JP2007121384A - 画像形成装置における転写定着駆動方法および転写定着駆動装置 - Google Patents

画像形成装置における転写定着駆動方法および転写定着駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異常発生時に中間転写ベルト,転写定着ローラにトナーが固着することを防ぐ。【解決手段】異常検知センサ50によりジャムなどの異常を検知すると、制御部46は、装置の動作を停止するように各駆動部に指令を出力して動作を停止させる。さらに制御部46は、モータドライバ45にステッピングモータ44の駆動指令を出力し、離間カム43を回転させ、離間カム43の回転により離間レバー42を回転させ、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させる。このように転写定着ローラ27と中間転写ベルト25を離間さることにより、加圧ニップNを通過中に止まった記録紙Pを用紙搬送方向、あるいは用紙搬送と逆方向に引き抜いても、中間転写ベルト25に溶融トナーが付着することがなく、中間転写ベルト25でのトナー固着を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ,複写機,ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置における転写定着駆動方法および転写定着駆動装置に関するものである。
近年、画像形成装置に対し、省エネルギ化についての市場要求が強くなってきている。これらの要求性能を達成するためには、画像形成装置における定着工程での熱効率の改善が重要である。
従来の電子写真方式の画像形成プロセスを採用した画像形成装置は、一般的に、感光体上にトナー像が形成されて、そのトナー像が記録媒体に転写され、この記録媒体上に転写された未定着トナー像が定着装置によって記録媒体に定着される構成のものである。
定着装置としては、熱ローラ方式,フィルム加熱方式,電磁誘導加熱方式などの接触加熱方式が広く採用されている。また他の方式として、感光体上に形成されたトナー像を転写部材に転写し、そのトナー像を転写部材から記録媒体に転写すると同時に加熱して、記録媒体に定着する転写定着方式が特許文献1,2などに提案されている。
特許文献1には、トナー像が形成される感光体と、無端状周面を有し、かつその周面が感光体と対向するように配置される中間転写部材と、感光体上のトナー像を中間転写部材に転写する一次転写部材と、中間転写部材上のトナー像を加熱して溶融させる加熱部材と、中間転写部材上で溶融したトナー像に記録媒体を圧接し、二次転写と定着とを同時に行う転写定着装置が記載されている。
特許文献2には、表面にトナー像が形成される感光体と、感光体上に形成されたトナー像の転写を受け、所定の方向に循環移動する中間転写部材とを備え、中間転写部材上に転写されたトナー像を所定の記録媒体に転写すると共に定着する転写定着装置が記載されている。
しかし、いずれの場合もトナー像を記録媒体に転写すると共に定着する際に、記録媒体をも高温で加熱してしまうため、記録媒体に多量の無駄な熱を与えてしまい、エネルギの大きなロスとなってしまう。
特許文献1,2に記載の転写定着装置においても、中間転写部材が感光体に接触するため、感光体への熱影響を考慮し、中間転写部材を高温にすることができず、中間転写部材上でトナーを軟化させることができないため、転写定着部にて、トナーを従来の定着方式と同様に高温で加熱する必要がある。その結果、記録媒体に多量の無駄な熱を与えてしまい、大きなエネルギ損失が生じる。
そこで、定着時に記録媒体に必要以上に熱を与えないことにより、省エネルギ化を図る転写定着方式が提案された。
この方式は、表面にトナー像が形成される感光体と、感光体に接して感光体上に形成されたトナー像の転写を受ける中間転写部材と、中間転写部材に接して中間転写部材上に形成されたトナー像の転写を受け、そのトナー像に熱を与えながら所定の方向に循環移動する転写定着部材とを備え、転写定着部材上のトナー像を、転写定着部材に圧接する加圧部材とのニップ部(転写定着部)にて、記録媒体に転写すると共に定着する転写定着方式である。
この方式は、感光体に転写定着部材が近接しない構成になるため、転写定着部材を、ある程度高温に保つことができ、転写定着部材上で保持したトナーを軟化させることができる。このため、転写定着部材の転写定着部における加熱温度を低温にすることができ、従来の定着方式に比べ、記録媒体に与える熱量が小さくなり、省エネルギ化を図ることができる。
図7は前記転写定着方式の構成を採用した画像形成装置の全体構成を説明するためのカラー画像形成装置の概略構成図である。
図7において、10は原稿読取部、20は画像形成部であり、原稿読取部10では、各色分解画像情報がカラー画像形成装置本体の上部に設けられた読取部11で光学的に色分解されて、3つのCCD12で各々読み取られ、その出力信号を基に演算処理して得られた各色データにより、画像形成部20に対する光書込みを行う。
画像形成部20には、各色に対応した複数の感光体21A,22A,23A,24Aが並べて配列され、それぞれ図の矢印方向に回転する。感光体はそれぞれ光導電性を有する有機または無機材料で構成されている。
電子写真法を用いたフルカラー画像形成装置としては、色分解重ね合わせ転写方式が一般に使用される。この方式の画像形成装置では、前記のように原稿を青,赤,緑の3色に色分解した画像情報光を各々読取部11で読み取り、その各色光の強度レベルをもとにして画像演算処理を行って得られたイエロー(Y),シアン(C),マゼンダ(M),黒(BK)の各色で現像すべき書込画像データに基づいて、感光体21A〜24A上にそれぞれ光書込を行い、得られた静電潜像を各感光体21A〜24Aに対して設けられたイエロー,シアン,マゼンダ,黒の現像剤を内蔵するトナー像形成部材である現像器21B,22B,23B,24Bでそれぞれ現像する。
原稿読取部10で光学的に色分解され、演算処理して得られた各色データにより、感光体21A〜24Aに対設されたレーザ書込装置21D,22D,23D,24Dにより光書込が行われる。感光体21A〜24Aは、それぞれ帯電器21E,22E,23E,24Eにより負に帯電され、光書込の行われた部分が負帯電トナーにより反転現像される。現像器21B〜24Bの配列は、給紙側からそれぞれイエロー用,シアン用,マゼンダ用,黒トナー用であって、この順に転写器21C,22C,23C,24Cにより、中間転写部材である中間転写ベルト25に重ね転写が順次行われる。
中間転写ベルト25は、ベース層と表面層から構成された無端ベルトであり、ベース層としてはポリイミドフィルムが用いられ、表面層としてはシリコーンゴムが用いられる。中間転写ベルト25は循環移動し、中間転写ベルト25上に転写されたトナー像は、転写定着装置26へ搬送される。
すなわち、中間転写ベルト25上に転写されたトナー像は、転写定着装置26の転写定着部材である転写定着ローラ27に転写され、さらに加圧ローラ28との加圧ニップNへ搬送される。この搬送過程において、転写定着ローラ27は加熱部材であるハロゲンヒータ29により加熱されており、転写定着ローラ27に保持したトナーは軟化する。そして、給紙部30から搬送ローラ31などにより搬送された記録媒体である用紙Pが、転写定着ローラ27と加圧ローラ28との加圧ニップNを通過し、転写定着ローラ27上のトナー像が用紙Pに転写されると共に定着される。
中間転写ベルト25は、転写後、除電装置32により除電され、クリーニング部材であるクリーニングユニット33により中間転写ベルト25に残留したトナーを除去するクリーニングが行われる。
なお、図中の34は、2次転写ローラであり、中間転写ベルト25のトナー像を転写定着ローラ27に転写するための電圧が印加される。また35は転写後の記録紙Pを図示しない排紙トレイなどに排出する排紙ローラ、36は転写定着ローラ27の表面温度を検知するサーミスタである。
図8〜図10を参照して、記録紙ジャムなどの異常発生により、用紙先端が加圧ニップNを出た所の途中で停止した場合に、この用紙を取り除いたことにより生じる問題について説明する。従来の本装置では、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27は接触したままである。
図8は記録紙Pの先端が加圧ニップNを出た所の途中で停止した状態を示す要部の拡大図であって、記録紙Pが排紙ローラ35の前でジャムしている。この状態では、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27はトナーを保持しており、転写定着ローラ27上のトナーは溶融している。
ここで、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27を接触したままで、記録紙Pを記録紙搬送方向(図の左側方向)に引っ張って取り除いた場合について、図9を参照して説明する。
図9において、記録紙Pを搬送方向に引っ張ると、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27も図示のように搬送方向に連れて回転する。このとき、中間転写ベルト25上に残留しているトナーは、転写定着ローラ27との接触部を通過する際に溶融して、中間転写ベルト25に付着してしまう。
次に、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27を接触したままで、記録紙Pを記録紙搬送方向と逆方向に引っ張って取り除いた場合について、図10を参照して説明する。
図10において、記録紙Pを搬送方向と逆方向に用紙を引っ張ると、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27も連れて搬送方向と逆方向に回転する。このとき、転写定着ローラ27上の溶融しているトナーは、逆方向の回転により、中間転写ベルト25との接触部で逆に転写定着ローラ27から中間転写ベルト25に移り、中間転写ベルト25に付着してしまう。
特開2002−278311号公報 特開2000−267469号公報
図8〜図10に示した転写定着方式を採用した画像形成装置においては、ジャムなどの異常発生時に、記録紙Pの先端が転写定着ローラ27の加圧ローラ28との加圧ニップNを出た所の途中で停止した場合、中間転写ベルト25と転写定着ローラ27とが接触したままで、ジャムした記録紙Pを引っ張って取り除くと、中間転写ベルト25上に残っているトナーは、転写定着ローラ27との接触部を通過する際に転写せずに、溶融して中間転写ベルト25に付着したり、また、転写定着ローラ27上で溶融したトナーが、中間転写ベルト25との接触部において転写定着ローラ27から中間転写ベルト25に転移し、中間転写ベルト25に付着したりする。
このようにして中間転写ベルト25に付着した溶融トナーは、ジャム紙などの異常処理をしている間に固化し、中間転写ベルト25に固着してしまう。固着したトナーは付着力が強いため、中間転写ベルト25から固着したトナーを除去することが困難である。また、正常な動作時には、中間転写ベルト25は直接加熱を受けることがない構成であるため、中間転写ベルト25に固着してしまったトナーを溶融して除去することはできない。
また、前記転写定着方式を採用した画像形成装置では、昇温している転写定着ローラ27上にトナーを保持しているため、異常などによる装置の動作停止時には、従来の画像形成装置に比べ、多量のトナーが転写定着ローラ27上に残留して転写定着ローラ27に固着してしまう。すなわち、中間転写ベルト25および転写定着ローラ27への多量のトナー固着は、この装置特有の課題である。
本発明の目的は、前記構成の転写定着方式を採用しても、異常発生時に中間転写部材(中間転写ベルト),転写定着部材(転写定着ローラ)にトナーが固着することを防ぐことができ、また、そのトナーを中間転写部材,転写定着部材から確実に除去することができる画像形成装置における転写定着駆動方法および転写定着駆動装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、感光体上にトナー像を形成するトナー像形成部材と、前記感光体上に形成されたトナー像の転写を受け、所定の方向に循環移動する中間転写部材と、該中間転写部材上に形成されたトナー像が転写される転写定着部材と、該転写定着部材を加熱する加熱部材と、該転写定着部材とで加圧ニップを形成する加圧部材とを備えた画像形成装置における転写定着駆動方法であって、前記転写定着部材にて前記中間転写部材から転写されたトナー像を前記加圧ニップに至るまで加熱し、前記加圧ニップを通過する記録媒体上にトナー像を加圧して、転写かつ定着させる画像形成装置における転写定着駆動方法において、異常発生時、少なくとも前記加圧ニップから記録媒体を除去するとき、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させることを特徴とし、この方法によって、不用意に中間転写部材にトナーが固着することを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置における転写定着駆動方法において、中間転写部材上のトナーを除去するトナー除去部材を備え、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、トナー除去部材によるトナー除去を行うことを特徴とし、この方法によって、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後に、中間転写部材上のトナーを固着させずに、クリーニング部材によって中間転写部材上に残ったトナーを除去することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置における転写定着駆動方法において、転写定着部材上のトナーを除去するクリーニング部材を備え、中間転写体と転写定着部材を離間させた後、前記クリーニング部材によるトナー除去を行うことを特徴とし、この方法によって、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後に、クリーニング部材によって転写定着部材上に残ったトナーを除去することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法において、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、転写定着部材と加圧部材の加圧ニップにクリーニング用シートを通過させることを特徴とし、この方法によって、クリーニング手段などへの負担が大きく、トナーが良好に除去されなくなっても、転写定着部材上に残ったトナーを確実に除去することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法において、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、転写定着部材を加熱することを特徴とし、この方法によって、転写定着部材上に固着してしまったトナーを加熱して溶融させることにより、転写定着部材上に固着してしまったトナーを除去することが容易になる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法において、転写定着部材をベルト部材から構成し、該ベルト部材に内接する支持ローラを備え、該支持ローラをベルト部材を挟んで中間転写部材に接触させ、異常発生時に、支持ローラを移動させて、中間転写体とベルト部材を離間することを特徴とし、この方法によって、ベルト部材を挟んで中間転写部材に接触する支持ローラを移動させることにより、中間転写部材と転写定着部材であるベルト部材を容易に離間することができる。
請求項7に記載の発明は、感光体上にトナー像を形成するトナー像形成部材と、前記感光体上に形成されたトナー像の転写を受け、所定の方向に循環移動する中間転写部材と、該中間転写部材上に形成されたトナー像が転写される転写定着部材と、該転写定着部材を加熱する加熱部材と、該転写定着部材とで加圧ニップを形成する加圧部材とを備え、前記転写定着部材にて前記中間転写部材から転写されたトナー像を前記加圧ニップに至るまで加熱し、前記加圧ニップを通過する記録媒体上にトナー像を加圧して、転写かつ定着させる構成の画像形成装置における転写定着駆動装置において、異常発生時、少なくとも前記加圧ニップから記録媒体を除去するとき、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させる離間部材を備えたことを特徴とし、この構成によって、不用意に中間転写部材にトナーが固着することを防ぐことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置における転写定着駆動装置において、中間転写部材上のトナーを除去するトナー除去部材と、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、中間転写体を作動させ、トナー除去部材によるトナー除去を行わせる制御部とを備えたことを特徴とし、この構成によって、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後に中間転写部材を作動することにより、中間転写部材上のトナーを固着させずに、クリーニング部材によって中間転写部材上に残ったトナーを除去することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8記載の画像形成装置における転写定着駆動装置において、転写定着部材上のトナーを除去するクリーニング部材と、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、転写定着部材を作動させ、クリーニング部材によるトナー除去を行わせる制御部とを備えたことを特徴とし、この構成によって、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後に転写定着部材を作動することにより、クリーニング部材によって転写定着部材上に残ったトナーを除去することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動装置において、中間転写部材と転写定着部材を離間させた後、転写定着部材を加熱部材により加熱させる制御部を備えたことを特徴とし、この構成によって、転写定着部材上に固着してしまったトナーを加熱して溶融させることにより、転写定着部材上に固着してしまったトナーを除去することが容易になる。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動装置において、転写定着部材をベルト部材から構成したことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載の画像形成装置における転写定着駆動装置において、転写定着部材であるベルト部材に内接し、かつ該ベルト部材を挟んで中間転写部材に接触する支持ローラと、異常発生時に、支持ローラを移動させて、中間転写体と前記ベルト部材を離間させる制御部とを備えたことを特徴とし、この構成によって、ベルト部材を挟んで中間転写部材に接触する支持ローラを移動させることにより、中間転写部材と転写定着部材であるベルト部材を容易に離間することができる。
本発明によれば、記録紙のジャム発生などの異常発生時に、中間転写部材および転写定着部材上に残ってしまったトナーを、容易かつ確実に除去することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。本実施形態にて説明する構成は、図7にて説明した画像形成装置などに適用されるものである。なお、以下の説明において、図7〜図10にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図1,図2は本発明の実施形態1を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図であり、中間転写ベルト25上に転写されたトナー像は、転写定着ローラ27との接触部へ搬送され、転写定着ローラ27に転写される。そして、転写定着ローラ27と加圧ローラ28との加圧ニップNへ搬送されるが、この搬送工程において、転写定着ローラ27はハロゲンヒータ29により加熱されているため、転写定着ローラ27上に保持したトナーを軟化させることができる(以後、「軟化工程」と記す)。
転写定着ローラ27と加圧ローラ28の加圧ニップNへと搬送された記録紙Pが、加圧ニップNを通過することにより、転写定着ローラ27上のトナー像が記録紙Pに転写されると同時に定着される。
転写定着ローラ27の表面温度は、サーミスタ41によって検知され、そのデータに基づきハロゲンヒータ29の点灯を制御し、転写定着ローラ27の表面温度を所定の設定温度に維持する。設定温度とは、転写定着ローラ27上のトナー像を記録紙Pに定着可能な温度である。
ここで、本実施形態の装置では、前記軟化工程でトナーを軟化させているので、軟化工程がない構成に比べ、転写定着ローラ27の設定温度を低く設定することができる。それにより、記録紙Pを加熱する熱量も小さくなるため、記録紙Pに奪われる無駄な熱量が大幅に小さくなり、その結果、省エネルギ化を図ることができる。
転写定着ローラ27と加圧ローラ28間には、図示していない加圧手段により一定の加圧が加えられ、転写定着ローラ27と加圧ローラ28とで加圧ニップNを形成している。通常動作時には、転写定着ローラ27は中間転写ベルト25と接触している。
中間転写ベルト25を支持する2次転写ローラ34には、中間転写ベルト25上のトナー像を、転写定着ローラ27に転写するための電圧が印加される。中間転写ベルト25は、図7に示す除電装置32により除電される。
また、支点42aとして回転する離間レバー42の一端が、転写定着ローラ27の芯金27aに接触し、離間レバー42の他端が、回転軸43aを中心に回転する離間カム43のカム面に接触している。離間カム43はステッピングモータ44により回転駆動される。ステッピングモータ44の駆動軸44aと離間カム43の回転軸43aとは同軸に構成されている。なお、ステッピングモータ44の駆動軸44aと、離間カム43の回転軸43aの間にギアを介入して連結する構成にすることも考えられる。
ステッピングモータ44はモータドライバ45に接続され、モータドライバ45は制御部46の指令を受けてステッピングモータ44を駆動する。
図3は本実施形態における前記制御部を中心とした制御系の構成を示すブロック図であり、CPUなどからなる制御部46は、離間レバー42および離間カム43からなる離間部材を駆動する離間部材駆動部を構成する前記モータドライバ45と、サーミスタ41の検知データに基づきハロゲンヒータ29のオンオフ駆動を行う加熱部材駆動部47と、中間転写ベルト25を移動させるためのモータなどからなる中間転写ベルト駆動部48と、転写定着ローラ27を回転駆動させるモータなどからなる転写定着ローラ駆動部49と、異常検知センサ50に接続されている。この異常検知センサ50の異常検知を受けて、制御部46は、モータドライバ45にステッピングモータ44の駆動指令を出力する。なお、異常検知センサ50にはフォトセンサを用いることができる。
ジャムなどの異常が発生した場合について図2を参照して説明する。
ジャムなどの異常が発生し、転写定着ローラ27と加圧ローラ28の加圧ニップNから記録紙Pが出てこなかった場合、異常検知センサ50により異常が検知され、制御部46に異常信号が出力される。すると制御部46は、装置の動作を停止するように各駆動部に指令を出力し、動作を停止させる。
次に制御部46は、モータドライバ45にステッピングモータ44の駆動指令を出力し、離間カム43が図2に示す回転位置になるように回転制御を行う。そして、この離間カム43の回転により離間レバー42が回転し、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させる。
このように異常発生時などに、装置の動作を動作途中で停止させた場合、転写定着ローラ27と中間転写ベルト25を離間させておけば、加圧ニップNを通過中に止まった記録紙Pを、用紙搬送方向あるいは用紙搬送方向と逆方向に引き抜いても、中間転写ベルト25に溶融トナーが付着することがなく、したがって、中間転写ベルト25にトナーが固着することもない。
また本実施形態では、クリーニングユニット33のクリーニングブレード33aを、中間転写ベルト25に当接させて設置し、転写定着ローラ27と中間転写ベルト25の離間後、中間転写ベルト25を駆動させるようにしている。これにより、中間転写ベルト25上に残留するトナーをクリーニングブレード33aによって除去することができる。
トナーが中間転写ベルト25に固着してしまった場合は、トナーの中間転写ベルト25への付着力が大きいため、トナーを中間転写ベルト25からクリーニングブレード33aによって除去することは困難であるが、本実施形態では、前記のように中間転写ベルト25上のトナーは固着していないので、クリーニングブレード33aにより除去することが可能である。なお、図1,図2の51は、転写定着ローラ27上のトナーなどを除去するクリーナである。
図4は本発明の実施形態2を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図である。なお、以下の説明において既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付した。
実施形態2において、サーミスタ41の検知データに基づきハロゲンヒータ29のオンオフ駆動を行う加熱部材駆動部であるハロゲンヒータ運転部47を備え、この異常検知センサ50の異常検知を受けて、制御部46は、モータドライバ45にステッピングモータ44の駆動指令を出力するようにしている。
ハロゲンヒータ29はハロゲンヒータ運転部47に接続され、ハロゲンヒータ運転部47は、制御部46により指令出力を受け、ハロゲンヒータ29をオンオフさせる。装置が正常に動作している場合には、制御部46は、サーミスタ41からの検知データに基づいてハロゲンヒータ運転部47に指令信号を出し、転写定着ローラ27が所定の設定温度になるように、ハロゲンヒータ29を点灯させる。
実施形態2において、ジャムなどの異常が発生した場合は、実施形態1にて説明したと同様に装置の動作を停止させ、離間カム43を回転制御することにより、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させる。
このように、異常発生時などに装置の動作を動作途中で停止させた場合、転写定着ローラ27上にはトナーが多量に残っている。本実施形態では、転写定着ローラ27にトナーを保持するため、転写工程と定着工程を別々に備える従来の画像形成装置に比べ、定着部材である転写定着ローラ27上に多量のトナーが残ってしまうという問題がある。この問題は、本構成の画像形成装置特有の課題である。
そこで本実施形態では、このような問題を解決するために、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させた後、転写定着ローラ27を駆動する。これにより、転写定着ローラ27上の残トナーを、クリーナ51によって除去することができる。転写定着ローラ27の駆動は、転写定着ローラ27と中間転写ベルト25の離間直後に行ってもよいが、ジャム紙などの異常処理が終了した後に行ってもよい。クリーナ51としてはウェブが好ましいが、ローラ構造のものであってもよい。
しかし、その場合、転写定着ローラ27上のトナーは、異常処理をしている間に溶融状態から固化状態に変わり、転写定着ローラ27に固着してしまう。トナーが転写定着ローラ27に固着してしまった場合は、トナーの転写定着ローラ27への付着力が大きいため、トナーを転写定着ローラ27から除去することは困難になる。
そこで実施形態2では、転写定着ローラ27と中間転写ベルト25を離間させた後、転写定着ローラ27をハロゲンヒータ29により加熱し、転写定着ローラ27上に固着してしまったトナーを溶融するようにしている。これにより、転写定着ローラ27上に残ったトナーを、クリーナ51により除去することが可能になる。
本実施形態では、離間カム43を回転制御することにより、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させる構成として説明したが、離間レバー42を2次転写ローラ34に接触して設け、2次転写ローラ34を移動させて中間転写ベルト25を転写定着ローラ27から離間させる構成にしてもよい。
次に、本発明の実施形態3について説明する。
実施形態3の構成は図4に示す実施形態2と同様の構成であり、実施形態1,2と同様に、ジャムなどの異常が発生した場合は装置の動作を停止させ、離間カム43を回転制御することにより、転写定着ローラ27を中間転写ベルト25から離間させる。実施形態1,2で説明したように、本実施形態の装置は、転写工程と定着工程を別々に備える従来の装置の定着部材に比べ、定着部材である転写定着ローラ27上に多量のトナーが残ってしまう。そのため転写定着ローラ27にクリーナ51などのクリーニング手段を備えただけでは、クリーニング手段への負担が大きく、転写定着ローラ27上の残留トナーを除去し切れなくなってしまう。
そこで本実施形態では、転写定着ローラ27上の残留トナーを除去するために、転写定着ローラ27と中間転写ベルト25の離間後、転写定着ローラ27と加圧ローラ28の加圧ニップNに、図4に示すように、クリーニングシート(P1)を通し、転写定着ローラ27上の残トナーを除去するようにしている。それにより、クリーナ51を設けたとしても、クリーナ51に大きな負担をかけることなく、転写定着ローラ27上の残留トナーを確実に除去することができる。
クリーニングシート(P1)としては、通常、画像形成装置で使用する記録紙などの記録媒体を用いることができる。
図5,図6は本発明の実施形態4を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図である。
実施形態4において、転写定着ベルト55が定着ローラ56と支持ローラ57に架設され、転写定着ベルト55を介して定着ローラ56と加圧ローラ58とで加圧ニップNを形成している。定着ローラ56と加圧ローラ58間には、図示していない加圧手段により一定の加圧が加えられている。転写定着ベルト55上のトナーを除去するクリーナ51を転写定着ベルト55に接触させている。
実施形態1〜3と同様に、中間転写ベルト55上にトナー像が転写され、転写定着ベルト55との接触部へ搬送される。画像出力時には、図5に示すように、転写定着ベルト55は中間転写ベルト25と接触している。
中間転写ベルト25上のトナー像は、転写定着ベルト55に転写され、加圧ローラ58との加圧ニップNへ搬送されるが、この搬送工程において、転写定着ベルト55はハロゲンヒータ29により加熱されているため、転写定着ベルト55上のトナーを軟化させることができる。本実施形態では、転写定着ベルト55を用いることにより、トナーの軟化工程を長くすることができるので、転写定着ベルト55の設定温度をさらに低く設定することができ、より省エネルギ化を図ることができる。
そして記録紙Pが、転写定着ベルト55と加圧ローラ58の加圧ニップNを通過することにより、転写定着ベルト55上のトナー像が記録紙Pに転写されると共に定着される。転写定着ベルト55の表面温度は、サーミスタ41によって検知され、この検知データに基づき、制御部46がハロゲンヒータ運転部47に指令信号を出し、ハロゲンヒータ29の点灯を制御して転写定着ベルト55の表面温度を設定温度に維持する。
実施形態4では、支点42aを中心として回転する離間レバー42を設置し、離間レバー42の一端を支持ローラ57の支軸57aに接触させ、他端を回転軸43aを中心に回転する離間カム43に接触させており、ジャムなどの異常が発生した場合は、実施形態1にて説明したと同様に装置の動作を停止させ、離間カム43を回転制御することにより、図6に示すように、転写定着ベルト55を中間転写ベルト25から離間させる。
このように、異常発生時に装置の動作を動作途中で停止させた場合、転写定着ベルト55上にはトナーが残っている。そこで本実施形態では、この残留トナーの問題を解決するために、転写定着ベルト55を中間転写ベルト25から離間させた後、転写定着ベルト55を回転させ、転写定着ベルト55上の残留トナーを、クリーナ51によって除去している。
また、実施形態2にて説明したように、前記離間後の転写定着ベルト55の回転時に、ハロゲンヒータ29を点灯させ転写定着ベルト55を加熱することにより、転写定着ベルト55上に固着したトナーが溶融するため、一旦固着してしまったトナーでも、クリーナ51によって転写定着ベルト55から容易に除去することができる。
また、実施形態3にて説明したように、転写定着ベルト55と中間転写ベルト25の離間後、転写定着ベルト55と加圧ローラ58の加圧ニップNにクリーニングシートを通し、転写定着ベルト55上の残留トナーを除去するようにしてもよい。
なお、実施形態1〜3における転写定着ローラ27としては、アルミ,ステンレスあるいは炭素鋼などの芯金の表面に厚さ2mmの弾性層を設け、さらに、その弾性層の上に厚さ50μmのPFAチューブを被覆したものを用いた。加圧ローラ28として、転写定着ローラ27と同じ構成のローラを用いることができる。さらに、中間転写ベルト25は、ベース層と表面層から構成された無端ベルトであり、ベース層としてポリイミドフィルムを用い、表面層としてシリコーンゴムを用いたものを使用した。
また、実施形態4の転写定着ベルト55として下記構造のものを使用した。
転写定着ベルト55の基体には、耐熱性樹脂あるいは金属から形成されたエンドレスのベルト状基体を用い、耐熱性樹脂の材質として、例えばポリイミド,ポリアミドイド,ポリエーテルケトン(PEEK)などが使用でき、また金属の材質としては、ニッケル,アルミニウム,鉄などを使用することができる。厚さは100μm以下の薄肉のものが望ましい。
転写定着ベルト55の表面は、記録紙およびトナー像と加圧接触するため離型性が必要であり、さらに耐熱性,耐久性に優れたものが好ましい。そのため、転写定着ベルト55の表層は導電性の耐熱離型層(例えばフッ素系樹脂)が被覆された構成にすることがよく、フッ素樹脂を、吹き付けなどにより基体表面に塗装し、加熱融着させることにより表面離型層を形成する。
また、転写定着ベルト55の他の構成として、ポリイミド樹脂などの耐熱性樹脂の基体にシリコ−ンゴムなどの弾性体層を設け、さらに、その弾性体層の上にフッ素樹脂(PFAチューブなど)の離型層を設けてもよい。弾性層のシリコ−ンゴム層は、ゴム硬度25〜65度(JISA硬度計)で、厚さが100〜300umの範囲が良好な定着性および熱応答性を得る条件として望ましい。
実施形態4の支持ローラ57には、鉄、またはアルミニウム製で、肉厚が0.3〜1mmの薄肉金属ローラを用いた。内部に熱源としてハロゲンヒータを備えてもよい。定着ローラ56は、実施形態1の転写定着ローラ27と同様の構成とした。加圧ローラ58は、実施形態1の加圧ローラ28と同様の構成とした。
また、定着ローラ56の他の構成として、鉄製芯金の外周に耐熱弾性体、例えば発泡シリコーンゴムや液状シリコーンゴムで構成された弾性層を備えたものであってもよい。この場合は、定着ローラ56内部にハロゲンヒータ29を設けず、支持ローラ57の内部などに熱源を設置する。また、誘導加熱装置を用いて、支持ローラ57や転写定着ベルト55を発熱させるようにしてもよい。
本発明は、トナー像の転写定着処理を行う転写定着方式の転写定着装置の駆動方法および駆動装置として適用され、特に複写機,プリンタ,ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置におけるトナー像定着駆動部に実施して有効である。
本発明の実施形態1を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図 実施形態1における転写定着ローラと中間転写ベルトの離間状態の構成図 本実施形態における制御部を中心とした制御系の構成を示すブロック図 本発明の実施形態2を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図 本発明の実施形態4を説明するための画像形成装置における転写定着部を示す構成図 実施形態4における転写定着ベルトと中間転写ベルトの離間状態の構成図 転写定着方式の構成を採用した画像形成装置の全体構成を説明するためのカラー画像形成装置の概略構成図 記録紙ジャムなどの異常発生時の加圧ニップ部分における問題の説明図 図8の状態において記録紙を搬送方向へ引いたときの説明図 図8の状態において記録紙を搬送方向と逆方向へ引いたときの説明図
符号の説明
20 画像形成装置
21B〜24B 現像器
25 中間転写ベルト
27 転写定着ローラ
28 加圧ローラ
29 ハロゲンヒータ
33a クリーニングブレード
41 サーミスタ
42 離間レバー
43 離間カム
44 ステッピングモータ
45 モータドライバ
46 制御部
47 加熱部材駆動部
48 中間転写ベルト駆動部
49 転写定着ベルト駆動部
50 異常検知センサ
51 クリーナ
55 転写定着ベルト
56 定着ローラ
57 支持ローラ
58 加圧ローラ

Claims (12)

  1. 感光体上にトナー像を形成するトナー像形成部材と、前記感光体上に形成されたトナー像の転写を受け、所定の方向に循環移動する中間転写部材と、該中間転写部材上に形成されたトナー像が転写される転写定着部材と、該転写定着部材を加熱する加熱部材と、該転写定着部材とで加圧ニップを形成する加圧部材とを備えた画像形成装置における転写定着駆動方法であって、
    前記転写定着部材にて前記中間転写部材から転写されたトナー像を前記加圧ニップに至るまで加熱し、前記加圧ニップを通過する記録媒体上にトナー像を加圧して、転写かつ定着させる画像形成装置における転写定着駆動方法において、
    異常発生時、少なくとも前記加圧ニップから記録媒体を除去するとき、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させることを特徴とする画像形成装置における転写定着駆動方法。
  2. 前記中間転写部材上のトナーを除去するトナー除去部材を備え、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記トナー除去部材によるトナー除去を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における転写定着駆動方法。
  3. 前記転写定着部材上のトナーを除去するクリーニング部材を備え、前記中間転写体と前記転写定着部材を離間させた後、前記クリーニング部材によるトナー除去を行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置における転写定着駆動方法。
  4. 前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記転写定着部材と前記加圧部材の加圧ニップにクリーニング用シートを通過させることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法。
  5. 前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記転写定着部材を加熱することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法。
  6. 前記転写定着部材をベルト部材から構成し、該ベルト部材に内接する支持ローラを備え、該支持ローラを前記ベルト部材を挟んで前記中間転写部材に接触させ、異常発生時に、前記支持ローラを移動させて、前記中間転写体と前記ベルト部材を離間することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動方法。
  7. 感光体上にトナー像を形成するトナー像形成部材と、前記感光体上に形成されたトナー像の転写を受け、所定の方向に循環移動する中間転写部材と、該中間転写部材上に形成されたトナー像が転写される転写定着部材と、該転写定着部材を加熱する加熱部材と、該転写定着部材とで加圧ニップを形成する加圧部材とを備え、前記転写定着部材にて前記中間転写部材から転写されたトナー像を前記加圧ニップに至るまで加熱し、前記加圧ニップを通過する記録媒体上にトナー像を加圧して、転写かつ定着させる構成の画像形成装置における転写定着駆動装置において、
    異常発生時、少なくとも前記加圧ニップから記録媒体を除去するとき、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させる離間部材を備えたことを特徴とする画像形成装置における転写定着駆動装置。
  8. 前記中間転写部材上のトナーを除去するトナー除去部材と、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記中間転写体を作動させ、前記トナー除去部材によるトナー除去を行わせる制御部とを備えたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における転写定着駆動装置。
  9. 前記転写定着部材上のトナーを除去するクリーニング部材と、前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記転写定着部材を作動させ、前記クリーニング部材によるトナー除去を行わせる制御部とを備えたことを特徴とする請求項7または8記載の画像形成装置における転写定着駆動装置。
  10. 前記中間転写部材と前記転写定着部材を離間させた後、前記転写定着部材を前記加熱部材により加熱させる制御部を備えたことを特徴とする請求項7〜9いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動装置。
  11. 前記転写定着部材をベルト部材から構成したことを特徴とする請求項7〜10いずれか1項記載の画像形成装置における転写定着駆動装置。
  12. 前記転写定着部材であるベルト部材に内接し、かつ該ベルト部材を挟んで前記中間転写部材に接触する支持ローラと、異常発生時に、前記支持ローラを移動させて、前記中間転写体と前記ベルト部材を離間させる制御部とを備えたことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置における転写定着駆動装置。
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