JP2007122159A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はホスト機器で作成した印刷データを印刷装置で印刷する印刷システムに関し、特にホスト機器の出力ポートを着脱可能な不揮発性メモリとし、不揮発性メモリに印刷データと共に自動印刷用の制御データを格納し、印刷処理を行う印刷システムを提供するものである。
【解決手段】ホストコンピュータ1の印刷アプリケーション4によって作成した印刷データと共に、印刷設定部7によって設定した印刷制御の制御データを不揮発性メモリ2に送信し、当該不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着して不揮発性メモリ2から上記制御データを読み出し印刷制御を行う構成であり、例えば自動印刷の設定や印刷有効期限の設定を行い、不揮発性メモリ2を介在することによってホストコンピュータ1で作成した印刷データを印刷装置3により印刷させ、セキュリティを確保した印刷システムとするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホスト機器で作成した印刷データを印刷装置で印刷する印刷システムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器で作成された印刷データをプリンタ装置で印刷する印刷システムでは、セキュリティの確保が重要である。従来、印刷システムにおけるセキュリティに関しては、暗号化通信などによる印刷経路でのデータの暗号化処理、及び親展印刷により出力される印刷物の持ち去りを防ぐ提案がなされている。
また、着脱可能な不揮発性メモリを使用したデータの印刷に関しては、デジタルカメラを主な対象として、カード媒体等の不揮発性メモリに記録した画像の内、指定したものを自動的に印刷する処理によりセキュリティを確保している。
例えば、特許文献1には記憶媒体からの印刷において、個人利用における印刷物の仕分け作業、及びプリントサービス業務における各種仕分け作業の自動化と効率化を図る発明が開示されている。また、特許文献2には撮像装置とプリンタ装置を無線又は有線で接続し、撮像装置で撮影した画像をプリンタ装置で自動的に印刷可能とするシステムが開示されている。
特開2002−36682号公報 特開2003−46943号公報
しかしながら、従来のセキュリティ印刷においては、以下の問題がある。
先ず、データ経路での暗号化としては一般的にSSL(secure socket layer)通信が使用されており、強固なセキュリティが保たれるが、SSLの通信は認証局やセキュリティ鍵を用意する必要があり、設定が複雑である。
また、親展印刷においては、プリンタ装置の画面で親展印刷として登録されているジョブの中から、印刷を行うジョブを選択し、暗証番号を入力する必要があり、操作に手間が掛かる。
一方、着脱可能な不揮発性メモリを介して印刷を行う方法は、プリンタ装置が対応している所定のフォーマットに印刷するファイルを変換して、特定形式でファイルを格納する必要があるため、通常の印刷のように印刷機能を持つアプリケーションからそのまま印刷することができない。
そこで本発明は、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器の出力ポートを着脱可能な不揮発性メモリとし、不揮発性メモリに印刷データと共に自動印刷用の制御データを格納し、印刷処理を行う印刷システムを提供するものである。
上記課題は本発明の印刷システムによれば、印刷データを作成すると共に、該印刷データの印刷制御を行う制御データの設定を行うホスト機器と、該ホスト機器に着脱可能であると共に、印刷装置にも着脱可能である不揮発性記憶手段と、前記ホスト機器から供給される前記印刷データと、前記制御データを記憶する前記不揮発性記憶手段を装着し、該不揮発性記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記制御データに従って印刷処理を行う印刷装置とを有する印刷システムを提供することによって達成できる。
また、前記制御データは、例えば前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着した際、自動的に印刷処理を実行させる制御情報である。また、前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う有効期限の情報である。
また、前記制御データは、例えば前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際の印刷開始頁の情報である。また、前記制御データは、例えば前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際の印刷装置の機種情報である。また、前記制御データは、例えば前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際のグループ名の情報である。
さらに、例えば前記不揮発性記憶手段の認証を行う認証手段が前記印刷装置に配設され、又は前記不揮発性記憶手段の認証を行う認証手段が前記ホスト機器に配設されている。
上記課題の解決手段によれば、ホスト機器によって作成された印刷データは、制御データと共に不揮発性メモリに記録され、更に不揮発性メモリを印刷装置に装着することにより、制御データに従った印刷処理を行うことができ、ホストコンピュータの印刷データのセキュリティを確保しつつ印刷装置によって印刷処理を行うことができる。
また、印刷処理に有効期限を設けることにより、印刷が不要となった印刷データの印刷処理を無くし、実際に必要な印刷データのみを印刷出力でき、用紙の無駄を無くすこともできる。
また、電源がオフされた場合等において、印刷開始オフセット値を記録し、再度印刷処理を開始する際、途中の頁から印刷を再開することが可能である。
さらに、機種情報やファイルのグループ分け等の情報を制御データファイルに記録することによって、効率のよい印刷処理を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の印刷システムの構成図である。本例はホスト機器であるホストコンピュータ1で作成した印刷データを、着脱可能な不揮発性メモリ2を介して印刷装置3に送り、印刷装置3によって印刷処理を行うシステムである。
先ず、ホストコンピュータ1内の構成を説明する。ホストコンピュータ1は印刷アプリケーション4、及び印刷制御部5で構成されている。印刷制御部5は印刷出力用API6、印刷設定部7、印刷スプーラ部8、プリンタドライバ部9、及びポート制御部10で構成されている。
印刷アプリケーション4は、印刷制御部5を利用して印刷データの作成を行い、印刷出力用API6を呼び出すことで、印刷スプーラ部8に印刷データを送信する。また、印刷アプリケーション4から呼び出すことが可能な印刷設定部7のユーザインターフェース画面を通じて、印刷方法の設定を行う。尚、この設定情報も印刷データと共に印刷スプーラ部8に送信される。
図2は印刷アプリケーション4による印刷方法の設定を説明する図である。印刷アプリケーション4は、ユーザの指示により、同図に示す印刷ダイアログを開く。そして、先ず印刷を行うプリンタ名を選択する。この印刷装置(プリンタ装置名)の選択は、予めホストコンピュータ1から印刷可能である機器として登録されている印刷装置一覧から選択する。例えば、同図ではプリンタA、プリンタB、・・・プリンタHの選択が可能である。
また、同図に示す「印刷設定」ボタンは、用紙サイズ、給紙方法、カラー/モノクロ、両面印刷/片面印刷等の印刷方法を設定するボタンであり、この「印刷設定」ボタンを押下することにより、上記各条件の設定が可能である。また、「印刷」ボタンは、印刷処理の開始を指示するボタンである。
一方、前述の図1に示す印刷スプーラ部8は、印刷出力用API6から受信した印刷データをプリンタドライバ部9に出力し、プリンタドライバ部9において印刷装置3によって印刷可能な中間コードに変換し、ポート制御部10に出力する。ポート制御部10は印刷データに対して必要な加工を行い、所定のポートから印刷データを出力する。本例では、出力するポートに着脱可能な不揮発性メモリ2が装着され、この不揮発性メモリ2に印刷データ及び制御データを出力する。
一方、印刷装置3は不揮発性メモリ制御部11、LAN I/F制御部12、印刷機構部13、印刷制御部14、表示操作制御部15、及び表示操作部16で構成されている。不揮発性メモリ制御部11は、着脱可能な不揮発性メモリ2から印刷データや制御データを読込み、制御データの指示に従い、印刷データを印刷制御部14に送信する処理を行う。また、LAN I/F制御部12はホストコンピュータ1との間で通信回線を通じて信号の授受を行う。
印刷制御部14は印刷データを画像メモリに展開し、印刷機構部13を介して印刷出力を行い、印刷結果を不図示の排紙部に出力する。尚、表示操作制御部15は、印刷状況やプリンタ設定の表示・操作を表示操作部16に行うための制御部である。
図3は印刷装置3のポート設定を示すものであり、同図の例では着脱可能な不揮発性メモリ2として、USBフラッシュメモリが設定されており、ポート名はUSBフラッシュメモリより取得されるベンダーID/プロダクトID/シリアル番号(例えば、USBMEM-0101-8001-910001)である。
図4は印刷データと共に、不揮発性メモリ2に送信される制御データの例であり、各ファイル名と対応する処理内容がそれぞれレコードとして記録されている。例えば、ジョブ名は印刷データの表記名で記録され、例えば印刷装置3の表示操作部16で一覧表示する際にも使用される。本例では、ジョブ名として「ABCマニュアル」、「KKK図面」、「000ホームページ」等のジョブ名が記録されている。
また、自動印刷は、着脱可能な不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着した際、自動的に印刷をする/しないの選択を行うものであり、例えば“する”に設定されている場合、不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着した際、自動的に印刷処理が開始される。
また、印刷後処理の記録は、印刷装置3による印刷処理が終了した後の処理を登録するものであり、例えば“削除”は印刷データファイル、及び制御データファイルを全て削除する処理であり、“自動印刷解除”は印刷データファイルはそのまま残し、制御データの自動印刷をしないに変更する処理である。また、“変更無し”は制御レコードも含めて現状のままとするものである。尚、部数は印刷する部数を示し、これらの設定は印刷設定を通じて指定することが可能である。
以上の構成において、以下に本例の処理を説明する。
図5は前述のポート制御部10に着脱可能な不揮発性メモリ(USBフラッシュメモリ)を装着し、印刷データ及び制御データを転送する際の処理を説明するフローチャートである。
先ず、印刷開始指示を待つ(ステップ(以下、Sで示す)1)。この指示は、前述の図2に示す印刷ボタンを押下することによって実行され、印刷開始の指示を受けると(S1が印刷開始指示)、ポートへの出力が可能であるか確認するため、USBフラッシュメモリの検索を行う(S2)。尚、図2に示すキャンセルボタン等の押下により、終了指示があると処理を終了する(S3)。
上記USBフラッシュメモリの検索は、図6に示すフローチャートに従って行われ、先ずディスク一覧を取得し(S2−1)、ディスク一覧分ループする(S2−2)。このディスク一覧は、ホストコンピュータ1に予め登録されており、例えば前述のUSBフラッシュメモリを検索する(S2−3)。
ここで、USBフラッシュメモリが見つかると(S2−3がY(イエス))、ベンダーID、プロダクトID、シリアル番号が一致するディスクを検索する(S2−4)。本例においては、前述のUSBMEM-0101-8001-910001に一致するディスクの検索を行う。
ここで、シリアル番号等が一致するディスクが見つかると(S2−4がY、S4がY)、該当するプリンタ設定情報を取得する(S5)。一方、シリアル番号等が一致するディスクが見つからない場合(S4がN)、ディスク一覧分ループを繰り返し(S2−5)、処理を継続する。また、該当するメモリが存在しない場合、エラー通知を行う(S6)。
次に、印刷データを受け取った不揮発性メモリ2では、所定のファイル名、例えばUSBフラッシュメモリ内で重複しないユニークな名称を使用してファイルを作成する(S7)。そして、印刷データ分ループし、印刷データを取得し(S8、S9)、印刷データをファイルに書き込む(S10、S11がY)。尚、容量不足等の理由により書込み途中でエラーが生じた場合、当該印刷データのファイルを削除し、エラー通知を行う(S11がN、S12、S13)。
次に、不揮発性メモリ2に印刷データ、及び制御データを全て書込むと、書き込んだ制御データ内のプリンタ設定情報により制御レコードを生成し(S14)、制御データファイルに追記する(S15がY、S16)。尚、制御データファイルが無い場合、制御データファイルを作成し(S17)、上記データを書き込む(S16)。
以上のようにして、印刷データ、及び制御データが書き込まれた不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着した場合の処理を図7乃至図10に示すフローチャートに従って説明する。
先ず、図7に示すように、指示待ち状態(ステップ(以下、STで示す)1)から、不揮発性メモリ2が印刷装置3に装着されると、不揮発性メモリ制御部11はこれを検知し、装着制御を行う(ST2)。また、後述する印刷完了通知を受けると印刷完了制御を行う(ST3)。
ここで、上記装着制御(ST2)は、図8に示すフローチャートに従って実行される。先ず、制御データファイルを読込み(ST2−1)、制御レコード数分ループし、レコードを順番に読込む(ST2−2)。
次に、自動印刷するか判断し(ST2−3)、自動印刷を行う場合(ST2−3がY)、自動印刷するになっている印刷データを順番に読み込む。すなわち、前述の図4に示す制御データファイルの自動印刷のエリアに記録されているデータを検索し、例えば“する”に設定されているファイルの印刷データを読み込み、印刷制御部14に送り、指定部数分の印刷処理を行う(ST2−4)。以後、上記処理を繰り返し、自動印刷が“する”に設定されているファイルの印刷データを読み込み、印刷処理を繰り返す(ST2−5)。
以上の処理により、ホストコンピュータ1によって作成された印刷データは、制御データと共に不揮発性メモリ2に記録され、更に不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着することにより、制御データに従った印刷処理を行うことができ、ホストコンピュータ1の印刷データのセキュリティを確保しつつ印刷装置3によって印刷処理を行うことができる。
一方、印刷完了制御は、図9に示すフローチャートに従って実行され、印刷処理が完了すると、不揮発性メモリ制御部11は印刷制御部14より印刷完了通知を受け、制御データファイルを読み込み(ST3−1)、通知を受けたジョブと一致する制御レコードを検出し(ST3−2)、印刷後の処理を判断する(ST3−3)。例えば、“削除”である場合、その印刷データファイルと制御データファイル中の制御レコードを削除する(ST3−4)。一方、“自動印刷解除”になっている場合、制御レコードを変更し、制御データファイルを更新する(ST3−5)。
尚、図10に示すフローチャートは着脱可能な不揮発性メモリ2が装着された場合、表示操作部16に追加されるメニューであり、不揮発性メモリ2を選択すると、先ず印刷するか削除するかを選択し(ST4)、印刷の場合、印刷データを一覧から選択し、部数を指定して印刷を実行する(ST5、ST6)。一方、削除の場合、印刷データを一覧から選択し、削除を実行する(ST7)。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
本例は、着脱可能な不揮発性メモリ2に記憶される制御データファイルに有効期限を設定し、該有効期限が経過した印刷データの印刷を中止する印刷制御に関する。以下、具体的に説明する。
図11は制御データファイルの内容であり、基本的に前述の図4に示す制御データファイルに対応するが、本例の場合有効期限のレコードが追加されている。このレコードが追加された結果、有効期限経過後、対応するファイルデータは削除される。
図12は本例の処理を説明するフローチャートであり、不揮発性メモリ2に上記有効期限が設定されている場合の処理を示す。先ず、不揮発性メモリ2から制御データファイルを読込み(ステップ(以下、STPで示す)1)、制御レコード数分ループを行って、レコードを順番に読込む(STP2)。
次に、有効期限後削除モードが記録され、かつ当該有効期限が経過しているか判断する(STP3)。ここで、有効期限後削除のレコードがあり、かつ当該有効期限が経過している場合(STP3がY)、印刷データファイル及び制御データファイルから対応する制御レコードを削除する(STP4)。一方、有効期限が経過していない場合(STP3がN)、次の自動印刷の判断を行う(STP5)。
この自動印刷の判断は前述の図8で説明した処理と同じであり、制御データファイルを参照し、自動印刷を行う場合(STP5がY)、自動印刷の設定が行われた印刷データを順番に読み込み、印刷制御部14に転送し、指定部数分の印刷処理を行う(STP6、STP7)。
このように構成することにより、印刷が不要となった印刷データの印刷処理を無くし、実際に必要な印刷データのみを印刷出力でき、用紙の無駄を無くすこともできる。
尚、本例では印刷データが有効期限を経過した場合、印刷装置3において削除した例を示したが、ホストコンピュータ1においても印刷装置3と同様、装着時に動作するプログラムを用意し、有効期限を経過した場合、制御レコードを参照し、削除処理を行うように構成してもよい。この場合、新たな印刷データを追加する前に、不要なファイルを予め削除することができ、メモリ容量不足を防ぐ効果は大きい。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。
本例は、着脱可能な不揮発性メモリ2を印刷装置3に装着し、印刷処理を行っている際、例えば印刷装置3の電源がオフされ、その後の電源オンにより印刷処理を再開する場合の制御方法である。以下、具体的に説明する。
図13は本例で使用する制御データファイルであり、印刷中に印刷装置3の電源がオフされた場合、次の電源オン時に途中の頁から印刷処理を開始することができるよう、開始頁と開始頁の開始位置にあたる印刷データのオフセット値を記録する。また、印刷装置3の電源オフに限らず、例えば不揮発性メモリ2を一旦外し、電源オン状態の印刷装置3に再度装着した場合等においても本例の構成とすることができる。尚、図13に示すように、初期値は開始頁が“1”であり、開始オフセット値が“0”に設定される。
図14は本例を説明するフローチャートである。先ず、指示待ち状態(ステップ(以下、Wで示す)1)において、後述する何れかの指示があると対応する処理を開始する(W1がY)。例えば、前述と同様、不揮発性メモリ2が印刷装置3に装着されると装着制御が行われる(W2)。また、印刷完了通知を受けると印刷完了制御を行う(W3)。さらに、本例では頁の完了指示に基づいて頁完了制御を行う(W4)。
先ず、装着制御(W2)は、図15に示すフローチャートに従って処理が実行され、不揮発性メモリ2から制御データファイルを読込み(W2−1)、制御レコード数分ループを行って、レコードを順番に読込む(W2−2)。次に、自動印刷を行うか判断し(W2−3)、自動印刷を行う場合(W2−3がY)、自動印刷するに設定されている印刷データの読み込み位置を開始オフセット値に設定する(W2−4)。このオフセット値の設定は後述する。
次に、自動印刷するに設定されている印刷データの読み込み、印刷制御部14に送り、指定部数分の印刷処理を行う(W2−5)。尚、印刷完了制御は前述の図9に示すフローチャートと同様の処理を行う。
一方、頁完了制御は、図16に示すフローチャートに従って実行され、1ページの印刷が完了する毎に頁完了処理が行われる。先ず、頁完了通知があると、制御データファイルを読み込み(W4−1)、現在のジョブ名に対応する制御レコードを検出し(W4−2)、現在最終頁であるか判断する(W4−3)。ここで、最終頁であれば(W4−3がY)、頁数を初期値の“1”に更新し(W4−4)、開始頁オフセット値を初期値の“0”に更新する(W4−5)。
一方、最終頁でなければ(W4−3がN)、頁数を更新し(+1し)、開始頁オフセット値を通知された値に更新する(W4−6、W4−7)。
このようにして、印刷データの印刷処理が1頁完了する毎に、印刷制御部14から不揮発性メモリ制御部11に頁完了通知が出力され、この通知を受けて、上記処理を行い、不揮発性メモリ制御部11は制御データファイルに更新した制御レコードを書き込む(W4−8)。
したがって、制御データファイルには常に更新された開始頁のオフセット値が記録されており、不揮発性メモリ2から印刷データを読み出して印刷処理を行っている際、例えば印刷装置3の電源がオフされた場合でも、上記オフセット値が制御データファイルに残り、再度電源をオンする際、前述の図15に示す処理(W2−4)に従って開始オフセット値が設定され、途中の頁から印刷を再開することが可能となる。本例では、特に大量頁の印刷を行う場合、無駄な印刷を削減でき、また印刷時間も節約できる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について説明する。
本例は、着脱可能な不揮発性メモリ2に予め印刷装置3に設定されている情報をファイルとして格納し、印刷時に当該情報をプリンタドライバ部9で参照することによって、最適な印刷データを生成するものである。以下、具体的に説明する。
図17はプリンタ設定情報の一例を示す。本例では、カラー印刷、片面印刷、非複写牽制印刷をユーザ毎に設定することが可能であり、主に印刷コスト軽減やセキュリティ向上のための印刷制限を行う。例えば、「1」のカラー印刷不可は、モノクロの印刷のみを許可する設定であり、「2」の片面印刷不可は、両面印刷のみを許可する設定であり、「3」の非複写牽制印刷不可は、複写牽制印刷無しの印刷は不可であり、複写牽制印刷のみを許可する設定である。
上記のように構成することによって、印刷装置3が不揮発性メモリ2から印刷データの読み込み印刷処理を行う際、上記条件が設定されており、自動的に予め設定した条件に対応した印刷処理を行うことができる。例えば、同図に示す例の場合、安藤氏の印刷データについては、カラー印刷、片面印刷、及び非複写牽制印刷の全てが不可であり、自動的にモノクロ印刷、両面印刷、複写牽制印刷の指定となる。尚、太田氏、加藤氏などの他のユーザについても、同図に示す通りである。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5について説明する。
本例は、不揮発性メモリ2に複数機種の印刷データを同時に格納し、印刷装置3では自身の印刷データのみを選択して印刷する方法である。以下、具体的に説明する。
図18は本例で使用する制御データファイルであり、レコード内に印刷装置3の機種を識別する情報が追加されている。例えば、同図に示す例では、ファイル名F00001.prn(ジョブ名「ABCマニュアル−A1」)の印刷は、機種A1の印刷装置を使用し、ファイル名F00002.prn(ジョブ名「ABCマニュアル−A2」)の印刷は、機種A2の印刷装置を使用し、ファイル名F00003.prn(ジョブ名「ABCマニュアル−A3」)の印刷は、機種A3の印刷装置を使用する設定である。
図19は、本例の処理を説明するフローチャートである。先ず、制御データファイルを読み込み(ステップ(以下、Uで示す(U1))、制御レコード数分ループを行って、レコードを順番に読込む(U2)。次に、制御レコードを参照し、印刷装置の機種が自身の機種と同一であるか判断する(U3)。ここで、他の機種の場合には制御をスキップする。
一方、印刷装置3の機種が自身の機種である場合(U3が自身)、自動印刷を行うか判断し(U4)、自動印刷を行う場合(U4がY)、該当する印刷データファイルから印刷データを読み込み、部数を指定して印刷制御部14に印刷データを送信する(U5)。
以上のように処理することにより、例えば不揮発性メモリ2に同一のドキュメントの印刷データを複数機種分格納し、印刷時に使用状況を確認して、最も早く印刷可能な印刷装置3により印刷処理を行うことができる。
(実施形態6)
次に、本発明の実施形態6について説明する。
本例は、不揮発性メモリ2に格納された複数の印刷データを合わせて部単位の印刷を行う方法について説明するものである。以下、具体的に説明する。
図20は本例の制御データファイルの一例を示し、複数の印刷データを合わせて部単位印刷を行うための制御データであり、グループ名と部単位の項目が追加されている。グループ名は複数の印刷データを1つに合わせて部単位の印刷を行う際のグループであり、同じグループに指定されているジョブが順番に印刷される。部単位のレコードは、“する/しない”を選択し、部数が複数部指定されている場合、この指定に従い印刷が行われる。
本例の場合、ジョブ名「ABCマニュアル」、「ABCマニュアル2」、「ABCマニュアル3」はグループ1に記録され、ジョブ名「KKK図面」、「KKK文書」はグループ2に記録されている。
図21は、本例の処理を説明するフローチャートである。先ず、制御データファイルを読み込み(V1)、制御レコード数分ループを行って、レコードを順番に読込む(V2)。次に、自動印刷するか判断する(V3)。ここで、自動印刷を行う場合(V3がY)、先ずグループ名が指定されているか判断する(V4)。そして、グループ名が指定されている場合(V4がY)、他の制御レコードを検索し、同じグループ名が指定されているもののリストを作成する(V5)。尚、グループ名が指定されていない場合(V4がY)、当該印刷データのみのリストを作成する(V6)。
次に、部単位の指定であるか判断し(V7)、部単位の指定である場合(V7がY)、部数分ループし(V8)、更にリスト数分ループし(V9)、該当する印刷データファイルから印刷データを読み込み、1部を指定して印刷制御部14に送信する(V10)。次に、リスト順に印刷データを1部ずつ印刷する(V11、V12)。一方、部単位が指定されていない場合(V7がN)、リスト数分ループし(V13)、該当する印刷データファイルから印刷データを読み込み、1部を指定して印刷制御部14に送信し(V14)、リストの順に印刷データを出力する(V15)。
以上のように、本例によれば、不揮発性メモリ2内に格納した複数の印刷データをグループ化し、それらを1つのデータとみなして部単位での印刷処理を行うことができ、特殊な印刷ツールを使用しなくても複数文書の部単位印刷を簡単に行うことができる。
(実施形態7)
次に、本発明の実施形態7について説明する。
本例では、着脱可能な不揮発性メモリとして指紋認証を備えた不揮発性メモリ20を使用した場合について説明するものである。以下、具体的に説明する。
図22は本例の印刷システムのシステム構成図であり、不揮発性メモリ20が指紋認証付きであり、ホストコンピュータ1に指紋認識制御部21が設けられ、印刷装置3にも指紋認識制御部22が設けられている。
指紋認識制御部21の処理は、先ず不揮発性メモリ20の装着時、不揮発性メモリ20から予め登録されている指紋データを取得する。次に、不揮発性メモリ20に装備されている指紋センサから指紋データを読取り、登録されている指紋データとの照合を行う。そして、両指紋データが一致した時、解除用のデータを不揮発性メモリ20に送信し、データの書き込みを可能にする。
不揮発性メモリ20に対するデータの書きが可能になった後、ホストコンピュータ1は不揮発性メモリ20に対して印刷データ、及び制御データの送信を行う。
一方、印刷装置3についても同様であり、指紋認識制御部22は、不揮発性メモリ20の装着時、不揮発性メモリ20から予め登録されている指紋データを取得し、登録されている指紋データとの照合を行い、両指紋データが一致した時、不揮発性メモリ20からのデータの読み出しを可能とする。
以後、不揮発性メモリ20に記録された印刷データ、及び制御データを読み出し、印刷装置3における印刷処理は前述の実施形態1乃至6で説明した通りである。
したがって、本例によれば、使用する着脱可能な不揮発性メモリ20を指紋認証付きとし、指紋認証を行うことを条件として不揮発性メモリ20に対するデータの読み書きを可能とするものである。このように構成することにより、不揮発性メモリ20を紛失した場合でも、印刷データに含まれるデータの漏洩を防ぐことができる。
本実施形態の印刷システムの構成図である。 印刷アプリケーションによる印刷方法の設定を説明する図である。 印刷装置のポート設定を説明する図である。 不揮発性メモリに送信される制御データファイルの一例を示す図である。 実施形態1の処理を説明するフローチャートである。 USBフラッシュメモリの検索処理を説明するフローチャートである。 不揮発性メモリを印刷装置に装着した場合の処理を説明するフローチャートである。 装着制御を具体的に説明するフローチャートである。 印刷完了制御を説明するフローチャートである。 着脱可能な不揮発性メモリが装着された場合の表示操作部に追加されるメニュー選択例である。 実施形態2で使用する制御データファイルの一例を示す図である。 実施形態2の装着制御を具体的に説明するフローチャートである。 実施形態3で使用する制御データファイルの一例を示す図である。 実施形態3の不揮発性メモリ制御を説明するフローチャートである。 実施形態3の装着制御を具体的に説明するフローチャートである。 実施形態3の頁完了制御を具体的に説明するフローチャートである。 実施形態4を説明するプリンタ設定情報の一例を示す図である。 実施形態5で使用する制御データファイルの一例を示す図である。 実施形態5の装着制御を具体的に説明するフローチャートである。 実施形態6で使用する制御データファイルの一例を示す図である。 実施形態6の装着制御を具体的に説明するフローチャートである。 実施形態7を説明するための印刷システムのシステム構成図である。
符号の説明
1・・・ホストコンピュータ
2・・・不揮発性メモリ
3・・・印刷装置
4・・・印刷アプリケーション
5・・・印刷制御部
6・・・印刷出力用API
7・・・印刷設定部
8・・・印刷スプーラ部
9・・・プリンタドライバ部
10・・ポート制御部
11・・不揮発性メモリ制御部
12・・LAN I/F制御部
13・・印刷機構部
14・・印刷制御部
15・・表示操作制御部
16・・表示操作部

Claims (8)

  1. 印刷データを作成すると共に、該印刷データの印刷制御を行う制御データの設定を行うホスト機器と、
    該ホスト機器に着脱可能であると共に、印刷装置にも着脱可能である不揮発性記憶手段と、
    前記ホスト機器から供給される前記印刷データと、前記制御データを記憶する前記不揮発性記憶手段を装着し、該不揮発性記憶手段から前記印刷データを読み出し、前記制御データに従って印刷処理を行う印刷装置と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着した際、自動的に印刷処理を実行させる制御情報であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う有効期限の情報であることを特徴とする請求項1、又は2記載の印刷システム。
  4. 前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際の印刷開始頁の情報であることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の印刷システム。
  5. 前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際の印刷装置の機種情報であることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の印刷システム。
  6. 前記制御データは、前記不揮発性記憶手段を前記印刷装置に装着して印刷処理を行う際のグループ名の情報であることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の印刷システム。
  7. 前記不揮発性記憶手段の認証を行う認証手段が前記印刷装置に配設されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6記載の印刷システム。
  8. 前記不揮発性記憶手段の認証を行う認証手段が前記ホスト機器に配設されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載の印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018116640A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム及び画像形成方法

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