JP2007120236A - 下地板及びタイル張り壁面の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイルを一直線状に正確に揃えて張り付けることが可能な下地板及びタイル張り壁面の施工方法を提供する。
【解決手段】柱1に対し複数枚の下地板2をビス等により固定し、壁下地3を構築する。この下地板2の表面に、横方向に延在する溝2a〜2eが上下方向に一定の間隔をあけて複数条設けられている。隣接する溝同士の間隔はタイル10を張るピッチと同一になっている。この壁下地3に対し、接着剤を塗着し、コテ等を用いて均して接着剤層4を形成する。該接着剤層4の表面のうち該溝2a〜2eに対応する箇所に凹部4aが形成される。この凹部4aに沿ってタイル10を張り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】柱1に対し複数枚の下地板2をビス等により固定し、壁下地3を構築する。この下地板2の表面に、横方向に延在する溝2a〜2eが上下方向に一定の間隔をあけて複数条設けられている。隣接する溝同士の間隔はタイル10を張るピッチと同一になっている。この壁下地3に対し、接着剤を塗着し、コテ等を用いて均して接着剤層4を形成する。該接着剤層4の表面のうち該溝2a〜2eに対応する箇所に凹部4aが形成される。この凹部4aに沿ってタイル10を張り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイル張り壁面の壁下地に用いられる下地板及び該壁下地にタイルを張り付けてなるタイル張り壁面の施工方法に関する。
従来、下地板を複数枚並設して壁下地を形成し、該壁下地上に接着剤を塗布し、該接着剤の上にタイルを張り付けてなるタイル壁面が知られている(特開平10−159304号公報、特開平11−349916号公報)。
特開平10−159304号公報
特開平11−349916号公報
従来、壁下地に接着剤を塗布し、その上にタイルを張り付けるときに、タイルを一直線状に張り付けるための目印が無いため、タイルを一直線状に正確に揃えて張り付けることが困難であった。
本発明は、タイルを一直線状に正確に揃えて張り付けることが可能な下地板及び該下地板を用いたタイル張り壁面の施工方法を提供することを目的とする。
請求項1の下地板は、タイル張り壁面の壁下地に用いられる下地板において、該下地板の表面に、横方向に延在する溝が上下方向に間隔をあけて複数条設けられており、該溝同士の間隔はタイルを張るピッチの自然数分の1であることを特徴とするものである。
請求項2の下地板は、請求項1において、該溝は奥側に狭くなるV字溝であり、該溝の深さは2.5〜3.5mmであることを特徴とするものである。
請求項3のタイル張り壁面の施工方法は、タイルが壁面に張り付けられてなるタイル張り壁面を施工する方法において、請求項1又は2の下地板を複数枚並設して壁下地を形成する工程と、該壁下地の表面に接着剤を塗布して接着剤層を形成する工程と、該溝に沿ってタイルを張り付ける工程とを有することを特徴とするものである。
請求項4のタイル張り壁面の施工方法は、請求項3において、該接着剤層の厚さは0.5〜2mmであることを特徴とするものである。
本発明の下地板にあっては、該下地板の表面に、横方向に延在する溝が上下方向に間隔をあけて複数条設けられており、該溝同士の間隔はタイルを張るピッチの自然数分の1である。
本発明のタイル張り壁面の施工方法は、この下地板を複数枚並設して壁下地を形成する工程と、該壁下地の表面に接着剤を塗布して接着剤層を形成する工程と、該溝に沿ってタイルを張り付ける工程とを有する。
このように、この下地板の表面に接着剤を塗布して接着剤層を形成すると、該接着剤層のうち下地板の溝が存在する部分に凹みが生じる。この凹みに沿ってタイルを配置して張り付けることにより、タイルを横方向に一直線状に正確に揃えて張り付けることができる。
また、下地板の溝同士の間隔はタイルを張るピッチの自然数分の1であるため、各タイル段毎にタイルを張るための目印となる凹みが生じる。従って、該凹みに沿ってタイルを配置して張り付けることにより、各段毎にタイルを横方向に一直線状に正確に揃えて張り付けることができる。また、タイルのピッチを一定にすることが容易である。
本発明の下地板において、溝は奥側に狭くなるV字溝であることが好ましい。この場合、溝の開口部の幅が大きいため、接着剤層を形成したときに凹みの幅も大きくなり、凹みが見易いものとなる。また、溝の奥側に狭いため、接着剤の使用量が少なくて済み、経済的である。
該溝の深さは2.5〜3.5mmであることが好ましく、該接着剤層の厚さは0.5〜2mm特に0.5〜1.5mmであることが好ましい。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図(a)〜(c)は本発明の実施の形態に係るタイル張り壁面の施工方法を説明する断面図、第2図は完成したタイル張り壁面の部分的な斜視図、第3図は第1図の下地板の斜視図である。
第1図(a)及び第2図の通り、柱1に対し複数枚の下地板2をビス、釘等により固定し、壁下地3を構築する。
この実施の形態では、下地板2の下縁及び上縁に実部が設けられており、これらの実部を係合させるようにして各下地板2同士が並設されている。
第3図の通り、この下地板2の表面に、横方向に延在する溝2a〜2eが上下方向に一定の間隔をあけて複数条設けられている。隣接する溝同士の間隔は、後述する通り、タイル10を張るピッチと同一になっている。
第1図(a)及び第3図の通り、上段側のタイル10の下側に設けられた溝2eは下段側のタイル10の上側に設けられた溝2aと結合して、奥側に狭いV字溝となっている。また、中央側の溝2b〜2dは、奥側に狭いV字溝となっている。
下地板としては、例えば金属系パネル(例えば鋼板パネル、金属サイディング、鋼板サンドイッチパネルなど)や窯業系サイディングが用いられる。
該溝2a〜2eの深さは2.0〜5.0mm特に2.5〜3.5mmであることが好ましい。2.0mm未満であると該溝2a〜2e上に形成される凹部4aが視認し難くなり、5.0mmを超えると接着剤の使用量が多くなって不経済である。
該溝2a〜2eの幅は3〜20mm特に3〜10mmであることが好ましい。3mm未満であると凹部4aが視認し難い。10mmを超えると凹部4aの最深部がブロードになりがちなのでタイルを張りにくくなる。20mmを超えると接着剤の使用量が多くなって不経済である。
次いで、第1図(b)の通り、この壁下地3に対し、接着剤をくし目コテ等を用いて塗着し、平コテ等を用いて均して接着剤層4を形成する。このとき、壁下地3の表面に溝2a〜2eが設けられていることから、該接着剤層4の表面のうち該溝2a〜2eに対応する箇所に凹部4aが形成される。
接着剤としては、例えば変成シリコーン系弾性接着剤などの弾性接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤等が用いられる。該接着剤層4の厚さは0.5〜2mm特に0.5〜1.5mmであることが好ましい。0.5mm未満であると接着力が不足し、2mmを超えると凹部4aが視認し難くなると共に、接着剤の使用量が多くなって不経済である。
凹部4aが形成される理由としては、接着剤を均す際、溝2a〜2eにおいて接着剤が溝の深部に沈み込むこと等が考えられる。
その後、この接着剤層4が硬化する前に、第1図(c)のように凹部4aに沿ってタイル10を張り付ける。これにより、タイル張り壁面が形成される。
上記実施の形態にあっては、凹部4aに沿ってタイル10を張ることにより、タイル10を横方向に一直線状に正確に揃えて張り付けることができる。また、溝2a〜2e同士の間隔はタイル10を張るピッチと同一になっているため、凹部4a同士の間隔もタイル10を張るピッチと同一になる。このため、タイル10を各段毎に該凹部4aに沿って張り付けることにより、各段毎にタイルを横方向に一直線状に正確に揃えて張り付けることができる。また、タイルを一定のピッチで張り付けることが容易である。
本実施の形態では、溝2a〜2eがV字溝であるため、溝の開口部の幅が大きい。このため、接着剤層4を形成したときに凹部4aの幅も大きくなり、凹部4aが見易いものとなる。また、溝2a〜2eはその奥側に狭いため、溝2a〜2e内に侵入する接着剤の量が少なくて済み、経済的である。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。例えば、上記実施の形態ではタイル10の上辺を凹部4aの下端に沿わせて張り付けたが、タイル10の上辺を凹部4aの上端に沿わせて張り付けてもよく、この場合、凹部4aが目立たなくなり、壁面の美観が良好なものとなる。また、凹部4aの最深部に沿わせて張り付けてもよい。凹部4aを跨ぐようにしてタイル10を張り付けてもよい。
目地空間に目地材を詰めても詰めなくてもよい。詰めた場合、凹部4aが目視されなくなるので好ましい。
溝2a〜2eはV字形でなくてもよく、例えばコ字形であってもよい。
第1図のタイル10の代わりに、第4図の如く縦及び横の寸法が該タイル10の2倍のタイル10Aを用いてもよい。この場合、溝2a〜2e同士の間隔はタイル10Aのピッチの2分の1になる。また、第4図において、タイル10Aを溝の間隔分だけ上側又は下側にずらし、タイル10Aが隣接する下地板2,3に跨るようにしてタイル10Aを張り付けてもよい。さらに、溝2a〜2e同士の間隔をタイルのピッチの3分の1、4分の1としてもよく、その他の自然数分の1としてもよい。
1 柱
2 下地板
2a〜2e 溝
3 壁下地
4 接着剤層
4a 凹部
10,10A タイル
2 下地板
2a〜2e 溝
3 壁下地
4 接着剤層
4a 凹部
10,10A タイル
Claims (4)
- タイル張り壁面の壁下地に用いられる下地板において、
該下地板の表面に、横方向に延在する溝が上下方向に間隔をあけて複数条設けられており、該溝同士の間隔はタイルを張るピッチの自然数分の1であることを特徴とする下地板。 - 請求項1において、該溝は奥側に狭くなるV字溝であることを特徴とする下地板。
- タイルが壁面に張り付けられてなるタイル張り壁面を施工する方法において、
請求項1又は2の下地板を複数枚並設して壁下地を形成する工程と、
該壁下地の表面に接着剤を塗布して接着剤層を形成する工程と、
該溝に沿ってタイルを張り付ける工程と
を有することを特徴とするタイル張り壁面の施工方法。 - 請求項3において、該接着剤層の厚さは0.5〜2mmであることを特徴とするタイル張り壁面の施工方法。
Priority Applications (1)
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JP2005316699A JP2007120236A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 下地板及びタイル張り壁面の施工方法 |
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Family
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005316699A patent/JP2007120236A/ja active Pending
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