JPH0893130A - 標識線付き建築用板材とその刻印方法および装置 - Google Patents

標識線付き建築用板材とその刻印方法および装置

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JPH0893130A
JPH0893130A JP23165594A JP23165594A JPH0893130A JP H0893130 A JPH0893130 A JP H0893130A JP 23165594 A JP23165594 A JP 23165594A JP 23165594 A JP23165594 A JP 23165594A JP H0893130 A JPH0893130 A JP H0893130A
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JP
Japan
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marking
disk
board
gypsum board
edge
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Pending
Application number
JP23165594A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sasano
哲郎 笹野
Sakae Nakamura
栄 仲村
Kazuo Yoshida
和男 吉田
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NIPPON SEKKO BOARD KK
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NIPPON SEKKO BOARD KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛筆やインク等の色素を用いずに、建築用板
材の表面に回転自由な円盤によって標識線を刻印して成
る標識線付き建築用板材を目的としている。 【構成】 合板、セメント板または石膏ボード等の板材
本体の少なくとも一方の表面に自由回転する円盤の縁辺
を圧接して凹状刻線を刻印して標識線を形成することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合板、セメント板ま
たは石膏ボード等の板材本体の表面に標識線を刻印して
成る建築用板材とその刻印方法および刻印装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合板、セメント板または石膏ボ
ード等の様な建築用板材を施工または切断加工等をする
際に、これら建築用板材の表面に各種標識線を引くこと
は広く行われていることである。
【0003】例えば、これら合板、セメント板または石
膏ボード等の様な大型の建築用板材を建物の壁または天
井等の枠組に取付ける際に、枠組が建築用板材の陰にな
って建築用板材の取付作業が困難に成り易いので、建築
用板材の取付に先立って、予め下地の枠組寸法や照明器
具、ガス配管および配線等のコンセントや接続口等の位
置を巻尺や差し金等を用いて測定して各位置を建築用板
材の表面に表示することが必要である。この様に、建築
用板材を決められた位置に取付るためには建築用板材の
表面に各種標識線を引くことが必要とされており、も
し、この様な標識線無しでは建築用板材の取付けに相当
な熟練と多くの手間を要し作業能率が著しく低下する。
【0004】このために、従来においては、この様な標
識線を表わす手段として、例えば特開昭61−3887
7号公報に開示されている手段が知られている。すなわ
ち、同公報に開示されている手段は、鉛筆、シャープペ
ンシル、マーキングペン、ボールペン等の標記手段を回
転させ乍ら板状部材の表面に標識線を引く方法およびそ
の装置を提案している。この様な提案は確かに建築用板
材の取付作業の効率を向上するための標識線を引く一手
段として有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】併し乍ら、上記公報に
開示されるこの様な提案は、板状部材の表面に標識線を
引く工程において、標記手段の補充が間欠的となって連
続した長期的な運転が出来ないこと、装置が複雑になっ
て標記手段のインク等の色素が次工程の板状部材に転写
して汚れが生じる等の装置上の欠点と、インク等の色素
のこすれによって板状部材の表面や取付作業者の衣服が
汚れる等の製品上の欠点とが見られる。
【0006】従って、この発明の目的は、この様な従来
における欠点を解決するために、鉛筆やインク等の色素
を用いずに、建築用板材の表面に回転自由な円盤によっ
て標識線を刻印して成る標識線付き建築用板材と刻印方
法および刻印装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明に依れば、標識線付き建築用板材は、合
板、セメント板または石膏ボード等の板材本体の少なく
とも一方の表面に自由回転する円盤の縁辺を圧接して凹
状刻線を刻印して成ることを特徴としている。
【0008】また、この発明に依れば、標識線付き建築
用板材の刻印方法は、回転自由な円盤の縁辺を合板、セ
メント板または石膏ボード等の建築用板材の板材本体の
少なくとも一方の表面に押圧することによって板材本体
の表面に凹状刻線を刻印することを特徴としている。
【0009】更に、この発明に依れば、標識線付き建築
用板材の刻印装置は、回転自由に支持されて板材本体に
対して相対的に移動可能に支持された円盤、円盤の縁辺
を板材本体に対して弾性的に圧接する弾性押圧装置から
成ることを特徴としている。
【0010】
【作用】従って、この発明は上述の手段に依って、合
板、セメント板、石膏ボード等の建築用板材の表面上
に、自由に回転する円盤を圧接して凹状刻線を形成する
簡単な構造の刻印装置によって連続して長期的に建築用
板材表面に標識線を刻印することが出来ると共に、この
様な刻印方法および刻印装置によって得られる標識線付
き建築用板材は、従来のようにインク等による汚れを生
じる問題も無く、建築用板材の取付作業の効率向上を図
ることが出来る。
【0011】この発明の他の目的と特長および利点は、
この発明の適宜な実施例を示す以下の添付図面に沿って
の詳細な説明から明らかになろう。
【0012】
【実施例】図面の図1および図2にはこの発明の標識線
付き建築用板材を形成するための刻印装置の一実施例が
示されており、この図示の実施例は建築用板材として石
膏ボードに標識線を刻印する場合の刻印装置が示される
もので、以下に図示の実施例に従って石膏ボードの場合
に就いて説明する。
【0013】説明に当たり、石膏ボードは、表面材であ
る2枚の板紙の間に石膏スラリーを装入して形成される
ものであることは周知の通りであり、当業者においては
明らかである。従って、図示の実施例は、この様な一般
的な石膏ボードの製造工程の初期の段階において、石膏
ボードの表面材である板紙が石膏スラリーと会合する前
工程において一方の板紙に刻印する状態が図示されてい
ることが容易に理解されよう。
【0014】図示される様に、刻印装置1は回転自由に
支持されて板材本体である石膏ボードに対して相対的に
移動可能な円盤2と、円盤2の縁辺3を石膏ボードの一
方の板紙5に対して圧接する弾性押圧装置4から主に構
成されている。
【0015】円盤2は実質的に凹状刻線10を形成する
ために板状の鋼の様な金属またはプラスチック材料等か
ら円形に造られて縁辺3が図2に示される様に鋭角な刃
の形に造られるのが好適であるが、好適な凹状刻線10
から成る標識線を刻印するためには、石膏ボードの板紙
5に刻印される凹状刻線10の最大幅が0.2〜3mm
と成るような刃の断面寸法とすることが特に好適であ
る。勿論、円盤2の縁辺3は、例えば図3のA、B、
C、Dに示される様に縁辺断面を鋭角な刃の形(A)、
丸みを帯びた形(B)、偏平な形(C)、突起状に突出
した形(D)等のように他の適宜な断面形状に形成した
り、或は一定の間隔を置いて刻印されるよう円盤2の縁
辺3の円周に亙って一定間隔で突出する突起を設けた形
(E)に造ることが出来るし、円盤1の材料も鋼やプラ
スチック材料の外、板紙5より硬度の高いものであれば
良く、一般的には加工性や耐久性から鋼やプラスチック
材料のものが用いられる。
【0016】この様な円盤2は中心を通る支持軸11と
一体に造られてボールベアリングの様な軸受12によっ
て支持軸11の両端が保持金具14に自由に回転できる
ように支持されている。この保持金具14はセットボル
トの様な固着部材15によって弾性押圧装置4であるエ
アシリンダ16のピストンロッド17の端部に結合され
ている。また、エアシリンダ16は固定ボルト等の固着
部材18によってフレーム20に緊結されている。従っ
て、円盤2は、フレーム20に固定された状態で自由に
回転できるよう支持された機構と成っている。軸受12
は円盤2の接する外力に対して円盤2が自由に回転でき
るように設けられるもので、ボールベアリング等の一般
的な軸受が好適に使用出来る。
【0017】また、石膏ボードの板紙5の表面上に凹状
刻線10を引いて標識線を良好に刻印するために円盤2
に対向して受けローラ6が固定フレーム、または円盤2
を支承するフレーム20に回転自在に支持されている。
この受けローラ6は円盤2の支持中心点と同一垂直線上
に中心線が有って、円盤2の支持軸11と平行に且つ水
平に同一方向にセットされている。従って、石膏ボード
の板紙5が円盤2と受けローラ6との間に有って、受け
ローラ6と直角方向にセットされる。勿論、この時に、
円盤2と板紙5と受けローラ6は弾性押圧装置4である
エアシリンダ16の力によって互いに接触するようにセ
ットされる。また、受けローラ6の材質は、円盤2と同
等の硬度を有するもので良いが、円盤2よりも硬度のや
ゝ低い硬質ゴム等で表面被覆したものも使用することも
出来る。この場合に刻印される凹状刻線10としてはや
ゝ丸みを帯びるが、深い大きな標識線が得られる。
【0018】この様に、石膏ボードの板紙5がセットさ
れた状態から円盤2を移動側としてフレーム20を移動
して円盤2を回転させるか、或は円盤2を固定側として
板紙5を移動して円盤2を回転させることによって円盤
2の縁辺3または縁辺3の刃の部分の断面形状に相当す
る断面形状を有する凹状刻線10を板紙5に刻印するこ
とが出来る。
【0019】図示実施例は石膏ボードの製造工程の初期
の段階で、石膏ボードの板紙が石膏スラリーと会合する
前工程において、移動する上方の板紙の表面に固定した
この発明の刻印装置によって刻印する方法を示している
が、刻印装置1を上下逆に反転して下の板紙の表面に刻
印したり、或は完成した石膏ボードを対象としても同様
の結果が得られることが明らかに理解されよう。また、
石膏ボードの外に、合板やセメント板や他の板材におい
ても、図示実施例における板紙5の代わりに当該板材を
用いて同様に凹状刻線から成る標識線を板材表面に刻印
できることは勿論である。
【0020】また、この発明において、弾性押圧装置4
のエアシリンダ16は円盤2と受けローラ6によって板
紙5、或は板材自体を圧接する圧接力調節機能を受け持
つものであり、空気圧力式の代わりに油圧式のものを用
いたり、或はスプリング式の機械的弾性のものや、円盤
2と受けローラ6の間の間隔を板紙や板材の厚さ以内で
徴調整出来る機構のものを設けることも勿論可能であ
る。また、こゝで圧接する力の強さは、特別な場合を除
いて板材が破損したり、板紙の繊維が切断されることの
無いように調整されるべきであることは容易に理解出来
るものである。更に、期待する製品の標識線の幅、すな
わち円盤の縁辺の刃の幅や、或は板材または板紙の硬さ
等によって圧接力を変える必要のためから圧接力調節機
構を有することが好ましい。
【0021】更に、この発明において、凹状刻線10を
同一面上に複数本、同時に刻印する場合には、上記の図
示実施例の刻印装置1を複数個設けるか、或は支持軸1
1に複数個の円盤2をセットして、これら円盤を1つ或
は複数個の圧接力調節機能を有するエアシリンダ等から
成る弾性押圧装置に連結することによって可能である。
【0022】
【発明の効果】上述した様に、この発明は、合板、セメ
ント板、石膏ボード等の建築用板材の表面上に自由に回
転する円盤を圧接して凹状刻線を形成する簡単な構造の
刻印装置によって連続して長期的に建築用板材表面に標
識線を刻印することが出来ると共に、この様な刻印方法
および刻印装置によって得られる標識線付き建築用板材
は、従来のようにインク等による汚れを生じる問題も無
く、取付作業の効率向上を図ることが出来る等の効果が
得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って建築用板材に凹状刻線から成
る標識線を刻印する刻印装置の正面図である。
【図2】図1の刻印装置の側断面図である。
【図3】A、B、C、Dは図1の刻印装置の円盤の縁辺
の拡大断面部分図で、Eは円盤の縁辺周囲の一部を示す
部分側面図である。
【符号の説明】
1 刻印装置 2 円盤 3 縁辺 4 弾性押圧装置 5 板紙 6 受けローラ 10 凹状刻線 11 支持軸 12 軸受 14 保持金物 15 固着部材 16 エアシリンダ 17 ピストンロッド 18 固着部材 20 フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板、セメント板または石膏ボード等の
    板材本体の少なくとも一方の表面に自由回転する円盤の
    縁辺を圧接して凹状刻線を刻印して成ることを特徴とす
    る標識線付き建築用板材。
  2. 【請求項2】 建築用板材を成す石膏ボードの表面材で
    ある板紙の少なくとも一方の表面に円盤の縁辺を圧接し
    て連続または不連続な凹状刻線を刻印して成ることを特
    徴とする請求項1記載の標識線付き建築用板材。
  3. 【請求項3】 回転自由な円盤の縁辺を合板、セメント
    板または石膏ボード等の建築用板材の板材本体の少なく
    とも一方の表面に押圧することによって板材本体の表面
    に凹状刻線を刻印することを特徴とする標識線付き建築
    用板材の刻印方法。
  4. 【請求項4】 表面材である2枚の板紙の間に石膏スラ
    リーを装入して形成される石膏ボードの製造工程の初期
    の段階において、石膏ボードの表面材である板紙が石膏
    スラリーと会合する前工程において少なくとも一方の板
    紙の表面に回転自由な円盤の縁辺を押圧して凹状刻線を
    刻印することを特徴とする請求項3記載の標識線付き建
    築用板材の刻印方法。
  5. 【請求項5】 回転自由に支持されて板材本体に対して
    相対的に移動可能に支持された円盤、円盤の縁辺を板材
    本体に対して弾性的に圧接する弾性押圧装置から成るこ
    とを特徴とする標識線付き建築用板材の刻印装置。
JP23165594A 1994-09-27 1994-09-27 標識線付き建築用板材とその刻印方法および装置 Pending JPH0893130A (ja)

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JP23165594A Pending JPH0893130A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 標識線付き建築用板材とその刻印方法および装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120236A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Inax Corp 下地板及びタイル張り壁面の施工方法

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