JP2007121479A - デジタルガンマ補正回路およびデジタルガンマ補正方法 - Google Patents

デジタルガンマ補正回路およびデジタルガンマ補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予め設定しなければならないデータ数が少なく、かつ滑らかな補正特性が得られるデジタルガンマ補正回路を提供する。
【解決手段】デジタルガンマ補正回路100は、外部からの領域幅W1と折れ点Pの座標(Xp,Yp)とを含む設定データを設定するデータ設定部101と、設定データに基づき、理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義するための折れ点を含む基本折れ線および折れ点近傍で傾きが徐々に変化する所定の3つの近似線分を表す直線方程式の係数を算出する係数算出部102と、上記係数に基づき入力データをガンマ補正する演算を行う第1から第3までの演算部103a〜103cと、これらの演算結果のうちの1つを適宜選択する結果選択部104とを備える。このことにより理想的なガンマ補正曲線に近いガンマ補正折れ線が得られ、少ないデータ数で滑らかな補正特性が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガンマ補正に関し、さらに詳しくは液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマ表示パネル(PDP:Plasma Display Panel)などの表示装置に主として使用されるデジタルガンマ補正回路およびデジタルガンマ補正方法に関する。
近年、携帯電話、デジタルカメラなどのデジタル画像処理を行う電子機器には高精細かつ高画質な表示装置、例えば液晶表示装置等が使用されることが多い。このような表示装置には、画像をより自然に表示するため、入力されるデジタル画像データに対してガンマ補正を行うデジタルガンマ補正回路が不可欠となっている。また、スキャナやプリンタなとのデジタル画像処理を行う電子機器においても、出力される画像データをより自然なものとするためにデジタルガンマ補正回路が不可欠となっている。
従来、このような液晶表示装置等に使用されるデジタルガンマ補正回路には例えば次のような2つの方式が知られている。第1の方式では、使用される液晶パネル等のガンマ特性に応じて設定される適切な変換値が書き込み専用メモリ(ROM:Read Only Memory)に設定されたルックアップテーブル(以下「LUT」と略称する)に予め記憶されており、デジタルガンマ補正回路は、入力されるデジタル画像データの値に対応した変換値を上記LUTから読み出すことによりガンマ補正を行う。また第2の方式では、デジタルガンマ補正回路は、入力されるデジタル画像データを複数に分割された所定の領域内でそれぞれ直線近似し、その近似直線に基づいてデジタル画像データに対応した変換値を算出することによりガンマ補正を行う。
上記第1の方式を使用する従来のデジタルガンマ補正回路には、入力される映像信号に所定のオフセット値を加算することにより得られるデータに基づき、書き込み専用メモリに設定されたLUTにおいて予め記憶された表示装置の特性に応じた補正データを読み出すものがある(例えば特許文献1を参照)。
また、上記第2の方式を使用する従来のデジタルガンマ補正回路には、液晶パネル等の表示装置のガンマ特性に応じた理想的なガンマ補正曲線を複数の領域に分割し、隣接する2つの領域の境界付近で連接する複数の直線で上記ガンマ補正曲線を近似したとき、これら複数の直線をそれぞれ表す1次式の係数を各直線毎に求め、求められた係数を有する1次式に基づいて入力される映像データに対してガンマ補正を行うものがある(例えば特許文献2を参照)。
さらに、上記第2の方式を使用する従来のデジタルガンマ補正回路には、液晶パネル等の表示装置のガンマ特性に応じた理想的なガンマ補正曲線を複数の直線で近似し、その入力データに対応する折れ点位置(例えばX座標)を固定し、出力データに対応する折れ点位置(例えばY座標)を映像データの入力に先立って演算することにより、映像データに対して高速にガンマ補正を行うものがある(例えば特許文献3を参照)。
特開平8−51557号公報 特開平11−32237号公報 特開平11−120344号公報
しかし、上記特許文献1に記載される従来のデジタルガンマ補正回路は、液晶パネル等の表示装置におけるガンマ特性に応じた補正データを全ての映像データに対する変換値としてLUTに記憶していなければならない。そのため、入力される映像データのビット数が増加するに従って、予め記憶しておかなければならない補正データの数が膨大になる問題点がある。
また、上記特許文献2および上記特許文献3に記載される従来のデジタルガンマ補正回路は、様々なガンマ特性を有する表示装置に対応するためにそれぞれに好適な上記領域の分割位置を設定する必要があり、そのため各表示装置にとって理想的なガンマ補正曲線に近い滑らかな補正特性を得るためには分割される領域数を増やす必要がある。しかし、これら従来のデジタルガンマ補正回路では、分割される上記領域の数に応じて入力データおよび出力データに対応する各折れ点位置をそれぞれ設定する必要があるため、分割領域数が増加するに従って、予め設定しなければならない上記位置データ数が増加するという問題点がある。
そこで、本発明では、様々な特性を有する表示装置に対応するために予め設定しなければならないデータ数が少なく、かつ滑らかな補正特性が得られるデジタルガンマ補正回路およびガンマ補正方法を提供することを目的としている。
第1の発明は、理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義することにより、入力画像データに対してガンマ補正を行うデジタルガンマ補正回路であって、
前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線と、前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分の傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割したときの傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定するデータ設定手段と、
前記データ設定手段により設定された設定値に基づき、前記近似線分を表す一次式の係数を算出する係数算出手段と、
前記係数算出手段により算出された係数のうち、前記入力画像データの値に対応する折れ点における(N−1)個の近似線分を表す(N−1)個の一次式の係数に基づいて、前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値の候補として(N−1)個の出力候補値を算出する(N−1)個の演算手段と、
前記演算手段により算出される前記(N−1)個の出力候補値から前記ガンマ補正折れ線に対応した出力候補値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とする結果選択手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記結果選択手段は、前記入力画像データの値に対応する折れ点で前記基本折れ線が上に凸である場合、前記演算手段により算出される前記(N−1)個の出力候補値のうちの最小値を選択し、前記基本折れ線が下に凸である場合、前記演算手段により算出される(N−1)個の出力候補値のうちの最大値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とすることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記データ設定手段は、前記基本折れ線と、前記各折れ点で隣接する前記2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記データ設定手段は、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とを設定し、
前記係数算出手段は、前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記データ設定手段により設定された前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記係数算出手段は、
前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される分割点の座標を算出する第1の分割点座標算出手段と、
前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記各折れ点から当該折れ点に最も近い前記2つの線分のうちの一方の上の分割点までと、前記各折れ点から当該折れ点に最も近い前記2つの線分のうちの他方の上の分割点までとが略等距離となるよう、前記第2の間隔を算出する間隔算出手段と、
前記間隔算出手段により算出された前記第2の間隔と、前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される分割点の座標を算出する第2の分割点座標算出手段と、
前記第1および第2の分割点座標算出手段により算出された分割点の座標に基づき、前記各近似線分の傾きおよび切片を前記一次式の係数として算出する傾き切片算出手段と、
前記傾き切片算出手段により算出された係数のうち、前記入力画像データに対応する係数を選択し前記演算手段に与える傾き切片選択手段と
を含むことを特徴とする。
第6の発明は、理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義することにより、入力画像データに対してガンマ補正を行うデジタルガンマ補正方法であって、
前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線と、前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分の傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割したときの傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定するデータ設定ステップと、
前記データ設定ステップにより設定された設定値に基づき、前記近似線分を表す一次式の係数を算出する係数算出ステップと、
前記係数算出ステップにより算出された係数のうち、前記入力画像データの値に対応する折れ点における(N−1)個の近似線分を表す(N−1)個の一次式の係数に基づいて、前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値の候補として(N−1)個の出力候補値を算出する(N−1)個の演算ステップと、
前記演算ステップにより算出される前記(N−1)個の出力候補値から前記ガンマ補正折れ線に対応した出力候補値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とする結果選択ステップと
を備えることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記結果選択ステップでは、前記入力画像データの値に対応する折れ点で前記基本折れ線が上に凸である場合、前記演算ステップにより算出される前記(N−1)個の出力候補値のうちの最小値を選択し、前記基本折れ線が下に凸である場合、前記演算ステップにより算出される(N−1)個の出力候補値のうちの最大値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とすることを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記データ設定ステップでは、前記基本折れ線と、前記各折れ点で隣接する前記2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定することを特徴とする。
第9の発明は、第6から第8までのいずれか1つの発明に記載のデジタルガンマ補正方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
第10の発明は、理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義するためのデータを生成するプログラムであって、
前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線を与えるための設定値と、前記基本折れ線の各折れ点につき(N−1)個(Nは2以上の自然数)の近似線分を与えるための設定値とを設定するデータ設定ステップと、
前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記各折れ点における(N−1)個の近似線分のそれぞれを表す一次式の係数を、前記データ設定ステップにおいて設定された設定値に基づき算出する係数算出ステップと
をコンピュータに実行させるプログラムである。
第11の発明は、第10の発明において、
前記データ設定ステップでは、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とが設定され、
前記係数算出ステップでは、
前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出するステップと、
前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出するステップと、
前記算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出するステップと
を含むことを特徴とする。
第12の発明は、理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義するためのデータを生成するガンマ補正用データ生成装置であって、
前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線を与えるための設定値と、前記基本折れ線の各折れ点につき(N−1)個(Nは2以上の自然数)の近似線分を与えるための設定値とを設定するデータ設定手段と、
前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記各折れ点における(N−1)個の近似線分のそれぞれを表す一次式の係数を、前記データ設定手段により設定された設定値に基づき算出する係数算出手段と
を備えることを特徴とする。
第13の発明は、第12の発明において、
前記データ設定手段は、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とを設定し、
前記係数算出手段は、前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出することを特徴とする。
第1の発明によれば、ガンマ補正折れ線を定義するための基本となる基本折れ線と 各折れ点で隣接する基本折れ線に含まれる2つの線分の傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割した傾きを有する各折れ点における(N−1)個の近似線分を全ての折れ点について設定したときの各近似線分とを表す設定値に基づきガンマ補正折れ線が定義されるので、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならないデータ数を少なくすることができ、かつ上記傾きの差の分割によって得られる各傾きを有する各近似線分により定義されるガンマ補正折れ線に応じた補正出力値が得られるので、滑らかな補正特性を得ることができる。
第2の発明によれば、入力画像データの値に対応する折れ点で、基本折れ線が上に凸である場合には出力候補値のうちの最小値が選択され、下に凸である場合には最大値が選択されるので、上記近似線分により簡易な方法でガンマ補正折れ線に応じた補正出力値を得ることができる。
第3の発明によれば、各折れ点で隣接する2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより近似線分を得ることができるので、これらの分割点により上記傾きの差の分割を簡単な方法で行うことができ、演算量を少なくすることができる。
第4の発明によれば、折れ点の座標と、第1の間隔とを設定するだけでガンマ補正折れ線が定義されるので、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならないデータ数を非常に少なくすることができ、演算量を少なくすることができる。
第5の発明によれば、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならないデータ数が少なく、演算量が少なく、かつ滑らかな補正特性が得られるデジタルガンマ補正回路を簡易な構成で実現することができる。
第6の発明によれば、第1の発明におけるデジタルガンマ補正回路と同様の効果を奏するデジタルガンマ補正方法を実現することができる。
第7の発明によれば、第2の発明におけるデジタルガンマ補正回路と同様の効果を奏するデジタルガンマ補正方法を実現することができる。
第8の発明によれば、第3の発明におけるデジタルガンマ補正回路と同様の効果を奏するデジタルガンマ補正方法を実現することができる。
第9の発明によれば、第6から第8までのいずれか1つの発明におけるデジタルガンマ補正方法と同様の効果を奏するデジタルガンマ補正のためのプログラムを実現することができる。
第10の発明によれば、ガンマ補正折れ線を定義するための基本となる基本折れ線と、この基本折れ線の各折れ点についての(N−1)個の近似線分とをそれぞれ与えるための設定値に基づきガンマ補正折れ線が定義されるので、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならない設定値数を少なくすることができ、かつ滑らかなガンマ補正折れ線を定義するためのガンマ補正用データを生成することができる。
第11の発明によれば、各折れ点で隣接する2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより近似線分を得ることができるので、簡単な方法で演算量を少なくすることができる。
第12の発明によれば、第10の発明におけるガンマ補正用データ生成プログラムと同様の効果を奏するガンマ補正用データ生成装置を実現することができる。
第13の発明によれば、第11の発明におけるガンマ補正用データ生成プログラムと同様の効果を奏するガンマ補正用データ生成装置を実現することができる。
以下、本発明の第1および第2の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<1. 第1の実施形態>
<1.1 デジタルガンマ補正回路の構成および動作>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルガンマ補正回路の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本デジタルガンマ補正回路100は、外部から与えられる数値データ基づき設定データを設定するデータ設定部101と、後述する係数を算出する係数算出部102、所定の演算を行う第1から第3までの演算部103a〜103cと、第1から第3までの演算部103a〜103cによる演算結果を受け取りそのうちの1つを選択する結果選択部104とを備える。
データ設定部101は、コンピュータや表示装置などの本デジタルガンマ補正回路100外部から与えられる所定の数値データを受け取る。この数値データは理想的なガンマ補正曲線に近似する後述するガンマ補正折れ線を定義するための数値であって、領域幅W1と折れ点Pの座標(Xp,Yp)とを表す。なお、ここでは折れ点は1つであるが、2つ以上であってもよい。折れ点が2つである場合については後述する第2の実施形態において説明する。データ設定部101は、これらの数値データを設定データとして設定し、上記数値を係数算出部102に与える。また、データ設定部101は、設定データのうちの折れ点Pの座標(Xp,Yp)を結果選択部104に与える。
なお、上記設定データは、回路外部から与えられる数値データに基づいて設定されるが、データ設定部101に含まれる記憶部または回路内の他の記憶部に予め記憶されていてもよい。この場合、データ設定部101は上記記憶部に予め記憶される設定データを各部に与える。
係数算出部102は、コンピュータや表示装置などの本デジタルガンマ補正回路100外部から与えられる映像表示のためのデジタル入力データXを受け取る。本デジタルガンマ補正回路100は、この入力データXに対してガンマ補正を行い、ガンマ補正されたデジタル出力データYを出力する。係数算出部102は、この入力データXと、データ設定部101から受け取った領域幅W1および折れ点P(Xp,Yp)とに基づき、ガンマ補正折れ線を定義するために必要な3つの線分(以下「近似線分」という)と、上記折れ点(Xp,Yp)を含む折れ線であって上記ガンマ補正折れ線を定義するために基本となる折れ線(ガンマ補正折れ線と区別するため、以下「基本折れ線」という)とをそれぞれ表す直線方程式の係数(ここでは当該直線の傾きと切片とを指す)を算出し、入力データXに応じてこれらの係数を適宜選択し第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。なお、ここでは上記ガンマ補正折れ線を定義する近似線分の数を3つとしているが、データ数をより少なくするために2つ以下としてもよいし、ガンマ補正折れ線をより滑らかにするために4つ以上としてもよい。
図2は、ガンマ補正折れ線を定義するために必要な3つの近似線分と折れ点Pを含む基本折れ線とを示す図である。また、図2に示すX軸は表示階調データである入力データXの値を示し、Y軸は入力データXに対してガンマ補正を行った後の表示階調データである出力データYの値を示している。なお、入力データXおよび出力データYは、上記表示階調の範囲である0から1023までの値をとる。
一般的にガンマ補正のための入力データと出力データとの理想的な対応関係はガンマ補正曲線で示される。しかし、第2の方式として前述したように、この曲線を座標データで示すならばその数が膨大となり、また計算により算出するならばその演算量が大きくなるので、上記対応関係は当該曲線の近似直線であるガンマ補正折れ線で示されることが多い。本実施形態では、このガンマ補正折れ線を図2に示される折れ点P(Xp,Yp)を含む基本折れ線と、点A1および点B1を結ぶ近似線分(以下「近似線分A1−B1」と表記する)と、点A2および点B2を結ぶ近似線分(以下「近似線分A2−B2」と表記する)と、点A3および点B3を結ぶ近似線分(以下「近似線分A3−B3」と表記する)とにより定義する。
このようにガンマ補正折れ線を基本折れ線だけでなく近似線分によっても定義するのは、基本折れ線の傾きの折れ点での急峻な変化を滑らかにするためである。すなわち、図2に示されるように、基本折れ線上の点A1〜A3および点B1〜B3を上記のようにそれぞれ組み合わせて端点とした上記3つの近似線分の傾きは、基本折れ線を構成する2つの線分すなわち座標(0,0)から折れ点Pまでの線分と折れ点Pから座標(1023,1023)までの線分とのそれぞれにおける傾きを示す2つの値の間(すなわち傾きの差)を3つに分割することにより得られるそれぞれの値に応じた傾きとなっている。このように傾きの差を分割することによって得られる徐々に変化する傾きを有する近似線分をガンマ補正折れ線を定義するために使用することにより、ガンマ補正折れ線の折れ点P近傍における傾きの変化を滑らかにすることができる。また、上記3つの近似線分の端点A1〜A3およびB1〜B3は、上記傾きの差の分割のために使用されるので、分割点とも呼ぶこととする。これらの分割点を端点として上記3つの近似線分を定義することにより、上記分割を簡単な方法で行うことができ、演算量を少なくすることができる。
なお、上記基本折れ線は、それ自体が理想的なガンマ補正曲線に近似する簡易な(すなわち折れ点の数が少ない)折れ線であってもよいが、ガンマ補正回路100における上記ガンマ補正折れ線を理想的なガンマ補正曲線に可能な限り近似させるように、上記近似線分との関係を考慮して定められることが好ましい。また、上記基本折れ線が座標(0,0),(1023,1023)を通ることは入力データXの上記表示階調の範囲に基づき予め定められている。
図2に示されるように、点A1〜点A3および点B1〜点B3は上記基本折れ線上にあって、折れ点Pと点A3との間、点A3と点A2との間、および点A2と点A1との間のそれぞれのX軸に沿った間隔(それぞれのX座標の差)は領域幅W1であり、折れ点Pと点B1との間、点B1と点B2との間、および点B2と点B3との間のそれぞれのX軸に沿った間隔は領域幅W2である。以下、これらの点A1〜点A3および点B1〜点B3により定義される3つの近似線分および上記基本折れ線をそれぞれ表す直線方程式の係数を算出し、算出された係数を適宜選択して第1から第3までの演算部103a〜103cに与える係数算出部102の詳しい構成につき、図3を参照して説明する。
図3は、係数算出部102の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示されるように、係数算出部102は、領域幅W2算出部1021と、第1および第2の分割点算出部1022a,1022bと、傾き・切片算出部1023と、データ範囲検出部1024と、傾き・切片選択部1025とを含む。
領域幅W2算出部1021は、データ設定部101から領域幅W1と折れ点座標P(Xp,Yp)とを受け取り、これらの値に基づき折れ点Pから点A3までの距離と折れ点Pから点B1までの距離とがほぼ等しくなるよう上述した領域幅W2を算出する。算出された領域幅W2は第2の分割点算出部1022bに与えられる。
第1の分割点算出部1022aは、データ設定部101から領域幅W1と折れ点座標P(Xp,Yp)とを受け取り、図2に示されるように点Pと座標(0,0)とを結ぶ直線上に、X軸に沿って領域幅W1の間隔をあけて図の左から順に配置される点A1、点A2、および点A3までの各座標であるA1(Xa1,Ya1)、A2(Xa2,Ya2)、およびA3(Xa3,Ya3)を算出する。これらの座標は、傾き・切片算出部1023に与えられる。
第2の分割点算出部1022bは、データ設定部101から折れ点座標P(Xp,Yp)を受け取り、領域幅W2算出部1021から領域幅W2を受け取ることにより、図2に示されるように点Pと座標(1023,1023)とを結ぶ直線上に、X軸に沿って領域幅W2の間隔をあけて図の左から順に配置される点B1、点B2、および点B3の各座標であるB1(Xb1,Yb1)、B2(Xb2,Yb2)、およびB3(Xb3,Yb3)を算出する。これら全ての座標は、傾き・切片算出部1023に与えられ、これらの座標のうち点A1のX座標であるXa1および点B3のX座標であるXb3は、データ範囲検出部1024にさらに与えられる。
傾き・切片算出部1023は、第1および第2の分割点算出部1022a,1022bから受け取った点A1〜点A3および点B1〜点B3の座標と、データ設定部101から受け取った折れ点座標P(Xp,Yp)とに基づき、上記基本折れ線のうち折れ点Pから図2における左側部分の直線、その右側部分の直線、近似線分A1−B1、近似線分A2−B2、および近似線分A3−B3それぞれの傾きおよび切片(Y切片)を算出する。なお、上記基本折れ線が座標(0,0),(1023,1023)を通ることは前述した。これらの直線および近似線分は次式(1)〜(5)のような直線方程式で表すことができる。
Y=Yp/Xp×X …(1)
Y=(Yb1−Ya1)/(Xb1−Xa1)×(X−Xa1)+Ya1 …(2)
Y=(Yb2−Ya2)/(Xb2−Xa2)×(X−Xa2)+Ya2 …(3)
Y=(Yb3−Ya3)/(Xb3−Xa3)×(X−Xa3)+Ya3 …(4)
Y=(1023−Yp)/(1023−Xp)×(X−Xp)+Yp …(5)
なお、上式(1)は基本折れ線のうち折れ点Pより左側部分の直線を表し、上式(5)はその右側部分の直線を表し、上式(2)は近似線分A1−B1を表し、上式(3)は近似線分A2−B2を表し、上式(4)は近似線分A3−B3を表す。
傾き・切片算出部1023は、上式(1)〜(5)に示される各直線の傾きおよび切片の値を傾き・切片選択部1025に与える。
データ範囲検出部1024は、第1の分割点算出部1022aから点A1のX座標であるXa1を受け取り、第2の分割点算出部1022bから点B3のX座標であるXb3を受け取り、回路外部から入力データXを受け取る。
そしてデータ範囲検出部1024は、入力データXが上記Xa1未満である場合(X<Xa1)、このことを示す信号としてここでは説明の便宜上数値「1」を表す信号を、傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部1025に与える。
また、データ範囲検出部1024は、入力データXが上記Xa1以上であってかつ上記Xb3以下である場合(Xa1≦X≦Xb3)、このことを示す説明の便宜上の数値「2」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部1025に与える。
さらに、データ範囲検出部1024は、入力データXが上記Xb3を超える場合(Xb3<X)、このことを示す説明の便宜上の数値「3」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部1025に与える。
傾き・切片選択部1025は、傾き・切片算出部1023から受け取った上式(1)〜(5)に示される各直線の傾きおよび切片の値のうちから、データ範囲検出部1024から受け取った傾き・切片選択信号Seにより表される数値に応じていくつかを選択し、第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
すなわち、傾き・切片選択部1025は、切片選択信号Seにより表される数値が「1」である場合(X<Xa1)、上式(1)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
また、傾き・切片選択部1025は、切片選択信号Seにより表される数値が「2」である場合(Xa1≦X≦Xb3)、上式(2)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1の演算部103aに、上式(3)に示される直線の傾きおよび切片の値を第2の演算部103bに、上式(4)に示される直線の傾きおよび切片の値を第3の演算部103cにそれぞれ与える。
さらに、傾き・切片選択部1025は、切片選択信号Seにより表される数値が「3」である場合(Xb3<X)、上式(5)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
なお、係数算出部102に含まれる上記構成要素のうち、領域幅W2算出部1021と、第1および第2の分割点算出部1022a,1022bと、傾き・切片算出部1023とはデータ設定部101により設定される設定データに変更がない限り、一度の動作で足りるので、設定データに変更があるまで動作を停止するものとする。また、これらとは異なり、データ範囲検出部1024および傾き・切片選択部1025は、入力データXに応じて動作する必要がある。そこで実際には、これらデータ範囲検出部1024および傾き・切片選択部1025は、受け取った値を一旦記憶する記憶部を含んでおり、上記設定データが変化するまではこの記憶部に記憶された値に応じて動作するものとする。この点、例えば画面が表示されている途中で設定データが変化したときに表示が異常となることを避けるためには、映像信号の垂直帰線期間毎に、領域幅W2算出部1021と、第1および第2の分割点算出部1022a,1022bと、傾き・切片算出部1023とを動作させる構成も好適である。
再び図1を参照すると、第1から第3までの演算部103a〜103cは、上記傾き・切片選択部1025を含む係数算出部102から上記傾きおよび切片の値(すなわち上記係数)を受け取り、回路外部から受け取った入力データXを上記係数を有する直線方程式に代入して得られる出力データYの候補値を算出する。第1から第3までの演算部103a〜103cそれぞれからの出力データYの候補値は、結果選択部104に与えられる。
結果選択部104は、折れ点Pの座標(Xp,Yp)に基づき、第1から第3までの演算部103a〜103cそれぞれからの出力データYの候補値のうちの最小値または最大値のいずれかを選択し、デジタルガンマ補正回路100からの出力データYとして出力する。すなわち、結果選択部104は、折れ点Pの座標(Xp,Yp)が座標(0,0)および(1023,1023)を結ぶ直線よりも(左)上にある場合すなわち基本折れ線が上に凸である場合、上記複数の出力データYの候補値うちの最小値を選択し、折れ点Pの座標(Xp,Yp)が上記直線よりも(右)下にある場合すなわち基本折れ線が下に凸である場合、上記複数の出力データYの候補値のうちの最大値を選択する。もっとも、図2に示される基本折れ線は上に凸であるので、本実施形態における結果選択部104は、常に最小値を選択することになる。なお、入力データXがXa1よりも小さい場合(X<Xa1)および入力データXがXb3よりも大きい場合(Xb3<X)、第1から第3までの演算部103a〜103cから出力される出力データYの候補値は全て同じ値となるので、そのいずれかの値が選択されればよく、必ずしも最小値が選択される必要はない。
この結果選択部104から出力される出力データYと入力データXとの関係は、理想的なガンマ補正曲線に近似したガンマ補正折れ線となる。図4は、この入力データXと出力データYとの対応関係を表す上記ガンマ補正折れ線を示した図である。図4に示されるように、このガンマ補正折れ線の傾きは折れ点P付近で急峻な変化をすることなく段階的に滑らかに変化しているので、このデジタルガンマ補正回路100による補正特性は滑らかであるといえる。
<1.2 第1の実施形態の効果>
以上のように、本実施形態におけるデジタルガンマ補正回路100は、回路外部から領域幅W1と折れ点Pの座標(Xp,Yp)との情報を与えるだけで、理想的なガンマ補正曲線に近い図4に示されるガンマ補正折れ線を得ることができるので、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならないデータ数が少なく、かつ滑らかな補正特性が得られる。
<2. 第2の実施形態>
<2.1 デジタルガンマ補正回路の構成および動作>
上記第1の実施形態では、折れ点座標が1つであるが、以下の第2の実施形態では折れ点座標が2つである場合について説明する。この第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、図1に示す構成とほぼ同様であるため、ほぼ同一の構成要素には同一の符号を付して同一の機能に関する詳しい説明を省略する。また、第2の実施形態における係数算出部202の構成も図3に示される係数算出部102と同様の機能を有するが、この係数算出部102とは異なり、第2の実施形態における係数算出部202は、ガンマ補正のための近似曲線を定義するために2つの折れ点座標においてそれぞれ3つの近似線分すなわち合計6つの近似線分が必要となる。
図5は、第2の実施形態におけるガンマ補正折れ線を定義するために必要な6つの近似線分と2つの折れ点P1,P2を含む基本折れ線とを示す図である。図5に示されるように、点A1〜点A3、点B1〜点B6、点C1〜点C3は上記基本折れ線上にあって、上記第1の実施形態の場合と同様に折れ点P1と点A3との間、点A3と点A2との間、および点A2と点A1との間のそれぞれのX軸に沿った間隔(それぞれのX座標の差)は領域幅W1であり、折れ点P1と点B1との間、点B1と点B2との間、および点B2と点B3との間のそれぞれのX軸に沿った間隔は領域幅W2である。また、点B4と点B5との間、点B5と点B6との間、および点B6と折れ点P2との間のそれぞれの間隔も領域幅W2である。さらに、折れ点P2と点C1との間、点C1と点C2との間、および点C2と点C3との間のそれぞれの間隔は領域幅W3である。
第2の実施形態における係数算出部202は、これらの点により定義される6つの近似線分および上記基本折れ線をそれぞれ定義する直線方程式の係数を算出し算出された係数を適宜選択する動作を行う。以下、この係数算出部202の構成および動作について図6を参照して詳しく説明する。
図6は、係数算出部202の詳細な構成を示すブロック図である。図6に示されるように、係数算出部202は、第1の実施形態における係数算出部102において領域幅W2算出部1021と同様の機能を有する領域幅W2算出部2021aと、係数算出部102における第1および第2の分割点算出部1022a,1022bとほぼ同様の機能を有する第1および第2の分割点算出部2022a,2022bと、傾き・切片算出部1023と同様の機能を有する傾き・切片算出部2023と、データ範囲検出部1024と同様の機能を有するデータ範囲検出部2024と、傾き・切片選択部1025と同様の機能を有する傾き・切片選択部2025とを含み、さらに係数算出部102には含まれない領域幅W3算出部2021bと、第3の分割点算出部2022cとを含む。
なお、2つの折れ点を含む基本折れ線を構成する3つの線分の傾きが2種類しかない場合、すなわち座標(0,0)から折れ点P1までの線分と折れ点P2から座標(1023,1023)までの線分とが同じ傾き(またはほぼ同じ傾き)である場合、上記領域幅W3は領域幅W1と等しくなる(またはほぼ等しくなる)ので、上記領域幅W3に代えて領域幅W1を使用することにより、上記領域幅W3算出部2021bおよび第3の分割点算出部2022cを省略することができる。この場合には、第1の実施形態における係数算出部102とほぼ同様の構成で同様のガンマ補正を行うことが可能であるが、以下では上記3つの線分の傾きが異なるものとして説明し、上記3つの線分の傾きが2種類しかない場合の説明に代える。
領域幅W2算出部2021aは、データ設定部101から領域幅W1と折れ点座標P1(Xp1,Yp1)とを受け取り、これらの値に基づき折れ点P1から点A3までの距離と折れ点P1から点B1までの距離とがほぼ等しくなるよう上述した領域幅W2を算出する。算出された領域幅W2は領域幅W3算出部2021bおよび第2の分割点算出部2022bに与えられる。
領域幅W3算出部2021bは、領域幅W2算出部2021aから領域幅W2を受け取り、データ設定部101から折れ点座標P2(Xp2,Yp2)を受け取ることにより、これらの値に基づき折れ点P2から点B6までの距離と折れ点P2から点C1までの距離とがほぼ等しくなるよう上述した領域幅W3を算出する。算出された領域幅W3は領域幅第3の分割点算出部2022cに与えられる。
第3の分割点算出部2022cは、領域幅W3算出部2021bから領域幅W3を受け取り、データ設定部101から折れ点座標P2(Xp2,Yp2)を受け取ることにより、図5に示されるように折れ点P2と座標(1023,1023)とを結ぶ直線上に、X軸に沿って領域幅W3の間隔をあけて図の左から順に配置される点C1、点C2、および点C3までの各座標であるC1(Xc1,Yc1)、C2(Xc2,Yc2)、およびC3(Xc3,Yc3)を算出する。
この第3の分割点算出部2022cにより算出された点C1〜点C3の座標は、第1および第2の分割点算出部2022a,2022bにより算出された座標とともに、傾き・切片算出部2023に与えられる。なお、この第2の分割点算出部2022bは、第1の実施形態における第2の分割点算出部1022bとは異なり、図5に示されるように折れ点P1と折れ点P2とを結ぶ直線上に、X軸に沿って領域幅W2の間隔をあけて図の左から順に配置される点B1から点B3までの各座標であるB1(Xb1,Yb1)、B2(Xb2,Yb2)、B3(Xb3,Yb3)と、同じく順に配置される点B4から点B6までの各座標であるB4(Xb4,Yb4)、B5(Xb5,Yb5)、およびB6(Xb6,Yb6)とを算出する。
なお、上記領域幅W3は、折れ点P2から点B6までの距離と折れ点P2から点C1までの距離とがほぼ等しくなるよう算出されるが、これに代えて領域幅W3は装置外部から与えられてもよい。このように領域幅W3が外部から与えられる場合、この領域幅W3に基づいて、折れ点P2から点C1までの距離と折れ点P2から点B6までの距離とがほぼ等しくなるよう点B6と点B5との間、および点B5と点B4との間のそれぞれのX軸に沿った間隔である領域幅W2’を算出する領域幅W2’算出部が新たに設けられ、さらに新たに設けられる第4の分割点算出部により、上記領域幅W2’に基づいて点B4から点B6までの座標が算出されればよい。
傾き・切片算出部2023は、算出された点A1〜点A3、点B1〜点B6、および点C1〜点C3の座標と、データ設定部101から受け取った折れ点座標P1(Xp1,Yp1)および折れ点座標P2(Xp2,Yp2)とに基づき、上記基本折れ線のうち折れ点P1より図5左側部分の直線と、その右側部分の直線であって折れ点P1と折れ点P2とを結ぶ直線と、折れ点P2より図5右側部分の直線と、近似線分A1−B1と、近似線分A2−B2と、近似線分A3−B3と、近似線分B4−C1と、近似線分B5−C2と、近似線分B6−C3との傾きおよび切片(Y切片)を算出する。なお、上記基本折れ線が座標(0,0),(1023,1023)を通ることは入力データXの表示階調の範囲に基づき予め定められている。これらの直線および近似線分は次式(6)〜(14)のような直線方程式で表すことができる。
Y=Yp1/Xp1×X …(6)
Y=(Yb1−Ya1)/(Xb1−Xa1)×(X−Xa1)+Ya1 …(7)
Y=(Yb2−Ya2)/(Xb2−Xa2)×(X−Xa2)+Ya2 …(8)
Y=(Yb3−Ya3)/(Xb3−Xa3)×(X−Xa3)+Ya3 …(9)
Y=(Yp2−Yp1)/(Xp2−Xp1)×(X−Xp1)+Yp1 …(10)
Y=(Yc1−Yb4)/(Xc1−Xb4)×(X−Xc1)+Yc1 …(11)
Y=(Yc2−Yb5)/(Xc2−Xb5)×(X−Xc2)+Yc2 …(12)
Y=(Yc3−Yb6)/(Xc3−Xb6)×(X−Xc3)+Yc3 …(13)
Y=(1023−Yp2)/(1023−Xp2)×(X−Xp2)+Yp2…(14)
なお、上式(6)は基本折れ線のうち折れ点P1より左側部分の直線を表し、上式(10)は折れ点P1と折れ点P2とを結ぶ直線を表し、上式(14)は折れ点P1より左側部分の直線を表し、上式(7)は近似線分A1−B1を表し、上式(8)は近似線分A2−B2を表し、上式(9)は近似線分A3−B3を表し、上式(11)は近似線分B4−C1を表し、上式(12)は近似線分B5−C2を表し、上式(13)は近似線分B6−C3を表す。
第2の実施形態におけるデータ範囲検出部2024は、第1の分割点算出部2022aから点A1のX座標であるXa1を受け取り、第2の分割点算出部2022bから点B3のX座標であるXb3とB4のX座標であるXb4と、さらに第3の分割点算出部から点C3のX座標であるXc3とを受け取り、また回路外部から入力データXを受け取る。
そしてデータ範囲検出部2024は、入力データXが上記Xa1未満である場合(X<Xa1)、このことを示す説明の便宜上の数値「1」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部2025に与える。
また、データ範囲検出部2024は、入力データXが上記Xa1以上であってかつ上記Xb3以下である場合(Xa1≦X≦Xb3)、このことを示す説明の便宜上の数値「2」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部2025に与える。
さらに、データ範囲検出部2024は、入力データXが上記Xb3を超えかつ上記Xb4未満である場合(Xb3<X<Xb4)、このことを示す説明の便宜上の数値「3」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部2025に与える。
また、データ範囲検出部2024は、入力データXが上記Xb4以上であってかつ上記Xc3以下である場合(Xb4≦X≦Xc3)、このことを示す説明の便宜上の数値「4」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部2025に与える。
さらに、データ範囲検出部2024は、入力データXが上記Xc3を超える場合(Xc3<X)、このことを示す説明の便宜上の数値「5」を表す信号を傾き・切片選択信号Seとして傾き・切片選択部2025に与える。
第2の実施形態における傾き・切片選択部2025は、上記傾き・切片算出部2023から受け取った上式(6)〜(14)に示される各直線の傾きおよび切片の値のうちから、データ範囲検出部2024から受け取った傾き・切片選択信号Seにより表される数値に応じていくつかを選択し、第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
すなわち、傾き・切片選択部2025は、切片選択信号Seにより表される数値が「1」である場合(X<Xa1)、上式(6)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
また、傾き・切片選択部2025は、切片選択信号Seにより表される数値が「2」である場合(Xa1≦X≦Xb3)、上式(7)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1の演算部103aに、上式(8)に示される直線の傾きおよび切片の値を第2の演算部103bに、上式(9)に示される直線の傾きおよび切片の値を第3の演算部103cにそれぞれ与える。
さらに、傾き・切片選択部2025は、切片選択信号Seにより表される数値が「3」である場合(Xb3<X<Xb4)、上式(10)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
また、傾き・切片選択部2025は、切片選択信号Seにより表される数値が「4」である場合(Xb4≦X≦Xc3)、上式(11)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1の演算部103aに、上式(12)に示される直線の傾きおよび切片の値を第2の演算部103bに、上式(13)に示される直線の傾きおよび切片の値を第3の演算部103cにそれぞれ与える。
さらに、傾き・切片選択部2025は、切片選択信号Seにより表される数値が「5」である場合(Xc3<X)、上式(14)に示される直線の傾きおよび切片の値を第1から第3までの演算部103a〜103cに与える。
なお、第1の実施形態における係数算出部102と同様、本実施形態の係数算出部202に含まれる上記構成要素のうち、入力データXに応じて動作するデータ範囲検出部2024および傾き・切片選択部2025は、受け取った値を一旦記憶する記憶部を含んでおり、設定データが変化するまではこの記憶部に記憶された値に応じて動作するものとする。また、上記以外の構成要素は、第1の実施形態の場合と同様、設定データが与えられるときに一度だけ動作するものとする。この点、例えば画面が表示されている途中で設定データが変化したときに表示が異常となることを避けるため、これらを映像信号の垂直帰線期間毎に動作させる構成も好適である。
次に、上記第1の実施形態の場合と同様、第2の実施形態における第1から第3までの演算部103a〜103cは、上記傾き・切片選択部2025を含む係数算出部202から上記傾きおよび切片の値である係数を受け取り、回路外部から受け取った入力データXを上記係数を有する直線方程式に代入して得られる出力データYの候補値を算出する。第1から第3までの演算部103a〜103cそれぞれからの出力データYの候補値は、結果選択部104に与えられる。
本実施形態における結果選択部104は、第1の実施形態の場合の動作とは異なり、折れ点P1の座標(Xp1,Yp1)および折れ点P2の座標(Xp2,Yp2)と、データ範囲検出部2024から受け取った傾き・切片選択信号Seとに基づき、第1から第3までの演算部103a〜103cそれぞれからの出力データYの候補値のうちの最小値または最大値のいずれかを適宜選択し、デジタルガンマ補正回路100からの出力データYとして出力する。すなわち、結果選択部104は、折れ点P1の座標(Xp1,Yp1)または折れ点P2の座標(Xp2,Yp2)の近傍において基本折れ線が上に凸である場合、上記複数の出力データYの候補値のうちの最小値を選択し、基本折れ線が下に凸である場合、上記複数の出力データYの候補値のうちの最大値を選択する。なお、基本折れ線が上に凸であるか下に凸であるかを示すデータは、折れ点P1の座標(Xp1,Yp1)および折れ点P2の座標(Xp2,Yp2)に基づき結果選択部104によって算出されてもよいし、データ設定部101により設定される設定データにより予め定められていてもよい。
ここで本明細書において、所定の折れ点において基本折れ線が上に凸である場合とは、折れ点で隣接する基本折れ線に含まれる2つの線分のうち折れ点の左側の線分(すなわち折れ点のX座標より小さいXで定義される線分)の傾きが折れ点の右側の線分(すなわち折れ点のX座標より大きいXで定義される線分)の傾きよりも大きい場合をいう。また、基本折れ線が下に凸である場合とは、折れ点で隣接する上記2つの線分のうち折れ点の左側の線分の傾きが折れ点の右側の線分の傾きよりも小さい場合をいう。
本実施形態において、図5に示される基本折れ線は折れ点P1の座標(Xp1,Yp1)近傍において上に凸であるので、結果選択部104は、切片選択信号Seにより表される数値が「2」である場合(Xa1≦X≦Xb3)、第1から第3までの演算部103a〜103cそれぞれからの出力データYの候補値のうちの最小値を選択する。また、図5に示される基本折れ線は折れ点P2の座標(Xp2,Yp2)近傍において下に凸であるので、結果選択部104は、切片選択信号Seにより表される数値が「4」である場合(Xb4≦X≦Xc3)、上記出力データYの候補値のうちの最大値を選択する。なお、その他の場合(X<Xa1、Xb3<X<Xb4、Xbc<X)、第1から第3までの演算部103a〜103cから出力される出力データYの候補値は全て同じ値となるので、そのいずれかの値が選択されればよく、必ずしも最大値または最小値が選択される必要はない。
この結果選択部104から出力される出力データYと入力データXとの関係は、理想的なガンマ補正曲線に近似した直線となる。図7は、この第2の実施形態における入力データXと出力データYとの対応関係を表すガンマ補正折れ線を示した図である。図7に示されるように、このガンマ補正折れ線の傾きは折れ点P1,P2付近でそれぞれ急峻な変化をすることなく段階的に滑らかに変化しているので、このデジタルガンマ補正回路100による補正特性は滑らかであるといえる。
<2.2 第2の実施形態の効果>
以上のように、第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、回路外部から領域幅W1と折れ点P1の座標(Xp1,Yp1)および折れ点P2の座標(Xp2,Yp2)との情報を与えるだけで、理想的なガンマ補正曲線に近い図7に示されるガンマ補正折れ線を得ることができるので、様々な特性を有する表示装置に対応するために設定しなければならないデータ数が少なく、かつ滑らかな補正特性が得られる。
<3. 変形例>
上記第1および第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、表示装置に表示されるべき映像データをガンマ補正するために使用されるが、これに限定されることなく、輝度データや濃度データなどの画像データをガンマ補正するため、スキャナやプリンタなとの画像処理を行う電子機器に広く使用することができる。
上記第1および第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、全てが電子回路により構成されるが、回路外部から与えられる数値データを受け取ったときに一度動作すれば足りる構成要素、例えばデータ設定部101と、係数算出部102,202に含まれる領域幅W2算出部1021,2021aと、第1の分割点算出部1022a,2022aと、第2の分割点算出部1022b,2022bと、傾き・切片算出部1023,2023と、領域幅W3算出部2021bと、第3の分割点算出部2022cとの一部または全部は、当該デジタルガンマ補正回路以外の外部回路や装置、または上記構成要素と同一の機能を有するソフトウェア、例えばアプリケーションソフトウェア、デバイスドライバ、ファームウェアなどの各種プログラムなどにより実現されてもよい。さらに、デジタルガンマ補正回路の全ての機能は、同一の機能を有する上記プログラムなどにより実現されてもよい。
これらのプログラムは、表示装置などの電子機器やこれを制御するコンピュータ装置(これらのハードウェアを本明細書においてコンピュータと総称する)などに含まれる記憶装置(例えば半導体メモリやハードディスクなど)に記憶されており、例えばCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体から適宜読み出されることにより、または通信回線を介して上記記憶装置に与えられる。
ここで、上記一度動作すれば足りる構成要素と同一の機能が上記コンピュータに記憶されるプログラムによって実現され、このプログラムによって得られるガンマ補正用データに基づき、上記コンピュータとは別の表示装置におけるデジタルガンマ補正回路によりガンマ補正が行われる例について説明する。したがって、上記プログラムはガンマ補正用データ生成プログラムとして機能する。
このガンマ補正用データ生成プログラムは、外部から与えられる所定の数値データを受け取る毎に、後述するガンマ補正用データを生成する。生成されたガンマ補正用データは、上記デジタルガンマ補正回路に与えられ、このデジタルガンマ補正回路により入力データXに対するガンマ補正が行われ、出力データYが出力される。
このガンマ補正用データ生成プログラムにおいて、データ設定部101に相当するプログラムステップでは、領域幅W1と折れ点の座標とが設定される。
領域幅W2算出部1021,2021a(および領域幅W3算出部2021b)に相当するプログラムステップでは、領域幅W1と折れ点の座標とに基づき領域幅W2(および領域幅W3)が算出される。
第1および第2の分割点算出部1022a,1022b,2022a、2022b(および第3の分割点算出部2022c)に相当するプログラムステップでは、折れ点の座標と上記領域幅とに基づき各分割点の座標が算出される。算出された各分割点の座標のうち、Xa1およびXb3(ならびにXb4およびXc3)は、ガンマ補正用データの一部として、上記コンピュータとは別の表示装置に備えられるデジタルガンマ補正回路のデータ範囲検出部1024,2024に相当する回路に与えられる。この回路は、前述したと同様の記憶部を有しており、上記ガンマ補正用データの一部である座標は、この記憶部に書き込まれる。
また、傾き・切片算出部1023,2023に相当するプログラムステップでは、算出された上記各分割点の座標に基づき各近似線分を表す一次式の係数である傾きおよび切片が算出される。算出された上記係数は、ガンマ補正用データの一部として、上記コンピュータとは別の表示装置に備えられるデジタルガンマ補正回路の傾き・切片選択部1025,2025に相当する回路に与えられる。この回路も、前述したと同様の記憶部を有しており、上記ガンマ補正用データの一部である係数は、この記憶部に書き込まれる。
この傾き・切片選択部1025,2025に相当する回路は、データ範囲検出部1024,2024に相当する上記回路の検出結果に基づき、記憶部に記憶されている各近似線分の傾き・切片である係数から適宜の係数を選択し第1〜第3の演算部103a〜103cに相当する回路に与える。この回路は、上述したと同様にそれぞれ入力データXに対応する出力データYの候補値を出力し、結果選択部104に相当する回路は、上記候補値から適宜の値を選択し出力データYとして出力する。
このように、上記ガンマ補正用データ生成プログラムは、ガンマ補正折れ線を定義するためのガンマ補正用データを生成し、生成されたガンマ補正用データを上記デジタルガンマ補正回路に設定する(記憶させる)。このガンマ補正用データに基づき、デジタルガンマ補正回路は、基本折れ線の折れ点付近が滑らかに変化するガンマ補正折れ線を実現するガンマ補正を行う。
なお、上記ガンマ補正用データ生成プログラムは、これと同一の機能を有する個別の装置であってもよい。よって、上記第1および第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、ガンマ補正用データ生成プログラムに相当する機能を備える装置と、この装置からガンマ補正用データを受け取ってガンマ補正を行う装置とからなる装置またはシステムであってもよい。
上記第1および第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、ガンマ補正折れ線を定義するための折れ点近傍を通る近似線分(例えば上記第1の実施形態では近似線分A1−B1、近似線分A2−B2、および近似線分A3−B3)を、当該折れ点で隣接する基本折れ線に含まれる2つの線分のうちの一方の上の点(例えば上記第1の実施形態では点A1〜点A3)のうち折れ点から遠い順に選ばれる点と、上記2つの線分のうちの他方の上の点(例えば上記第1の実施形態では点B1〜点B3)のうち折れ点から近い順に選ばれる点とをそれぞれ接続することにより得られる各近似線分として定義しているが、このような定義方法に限定されるわけではない。例えば、上記折れ点において上に凸の基本折れ線の(右)下側の領域内で上記2つの線分のうちの一方の傾きから上記2つの線分のうちの他方の傾きまでの間でその傾きが徐々に変化するように上記各近似線分を定義してもよい。すなわち、この各近似線分は、折れ点で隣接する基本折れ線に含まれる2つの線分における傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割したときの傾きを有する各折れ点における(N−1)個の近似線分を設定すればよい。
上記第1および第2の実施形態におけるデジタルガンマ補正回路は、各近似線分を定義するため、回路外部からデータ設定部101に領域幅W(または領域幅W1)を与える構成であるが、このように近似線分を定義する端点のX軸に沿った間隔(それぞれのX座標の差)を示す領域幅に代えて、上記端点のY軸に沿った間隔(それぞれのY座標の差)を示す領域幅など、およそ端点の間隔を定義するために必要な値を回路外部からデータ設定部101に与える構成であればよい。
本発明における第1の実施形態に係るデジタルガンマ補正回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、ガンマ補正折れ線を定義するために必要な3つの近似線分と折れ点Pを含む基本折れ線とを示す図である。 上記実施形態における係数算出部の詳細な構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、入力データXと出力データYとの対応関係を表すガンマ補正折れ線を示した図である。 本発明に係る第2の実施形態において、ガンマ補正折れ線を定義するために必要な6つの近似線分と2つの折れ点P1,P2を含む基本折れ線とを示す図である。 上記実施形態における係数算出部の詳細な構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、入力データXと出力データYとの対応関係を表すガンマ補正折れ線を示した図である。
符号の説明
100 …デジタルガンマ補正回路
101 …データ設定部
102,202 …係数算出部
103a〜103c …第1から第3までの演算部
104 …結果選択部
1021,2021a …領域幅W2算出部
1022a,2022a …第1の分割点算出部
1022b,2022b …第2の分割点算出部
1023,2023 …傾き・切片算出部
1024,2024 …データ範囲検出部
1025,2025 …傾き・切片選択部
2021b …領域幅W3算出部
2022c …第3の分割点算出部
X …入力データ
Y …出力データ
Se …傾き・切片選択信号
W1,W2,W3 …領域幅
P,P1,P2 …折れ点

Claims (13)

  1. 理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義することにより、入力画像データに対してガンマ補正を行うデジタルガンマ補正回路であって、
    前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線と、前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分の傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割したときの傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定するデータ設定手段と、
    前記データ設定手段により設定された設定値に基づき、前記近似線分を表す一次式の係数を算出する係数算出手段と、
    前記係数算出手段により算出された係数のうち、前記入力画像データの値に対応する折れ点における(N−1)個の近似線分を表す(N−1)個の一次式の係数に基づいて、前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値の候補として(N−1)個の出力候補値を算出する(N−1)個の演算手段と、
    前記演算手段により算出される前記(N−1)個の出力候補値から前記ガンマ補正折れ線に対応した出力候補値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とする結果選択手段と
    を備えることを特徴とする、デジタルガンマ補正回路。
  2. 前記結果選択手段は、前記入力画像データの値に対応する折れ点で前記基本折れ線が上に凸である場合、前記演算手段により算出される前記(N−1)個の出力候補値のうちの最小値を選択し、前記基本折れ線が下に凸である場合、前記演算手段により算出される(N−1)個の出力候補値のうちの最大値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とすることを特徴とする、請求項1に記載のデジタルガンマ補正回路。
  3. 前記データ設定手段は、前記基本折れ線と、前記各折れ点で隣接する前記2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定することを特徴とする、請求項2に記載のデジタルガンマ補正回路。
  4. 前記データ設定手段は、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とを設定し、
    前記係数算出手段は、前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記データ設定手段により設定された前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出することを特徴とする、請求項3に記載のデジタルガンマ補正回路。
  5. 前記係数算出手段は、
    前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される分割点の座標を算出する第1の分割点座標算出手段と、
    前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記各折れ点から当該折れ点に最も近い前記2つの線分のうちの一方の上の分割点までと、前記各折れ点から当該折れ点に最も近い前記2つの線分のうちの他方の上の分割点までとが略等距離となるよう、前記第2の間隔を算出する間隔算出手段と、
    前記間隔算出手段により算出された前記第2の間隔と、前記データ設定手段により設定された前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される分割点の座標を算出する第2の分割点座標算出手段と、
    前記第1および第2の分割点座標算出手段により算出された分割点の座標に基づき、前記各近似線分の傾きおよび切片を前記一次式の係数として算出する傾き切片算出手段と、
    前記傾き切片算出手段により算出された係数のうち、前記入力画像データに対応する係数を選択し前記演算手段に与える傾き切片選択手段と
    を含むことを特徴とする、請求項4に記載のデジタルガンマ補正回路。
  6. 理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義することにより、入力画像データに対してガンマ補正を行うデジタルガンマ補正方法であって、
    前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線と、前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分の傾きの差をN個(Nは2以上の自然数)に分割したときの傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定するデータ設定ステップと、
    前記データ設定ステップにより設定された設定値に基づき、前記近似線分を表す一次式の係数を算出する係数算出ステップと、
    前記係数算出ステップにより算出された係数のうち、前記入力画像データの値に対応する折れ点における(N−1)個の近似線分を表す(N−1)個の一次式の係数に基づいて、前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値の候補として(N−1)個の出力候補値を算出する(N−1)個の演算ステップと、
    前記演算ステップにより算出される前記(N−1)個の出力候補値から前記ガンマ補正折れ線に対応した出力候補値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とする結果選択ステップと
    を備えることを特徴とする、デジタルガンマ補正方法。
  7. 前記結果選択ステップでは、前記入力画像データの値に対応する折れ点で前記基本折れ線が上に凸である場合、前記演算ステップにより算出される前記(N−1)個の出力候補値のうちの最小値を選択し、前記基本折れ線が下に凸である場合、前記演算ステップにより算出される(N−1)個の出力候補値のうちの最大値を選択し、選択された出力候補値を前記入力画像データに対するガンマ補正後の出力値とすることを特徴とする、請求項6に記載のデジタルガンマ補正方法。
  8. 前記データ設定ステップでは、前記基本折れ線と、前記各折れ点で隣接する前記2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記傾きを有する前記各折れ点における(N−1)個の近似線分とをそれぞれ表すための設定値を設定することを特徴とする、請求項7に記載のデジタルガンマ補正方法。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のデジタルガンマ補正方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義するためのデータを生成するプログラムであって、
    前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線を与えるための設定値と、前記基本折れ線の各折れ点につき(N−1)個(Nは2以上の自然数)の近似線分を与えるための設定値とを設定するデータ設定ステップと、
    前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記各折れ点における(N−1)個の近似線分のそれぞれを表す一次式の係数を、前記データ設定ステップにおいて設定された設定値に基づき算出する係数算出ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 前記データ設定ステップでは、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とが設定され、
    前記係数算出ステップでは、
    前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出するステップと、
    前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出するステップと、
    前記算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出するステップと
    を含むことを特徴とする、請求項10に記載のプログラム。
  12. 理想的なガンマ補正曲線に近似するガンマ補正折れ線を定義するためのデータを生成するガンマ補正用データ生成装置であって、
    前記ガンマ補正折れ線を定義するための、1つ以上の折れ点を含む基本折れ線を与えるための設定値と、前記基本折れ線の各折れ点につき(N−1)個(Nは2以上の自然数)の近似線分を与えるための設定値とを設定するデータ設定手段と、
    前記基本折れ線の各折れ点で隣接する前記基本折れ線に含まれる2つの線分のうちの一方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から遠い順に選ばれる分割点と、前記2つの線分のうちの他方の上に(N−1)個設定される分割点のうち当該折れ点から近い順に選ばれる分割点とをそれぞれの順に接続することにより得られる前記各折れ点における(N−1)個の近似線分のそれぞれを表す一次式の係数を、前記データ設定手段により設定された設定値に基づき算出する係数算出手段と
    を備えることを特徴とする、ガンマ補正用データ生成装置。
  13. 前記データ設定手段は、前記各折れ点の座標と、所定の第1の間隔とを設定し、
    前記係数算出手段は、前記各折れ点の座標と前記第1の間隔とに基づき、前記2つの線分のうちの一方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第1の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの一方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記第1の間隔に基づいて算出される第2の間隔と前記各折れ点の座標とに基づき、前記2つの線分のうちの他方の上における前記各折れ点から当該折れ点に最も近い分割点までおよび隣り合う分割点間の間隔が等しく前記第2の間隔となるよう、前記2つの線分のうちの他方の上に設定される(N−1)個の分割点の座標を算出し、前記算出された分割点の座標に基づき前記各近似線分を表す一次式の係数を算出することを特徴とする、請求項12に記載のガンマ補正用データ生成装置。
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