JP2007120092A - 防水・遮水シートの敷設方法 - Google Patents

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Etsuji Kaminoyama
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Abstract

【課題】幅広で長尺の防水・遮水シートの巻物であっても現場でシートを繰出す際の下地との摩擦抵抗を減らし、作業員による引出しの作業の負担を軽減してより簡単に、また少ない人数でもシートの引出しを行うことができるような防水・遮水シートの敷設方法を提供する。
【解決手段】防水・遮水シート1を巻きつけた巻物3を下地か5ら離した状態にして、防水・遮水シート1と下地5との間に風を送り込むことによって、風圧でシート1を浮き上がらせた状態で防水・遮水シート1を芯材2から引出して展開し敷設する。
【選択図】図2

Description

建築物の屋上に防水・遮水シートを敷設する際や、廃棄物処分場の下地に遮水シートを敷設する際に、芯材に長尺の防水・遮水シートを巻きつけた巻物から、防水・遮水シートを解いて下地に広げる作業をより簡便することができる防水・遮水シートの敷設方法に係る。
建築物の屋上や貯水池等、また廃棄物処分場の下地にゴムや樹脂等の素材からなるシートを敷設し、漏水を防止する防水工法が行われている。
通常、現場で用いられる防水・遮水シートは1〜2m幅のものが工場で製造されて、更に必要に応じて工場内で幅方向に複数枚を接合して8〜10m程度の幅広のシートにしたもので、例えば100〜300mもの長さがあるような長尺のシートにした状態で、芯材に巻きつけられて現場に持ち込まれることが多い。(特許文献1)
このような幅広で長尺なシートは鉄等からなる芯材に巻きつけられて工場を出荷し、現場に持ち込まれるのが通常である。そして現場にて巻物からシートを繰出して下地に敷設する。
その際に芯材をスタンドに載せて巻物を下地から持ち上げた状態で、人手によってシートをつかんで引っ張り巻物をスタンド上で回転させてシートを繰出し、下地上に展開し敷設するといった作業が行われていた。
特開平5−98754号公報
しかし、芯材をスタンドに載せて宙に浮かせていても巻物から引出したシートは長く繰出すとすぐに下地と接触する。よって、シートの引出しはシートと下地との摩擦抵抗に逆らって行われる。シートの引出し量が長くなればなるほど摩擦抵抗は大きくなって余り長い距離を引出すのは困難となってくる。また、この作業に要する作業員の人数も多数必要となる。
そこで本発明は、前記のような幅広で長尺の防水・遮水シートの巻物であっても現場でシートを繰出す際の下地との摩擦抵抗を減らし、作業員による引出しの作業の負担を軽減してより簡単に、また少ない人数でもシートの引出しを行うことができるような防水・遮水シートの敷設方法の提供を課題とする。
上記のような課題を解決する為に本発明の請求項1では、芯材に防水・遮水シートを巻きつけた巻物から防水・遮水シートを繰出して下地上に展開するとともに敷設する方法において、前記防水・遮水シートを巻きつけた巻物を下地から離した状態にして、防水・遮水シートと下地との間に風を送り込むことによって、風圧で防水・遮水シートを浮き上がらせながら防水・遮水シートを芯材から引出して展開し敷設することを特徴とする。
繰出した防水・遮水シートを風圧で浮き上がらせた状態にして引出し作業を行うことによってシートと下地との間の摩擦抵抗が大きく軽減されるので、巻物からの防水・遮水シートの引出し作業が容易になり、例えば従来よりも少人数の作業員で引出し作業を行うことができるといった効果を奏する。
図1は巻物から防水・遮水シートを繰出しているところの平面図であり、図2は同側面図である。幅広で長尺の防水・遮水シート1を芯材2に巻きつけて巻物3とし、該芯材2をスタンド4に載せて巻物3自体を下地5から離した状態で保持し、巻物3に対して下側から防水・遮水シート1が繰出されるようにシート1を引出して展開している。そして巻物3の防水・遮水シート1が繰出される側の反対側からシート1が繰出される方向に向かって送風機6を用いて風を防水・遮水シート1と下地5との間へ吹き込んでいる。
防水・遮水シート1は吹き込まれた風の圧力によって下地5から浮き上がる方向へ力を加えられ、そうすることによって防水・遮水シート1を巻物3から引出す際の下地5との間の摩擦抵抗が大幅に軽減される。巻物3からのシート1の引出しが容易になり、作業の負担を少なくすることができることや、シート3を引出す作業をするのに要する人数を減らすことができるなどの効果につなげることができる。
風を送り込むのは防水・遮水シート1が繰出される方向と同じ方向に吹き込むことでシート1を引出す作業をサポートする方向に力が働くことにもなるので好ましい。しかし、その方向に限られるわけではなく、シート1を繰出す方向に対して横方向から吹き込んだり、向かい側から対抗方向に吹き込んだりすることも可能である。また、送風機6は1台だけではなく複数台を用いて複数の方向から吹き込む形態でもよい。特に防水・遮水シート1の引出し量が長くなってくると、巻物3の位置からのみの送風では引出したシート1の反対側の先端まで十分に風圧がかかりにくくなるので、図3に示すように、途中の位置に送風機6’、6”を追加配置し送風機に送風パイプP接続してシート1の下にパイプPを配置してもよい。
防水・遮水シート1を引出す作業を十分に軽減するためにはシート1に10〜100m/minの風圧がかかっていることが好ましい。風圧が10m/min未満であると防水・遮水シート1の浮きが少なく下地5との摩擦抵抗を軽減する効果が少なく、100m/minを超えるような風圧では防水・遮水シートが敷設するべき設定位置から外れてしまうことにもなるので好ましくない。巻物3と下地5との間へ送風機6で風を送り込む場合はシート1の引出し量にもよるが、風量が10〜100m/minの送風機6が必要となる。送風機は一般に市販されているものを用いることができる。
本発明で用いられる防水・遮水シート1は、例えば加硫ゴムや熱可塑性エラストマーあるいは塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル等の樹脂からなるシートを挙げることができる。また、これらの素材からなるシート中にポリエステル、ポリアミド、ガラス繊維からなる織布、不織布等の繊維材料を補強材として埋設したものでも構わない。
これらの素材からなる防水・遮水シート1の複数枚を幅方向に重ね合わせて接着剤や熱融着等の手段で接合し、幅広のシートとすることができる。また、幅方向に接合して幅広として防水遮水・シート長手方向にも端部を重ね合わせて接合し、長尺の防水・遮水シートとすることができる。このような幅広で長尺の防水・遮水シートは鉄等からなる芯材2に巻きつけて巻物3とすることができる。
前記防水・遮水シートがゴム製の場合には、シート同士の接合に未加硫ゴムテープを用いることができる。接合部に未加硫合テープを介在したものをプレス板に挟持して加熱加圧するが、このとき接合部の少なくとも一方にゴム、発泡体などのクッション材を介在させると、該接合部の末端には未加硫ゴムが流れ出して段差のない緩やかな外観を呈する。この加硫ゴムシートは、耐候性の優れたエチレン・プロピレン・ターポリマー(EPT)、ブチルゴム(IIR)あるいはこれらのブレンド物からなる。EPTとIIRの比率は60/40〜100/0の範囲で、厚さ0.8〜3.0mmである。該加硫ゴムシートに基布や不織布を埋設させてもよい。
一方、防水・遮水シートが熱可塑性エラストマ−あるいは塩化ビニル、ポリエチレン等の場合には、接合部は熱融着、接着剤によって接合される。熱融着を行う場合は、回転可能な圧着ロールと熱風装置をもった熱風溶接器が重ね合わせ部に載せられ、約400〜600℃を重ね合わせ間に吹き付けて圧着ロールに転圧される。この接合部の接合作業は施工現場で実施するより、予め工場で行って広幅防水・遮水シートに形成しておくことのが好ましい。
この熱可塑性エラストマ−としては、例えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエンゴムとポリオレフィンとのブレンド物、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、エチレン−ビニル−アセテート(EVA)等がある。これらの熱可塑性エラストマ−シートに基布や不織布を埋設してもよい。
このような広幅で長尺の防水・遮水シート1は重量も大きく、シート1と下地5との間の摩擦抵抗も大きくなるため、巻物3を現場で下地5へ広げて敷設する際のシート1の引出し作業は、多人数の作業員を必要としていたが、上記のように防水・遮水シート1の下へ風を送り込み、風圧で下地5からシート1を浮き上がらせながらシート1を引出すことによって、摩擦抵抗も大きく軽減され容易なものとすることができる。
ここで下地5から防水・遮水シート1を浮き上がらせるというのは、シート1が下地5から完全の浮き上がった状態のみを指すのではなくシート1と下地5が接触していたとしても風圧によってシート1自身がシート1重量により下地5へ押し付けられる力が減少し、防水・遮水シート1を引出す際に発生する下地5との間の摩擦力を小さくする効果が得られるのであればそれも含まれる。
このようにして下地5上に展開された防水・遮水シート1は、下地5に固定されるが、その固定方法はシートを下地全面に接着してしまう密着工法や、固定プレートを用いて部分的に固定する機械式固定工法など従来からあるのと同様の方法で行われる。機械式固定工法を用いるのであれば例えば次のような方法が採られる。
図4に示すように防水・遮水シート1を下地上に広げるのに先立って、下地5に、まず固定プレート11をアンカー部材12で固定配置する。配置する固定プレート11を数は、下地5の状態にもより、特に決まった数があるわけではないが、防水・遮水シート1が風などの影響で浮き上がることのないように十分に下地5に固定される必要がある。通常3〜20m間隔程度の範囲で均等に配置する。
固定プレート11を配置したら、次に防水・遮水シート1をその上から覆い被せるように配置する。防水・遮水シート1は、更に幅方向にジョイントし、現場の広さの防水・遮水シート1を形成し全面に配置する。
そして、固定プレート11の表面は熱可塑性樹脂からなる融着層で覆われており、熱風融着機のノズルを固定プレート11と防水・遮水シート1との間に差し込んで熱風にて該融着層を加熱溶融した後に防水・遮水シート1を重ねて転圧することによって防水・遮水シート1と固定プレート11とを融着固定する。さらにその上から他の防水・遮水シートの端部を重ねて熱融着することによって隣り合う防水・遮水シート1の接合も行うことができる。
(実施例)
EPDMからなる1.2m幅で8m長さの防水シートを幅方向に172枚接合して広幅シートとし、更に長手方向に接合して200mの長尺のシートとしたものを鉄製の芯材に巻きつけた巻物を準備し、現場にて下地に展開した。スタンドに載せて下地から浮かせた巻物のシートを繰出す方向と反対側から送風機で巻物と下地との間に風を吹き込み、防水シート○○mを引出す作業を行った。作業は4人で比較的容易に行うことができた。送風機としては60m/minの送風能力を有したものを使用した。
(比較例)
一方、防水シートと下地との間に送風をしなかった以外は実施例と全く同じ条件で防水シートを引出す作業を行った。作業を終えるのに8人の作業者を要した。
以上のように本発明の方法を採ることによって、防水・遮水シートの引出しの作業が容易になり、作業者を減らしても容易に行うことができることが確認できた。
建築物の屋上への防水工事、廃棄物処分場への遮水工事で防水シートや遮水シートを下地へ敷設する際、芯材に巻きつけた防水・遮水シートを繰出して下地に展開する作業に利用することができる。
巻物から防水・遮水シートを繰出しているところの平面図である。 巻物から防水・遮水シートを繰出しているところの側面図である。 複数の送風機を用いた例を示す図1に相当する平面図である。 防水・遮水シートの下地への固定方法の例を示す断面図である。
符号の説明
1 防水・遮水シート
2 芯材
3 巻物
4 スタンド
5 下地
6 送風機
P パイプ

Claims (1)

  1. 芯材に防水・遮水シートを巻きつけた巻物から防水・遮水シートを繰出して下地上に展開するとともに敷設する方法において、前記防水・遮水シートを巻きつけた巻物を下地から離した状態にして、防水・遮水シートと下地との間に風を送り込むことによって、風圧で防水・遮水シートを浮き上がらせながら防水・遮水シートを芯材から引出して展開し敷設することを特徴とする防水・遮水シートの敷設方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099240A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 C I Kasei Co Ltd 水路のシート施工方法及び水路の補修構造

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