JP2007121132A - スラブの山姿検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】段積みされてコンベア等で搬送されているスラブの山姿を精度良く検出することができ、クレーン作業の効率向上を可能とするスラブの山姿検出方法を提供する。
【解決手段】段積みされたスラブ1を搬送するコンベア2を横切るような水平光線15を投光する投光器13とその水平光線15を受光する受光器14を、高さ方向にΔhの間隔で複数個配置し、段積みされたスラブ1の搬送にともなう水平光線15の受光状態の時間的変化に基づいて、当該スラブ1の山姿を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】段積みされたスラブ1を搬送するコンベア2を横切るような水平光線15を投光する投光器13とその水平光線15を受光する受光器14を、高さ方向にΔhの間隔で複数個配置し、段積みされたスラブ1の搬送にともなう水平光線15の受光状態の時間的変化に基づいて、当該スラブ1の山姿を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、段積みされてコンベア等によって搬送中のスラブの積み姿(山姿)を検出するためのスラブの山姿検出方法に関するものである。
連続鋳造されたスラブは、段積みされてコンベア等の搬送ラインによって熱間圧延ラインに搬送され、自動クレーン(以下、単にクレーンという)によって一枚ずつ所定の場所に運搬される。
その際に、段積みされているスラブの山姿(全体の積み高さや個々のスラブの幅、積み重ねたスラブの位置のずれ等)を事前に把握していないと、クレーンの爪がスラブに衝突する危険性があり、場合によっては、クレーンの破損につながってしまう。
そこで、このようなクレーンの爪がスラブに衝突するのを回避するために、クレーンがスラブを掴みにいく際には、スラブの積み高さ(積み枚数)に関わらず、一定の高さ位置で減速するようにしたり、クレーンの爪の開度を広めに設定しておくようにしたりしている。
しかし、スラブの積み高さに関わらず、一定の高さ位置でクレーンを減速すると、積み高さが低い場合に減速区間が長くなり、スラブの位置に到達するまでに時間がかかってしまう。また、クレーンの爪の開度を広めに設定しておくと、爪の開閉に余分な時間がかかってしまう。その結果、生産性を阻害してしまうことになる。
これに対して、特許文献1には、搬送台車上に段積みされているスラブの積み高さ等を検出する方法が開示されている。すなわち、搬送台車上に段積みされているスラブの上面に投射した垂直なスリット光の受光角度に基づいてスラブの積み高さを算出し、かつ、クレーンからの斜光投光により形成されたスラブエッジの陰影境界の受光角度を求め、その陰影境界の受光角度とスラブの積み高さとからスラブのエッジ位置を演算することによりスラブとクレーンとのずれ量を求めるというものである。
特開平1−242392号公報
しかし、特許文献1に記載されている方法は、必ずしも、その検出精度は充分なものとはいえない。すなわち、スラブ上面に投光し、その反射光を受光するようにしているので、ヤード内の上部等に設けられている他の照明によって影響を受ける可能性が高い。また、スラブ上面に投光した垂直なスリット光の反射光によりスラブの積み高さを検出するようにしているが、スラブ表面はうねりをもっているので、誤検出する可能性がある。さらに、投光器と受光器がクレーン上に設置されているので、クレーンの振動等の影響を直接受ける可能性がある。
また、特許文献1に記載されている方法では、スラブの積み高さと最上段のスラブのエッジ位置は検出できたとしても、特に長さや幅の小さいスラブが下段側に積まれている場合に、そのスラブを検出することができず、スラブの山姿全体を把握することができない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、段積みされてコンベア等で搬送されているスラブの山姿を精度良く検出することができ、クレーン作業の効率向上を可能とするスラブの山姿検出方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]スラブを段積みした状態で搬送するスラブの搬送ラインにおいて、搬送ラインを横切るように水平光線を投光する投光器とその水平光線を受光する受光器とを搬送ラインを挟んで高さ方向に所定の間隔で複数個配置するとともに、前記投光器と前記受光器との間を段積みされたスラブが通過する際の前記水平光線の受光状態を測定し、該測定値の時間的変化に基づいて、当該段積みされたスラブの山姿を検出することを特徴とするスラブの山姿検出方法。
本発明においては、投光器からの光を受光器が直接受光してスラブの山姿を検出するようにしているので、ヤード内の他の照明に影響されることがないし、スラブ表面のうねりによる誤検出をすることもない。また、水平光線が搬送ラインを横切るように投光器と受光器を設けているので、搬送ラインの振動等を直接受けることがない。さらに、水平光線を高さ方向に所定の間隔で複数個配置しているので、下段側のスラブも検出することができる。したがって、段積みされてコンベア等で搬送されているスラブの山姿を精度良く検出することができ、その結果、クレーン作業の効率を向上させることが可能となっている。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスラブの山姿検出方法を説明するための斜視図であり、図2は、その検出結果の一例を示す図である。
図1(a)に示すように、連続鋳造されて段積みされたスラブ1(ここでは、下方からスラブ1a、1b、1c、1d、1eの5枚のスラブが段積みされている)がコンベア2によって搬送されており、その前方にスラブ山姿検出装置10が設けられている。
スラブ山姿検出装置10は、コンベア2を挟んで、コンベア2からそれぞれ所定距離離れた位置に互いに対向するように設置された一対の柱11、12と、柱11の高さ方向に所定の間隔Δhで配置され、コンベア2の搬送方向に直交する方向に向けて水平光線15を投光する複数の投光器13と、柱12の高さ方向に所定の間隔Δhで配置され、対応する高さ位置の投光器13からの水平光線15を受光する複数の受光器14と、受光器14の受光状態を所定の時間間隔Δsでサンプリングし、その時間的変化に基づいてスラブの山姿を演算する演算装置(図示せず)とを備えている。なお、水平光線15としてはレーザ光線等が用いられている。
ここで、投光器13と受光器14を設置する高さ方向の所定間隔Δhは、段積みされた全てのスラブを検出するためにはスラブの厚さ以下とする必要があるが、検出したい精度や設置コスト等から適宜設定すればよい。また、サンプリングする所定の時間間隔Δsは、検出したい位置精度とコンベア2の搬送速度とから、適宜設定すればよい。
そして、図1(b)に示すように、コンベア2上の段積みされたスラブ1がスラブ山姿検出装置10を通過していくと、それまで、すべての水平光線15が受光器14に達していた状態から、一部の水平光線15がスラブ1a〜1eによって遮られ、対応する受光器14に達しない状態になる。そして、スラブ1a〜1eが通過してしまうと、遮られていた水平光線15が対応する受光器14に再び達するようになる。
図2は、そのような、高さ方向に間隔Δhで配置された受光器14の受光状態の時間的変化を示したものである。図2中の●印が遮光された状態(ON状態)になっていることを示している。それ以外は受光している状態(OFF状態)である。
このような受光状態の時間的変化に基づいて、対応する受光器の高さ位置から、スラブ1の全体高さ(スラブ1eの上面の高さ位置)と各スラブ1a〜1eの厚みを検出することができる。また、対応する受光器がON状態になっている時間とコンベア2の搬送速度とから、各スラブ1a〜1eの幅(搬送方向の長さ)を検出することができる。
なお、上記では、図2に示すように、所定のサンプリング間隔Δs毎にON状態・OFF状態を判別するようにしているが、受光状態がOFF状態からON状態に変化した時刻(通過開始時刻)と、受光状態がON状態からOFF状態に変化した時刻(通過終了時刻)に基づいて、スラブの山姿を検出するようにしてもよい。
そして、検出されたスラブの山姿の情報は、熱間圧延ラインのクレーンに伝送される。それによって、熱間圧延ラインのクレーンは、スラブ1a〜1eをそれぞれ運搬する際に、各スラブ1a〜1eの高さ位置に応じて減速することができるとともに、各スラブ1a〜1eの幅に応じてクレーンの爪の開度を設定することができる。その結果、クレーンの爪がスラブに衝突するのを回避しながら、クレーン作業を効率的に実施することができるようになる。
以上のようにして、この実施形態においては、投光器13からの平行光線15を受光器14が直接受光してスラブ1の山姿を検出するようにしているので、ヤード内の他の照明に影響されることがないし、スラブ表面のうねりによる誤検出をすることもない。また、コンベア2から所定距離離れた位置に投光器13と受光器14を設けているので、コンベア2の振動等を直接受けることがない。さらに、投光器13と受光器14を高さ方向に複数配置しているので、個々のスラブの大きさ(幅、長さ)に関係なく、段積みされた全てのスラブを同時に検出することができる。したがって、段積みされてコンベア2で搬送されているスラブ1の山姿を精度良く検出することができる。その結果、クレーンの爪がスラブに衝突するのを回避するために、一定の高さ位置でクレーンを減速するようにしたり、クレーンの爪の開度を広めに設定しておくようにしたりする必要がなくなり、クレーン作業の効率を向上させることが可能となっている。
図1に示したように、段積みしたスラブをコンベアにて搬送するスラブ搬送ラインに、搬送ラインを横切るように水平光線を投光する投光器とその水平光線を受光する受光器とをコンベアを挟んで高さ方向に複数個配置した。なお、高さ方向の設置間隔Δhは80mmとした。そして、図2に示したように、投光器と受光器との間を段積みされたスラブが通過する際の水平光線の受光状態を測定し、段積みされたスラブの山姿を検出した。なお、コンベアの搬送速度7.2m/minに対し、サンプリングの時間間隔Δsは500msecとした。
このようなスラブ山姿の検出値に基づいて、クレーン下降時の減速タイミングおよびクレーンの爪の開度を設定することにより、従来は約50秒であったクレーン動作のサイクル時間が約40秒となり、クレーン作業効率の向上効果が確認できた。
1 スラブ
1a〜1e スラブ
2 コンベア
10 山姿検出装置
11、12 柱
13 投光器
14 受光器
15 平行光線
1a〜1e スラブ
2 コンベア
10 山姿検出装置
11、12 柱
13 投光器
14 受光器
15 平行光線
Claims (1)
- スラブを段積みした状態で搬送するスラブの搬送ラインにおいて、搬送ラインを横切るように水平光線を投光する投光器とその水平光線を受光する受光器とを搬送ラインを挟んで高さ方向に所定の間隔で複数個配置するとともに、前記投光器と前記受光器との間を段積みされたスラブが通過する際の前記水平光線の受光状態を測定し、該測定値の時間的変化に基づいて、当該段積みされたスラブの山姿を検出することを特徴とするスラブの山姿検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005314357A JP2007121132A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | スラブの山姿検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005314357A JP2007121132A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | スラブの山姿検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007121132A true JP2007121132A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38145136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005314357A Pending JP2007121132A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | スラブの山姿検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007121132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019104036A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | Jfeスチール株式会社 | 積載スラブの移載設備及び移載方法 |
JP7212110B1 (ja) | 2021-07-05 | 2023-01-24 | ジック株式会社 | 形状プロファイル計測装置、及びシュリンク包装機 |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005314357A patent/JP2007121132A/ja active Pending
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US11906287B2 (en) | 2021-07-05 | 2024-02-20 | Sick K.K. | Shape profile measurement device, and shrink-packaging machine |
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