られる画像200は、ロール紙2に対して傾きのない状態となっている。したがって、この画像形成システム10によれば、ジャム発生を回避しつつ、しかもロール紙2の傾きに関わらず正しい姿勢で傾きのない画像200を形成することができる。
また、本実施形態の画像形成システム10によれば、ユーザに対してロール紙2の微調整を要求することなくロール紙2に対して傾きのない画像200を形成することができる。
さらに、本実施形態の画像形成システム10によれば、一旦、傾き補正をしないイメージデータを作成し、その後、補正が必要であってかつ補正が可能である場合において、傾きデータに基づいて傾きを相殺する補正を一旦形成したイメージデータに施すことにより、補正が必要な場合に容易に補正後のイメージデータを得ることができる。また、傾きを相殺する補正が可能であるか否かを判定する際においても、予めイメージデータを作成しておくことで、容易にイメージを傾けた場合の側端縁の座標を取得することができる。
さらに、本実施形態の画像形成システム10によれば、画像200を得るためのイメージ210の側端縁C,Dが印字可能領域300の幅の範囲内にあるときに、傾きを相殺するイメージデータを作成し、前記幅の範囲外にあるときには、エラー表示をして印刷指令の作成を中止する。このため、ロール紙2に対して画像が大きいかあるいは画像の紙送り方向に沿う長さが長い場合には、印刷を中止して側端が欠けた画像の形成を回避し、そうでない場合には、ロール紙2に対して正しい姿勢でかつ側端の欠けのない画像を印刷することができる。
さらにまた、本実施形態の画像形成システム10によれば、ジャムの発生を回避できる程度の傾きの場合には印刷処理を行うこととして、しかも、傾いたロール紙2に対して正しい姿勢となるようにイメージデータを作成して印刷処理を行うため、不適切な姿勢の画像が用紙に印刷されることを回避し、これにより用紙やインクなどの無駄な使用を排除することができる。また、画像によってはロール紙2に対する画像200の傾きが目立つ場合や微妙な傾きも許容されない場合があり、ロール紙2に対する画像200の姿勢の精度の向上が求められるようになってきている。本実施形態の画像形成システム10は、そうした要請に応えることができる。
以上説明した本実施形態においては、印刷指令作成処理のステップS110やステップS170等を実行するCPU121が本発明の出力情報作成手段に相当し、インクジェットプリンタ20の光学センサ44及び傾き検出処理のステップS340を実行するインクジェットプリンタ20のCPU61並びに印刷指令作成処理のステップS130、ステップS140を実行するコンピュータ100のCPU121が、本発明の記録媒体傾き情報取得手段に相当している。また、印刷指令作成処理のステップS120〜ステップS170等を実行するコンピュータ100のCPU121及び傾き検出処理のステップS350〜ステップS370等を実行するインクジェットプリンタ20のCPU61が本発明の画像処理制御手段に相当している。なお、傾き検出処理のステップS350〜ステップS370を実行するインクジェットプリンタ20のCPU61が画像形成装置の記録媒体傾き情報処理手段にも相当している。また、印刷指令をインクジェットプリンタ20に対して発信するコンピュータ100が、画像形成指令作成装置に相当する。
以上説明した本発明の実施形態では、一旦、ロール紙2の傾きを補正しないイメージデータを作成し、その後、傾きを相殺する補正が可能であるときには傾きデータに基づいて予め作成したイメージデータを補正するものとしたが、補正していないイメージデータを作成するのは、傾き情報を取得する前でなく、傾き情報を取得した後でもよい。また、予めイメージデータを作成することなく、傾きを相殺する補正が可能であるときに、初めて傾きを相殺するイメージデータを作成するものとしてもよい。
また、本実施形態では、印刷指令の作成処理中に、傾きデータをインクジェットプリンタ20から取得して補正後のイメージデータを作成し、この補正後のイメージデータを伴う印刷指令をコンピュータ100からインクジェットプリンタ20に出力するものとしたが、これに限定するものではなく、例えば、補正前のイメージデータと傾き補正要求、さらには判定処理に必要な各種情報を含む印刷指令を作成して、インクジェットプリンタ20に出力し、インクジェットプリンタ20がこの印刷指令のコマンド解釈して、傾き検出処理を実行し、傾きデータを取得し、傾きデータに基づいて傾きを相殺する補正をするか否か等の一例の処理を行い、さらに、この結果、傾き補正したイメージデータを作成してもよい。また、例えば、コンピュータ100からラスターデータ化されていない画像情報を伴う印刷指令をインクジェットプリンタ20が受信して、印刷指令作成処理及び傾き検出処理の全てをインクジェットプリンタ20側で実施するようにしてもよい。
本実施形態では、ロール紙2の傾き検出動作は、印刷指令作成処理中のCPU121から検出動作実行指示に基づいて行うものとしたが、これに限定するものではなく、例えば、インクジェットプリンタ20は、コンピュータ100からの指示や印刷指令とは無関係に傾き検出動作をするようにしてもよい。例えば、プリンタ20の表示部80からの入力によって、現在セットされている用紙の傾きを検出する動作をさせ、好ましい範囲内かどうかを表示部80に表示させるようにしてもよい。こうすることで、印刷指令作成前に用紙状態を確実に画像が印刷される傾き状態にセットしておくこともできる。この結果、印刷作成指令指示後の各種エラー表示を回避して用紙に対して正しい姿勢の画像を確実に形成させることができる。こうした画像形成装置は、例えば、セットされた記録媒体の傾きを検出して該傾きについての記録媒体傾き情報を取得する手段と、前記記録媒体傾き情報が所定範囲内であるかどうかを判定する手段と、該判定結果を表示手段に出力する手段とを備えるものとして構成できる。また、前記所定範囲外にあるときには、リセット表示などをすることができる。こうした画像形成指令やその作成とは独立したあるいはこれらに先立つこうした傾き検出並びに調整動作の結果は、プリンタ20のコントローラ120のRAM123内の所定領域に格納しておくことができ、プリンタ20あるいはコンピュータ100による画像形成指令の作成や画像形成指令の実行時において適宜参照するようにしてもよい。
また、本実施形態では、光学センサ44による傾き検出動作は、ロール紙2の印刷準備のための紙送り動作と兼用するものとしたが、これに限定するものではない。本実施形態では、記録媒体としてロール紙2を用いて説明したが、これに限定するものではなく、単票用紙にも適用することができるし、他の各種の形態の用紙にも適用することができる。また、単票用紙の場合において画像形成装置に手ざしカセットや据え置き型の単票用紙用カセットが装備されている場合には、こうした画像形成装置の用紙送り機構やセット機構を適宜利用して用紙の傾き検出動作を行うことができる。
なお、コンピュータ100側の一例の印刷指令作成処理は、コンピュータ100にインストールされるプリンタドライバプログラムによってコンピュータ100において実行されるものとしてもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置としてインクジェットプリンタ20を使用するものとしたが、カラーレーザープリンタ、モノクロレーザカラーレーザプリンタやインクジェットプリンタなどの各種のプリンタに適用してもよく、ファクシミリ、複写機などのプリンタ以外の画像形成装置や複合機に適用してもよい。
さら、本実施例では、本発明をインクジェットプリンタ20を画像形成装置とする画像形成システム10の形態として説明したが、本発明は、画像処理装置、画像形成指令作成装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラムの形態として実施することができる。
以上、本発明の最良の実施の形態について画像形成システムの実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得る。
本実施形態の画像形成システムの概略を示す図。 カラーインクジェットプリンタの傾き検出動作に関わる構成図。 本実施形態の画像形成システムにおける制御信号等の入出力を示すブロック図。 光学センサが用紙の傾きを検出するときの動作を示す図。 印刷指令作成についてのシーケンスチャートの一例を示す図。 イメージの側端縁と印字可能領域との関係を示す図。 傾き補正なしの記録画像と印刷時における記録画像と傾き補正ありの記録画像とを示す図。
符号の説明
2 ロール紙、10 印刷システム、12 LAN、20 インクジェットプリンタ、30 キャリッジ駆動ユニット、32 キャリッジモータ、34 キャリッジ、36 キャリッジ移動用レール、40 ヘッド駆動ユニット、42 印刷ヘッド、44 光学センサ、50 ローラ駆動ユニット、50a 紙送りローラ駆動ユニット、50b 巻取りローラ駆動ユニット、51 紙送りモータ 、52 ロール紙固定軸、53 ローラ、54 巻取りモータ、55 ロール紙固定軸、60 コントローラ、61 CPU、62 P−ROM、63 RAM、64 CG、65 EEPROM、66 インターフェース、67 キャリッジ駆動制御部、68 ヘッド駆動制御部、69 ローラ駆動制御部、70 ネットワークインターフェース、71 バス、80 表示部、100 コンピュータ、102 表示部、120 コントローラ、121 CPU、122 P−ROM、123 RAM、124 CG、126 インターフェース、200 画像、210 イメージ、300 印字可能領域。

Claims (11)

  1. 画像処理装置であって、
    記録媒体上に画像を形成するのに必要な出力情報を作成する出力情報作成手段と、
    画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての記録媒体傾き情報を取得する手段と、
    前記傾き情報取得手段により取得される前記記録媒体傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記出力情報作成手段が、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成するよう制御する画像処理制御手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記出力情報作成手段は、前記記録媒体傾き情報に基づかない補正前出力情報を作成し、その後前記記録媒体傾き情報に基づいて前記補正前出力情報を補正して前記傾斜出力情報を作成する手段である、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記出力情報作成手段は、前記記録媒体傾き情報に基づかないで作成された補正前出力情報を画像形成指令作成装置から画像形成指令に伴って取得し、前記記録媒体傾き情報に基づいて前記補正前出力情報を補正して前記傾斜出力情報を作成する手段である、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定範囲は、前記記録媒体のジャムを回避可能な傾きの範囲である、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記所定範囲は、前記記録媒体のジャムを回避可能であって、かつ前記傾斜出力情報に基づく画像が画像形成装置において準備される印字領域内に形成可能な傾きの範囲である、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 画像形成指令作成装置であって、
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置を備え、
    前記傾斜出力情報を伴う画像形成指令を作成する、画像形成指令作成装置。
  7. 画像形成装置であって、
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置を備え、
    前記傾いてセットされた記録媒体に前記傾斜出力情報に基づく画像を形成する、画像形成装置。
  8. 画像形成装置であって、
    セットされた記録媒体の傾きを検出して該傾きについての記録媒体傾き情報を取得する手段と、
    前記記録媒体傾き情報が所定範囲内であるときには、前記記録媒体傾き情報を出力情報作成手段に出力し、前記所定範囲外にあるときには、前記記録媒体の傾きについての警告情報を出力する記録媒体傾き情報処理手段と、
    を備える、画像形成装置。
  9. 画像形成システムであって、
    画像形成指令作成装置と、
    画像形成装置と、
    を備え、
    前記画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成し、該傾斜出力情報に基づいて画像を形成する、システム。
  10. 画像形成指令作成方法であって、
    (a)画像形成装置にセットされた記録媒体の傾きについての記録媒体傾き情報を取得するステップと、
    (b)前記記録媒体傾き情報が所定範囲内にあるときには、前記記録媒体傾き情報に基づき前記記録媒体の傾きを相殺可能に傾斜される傾斜出力情報を作成し、該傾斜出力情報を伴う画像形成指令を作成するステップと、
    を実行する、画像形成指令作成方法。
  11. 画像形成指令作成のためのプログラムであって、
    請求項10に記載の各ステップを実行させる、プログラム。
JP2005311501A 2005-10-26 2005-10-26 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム Pending JP2007122254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005311501A JP2007122254A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005311501A JP2007122254A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007122254A true JP2007122254A (ja) 2007-05-17

Family

ID=38146057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005311501A Pending JP2007122254A (ja) 2005-10-26 2005-10-26 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007122254A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010069820A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Brother Ind Ltd 印刷装置
CN106313920A (zh) * 2015-07-02 2017-01-11 精工爱普生株式会社 印刷控制装置以及印刷装置
JPWO2018078754A1 (ja) * 2016-10-27 2019-08-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
KR20200083432A (ko) * 2011-02-21 2020-07-08 3디포토웍스 엘엘씨 3차원 디지털 인쇄 방법 및 장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010069820A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Brother Ind Ltd 印刷装置
KR20200083432A (ko) * 2011-02-21 2020-07-08 3디포토웍스 엘엘씨 3차원 디지털 인쇄 방법 및 장치
KR102238944B1 (ko) 2011-02-21 2021-04-12 3디포토웍스 엘엘씨 3차원 디지털 인쇄 방법 및 장치
CN106313920A (zh) * 2015-07-02 2017-01-11 精工爱普生株式会社 印刷控制装置以及印刷装置
JP2017013393A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置及び印刷装置
CN106313920B (zh) * 2015-07-02 2020-07-07 精工爱普生株式会社 印刷控制装置以及印刷装置
JPWO2018078754A1 (ja) * 2016-10-27 2019-08-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9440463B2 (en) Print control apparatus, control method thereof, and storage medium
US6887003B2 (en) Printing system to print continuous sheet without any margin, and to automatically cut the sheet
JP2007122254A (ja) 画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
US8917416B2 (en) Display control apparatus, display control method, and program
JP2015160414A (ja) 画像形成システム
JP6812809B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置並びに画像形成制御プログラム
JP2006015494A (ja) 印刷指示装置およびこれを備える印刷装置、印刷指示装置用プログラム
US10166793B2 (en) Serial-type recording apparatus
JP3740846B2 (ja) プリンタ、印刷命令生成装置および印刷システム
JP4770172B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、プログラム、及びコンピュータシステム
JP5261603B2 (ja) インクジェットプリンタ、印刷方法、及びプログラム
JP2007196422A (ja) プリンタの制御装置
JP2014240158A (ja) 記録制御装置、記録方法及びプログラム
JP4411902B2 (ja) 画像処理装置
CN113199876B (zh) 打印设备及控制方法
JP2005306043A (ja) プリンタ、印刷命令生成装置および印刷システム
JP2005254822A (ja) プリンタ、印刷命令生成装置および印刷システム
JP2001001617A (ja) 画像記録装置
US20230229880A1 (en) Printing apparatus
JP2009155013A (ja) 記録装置、及び、記録装置の制御方法
JP2010017995A (ja) インクジェットプリンタ
JP5101320B2 (ja) インクジェットプリンタ、印刷方法、及びプログラム
JP2008062600A (ja) プリンタの制御方法及びプリンタの制御プログラム
JP2005246767A (ja) 印字制御方法及びプリンタ装置
US8777362B2 (en) Data generation apparatus, data generation method, and program