JP2007119451A - 医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】コレステリルエステル転送タンパク質(CETP) の阻害が有益である動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有効な医薬組成物を提供する。
【解決手段】一般式(I):
Figure 2007119451

(式中、R1はアルコキシカルボニル等、R2はアルキル等、R3は水素等、R4はアルキレン等、R5は置換されていてもよい複素環基、R6、R7およびR8は、独立して、水素、アルキル、アルコキシ等、R10は置換されていてもよい芳香環等を表す)
で示される化合物、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分とする医薬組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、コレステリルエステル輸送タンパク(CETP)阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示すテトラヒドロナフチリジン誘導体を有効成分とする、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療のための医薬組成物に関する。
高コレステロール血症、特に血清中の低密度リポ蛋白(LDL)コレステロールが高いことが動脈硬化性疾患の危険因子であることは、数多くの疫学的調査で明らかとなっている。事実3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリルコエンザイムA(HMG−CoA)還元酵素阻害薬をはじめとして、LDLコレステロールを低下させる薬剤が冠動脈疾患の予防を目的として使用されており、多くの大規模臨床試験で一定の効果が実証されている。しかしながら、その冠動脈疾患予防効果には限界があり、いまだ十分に満足できるものではない。
一方、血清中の高密度リポ蛋白(HDL)コレステロール濃度が低いことが動脈硬化性疾患の強力な危険因子であることが、近年多くの疫学的調査や大規模臨床試験により明らかとなってきた。HDLには様々な抗動脈硬化作用が知られており、動脈硬化性疾患の予防あるいは治療に有用な手段として、HDLコレステロールを上昇させる薬剤の可能性が注目されている。しかしながら、現在この目的で満足に使用できる薬剤は存在しない。フィブレート(fibrate)類およびHMG−CoA還元酵素阻害薬のHDLコレステロール上昇作用は低く、またニコチン酸誘導体はHDLコレステロールを有意に上昇させるが重大な耐容問題がある。そのため、HDLコレステロールを顕著に上昇させ、動脈硬化性疾患の進展を予防または逆行させることができる耐容性の良好な薬剤が求められている。
血清中の各種リポ蛋白の異化調節機構には種々の蛋白質の関与が知られているが、この中でもコレステリルエステル輸送タンパク(CETP)の役割が注目されている。CETPはリポ蛋白間でコレステリルエステル(CE)とトリグリセリドの転送を行う蛋白質であり、HDLからLDLまたは超低密度リポ蛋白(VLDL)へのCEの転送を媒介する。したがって、CETP活性はリポ蛋白粒子中の脂質組成に大きな影響を与える。例えば、ウサギおよびハムスターにおいて、CETPに対する活性中和モノクローナル抗体を投与するとHDLコレステロール濃度が上昇し、LDLコレステロールが低下することが知られている。また、遺伝子変異によりCETP活性が減少・欠損した人では血中HDLコレステロール濃度が上昇し、LDLコレステロールが低下している。一方、CETPを発現させたトランスジェニックマウスおよびトランスジェニックラットにおいてはHDLコレステロールが低下し、LDLコレステロール濃度が上昇していることが知られている。すなわち、CETPは血清中脂質調節に大きく寄与していると考えられ、HDLコレステロールの減少とLDLコレステロールの上昇といった血清脂質プロファイルの変化をもたらす。これらのことからCETP活性の高値は動脈硬化惹起性であると考えられる。
実際に、CETP活性は動物種により異なり、ウサギなどCETP活性の高い動物ではコレステロール負荷による動脈硬化病変が容易に形成され、逆にラットなどCETP活性の低い動物では惹起されにくいことが知られている。また、コレステロールを負荷したウサギにおいて、アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドを投与してCETP活性を持続的に抑制した場合、血中HDLコレステロール濃度の上昇と動脈硬化病変の抑制といった効果が確認されている。
以上の知見から、CETP活性はHDLコレステロールと逆相関の関係にあると考えられ、CETP活性を阻害すれば動脈硬化性疾患に対する危険度を下げることができると期待される。そしてCETP活性を阻害する化合物は、HDLからLDLあるいはVLDLへのコレステロール転送を阻害し、動脈硬化抑制性のHDLコレステロールを増加させると同時に動脈硬化惹起性のLDLコレステロールを減少させることにより、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症に対する予防または治療薬としてこれまでにない有用な医療手段を提供する事が期待される。
CETP阻害活性を有する化合物としては、例えば、テトラヒドロキノリン誘導体がある(特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
しかし、これら化合物においては、水溶性が低いため、通常の経口投与製剤として投与しても体内への吸収が悪く、薬効を奏するために必要な薬剤の血中濃度がなかなか得られないという欠点がある(特許文献4参照)。
このため、上記欠点を克服した化合物を含有する新規な医薬組成物が望まれている。
国際公開WO00/17164号パンフレット 国際公開WO00/17165号パンフレット 国際公開WO00/17166号パンフレット 国際公開WO03/63868号パンフレット
本発明は、優れたCETPの阻害が奏功する、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有効な医薬組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ね、CETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示すテトラヒドロキノリン誘導体を有効成分とする新規な医薬組成物を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式(I):
Figure 2007119451
〔式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、または酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
は、置換されていてもよいアルキレン基であり;
は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
、RおよびRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基または置換されていてもよいアミノ基であり;
あるいはRおよびR、またはRおよびRは、末端でともに結合してアルキレン基を形成してもよく、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく、さらに該アルキレン基は置換されていてもよく;
10は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(該芳香環基は置換されていてもよい)を表す。〕
で示されるテトラヒドロナフチリジン誘導体、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬組成物に関する。
化合物(I)は、立体異性体の混合物または純粋もしくは実質的に純粋な形状の各立体異性体を包含する。例えば、化合物(I)は、炭素原子のいずれかに不斉中心を有することができるので、式Iの化合物は、エナンチオマーもしくはジアステレオマーまたはこれらの混合物で存在しうる。本発明は、化合物(I)のそれら異性体あるいはそれらの混合物を含有する医薬組成物を包含する。また、化合物(I)に二重結合が包含される場合は幾何異性体(シス体、トランス体)が存在し、また化合物(I)にカルボニルなどの不飽和結合が含有される場合は互変異性体が存在するが、本発明の医薬組成物には、それら異性体型の全て、およびあるいはその混合物も用いることができる。
また、化合物(I)の薬理的に許容しうる塩には、分子内塩、水和物、溶媒和物なども包含される。
酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基としては、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい5〜7員環の単環式芳香環基が好ましく、フェニル、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル等を具体例としてあげることができる。
本発明において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基としては、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員の複素環が好ましく、以下のものを具体例としてあげることができる。5員環の例としては、たとえば、2H−ピロリル、3H−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、ピロリジニル、1,3−ジオキソラニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、チアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、テトラゾリル、1,2−ジチオリル、1,3−ジチオリル、3H−1,2−オキサチオリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3,4−オキサトリアゾリル、1,2,3,5−オキサトリアゾリル、3H−1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリル、1,3,4−ジオキサゾリル、5H−1,2,5−オキサチアゾリル及び1,3−オキサチオリルなどがあげられる。
6員環の例としては、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ピリジル、ピペリジニル、1,2−ジオキシニル、1,3−ジオキシニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,3−トリアジニル、1,3,5−トリチアニル、4H−1,2−オキサジニル、2H−1,3−オキサジニル、6H−1,3−オキサジニル、6H−1,2−オキサジニル、1,4−オキサジニル、2H−1,2−オキサジニル、4H−1,4−オキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,4−オキサジニル、o−イソオキサジニル、p−イソオキサジニル、1,2,5−オキサチアジニル、1,2,6−オキサチアジニル、1,4,2−オキサジアジニル及び1,3,5,2−オキサジアジニルなどがあげられる。
さらに7員環の例としては、アゼピニル、オキセピニル及びチエピニルがあげられる。
さらに8員環の例としては、アゾシニル、オキソシニル及びチオシニルがあげられる。
さらに本発明において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基、および、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基における複素環部分としては、上述の酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基をあげることができる。
なおこれら芳香環基、複素環基等において、具体的な結合点が示されていない場合には、可能な全ての結合点を包含する。例えば「ピリジル基」という用語は2−、3−または4−ピリジル基を意味し、「チエニル基」という用語は2−または3−チエニル基を意味する。その他の芳香環基、複素環基も同様である。
また、本明細書において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の、複素環基、複素環オキシ基、複素環カルボニル基および複素環カルボニルアミノ基が置換されている場合には、当該基中の複素環のヘテロ原子がが酸化されたものも含む。具体的には、当該基に含まれる複素環のヘテロ原子がN−オキシド、S−オキシド(SO)、またはS,S−ジオキシド(SO)である化合物が包含される。
ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。
アルキル基またはアルキルとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数1〜10の飽和炭化水素鎖、および、環状の炭素数3〜10の飽和炭化水素鎖を意味し、直鎖または分岐鎖のものとしては、炭素数2〜10のもの、とりわけ炭素数2〜6のものがより好ましい。さらに好ましくは炭素数1〜6の鎖状のアルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜4の鎖状のアルキル基である。そのようなアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ヘキシル、イソヘキシルなどがあげられる。
アルコキシ基またはアルコキシとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数1〜10のアルキルオキシ基および環状の炭素数3〜10のアルキルオキシ基を意味し、直鎖または分岐鎖のものとしては、炭素数2〜10のもの、とりわけ炭素数2〜6のものがより好ましい。さらに好ましくは炭素数1〜6の鎖状のアルキルオキシ基であり、より好ましくは炭素数1〜4の鎖状のアルキルオキシ基である。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、t−ペントキシ、ヘキソキシ、およびイソヘキソキシなどが挙げられる。
アルキレン基またはアルキレンとは、直鎖状炭化水素鎖の両末端の各炭素から水素原子を除いた飽和炭化水素鎖を意味する。好ましくは炭素数1〜4のアルキレンであり、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレンなどが具体例としてあげられる。また、本発明において、アルキレン基が窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有している場合には、−O−(CH−O−、−S−(CH−S−、−NH−(CH−NH−、−O−(CH−NH−などの式で示される基が含まれる(式中、mは1〜4の整数を表す)。
アルカノイル基またはアルカノイルとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数1〜10のアルキルカルボニル基を意味し、好ましくは炭素数1−6のアルキルカルボニル基であり、より好ましくは、炭素数1〜4のアルキルカルボニルである。アルカノイル基の例としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基等があげられる。
アルケニル基またはアルケニルとは、直鎖または分岐鎖の、炭素数2〜10の二重結合を1つ以上有する炭化水素鎖を意味し、好ましくは炭素数2〜6のアルケニル基であり、より好ましくは炭素数2〜4のアルケニル基である。アルケニル基の例としては、ビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、ブタジエニル、ペンテニルなどがあげられる。
特許請求の範囲および明細書中、「モノ−もしくはジ−アルキル」という用語において、それがジ−アルキルを表す場合には、アルキル部分は同一であっても、それぞれ独立したアルキル基であってもよい。また、式:
Figure 2007119451
で示される構造を有する化合物は、立体配置が(2R,4S)であることを示す。(2R,4S)は、(2R,4S)と(2S,4R)の混合物を意味する。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物(I)はCETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、動脈硬化、高脂血症などの疾患の予防・治療に有用である。
本発明のの医薬組成物にとって好ましい化合物としては、Rが、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり、ここにおいて該複素環基は、以下の群から選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよく:
ハロゲン原子、オキソ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、スルファモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基であり、ここにおいて該芳香環基はハロゲン原子、カルボキシル基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよい;
である化合物が挙げられる。
また本発明においては、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキレン基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい)の置換基としては、以下に記載の群から選ばれる1〜5の基をあげることができる。
ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシ基;ニトロ基;カルボキシル基;オキソ基;チオキソ基;スルホ基;;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイルオキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルフィニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;アミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;および下式で示される基:
Figure 2007119451

(式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれOまたはSを表し、XはS、COまたはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい:
ハロゲン原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、チオキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、ハロゲン置換アルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基)。
さらに、本発明の医薬組成物の有効成分である化合物において、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基としては、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、イソキノリル基、フリル基、ピリミジニル基、トリアゾリル基、またはチエニル基が好ましく、
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基としては、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、オキサゾリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、ジオキソラニル基、オキシラニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリニル基、オキサゾリル基、ピリダジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリル基、ピラジニル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、またはジヒドロオキサジニル基が好ましく、
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基としては、モルホリニルオキシ基、チオモルホリニルオキシ基、ピペラジニルオキシ基、ピロリジニルオキシ基、ピペリジニルオキシ基、ヘキサヒドロアゼピニルオキシ基、ピロリニルオキシ基、イミダゾリジニルオキシ基、オキサゾリジニルオキシ基、テトラヒドロピラニルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基、ジオキソラニルオキシ基、オキシラニルオキシ基、ピリミジニルオキシ基、ピリジルオキシ基、トリアゾリルオキシ基、テトラゾリルオキシ基、オキサジアゾリルオキシ基、ジヒドロピリミジニルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チアゾリルオキシ基、オキサゾリニルオキシ基、オキサゾリルオキシ基、ピリダジニルオキシ基、イミダゾリニルオキシ基、イミダゾリルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チエニルオキシ基、ピロリルオキシ基、フリルオキシ基、またはジヒドロオキサジニルオキシ基が好ましく、
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基としては、モルホリニルカルボニル基、チオモルホリニルカルボニル基、ピペラジニルカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基、ピペリジニルカルボニル基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニル基、ピロリニルカルボニル基、イミダゾリジニルカルボニル基、オキサゾリジニルカルボニル基、テトラヒドロピラニルカルボニル基、テトラヒドロフラニルカルボニル基、ジオキソラニルカルボニル基、オキシラニルカルボニル基、ピリミジニルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、トリアゾリルカルボニル基、テトラゾリルカルボニル基、オキサジアゾリルカルボニル基、ジヒドロピリミジニルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チアゾリルカルボニル基、オキサゾリニルカルボニル基、オキサゾリルカルボニル基、ピリダジニルカルボニル基、イミダゾリニルカルボニル基、イミダゾリルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チエニルカルボニル基、ピロリルカルボニル基、フリルカルボニル基、またはジヒドロオキサジニルカルボニル基が好ましく、
酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基としては、モルホリニルカルボニルアミノ基、チオモルホリニルカルボニルアミノ基、ピペラジニルカルボニルアミノ基、ピロリジニルカルボニルアミノ基、ピペリジニルカルボニルアミノ基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニルアミノ基、ピロリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリジニルカルボニルアミノ基、オキサゾリジニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロピラニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロフラニルカルボニルアミノ基、ジオキソラニルカルボニルアミノ基、オキシラニルカルボニルアミノ基、ピリミジニルカルボニルアミノ基、ピリジルカルボニルアミノ基、トリアゾリルカルボニルアミノ基、テトラゾリルカルボニルアミノ基、オキサジアゾリルカルボニルアミノ基、ジヒドロピリミジニルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チアゾリルカルボニルアミノ基、オキサゾリニルカルボニルアミノ基、オキサゾリルカルボニルアミノ基、ピリダジニルカルボニルアミノ基、イミダゾリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チエニルカルボニルアミノ基、ピロリルカルボニルアミノ基、フリルカルボニルアミノ基、またはジヒドロオキサジニルカルボニルアミノ基が好ましい。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の好ましい態様としては、Rが水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;アルコキシ基で置換されていてもよいカルバモイル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロイミダゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサジニル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)基およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルキル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルカノイル基;モルホリニルカルボニル基;アルキル基、カルボキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
ここにおいて該複素環基は、以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基で置換されててもよく:
ハロゲン原子;
オキソ基;
ヒドロキシ基;
シアノ基;
ニトロ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基は、アルコキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよい)、スルホ基、スルファモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはフェニル基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、オキソ基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基は、アルコキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよい)、スルホ基、スルファモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはフェニル基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、オキソ基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、ピリミジニル基、ピリジル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルバモイル基;
カルボキシル基、モルホリニル基、ヒドロキシ基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
アルキルスルフィニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
スルファモイル基;
モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基;
Figure 2007119451

(式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる置換基で置換されていてもよい:
カルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基、およびテトラゾリル基);
、RおよびRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジーアルキルカルバモイル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、ここにおいて、該アルキル基、該アルコキシ基、該アルコキシカルボニル基、該ベンジルオキシカルボニル基、該モノ−もしくはジーアルキルカルバモイル基および該モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜6個の置換基で置換されていてもよく;
あるいはRおよびR、またはRおよびRが、末端でともに結合してアルキレン基を形成し、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく;
10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基であり、
ここにおいて該単環芳香環基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルキルチオ基、テトラゾリル基、およびジヒドロオキサゾリル基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよく、さらにここにおいて、該アルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルカノイル基、およびアルキルチオ基は、それぞれ独立してハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、モルホリニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、アルキルピペラジニル基、およびアルカノイルピペラジニル基から選ばれる基で置換されていてもよい;
である化合物をあげることができる。
さらにここにおいて、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基が、フェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、フリル基、またはチエニル基であり、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル、ジヒドロオキサジニル基、ジヒドロピラジニル基、またはピラゾリル基である化合物が好ましい。
より好ましい化合物としては、Rが水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
がアルキル基であり;
が水素原子であり;
がアルキレン基であり;
が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基およびジヒドロピラジニル基から選ばれる複素環基であり、ここにおいて該複素環基は以下の群から選ばれる1〜4の置換基で置換され:
ハロゲン原子;
ヒドロキシ基;
オキソ基;
シアノ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルバモイル基;
モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、テトラゾリル基、および、オキソで置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、オキソ基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
オキソ基で置換されていてもよいイミダゾリジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルカノイル基、アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
アルキル基およびヒドロキシアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
ジヒドロイミダゾリル基;
ジヒドロオキサゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
ピリミジニル基;
アルキル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
アルキル基カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
テトラヒドロピラニルオキシ基;
テトラヒドロフラニルオキシ基;
酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
モルホリニルカルボニル基;
アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;
カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、
あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
が水素原子であり;
10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基およびアルキルチオ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;
である化合物があげられる。
さらに好ましい化合物としては、Rがヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
が、以下に記載の群から選ばれる1〜4の置換基で置換されている、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基であり:
ハロゲン原子;
ヒドロキシ基;
シアノ基;
カルボキシル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基;
シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、および、アルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基アルキル基、またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
アルキル基もしくはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
ピリミジニル基;
アルキル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
アルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
テトラヒドロピラニルオキシ基;
テトラヒドロフラニルオキシ基;および
酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
10がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
である化合物があげられる。
また、本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の他の好ましい態様としては、Rが下式で示される基であり:
Figure 2007119451
(式中、環Aは、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
11は、
ハロゲン原子;
ヒドロキシ基;
オキソ基;
シアノ基;
カルボキシル基;
スルホ基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
カルバモイル基;
モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
ヒドロキシカルバミミドイル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
アミノ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
モルホリニルカルボニルアミノ基;
オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、テトラゾリル基、および、オキソで置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、オキソ基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
オキソ基で置換されていてもよいイミダゾリジニル基;
カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルカノイル基、アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
アルキル基およびヒドロキシアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
ジヒドロイミダゾリル基;
ジヒドロオキサゾリル基;
オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
ピリミジニル基;
アルキル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
アルキル基カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
テトラヒドロピラニルオキシ基;
テトラヒドロフラニルオキシ基;
酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
モルホリニルカルボニル基;
アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;
カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基を表す。)
である化合物、すなわち、下式(I−A):
Figure 2007119451

(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物があげられる。
ここにおいてより好ましい態様としては、
が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
がアルキル基であり;
が水素原子であり;
がアルキレン基であり;
環AおよびR11が前述した基であり;
およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、
あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
が水素原子であり;
10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基およびアルキルチオ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;
である化合物があげられる。
環Aの具体例としては、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基、ジヒドロピラジニル基などがあげられる。
より好ましい化合物としては、環Aが、ピリミジニル基、テトラゾリル基、またはピリジル基であり;
11が、
カルボキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基またはシアノ基で置換されていてもよいアルケニル基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、オキソピロリジニル基、酸化されていてもよいピリジル基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
カルバモイル基;
ヒドロキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
ヒドロキシ基、カルボキシル基またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基またはアルコキシ基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
モルホリニル基;
アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基およびオキソ基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
カルボキシル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいピロリジニル基;
ヒドロキシアルキル基で置換されるか、または酸化された、ピリジル基;
アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
オキソジヒドロオキサジアゾリル基;
ピリミジニル基;
アルカノイル基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;または
酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
が水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり;
10がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されているフェニル基;
である化合物があげられる。
さらに好ましい化合物としては、Rがヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
11が、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびヒドロキシ基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
カルボキシアルケニル基;
シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されたモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルコキシル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびオキソピロリジニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
ヒドロキシ基またはカルボキシル基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
モルホリニル基;
アルキル基、アルカノイル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、カルボキシアルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいピロリジニル基;
ヒドロキシアルキル基で置換された、または酸化されたピリジル基;
ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
ピリミジニル基;
アルキル基またはアルカノイル基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;または
酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
10がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基;
である化合物があげられる。
さらにより好ましい化合物としては、Rが、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基およびシクロアルキル基から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基であり;R11が、カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;カルボキシアルケニル基;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アルキルチオ基およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシアルカノイルアミノ基;モルホリニル基;アルキル基またはアルカノイル基で置換されていてもよいピペラジニル基;またはカルボキシル基またはヒドロキシ基で置換されていてもよいピペリジニル基であり;
がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、
が水素原子である化合物があげられる。
とりわけ好ましい化合物としては、Rがエトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシカルボニル基、2−フルオロエトキシカルボニル基、または2、2、2−トリフルオロエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、およびトリフルオロメチル基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがメトキシ基またはトリフルオロメチル基である化合物があげられる。他のとりわけ好ましい化合物としては、上記において、Rがカルボキシ(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基またはアルコキシカルボニル(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基であり、R、R10およびRが上記と同様である化合物があげられる。
更にとりわけ好ましい化合物としては、Rがエトキシカルボニル基またはヒドロキシエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、またはトリフルオロメチル基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがメトキシ基である化合物があげられる。
最も好ましい化合物としては、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ヒドロキシアセチルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチルスルホニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル] −(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−{[メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−フルオロエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 1−メチルエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−((R)−4−ヒドロキシメチル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;または
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル、またはこれら化合物の薬理的に許容しうる塩が挙げられる。
他の最も好ましい化合物としては、
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;または
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、またはこれら化合物の薬理的に許容しうる塩が挙げられる。
さらに他の最も好ましい化合物としては、
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;または、
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、またはこれら化合物の薬理的に許容しうる塩が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、経口的または非経口的に投与することができ、経口もしくは非経口投与に通常用いられる医薬担体を用いて、適当な医薬製剤とすることができる。
式Iの化合物の薬理的に許容し得る塩としては、たとえばリチウム、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属塩;カルシウムまたはマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩;並びに亜鉛またはアルミニウムとの塩;および有機塩基たとえばアンモニウム、コリン、ジエタノールアミン、リジン、エチレンジアミン、t−ブチルアミン、t−オクチルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、N−メチルグルコサミン、トリエタノールアミンおよびデヒドロアビエチルアミンとの塩;塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸との塩;あるいはギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸などの有機酸との塩;またはアスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。
また、式(I)の化合物の薬理的に許容しうる塩には、式(I)の化合物とハロゲン化アルキルやハロゲン化フェニルアルキルなどとの4級塩も含まれる。
本発明のの医薬組成物を経口的に投与する場合の適当な医薬製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤などの固形製剤、あるいは溶液、懸濁液、乳液の如き液体製剤などが挙げられる。非経口的に投与する場合の適当な医薬製剤としては、注射用蒸留水、生理食塩水またはブドウ糖水溶液などを用いた注射剤または点滴製剤、坐剤、あるいは吸入剤等が挙げられる。
これら製剤は、化合物(I)またはその薬理的に許容しうる塩と、経口もしくは非経口投与に通常用いられる医薬担体からなる。経口投与用医薬担体としては、例えば、結合剤(シロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガント、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂糖、コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グリシン等)、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バレイショデンプン等)および湿潤剤(ラウリル無水硫酸ナトリウム等)等をあげることができる。
また、非経口投与用医薬担体としては、例えば、注射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液等を用いて非経口用製剤とすることができる。
本発明の医薬組成物の有効成分である化合物(I)またはその薬理的に許容し得る塩の投与量は、投与方法、患者の年令、体重、状態或いは疾患の種類・程度によっても異なるが、通常、1日当り約0.001〜1000mg/kg、とりわけ約0.01〜100mg/kg程度とするのが好ましい。
化合物(I)は、前述のとおり、優れたCETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、本発明の医薬組成物は、患者(とくにヒトを含む哺乳類)において、アテローム性動脈硬化症などの動脈硬化、メタボリックシンドローム、末梢血管疾患、脂質代謝異常、高ベータリポタンパク血症、低アルファリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心臓血管障害、アンギナ、虚血、心臓性虚血、発作、心筋梗塞、再潅流障害、血管形成再狭窄、高血圧、脳梗塞、脳卒中、糖尿病、糖尿病の血管合併症、血栓性疾患、肥満症、脳血管疾患、冠状動脈疾患、心室機能不全、心不整脈、肺血管疾患、腎血管疾患、腎臓病、内臓血管疾患、血管内凝血症、炎症性疾患、自己免疫異常および他の全身性疾患適応症、免疫機能変調、肺疾患、抗酸化剤症、性的機能障害、認知障害、住血吸虫症、癌、黄色腫の退縮、アルツハイマー病またはエンドトキシン血症の予防・治療に有用である。
また、本発明の医薬組成物は、これら疾患の治療に有用な他の薬剤と共に用いてもよい。例えば、本発明の医薬組成物は、HMG−CoA還元酵素阻害剤などのコレステロール合成阻害剤;陰イオン交換樹脂製剤などのコレステロール吸収阻害剤;フィブレート系
薬剤、ナイアシン、魚油などのトリグリセリド低下剤;ACE阻害剤、アンジオテンシン受容体遮断薬、カルシウム拮抗剤、β遮断薬などの降圧剤;中枢性食欲抑制剤、リパーゼ阻害薬、CB1拮抗薬などの抗肥満薬;インスリン抵抗性改善薬、D2アゴニスト、スルフォニルウレア剤、ビグアナイド、α−グルコシダーゼ阻害薬、SGLT阻害薬、DPPIV阻害薬等の抗糖尿病薬;または、ACAT阻害剤などの他のコレステロール低下剤と組み合わせて用いることもできる。
また化合物(I)は生体内利用性が改善されており、CETP阻害剤として本発明にとって有用である。とりわけ、R〜R11の各置換基の末端、特に、R、および/または、RもしくはR11の末端にカルボキシル基を有する化合物が好ましい。
本発明の医薬組成物の有効成分である活性化合物(I)は以下の方法により製造することができる。
製法1
本発明の活性化合物は一般式(II):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と一般式(III):
10−R−Z (III)
(式中、Zは脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を、縮合することにより製造することができる。
縮合は、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ土類金属、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、メチルピペリジン、ジメチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネンなどのアミン類、ピリジン、ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類などを好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響を与えなければいずれのものも好適に用いることができ、例えば、ペンタン、ヘキサンなどの炭化水素類、ベンゼン、トルエン、ニトロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オンなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、アセトニトリルなどのニトリル類、水、またはこれらの混合溶媒などがあげられる。
本反応は、冷却下から加熱下、好ましくは−78℃〜200℃、より好ましくは−30℃〜100℃で実施する。
製法2
式(I−A)で示される化合物中、一般式(I−b):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する)
で示される化合物は、
(a)一般式(II−A):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物をシアノ化して、一般式(II−B):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(b)化合物(II−B)とヒドロキシルアミンまたはその塩を反応させて、一般式(II−C):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(c)化合物(II−C)をアルカノイル化して、一般式(II−D):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を製し、
(d)さらに化合物(II−D)を塩基で処理して環化させることにより、製造することができる。
工程(a)におけるシアノ化は、ハロゲン化シアンを、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
ハロゲン化シアンとしては、臭化シアンが好ましい。
塩基としては、慣用の塩基を好適に用いることができ、炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属、または炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素アルカリ金属を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(b)におけるヒドロキシルアミンとの反応は、塩基の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの三級アルキルアミン類を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(c)におけるアルカノイル化は、アルカノイルハライドと、塩基の存在下、適当な溶媒中で実施することができる。
塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、トリエチルアミンやジイソプロピルエチルアミンなどのアミン類、またはピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類を好適に用いることができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
工程(d)の環化においては、塩基としては、慣用の塩基を用いることができ、トリエチルアミンやジイソプロピルエチルアミンなどのアミン類、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類、炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属、またはナトリウムメトキシドなどのアルカリ金属アルコキシドを好適に用いることができる。
溶媒としては反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
また、環化工程はアルカノイル化工程に引続き、同一系内で実施させることも可能である。
本反応は、冷却下から加熱下に実施することができ、好ましくは、−50℃から100℃、より好ましくは0℃から50℃で実施する。
製法3
式(I−A)で示される化合物中、一般式(I−c):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物は、一般式(II−B):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物とアジ化ナトリウムを反応させることにより、製造することができる。
当該反応は、塩化アンモニウムの存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
溶媒としては、反応に影響しない溶媒であればいずれのものでも使用することができ、前述の製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
本反応は、冷却下から加熱下に実施することができ、好ましくは、−50℃から150℃、より好ましくは20℃から100℃で実施する。
本発明の活性化合物(I)は、さらに、以下に示した方法等により、化合物(I)の範囲内で、適宜置換基を変換することができる。
以下の各製法において、塩基としては慣用の塩基を用いることができ、特に断りが無い限り、塩基としては製法1で挙げた塩基を好適に使用することができる。
また以下の各製法において、酸としては慣用の酸を用いることができ、特に断りが無い限り、塩酸、硝酸、硫酸などの鉱酸、またはスルホン酸類(メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸など)やカルボン酸類(酢酸、トリフルオロ酢酸など)に代表される有機酸を好適に使用することができる。
さらにまた、以下の各製法において、溶媒としては反応に影響しない溶媒であればいずれのものも使用することができ、そのようなものとして、製法1で挙げた溶媒を好適に用いることができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
なお以下の各製法において、Rにおける「酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基」を「複素環基」と略称する。
(1)化合物(I−A)のうち、環Aがテトラゾリル基であり、R11が置換されていてもよいアルキル基である化合物は、環Aがテトラゾリル基であり、R11が水素原子である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、適当な溶媒中、塩基の存在または非存在下、式:
11A−Z
(式中、R11Aは置換されていてもよいアルキル基であり、Zは脱離基を意味する。)
で示される化合物を反応させるか、あるいは、適当な溶媒中、ホスフィン類とアゾジカルボン酸エステル類の存在下、式:
11A−OH
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより、実施することができる。
本反応は、所望により、ヨウ化アルカリ金属(例えば、ヨウ化カリウムなど)を触媒量添加することにより、より好適に反応が進行する。
ホスフィン類およびアゾジカルボン酸エステル類は、光延反応に通常用いられているものをいずれも好適に使用することができる。ホスフィン類としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンなど、およびアゾジカルボン酸エステル類はジエチルアゾジカルボキシラート、ジイソプロピルアゾジホルメートなどがあげられる。
(2)化合物(I−A)のうち、環Aが2−オキソジヒドロピリミジニル基であり、R11が置換されていてもよいアルキル基である化合物は、環Aが2−ヒドロキシピリミジニル基であり、R11が水素原子である化合物と、式:
11A−Z
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物でアルキル化することにより製造することができる。
本反応は、(1)と同様にして実施することができる。
(3)Rが、置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物をカップリングさせることにより製造することができる。
カップリング反応は、パラジウム触媒の存在下、また塩基の存在下または非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
パラジウム触媒としては、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムまたはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムアセテートなど、慣用のパラジウム触媒を使用することができる。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、水酸化バリウムなどの水酸化アルカリ土類金属、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素アルカリ金属、リン酸カリウムなどのリン酸アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、メチルピペリジン、ジシクロヘキシルメチルアミンなどのアミン類、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどのピリジン類などを好適に用いることができる。
さらに、本反応には、ホスフィン類を添加させてもよい。ホスフィン類としては、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、テトラフルオロホウ酸トリtert−ブチルホスホニウム、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル等を好適に用いることができる。
(4)Rが置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニル基で置換された複素環基である化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより製造することもできる。
本反応は、塩基の存在下または非存在下、所望により銅触媒を添加して、適当な溶媒中で実施することができる。
銅触媒としては、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、酢酸銅、トリフルオロメタンスルホン酸銅などを好適に用いることができる。
塩基は(3)で挙げた塩基と同様のものを好適に用いることができる。
さらに本反応は、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、1,10−フェナントロリン、エチレングリコール、フェニルフェノールなどを添加することにより、より好適に反応が進行する。
(5)Rが置換されていてもよいアミノ基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と、式:
(R20Sn−NR2122
(式中、R20はアルキル基を表し、NR2122は、置換されていてもよいアミノ基を表す。)
で示される化合物をカップリングさせることにより製造することができる。
カップリング反応は、パラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下に、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
パラジウム触媒、塩基、およびホスフィン類としては、(3)と同様のものを好適に用いることができる。
(6)Rがシアノ基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物をシアノ化することにより製造することができる。
シアノ化は、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、またはシアン化亜鉛などのシアン化金属類をパラジウム触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、実施することができる。
パラジウム触媒は、(3)と同様のものを好適に用いることができる。
(7)Rが置換されていてもよいアルコキシカルボニル基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応のアルキルアルコールとを、一酸化炭素雰囲気下、パラジウム触媒を用い、塩基の存在下に、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
パラジウム触媒および塩基としては、(3)と同様のものを好適に用いることができる。
また本反応では、配位子を添加するとより好適に実施することができ、配位子としては、(3)で挙げたホスフィン類を好適に用いることができる。
(8)Rが置換されていてもよいアルケニル基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応するアルケンとをカップリングさせることにより製造することができる。
カップリング反応は、パラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下に、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
パラジウム触媒は、(3)と同様のものを好適に用いることができる。
塩基としては、(3)で挙げた塩基を好適に用いることができるほか、炭酸銀を使用することもできる。
また本反応では、配位子を添加するとより好適に実施することができ、配位子としては、(3)で挙げたホスフィン類を好適に用いることができる。
(9)Rが置換されていてもよいアルコキシ基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物をアルコキシ化することにより製造することができる。
アルコキシ化は、適当な溶媒中または無溶媒で、塩基の存在下、所望により銅触媒を添加して、対応のアルコールと反応させることにより、実施することができる。
塩基としては、前述の(3)で挙げた塩基、とりわけ炭酸セシウムを好適に用いることができる。
銅触媒としては、(4)であげた銅触媒を好適に用いることができる。
さらに本反応は、1,10−フェナントロリン、2−アミノピリジンなどを添加することにより、より好適に反応が進行する。
(10)Rが置換されていてもよいアルコキシ基で置換された複素環基である化合物は、Rがアルキルスルホニル基で置換された複素環基である化合物と、対応するアルカリ金属アルコキシドを、適当な溶媒中で反応させることにより、製造することができる。対応するアルカリ金属アルコキシドは、対応するアルキルアルコールを水素化アルカリ金属またはアルカリ金属で処理することにより得ることができる。
(11)Rが置換されていてもよいアルキルチオ基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応するアルキルチオールを反応させることにより、製造することができる。
本反応は前述の(9)と同様にして実施することができ、1,10−フェナントロリンやエチレングリコールを添加することによりより好適に反応が進行する。
(12)Rが置換されていてもよい複素環基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環である化合物と対応する複素環ホウ酸類または対応する複素環ホウ酸エステル類をカップリングさせることにより製造することができる。
カップリングはパラジウム触媒の存在下、塩基の存在下または非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
本反応は、(3)と同様にして実施することができる。
(13)Rが置換されていてもよい複素環基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と対応する複素環アルキルスズ化合物とをカップリングさせることにより製造することができる。
本反応は、(5)と同様にして実施することができる。
(14)Rがアルコキシカルボニルアルキルスルホニル基で置換された複素環基である化合物は、Rがハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基で置換された複素環基である化合物と、アルコキシカルボニルアルキルスルフィン酸アルカリ金属塩を反応させることにより製造することができる。
アルコキシカルボニルアルキルスルフィン酸アルカリ金属塩は、たとえば、バスキン(Baskin)ら、テトラへドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.)、第43巻、8479ページ(2002年)記載の方法に準じ、製造することができる。
また本反応は、同文献記載の方法に準じ、銅触媒の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより実施することができる。
銅触媒としては、(4)と同様のものを用いることができ、とりわけヨウ化銅を好適に用いることができる。
(15)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
で示される基(記号は前記と同一意味を有する)を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物と式:
Figure 2007119451
で示される化合物(式中、X11はO、SO、SOまたはNR(Rは保護基)であり、qは1〜4の整数である)を、縮合し、さらに必要によりアミノ基の保護基を除去することにより製造することができる。
保護基としては、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基など慣用のものを用いることができる。
本反応は、適当な溶媒中、ホスフィン類とアゾジカルボン酸エステル類の存在下に実施することができる。本反応は(1)と同様にして実施することができる。
保護基の除去は、保護基の種類に応じ、接触還元、酸処理などの慣用の方法により実施することができる。
(16)R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、シアノ基またはシアノアルキル基を有する化合物を、接触還元することにより製造することができる。
接触還元は、常法に従い、適当な溶媒中、水素雰囲気下に触媒を用いて還元する。触媒としては、パラジウム−炭素などのパラジウム触媒、ラネーニッケルなどのニッケル触媒、白金−炭素などの白金触媒等をあげることができる。
(17)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物を、対応するハロゲン化モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルと反応させることにより製造することができる。
本反応は、適当な溶媒中、塩基の存在下に実施することができる。
(18)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−アルキルカルバモイルアミノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノアルキル基を有する化合物と対応するアルキルイソシアネートを適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
(19)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、R12はアルキル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物と、対応するアルキルイソシアネート(R12NCO)を反応させることにより、製造することができる。本反応は、(18)と同様にして実施することができる。
(20)R上の置換基として、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基を有する化合物は、R上の置換基として、アミノ基を有する化合物と、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミンとを、カルボニル化剤を用いて、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下で縮合させることにより製造することができる。
カルボニル化剤としては、例えば、カルボニルジイミダゾール、ホスゲン、トリホスゲン等の慣用のものを用いることができる。
(21)R上の置換基として、モルホリニルカルボニルアミノ基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物と、モルホリンを、カルボニル化剤を用いて、適当な溶媒中で縮合させることにより製造することができる。本反応は(20)と同様にして実施することができる。
(22)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、X12は、O、またはNHを表す。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
H−X12−CH−CONH−
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物を、適当な溶媒中、カルボニル化剤で処理することにより、製造することができる。
本反応は、(20)と同様にして実施することができる。
(23)R上の置換基として、置換されていてもよいカルバモイル基を有する化合物は、R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物と所望のアミンを縮合させることにより製造することができる。
縮合は適当な溶媒中、縮合剤で処理することにより実施することができる。縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどの慣用のものを好適に用いることができる。
さらに縮合は、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシスクシンイミドなどの活性化剤を添加することにより、より好適に実施できる。
(24)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物と、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合させることにより製造することができる。
本反応は(23)と同様にして実施することができる。
(25)R上の置換基としてテトラゾリル基が含まれる化合物は、R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物とアジ化アルカリ金属塩を、酸の存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、製造することができる。
アジ化アルカリ金属塩としては、アジ化ナトリウム、アジ化リチウムなどをあげることができる。
酸としては、塩化アンモニウムなどのハロゲン化水素のアンモニウム塩が好ましい。
(26)R上の置換基として、置換されていてもよいアルキルテトラゾリル基を有する化合物は、R上の置換基として、テトラゾリル基を有する化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、(1)と同様にして実施することができる。
(27)R上の置換基として、置換されていてもよいアミノ基または式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として、ハロゲン原子または置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基を有する化合物と、対応するアミン、または、式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を反応させることにより製造することができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(28)R上の置換基として、置換されていてもよいアルキルアミノ基または式:
Figure 2007119451
(式中、R13はヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、モルホリニル基またはフェニル基で置換されていてもよいアルキル基を表し、nは前記と同一意味を有する。)
を含む基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基または式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する.)
で示される基を有する化合物と、対応するハロゲン化アルキルまたは対応するスルホン酸アルキルエステル類とを反応させることにより得ることができる。
スルホン酸アルキルエステル類としては、メタンスルホン酸とのエステル、トルエンスルホン酸とのエステル、トリフルオロメタンスルホン酸とのエステルなどを好適に用いることができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(29)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、X13は、O、またはNHを表し、他の記号は同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
−(CH−X13−CH−CONH−
(式中、Zは、脱離基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物を閉環することにより、製造することができる。
本反応は、塩基の存在または非存在下、適当な溶媒中で好適に実施することができる。
(30)R上の置換基として、カルボキシル基を含む化合物は、R上の置換基としてアルコキシカルボニル基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、常法により、適当な溶媒中、塩基または酸で処理することにより実施することができる。塩基としては、水酸化アルカリ金属を好適に用いることができる。
(31)R上の置換基として、カルボキシル基が含まれる化合物は、R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を加水分解することにより製造することもできる。
加水分解は、適当な溶媒中、酸で処理することにより実施することができる。
(32)R上の置換基としてカルバモイル基が含まれる化合物は、R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、適当な溶媒中、酸で処理することにより実施することができる。
(33)R上の置換基として、カルボキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシアルケニル基、ベンジルオキシカルボニルアルケニル基またはベンジルオキシカルボニルアルキル基を有する化合物を、接触還元することにより製造することもできる。
接触還元は、(16)と同様にして実施することができる。
(34)R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物は、R上の置換基として、アルカノイルオキシ基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は(30)と同様にして実施することができる。
(35)R上の置換基にスルフィン(SO)またはスルホキシド(SO)が含まれる化合物は、R上の置換基にSを有する化合物(たとえば、R上の置換基として、チオモルホリニル基やアルキルチオ基を有する化合物など)を酸化することにより製造することができる。
酸化は、適当な溶媒中、酸化剤で処理することにより実施することができる。
酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過酢酸などの過酸類を好適に用いることができる。
(36)R上の置換基にN−オキシドが含まれる化合物は、R上の置換基にNを有する化合物(たとえば、R上の置換基としてピリジル基を有する化合物)を酸化することにより製造することができる。
酸化は、(35)と同様にして実施することができる。
(37)R上の置換基として、1,2−ジヒドロキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、モノ−もしくはジ−アルキルジオキソラニル基で置換されたアルキル基を有する化合物を適当な溶媒中、酸で処理することにより製造することができる。
酸としては、前述のもののほか、強酸性樹脂も好適に使用することができる。
(38)R上の置換基として、ヒドロキシ基および置換されていてもよいアルコキシ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、オキシラニルアルキル基を有する化合物と、対応するアルコールのアルカリ金属塩を適当な溶媒中で反応させることにより、製造することができる。
アルコールのアルカリ金属塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などをあげることができる。
(39)R上の置換基として、ヒドロキシ基およびアミノ基で置換されたアルキル基、または、ヒドロキシ基および置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、オキシラニルアルキル基を有する化合物と、アンモニアまたは対応するモノ−もしくはジ−アルキルアミン類を、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
(40)R上の置換基として、ヒドロキシカルバミミドイル基を有する化合物は、R上の置換基として、シアノ基を有する化合物とヒドロキシルアミンまたはその塩を、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
本反応は、塩基の存在下、適当な溶媒中で実施することができる。
(41)R上の置換基として、オキソジヒドロオキサジアゾリル基を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシカルバミミドイル基を有する化合物とカルボニル化剤を、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下で反応させることにより製造することができる。
カルボニル化剤は、(20)と同様のものを用いることができる。
(42)R上の置換基として、スルホ基を有する化合物は、R上の置換基として、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基を有する化合物を加水分解することにより製造することができる。
加水分解は、(30)と同様にして実施することができる。
(43)R上の置換基として、スルファモイル基を有する化合物は、R上の置換基として、スルホ基を有する化合物と所望のアミンを縮合することにより、製造することができる。
縮合は、適当な溶媒中、R上の置換基として、スルホ基を有する化合物をハロゲン化剤で処理した後、塩基の存在または非存在下、所望のアミンと反応させることにより実施することができる。
ハロゲン化剤としては、例えば、ハロゲン化チオニル、オキシハロゲン化リンなど、慣用のものを用いることができる。
(44)R上の置換基として、ヒドロキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシアルキル基を有する化合物を還元して製造するか、あるいは、一旦カルボキシル基を酸無水物またはエステルに変換したのち、還元することによって製造することができる。
酸無水物に変換する工程は、適当な溶媒中、塩基の存在下、ハロゲン化ギ酸アルキルと反応させることにより、実施することができる。
エステルに変換する工程は、縮合剤の存在下、適当な溶媒中でアルコール類と反応させることにより実施することができる。本工程は、アミンの変わりに所望のアルコールを使用するほかは(23)と同様にして実施することができる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理することにより実施することができる。
還元剤としては、水素化ホウ素類(例えば、水素化ホウ素ナトリウム、ジボラン、ボラン−ジメチルスルフィド錯体など)、水素化アルミニウム類(水素化アルミニウムリチウム、水素化ジイソブチルアルミニウムなど)を好適に用いることができる。
(45)R上の置換基として、ヒドロキシアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として、アルコキシカルボニルアルキル基を有する化合物を還元することにより製造することができる。
還元は、(44)と同様にして実施することができる。
(46)R10がシアノ基で置換された、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(以下、芳香環基と称する)である化合物は、R10がハロゲン原子で置換された芳香環基である化合物をシアノ化して製造することができる。
シアノ化は、(6)と同様にして実施することができる。
(47)Rが、水素原子である化合物は、Rがtert−ブトキシカルボニル基である化合物またはベンジルオキシカルボニル基である化合物を酸処理もしくは還元することにより製造することができる。
酸処理は(37)と同様にして、還元は(33)と同様にして、それぞれ実施することができる。
(48)Rが置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、あるいは、置換されていてもよいカルバモイル基である化合物は、Rが水素原子である化合物を、適当な溶媒中、カルボニル化剤と所望のアルコール類または所望のアミン類と反応させることにより製造することができる。
本反応は、(20)と同様にして実施することができる。
(49)R上の置換基としてヨウ素原子を有する化合物は、Rの置換基として臭素原子を有する化合物をヨウ化することにより製造することができる。
ヨウ化は、適当な溶媒中、所望により銅触媒を添加して、対応のヨウ化アルカリ金属と反応させることにより、実施することができる。
銅触媒としては、(4)と同様のものを用いることができる。
さらに本反応は、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、1,10−フェナントロリン、エチレングリコールなどを添加することにより、より好適に反応が進行する。
(50)R上の置換基として、アミノ基を有する化合物は、R上の置換基として、カルボキシル基を有する化合物を、クルチウス(Curtius)転位反応に付すより製造することができる。
クルチウス反応は、慣用のアジド化剤(ジフェニルホスホリルアジドなど)を用いて、適当な溶媒中、塩基の存在下または非存在下に反応させることにより実施することができる。
本反応は、さらに、アルコール類を添加し、R上の置換基として、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基を有する化合物を製し、ついで、アルコキシカルボニル基を除去することにより実施してもよい。
アルコキシカルボニル基の除去は、除去されるアルコキシカルボニル基の種類に応じ、酸処理、還元などの常法により実施することができる。酸処理は(37)と同様にして、還元は(33)と同様にして実施することができる。
(51)R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物は、R上の置換基として、ベンジルオキシ基を有する化合物を接触還元することにより製造することができる。還元は、(33)と同様にして実施することができる。
(52)R上の置換基として、オキソ基を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物を酸化することにより製造することができる。
酸化は、適当な溶媒中、酸化剤を用いて実施することができる。
酸化剤としては、慣用の酸化剤を用いることができ、クロム酸−ピリジン錯体、ピリジニウムクロロクロメート、ピリジニウムジクロメート、デス・マーチン試薬(1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソール−3−(1H)−オン)、ジメチルスルホキシドなどがあげられる。
(53)R上の置換基として、置換されていてもよいアルコキシ基を含む化合物は、Rの置換基として、ヒドロキシ基を含む化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、対応の化合物を用いて、(1)と同様にして実施することができる。
(54)R上の置換基として、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物と、対応するカルボン酸もしくはその反応性誘導体とを縮合させることにより得られる。
対応するカルボン酸との縮合反応は、適当な溶媒中、縮合剤の存在下に好適に実施することができる。本反応は、(23)と同様にして実施することができる。
また、対応するカルボン酸の反応性誘導体との縮合は、適当な溶媒中もしくは無溶媒で塩基の存在または非存在下に実施することができる。
反応性誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、活性エステル、活性アミド等をあげることができる。
(55)R上の置換基として、式:
Figure 2007119451
(式中、R14はヒドロキシ基またはアルコキシ基で置換されていてもよいアルカノイル基を表し、nは前記と同一意味を有する。)
で示される基を有する化合物は、R上の置換基として式:
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と対応するカルボン酸もしくはその反応性誘導体を縮合することにより、製造することができる。
本反応は、(54)と同様にして実施することができる。
(56)R上の置換基として、マレイミド基を有する化合物は、R上の置換基としてアミノ基を有する化合物とマレイン酸無水物を反応させることにより、製造することができる。本反応は、適当な溶媒中で実施することができる。
(57)R上の置換基として、ピリジル基とヒドロキシ基で置換されたアルキル基を有する化合物は、R上の置換基として窒素原子が酸化されたピリジル基で置換されたアルキル基を有する化合物とトリフルオロ酢酸無水物を反応させることにより、製造することができる。本反応は、適当な溶媒中で実施することができる。
(58)R上の置換基として、ハロゲン原子を有する化合物は、R上の置換基として、ヒドロキシ基を有する化合物をハロゲン化剤で処理することにより、製造することができる。
ハロゲン化剤としては、塩化チオニル、オキシ塩化リンなどの慣用のハロゲン化剤のほか、四ハロゲン化炭素(四塩化炭素、四臭化炭素など)とホスフィン類(トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリエチルホスフィンなど)を好適に用いることができる。
(59)R上の置換基として、シアノアルキル基を有する化合物は、R上の置換基としてシアノアルケニル基を有する化合物を還元することにより、製造することができる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理するか、または接触還元することにより実施することができる。
還元剤としては、シアノ基を還元せずに二重結合のみを還元する還元剤であればよく、例えば、臭化銅存在下に、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムを好適に用いることができる。
接触還元は、(33)と同様にして実施することができる。
(60)R上の置換基として、ヒドロキシアルキル基を有する化合物(I)は、R上の置換基としてホルミル基を有する化合物を還元させることにより、製造することもできる。
還元は、適当な溶媒中、還元剤で処理することにより実施することができる。
本反応は、(45)の還元工程と同様にして実施することができる。
(61)Rがヒドロキシ基である化合物は、Rがメトキシ基である化合物を脱メチル化することにより製造することができる。
脱メチル化は、適当な溶媒中、脱メチル化剤で処理することにより実施することができる。
脱メチル化剤としては、ヨウ化トリメチルシリル、臭化水素/酢酸、三臭化ホウ素、濃硫酸等の慣用の試薬を用いることができる。
(62)Rが置換されていてもよいアルコキシ基である化合物は、Rがヒドロキシ基である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化は、(1)と同様にして実施することができる。
(63)Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物は、Rがヒドロキシ基である化合物をアルキルスルホニル化することにより製造することができる。
アルキルスルホニル化は、適当な溶媒中、塩基の存在または非存在下、対応するハロゲン化アルキルスルホニルまたは対応するアルキルスルホン酸無水物を反応させることにより、実施することができる。
(64)Rがシアノ基である化合物は、Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物をシアノ化することにより製造することができる。
シアノ化は、(6)と同様にして実施することができる。
(65)Rがアミノアルキル基である化合物は、Rがシアノ基である化合物を還元することにより製造することができる。
還元は、(16)と同様にして実施することができる。
(66)Rがアルキル基である化合物は、Rが置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基である化合物をアルキル化することにより製造することができる。
アルキル化はパラジウム触媒、銀触媒、および銅触媒の存在下、適当な溶媒中、アルキルアルミニウム類を反応させることにより製造することができる。
パラジウム触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、銀触媒としては炭酸銀、銅触媒としては塩化銅(I)を好適に用いることができる。
(67)R上の置換基として、イミダゾリニル基またはオキサゾリニル基を有する化合物は、(i)R上の置換基としてシアノ基が含まれる化合物を、酸の存在下、所望のアルコールと適当な溶媒中あるいは無溶媒で反応させて、R上の置換基としてアルコキシカルボニミドイル基が含まれる化合物を製し、次いで(ii)R上の置換基としてアルコキシカルボニミドイル基が含まれる化合物と2−アミノエタノールまたはエチレンジアミンを適当な溶媒中あるいは無溶媒で反応させることにより製造することができる。
(68)R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物は、(i) R上の置換基としてヒドロキシアルキル基を含む化合物を(52)と同様の方法で酸化してR上の置換基としてオキソ基を含む化合物を得、(ii) R上の置換基としてオキソ基を含む化合物を酸化することにより製造することができる。
第2の工程における酸化は適当な溶媒中、酸化剤を用いて実施することができる。酸化剤としては、亜塩素酸ナトリウム、酸化銀(I)、過ヨウ素酸ナトリウムなどを好適に用いることができる。
(69)R上の置換基としてカルボキシル基を有する化合物は、R上の置換基としてヒドロキシアルキル基を含む化合物を酸化することにより直接製造することができる。
酸化は、酸化剤としてJones試薬、過マンガン酸カリウム等を用いて実施することができる。
(70)Rが水素原子である化合物は、Rがエトキシカルボニルである化合物をシリルハライドまたは塩基で処理することにより製造することができる。シリルハライドとして、ヨウ化トリメチルシリルを好適に用いることができる。塩基として、水酸化ナトリウムを好適に用いることができる。
(71)化合物(I−A)のうち、R11がヒドロキシル基である化合物は、(i) R11がハロゲン原子である化合物を、ジボロンまたはボランと反応させてR11がボロン酸エステルである化合物を得、(ii) R11がボロン酸エステルである化合物を過酸化物と反応させることにより製造することができる。過酸化物として、過酸化水素液、m-クロロ過安息香酸、またはOXONETM(DuPont製)等を好適に用いることができる。
上述した式(I)の化合物の各製法において、化合物に含まれる官能基の保護が必要な場合には、慣用の方法により、適宜実施することができる。保護基およびそれらの使用に関する一般的な説明は、グリーン、Protective Groups in Organic Synthesis、ジョン・ウイレー&サンズ社、ニューヨーク、1991に記載されている。
すなわち、ベンジルオキシカルボニル基で保護されたアミノ基は、水素雰囲気下で、適当な溶媒中、接触還元により保護基を除去することができる。
ベンジル基で保護されたヒドロキシ基も同様にして接触還元により保護基を除去することができる。
t−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基は、適用な溶媒中、酸(塩酸、トリフルオロ酢酸、トルエンスルホン酸など)で処理することにより、保護基を除去することができる。
テトラヒドロピラニル基で保護されたヒドロキシ基も同様にして、酸で処理することにより、保護基を除去することができる。
必要に応じて、上記のR、R、RまたはR11の変換に係る反応(1)〜(71)と同様の反応を適用することにより、化合物(I)の他の置換基も変換することができる。
原料化合物(II)は、一般式(V):
Figure 2007119451
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物と、式(IV):
−Z (IV)
(式中、Zは脱離基を表し、Rは前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合させることにより、製造することができる。
脱離基としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基があげられる。
本反応は、適当な溶媒中(例えば、1,4−ジオキサン、ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等)、塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、または非存在下、室温から加熱下に実施することができる。
また、本反応は所望により、塩基(例えば、ナトリウムtert−ブトキシド)の存在下、パラジウム触媒(例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム)およびホスフィン類〔例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル〕を添加し、室温で実施することができる。
化合物(V)は、以下に示す反応工程式により製造することができる。
Figure 2007119451
(式中、R15は、アミノ基の保護基または不斉基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)
アミノ基の保護基としては、ベンジルオキシカルボニル基などの慣用の保護基を用いることができる。またR15として不斉基(例えば、α−メチルベンジルオキシカルボニル基などのベンジル位に不斉中心を有する光学活性α−置換ベンジルオキシカルボニル基など)を用いれば、化合物(VI)または化合物(VII)の製造工程でジアステレオマー分割を行い、ついで当該不斉基を除去することにより、光学活性な化合物(V)を製造することができる。
式(IX)で表される化合物は、ベンゾトリアゾール、式(XI)で示される化合物及び式(X)で示されるアルデヒド類を、適当な溶媒(例えば、トルエン)中で室温で反応させることにより製造することができる。
式(VII)で示される化合物は、式(IX)で示される化合物及び式(VIII)で示される化合物を、酸触媒(例えば、p−トルエンスルホン酸、酢酸、メタンスルホン酸などの有機酸、または、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、四塩化チタン、塩化アルミニウムなどのルイス酸)の存在下、適当な溶媒中(たとえば、トルエン、塩化メチレン、テトラヒドロフラン等)で加熱もしくは室温(たとえば、0℃〜150℃、好ましくは、25℃〜120℃)で反応させることにより、製造することができる。
式(VI)で示される化合物は、式(VII)で示される化合物を、適宜、アルカノイル化、アルコキシカルボニル化、アルキル化などを行うことにより製造することができる。
式(V)で示される化合物は、式(VI)で示される化合物のアミノ基の保護基または不斉基を除去することにより、製造することができる。当該基の除去は、除去される基の種類に応じて、酸処理、塩基処理、還元などの常法により、実施することができる。当該基としてベンジルオキシカルボニル基またはα−置換ベンジルオキシカルボニル基を用いた場合は、適当な溶媒中(たとえば、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、酢酸など)、水素雰囲気下に、接触還元することにより除去することができる。式(VII)で示される化合物のアミノ基の保護基または不斉基の除去は、式(VI)で示される化合物のアミノ基の保護基の除去と同様にして実施することができる。
15として、光学活性α−置換ベンジルオキシカルボニル基などの不斉基を用いた場合において、ジアステレオマー分割は慣用の方法により実施することができ、例えば、再結晶やカラムクロマトグラフィーなどにより、実施することができる。
式(VII)で示される化合物は、式(VIII)で示される化合物を、式(XII)
Figure 2007119451
で示される化合物と反応させることによっても製造することができる。かかる反応は、式(VIII)で示される化合物と式(IX)で示される化合物の反応と同様に実施することができる。
また、(1)から(71)の各製法に準じ、R、R、R、RおよびRの各置換基は、所望の置換基に変換することができる。
一般式(II−A)で示される化合物は、式(V)で示される化合物と一般式(III):
10−R−Z (III)
(式中、記号は前記と同一意味を有する。)
で示される化合物を縮合することにより製造することができる。
縮合は、WO00/17165パンフレットまたは上記の製法1と同様にして実施することができる。
上記化合物の製造のための出発物質および試薬は、多くの化合物は商業的に入手することができるか、または文献で公表されており、あるいは文献に発表されている方法か、または一般的な有機合成法を用いて容易に製造することができる。
なお、本明細書において、「3,4−ジヒドロ−2H−ナフチリジン」とは、「1,2,3,4−テトラヒドロナフチリジン」と同一構造を意味する。
以下に実験例、製造例および参考例を挙げて本発明の医薬組成物の有効成分である化合物の製造方法を説明する。
実験例
本発明に用いる化合物(I)のCETP活性阻害作用について、下記の試験を行った。
(アクセプター・マイクロエマルジョンの調製)
1‐パルミトイル‐2‐オレオイル‐sn‐グリセロ‐3‐ホスホコリン(3.5mg)、オレイン酸コレステリル(3mg)およびトリオレイン(0.7mg)のクロロホルム溶液を混合し、窒素ガス還流下で脂質を風乾して溶媒を除去した後、1,4−ジオキサン(0.25ml) を加え攪拌し溶解させた。氷浴上でソニケーションしながら上記脂質溶解液(0.2ml)をトリス‐食塩水−EDTA(TSE)緩衝液[10mM Tris/HCl(pH7.4)、0.15M NaCl、2mM EDTA](10ml)の水面下にHamiltonシリンジを用いてゆっくり注入した。その後氷浴上にて一時間ソニケーションした後、4℃で保存した。
(ドナーマイクロエマルジョンの調製)
卵PC(フォスファチジルコリン)(0.33mg)およびBODIPY‐CE(0.62mg)のクロロホルム溶液を混合した。窒素ガス還流下で脂質を風乾して溶媒を除去した後、TSE緩衝液(3ml)を加え氷浴中でソニケーションした。これを0.22μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃で保存した。
(インビトロにおけるCETP活性阻害作用)
試料溶液はジメチルスルホキシドを溶媒として調製した。TSE緩衝液にて0.64%に希釈した健常人血漿187μLと試料溶液または溶媒のみ3μLを添加し、37℃で24時間インキュベートした。次いで5%のドナー・マイクロエマルジョンおよび5%のアクセプター・マイクロエマルジョンを含むTSE緩衝液10μLを添加し、37℃で3時間インキュベートした。インキュベーション前後でEx.550nm/Em.600nmにおける蛍光強度を測定した。溶媒のみで得られたインキュベーション前後での測定値の差をCETP活性とし、試料による測定値の差の低下率をCETP活性の阻害率とした。CETP活性の阻害率より各試料のIC50値を算出した。
(結果)
Figure 2007119451
以下、製造例により本発明の活性化合物の製造法を詳細に説明するが、本発明はこれら製造例に限定されるものではない。
なお、製造例において、式:
Figure 2007119451
で示される構造を有する化合物は、立体配置が(2R,4S)であることを示す。また、Meはメチル基を表す。
製造例1
(1)ベンゾトリアゾール9.6gとトルエン150mの懸濁液に、5−アミノ−2−メトキシピリジン10gのトルエン20ml溶液を滴下した。続けて、30℃以下で、プロピオンアルデヒド6.35mlのトルエン20ml溶液を滴下し、室温で終夜撹拌した。懸濁液をろ過した後、得られた結晶を、エーテルで洗浄して、(1−ベンゾトリアゾール−1−イル−プロピル)−(6−メトキシピリジン−3−イル)アミン19.7gを得た。mp:109.3−110.3℃。
(2) (1−ベンゾトリアゾール−1−イル−プロピル)−(6−メトキシピリジン−3−イル)アミン15g、N−ビニル−カルバミン酸ベンジルエステル9.4gをトルエン200mlに溶解し、p−トルエンスルホン酸一水和物を100mg加え、窒素気流下、80℃で4時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルの混液に反応液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=8:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−(2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジルエステル14.31gを得た。MS(m/z):342[M+H]
(3)(2R,4S)−(2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジルエステル5.1g、ピリジン18mlを、塩化メチレン150mlに溶解し、氷冷下、エチルクロロホルメート14.3mlを滴下し、同温で30分間撹拌した。反応液にクエン酸水溶液を加えた後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.58gを得た。MS(m/z):414[M+H]
(4)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.5gとギ酸アンモニウム2.09gを、メタノール50mlに溶解し、窒素気流下、10%パラジウム炭素550mgを加え、40℃で30分間撹拌した。触媒をろ去した後、ろ液を減圧濃縮した。残渣に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と塩化メチレンを加えた後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=90:1→20:1)で精製し、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.88gを得た。MS(m/z):280[M+H]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2gと5−ブロモ−2−クロロピリミジン3.46gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、150℃に加熱し5時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.08gを得た。MS(m/z):436/438[M+H]
(6)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、室温下、水素化ナトリウム(62.7%)17mgを加え、10分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド158mg加え、室温で10分間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=49:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル190mgを得た。MS(m/z):662/664[M+H]
製造例2
(1)(S)−1−フェニルエチルアルコール16.1gおよびピリジン10.7mlをクロロホルム100mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸p−ニトロフェニル26.6gのクロロホルム溶液100mlを滴下し、反応液を室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=85:15→70:30)で精製し、p−ニトロフェニル (S)−1−フェニルエチル カーボネート35.6gを得た。
(2)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル34.3g、p−ニトロフェニル (S)−1−フェニルエチル カーボネート35.3g、トリエチルアミン17.1mlをアセトニトリル250mlに溶解し、3時間加熱還流した。反応液に酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:ヘキサン:酢酸エチル=10:10:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル44.0gを得た。MS(m/z):428[M+H]
(3)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル44.0gをヘキサン100mlから再結晶して(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル13.83gを得た。MS(m/z):428[M+H]
(4)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.49gのエタノール溶液85mlに、10%パラジウム炭素2.0gを加えて水素雰囲気下4時間撹拌した。パラジウム炭素をろ過し、ろ液を減圧濃縮して(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.56gを得た。MS(m/z):280[M+H]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.49gと5−ブロモ−2−クロロピリミジン9.5gを、1,4−ジオキサン100mlに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン8.55mlを加えて5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=95:5→80:20)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.29gを得た。MS(m/z):436/438[M+H]
(6)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.20gをN,N−ジメチルホルムアミド75mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)942mgを加え、30分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド8.7gを加え、30分間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=95:5→80:20)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.01gを得た。MS(m/z):662/664[M+H]
製造例3
(1)(2S,4R)−(2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル840mg、ピリジン0.956mlを塩化メチレン5mlに溶解し、氷冷下でクロロギ酸エチル1.13mlの塩化メチレン溶液5mlを滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を1N−水酸化ナトリウム水溶液、1N−塩酸、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製して、(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.00gを得た。MS(m/z):428[M+H]
(2)(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−[(S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.00gのエタノール溶液10mlに、10%パラジウム炭素100mgを加えて水素雰囲気下3時間撹拌した。パラジウム炭素をろ過し、ろ液を減圧濃縮して(2S,4R)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル619mgを得た。MS(m/z):280[M+H]
(3)(2S,4R)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル610mgと5−ブロモ−2−クロロピリミジン1.06gを、1,4−ジオキサン5mlに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン0.951mlを加えて終夜加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=95:5→80:20)で精製し、(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル853mgを得た。MS(m/z):436/438[M+H]
(4)(2S,4R)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル735mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)84mgを加え、30分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド0.463mlを加え、室温で30分間撹拌した。水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=95:5→75:25)で精製し、(2S,4R)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル950mgを得た。MS(m/z):662/664[M+H]
製造例4
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.38gを1,4−ジオキサン36mlに溶解し、ヨウ化ナトリウム11.4g、ヨウ化銅360mgおよびN,N’−ジメチルエチレンジアミン420μlを加え、窒素気流下105℃で24時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、少量のNHシリカゲルを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルと酢酸エチルを加え、析出した固体をろ取して、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル7.23gを得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例5
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例4と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例6
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル6gを、N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、酢酸パラジウム200mg、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン1g、ベンジルアルコール18.6ml、トリエチルアミン12.6mlを加え室温で5分間一酸化炭素を通じた後、90℃に加熱し一酸化炭素雰囲気下終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=8:1;次いで、NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.64gを得た。MS(m/z):718[M+H]
製造例7
(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル752mgを、テトラヒドロフラン18mlとメタノール6mlの混液に溶解し、10%パラジウム炭素300mgを加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間30分撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮して、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル564mgを得た。MS(m/z):628[M+H]
製造例8
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、モルホリン0.03ml、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール50mgを室温で加えた。氷冷下、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド1塩酸塩70mgを加え、トリエチルアミン0.04mlを滴下後、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−カルボニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル142mgを得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例9−13
対応原料化合物を用いて、製造例8と同様に処理して、表1記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例14
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3gを、トルエン100mlに溶解し、トリエチルアミン2ml、ジフェニルホスホリルアジド1.5ml、ベンジルアルコール0.5mlを室温で加えた後、90℃に加熱し、4時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NHシリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=17:3→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.27gを得た。MS(m/z):733[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.27gを、テトラヒドロフラン60mlとメタノール40mlの混液に溶解し、10%パラジウム炭素400mgを加えた後、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.46gを得た。MS(m/z):599[M+H]
製造例15
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを、トルエン2mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム6.9mg、ナトリウムtert−ブトキシド54.8mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル9.0mg、ピロリジン47μlを加え、窒素気流下、室温で45分撹拌後、80℃に加熱し、18時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、エーテルを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル158.5mgを得た。MS(m/z):653[M+H]
製造例16−30
対応原料化合物を用いて、製造例15と同様に処理して、表2記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
Figure 2007119451

Figure 2007119451
製造例31
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル120mgを酢酸エチル1mlに溶解し、4N−塩酸/酢酸エチル0.09mlを加えた。溶媒を減圧濃縮し、得られた残渣にエーテルおよびヘキサンを加えて、析出した粉末をろ過して(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル塩酸塩112mgを得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例32
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、イソプロパノール1mlに溶解し、ヨウ化銅2.7mg、エチレングリコール31μl、リン酸カリウム119mg、2−メチルアミノエタノール20μlを加え、窒素気流下、80℃に加熱し、20時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:7)にて精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)]アミノピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル58.2mgを得た。MS(m/z):657[M+H]
製造例33−34
対応原料化合物を用いて、製造例32と同様に処理して、表3記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例35
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモ−ピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、トルエン2mlに溶解し、ヨウ化銅7.2mg、2−フェニルフェノール25.5mg、リン酸カリウム318.4mg、(±)−ピペリジン−3−イル−メタノール172.8mgを加え、窒素気流下、80℃に加熱し、5日間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル22.8mgを得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例36
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル245mgのエタノール溶液2mlに、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.332mlを加えて50℃で1時間加熱還流した。反応液に酢酸エチルを加えて希釈し、1N−塩酸を加えて酸性にした。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム→クロロホルム:メタノール=90:10)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル210mgを得た。MS(m/z):711[M+H]
製造例37
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):711[M+H]
製造例38
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル120mgのテトラヒドロフラン溶液1.5mlに、氷冷下、ジイソブチルアルミニウムヒドリド(1M−トルエン溶液)0.486mlを加えて1時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=80:20→70:30)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例39
(2R,4S)−4−{[5−(4−ベンジルオキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル700mgのエタノール溶液10mlに、10%パラジウム炭素100mgを加えて水素雰囲気下で終夜撹拌した。パラジウム炭素をろ過し、ろ液を減圧濃縮して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=80:20→50:50)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル313mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例40
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例39と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例41
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgの塩化メチレン溶液1mlに、1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンズヨードオキソ−ル−3−(1H)−オン74mgを加えて室温で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−オキソピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル51mgを得た。MS(m/z):681[M+H]
製造例42
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル140mgのN,N−ジメチルホルムアミド溶液2mlに、氷冷下で水素化ナトリウム(62.7%)9.4mgを加えて室温で10分間撹拌した。そこにヨウ化メチル0.019mlを加えて、室温で2時間撹拌した。水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−メトキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル71mgを得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例43−47
対応原料化合物を用いて、製造例15と同様に処理して、表4記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例48
(2R,4S)−4−{[5−(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル938mgを、テトラヒドロフラン:メタノール(1:1)の混合溶媒6mLに溶解し、10%パラジウム炭素300mgを加え、水素気流下、室温で、13時間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液を濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=10:0→9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル786mgを得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例49
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例48と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例50
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを、塩化メチレン1mlに溶解し、トリエチルアミン0.1ml、塩化アセチル19μlを加え、窒素気流下、室温で2時間撹拌した。蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル103.6mgを得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例51−55
対応原料化合物を用いて、製造例50と同様に処理して、表5記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
製造例56
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、2−ヨードエタノール26μl、過剰の炭酸カリウムを加え、窒素気流下、50℃に加熱し、5時間撹拌した。蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1→9:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル128mgを得た。MS(m/z):712[M+H]
製造例57−58
対応原料化合物を用いて、製造例56と同様に処理して、表6記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

製造例59−60
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理して、表7記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例61
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを、塩化メチレン1mlに溶解し、トリエチルアミン0.1ml、エチルイソシアネート20μlを加え、窒素気流下、室温で2時間撹拌した。蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エチルカルバモイルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル104.4mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例62
(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、アセチルクロリド0.03ml、トリエチルアミン0.1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−アセチルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル132mgを得た。MS(m/z):641[M+H]
製造例63−65
対応原料化合物を用いて、製造例62と同様に処理して、表8記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例66
(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、カルボベンジルオキシグリシン210mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール170mgを室温で加えた後、氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩240mgを加え、トリエチルアミン0.15mlを滴下後、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−({5−[(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ)アセチルアミノ]ピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル631mgを得た。MS(m/z):790[M+H]
製造例67−68
対応原料化合物を用いて、製造例66と同様に処理して、表9記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例69
(2R*,4S*)−4−({5−[2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)アセチルアミノ]ピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル631mgを、メタノール10mlに溶解し、10%パラジウム炭素100mgを加えた後、水素雰囲気下、室温で30分間撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−アミノアセチルアミノ)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル463mgを得た。MS(m/z):626[M+H]
製造例70
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例39と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):701[M+H]
製造例71
(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、塩化メチレン4mlに溶解し、カルボジイミダゾール60mg、トリエチルアミン0.1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液にモルホリン0.05mlを加え、室温で2時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[(モルホリン−4−イル)カルボニル]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル154mgを得た。MS(m/z):712[M+H]
製造例72
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例71と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):700[M+H]
製造例73
(2R,4S)−4−{[5−(2−アミノアセチルアミノ)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、カルボジイミダゾール40mg、トリエチルアミン0.08mlを加え、室温で3時間30分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:2→3:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル126mgを得た。MS(m/z):682[M+H]
製造例74
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例73と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例75
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−クロロブチリルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル283mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム18mgを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−オキソピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル132mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例76
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例75と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例77
(1)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)アセチルアミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル90mgを、クロロホルム4mlに溶解し、氷冷下、メシルクロリド0.1ml、トリエチルアミン0.2mlを加えた後、室温で2時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−メタンスルホニルオキシエトキシ)アセチルアミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル143mgを得た。
(2)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−メタンスルホニルオキシエトキシ)アセチルアミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル143mgを、テトラヒドロフラン4mlに溶解し、ナトリウムtert−ブトキシド48mgを加えた後、室温で4時間30分撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−オキソモルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル51mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例78
(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、トルエン10mlに溶解し、無水マレイン酸150mgを加え、1時間30分加熱還流した。反応液を室温に戻した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロピロール−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル77mgを得た。MS(m/z):679[M+H]
製造例79
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.50gをトルエン10mlに溶解し、ベンジルアルコール1.02ml、ヨウ化銅94mg、1,10−フェナントロリン178mgおよび炭酸セシウム1.61gを加え、窒素気流下100℃で6時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物にベンジルアルコール0.51ml、ヨウ化銅94mg、1,10−フェナントロリン178mg、炭酸セシウム0.80gおよびトルエン2mlを加え、窒素気流下100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物にベンジルアルコール0.51ml、ヨウ化銅94mg、1,10−フェナントロリン178mgおよび炭酸セシウム0.80gを加え、窒素気流下100℃で5時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水と酢酸エチルを加え、不溶物をセライト(登録商標)ろ過した。ろ液の有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にヨウ化銅94mg、1,10−フェナントロリン178mg、炭酸セシウム1.61gおよびトルエン5mlを加え、窒素気流下100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水と酢酸エチルを加え、不溶物をセライト(登録商標)ろ過した。ろ液の有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ベンジルオキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.25gを得た。MS(m/z):690[M+H]
製造例80−81
対応原料化合物を用いて、製造例79と同様に処理して、表10記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例82
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ベンジルオキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.52gをメタノール270mlに溶解し、10%パラジウム炭素を加えて水素雰囲気下室温で30分間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.33gを得た。MS(m/z):600[M+H]
製造例83
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例82と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):600[M+H]
製造例84
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(63%)11mgを加え、0℃で30分間攪拌した。反応混合物にヨウ化メチル23μlを加え、氷冷下2時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル120mgを得た。MS(m/z):614[M+H]
製造例85−88
対応原料化合物を用いて、製造例84と同様に処理して、表11記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例89
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、炭酸カリウム200mgおよび2−ブロモエタノール162μlを加え、60℃で終夜攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル95mgを得た。MS(m/z):644[M+H]
製造例90−92
対応原料化合物を用いて、製造例89と同様に処理して、表12記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例93
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをテトラヒドロフラン1mlに溶解し、ピリミジン−2−イルメタノール41mg、トリフェニルホスフィン98mgを加え、氷冷下、40%アゾジカルボン酸ジエチル−トルエン溶液163μlを滴下し、室温で1時間30分攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリミジン−2−イルメトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル118mgを得た。MS(m/z):692[M+H]
製造例94−107
対応原料化合物を用いて、製造例93と同様に処理して、表13記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
Figure 2007119451
製造例108
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル128mgをメタノール3mlに溶解し、1M−水酸化ナトリウム水溶液2mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを得た。MS(m/z):658[M+H]
製造例109
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例108と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):686[M+H]
製造例110
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、モルホリン30μlを加え、氷冷下、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド1塩酸塩66mgおよび1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物46mgを加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(モルホリン−4−イル)−2−オキソエトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル138mgを得た。MS(m/z):727[M+H]
製造例111−113
対応原料化合物を用いて、製造例110と同様に処理して、表14記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例114
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをクロロホルム1mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸60mgを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチルスルフィニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル125mgを得た。MS(m/z):690[M+H]
製造例115
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチルスルファニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル226mgをクロロホルム1.5mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸248mgを加え、室温で40分間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メタンスルホニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル182mgを得た。MS(m/z):706[M+H]
製造例116
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例115と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):706[M+H]
製造例117
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−[2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgのクロロホルム溶液10mlに、m−クロロ過安息香酸79mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=75:25→0:100)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−[2−(1−オキシピリジン−2−イル)エトキシ]ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル173mgを得た。MS(m/z):721[M+H]
製造例118
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(1−オキシピリジン−2−イル)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル115mg、トリフルオロ酢酸無水物0.226ml、N,N−ジメチルホルムアミド5mlの混合物を室温で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−ヒドロキシ−2−(ピリジン−2−イル)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル24mgを得た。MS(m/z):721[M+H]
製造例119
(2R,4S)−4−({5−[((S)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)オキシ]ピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル280mgを、メタノール5mlに溶解し、10%パラジウム炭素50mgを加え、水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[((S)−ピロリジン−3−イル)オキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル168mgを得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例120
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例50と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):711[M+H]
製造例121
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル147mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解し、1N−塩酸2mlを加え、終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:2→3:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル72mgを得た。MS(m/z):674[M+H]
製造例122
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを2−メトキシエタノール1.0mlに溶解し、ヨウ化銅21mg、1,10−フェナントロリン41mgおよび炭酸セシウム368mgを加え、窒素気流下110℃で15時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、少量のNHシリカゲルを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシエチルエステル38mgを得た。MS(m/z):688[M+H]
製造例123
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル400mgをイソプロピルアルコール2mlに溶解し、2−メルカプトエタノール96μl、ヨウ化銅20mg、エチレングリコール62μlおよび炭酸カリウム156mgを加え、窒素気流下80℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエチルスルファニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル110mgを得た。MS(m/z):660[M+H]
製造例124
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル400mgをイソプロピルアルコール2mlに溶解し、チオグリコール酸メチルエステル120μl、ヨウ化銅20mg、エチレングリコール62μlおよび炭酸カリウム156mgを加え、窒素気流下80℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をメタノール6mlに溶解し、1M−水酸化ナトリウム水溶液3mlおよびテトラヒドロフラン6mlを加え、室温で10分間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメチルスルファニルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル153mgを得た。MS(m/z):674[M+H]
製造例125
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例110と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):687[M+H]
製造例126−127
対応原料化合物を用いて、製造例115と同様に処理して、表15記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例128
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸エチル0.02mlとトリエチルアミン0.04mlを加え、30分間撹拌した。反応液をろ過し、氷冷下、ろ液に水素化ホウ素ナトリウム18mgを加え、1時間40分撹拌した。反応液に1N−塩酸を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル80mgを得た。MS(m/z):614[M+H]
製造例129
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、テトラヒドロフラン4mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム12mg、ヨウ化メチル0.02mlを加え、室温で3時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル92mgを得た。MS(m/z):628[M+H]
製造例130
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例129と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):656[M+H]
製造例131
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム28mgを加え、30分間撹拌した。反応液に2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロピラン0.15mlを加え、室温で2時間30分撹拌した後、水素化ナトリウム28mgと2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロピラン0.15mlを加え、50℃で2時間30分撹拌した。反応液を室温に戻した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{2−[(テトラヒドロピラン−2−イル)オキシ]エトキシメチル}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル201mgを得た。MS(m/z):742[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{2−[(テトラヒドロピラン−2−イル)オキシ]エトキシメチル}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、メタノール5mlに溶解し、1N−塩酸1mlを加え、1時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(2−ヒドロキシ)エトキシメチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル124mgを得た。MS(m/z):658[M+H]
製造例132
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ヒドロキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1gを、塩化メチレン20mlに溶解し、トリフェニルホスフィン855mgと四臭化炭素1.35gを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ブロモメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル690mgを得た。MS(m/z):676/678[M+H]
(2)モルホリン0.02mlをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム9mgを加えた後、30分間撹拌した。反応液に、氷冷下、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ブロモメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル112mgを加え、室温で1時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(モルホリン−4−イル)メチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル33mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例133−136
対応原料化合物を用いて、製造例132と同様に処理して、表16記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例137
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル367mg、アクリル酸ベンジルエステル180mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム61mg、ジシクロヘキシルメチルアミン162mg、テトラフルオロホウ酸トリ−t−ブチルホスホニウム39mgを、1,4−ジオキサン4mlに溶解し、窒素気流下、室温で3日間撹拌した。反応液に、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=23:2→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル372mgを得た。MS(m/z):744[M+H]
製造例138−139
対応原料化合物を用いて、製造例137と同様に処理して、表17記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例140
(2R,4S)−4−{[5−(2−(ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.02gを、テトラヒドロフラン50mlとメタノール9mlの混液に溶解し、10%パラジウム炭素600mgを加えた後、水素雰囲気下、室温で2時間30分撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.7gを得た。MS(m/z):654[M+H]
製造例141
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、テトラヒドロフラン15mlとメタノール5mlの混液に溶解し、10%パラジウム炭素160mgを加えた後、水素雰囲気下、室温で3時間30分撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル498mgを得た。MS(m/z):656[M+H]
製造例142
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例141と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):656[M+H]
製造例143
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、テトラヒドロフラン4mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸エチル0.04mlとトリエチルアミン0.06mlを加え、30分間撹拌した。反応液をろ過し、氷冷下、ろ液に水素化ホウ素ナトリウム58mgを加え、1時間30分撹拌した。反応液に1N−塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロペニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル155mgを得た。MS(m/z):640[M+H]
製造例144
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例143と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):642[M+H]
製造例145
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例110と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例146
臭化銅227mgのテトラヒドロフラン懸濁液1mlに氷冷下、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムの65%トルエン溶液982mgを滴下し、同温度で30分間撹拌した。反応液を−78℃に冷却し、そこへ2−ブタノール0.29mlを加えた。次いで(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgのテトラヒドロフラン溶液0.5mlを滴下し、同温度で2時間撹拌した後、室温まで昇温し、さらに2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル74mgを得た。MS(m/z):637[M+H]
製造例147
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル385mg、アジ化ナトリウム99mg、塩化アンモニウム81mg、およびN,N−ジメチルホルムアミド5mlの混合物を100℃で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム→クロロホルム:メタノール=5:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(テトラゾール−5−イル)ビニル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル155mgを得た。MS(m/z):678[M+H]
製造例148
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、ピリジン−4−ボロン酸87mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム81mgおよび炭酸カリウム117mgを加え、窒素気流下100℃で2時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル131mgを得た。MS(m/z):661[M+H]
製造例149−150
対応原料化合物を用いて、製造例148と同様に処理して、表18記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例151
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをトルエン2mlに溶解し、2−トリブチルスタニルピリジン105μlおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム16mgを加え、窒素気流下100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に10%フッ化カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%フッ化カリウム水溶液で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル138mgを得た。MS(m/z):661[M+H]
製造例152
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、5−ホルミルピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル164mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム81mgおよび炭酸ナトリウム90mgを加え、窒素気流下100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−ホルミルピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル119mgを得た。MS(m/z):689[M+H]
製造例153
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−ホルミルピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル118mgをテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、氷冷下、1M−水素化ジイソブチルアルミニウム−テトラヒドロフラン溶液0.33mlを滴下し、窒素気流下氷冷で1時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−ヒドロキシメチルピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル84mgを得た。MS(m/z):691[M+H]
製造例154
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル350mgを1,4−ジオキサン1mlに溶解し、ピロリジン−2−オン100mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム23mg、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン21mgおよび炭酸セシウム241mgを加え、窒素気流下100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、少量のNHシリカゲルを加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(ピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル105mgを得た。MS(m/z):584[M+H]
製造例155
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、2−クロロ−4,6−ジメトキシピリミジン468mg、N,N−ジイソプロピルエチルアミン0.467ml、および1,4−ジオキサン5mlの混合物を2日間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=80:20→60:40)で精製し、(2R,4S)−4−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル280gを得た。MS(m/z):418[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル260mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)31mgを加え、15分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド0.171mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→60:40)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル285mgを得た。MS(m/z):644[M+H]
製造例156
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム28mgを加え、30分間撹拌した。反応液に1−ブロモメチル−3,5−ジメチルベンゼン171mgを加え、室温で一日撹拌した。反応液に水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3,5−ジメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル268mgを得た。MS(m/z):554/556[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3,5−ジメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル268mgを、トルエン10mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム44mg、ナトリウムtert−ブトキシド70mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル57mg、モルホリン0.06mlを加え窒素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液を50℃に加熱し1時間撹拌した。反応液にNH−シリカゲルを加えた後、ろ過した。ろ液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジメチルベンジル)−[(5−モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル168mgを得た。MS(m/z):561[M+H]
製造例157
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例156−(1)と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):551/553[M+H]
製造例158
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例156−(2)と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):558[M+H]
製造例159
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例137と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):633[M+H]
製造例160
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例141と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):545[M+H]。
製造例161−176
対応原料化合物を用いて、製造例156と同様に処理して、表19記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
Figure 2007119451

Figure 2007119451
Figure 2007119451
製造例177
(1)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム210mg、ナトリウムtert−ブトキシド661mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル137mg、モルホリン400μlを、トルエン10mlに溶解し、窒素気流下、40℃で19時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル560mgを得た。MS(m/z):443[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル118mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、窒素気流下、氷冷下で、水素化ナトリウム(62.7%)13mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、4−フルオロベンジルブロマイド86μl加え、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−4−{(4−フルオロベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル93mgを得た。MS(m/z):551[M+H]
製造例178−183
対応原料化合物を用いて、製造例177−(2)と同様に処理して、表20記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
製造例184
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.4g、ヨウ化ナトリウム5.4g、アセトニトリル50mlの懸濁液に、80℃でトリメチルシリルクロライド4.6mlを滴下した。滴下後、反応液を室温にもどし、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル988mgを得た。MS(m/z):655[M+H]
製造例185
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル207mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)15mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、ヨウ化エチル50μl加え、室温で2時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−エトキシ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル141mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例186
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mg、炭酸セシウム55mg、2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸メチルエステル44mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、75℃で17時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ジフルオロメトキシ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル101mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
製造例187
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル775mg、ピリジン287μlを、塩化メチレン5mlに溶解し、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸 無水物240μlを滴下し、同温で4時間撹拌した。反応液にクエン酸水溶液を加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、続いて飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=6:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル567mgを得た。MS(m/z):787[M+H]
製造例188
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル732mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、シアン化亜鉛142mg、N,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合物を窒素気流下、95℃で8時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−シアノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル572mgを得た。MS(m/z):664[M+H]
製造例189
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−シアノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル458mgを、エタノール5mlに溶解し、ラネーニッケル触媒量を加えて水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した。触媒をろ取した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−6−アミノメチル−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル211mgを得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例190
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを1,4−ジオキサン3mlに溶解し、窒素気流下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、炭酸銀触媒量、塩化銅(I)触媒量を加え、トリメチルアルミニウム−ヘキサン溶液(1M)480μlを滴下し、60℃で30分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル153mgを得た。MS(m/z):653[M+H]
製造例191
(1)5−アミノ−2−メトキシピリジン5.0gを塩化メチレン100mlに溶解し、硫酸ナトリウム3.5gを加えた。反応液を−25℃に冷却し、アセトアルデヒド2.26mlを加えて、同温度で2時間30分撹拌した。硫酸ナトリウムをろ去した後、ろ液を−25℃に冷却した。そこへN−ビニル−カルバミン酸ベンジルエステル7.12gと三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル錯体0.51mlを加えて、同温度で1時間撹拌後、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−(6−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジルエステル8.56gを得た。MS(m/z):328[M+H]
(2)(2R,4S)−(6−メトキシ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸ベンジルエステル8.55g、ピリジン10.6mlを、塩化メチレン75mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸エチル12.5mlを滴下し、同温で2時間撹拌した。反応液にクエン酸水溶液を加えた後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル6.18gを得た。MS(m/z):400[M+H]
(3)(2R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.83gをエタノール60mlとテトラヒドロフラン60mlの混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素500mgを加え、水素雰囲気下、室温で7時間撹拌した。触媒をろ去した後、ろ液を減圧濃縮して(2R,4S)−4−アミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.85gを得た。MS(m/z):266[M+H]
(4)(2R,4S)−4−アミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.80g、5−ブロモ−2−クロロピリミジン6.92gおよびN,N−ジイソプロピルエチルアミン6.23mlを1,4−ジオキサン50mlに溶解し、4時間加熱還流した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:4)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.92gを得た。MS(m/z):422/424[M+H]
(5)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.9gを、N,N−ジメチルホルムアミド60mlに溶解し、室温下、水素化ナトリウム(62.7%)697mgを加え、10分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド3.85mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をジイソプロピルエーテルとヘキサンを用いて結晶化して、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−6−メトキシ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル6.1gを得た。MS(m/z):648/650[M+H]
製造例192−195
対応原料化合物を用いて、製造例15と同様に処理して、表21記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例196
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3g、2,5−ジブロモピリジン5.09g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム196mg、ナトリウムtert−ブトキシド2.1g、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル169mgを、トルエン30mlに溶解し、窒素気流下、室温で終夜撹拌した。反応液に、飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→8:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル306mgを得た。MS(m/z):435/437[M+H]
(2)このものを、製造例1−(6)と同様に処理して、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル207mgを得た。MS(m/z):661/663[M+H]
製造例197
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例196と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):661/663[M+H]
製造例198−199
対応原料化合物を用いて、製造例15と同様に処理して、表22記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例200
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.3g、6−クロロニコチノニトリル4.9g、N,N−ジイソプロピルエチルアミン4.1mlを、1,4−ジオキサン25mlに溶解し、還流下24時間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−シアノピリジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.13gを得た。MS(m/z):382[M+H]
(2)このものを、製造例1−(6)と同様に処理して、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.53gを得た。MS(m/z):608[M+H]
製造例201
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例147と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):651[M+H]
製造例202
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(テトラゾール−5−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル120mg、炭酸カリウム51mg、2−ブロモエタノール過剰量を、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、50℃で2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]ピリジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル119mgを得た。MS(m/z):695[M+H]
製造例203
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル127mgと濃塩酸2mlの懸濁液を、還流下、2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;クロロホルム:メタノール=19:1→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル48mgを得た。MS(m/z):627[M+H]
製造例204
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.5gを、エタノール30mlに溶解し、0℃で、アセチルクロライド14mlを滴下した。滴下後、室温で終夜撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニミドイルピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル221mg〔MS(m/z):654[M+H]〕、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルバモイルピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル404mg〔MS(m/z):626[M+H]〕及び(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル596mg〔MS(m/z):655[M+H]〕を得た。
製造例205
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニミドイルピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgとエチレンジアミン150μlを、エタノール3mlに溶解し、還流下、4時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和食塩水と酢酸エチルを加え、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル96mgを得た。MS(m/z):651[M+H]
製造例206
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例205と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):652[M+H]
製造例207
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.13gを、1,4−ジオキサン40mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン4ml、5−クロロピラジン−2−カルボン酸ベンジルエステル1.9gを加え、窒素気流下、110℃に加熱し、20時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)にて精製し、(2R,4S)−4−(5−ベンジルオキシカルボニルピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.24gを得た。MS(m/z):492[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(5−ベンジルオキシカルボニルピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.2gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷下で水素化ナトリウム(62.7%)223mgを加え、10分撹拌した。3,5−ビストリフルオロベンジルブロミド1mlを加え、室温で20時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルピラジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.39gを得た。MS(m/z):718[M+H]
製造例208
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例7と同様に処理して、上記化合物を得た。MS(m/z):628[M+H]
製造例209
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−カルボキシピラジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1gを、トルエン8mLに溶解し、トリエチルアミン0.67mL、ジフェニルホスホリルアジド0.52mLを加え、窒素気流下、室温で1時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、室温で2時間撹拌した。エーテルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をトルエン8mLに溶解し、80℃で5日間撹拌した。水を加え、エーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{(5−アミノピラジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル540mgを得た。MS(m/z):599[M+H]
製造例210
(1)(2R,4S)−4アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5gを、トルエン50mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム293mg、ナトリウムtert−ブトキシド3.8g、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル376mg、2,6−ジクロロピラジン4.7gを加え、窒素気流下、室温で23時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=6:1→3:1)にて精製し、(2R,4S)−4−(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.3gを得た。MS(m/z):392[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(6−クロロピラジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.1gをN,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷下で水素化ナトリウム(62.7%)139.7mgを加え、15分撹拌した。3,5−ビストリフルオロベンジルブロミド0.94mlを加え、室温で20時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピラジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル900mgを得た。MS(m/z):618/620[M+H]
製造例211
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピラジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを1,3−ジメチルイミダゾリジノン2mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン0.13ml、モルホリン0.6mlを加え、100℃に加熱し、3日間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(モルホリン−4−イル)ピラジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル223.2mgを得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例212−213
対応原料化合物を用いて、製造例211と同様に処理して、表23記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例214
(1)(2R,4S)−4アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、イソプロパノール5mlに溶解し、ヨウ化銅10.3mg、エチレングリコール0.12ml、リン酸カリウム454mg、4−(5−ヨードピリミジン−2−イル)モルホリン311.5mgを加え、窒素気流下、80℃に加熱し、20時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=17:3→3:1)にて精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル122.2mgを得た。MS(m/z):443[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル50mgをアセトニトリル0.5mlに溶解し、室温で水素化ナトリウム(62.7%)5.4mgを加え、10分撹拌した。3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド27μlを加え、22時間撹拌した。蒸留水を加え、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)にて精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル24.8mgを得た。MS(m/z):669[M+H]
製造例215
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgを1,4−ジオキサン3mlに溶解し、窒素気流下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、炭酸銀触媒量、塩化銅(1)触媒量を加え、トリエチルアルミニウム−ヘキサン溶液(1M)480μlを滴下し、60℃で30分間撹拌した。反応液を室温にもどした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(NH−シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2,6−ジエチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル83mg;MS(m/z):667[M+H]及び(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル77mgを得た。MS(m/z):639[M+H]
製造例216
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル18gをN,N−ジメチルホルムアミド60mlに溶解し、酢酸パラジウム611mg、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン3.02g、エタノール31.7ml、トリエチルアミン37.9mlを加え室温で10分間一酸化炭素を通じた後、90℃に加熱し一酸化炭素雰囲気下で終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル12.4gを得た。MS(m/z):656[M+H]
製造例217
Figure 2007119451

対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、製造例217の化合物を得た。MS(m/z):628[M+H]
製造例218
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン53μl、3−メチルアミノプロピオン酸tert−ブチルエステル塩酸塩101.14mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物65mg、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩92mgを加えて室温で21時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、飽和重層水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣を4N−塩化水素酸1,4−ジオキサン溶液2mlに溶解し、室温で1時間撹拌した。反応液に過剰の飽和重層水を加え、1N−塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(2−カルボキシエチル)メチルカルバモイル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル223mgを得た。MS(m/z):713[M+H]
製造例219
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例218と同様に処理することにより、製造例219の化合物を得た。MS(m/z):725[M+H]
製造例220
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン53μl、3−アミノプロピオン酸メチルエステル塩酸塩67mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物65mg、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩92mgを加えて21時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、飽和重層水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をメタノール2mlに溶解し、5N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に6N−塩酸0.85mlを加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(2−カルボキシエチル)カルバモイル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル190mgを得た。MS(m/z):699[M+H]
製造例221−222
対応原料化合物を用いて、製造例220と同様に処理することにより、表24記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例223
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、トリエチルアミン67μl、O−(tert−ブチルジメチルシリル)−セリンメチルエステル112.02mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物64.86mg、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩92.02mgを加えて室温で2時間半撹拌した。反応液を減圧濃縮後、飽和重層水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン2mlに溶解し、1M−テトラブチルアンモニウムフルオライド−テトラヒドロフラン溶液0.55mlを加え、室温で10分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシ−1−メトキシカルボニルエチルカルバモイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル229.5mgを得た。MS(m/z):729[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシ−1−メトキシカルボニルエチルカルバモイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル220mgをメタノール3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え、室温で23時間撹拌した。反応液に6N−塩酸1mlとクロロホルムを加え分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=49:1→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシエチルカルバモイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル133.5mgを得た。MS(m/z):713[M−H]
製造例224
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをトルエン5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム41mg、ナトリウムtert−ブトキシド65mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル54mg、3−メチルアミノプロピオン酸tert−ブチルエステル108mgを加え、窒素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。反応液を室温に冷却後、酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−tert−ブトキシカルボニルエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル106mgを得た。MS(m/z):741[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−tert−ブトキシカルボニルエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを4N−塩化水素/酢酸エチル溶液1mlに溶解し、室温で30分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル55mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例225
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例224と同様に処理することにより、製造例225の化合物を得た。MS(m/z):729[M+H]
製造例226
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1gを、トルエン25mlに溶解し、トリエチルアミン0.66ml、ジフェニルホスホリルアジド0.52ml、ベンジルアルコール0.2mlを加え、90℃に加熱し終夜撹拌した。反応液を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.1gを得た。MS(m/z):733[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.1gを、N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷下、63%水素化ナトリウム69mgを加え、30分間撹拌した後、氷冷下、4−ブロモブチル酸エチル0.33mlを加え、室温で2時間30分撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−({5−[ベンジルオキシカルボニル−(3−エトキシカルボニルプロピル)]アミノピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル898mgを得た。MS(m/z):847[M+H]
(3)(2R,4S)−4−({5−[ベンジルオキシカルボニル−(3−エトキシカルボニルプロピル)]アミノピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、メタノール12mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液2mlを加え、室温で1日撹拌した。1N−塩酸を加え、減圧濃縮した。酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−({5−[ベンジルオキシカルボニル−(3−カルボキシプロピル)]アミノピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル219mgを得た。MS(m/z):819[M+H]
(4)(2R,4S)−4−({5−[ベンジルオキシカルボニル−(3−カルボキシプロピル)]アミノピリミジン−2−イル}−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル154mgを、メタノール5mlに溶解し、10%パラジウム炭素25mgを加え、水素雰囲気下、1時間30分撹拌した。反応液をろ過した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロピル)アミノピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル98mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例227
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例226(4)と同様に処理することにより、製造例227の化合物を得た。MS(m/z):599[M+H]
製造例228
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例14と同様に処理することにより、製造例228の化合物を得た。MS(m/z):657[M+H]
製造例229
(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、アセトニトリル10mlに溶解し、オキセタン−2−オン0.08mlを加え、3日間加熱還流した。反応液を室温に戻し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)アミノピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル199mgを得た。MS(m/z):671[M+H]
製造例230
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)アミノピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、テトラヒドロフラン5mlとメタノ−ル1mlの混合溶液に溶解し、2.0Mトリメチルシリルジアゾメタンのヘキサン溶液0.5mlを加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)アミノピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル232mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例231
(1)(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、テトラヒドロフラン5mlに溶解し、氷冷下、63%水素化ナトリウム20mgを加え、30分間撹拌した後、氷冷下、ヨウ化メチル30μlを加え、室温で終夜撹拌した。水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−ベンジルオキシカルボニル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル275mgを得た。MS(m/z):747[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[メチル−ベンジルオキシカルボニル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.34gを、メタノール20mlに溶解し、10%パラジウム炭素250mgを加え、水素雰囲気下、3時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=17:3→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル698mgを得た。MS(m/z):613[M+H]
製造例232
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、4−ブロモブチル酸エチル13μl、炭酸カリウム50mgを加え、50℃に加熱し、2時間撹拌した。反応液を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(3−エトキシカルボニルプロピル)−メチル]アミノピリミジン−2−イル])アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル85mgを得た。MS(m/z):727[M+H]
製造例233
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、トルエン4mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム42mg、ナトリウムtert−ブトキシド65mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル54mg、ピペリジン−4−イル−酢酸エチル116mgを加え、窒素気流下、室温で終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル125mgを得た。MS(m/z):753[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル106mgを、メタノール8mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え、室温で3時間30分撹拌した。1N−塩酸と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル70mgを得た。MS(m/z):725[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル62mgを、エタノール3mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液84μlを加え、室温で5分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシメチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルナトリウム塩56mgを得た。MS(m/z):723[M−Na]
製造例234−235
対応原料化合物を用いて、製造例233(1)−(2)と同様に処理することにより、表25記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例236
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(2)−(3)と同様に処理することにより、製造例236の化合物を得た。MS(m/z):697[M−Na]
製造例237−238
対応原料化合物を用いて、製造例233(3)と同様に処理することにより、表26記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例239
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをエタノール3mlに溶解し、炭酸水素ナトリウム76.4mg、臭化シアン35mgを加えて室温で13時間半撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−シアノピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル183mgを得た。MS(m/z):693[M+H]
製造例240
(1)ヒドロキシルアミン塩酸塩45.2mgをジメチルスルホキシド1.5mlに溶解し、トリエチルアミン90.6μlを加えた。反応液にテトラヒドロフランを加えて不溶物をろ去し、ろ液のテトラヒドロフランを減圧留去した。得られた溶液に(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−シアノピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル80mgを加え、75℃に加熱して15時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体を得た。MS(m/z):726[M+H]
(2)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体をアセトニトリル1mlに溶解し、カルボジイミダゾール29mgを加え、60℃に加熱して17時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[4−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル42mgを得た。MS(m/z):752[M+H]
製造例241
Figure 2007119451

対応原料化合物を用いて、製造例147と同様に処理することにより、製造例241の化合物を得た。MS(m/z):736[M+H]
製造例242
(1)(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]−ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノコハク酸−4−tert−ブチル123mg、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール68mgを加えた後、氷冷下、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド1塩酸塩96mg、トリエチルアミン0.06mlを加え、室温で2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピオニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]−ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル242mgを得た。MS(m/z):870[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピオニルアミ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]−ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル235mgを、ジクロロメタン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸1mlを加え、室温で2時間撹拌した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−((S)−2−アミノ−3−カルボキシプロピオニルアミノ)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]−ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル103mgを得た。MS(m/z):712[M−H]
製造例243
(1)(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル273mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、氷冷下、3−クロロカルボニルプロピオン酸メチル67μl、トリエチルアミン0.19mlを加え、室温で1時間撹拌した。水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メトキシカルボニルプロピオニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル138mgを粗生成物として得た。MS(m/z):713[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メトキシカルボニルプロピオニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗生成物130mgを、製造例233(2)と同様に処理することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロピオニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル121mgを得た。MS(m/z):699[M+H]
製造例244
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを、トルエン10mlに溶解し、トリエチルアミン0.66ml、ジフェニルホスホリルアジド0.52ml、メタノール1mlを加え、60℃に加熱し2日間撹拌した。反応液を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル25mgを得た。MS(m/z):657[M+H]
製造例245
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−アミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル400mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、N,N’−カルボニルジイミダゾール162mg、トリエチルアミン0.28mlを加え、室温で1時間撹拌した後、エタン−1,2−ジオール75μlを加え、3日間撹拌した。水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシカルボニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル222mgを得た。MS(m/z):687[M+H]
製造例246−248
対応原料化合物を用いて、製造例245と同様に処理することにより、表27記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例249
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシカルボニルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル192mgを、アセトン5mlに溶解し、氷冷下、2.67M−酸化クロム(VI)希硫酸溶液320μlを加え、4時間30分撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム、水、酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル78mgを得た。MS(m/z):701[M+H]
製造例250−251
対応原料化合物を用いて、製造例249と同様に処理することにより、表28記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例252
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例121と同様に処理することにより、製造例252の化合物を得た。MS(m/z):717[M+H]
製造例253
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例243(1)と同様に処理することにより、製造例253の化合物を得た。MS(m/z):727[M+H]
製造例254
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(2)と同様に処理することにより、製造例254の化合物を得た。MS(m/z):713[M+H]
製造例255
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例62と同様に処理することにより、製造例255の化合物を得た。MS(m/z):727[M+H]
製造例256
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(2)−(3)と同様に処理することにより、製造例256の化合物を得た。MS(m/z):711[M−Na]
製造例257
(1)(2R,4S)−4−{(5−アミノピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、クロロ炭酸メチル116μl、トリエチルアミン280μlを加え、室温で4時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル247mgを得た。MS(m/z):657[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−メトキシカルボニルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル238mgを、製造例226(2)及び(3)と同様に処理することにより(2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{[((3−カルボキシプロピル)−(メトキシカルボニル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル187mgを得た。MS(m/z):743[M+H]
製造例258
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(3)と同様に処理することにより、製造例258の化合物を得た。MS(m/z):741[M−Na]
製造例259
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをテトラヒドロフラン2mlに溶解し、乳酸メチル174mg、トリフェニルホスフィン438mgを加え、水冷下、40%アゾジカルボン酸ジエチルトルエン溶液0.73mlを滴下し、室温で3時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣に塩化メチレン、イソプロピルエーテル、ヘキサンを加えて析出した不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−メトキシカルボニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル157mgを得た。MS(m/z):686[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−メトキシカルボニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル154mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解し、氷冷下、1M−水素化ジイソブチルアルミニウムトルエン溶液1.12mlを滴下し、0℃で3時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル88mgを得た。MS(m/z):658[M+H]
製造例260−264
対応原料化合物を用いて、製造例259(1)と同様に処理することにより、表29記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例265
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例114と同様に処理することにより、製造例265の化合物を得た。MS(m/z):716[M+H]
製造例266−267
対応原料化合物を用いて、製造例121と同様に処理することにより、表30記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例268
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル170mgを塩化メチレン3mlに溶解し、4−メトキシカルボニルフェニルホウ酸51mg、酢酸銅(II)52mg、トリエチルアミン79μl、モレキュラーシーブス4A170mgを加えて、室温で終夜撹拌した。不溶物をろ去し、ろ液に酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−メトキシカルボニルフェノキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル132mgを得た。MS(m/z):734[M+H]
製造例269
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、室温にてカリウムtert−ブトキシド28mgとβ−プロピオラクトン16μlを加えた。反応液を室温で終夜撹拌した後、酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)およびLC/MS(CAPCEL PAK MGII(資生堂)、水:メタノール=60:40→0:100、40ml/min)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル] }アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル12mgを得た。MS(m/z):672[M+H]
製造例270
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.5gと4−ブロモ酪酸エチルエステル928μlをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、炭酸カリウム969mgを加えて50℃で終夜撹拌した。反応液を室温にもどし酢酸エチルと水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル] }アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.77gを得た。MS(m/z):714[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル] }アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.71gをエタノール35mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液7.8mlを加えて、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルと1N−塩酸を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル] }アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.55gを得た。MS(m/z):686[M+H]
製造例271
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例270と同様に処理することにより、製造例271の化合物を得た。MS(m/z):700[M+H]
製造例272−275
対応原料化合物を用いて、製造例270(1)と同様に処理することにより、表31記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例276−280
対応原料化合物を用いて、製造例270(2)と同様に処理することにより、表32記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例281
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−オキソテトラヒドロフラン−3−イロキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgをエタノール1mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液1mLを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に1N−塩酸2mLと酢酸エチルを加えて分液し、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1→9:1)で精製した。得られた残渣をエタノール1mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液81μlを加え、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス−(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−カルボキシ−3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル114mgを得た。MS(m/z):700[M−Na]
製造例282
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−エトキシカルボニルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.0gをテトラヒドロフラン7mlに溶解し、氷冷下、1M−水素化ジイソブチルアルミニウム−テトラヒドロフラン溶液3.36mlを加えて、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル760mgを得た。MS(m/z):614[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル735mgをクロロホルム5mlに溶解し、二酸化マンガン2gを加えて、室温で終夜撹拌した。二酸化マンガンをろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ホルミルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル450mgを得た。MS(m/z):612[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ホルミルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル185mg、L−プロリンtert−ブチルエステル62mg、酢酸35μlを1,2−ジクロロエタン3mlに溶解し、トリアセトキシ水素化ほう素ナトリウム128mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−(S)−tert−ブトキシカルボニルピロリジン−1−イルメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを得た。MS(m/z):767[M+H]
製造例283
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例224(2)と同様に処理することにより、製造例283の化合物を得た。MS(m/z):711[M+H]
製造例284
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル335mgを塩化メチレン2mlに溶解し、オキサリルクロリド70μlとN,N−ジメチルホルムアミド数滴を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン1mlおよびアセトニトリル1mlに溶解し、トリエチルアミン93μlと2M−トリメチルシリルジアゾメタン−ヘキサン溶液587μlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に2,6−ルチジン500μlとベンジルアルコール500μlを加えて、150℃で15分間撹拌した。反応液を室温にもどし、反応液に酢酸エチルと1N−塩酸を加えて抽出した。有機層を飽和重曹水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルメチルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル60mgを得た。MS(m/z):732[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(5−ベンジルオキシカルボニルメチルピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル53mgをエタノール0.5mlに溶解し、10%パラジウム炭素10mgを加えて、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。パラジウム炭素をろ過した後、ろ液を減圧濃縮することにより(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル44mgを得た。MS(m/z):642[M+H]
製造例285
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル130mgをアセトン2.5mlに溶解し、炭酸カリウム108mg、臭化酢酸エチル0.129mlを加え、室温で6日間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、水を加えて40時間撹拌した。反応液にクロロホルムを加えて分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−カルボキシメトキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル33.8mgを得た。MS(m/z):672[M+H]
製造例286
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル170mgをジメチルスルホキシド45μlに溶解し、5N−水酸化ナトリウム水溶液5μl、アクリル酸tert−ブチルエステル0.14mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−tert−ブトキシカルボニルエトキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル161mgを得た。MS(m/z):742[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−tert−ブトキシカルボニルエトキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル155mgを4N−塩酸/1,4−ジオキサン溶液3mlに溶解し、室温で1時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシメチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル145mgを得た。MS(m/z):686[M+H]
製造例287
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(3)と同様に処理することにより、製造例287の化合物を得た。MS(m/z):656[M+H]
製造例288
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル526mgをクロロホルム3mlに溶解し、二酸化マンガン1.5gを加え、室温で19時間撹拌した。反応液をセライト(登録商標)ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ホルミルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを得た。MS(m/z):612[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ホルミルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをトルエン3mlに溶解し、ベンジルオキシカルボニルアミノ(ジメトキシホスホリル)酢酸メチルエステル238mg、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン98μlを加え、室温で18時間撹拌した。反応液に1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−((Z)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−メトキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル209mgを得た。MS(m/z):817[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[5−((Z)−2−ベンジロキシカルボニルアミノ−2−メトキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをメタノール4mlに溶解し、10%パラジウム−炭素140mgを加え、水素雰囲気下、室温で22時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−アミノ−2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル118mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例289
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例233(2)と同様に処理することにより、製造例289の化合物を得た。MS(m/z):671[M+H]
製造例290
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]―[5−(3−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル940mgを、ジクロロメタン20mlに溶解し、トリフェニルホスフィン850mg、四臭化炭素1.0gを加え、室温で1時間撹拌した。水とクロロホルムを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ブロモプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル576mgを粗生成物として得た。MS(m/z):704/706[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ブロモプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗生成物150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、モルホリン60μlを加え、室温で2日間撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル114mgを得た。MS(m/z):711[M+H]
製造例291
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ブロモプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗生成物230mgを、テトラヒドロフラン4mlに溶解し、15%ナトリウムメタンチオラート溶液0.3mlを加え、室温で4時間30分撹拌した。水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メチルスルファニルプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル216mgを粗生成物として得た。MS(m/z):672[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メチルスルファニルプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗生成物210mgを、クロロホルム4mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸160mgを加え、室温で2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メタンスルホニルプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル63mgを得た。MS(m/z):704[M+H]
製造例292
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例137と同様に処理することにより、製造例292の化合物を得た。MS(m/z):635[M+H]
製造例293
臭化銅(I)746mgをテトラヒドロフラン5mlに懸濁し、氷冷下、窒素雰囲気下で水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムの65%トルエン溶液3.23gを滴下し、30分間撹拌した。反応液を−78℃に冷却し、2−ブタノール954μlと(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル330mgを加え、同温度で2時間撹拌した後、さらに室温で2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、不溶物をセライト(登録商標)でろ去し、得られたろ液に酢酸エチルと水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル254mgを得た。MS(m/z):637[M+H]
製造例294
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例147と同様に処理することにより、製造例294の化合物を得た。MS(m/z):680[M+H]
製造例295
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1g、トリフェニルホスフィン491mgを、ジクロロメタン10mlに溶解し、四臭化炭素775mgを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ブロモプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル955mgを得た。MS(m/z):704/706[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ブロモプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル946mg、ナトリウム 3−メトキシ−3−オキソプロパン−1−スルフィネート281mgを、ジメチルスルホキシド8mlに溶解し、窒素気流下、室温で終夜撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)プロピル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル801mgを得た。MS(m/z):776[M+H]
(3)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[3−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)プロピル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mg、2N−水酸化ナトリウム水溶液516μlをエタノール3mlに溶解し、室温で30分間撹拌した。反応液に、2N−塩酸水溶液520μlを加え、終夜撹拌した。酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−スルホプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル96mgを得た。MS(m/z):704[M−H]
製造例296
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−スルホプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル125mgをチオニルクロライド3mlに溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。得られた残渣にクロロホルム3mlを加えた後、氷冷下、7N−アンモニアのメタノール溶液2mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−メトキシスルホニルプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル29mg MS(m/z):720[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−スルファモイルプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル10mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
製造例297
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−シアノエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgをエタノール5mlに溶解し、炭酸ナトリウム292mgおよびヒドロキシルアミン塩酸塩192mgを加え、80℃に加熱し、31時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)エチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル297mg MS(m/z):670[M+H]、および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルバモイルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル140mgを得た。MS(m/z):655[M+H]
製造例298
(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)エチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル140mgをアセトニトリル1mlに溶解し、カルボジイミダゾール51mgを加え、60℃に加熱し、25時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)エチル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル84mgを得た。MS(m/z):696[M+H]
製造例299
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.0g、シアン化亜鉛352mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム347mgをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、窒素雰囲気下、100℃で4時間撹拌した。反応液に酢酸エチルと水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.69gを得た。MS(m/z):609[M+H]
製造例300
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例147と同様に処理することにより、製造例300の化合物を得た。MS(m/z):652[M+H]
製造例301
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例202と同様に処理することにより、製造例301の化合物を得た。MS(m/z):696[M+H]
製造例302
ヒドロキシルアミン塩酸塩285mgをジメチルスルホキシド4mlに溶解し、トリエチルアミン0.57mlを加えた。反応液にテトラヒドロフランを加えて不溶物をろ去し、ろ液のテトラヒドロフランを減圧留去した。得られた溶液に(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−シアノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgを加え、75℃に加熱して1時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル510mgを得た。MS(m/z):642[M+H]
製造例303
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例298と同様に処理することにより、製造例303の化合物を得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例304
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム81mg、ピリジン−3−ボロン酸87mg、炭酸カリウム117mgを加え、窒素気流下、100℃で2時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル96mgを得た。MS(m/z):661[M+H]
製造例305
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル812mg、ベンジルブロマイド292μlを、アセトニトリル8mlに溶解し、50℃で6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、イソプロピルエーテルで結晶化、洗浄することにより、1−ベンジル−3−(2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−((2R,4S)−1−エトキシカルボニル−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)}アミノピリミジン−5−イル)ピリジニウム ブロマイド1.01gを得た。MS(m/z):661[M+H−PhCHBr]
(2)1−ベンジル−3−(2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−((2R,4S)−1−エトキシカルボニル−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)}アミノピリミジン−5−イル)ピリジニウム ブロマイド117mgを、メタノール2mlに溶解し、水素化ホウ素ナトリウムを11mg加え、窒素気流下、室温で10分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(1−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル65mgを得た。MS(m/z):755[M+H]
製造例306
(2R,4S)−4−{[5−(1−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル432mgを、メタノール10mlに溶解し、10%パラジウム炭素触媒量を加えて水素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。触媒(10%パラジウム炭素)をろ去した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル177mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例307
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピペリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル143mg、トリエチルアミン45μlを、ジクロロメタン2mlに溶解し、0℃でアセチルクロライド23μlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に、飽和クエン酸水溶液とジクロロメタンを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(1−アセチルピペリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル134mgを得た。MS(m/z):709[M+H]
製造例308
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル402mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸210mgを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→49:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−オキシ−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル361mgを得た。MS(m/z):677[M+H]
製造例309
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1−オキシ−ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル272mgを、無水酢酸3mlに溶解し、還流下3日間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。得られた残渣をメタノールに溶解し、濃アンモニア水溶液を加え、室温下、1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル150mgを得た。MS(m/z):677[M+H]
製造例310
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをN,N−ジメチルホルムアミド2.5mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム98mg、5−ホルミルピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル197mg、炭酸ナトリウム108mgを加え、窒素気流下、100℃で終夜攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出して有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−ホルミルピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル69mgを得た。MS(m/z):689[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−ホルミルピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル65mgを、tert−ブチルアルコール0.67mlに溶解し、水0.18ml、2−メチル−2−ブテン44μl、リン酸一ナトリウム二水和物15mgを加え、水冷下、亜塩素酸ナトリウム36mgをゆっくり加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−カルボキシピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル54mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
製造例311
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgをクロロホルム1.5mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸48mgを加え、室温で30分間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、少量のNHシリカゲルで酸性の不純物を除去し、減圧濃縮した。得られた残渣にジエチルエーテルとイソプロピルエーテルを加え、析出した結晶をろ取し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−オキシモルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル89mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例312
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロペニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル750mgを、クロロホルム15mlに溶解し、氷冷下、m−クロロ過安息香酸303mgを加え、室温で2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→2:3)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[1−(3−クロロベンゾイルオキシ)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル677mgを粗生成物として得た。MS(m/z):812/814[M+H]
(2)(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[1−(3−クロロベンゾイルオキシ)−2,3−ジヒドロキシプロピル]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗生成物360mgを、メタノール10mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液5mlを加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(1,2,3−トリヒドロキシ)プロピルピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル184mgを得た。MS(m/z):674[M+H]
製造例313
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを1,4−ジオキサン1mlに溶解し、炭酸セシウム205mg、ピロリジン−2−オン41μl、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−キサンテン81mgおよびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム41.5mgを加え、90℃に加熱して15時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−オキソピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル126.6mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例314
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヨードピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、ナトリウム 3−メトキシ−3−オキソプロパン−1−スルフィネート221mg、ヨウ化銅(I)242mgを、ジメチルスルホキシド2mlに溶解し、窒素気流下、110℃で3時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えた。析出した不溶物をセライト(登録商標)でろ別した後、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル286mgを得た。MS(m/z):734[M+H]
製造例315
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル141mg、2N−水酸化ナトリウム水溶液384μlをエタノール3mlに溶解し、50℃で30分間撹拌した。反応液に、2N−塩酸水溶液385μl加え、終夜撹拌した。酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル64mgを得た。MS(m/z):662[M−H]
製造例316
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2g、ナトリウム 3−メトキシ−3−オキソプロパン−1−スルフィネート2.63g、ヨウ化銅(I)2.88gを、ジメチルスルホキシド25mlに溶解し、窒素気流下、110℃で6時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えた。析出した不溶物をセライト(登録商標)でろ別した後、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.92gを得た。MS(m/z):734[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエタンスルホニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.9g、2N−水酸化ナトリウム水溶液2.6mlをエタノール20mlに溶解し、室温で30分間撹拌した。反応液に、2N−塩酸水溶液2.7mlと過酸化水素水を10ml加え、終夜撹拌した。クロロホルムを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.68gを得た。MS(m/z):662[M−H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgをチオニルクロライド2mlに溶解し、120℃で2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、減圧濃縮した。得られた残渣にトルエン2mlを加えた後、氷冷下、0.5M−アンモニアの1,4−ジオキサン溶液15mlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルファモイルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル75mgを得た 。MS(m/z):663[M+H]
製造例317
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−スルホピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル927mgを、塩化チオニル10mlに溶解し、100℃に加熱し2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をトルエン10mlに溶解し、氷冷下、グリシンtert−ブチルエステル塩酸塩468mg、トリエチルアミン389μlを加え、氷冷下から徐々に室温まで昇温しながら5時間撹拌した。飽和食塩水と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(tert−ブトキシカルボニルメチルスルファモイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル235mgを得た。MS(m/z):777[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(tert−ブトキシカルボニルメチルスルファモイル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル230mgを、酢酸エチル6mlに溶解し、4N−塩酸/酢酸エチル溶液4mlを加え、室温で終夜撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−(カルボキシメチル)スルファモイルピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル135mgを得た。MS(m/z):721[M+H]
製造例318−319
対応原料化合物を用いて、製造例156(1)と同様に処理することにより、表33記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例320
(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、トルエン4mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム44mg、ナトリウムtert−ブトキシド70mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル58mg、アセチルピペラジン93mgを加え、窒素気流下、室温で1時間撹拌した後、50℃に加熱して5時間30分撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル177mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例321
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例320と同様に処理することにより、製造例321の化合物を得た。MS(m/z):634[M+H]
製造例322
(1)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3gを、1,4−ジオキサン30mlに溶解し、アクリル酸ベンジルエステル1.57g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム665mg、ジシクロヘキシルメチルアミン1.42g、トリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート420mgを加え、窒素気流下、室温で3日間撹拌した。クエン酸水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.82gを得た。MS(m/z):701[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[5−(2−ベンジルオキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル800mgを、テトラヒドロフラン16mlとメタノール4mlの混合溶液に溶解し、10%パラジウム炭素230mgを加え、水素雰囲気下、9時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル317mgを得た。MS(m/z):613[M+H]
製造例323
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例322と同様に処理することにより、製造例323の化合物を得た。MS(m/z):580[M+H]
製造例324−325
対応原料化合物を用いて、製造例143と同様に処理することにより、表34記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例326
Figure 2007119451

対応原料化合物を用いて、製造例156(2)と同様に処理することにより、製造例326の化合物を得た。MS(m/z):626[M+H]
製造例327
(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル315mgを、メタノール9mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で1日撹拌した。1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→3:7→0:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−{(3−メトキシカルボニル−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル54mgを得た。MS(m/z):659[M+H]
製造例328
(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−{(3−メトキシカルボニル−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル86mgを、メタノール9mlとN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え、室温で1時間30分撹拌した。1N−塩酸と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=9:1)で精製し(2R,4S)−4−{(3−カルボキシ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル25mgを得た。MS(m/z):645[M+H]
製造例329
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例177(2)と同様に処理することにより、製造例329の化合物を得た。MS(m/z):689/691[M+H]
製造例330
(2R,4S)−4−{(3,5−ジブロモベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、N,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、シアン化亜鉛75mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを触媒量加え、窒素気流下、110℃に加熱し、2時間撹拌した。反応液を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(3,5−ジシアノベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル134mgを得た。MS(m/z):583[M+H]
製造例331
(1)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル) −(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、イソニペコチン酸エチルエステル109μl、ナトリウムtert−ブトキシド70mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル58mgをトルエン5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム44mgを加えて、窒素雰囲気下、室温で終夜撹拌した。反応液に酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル125mgを得た。MS(m/z):696[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル120mgを製造例36と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−{[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル] −(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル65mgを得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例332
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例224(1)と同様に処理することにより、製造例332の化合物を得た。MS(m/z):698[M+H]
製造例333
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例224(2)と同様に処理することにより、製造例333の化合物を得た。MS(m/z):642[M+H]
製造例334
(1)(2R,4S)−4−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル10gを製造例4と同様に処理することにより、(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヨードピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.18gを得た。MS(m/z):667[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ヨードピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgを、をN,N−ジメチルホルムアミド2.5mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム104mg、ピリミジン−5−ボロン酸112mg、炭酸ナトリウム114mgを加え、窒素気流下、100℃で4時間攪拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−[([5,5’]ビピリミジニル−2−イル)−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル116mgを得た。MS(m/z):619[M+H]
製造例335
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを、ジメチルスルホキシド2mlに溶解し、氷冷下、2M−ジメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液300μlを加え、密閉容器中、40℃で72時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル78mgを得た。MS(m/z):682[M+H]
製造例336
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例335と同様に処理することにより、製造例336の化合物を得た。MS(m/z):668[M+H]
製造例337
(1)(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.45g、よう化ナトリウム4.6g、アセトニトリル50mlの懸濁液に、80℃でトリメチルシリルクロライド3.8mlを滴下した。滴下後、反応液を室温にもどし、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=49:1→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.09gを得た。MS(m/z):696[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.05g、ピリジン1.06mlを、塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物885μlを滴下し、同温で4時間撹拌した。反応液にクエン酸水溶液を加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、続いて飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.39gを得た。MS(m/z):828[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを、ジメチルスルホキシド4mlに溶解し、氷冷下、2M−ジメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液1.2mlを加え、密閉容器中、40℃で48時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル163mgを得る。MS(m/z):723[M+H]
製造例338
(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル250mg、酢酸パラジウム34mg、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン84mg、トリエチルアミン126μlを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、ぎ酸28μlを加え、窒素気流下、60℃で1時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル195mgを得た。MS(m/z):680[M+H]
製造例339
(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを1,4−ジオキサン2mlに溶解し、窒素気流下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、炭酸銀触媒量、塩化銅(1)触媒量、トリメチルアルミニウムのヘキサン溶液(1M)362μlを滴下し、60℃で1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル142mgを得た。MS(m/z):694[M+H]
製造例340
(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mg、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム触媒量、シアン化亜鉛37mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、窒素気流下、100℃で6時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:7→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−6−シアノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル149mgを得た。MS(m/z):705[M+H]
製造例341
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例337(1)と同様に処理することにより、製造例341の化合物を得た。MS(m/z):700[M+H]
製造例342
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.5g、ピリジン519μlを塩化メチレン10mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にてトリフルオロメタンスルホン酸無水物432μlを加えて1時間撹拌した。反応液に塩化メチレンと飽和クエン酸水溶液を加えて分液した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.56gを得た。MS(m/z):832[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.27gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、酢酸パラジウム34mg、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン169mg、ベンジルアルコール3.16ml、トリエチルアミン2.13mlを加え、一酸化炭素を室温で5分間通じた後、80℃に加熱し一酸化炭素雰囲気下で1.5時間撹拌した。反応液を室温に戻した後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ベンジルオキシカルボニル−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル520mg MS(m/z):818[M+H]および(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル330mgを得た。MS(m/z):684[M+H]
製造例343
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−6−ベンジルオキシカルボニル−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル500mgをエタノール2mlに溶解し、10%パラジウム炭素50mgを加えて、水素雰囲気下、室温で1.5時間撹拌した。パラジウム炭素をろ過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1,6−ジカルボン酸 1−エチルエステル323mgを得た。MS(m/z):728[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1,6−ジカルボン酸 1−エチルエステル300mgとビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド1.6mlの混合物を80℃で終夜撹拌した。反応液を室温に戻した後、酢酸エチルを加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を1N−塩酸および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル77mg MS(m/z):752[M+H]、および(2R,4S)−6−[ビス(2−メトキシエチル)カルバモイル]−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル184mgを得た。MS(m/z):843[M+H]
製造例344−346
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、表35記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例347
(1)アジ化ナトリウム101.4gの水溶液650mlに、氷冷下、アクリル酸クロリド117.7mlのトルエン溶液390mlを滴下し、同温度で1時間攪拌した後、氷水浴を外して室温に戻るまで攪拌した。反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。得られたトルエン溶液を、85℃に加温した(R)−1−フェニルエチルアルコール173ml、ピリジン52.6mlおよびヒドロキノン7.90gの混合物中に滴下し、同温度で1時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=10:1→9:1)で精製し、ビニルカルバミン酸 (R)−1−フェニルエチルエステル167.3gを得た。MS(m/z):191[M]
(2){[1−(ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(6−メトキシピリジン−3−イル)}アミン212.5g、ビニルカルバミン酸 (R)−1−フェニルエチルエステル143.4g、p−トルエンスルホン酸一水和物1.43gをトルエン2.80lに溶解し、85℃で3時間撹拌した。室温まで放冷後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製した。減圧濃縮物にヘキサン−酢酸エチル(9:1)を加え、析出した結晶をろ取した。得られたジアステレオマー混合物にエーテルを加えて攪拌し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶にヘキサン−酢酸エチル(4:1)の混液を加えて攪拌し、析出した結晶をろ取することにより((2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸 (R)−1−フェニルエチルエステル38.7gを得た。MS(m/z):356[M+H]
(3)((2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸 (R)−1−フェニルエチルエステル200mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、ジ−tert−ブチルジカーボネート395mgを加え、70℃で終夜撹拌した。室温まで放冷後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((R)−1−フェニルエトキシカルボニル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル270mgを得た。MS(m/z):456[M+H]
(4)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((R)−1−フェニルエトキシカルボニル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル39.10gをメタノール550mlに溶解し、10%パラジウム炭素20.0gを加え、水素気流下、室温で2時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→クロロホルム:メタノール=9:1)で精製し、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル24.87gを得た。MS(m/z):308[M+H]
(5)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル24.80gを1,4−ジオキサン450mlに溶解し、5−ブロモ−2−クロロピリミジン39.01g、N,N−ジイソプロピルエチルアミン35.1mlを加え、80℃で終夜撹拌した。室温まで放冷後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で精製し、(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル27.48gを得た。MS(m/z):466/464[M+H]
(6)(2R,4S)−4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル20.00gを、N,N−ジメチルホルムアミド150mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)2.46gを加え、同温度で30分間撹拌した。続いて、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド11.8mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣にエーテル、ヘキサンを加え、析出した結晶をろ取し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル28.13gを得た。MS(m/z):692/690[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル6.00gをトルエン60mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム796mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル1.04g、モルホリン1.52ml、ナトリウムtert−ブトキシド1.67gを加え、窒素気流下、室温で7時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル5.37gを得た。MS(m/z):697[M+H]
(8)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル5.36gを、1,4−ジオキサン15mlに溶解し、水冷下、4N−塩酸/1,4−ジオキサン溶液40mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン4.48gを得た。MS(m/z):597[M+H]
(9)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン233mgを、塩化メチレン2mlに溶解し、トリエチルアミン65μlを加えた後、水冷下、トリホスゲン46mgを加え、同温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にテトラヒドロフラン2ml、エチレングリコール1.0ml、トリエチルアミン0.40ml、ジメチルアミノピリジン10mgを加え、室温で5日間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル192mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例348−353
対応原料化合物を用いて、製造例347(9)と同様に処理することにより、表36記載の化合物を得た。
Figure 2007119451

Figure 2007119451
製造例354
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル3.00gを1,4−ジオキサン25mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム596mg、トリ−tert−ブチルホスフィンテトラフルオロボレート378mg、アクリル酸メチル0.78ml、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン1.27gを加え、窒素気流下、40℃で7時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.93gを得た。MS(m/z):696[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.92gをメタノール60mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.00gを加え、水素気流下、室温で2時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1→6:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.19gを得た。MS(m/z):698[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.18gを、1,4−ジオキサン5mlに溶解し、4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液10mlを加え、室温で1時間30分撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン1.90gを得た。MS(m/z):598[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン220mgを、塩化メチレン1.5mlに溶解し、トリエチルアミン62μlを加えた後、水冷下、トリホスゲン44mgを加え、同温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にテトラヒドロフラン2.5ml、エチレングリコール1.0ml、トリエチルアミン0.40ml、ジメチルアミノピリジン10mgを加え、窒素気流下、室温で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル145mgを得た。MS(m/z):686[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシカルボニルエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル141mgを1,4−ジオキサン3mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加え、酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−ヒドロキシエチルエステル138mgを得た。MS(m/z):672[M+H]
製造例355−357
対応原料化合物を用いて、製造例354(4)−(5)と同様に処理することにより、表37記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例358
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル4.00gをトルエン40mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム530mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル691mg、4−エトキシカルボニルピペリジン1.37g、ナトリウムtert−ブトキシド835mgを加え、窒素気流下、室温で終夜攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.16gを得た。MS(m/z):767[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル2.03gを、1,4−ジオキサン6mlに溶解し、4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液15mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン1.79gを得た。MS(m/z):667[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン130mgを、塩化メチレン2mlに溶解し、ピリジン47μlを加えた後、氷冷下、クロロギ酸プロピル77μlを滴下し、窒素気流下、同温度で2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をエタノール1mlに溶解し、2M−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、50℃で1時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸プロピルエステル115mgを得た。MS(m/z):725[M+H]
製造例359
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例358と同様に処理することにより、製造例359の化合物を得た。MS(m/z):723[M+H]
製造例360
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル120mgを、1,4−ジオキサン1mlに溶解し、1M−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、50℃で1時間撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル77mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例361−364
対応原料化合物を用いて、製造例354(4)−(5)と同様に処理することにより、表38記載の化合物を得た。
Figure 2007119451
製造例365
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン100mgを、塩化メチレン1.0mlに溶解し、トリエチルアミン28μlを加えた後、水冷下、トリホスゲン20mgを加え、窒素気流下、同温度で5分間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に塩化メチレン1.5ml、トリエチルアミン28μl、2−アミノエタノール24μlを加え、窒素気流下、室温で終夜攪拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 (2−ヒドロキシエチル)アミド97mgを得た。MS(m/z):684[M+H]
製造例366
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン150mgを、トルエン2.0mlに溶解し、イソシアン酸 2−クロロエチル40mgを加え、窒素気流下、60℃で9時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:9)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 (2−クロロエチル)アミド160mgを得た。MS(m/z):702/704[M+H]
製造例367
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン250mgを、塩化メチレン2.0mlに溶解し、トリエチルアミン118μlを加えた後、水冷下、トリホスゲン50mgを加え、窒素気流下、同温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、テトラヒドロフラン2.5mlとN,N−ジメチルホルムアミド1mlの混液に溶解し、O−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩70mg、トリエチルアミン230μlを加え、窒素気流下、室温で4日間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 メトキシアミド57mgを得た。MS(m/z):670[M+H]
製造例368
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 (2−クロロエチル)アミド147mgを、アセトニトリル2.0mlに溶解し、40%アルミナ担持フッ化カリウム121mgを加え、50℃で終夜撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)でろ過し、ろ過した不溶物を酢酸エチルで洗浄し、ろ液と洗液を合わせて減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−(4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン51mgを得た。MS(m/z):666[M+H]
製造例369
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン250mgを、塩化メチレン2.0mlに溶解し、トリエチルアミン118μlを加えた後、水冷下、トリホスゲン50mgを加え、窒素気流下、同温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、テトラヒドロフラン2.5mlとN,N−ジメチルホルムアミド1mlの混液に溶解し、O−tert−ブチル−L−セリンメチルエステル塩酸塩178mg、トリエチルアミン230μlを加え、窒素気流下、室温で4日間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 ((S)−2−tert−ブトキシ−1−メトキシカルボニルエチル)アミド309mgを得た。MS(m/z):798[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 ((S)−2−tert−ブトキシ−1−メトキシカルボニルエチル)アミド298mgに、4N−塩酸1,4−ジオキサン溶液5mlを加え、室温で5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 ((S)−2−ヒドロキシ−1−メトキシカルボニルエチル)アミド237mgを得た。MS(m/z):742[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 ((S)−2−ヒドロキシ−1−メトキシカルボニルエチル)アミド214mgを、塩化メチレン3.0mlに溶解し、ピリジン28μlを加えた後、−20℃で、トリフルオロメタンスルホン酸無水物58μlを加え、同温度で、窒素気流下、40分間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:9)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1−((S)−4−メトキシカルボニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン172mgを得た。MS(m/z):724[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1−((S)−4−メトキシカルボニル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン85mgを、テトラヒドロフラン2.0mlに溶解し、氷冷下、1M−水素化ジイソブチルアルミニウムテトラヒドロフラン溶液0.4mlをゆっくり加え、同温度で、窒素気流下30分間攪拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、室温で、1時間攪拌した後に、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−1−((R)−4−ヒドロキシメチル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン61mgを得た。MS(m/z):696[M+H]
製造例370
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン200mgを、塩化メチレン1.5mlに溶解し、ピリジン54μlを加えた後、水冷下、クロロアセチルクロライド40μlを加え、窒素気流下、室温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−クロロアセチル−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン156mgを得た。MS(m/z):675/673[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−クロロアセチル−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン80mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに溶解し、モルホリン52μl、炭酸カリウム49mgを加え、室温で、3時間撹拌した。反応混合物に飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1−(モルホリン−4−イル)アセチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン60mgを得た。MS(m/z):724[M+H]
製造例371
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例370(1)と同様に処理することにより、製造例371の化合物を得た。MS(m/z):703[M+H]
製造例372
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン300mgをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)21mgを加え、1時間撹拌した後に、ヨウ化酢酸エチル71μlを加え、室温で24時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−エトキシカルボニルメチル−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン107mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例373
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例370(1)および製造例36と同様に処理することにより、製造例373の化合物を得た。MS(m/z):709[M+H]
製造例374
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例322(1)と同様に処理することにより、製造例374の化合物を得た。MS(m/z):730[M+H]
製造例375
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例322(2)と同様に処理することにより、製造例375の化合物を得た。MS(m/z):642[M+H]
製造例376
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例143と同様に処理することにより、製造例376の化合物を得た。MS(m/z):628[M+H]
製造例377
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例15と同様に処理することにより、製造例377の化合物を得た。MS(m/z):725[M+H]
製造例378
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、製造例378の化合物を得た。MS(m/z):697[M+H]
製造例379
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例200と同様に処理することにより、製造例379の化合物を得た。MS(m/z):608[M+H]
製造例380
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−シアノピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mg、塩化ヒドロキシルアンモニウム170mg、トリエチルアミン340μlを、エタノール2mlに溶解し、還流下2時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル360mgを得た。MS(m/z):641[M+H]
製造例381
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル193mg、トリエチルアミン126μlを、ジクロロメタン3mlに溶解し、0℃でトリホスゲン268mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水とジクロロメタンを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→97:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル33mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例382
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−ブロモピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル276mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム76mg、ナトリウムtert−ブトキシド80mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル50mg、イソニコペチン酸エチル131mgを、トルエン3mlに溶解し、窒素気流下、室温で22時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−エトキシカルボニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,3’]ビピリジニル−6’−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル109mgを得た。MS(m/z):738[M+H]
製造例383
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、製造例383の化合物を得た。MS(m/z):710[M+H]
製造例384
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル10gをトルエン100mlに溶解し、2−ブロモピリジン6.8ml、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム328mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル282mg、ナトリウム tert―ブトキシド6.9gを加え、窒素雰囲気下、室温で3時間30分間撹拌した後、80℃に加熱し、4時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(ピリジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体6.4gを得た。MS(m/z):357[M+H]
(2)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(ピリジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体6.3gを塩化メチレン80mlに溶解し、N−ブロモコハク酸イミド3.15gを加え、室温で15分撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.0gを得た。MS(m/z):435/437[M+H]
(3)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)580mgを加え、30分間撹拌した後、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイドを3.2ml加え、室温で24時間撹拌した。氷冷下、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.7gを得た。MS(m/z):661/663[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.7gをトルエン15mlに溶解し、モルホリン0.45ml、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム238mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル152mg、ナトリウムtert―ブトキシド494mgを加え、窒素雰囲気下、室温で85分間撹拌した後、80℃に加熱し、3時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.26gを得た。MS(m/z):668[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.25gおよびヨウ化ナトリウム1.68gをアセトニトリル15mlに溶解した後、80℃に加熱し、窒素雰囲気下、塩化トリメチルシラン1.4mlを滴下し、19時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル642mgを得た。MS(m/z):654[M+H]
(6)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−ヒドロキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル585mgを塩化メチレン5mlに溶解し、窒素雰囲気下、氷冷下でピリジン218μlおよび無水トリフルオロメタンスルホン酸180μlを加え、75分間撹拌した。反応液に飽和クエン酸水溶液と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニロキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル657mgを得た。MS(m/z):786[M+H]
(7)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメタンスルホニロキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル650mgをジメチルスルホキシド20mlに溶解し、トリエチルアミン1mlおよび2M−メチルアミン−テトラヒドロフラン溶液20mlを加え、窒素雰囲気下、封管容器中で100℃に加熱し、5時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メチルアミノ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル45mgを得た。MS(m/z):667[M+H]
製造例385
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2g、2−クロロオキサゾール−4−カルボン酸エチルエステル3.77g、ジイソプロピルエチルアミン2.5mlを、1,4−ジオキサン15mlに溶解し、還流下、9時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製し、(2R,4S)−4−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.85gを得た。MS(m/z):419[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.75gを、N,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)315mgを加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド1.8ml加え、室温で終夜撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.53gを得た。MS(m/z):645[M+H]
製造例386
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgと水酸化リチウム1水和物78mgをメタノール3mlと水500μlの混液に溶解し、室温で2時間撹拌した。反応液に、2N−塩酸水溶液を加え酸性にした。続いて酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−カルボキシオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル190mgを得た。MS(m/z):617[M+H]
製造例387
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−カルボキシオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgと1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物53mgをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩311mgを加えて、室温で30分間撹拌した。氷冷下、濃アンモニア水3mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液に、水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−カルバモイルオキサゾール−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル200mgを得た。MS(m/z):616[M+H]
製造例388
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3.0gを1,2−ジクロロエタン50mlに溶解し、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド1.9mlを加え、室温で1時間撹拌した後、95%トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム4.6gを加え、17時間撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.92gを得た。MS(m/z):506[M+H]
(2)(2R,4S)−4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.9gをエタノール30mlに溶解し、炭酸水素ナトリウム2.5gおよび臭化シアン1.1gを加え、室温で16時間撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→13:7)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.35gを得た。MS(m/z):531[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−シアノ}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル3gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解し、塩化アンモニウム3gおよびアジ化ナトリウム3.7gを加え、100℃に加熱し、24時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、濃縮後、再結晶(ヘキサン:イソプロパノール)することにより、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.2gを得た。MS(m/z):574[M+H]
製造例389
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(テトラゾール−5−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル230mgをテトラヒドロフラン3mlに溶解し、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステル58μl、40%アゾジカルボン酸ジエチルトルエン溶液0.18mlおよびトリフェニルホスフィン121mgを加え、室温で19時間撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[2−(2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾール−5−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル243mgを得た。MS(m/z):688[M+H]
製造例390
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例386と同様に処理することにより、製造例390の化合物を得た。MS(m/z):674[M+H]
製造例391
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例240と同様に処理することにより、製造例391の化合物を得た。MS(m/z):590[M+H]
製造例392
(1)(2R,4S)−4−{(N-ヒドロキシカルバミミドイル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル513mg、ジイソプロピルエチルアミン317μlを、ジクロロエタン5mlに溶解し、0℃で、アセトキシアセチルクロライド127μlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に、飽和クエン酸水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[(アセチルオキシアセチル)アミノ−(アセチルオキシアセチルオキシ)イミノメチル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル330mgを得た。MS(m/z):764[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[(アセチルオキシアセチル)アミノ−(アセチルオキシアセチルオキシ)イミノメチル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル320mg、炭酸カリウム579mgを、エタノール5mlに懸濁し、室温で終夜撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→0:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシメチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル52mgを得た。MS(m/z):604[M+H]
製造例393
(1)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.0gを1,4−ジオキサン90mlに溶解し、トリエチルアミン7.5mlと4,6−ジクロロピリミジン5.3gを加え、80℃に加熱し、18時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、減圧濃縮し、1N−塩酸とジエチルエーテルを加えて分液した後、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.92gを得た。MS(m/z):392/394[M+H]
(2)(2R,4S)−4−(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.0gをアセトニトリル50mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)428.7mgを加え、5分間撹拌した後、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイド2.8mlを加え、室温で14時間撹拌した。氷冷下、反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル5.1gを得た。MS(m/z):618/620[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(6−クロロピリミジン−4−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル140mgを1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン2mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン0.4mlおよび3−メチルアミノプロピオン酸tert−ブチルエステル150mgを加え、80℃に加熱して56時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(2−tert−ブトキシカルボニルエチル)メチルアミノピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル113.2mgを得た。MS(m/z):741[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(2−tert−ブトキシカルボニルエチル)メチルアミノピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル100mgを2N−塩酸/1,4−ジオキサン溶液2mlに溶解し、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[6−(2−カルボキシエチル)メチルアミノピリミジン−4−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル29mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例394
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例393(3)と同様に処理することにより、製造例394の化合物を得た。MS(m/z):657[M+H]
製造例395
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例393(3)と同様に処理することにより、製造例395の化合物を得た。MS(m/z):699[M+H]
製造例396
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、製造例396の化合物を得た。MS(m/z):671[M+H]
製造例397
(1)4−クロロ−2−メチルスルファニルピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル5gをエタノール100mlに溶解し、炭酸ナトリウム11.4gと2−メチルアミノエタノール4.6mlを加え、80℃に加熱し、3時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、減圧濃縮し、水とクロロホルムを加えて分液した後、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、9−メチル−2−メチルスルファニル−8,9−ジヒドロ−7H−ピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−5−オン2.92gを得た。MS(m/z):226[M+H]
(2)9−メチル−2−メチルスルファニル−8,9−ジヒドロ−7H−ピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−5−オン1gをテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下、メタクロロ過安息香酸1gを加え、室温で20時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とクロロホルムを加えて分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、2−メタンスルフィニル−9−メチル−8,9−ジヒドロ−7H−ピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−5−オン765mgを得た。MS(m/z):242[M+H]
(3)(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル931mgを1,4−ジオキサン30mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン2.7mlと2−メタンスルフィニル−9−メチル−8,9−ジヒドロ−7H−ピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−5−オン750mgを加えて80℃に加熱し、19時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をヘキサン:酢酸エチルで洗浄し、(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(9−メチル−5−オキソ−5,7,8,9−テトラヒドロピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−2−イル)アミノ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体1.13gを得た。MS(m/z):457[M+H]
(4)(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−(9−メチル−5−オキソ−5,7,8,9−テトラヒドロピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−2−イル)アミノ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体500mgをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)46mgを加え、10分間撹拌した後、3,5−ビス(トリフルオロ)ベンジルブロマイド0.3mlを加え、室温で15時間撹拌した。反応液に氷冷下、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:4)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(9−メチル−5−オキソ−5,7,8,9−テトラヒドロピリミド[4,5−e][1,4]オキサゼピン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル331.3mgを得た。MS(m/z):683[M+H]
製造例398
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例36と同様に処理することにより、製造例398の化合物を得た。MS(m/z):701[M+H]
製造例399
(1)5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン500mgをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)92.2mgを加え、10分間撹拌した後、ベンジルアルコール236.8mg、N,N−ジメチルホルムアミド数滴を加え、室温で21時間撹拌した後、80℃に加熱して3時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、減圧乾燥した後に、残渣を1,4−ジオキサン10mlに溶解し、(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgとジイソプロピルエチルアミン0.52mlを加え、80℃に加熱し、4時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、減圧乾燥した後に、残渣をアセトニトリル6mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(62.7%)23mgを加え、10分間撹拌した後、3,5−ビス(トリフルオロ)ベンジルブロマイド0.15mlを加え、室温で14時間半撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→4:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(4−ベンジロキシ−5−ブロモピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル45mgを得た。MS(m/z):768/770[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(4−ベンジロキシ−5−ブロモピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル40mgをトルエン1mlに溶解し、モルホリン10.6μl、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム11.0mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル14.3mg、ナトリウムtert―ブトキシド11.6mgを加え、窒素雰囲気下、室温で30分間撹拌した後、80℃に加熱し、7時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[4−ベンジロキシ−5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル12.6mgを得た。MS(m/z):775[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[4−ベンジロキシ−5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル10mgをテトラヒドロフラン:メタノール=1:1混合溶媒1mlに溶解し、10%パラジウム−炭素5mgを加え、水素雰囲気下、室温で18時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[4−ヒドロキシ−5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.3mgを得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例400
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例322と同様に処理することにより、製造例400の化合物を得た。MS(m/z):672[M+H]
製造例401
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)−4−ヒドロキシピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル155mgをテトラヒドロフラン2.5mlに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン192μlとクロロ炭酸エチル132μlを加えて室温で1時間半撹拌した後、氷冷下、水素化ほう素ナトリウム87.3mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下、水と塩化メチレンを加えて分液し、有機層を1N−塩酸、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→19:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[4−エトキシカルボニロキシ−5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル59mgを得た。MS(m/z):730[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[4−エトキシカルボニロキシ−5−(3−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル50mgをエタノール1mlに溶解し、5N−水酸化ナトリウム水溶液1mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に氷冷下、6N−塩酸を加えて減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[4−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロキシプロピル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル24mgを得た。MS(m/z):658[M+H]
製造例402
(1)(2R,4S)−4−{(4−ベンジロキシ−5−ブロモピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル300mgをトルエン2mlに溶解し、2−メチルアミノエタノール73μl、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム82mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル107mg、ナトリウムtert―ブトキシド109mgを加え、窒素雰囲気下、室温で30分間撹拌した後、80℃に加熱し、17時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{(4−ベンジロキシピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体130mgを得た。MS(m/z):690[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{(4−ベンジロキシピリミジン−2−イル)−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステルの粗体120mgをテトラヒドロフラン:メタノール=1:1混合溶媒10mlに溶解し、10%パラジウム−炭素60mgを加え、水素雰囲気下、室温で34時間半撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル72.4mgを得た。MS(m/z):600[M+H]
製造例403
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(4−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル85mgをアセトン3mlに溶解し、炭酸カリウム98.1mgとパラトルエンスルホニルクロライド32.4mgを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残渣を1,4−ジオキサン3mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン0.5mlと(2−メトキシエチル)メチルアミン15.15mgを加え、50℃に加熱して3時間撹拌した後、100℃に加熱して16時間半撹拌した。反応液を室温に冷却後、1N−塩酸とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{4−[(2−メトキシエチル)メチルアミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4―ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル68mgを得た。MS(m/z):671[M+H]
製造例404
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例403と同様に処理することにより、製造例404の化合物を得た。MS(m/z):741[M+H]
製造例405
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例242(2)と同様に処理することにより、製造例405の化合物を得た。MS(m/z):685[M+H]
製造例406
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例270と同様に処理することにより、製造例406の化合物を得た。MS(m/z):686[M+H]
製造例407
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例93と同様に処理することにより、製造例407の化合物を得た。MS(m/z):674[M+H]
製造例408
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル10gをトルエン50mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム1.4g、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル901mg、ナトリウムtert−ブトキシド3.1g、モルホリン2.6mlを加え、室温で16時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル9.84gを得た。MS(m/z):669[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル2.5gをテトラヒドロフラン:エタノール(1:1)20mlに溶解し、水酸化ナトリウム1.5gを加え、85℃で16時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン1.45gを得た。MS(m/z):597[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン160mgをジクロロメタン1.5mlに溶解し、トリエチルアミン93μl、トリホスゲン62mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、氷冷下、60%水素化ナトリウム32mgと2,2−ジフルオロ−3−ヒドロキシプロピオン酸エチルエステル123mgを加え、室温で1時間半撹拌した。反応液に水とジエチルエーテルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた粗生成物をテトラヒドロフラン:メタノール(1:1)3mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.5mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に1N−塩酸1.0mlを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2,2−ジフルオロエチルエステル150mgを得た。MS(m/z):749[M+H]
製造例409
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例408と同様に処理することにより、製造例409の化合物を得た。MS(m/z):741[M+H]
製造例410
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン290mgをジクロロメタン1.5mlに溶解し、トリエチルアミン203μl、トリホスゲン145mgを加え、室温で15分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、テトラヒドロフランを用いて不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、氷冷下、60%水素化ナトリウム20mgおよび3−ヒドロキシ−プロピオン酸tert−ブチルエステル72μlを加え、室温で1時間半撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル180mgを得た。MS(m/z):769[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−tert−ブトキシカルボニルエチルエステル165mgに4N−塩化水素−酢酸エチル溶液2mLを加え、1時間半撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→9:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル145mgを得た。MS(m/z):713[M+H]
製造例411
Figure 2007119451
対応原料化合物を用いて、製造例408と同様に処理することにより、製造例411の化合物を得た。MS(m/z):755[M+H]
製造例412
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル1.0gをトルエン5mlに溶解し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム133mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル173mg、ナトリウムtert−ブトキシド279mg、2N−ジメチルアミンテトラヒドロフラン溶液2.18mlを加え、室温で19時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル234mgを得た。MS(m/z):655[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル225mgを4N−塩化水素酢酸エチル溶液1mlに溶解し、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和重曹水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=88:12→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン180mgを得た。MS(m/z):555[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン185mg、トリエチルアミン116μlを塩化メチレン1.5mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン79mgを加え、同温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に飽和重曹水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、氷冷下、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステル132mg、水素化ナトリウム(60%)20mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=88:12→72:28)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル218mgを得た。MS(m/z):713[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル210mgをエタノール2mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.443mlを加え、室温で終夜撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→97:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル133mgを得た。MS(m/z):699[M+H]
製造例413
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル7.17gを4N−塩化水素1,4−ジオキサン溶液45mlに溶解し、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に飽和重曹水とクロロホルムを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン6.2gを得た。MS(m/z):590/592[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン4.0g、トリエチルアミン2.36mlを塩化メチレン30mlに溶解し、氷冷下、トリホスゲン1.61gを加え、同温で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に飽和重曹水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオン酸メチルエステル2.61g、水素化ナトリウム(60%)407mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=99:1→85:15)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル5.1gを得た。MS(m/z):748/750[M+H]
(3)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル2.5gをジメチルスルホキシド20mlに溶解し、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム−ジクロロメタン錯体(1:1)546mg、酢酸カリウム983mg、ビス(ピナコラート)ジボロン1.7gを加え、窒素気流下80℃に加熱して1時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水20mlを加えて室温で1時間撹拌した。反応液に氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後に、酢酸エチルを加えて分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=82:18→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル1.83gを得た。MS(m/z):686[M+H]
(4)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル300mg、4−ブロモブチロニトリル82mg、炭酸カリウム121mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに加え、50℃で2時間撹拌した。反応液に飽和食塩水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=88:12→7:3)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル315mgを得た。MS(m/z):753[M+H]
(5)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル210mgをエタノール5mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.598mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→98:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル154mgを得た。MS(m/z):739[M+H]
製造例414
(1)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル300mg、トリフェニルホスフィン230mg、2−メトキシエタノール69μlをテトラヒドロフラン5mlに溶解し、40% アゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液399μlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加えて分液し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=92:8→77:23)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル146mgを得た。MS(m/z):744[M+H]
(2)(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−メトキシカルボニル−2−メチルプロピルエステル142mgをエタノール1.5mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム水溶液0.286mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加えて弱酸性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=1:0→98:2)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル90mgを得た。MS(m/z):730[M+H]
参考例1
2−(ベンジルオキシ)エタノール0.75mlを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム400mgを溶解したN,N−ジメチルホルムアミド溶液に滴下し、40分間撹拌する。反応液に氷冷下、クロロ酢酸500mgを加え、室温で1日撹拌する。反応液に氷水を加え、酢酸エチルで抽出する。水層に6N−塩酸を加えpHを2に調整し、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することで、2−(ベンジルオキシ)エトキシ酢酸895mgを得る。MS(m/z):211[M+H]
参考例2
(1)5−ブロモ−2−クロロピリミジン5gを、1,4−ジオキサン100mlに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン0.81ml、モルホリン4.5mlを加え、窒素気流下、60℃に加熱し、4時間撹拌する。蒸留水を加え、エーテルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=19:1→9:1)にて精製し、4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)モルホリン6.74gを得る。MS(m/z):244/246[M+H]
(2)4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)モルホリン3gを1,4−ジオキサン60mlに溶解し、ヨウ化銅700mg、ヨウ化ナトリウム22g、N,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミン0.8mlを加え、110℃に加熱し、6日間撹拌する。蒸留水を加え、エーテルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られた残渣をヘキサン:酢酸エチル(19:1→7:3)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(5−ヨードピリミジン−2−イル)モルホリン2.33gを得る。MS(m/z):292[M+H]
参考例3
(S)−1−フェニルエチルアルコール1.0gおよび1,1’−カルボニルジイミダゾール1.33gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、80℃で2時間撹拌した。反応液に(2R,4S)−4−アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル1.91gとトリエチルアミン1.14mlを加えて、3日間加熱還流した。反応液に酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=90:10→70:30)で精製し、得られたジアステレオマー混合物をヘキサンから再結晶して(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル345mgを得た。物性値は製造例2(3)で得られた化合物と同一であった。
参考例4
(1)アジ化ナトリウム157.6gの水溶液1000mlに、氷冷下、アクリル酸クロリド182.4mlのトルエン溶液605mlを滴下し、同温度で3時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。得られたトルエン溶液を、85℃に加温した(S)−1−フェニルエチルアルコール268ml、ピリジン81.5mlおよびヒドロキノン12.21gの混合物中に滴下し、同温度で2時間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=10:1→8:1)で精製し、ビニルカルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル240.2gを得た。MS(m/z):191[M]
(2){[(1−ベンゾトリアゾール−1−イル)プロピル]−(6−メトキシピリジン−3−イル)}アミン218g、ビニルカルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル147.1g、p−トルエンスルホン酸一水和物1.47gをトルエン2.88lに溶解し、85℃で終夜撹拌した。室温まで放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製した。得られたジアステレオマー混合物にヘキサン−酢酸エチル(4:1)を加えて放置し、析出した結晶をろ取して(2S,4R)−(2−エチル−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)カルバミン酸 (S)−1−フェニルエチルエステル69.0gを得た。MS(m/z):356[M+H]
また、ろ液は減圧濃縮し次工程(3)に用いた。
(3)上記(2)で得られた濃縮物194.7gおよびピリジン183mlを塩化メチレン1.65lに溶解した。氷冷下、クロロギ酸エチル180mlの塩化メチレン溶液540mlを滴下し、同温度で2時間撹拌した。反応液を10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、ヘキサン350mlから再結晶して(2R,4S)−2−エチル−6−メトキシ−4−((S)−1−フェニルエトキシカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル133gを得た。物性値は製造例2(3)で得られた化合物と同一であった。
参考例5
アクリル酸tert−ブチル4.4mlをメタノール5mlに溶解し、2−メトキシエチルアミン3.1mlを加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧蒸留により精製し、3−(2−メトキシエチルアミノ)プロピオン酸tert−ブチル4.61gを得た。沸点98.0〜102.0℃ (5.8mmHg)、 MS(m/z):204[M+H]
参考例6
(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ブロモピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル8.0g、 [1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム265mg、酢酸カリウム3.56g、ビス(ピナコラート)ジボロン4.6gをジメチルスルホキシド50mlに溶解し、窒素雰囲気下80℃に加熱し1時間撹拌した。反応液を室温にもどした後、水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をテトラヒドロフラン80mlに溶解し、氷冷下、30%過酸化水素水80mlを滴下した。1時間後、氷冷下、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて過剰の過酸化水素を分解し、水と酢酸エチルを加えて分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→3:1)で精製し、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル4.41gを得た。物性値は製造例83で得られた化合物と同一であった。
本発明の医薬組成物の有効成分である式(I)で示される化合物およびその薬理的に許容される誘導体は、CETP阻害活性を有し、HDLコレステロール増加作用およびLDLコレステロール低下作用を示す。このため、本発明の医薬組成物は、動脈硬化性疾患、高脂血症若しくは異脂質血症などの疾患の予防および/または治療に有用である。

Claims (21)

  1. 一般式(I):
    Figure 2007119451
    〔式中、Rは、水素原子、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、または酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
    は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
    は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基であり;
    は、置換されていてもよいアルキレン基であり;
    は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)であり;
    、RおよびRは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基または置換されていてもよいアミノ基であり;
    あるいはRおよびR、またはRおよびRは、末端でともに結合してアルキレン基を形成してもよく、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく、さらに該アルキレン基は置換されていてもよく;
    10は、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基(該芳香環基は置換されていてもよい)を表す。〕
    で示されるテトラヒドロナフチリジン誘導体、またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬組成物。
  2. が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基であり、ここにおいて該複素環基は、以下の群から選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよく:
    ハロゲン原子、オキソ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホ基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいカルバミミドイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、スルファモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい);
    10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基であり、ここにおいて該芳香環基はハロゲン原子、カルボキシル基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてもよい;
    である、請求項1記載の医薬組成物。
  3. 置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいシクロアルコキシ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニル基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、置換されていてもよいアルカノイルアミノ基、置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基、置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基、置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、置換されていてもよいアルカノイル基、置換されていてもよいアルキレン基、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基(該複素環カルボニルアミノ基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基(該複素環基は置換されていてもよい)、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基(該複素環オキシ基は置換されていてもよい)、および酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基(該複素環カルボニル基は置換されていてもよい)の置換基が、以下に記載の群から選ばれる1〜5の基である、請求項2記載の医薬組成物:
    ハロゲン原子;シアノ基;ヒドロキシ基;ニトロ基;カルボキシル基;オキソ基;チオキソ基;スルホ基;;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルコキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルカノイルオキシ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいアルキルスルフィニル基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;アミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基;ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、フェニル基またはモルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;および下式で示される基:
    Figure 2007119451

    (式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれOまたはSを表し、XはS、COまたはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
    さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい:
    ハロゲン原子、カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、チオキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、ハロゲン置換アルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、およびテトラゾリル基)。
  4. 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい芳香環基が、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、イソキノリル基、フリル基、ピリミジニル基、トリアゾリル基、またはチエニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環基が、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピペラジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、オキサゾリジニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、ジオキソラニル基、オキシラニル基、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリニル基、オキサゾリル基、ピリダジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリル基、ピラジニル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、またはジヒドロオキサジニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環オキシ基が、モルホリニルオキシ基、チオモルホリニルオキシ基、ピペラジニルオキシ基、ピロリジニルオキシ基、ピペリジニルオキシ基、ヘキサヒドロアゼピニルオキシ基、ピロリニルオキシ基、イミダゾリジニルオキシ基、オキサゾリジニルオキシ基、テトラヒドロピラニルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基、ジオキソラニルオキシ基、オキシラニルオキシ基、ピリミジニルオキシ基、ピリジルオキシ基、トリアゾリルオキシ基、テトラゾリルオキシ基、オキサジアゾリルオキシ基、ジヒドロピリミジニルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チアゾリルオキシ基、オキサゾリニルオキシ基、オキサゾリルオキシ基、ピリダジニルオキシ基、イミダゾリニルオキシ基、イミダゾリルオキシ基、ピラジニルオキシ基、チエニルオキシ基、ピロリルオキシ基、フリルオキシ基、またはジヒドロオキサジニルオキシ基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニル基が、モルホリニルカルボニル基、チオモルホリニルカルボニル基、ピペラジニルカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基、ピペリジニルカルボニル基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニル基、ピロリニルカルボニル基、イミダゾリジニルカルボニル基、オキサゾリジニルカルボニル基、テトラヒドロピラニルカルボニル基、テトラヒドロフラニルカルボニル基、ジオキソラニルカルボニル基、オキシラニルカルボニル基、ピリミジニルカルボニル基、ピリジルカルボニル基、トリアゾリルカルボニル基、テトラゾリルカルボニル基、オキサジアゾリルカルボニル基、ジヒドロピリミジニルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チアゾリルカルボニル基、オキサゾリニルカルボニル基、オキサゾリルカルボニル基、ピリダジニルカルボニル基、イミダゾリニルカルボニル基、イミダゾリルカルボニル基、ピラジニルカルボニル基、チエニルカルボニル基、ピロリルカルボニル基、フリルカルボニル基、またはジヒドロオキサジニルカルボニル基であり、
    酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の単環または二環式の複素環カルボニルアミノ基が、モルホリニルカルボニルアミノ基、チオモルホリニルカルボニルアミノ基、ピペラジニルカルボニルアミノ基、ピロリジニルカルボニルアミノ基、ピペリジニルカルボニルアミノ基、ヘキサヒドロアゼピニルカルボニルアミノ基、ピロリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリジニルカルボニルアミノ基、オキサゾリジニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロピラニルカルボニルアミノ基、テトラヒドロフラニルカルボニルアミノ基、ジオキソラニルカルボニルアミノ基、オキシラニルカルボニルアミノ基、ピリミジニルカルボニルアミノ基、ピリジルカルボニルアミノ基、トリアゾリルカルボニルアミノ基、テトラゾリルカルボニルアミノ基、オキサジアゾリルカルボニルアミノ基、ジヒドロピリミジニルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チアゾリルカルボニルアミノ基、オキサゾリニルカルボニルアミノ基、オキサゾリルカルボニルアミノ基、ピリダジニルカルボニルアミノ基、イミダゾリニルカルボニルアミノ基、イミダゾリルカルボニルアミノ基、ピラジニルカルボニルアミノ基、チエニルカルボニルアミノ基、ピロリルカルボニルアミノ基、フリルカルボニルアミノ基、またはジヒドロオキサジニルカルボニルアミノ基である、請求項3記載の医薬組成物。
  5. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;アルコキシ基で置換されていてもよいカルバモイル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロイミダゾリル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサジニル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)基およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルキル基;ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルカノイル基;モルホリニルカルボニル基;アルキル基、カルボキシアルキル基またはアルコキシカルボニルアルキル基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
    が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
    ここにおいて該複素環基は、以下の群から独立に選ばれる1〜4個の置換基で置換されててもよく:
    ハロゲン原子;
    オキソ基;
    ヒドロキシ基;
    シアノ基;
    ニトロ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基は、アルコキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよい)、スルホ基、スルファモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはフェニル基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、オキソ基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、フェニル基(該フェニル基は、アルコキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよい)、スルホ基、スルファモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基もしくはフェニル基で置換されていてもよい)、アルカノイル基、アルカノイルオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、アミノ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイルアミノ基、モルホリニル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基、オキシラニル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、オキソ基、アルコキシカルボニル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリニル基、およびアルキル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、ピリミジニル基、ピリジル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルバモイル基;
    カルボキシル基、モルホリニル基、ヒドロキシ基、およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    アルキルスルフィニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイルアミノ基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    スルファモイル基;
    モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニルアミノ基;
    Figure 2007119451
    (式中、XおよびXは、それぞれCH、NH、O、S、SO、またはSOを表し、XおよびXは、それぞれCH、O、S、SO、またはSOを表し、Xは、NH、O、S、SO、またはSOを表し、n、o、p、q、およびrは、それぞれ1〜4の整数を表し、
    さらにここにおいて、上記式で示される各基は以下の群から選ばれる置換基で置換されていてもよい:
    カルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、モルホリニルアルキル基、フェニルアルキル基、アルカノイル基、ヒドロキシアルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、アルコキシ基、フェニルアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基、およびテトラゾリル基);
    、RおよびRが、独立して、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジーアルキルカルバモイル基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、ここにおいて、該アルキル基、該アルコキシ基、該アルコキシカルボニル基、該ベンジルオキシカルボニル基、該モノ−もしくはジーアルキルカルバモイル基および該モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜6個の置換基で置換されていてもよく;
    あるいはRおよびR、またはRおよびRが、末端でともに結合してアルキレン基を形成し、ここにおいて該アルキレン基は窒素原子、硫黄原子および酸素原子より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有していてもよく;
    10が、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基であり、
    ここにおいて該単環芳香環基は、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アルカノイル基、アルキルチオ基、テトラゾリル基、およびジヒドロオキサゾリル基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよく、さらにここにおいて、該アルキル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルカノイル基、およびアルキルチオ基は、それぞれ独立してハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、モルホリニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピペラジニル基、アルキルピペラジニル基、およびアルカノイルピペラジニル基から選ばれる基で置換されていてもよい;
    である、請求項1記載の医薬組成物。
  6. 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい単環芳香環基が、フェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、フリル基、またはチエニル基であり、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から独立して選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル、ジヒドロオキサジニル基、ジヒドロピラジニル基、またはピラゾリル基である、請求項5記載の医薬組成物。
  7. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
    がアルキル基であり;
    が水素原子であり;
    がアルキレン基であり;
    が、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基およびジヒドロピラジニル基から選ばれる複素環基であり、ここにおいて該複素環基は以下の群から選ばれる1〜4の置換基で置換され:
    ハロゲン原子;
    ヒドロキシ基;
    オキソ基;
    シアノ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルバモイル基;
    モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
    シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、テトラゾリル基、および、オキソで置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、オキソ基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
    アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいイミダゾリジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルカノイル基、アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
    アルキル基およびヒドロキシアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    ジヒドロイミダゾリル基;
    ジヒドロオキサゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
    ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
    ピリミジニル基;
    アルキル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
    アルキル基カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
    テトラヒドロピラニルオキシ基;
    テトラヒドロフラニルオキシ基;
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
    モルホリニルカルボニル基;
    アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
    カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;
    カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基であり;
    およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、
    あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
    が水素原子であり;
    10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基およびアルキルチオ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;
    である、請求項6記載の医薬組成物。
  8. がヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
    が、以下に記載の群から選ばれる1〜4の置換基で置換されている、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基であり:
    ハロゲン原子;
    ヒドロキシ基;
    シアノ基;
    カルボキシル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
    モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基、およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基;
    シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、および、アルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基アルキル基、またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
    アルキル基もしくはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
    ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
    ピリミジニル基;
    アルキル基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
    アルキル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
    テトラヒドロピラニルオキシ基;
    テトラヒドロフラニルオキシ基;および
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
    10がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい、フェニル基またはピリジル基;
    である、請求項7記載の医薬組成物。
  9. が水素原子;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルケニル基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、テトラゾール基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基(該モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基は、カルボキシル基およびアルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルカノイルアミノ基(該アルカノイルアミノ基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基およびハロゲン原子から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、オキソ基で置換されていてもよいモルホリニル基、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、ハロゲン原子、オキソ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピリミジニル基(該ピリミジニル基は、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルコキシ基、アルコキシカルボニルアルコキシ基から独立して選ばれる1〜3の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基;または、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピリジル基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびフェニル基(該フェニル基は、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、アミノ基及びヒドロキシ基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基であり;
    がアルキル基であり;
    が水素原子であり;
    がアルキレン基であり;
    が下式で示される基であり:
    Figure 2007119451
    〔式中、環Aは、酸素原子、硫黄原子および窒素原子より独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する飽和または不飽和の5〜8員複素環基であり、
    11は、ハロゲン原子;
    ハロゲン原子;
    ヒドロキシ基;
    オキソ基;
    シアノ基;
    カルボキシル基;
    スルホ基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニル基、アルキル基で置換されていてもよいピペラジニル基、モルホリニル基、アルカノイルオキシ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、およびテトラゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよい)、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、ピロリジニル基(該ピロリジニル基は、カルボキシル基、アルコキシ基もしくはオキソ基で置換されていてもよい)、カルボキシル基もしくはアルコキシ基で置換されていてもよいピリミジニル基、酸化されていてもよいピリジル基、アルキル基で置換されていてもよいジオキソラニル基、およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    カルボキシル基もしくはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいシクロアルキル基;
    フェニル基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;
    カルバモイル基;
    モルホリニル基、カルボキシル基、ヒドロキシ基およびアルコキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基;
    ヒドロキシカルバミミドイル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいアルキルスルホニル基;
    アミノ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびモルホリニル基から選ばれる基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシル基およびアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
    モルホリニルカルボニルアミノ基;
    オキソ基およびカルボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいモルホリニル基;
    シアノ基、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、アルコキシアルカノイル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルスルファモイル基、アルキルスルホニル基、テトラゾリル基、および、オキソで置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ基もしくはカルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基、フェニル基で置換されていてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、オキソ基、およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、オキソ基およびモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいピロリニル基;
    アルカノイル基で置換されていてもよいヘキサヒドロジアゼピニル基;
    オキソ基で置換されていてもよいイミダゾリジニル基;
    カルボキシル基、ヒドロキシ基、アルカノイル基、アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピリジル基、ここにおいて該ピリジル基はさらに所望により酸化されていてもよく;
    アルキル基およびヒドロキシアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいジヒドロオキサジアゾリル基;
    ジヒドロイミダゾリル基;
    ジヒドロオキサゾリル基;
    オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル基;
    ベンジル基で置換されていてもよいテトラヒドロピリジル基;
    ピリミジニル基;
    アルキル基またはカルボキシル基で置換されていてもよいピペリジニルオキシ基;
    アルキル基カルボキシル基、アルコキシカルボニル基およびアルカノイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;
    テトラヒドロピラニルオキシ基;
    テトラヒドロフラニルオキシ基;
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基;
    モルホリニルカルボニル基;
    アルカノイル基およびアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニルカルボニル基;および
    カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピロリジニルカルボニル基;
    カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基で置換されていてもよいピペリジニルカルボニル基〕;
    およびRがそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であるか、
    あるいは、RおよびRが末端でともに結合してアルキレンジオキシ基を形成し;
    が水素原子であり;
    10がフェニル基またはピリジル基であり、ここにおいて該フェニル基またはピリジル基は、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基およびアルキルチオ基から独立して選ばれる1〜4個の置換基で置換されていてよい;である、請求項1記載の医薬組成物。
  10. 環Aが、ピリミジニル基、ピリジル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、ジヒドロピリミジニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、ジヒドロオキサジニル基、ピラゾリル基またはジヒドロピラジニル基である、請求項9記載の医薬組成物。
  11. 環Aが、ピリミジニル基、テトラゾリル基、またはピリジル基であり;
    11が、
    カルボキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、アミノ基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基およびモルホリニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基またはシアノ基で置換されていてもよいアルケニル基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルコキシ基、カルボキシアルコキシ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、モルホリニル基、オキソピロリジニル基、酸化されていてもよいピリジル基およびモルホリニルカルボニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    カルバモイル基;
    ヒドロキシ基またはモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基で置換されていてもよいアルキルチオ基;
    ヒドロキシ基、カルボキシル基またはアルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基またはアルコキシ基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    アルコキシ基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルウレイド基;
    モルホリニル基;
    アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基、アルカノイル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基およびオキソ基から選ばれる基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    カルボキシル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    ヒドロキシアルキル基で置換されるか、または酸化された、ピリジル基;
    アルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    オキソジヒドロオキサジアゾリル基;
    ピリミジニル基;
    アルカノイル基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;または
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
    が水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、シアノ基またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり;
    10がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されているフェニル基;
    である、請求項10記載の医薬組成物。
  12. がヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基(該アルコキシ基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、アルケニル基、ハロゲン原子、シクロアルキル基(該シクロアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、フェニル基(該フェニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、ピペリジニル基(該ピぺリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)およびピロリジニル基(該ピロリジニル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基から独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい)から独立して選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基;または、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基及びヒドロキシアルキル基から独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていてもよいジヒドロオキサゾリル基であり;
    11が、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、およびヒドロキシ基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルキル基;
    カルボキシアルケニル基;
    シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、ヒドロキシ基で置換されたモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルコキシル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフィニル基、モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基、およびオキソピロリジニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;
    カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;
    ヒドロキシ基またはカルボキシル基で置換されていてもよいアルカノイルアミノ基;
    モルホリニル基;
    アルキル基、アルカノイル基、およびモノ−もしくはジ−アルキルカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよいピペラジニル基;
    カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、カルボキシアルキル基またはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいピペリジニル基;
    モノ−もしくはジ−アルキルアミノ基で置換されていてもよいピロリジニル基;
    ヒドロキシアルキル基で置換された、または酸化されたピリジル基;
    ヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいテトラゾリル基;
    ピリミジニル基;
    アルキル基またはアルカノイル基で置換されていてもよいピロリジニルオキシ基;または
    酸化されていてもよいチアニルオキシ基であり;
    10がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基およびシアノ基から選ばれる1〜3の置換基で置換されたフェニル基;
    である、請求項11記載の医薬組成物。
  13. が、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基およびシクロアルキル基から独立して選ばれる1〜5の置換基で置換されていてもよいアルコキシカルボニル基であり;R11が、カルボキシル基で置換されていてもよいアルキル基;カルボキシアルケニル基;シアノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、およびアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよいアルコキシ基;カルボキシル基で置換されていてもよいモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基;ヒドロキシアルカノイルアミノ基;モルホリニル基;アルキル基またはアルカノイル基で置換されていてもよいピペラジニル基;またはカルボキシル基またはヒドロキシ基で置換されていてもよいピペリジニル基であり;
    がハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルコキシ基、またはモノ−もしくはジ−アルキルアミノ基であり、
    が水素原子である、請求項12記載の医薬組成物。
  14. がエトキシカルボニル基、ヒドロキシエトキシカルボニル基、2−フルオロエトキシカルボニル基、または2、2、2−トリフルオロエトキシカルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、およびトリフルオロメチル基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基であり、Rがメトキシ基またはトリフルオロメチル基である、請求項13記載の医薬組成物。
  15. がカルボキシ(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基またはアルコキシカルボニル(炭素数2〜10個のアルコキシ)カルボニル基であり、Rがエチル基であり、R10がシアノ基、およびトリフルオロメチル基から選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニル基、Rがメトキシ基またはトリフルオロメチル基である、請求項13記載の医薬組成物。
  16. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−ヒドロキシメチルピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(ヒドロキシアセチルアミノ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メチルスルホニルエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシビニル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−[[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−{メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシブトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル] −(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−{[メチル−(2−カルボキシエチル)]アミノ}ピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−6−ジメチルアミノ−2−エチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]}アミノ−2−エチル−6−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−カルボキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸エチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−カルボキシエチル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−フルオロエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(4−カルボキシピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 1−メチルエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−1−((R)−4−ヒドロキシメチル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;または
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル、
    またはこれらの薬理的に許容しうる塩を含有する医薬組成物。
  17. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 3−カルボキシプロピルエステル;
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    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 5−カルボキシペンチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 4−カルボキシブチルエステル;または
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、またはこれらの薬理的に許容しうる塩を含有する医薬組成物。
  18. 有効成分として、(2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(3−ヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−[5−(2,3−diヒドロキシプロポキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−[5−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−2−イル]}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[5−(3−シアノプロポキシ)ピリミジン−2−イル]−(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−[(3−シアノ−5−トリフルオロメチルベンジル)−(5−ジメチルアミノピリミジン−2−イル)]アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシエチルエステル;
    (2R,4S)−4−([3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−{5−[(エチル−メチル)アミノ]ピリミジン−2−イル})アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル; または
    (2R,4S)−4−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−(5−ジエチルアミノピリミジン−2−イル)}アミノ−2−エチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−[1,5]ナフチリジン−1−カルボン酸 2−カルボキシ−2−メチルプロピルエステル、またはこれらの薬理的に許容しうる塩を含有する医薬組成物。
  19. 有効成分として、製造例1〜414から選ばれる化合物またはその薬理的に許容される誘導体を含有する、請求項1記載の医薬組成物。
  20. コレステリルエステル輸送タンパクの阻害が有益な病態の治療または予防剤である請求項1〜19のいずれかに記載の医薬組成物。
  21. 病態が、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化、メタボリックシンドローム、末梢血管疾患、脂質代謝異常、高ベータリポタンパク血症、低アルファリポタンパク血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、家族性高コレステロール血症、心臓血管障害、アンギナ、虚血、心臓性虚血、発作、心筋梗塞、再潅流障害、血管形成再狭窄、高血圧、脳梗塞、脳卒中、糖尿病、糖尿病の血管合併症、血栓性疾患、肥満症、脳血管疾患、冠状動脈疾患、心室機能不全、心不整脈、肺血管疾患、腎血管疾患、腎臓病、内臓血管疾患、血管内凝血症、炎症性疾患、自己免疫異常および他の全身性疾患適応症、免疫機能変調、肺疾患、抗酸化剤症、性的機能障害、認知障害、住血吸虫症、癌、黄色腫の退縮、アルツハイマー病またはエンドトキシン血症から選ばれる病態である、請求項1〜20のいずれかに記載の医薬組成物。
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